JPH10103333A - ボルトのプレート固定構造 - Google Patents
ボルトのプレート固定構造Info
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- JPH10103333A JPH10103333A JP25687796A JP25687796A JPH10103333A JP H10103333 A JPH10103333 A JP H10103333A JP 25687796 A JP25687796 A JP 25687796A JP 25687796 A JP25687796 A JP 25687796A JP H10103333 A JPH10103333 A JP H10103333A
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- plate
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- hole
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Abstract
単、かつ確実に行う。 【解決手段】 ボルト頭部11の周面に複数の突起13
をプレート2の穴23の内周に対し外側に突出させて形
成し、ボルト頭部11をプレート2の穴23へ圧入する
ことにより複数の突起13をプレート2の穴23内周縁
に食い付かせて圧着する。ここで、複数の突起13を、
それぞれ三角柱状にボルト1の軸方向に向けて形成し、
ボルト頭部11の周面全周に亘って備える。また、各突
起13の長さをプレート2の厚みとほぼ同じかまたは僅
かに長く設定してある。
Description
ト回り止め用のプレートを固定するボルトのプレート固
定構造に関する。
造が示されている。図4において、41はボルトであ
り、頭部42と、ねじ部を有する軸部43とを備え、頭
部42と軸部43との間にフランジ44が設けられてい
る。45はボルト回り止め用の金属製のプレートであ
り、ボルト41のフランジ44よりも大きい平板状の本
体部46と、その周縁の一部に垂設された係止部47と
を備え、本体部46の中心に穴48が穿たれている。ボ
ルト41の頭部42にプレート45を、頭部42の周面
に対するプレート45の穴48の圧着により固定されて
いる。
41にプレート45を固定するのに、ボルト41の頭部
42の外径をプレート45の穴48の内径に対して大き
く設定し、プレスにより頭部42をプレート45の穴4
8に圧入することができれば、製作上簡単であり、望ま
しい。しかしながら、ボルト41の頭部42の外径を大
きくして形成していると、ボルト41の圧入に際し、圧
力荷重が高くなりすぎて頭部42が穴48へ巧く入って
いかなかったり、頭部42の周面の変形により発生した
肉の逃げ先がないためにプレート45が割れたりすると
いった問題点があった。
めに、本発明は、ボルト頭部をプレートの穴に圧入し易
く、ボルト頭部とプレートの穴とを確実に圧着できる構
造を備えている。この構造によりボルトとプレートとの
固定を簡単、かつ確実に行うことができる。
レートの穴の内周に対して外側に突出する複数の突起を
備え、ボルト頭部のプレートの穴への圧入によりボルト
の各突起をプレートの穴内周縁に食い付かせて圧着する
ようにしたものである。
して、圧力荷重が高くなり過ぎないように、さらにボル
ト頭部の周面の変形により発生した肉を効率良く逃がす
ために、複数の突起を、それぞれ三角柱状にボルトの軸
方向に向けて形成し、ボルトの頭部の周面全周に亘って
設けている。
する肉を確実に逃がすために、複数の突起の長さにプレ
ートの厚みとほぼ同じかまたは僅かに長い寸法を設定し
ている。
ボルト頭部をプレートの穴に容易に圧入することがで
き、ボルト頭部の周面とプレートの穴とを確実に固定す
ることができる。
レート固定構造を示している。図1において、1は六角
ボルトであり、頭部11と、ねじ部12aを有する軸部
12とを備えている。頭部11の周面には、複数の突起
13が設けられている。これらの突起13は頭部11と
同時に成形したものであり、図2に示すように、それぞ
れ頂角に60°を設定した三角柱状に、ボルト1の軸方
向に向けて形成され、頭部11の周面全周に亘って設け
られている。なお、14は頭部11と軸部12との間に
円形に形成されたフランジである。
属製のプレートであり、ボルト1のフランジ14よりも
大きい円形の本体部21と、その周縁部の一部に垂設さ
れた係止部22とを備え、図3に示すように、本体部2
1の中心に六角形の穴23が穿たれている。
外径寸法11aが16.8mmであり、これにさらに各
突起13の突出寸法13aに0.3mmを取って、全体
として17.4mmになっている。一方、図3に示すよ
うに、プレート2の穴23の内径寸法23aに16.9
mmを設定し、ボルト1の頭部11の外径寸法11aが
プレート2の穴23に対して僅かに小さく、頭部11周
面の複数の突起13がプレート1の穴23の内周に対し
て外側に突出するようになっている。また、図2に示す
ように、各突起3の軸方向への長さはプレート2の厚み
3.0mmに対して同じかあるいは僅かに長く設定して
ある。なお、各突起13の上端は頭部11の周面に対し
て30°の傾斜角で面取りされている。
を、ボルト1の頭部11上にプレート2の穴23を合わ
せ、プレート2をプレス機により押圧することにより行
っている。このプレスにより、プレート2がボルト1の
頭部11に対しフランジ13まで押し込まれ、ボルト1
の頭部11はプレート2の穴23に圧入されて、周面の
ギザギサ状の各突起13が変形されながら、プレート2
の穴23内周縁に食い付き圧着する。
において、プレート2の抜けや空回りを防止される。な
お、六角の頭部11に対し六角の穴23を嵌め合わせて
いることにより、これだけでも頭部11の周囲でプレー
ト2の空回りが十分に防止されている。
施され、次のような効果を奏する。
の穴の内周に対し外側に突出させて形成し、ボルト頭部
をプレートの穴へ圧入することにより複数の突起をプレ
ートの穴内周縁に食い付かせて圧着するようにしている
ので、ボルト頭部にプレートを確実に固定することがで
きる。
ボルトの軸方向に向けて形成し、ボルト頭部の周面全周
に亘って備えているので、ボルト頭部のプレートの穴へ
の圧入に際し、圧力荷重が高くなることなしに、ボルト
頭部の圧入を容易に行え、また、ボルト頭部周面の変形
により発生した肉を各突起間に効率よく逃がすことがで
きる。
みとほぼ同じかまたは僅かに長く設定しているので、ボ
ルト頭部の周面の変形による肉の発生を少なく調整し、
この肉が過剰に発生してプレートの各突起間からプレー
トの下側などに逃げ込むのを確実に防止することができ
る。
によれば、ボルトの頭部をプレートの穴に容易に圧入す
ることができ、ボルト頭部とプレートとを確実に固定す
ることができる。
ート固定構造を示す平面図 (B)同ボルトのプレート固定構造を示す正面図 (C)同ボルトのプレート固定構造を示す側面図
用するボルトの平面図 (B)同ボルトのプレート固定構造において使用するボ
ルトの一部省略正面図
ボルト回り止め用のプレートの平面図
Claims (3)
- 【請求項1】 ボルト頭部と、当該ボルト頭部を嵌入さ
せる穴を有するボルト回り止め用のプレートとを、ボル
ト頭部をプレートの穴に圧入することにより固定したボ
ルトのプレート固定構造において、 ボルト頭部の周面にプレートの穴の内周に対して外側に
突出する複数の突起を備え、 ボルト頭部のプレートの穴への圧入によりボルト頭部の
各突起をプレートの穴の内周縁に食い付かせて圧着して
いることを特徴とするボルトのプレート固定構造。 - 【請求項2】 複数の突起は、それぞれほぼ三角柱状に
ボルトの軸方向に向けて形成され、ボルト頭部の周面全
周に亘って備えている請求項1記載のボルトのプレート
固定構造。 - 【請求項3】 複数の突起の長さ方向はプレートの厚み
とほぼ同じかまたは僅かに長い寸法に設定されている請
求項2記載のボルトのプレート固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08256877A JP3108635B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | ボルトのプレート固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08256877A JP3108635B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | ボルトのプレート固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10103333A true JPH10103333A (ja) | 1998-04-21 |
JP3108635B2 JP3108635B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=17298661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08256877A Expired - Lifetime JP3108635B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | ボルトのプレート固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3108635B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5236652B2 (ja) | 2006-09-29 | 2013-07-17 | サイバーオプティクス セミコンダクタ インコーポレイテッド | 基板と一体化された粒子センサ |
CN102312898B (zh) * | 2011-06-14 | 2013-04-24 | 三一重机有限公司 | 一种挖掘机配重螺栓的防松与防护结构 |
JP6088110B1 (ja) * | 2016-11-25 | 2017-03-01 | 広樹 斉藤 | ストレッチ用具及びストレッチ方法 |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP08256877A patent/JP3108635B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3108635B2 (ja) | 2000-11-13 |
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