JP2514628Y2 - ハードディスク装置のディスククランプ機構 - Google Patents

ハードディスク装置のディスククランプ機構

Info

Publication number
JP2514628Y2
JP2514628Y2 JP1991053545U JP5354591U JP2514628Y2 JP 2514628 Y2 JP2514628 Y2 JP 2514628Y2 JP 1991053545 U JP1991053545 U JP 1991053545U JP 5354591 U JP5354591 U JP 5354591U JP 2514628 Y2 JP2514628 Y2 JP 2514628Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamper
hard disk
rotor
disk
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991053545U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH058757U (ja
Inventor
敬夫 谷嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teac Corp filed Critical Teac Corp
Priority to JP1991053545U priority Critical patent/JP2514628Y2/ja
Publication of JPH058757U publication Critical patent/JPH058757U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2514628Y2 publication Critical patent/JP2514628Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はハードディスク装置のデ
ィスククランプ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の一例のハードディスク装置
のディスククランプ機構が適用されたディスク駆動機構
の斜視図を示す。
【0003】図5中、ハードディスク装置のディスクク
ランプ機構は、ディスク受け部11と、外周にネジが形
成されたクランパ固着部12とを有するステンレス製の
ロータ13と、内周に上記クランパ固着部12のネジと
螺合するネジが形成されたアルミニウム製のクランパ1
4とより構成されている。
【0004】上記構成のハードディスク装置のディスク
クランプ機構は、まず、アルミニウム製で表面に磁性体
を塗布した円環形状のハードディスク15を上記ディス
ク受け部11上に配設する。このとき上記クランパ固着
部12がハードディスク15の固定孔15aを貫通する
ように配設する。
【0005】次に上記の状態で、ハードディスク15の
固定孔15aから突出されたクランパ固着部12の外周
に形成されているネジに、クランパ14の内周に形成さ
れているネジを螺合させながらクランパ14を螺着す
る。このクランパ14の螺着により、クランパ14の下
面がハードディスク15の内周部表面に押圧され、ハー
ドディスク15の内周部がディスク受け部11に固定さ
れ、ハードディスク15がロータ13に固定される構成
である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかるに上記の従来の
ハードディスク装置のディスククランプ機構では、ハー
ドディスク15をロータ13のディスク受け部11上に
配設した状態でクランパ14をクランパ固着部12に螺
着させ締め込む際に、締め込み力が強すぎた場合には、
締め込みの最終段階でクランパ14のねじ込み時の回動
によりクランパ14の下面により押圧されるハードディ
スク15の表面がクランパ14の下面で摺動され削られ
磨耗する。この磨耗により金属粉が発生すると共にハー
ドディスク15に歪みが生ずるまた、逆にクランパ14
によるハードディスク15のロータ13に対する締め付
け力が弱すぎる場合は、ハードディスク15の固定が不
十分となり、ロータ13の回転に際しハードディスク1
5とロータ13との間に摺動が生じ、よってロータ14
が空転するという問題が生ずる。したがってハードディ
スク15をロータ13に固定する際のクランパ14の締
め付けトルクを厳格に管理する必要があった。
【0007】また、クランパ14、ハードディスク1
5、クランパ受け部12またはディスク受け部11等が
それぞれ剛体製であることにより、これらの構成部品の
若干の製造上の誤差によっては、例えばハードディスク
15の内周部のクランパ14に対する当接面に凹凸があ
った場合、クランパ14のハードディスク15への当接
面に偏りが生じ、よって押圧力に偏りが生ずる。したが
ってハードディスク15のロータ13に対する固定が不
十分になるという問題が生ずる。
【0008】本考案は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、ハードディスクの固定の際に厳格な締め付けト
ルクの管理等をすることなしにハードディスクを確実に
ロータに固定することができるハードディスク装置のデ
ィスククランプ機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、ディスク受け
部と、該ディスク受け部に載置されたハードディスクの
上面から高さ方向に第1の所定の距離離間して設けられ
クランパ固着部とを有するロータと、板状部材の外周
部分を下方向に折り曲げて設けられ弾性復元力によって
ハードディスクを該ロータのディスク受け部に押圧固定
するディスク押さえ部と、該板状部材の略中央部に該デ
ィスク押さえ部から高さ方向に前記第1の所定の距離よ
り長い第2の所定の距離離間して設けられ前記クランパ
固着部に当接する固着部とを有する弾性体製のクランパ
と、前記第2の所定の距離であった前記ディスク押さえ
部と前記固着部との高さ方向の距離が前記第1の所定の
距離と等しくなるうように該クランパの弾性力に抗して
該クランパを変形させ、もって該クランパのディスク押
さえ部が前記ハードディスクの上面に当接した状態で前
記クランパの固着部が前記ロータのクランパ固着部に当
接するようにし、この状態で該クランパの固着部を該ロ
ータのクランパ固着部に固着させる固着手段とよりな
る。
【0010】
【作用】本考案では、クランパをロータに固着させる際
に弾性体製のクランパが所定量変形することとなり、そ
の変形によってクランパに生ずる弾性復元力がハードデ
ィスクをロータのディスク押さえ部に対して押圧するよ
うに働く。また、たとえハードディスクの表面に多少凹
凸があっても、ハードディスクの表面の対向面全面に当
接するようにクランパが弾性変形する。
【0011】
【実施例】図1は本考案の一実施例のハードディスク装
置のディスククランプ機構が適用されたハードディスク
装置のディスク駆動機構の縦断面図を示す。
【0012】図1のディスク駆動機構1は、大略、それ
ぞれステンレス製のステータ2とロータ3とよりなる駆
動モータ及びやはりステンレス製のクランパ4とより構
成されている。
【0013】図4は、駆動モータの(A)平面図、
(B)側面図を示す。
【0014】ステータ2は、略円環形状の基礎部2a
と、この基礎部2aの内周部分に上方に突出して設けら
れた略円筒形状の突出部2bとよりなり、突出部2bの
内周面には軸受部5が取り付けられ、外周面には駆動コ
イル6が巻回されたコア7が固定されている。
【0015】ロータ3は略円環形状のディスク受け部3
aと、略円柱形状の軸部3bと、更にディスク受け部3
aと軸部3bとを連結する略円環形状の連結部3cとよ
り構成されている。また、軸部3bの外周面には軸受部
5が取り付けられ、ディスク受け部3aの内周面にはマ
グネット8が固着されている。更に軸部3bの上端面
は、中央部分にビス受け孔3dが設けられたクランパ固
着部3eとされている。なお、ビス受け孔3dの内周面
には、ビス9と螺合するネジが形成されている。また、
ディスク受け部3aと連結部3cとの境界部分には、内
周側の全周が突出してディスク嵌合部3fが設けられて
いる。
【0016】上記構成の駆動モータのロータ3は軸受部
5を介して回動自在にステータ2に保持されており、ロ
ータ3の駆動コイル6に電流が流されることによりコア
7により磁束が形成され、この磁束とステータ2のマグ
ネット8により形成される磁束との相互作用によりロー
タ3が回転される構成である。
【0017】図2はクランパの(A)平面図、(B)取
り付け時の縦断面図、(C)は取り付け前の縦断面図を
示す。
【0018】図2に示す如くクランパ4は略円形状の板
金成型品とされており、構成する板の厚みを薄くするこ
とにより弾性体となるように構成されている。その外周
部分は、一旦下方に折り曲げられた後、更にその外周部
分が上方に湾曲された構成のディスク押さえ部4aとさ
れている。また中心部分は、円形部分が下方にくぼまさ
れ、更にその中心部にビス9が貫通するビス孔4cが設
けられた構成の固着部4bとされている。
【0019】クランパ4が外部から何ら力を受けない単
独の状態では、図2(C)の如く中央部の固着部4bと
その近傍が盛り上がった構成とされている。
【0020】上記構成のディスク駆動機構のうち、ロー
タ3、クランパ4及びビス9により本考案の一実施例の
ハードディスク装置のディスククランプ機構が構成され
ている。
【0021】次に上記構成のハードディスク装置のディ
スククランプ機構の使用方法について説明する。
【0022】まず従来の一例のハードディスク装置のデ
ィスククランプ機構の説明の際に説明したものと同一構
成のハードディスク15を、固定孔15aをロータ3の
ディスク嵌合部3fに嵌着させるようにしてディスク受
け部3a上に配設する。次にクランパ4を、ディスク押
さえ部4aの下面の全周面がハードディスク15の固定
孔15aの近傍の表面に当接するようにハードディスク
15上に配設する。更にビス9をクランパ4の固着部4
bのビス孔4cを貫通させロータ3のクランパ固着部3
eのビス受け孔3dに螺着させる。
【0023】このときクランパ4は前述の如く図2
(C)のように中央部が盛り上がった構成である。この
状態からクランパ4の弾性力に抗するようにして上記盛
り上がり部分を押圧しながらビス9をクランパ固着部3
eのビス受け孔3dに締め込む。このビス9の締め込み
により、クランパ4は外周部のディスク押さえ部4aが
ハードディスク15の内周部分に押圧され、上方に弾性
変形される。
【0024】更にビス9を締め込むことにより図1の状
態、即ちクランパ4の固着部4bの下面がロータ3のク
ランパ固着部3eに当接する状態にすることにより、ハ
ードディスク15の固定が終了する。この状態は、クラ
ンパ4のディスク押さえ部4aが弾性体の特性として上
記の弾性変形を元に戻そうとするように、ハードディス
ク15との当接面を下方に押圧している状態である。
【0025】このように本実施例のハードディスク装置
のディスククランプ機構では、クランパ4を弾性体とし
たために、クランパ4がビス9によりクランパ固着部3
eに締め込まれた状態でディスク押さえ部4aがハード
ディスク15を弾性復元力により押圧し、これにより実
質的にハードディスク15がロータ3に固定される構成
である。したがってハードディスク15の固定の際に
は、ビス9をビス受け孔3dに緩まない程度に締め込む
という特に厳格な管理を要しない比較的容易な作業によ
りクランパ4の固定ができる。クランパ4の本来の用途
であるハードディスク15の固定は専らクランパ4に弾
性復元力により確保され、確実にハードディスクの固定
ができる。
【0026】また、例えばハードディスク15の表面に
凹凸があった場合でも、対向面全面に当接するようにク
ランパ4が弾性変形するため、ハードディスク15の限
られた部分のみが当接することが防止され、ハードディ
スクの固定が確実になされる。
【0027】更に本実施例の構成では、ロータ3のクラ
ンパ固着部3eを低くすることが可能であるため、駆動
モータの駆動に係わる構成の小型化を図ることにより、
ハードディスク装置のディスク駆動機構1の薄型化を図
ることができる。
【0028】
【考案の効果】上述の如く本考案によれば、クランパを
ロータに固着させる際に弾性体製のクランパが所定量変
形することとなり、その変形によってクランパに生ずる
弾性復元力がハードディスクをロータのディスク押さえ
部に対して押圧するように働くためハードディスクをロ
ータに固定する際に厳格な締め付けトルク管理等をする
必要を無くすることが出来、ハードディスクを安全かつ
確実にロータに取り付けることが可能となる。また、ク
ランパに弾性をもたせたことにより、ハードディスク表
面等の凹凸に対して対向面全面に当接するようにクラン
パが弾性変形し、ハードディスクの固定を確実にするこ
とができる。更にロータのクランパ固着部を低くするこ
とができる構成であることから、駆動モータの駆動に係
わる構成を小型化することにより、ハードディスク装置
の薄型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のハードディスク装置のディ
スククランプ機構が適用されたディスク駆動機構のロー
タの回転軸を含む平面に沿う縦断面図である。
【図2】本考案の一実施例の要部のクランパを表す図で
ある。
【図3】図1の側面図である。
【図4】本考案の一実施例に適用される駆動モータを表
す図である。
【図5】従来の一例のハードディスク装置のディスクク
ランプ機構が適用されたディスク駆動機構の斜視図であ
る。
【図6】図5のロータの回転軸を含む平面に沿う縦断面
図である。
【符号の説明】 1 ディスク駆動機構 2 ステータ 3 ロータ 3a ディスク受け部 3e クランパ固着部 3f ディスク嵌合部 4 クランパ 4a ディスク押さえ部 4b 固着部 9 ビス(固着手段) 15 ハードディスク 15a 固定孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク受け部と、該ディスク受け部に
    載置されたハードディスクの上面から高さ方向に第1の
    所定の距離離間して設けられたクランパ固着部とを有す
    るロータと、板状部材の外周部分を下方向に折り曲げて設けられ弾性
    復元力によってハードディスクを該ロータのディスク受
    け部に押圧固定するディスク押さえ部と、該板状部材の
    略中央部に該ディスク押さえ部から高さ方向に前記第1
    の所定の距離より長い第2の所定の距離離間して設けら
    れ前記クランパ固着部に当接する固着部 とを有する弾性
    体製のクランパと、前記第2の所定の距離であった前記ディスク押さえ部と
    前記固着部との高さ方向の距離が前記第1の所定の距離
    と等しくなるうように 該クランパの弾性力に抗して該ク
    ランパを変形させ、もって該クランパのディスク押さえ
    部が前記ハードディスクの上面に当接した状態で前記ク
    ランパの固着部が前記ロータのクランパ固着部に当接す
    るようにし、この状態で該クランパの固着部を該ロータ
    のクランパ固着部に固着させる固着手段とよりなるハー
    ドディスク装置のディスククランプ機構。
JP1991053545U 1991-07-10 1991-07-10 ハードディスク装置のディスククランプ機構 Expired - Lifetime JP2514628Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991053545U JP2514628Y2 (ja) 1991-07-10 1991-07-10 ハードディスク装置のディスククランプ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991053545U JP2514628Y2 (ja) 1991-07-10 1991-07-10 ハードディスク装置のディスククランプ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH058757U JPH058757U (ja) 1993-02-05
JP2514628Y2 true JP2514628Y2 (ja) 1996-10-23

Family

ID=12945774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991053545U Expired - Lifetime JP2514628Y2 (ja) 1991-07-10 1991-07-10 ハードディスク装置のディスククランプ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2514628Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000009126A (ja) * 1998-04-22 2000-01-11 Takayuki Shishido バネ鋼ワッシャー
JP2002343002A (ja) * 2001-05-18 2002-11-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディスク装置
KR100498458B1 (ko) * 2002-11-19 2005-07-01 삼성전자주식회사 하드디스크 클램핑 장치

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60136055A (ja) * 1983-12-23 1985-07-19 Mitsubishi Electric Corp 磁気デイスク円板の取付構造
JPS63103487A (ja) * 1986-10-20 1988-05-09 Tdk Corp 磁気デイスククランプ装置
JPH02214079A (ja) * 1989-02-14 1990-08-27 Fujitsu Ltd ディスクの固定構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH058757U (ja) 1993-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1560212B1 (en) Disk clamping apparatus and hard disk drive with the same
JP2514628Y2 (ja) ハードディスク装置のディスククランプ機構
JP3114734B2 (ja) スピンドルモータ及びこれに適用されるディスククランプ機構
KR100498458B1 (ko) 하드디스크 클램핑 장치
JP3558785B2 (ja) ターンテーブル付スピンドルモータ
JP2539451Y2 (ja) 回転部材の回転軸への固定構造
JP2998416B2 (ja) ディスクの回転駆動装置およびその製造方法
JPH0723976U (ja) ブラシレスモータ
JP2003338102A (ja) ハードディスク用スピンドルモータ
JP3049455B2 (ja) ディスク駆動装置
JP2568587Y2 (ja) スピンドルモータ
JP3033240B2 (ja) 円板状記録媒体の固定構造
JP2755770B2 (ja) 磁気ディスクの取付構造
JP2754827B2 (ja) ブラシレスモータの予圧装置
JP2740423B2 (ja) モータ
JPH0454608Y2 (ja)
JPH04137252A (ja) 磁気ディスク装置
JPS6237413Y2 (ja)
JPH03134854A (ja) 磁気ディスク装置における磁気ディスクのクランプ方法およびクランプ構造
JP2582219Y2 (ja) 磁気テープカセットのねじ締め装置
JPH0814944A (ja) 光学式回転検出器の回転ディスク固定方法
JP3002067U (ja) 回転体の取付構造
JPH08159807A (ja) 回転ディスクの固定方法
JPH04117661A (ja) ディスク駆動装置のチャッキング機構
JPH0677482U (ja) ブラシレスモータ