JP3023916B2 - ディスク装置 - Google Patents
ディスク装置Info
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- JP3023916B2 JP3023916B2 JP1322204A JP32220489A JP3023916B2 JP 3023916 B2 JP3023916 B2 JP 3023916B2 JP 1322204 A JP1322204 A JP 1322204A JP 32220489 A JP32220489 A JP 32220489A JP 3023916 B2 JP3023916 B2 JP 3023916B2
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- Japan
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- disk
- ring
- cylindrical portion
- clamper
- inner diameter
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- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 ディスク装置において、ディスクをスピンドルハブに
固定する構造に関し、 情報の記録媒体であるディスクをスピンドルハブに固
定する際に、中心軸が回転するか否かに関係なく、しか
もディスク側に歪みなどの悪影響が及ばないような固定
構造を実現することを目的とし、 ディスクと、前記ディスクを搭載するスピンドルハブ
と、前記ディスク側に当接するクランパリングと、前記
クランパリングを押さえる押さえリングとを備えたディ
スク装置であって、前記スピンドルハブは、前記ディス
クの内径面が当接する第一の円筒部と、該第一の円筒部
と一体に形成され、該第一の円筒部よりも外径が小さ
く、該第一の円筒部の軸方向に突出する第二の円筒部と
を有し、前記クランパリングは、バネ性を有してなると
ともに、前記第一の円筒部の外径よりも小さい内径部
と、前記ディスクに当接する当接部とを有し、かつ該当
接部が前記ディスクに当接した状態において、前記内径
部が前記第一の円筒部の頂端との間に空隙を形成するよ
うに前記第二の円筒部に挿入されてなり、前記第二の円
筒部は、前記押さえリングと係合する、その円周方向に
沿って設けられた凹凸を備えた被係合部を有してなり、
前記押さえリングは、その円周方向に沿って設けられた
係合部が前記被係合部の凹凸と噛み合わされて、前記ク
ランパリングのバネ圧に抗して、前記クランパリングの
内径部を押下してなることを特徴とする装置とする。
固定する構造に関し、 情報の記録媒体であるディスクをスピンドルハブに固
定する際に、中心軸が回転するか否かに関係なく、しか
もディスク側に歪みなどの悪影響が及ばないような固定
構造を実現することを目的とし、 ディスクと、前記ディスクを搭載するスピンドルハブ
と、前記ディスク側に当接するクランパリングと、前記
クランパリングを押さえる押さえリングとを備えたディ
スク装置であって、前記スピンドルハブは、前記ディス
クの内径面が当接する第一の円筒部と、該第一の円筒部
と一体に形成され、該第一の円筒部よりも外径が小さ
く、該第一の円筒部の軸方向に突出する第二の円筒部と
を有し、前記クランパリングは、バネ性を有してなると
ともに、前記第一の円筒部の外径よりも小さい内径部
と、前記ディスクに当接する当接部とを有し、かつ該当
接部が前記ディスクに当接した状態において、前記内径
部が前記第一の円筒部の頂端との間に空隙を形成するよ
うに前記第二の円筒部に挿入されてなり、前記第二の円
筒部は、前記押さえリングと係合する、その円周方向に
沿って設けられた凹凸を備えた被係合部を有してなり、
前記押さえリングは、その円周方向に沿って設けられた
係合部が前記被係合部の凹凸と噛み合わされて、前記ク
ランパリングのバネ圧に抗して、前記クランパリングの
内径部を押下してなることを特徴とする装置とする。
本発明は、ディスク装置において、ディスク(磁気記
録媒体)をスピンドルハブに固定する構造に関する。
録媒体)をスピンドルハブに固定する構造に関する。
第5図は従来のディスク装置におけるディスクの固定
構造を示す平面図と縦断面図である。装置のフレーム1
に固定されているモータMの中心軸2に、スピンドルハ
ブ3が固定されている。このスピンドルハブ3のフラン
ジ4の上に、ディスク(磁気記録媒体)5と間隔リング
6を交互に重ね、スピンドルハブ3の上面に円盤状のク
ランパ7がネジ止めされている。
構造を示す平面図と縦断面図である。装置のフレーム1
に固定されているモータMの中心軸2に、スピンドルハ
ブ3が固定されている。このスピンドルハブ3のフラン
ジ4の上に、ディスク(磁気記録媒体)5と間隔リング
6を交互に重ね、スピンドルハブ3の上面に円盤状のク
ランパ7がネジ止めされている。
クランパ7の外周縁8は、スピンドルハブ3に当接し
ないで、ディスク5のみに当接するように、ディスク5
側に突出している。クランパ7は、通常3本以上の止め
ネジ9で、スピンドルハブ3に固定される。
ないで、ディスク5のみに当接するように、ディスク5
側に突出している。クランパ7は、通常3本以上の止め
ネジ9で、スピンドルハブ3に固定される。
このような構造では、各止めネジ9…を均一に締めつ
けることが困難なため、クランパ7の全周を均等な力で
ディスク5に圧接させることが困難であり、その結果デ
ィスク5が変形したり、歪みが生じるなどの問題があ
る。
けることが困難なため、クランパ7の全周を均等な力で
ディスク5に圧接させることが困難であり、その結果デ
ィスク5が変形したり、歪みが生じるなどの問題があ
る。
これに対し、第6図に示すように、クランパ7の中心
に設けた1本の止めネジ10で固定することもできる。こ
の場合は、クランパ7や止めネジ10が高精度に仕上げら
れている限り、止めネジ10による締めつけ力は比較的均
等となり、締めつけ力がアンバランスなために、ディス
ク5に変形や歪みを起こさせるような問題はかなり避け
られる。
に設けた1本の止めネジ10で固定することもできる。こ
の場合は、クランパ7や止めネジ10が高精度に仕上げら
れている限り、止めネジ10による締めつけ力は比較的均
等となり、締めつけ力がアンバランスなために、ディス
ク5に変形や歪みを起こさせるような問題はかなり避け
られる。
しかしながら、この固定構造は、スピンドルハブ3の
中心の軸2がスピンドルハブ3と共に回転する構造にの
み適用できるのであって、中心軸2が固定の構造では適
用不可能である。すなわち、中心軸2は、モータのフラ
ンジに圧入固定されており、スピンドルハブ3のみが、
モータのロータに固定されていて、中心軸2の外側で、
スピンドルハブ3とディスク5が回転する構造である。
この構造では、クランパ7は中心軸2には固定できない
ため、第5図のように、複数本の止めネジ9でスピンド
ルハブ3に固定せざるを得ない。
中心の軸2がスピンドルハブ3と共に回転する構造にの
み適用できるのであって、中心軸2が固定の構造では適
用不可能である。すなわち、中心軸2は、モータのフラ
ンジに圧入固定されており、スピンドルハブ3のみが、
モータのロータに固定されていて、中心軸2の外側で、
スピンドルハブ3とディスク5が回転する構造である。
この構造では、クランパ7は中心軸2には固定できない
ため、第5図のように、複数本の止めネジ9でスピンド
ルハブ3に固定せざるを得ない。
また、第5図、第6図いずれの固定構造も、クランパ
7が直接、最上部のディスク5を押さえ込むため、クラ
ンパ7による歪みなどの影響がディスク5に直接伝わる
という問題もある。
7が直接、最上部のディスク5を押さえ込むため、クラ
ンパ7による歪みなどの影響がディスク5に直接伝わる
という問題もある。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、情
報の記録媒体であるディスクをスピンドルハブに固定す
る際に、中心軸が回転するか否かに関係なく、しかもデ
ィスク側に歪みなどの悪影響が及ばないような固定構造
を実現することにある。
報の記録媒体であるディスクをスピンドルハブに固定す
る際に、中心軸が回転するか否かに関係なく、しかもデ
ィスク側に歪みなどの悪影響が及ばないような固定構造
を実現することにある。
第1図は本発明によるディスク装置の基本原理を説明
する半断面図である。5はディスク、3はディスク5を
搭載するスピンドルハブ、Rdはディスク側に当接するク
ランパリングすなわちディスク側リング、Rpはディスク
側リングRdを押さえる押さえリングである。スピンドル
ハブ3は、ディスク5の内径面が当接する第一の円筒部
3aと、第一の円筒部3aと一体に形成され、第一の円筒部
3aよりも外径が小さく、第一の円筒部3aの軸方向に突出
する第二の円筒部すなわち取りつけ軸部11とを有し、ク
ランパリングすなわちディスク側リングRdは、バネ性を
有してなるとともに、第一の円筒部3aの外径よりも小さ
い内径部と、ディスク5に当接する当接部すなわちディ
スク5側に突出する突出部12とを有し、かつこの突出部
12がディスク5に当接した状態において、ディスク側リ
ングRdの内径部が第一の円筒部3aの頂端との間に空隙を
形成するように第二の円筒部すなわち取りつけ軸部11に
挿入されてなり、この取りつけ軸部11は、押さえリング
Rpと係合する、その円周方向に沿って設けられた凹凸を
備えた被係合部を有してなり、押さえリングRpは、その
円周方向に沿って設けられた係合部が取りつけ軸部11側
の被係合部の凹凸と噛み合わされて、クランパリングす
なわちディスク側リングRdのバネ圧に抗して、このディ
スク側リングRdの内径部を押下してなるように構成され
ている。
する半断面図である。5はディスク、3はディスク5を
搭載するスピンドルハブ、Rdはディスク側に当接するク
ランパリングすなわちディスク側リング、Rpはディスク
側リングRdを押さえる押さえリングである。スピンドル
ハブ3は、ディスク5の内径面が当接する第一の円筒部
3aと、第一の円筒部3aと一体に形成され、第一の円筒部
3aよりも外径が小さく、第一の円筒部3aの軸方向に突出
する第二の円筒部すなわち取りつけ軸部11とを有し、ク
ランパリングすなわちディスク側リングRdは、バネ性を
有してなるとともに、第一の円筒部3aの外径よりも小さ
い内径部と、ディスク5に当接する当接部すなわちディ
スク5側に突出する突出部12とを有し、かつこの突出部
12がディスク5に当接した状態において、ディスク側リ
ングRdの内径部が第一の円筒部3aの頂端との間に空隙を
形成するように第二の円筒部すなわち取りつけ軸部11に
挿入されてなり、この取りつけ軸部11は、押さえリング
Rpと係合する、その円周方向に沿って設けられた凹凸を
備えた被係合部を有してなり、押さえリングRpは、その
円周方向に沿って設けられた係合部が取りつけ軸部11側
の被係合部の凹凸と噛み合わされて、クランパリングす
なわちディスク側リングRdのバネ圧に抗して、このディ
スク側リングRdの内径部を押下してなるように構成され
ている。
本発明の場合、歪みや変形を与えることなくディスク
5をクランプすべく、ディスク側リングRdがバネ性を有
するとともに、このディスク側リングRdの内径部がスピ
ンドルハブ3の第一の円筒部3aの外径よりも小さく、か
つ第一の円筒部3aの頂端との間に空隙を有し、第一の円
筒部3aの頂端上に架かるディスク側リング内径部の領域
が押さえリングRpにより押下されて弾性変形し、ディス
ク側リングRdの当接部である突出部12によって最上段の
ディスク5をバネ圧により押下する。そのため、ディス
ク側リングRdと最上段のディスク5との接点の押圧力が
ばらついても、ディスク側リングRdの弾性変形により吸
収することができて、最上段のディスク5に無理な力が
加わることを防止することができる。
5をクランプすべく、ディスク側リングRdがバネ性を有
するとともに、このディスク側リングRdの内径部がスピ
ンドルハブ3の第一の円筒部3aの外径よりも小さく、か
つ第一の円筒部3aの頂端との間に空隙を有し、第一の円
筒部3aの頂端上に架かるディスク側リング内径部の領域
が押さえリングRpにより押下されて弾性変形し、ディス
ク側リングRdの当接部である突出部12によって最上段の
ディスク5をバネ圧により押下する。そのため、ディス
ク側リングRdと最上段のディスク5との接点の押圧力が
ばらついても、ディスク側リングRdの弾性変形により吸
収することができて、最上段のディスク5に無理な力が
加わることを防止することができる。
また、押さえリングRpは、スピンドルハブ3に沿った
凹凸と噛み合って係合する構造であるため、スピンドル
ハブ3への取り付け及びディスク5の締めつけを簡単に
行なうことができる。
凹凸と噛み合って係合する構造であるため、スピンドル
ハブ3への取り付け及びディスク5の締めつけを簡単に
行なうことができる。
さらに、ディスク5の内径面がスピンドルハブ3に当
接する構造であるため、ディスク5の位置決めは簡単
で、作業性を向上させることができとともに、衝撃を受
けても位置ずれしにくくなって、衝撃に対する強度をを
高めることができる。
接する構造であるため、ディスク5の位置決めは簡単
で、作業性を向上させることができとともに、衝撃を受
けても位置ずれしにくくなって、衝撃に対する強度をを
高めることができる。
さらにまた、スピンドルハブ3の、ディスク5を搭載
する部分と押さえリングRpを搭載する部分とが一体成形
されているため、中心軸が回転する構造でも、回転しな
い構造でも適用でき、高い汎用性が得られる。
する部分と押さえリングRpを搭載する部分とが一体成形
されているため、中心軸が回転する構造でも、回転しな
い構造でも適用でき、高い汎用性が得られる。
次に本発明によるディスク装置が実際上どのように具
体化されるかを実施例で説明する。第2図はディスク装
置の一実施例を示す分解斜視図、第3図は同実施例の組
み立て状態の断面図である。Mはスピンドルモータであ
り、そのスピンドルハブ3の頂端中心に、取り付け軸部
11が一体に突出形成されている。この実施例では、取り
付け軸部11の外周面に、環状の溝13が形成され、その中
に押さえリングRpの突起15が挿入される。また同外周面
には、軸方向に複数の溝14が形成されている。
体化されるかを実施例で説明する。第2図はディスク装
置の一実施例を示す分解斜視図、第3図は同実施例の組
み立て状態の断面図である。Mはスピンドルモータであ
り、そのスピンドルハブ3の頂端中心に、取り付け軸部
11が一体に突出形成されている。この実施例では、取り
付け軸部11の外周面に、環状の溝13が形成され、その中
に押さえリングRpの突起15が挿入される。また同外周面
には、軸方向に複数の溝14が形成されている。
この実施例では、ディスク側リングRdがバネ性を有し
ており、外周部12が、円弧状にディスク5側に突出し、
該突出部12のみが、ディスク5に当接する当接部として
機能するようになっている。
ており、外周部12が、円弧状にディスク5側に突出し、
該突出部12のみが、ディスク5に当接する当接部として
機能するようになっている。
押さえリングRpは、剛体から成り、内周部に、前記の
軸方向溝14および周方向溝13に挿入される突起15を有し
ている。なお穴16は、押さえリングRpの回転操作用であ
る。
軸方向溝14および周方向溝13に挿入される突起15を有し
ている。なお穴16は、押さえリングRpの回転操作用であ
る。
この装置において、ディスク5を組み立てるには、ス
ピンドルハブ3のフランジ4の上に、ディスク5を載せ
た状態で、ディスク5の上から、ディスク側リングRdを
挿入し、取り付け軸部11の外側に配設する。次に、この
ディスク側リングRdの上から、押さえリングRpを挿入す
る。このとき、押さえリングRpの突起15を、取り付け軸
部11の外周の軸方向溝14に挿入し、ディスク側リングRd
のバネ力に抗して環状溝13まで押し下げた状態で、操作
穴16に操作具を挿入し引っ掛けて、円周方向に回すこと
で、突起15を環状溝13の中で回転させ、軸方向溝14から
ずらす。この状態では、ディスク側リングRdが、ディス
ク5と押さえリングRpとの間にバネ力で挟まれ、その反
力で押さえリングRpは、環状溝13の上側壁に押しつけら
れ、脱落が防止される。また、ディスク5は、ディスク
側リングRdのバネ力でフランジ4側に押圧され、固定さ
れる。
ピンドルハブ3のフランジ4の上に、ディスク5を載せ
た状態で、ディスク5の上から、ディスク側リングRdを
挿入し、取り付け軸部11の外側に配設する。次に、この
ディスク側リングRdの上から、押さえリングRpを挿入す
る。このとき、押さえリングRpの突起15を、取り付け軸
部11の外周の軸方向溝14に挿入し、ディスク側リングRd
のバネ力に抗して環状溝13まで押し下げた状態で、操作
穴16に操作具を挿入し引っ掛けて、円周方向に回すこと
で、突起15を環状溝13の中で回転させ、軸方向溝14から
ずらす。この状態では、ディスク側リングRdが、ディス
ク5と押さえリングRpとの間にバネ力で挟まれ、その反
力で押さえリングRpは、環状溝13の上側壁に押しつけら
れ、脱落が防止される。また、ディスク5は、ディスク
側リングRdのバネ力でフランジ4側に押圧され、固定さ
れる。
この実施例は、ディスク5が1枚の場合を示している
が、第5図のように複数枚のディスク5…を実装する場
合も、全く同じ構造で実現できる。
が、第5図のように複数枚のディスク5…を実装する場
合も、全く同じ構造で実現できる。
第4図は、第2図、第3図のディスク側リングRdを、
ディスク5側から見た斜視図である。ディスク5側に円
弧状に突出形成された外周部12と、中央の取り付け穴17
との間には、放射方向に複数のスリット18…を開けるこ
とで、バネ力を調整している。
ディスク5側から見た斜視図である。ディスク5側に円
弧状に突出形成された外周部12と、中央の取り付け穴17
との間には、放射方向に複数のスリット18…を開けるこ
とで、バネ力を調整している。
なお、ディスク側リングRdおよび押さえリングRpの両
方とも、バネ性を有していても差支えない。押さえリン
グRpとしては、市販のC型止め環やナットを使用するこ
ともできる。
方とも、バネ性を有していても差支えない。押さえリン
グRpとしては、市販のC型止め環やナットを使用するこ
ともできる。
以上のように本発明によれば、歪みや変形を与えるこ
となくディスクをクランプすべく、クランパリングがバ
ネ性を有するとともに、このクランパリングの内径部が
スピンドルハブの第一の円筒部の外径よりも小さく、か
つこの第一の円筒部の頂端との間に空隙を有し、この第
一の円筒部の頂端上に架かる該クランパリング内径部の
領域が押さえリングにより押下されて弾性変形し、該ク
ランパリングの当接部によって最上段のディスクをバネ
圧により押下する。そのため、クランパリングと最上段
のディスクとの接点の押圧力がばらついても、クランパ
リングの弾性変形により吸収することができて、最上段
のディスクに無理な力が加わることを防止することがで
きた。
となくディスクをクランプすべく、クランパリングがバ
ネ性を有するとともに、このクランパリングの内径部が
スピンドルハブの第一の円筒部の外径よりも小さく、か
つこの第一の円筒部の頂端との間に空隙を有し、この第
一の円筒部の頂端上に架かる該クランパリング内径部の
領域が押さえリングにより押下されて弾性変形し、該ク
ランパリングの当接部によって最上段のディスクをバネ
圧により押下する。そのため、クランパリングと最上段
のディスクとの接点の押圧力がばらついても、クランパ
リングの弾性変形により吸収することができて、最上段
のディスクに無理な力が加わることを防止することがで
きた。
また、押さえリングは、スピンドルハブに沿った凹凸
と噛み合って係合する構造であるため、スピンドルハブ
への取り付け及びディスクの締めつけを簡単に行なうこ
とができた。
と噛み合って係合する構造であるため、スピンドルハブ
への取り付け及びディスクの締めつけを簡単に行なうこ
とができた。
さらに、ディスクの内径面がスピンドルハブに当接す
る構造であるため、ディスクの位置決めは簡単で、作業
性を向上させることができとともに、衝撃を受けても位
置ずれしにくくなって、衝撃に対する強度をを高めるこ
とができた。
る構造であるため、ディスクの位置決めは簡単で、作業
性を向上させることができとともに、衝撃を受けても位
置ずれしにくくなって、衝撃に対する強度をを高めるこ
とができた。
さらにまた、スピンドルハブの、ディスクを搭載する
部分と押さえリングを搭載する部分とが一体成形されて
いるため、中心軸が回転する構造でも、回転しない構造
でも適用でき、高い汎用性が得られた。
部分と押さえリングを搭載する部分とが一体成形されて
いるため、中心軸が回転する構造でも、回転しない構造
でも適用でき、高い汎用性が得られた。
第1図は本発明によるディスク装置の基本原理を説明す
る半断面図、 第2図は本発明の一実施例を示す分解斜視図、 第3図は同実施例の組み立て状態を示す縦断面図、 第4図はディスク側リングの斜視図、 第5図、第6図は従来のディスク装置におけるディスク
固定構造を示す図である。 図において、Mはスピンドルモータ、2は中心軸、3は
スピンドルハブ、3aは第一の円筒部、4はフランジ、5
…はディスク、6は間隔リング、7はクランパ、9,10は
止めネジ、11は取り付け軸部(第二の円筒部)、Rdはデ
ィスク側リング(クランパリング)、Rpは押さえリン
グ、12は円弧状の外周部(当接部)、13は環状溝(被係
合部)、14は軸方向溝、15は突起(係合部)、をそれぞ
れ示す。
る半断面図、 第2図は本発明の一実施例を示す分解斜視図、 第3図は同実施例の組み立て状態を示す縦断面図、 第4図はディスク側リングの斜視図、 第5図、第6図は従来のディスク装置におけるディスク
固定構造を示す図である。 図において、Mはスピンドルモータ、2は中心軸、3は
スピンドルハブ、3aは第一の円筒部、4はフランジ、5
…はディスク、6は間隔リング、7はクランパ、9,10は
止めネジ、11は取り付け軸部(第二の円筒部)、Rdはデ
ィスク側リング(クランパリング)、Rpは押さえリン
グ、12は円弧状の外周部(当接部)、13は環状溝(被係
合部)、14は軸方向溝、15は突起(係合部)、をそれぞ
れ示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−9879(JP,A) 特開 昭61−156580(JP,A) 特開 平2−210681(JP,A) 実開 昭64−42548(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】ディスクと、 前記ディスクを搭載するスピンドルハブと、 前記ディスク側に当接するクランパリングと、 前記クランパリングを押さえる押さえリングとを備えた
ディスク装置であって、 前記スピンドルハブは、前記ディスクの内径面が当接す
る第一の円筒部と、該第一の円筒部と一体に形成され、
該第一の円筒部よりも外径が小さく、該第一の円筒部の
軸方向に突出する第二の円筒部とを有し、 前記クランパリングは、バネ性を有してなるとともに、
前記第一の円筒部の外径よりも小さい内径部と、前記デ
ィスクに当接する当接部とを有し、かつ該当接部が前記
ディスクに当接した状態において、前記内径部が前記第
一の円筒部の頂端との間に空隙を形成するように前記第
二の円筒部に挿入されてなり、 前記第二の円筒部は、前記押さえリングと係合する、そ
の円周方向に沿って設けられた凹凸を備えた被係合部を
有してなり、 前記押さえリングは、その円周方向に沿って設けられた
係合部が前記被係合部の凹凸と噛み合わされて、前記ク
ランパリングのバネ圧に抗して、前記クランパリングの
内径部を押下してなる ことを特徴とするディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1322204A JP3023916B2 (ja) | 1989-12-12 | 1989-12-12 | ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1322204A JP3023916B2 (ja) | 1989-12-12 | 1989-12-12 | ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03183057A JPH03183057A (ja) | 1991-08-09 |
JP3023916B2 true JP3023916B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=18141119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1322204A Expired - Fee Related JP3023916B2 (ja) | 1989-12-12 | 1989-12-12 | ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3023916B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5943184A (en) * | 1994-02-02 | 1999-08-24 | Mobile Storage Technology, Inc. | Disk drive with a flat annular spring clamp and components dimensioned to maintain disk flatness |
US5517376A (en) * | 1994-02-24 | 1996-05-14 | Conner Peripherals, Inc. | Uniform load distribution duel member disk clamp |
KR100229031B1 (ko) * | 1995-01-18 | 1999-11-01 | 토마스 에프.멀베니 | 하드 디스크 드라이브용 디스크 클램핑 시스템 |
KR100555549B1 (ko) | 2004-01-28 | 2006-03-03 | 삼성전자주식회사 | 하드 디스크 드라이브의 디스크 클램핑 장치 |
KR100604861B1 (ko) | 2004-05-29 | 2006-07-31 | 삼성전자주식회사 | 디스크 스페이서와 이를 구비한 스핀들 모터 조립체 |
-
1989
- 1989-12-12 JP JP1322204A patent/JP3023916B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03183057A (ja) | 1991-08-09 |
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