JP3022679B2 - 測定治具の校正部品 - Google Patents

測定治具の校正部品

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JP3022679B2
JP3022679B2 JP4178227A JP17822792A JP3022679B2 JP 3022679 B2 JP3022679 B2 JP 3022679B2 JP 4178227 A JP4178227 A JP 4178227A JP 17822792 A JP17822792 A JP 17822792A JP 3022679 B2 JP3022679 B2 JP 3022679B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品の特性を測定
治具で測定する際の校正作業に有用な校正部品に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】プリント基板に実装される電子部品の特
性を評価する場合には、図18に示すような測定治具1
00を用いて電子部品の各電極と測定系101を接続し
ている。
【0003】上記特性測定においては、あらかじめ適当
な校正要素(校正部品)を用いて測定を行なうことによ
り、被測定対象である電子部品以外の部分である測定系
101および測定系101までの間の信号路等の校正を
行っていた。
【0004】例えば図18に示すように、従来は短く切
断した同軸ケーブルを校正部品102として用いてい
た。この同軸ケーブルは、例えば50Ωの特性インピー
ダンスが得られるように構成されており、校正に際して
は、構成治具100のグランド面103に外部導体10
2aの外周面を接触させ、両端面に突出した中心導体1
02bを校正治具100の接点104に当接させて測定
を行っていた。
【0005】また、図19は他の従来の測定治具130
を示す斜視図である。この測定治具130は、基台13
1と、基台131上に固定される固定ブロック133,
調整ツマミ134の操作でスライド自在な導電性の可動
ブロック132で構成されている。可動ブロック13
2、固定ブロック133上には、直線状にそれぞれ誘電
体部材135が設けられており、この誘電体部材135
の上面には、中央に信号路136が形成され、裏面はア
ース面137が形成され、可動ブロック132,133
に導通していて所定の特性インピーダンスを有するマイ
クロストリップラインを構成しており、互いに対向する
一側部まで連続的に形成されている。また、他側部には
夫々接栓138が固定されており、前記同様の測定系1
01に電気的に接続されている。そして、可動ブロック
132,固定ブロック133間には、調整ツマミ134
の操作で測定ブロック140、あるいは校正用ブロック
141a,141bが配置、固定される。
【0006】この測定治具130は、図20の斜視図,
および図21の部分底面図で示される電子部品が載置さ
れ、その電気的特性が測定される。この電子部品は、F
ET等のトランジスタ素子(TR)40であり、中央部
には、セラミック等の材質により成る円筒状に形成され
た基体41が形成されている。この基体41下面には、
4方にそれぞれ導電性を有するリードが形成されてい
る。すなわち、4本のリードは、信号リードとされるゲ
ート用(G)リード42a、ドレイン用(D)リード4
2b、およびグランドリードとしてのソース(S)用リ
ード42c,42dである。
【0007】このTR40の各リード42a〜42dの
基端部は、それぞれ所定角度を有するテーパー状に形成
されている。詳述すると、ソース用リード42c,42
dは、所定幅W1を有し基端部は幅W2を有するテーパ
ー状に形成され、かつ、これらソース用リード42c,
42d間には所定の間隔aが設けられている。同様に、
ゲート用リード42a,ドレイン用リード42bも所定
幅L1で形成され基端部も幅L2を有するテーパー状で
あり、所定の間隔bが設けられる。
【0008】このTR40の電気的特性を測定するに
は、図22の平面図に示すように、測定治具130の可
動ブロック132と固定ブロック133間に測定ブロッ
ク140を設ける。測定ブロック140には、中央が所
定距離離れて2つの誘電体部材143a,143bが設
けられる。誘電体部材143a,143bの上面には、
前記信号路136に連通する直線状の信号路144a,
144bが形成され、裏面には測定ブロック140に導
通するアース面が形成されている。また、測定ブロック
140の中央部であって、誘電体部材143a,143
b間には、所定深さの溝部140aが形成されており、
この溝部140aは、TR40の基体41以上の径を有
して形成されている。そして、測定ブロック140の信
号路144a,144b上にTR40のゲート用リード
42a,ドレイン用リード42bを位置させた状態で載
置することにより、このTR40の電気的な各種特性を
測定系101で測定することができる。
【0009】次に、測定系101の校正を行う際には、
この測定治具130を以下の各態様で使用する。まず、
始めに図23の平面図に示すのは、スルー校正時の態様
である。この場合、可動ブロック132を固定ブロック
133に当接させる状態とする。これにより、両接栓1
38,138間は、2つの可動ブロック132,固定ブ
ロック133に設けられた信号路136同士が互いに直
接接触し、かつ可動ブロック132,固定ブロック13
3同士が当接していてアースが接続された状態であっ
て、このスルー時の校正を行える。
【0010】また、図24の平面図に示すのは、短絡校
正時の態様である。この場合、可動ブロック132,固
定ブロック133間には、短絡用の校正ブロック141
aが設けられる。校正ブロック141aは、導電性を有
する材質からなり、信号路136とアースとが電気的に
短絡状態とされて、この時の校正を行える。
【0011】さらに、図25の平面図に示すのは、終端
(ターミネーション)校正時の態様であり、可動ブロッ
ク132,固定ブロック133間には、終端用の校正ブ
ロック141bが設けられる。校正ブロック141b
は、導電性の材質によりなり、中央に穴143cの開い
た誘電体基板143が設けられる。誘電体基板143上
には直線状の信号路148がそれぞれ形成され、この信
号路148端部には所定値を有する膜抵抗149の一端
部が電気的に接続し、膜抵抗149の他端部は前記穴1
43cを利用し校正ブロック141bのグランド面に接
続されており、この膜抵抗149による終端校正を行う
ことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図18
に示す従来の校正部品102によれば、同軸ケーブルの
外部導体102aを校正治具100側のグランド面10
3に押し付けて接触をとっていたため、接触が不安定で
あり、測定誤差を生じる大きな要因であった。また、両
端から突出している中心導体102bは規定のインピー
ダンスに整合しておらず、従って正確な校正が行えなか
った。また、同軸ケーブルの構造では、各種校正要素の
うち電極間を直接導通させるスルーしか構成できないと
いう問題もあった。
【0013】一方、図19に示す測定治具130によれ
ば、各種態様の校正を行えるが、その都度、校正ブロッ
ク141a,141bを交換、設置する操作を行わねば
ならないとともに、調整ツマミ134で可動ブロック1
32を移動させる操作が必要であって煩わしいものであ
った。
【0014】本発明は、グランドとの接続作業をなくす
ことによってグランドとの接触の不安定さに起因する測
定誤差をなくすことができ、さらに校正要素として電極
間に種々の接続構造をとることのできる測定治具の校正
部品を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、電子部品を測定する測定系の一部を形成
する信号路が形成された測定治具に載置されることによ
り、前記測定系の電気的な校正を行う測定治具の校正部
品において、前記電子部品と同様の外形を有する誘電体
部材と、前記誘電体部材の一方の面に設けられた前記電
子部品と同一位置にそれぞれ配設された電極と、前記誘
電体部材の一方の面に形成され、前記電極同士を接続し
前記測定治具に装着した際に測定治具のグランド面との
間に所定の特性インピーダンスを形成するよう構成され
た膜状導体とを備えたことを特徴とする。
【0016】
【0017】
【作用】この校正部品を測定治具の所定位置に取り付け
ると、電子部品と同様の外形を有する誘電体部材の一方
の面に形成された電極は、測定治具の端子に接続され
る。また、誘電体部材の一方の面に形成されて前記電極
を接続している膜状導体と測定治具のグランド面との間
には一定のインピーダンスが形成される。
【0018】
【実施例】図1(a),(b)は、表面実装タイプの電
子部品1の一例を示す側面図、および平面図である。図
示の電子部品1では、矩形のセラミックパッケージ2の
表面にグランド(G)とシグナル(S)の電極3が交互
に2個づつ設けられている。電子部品としての具体的な
一例をあげれば、SAWフィルタや水晶発振子などがあ
る。また電極の数は4個とは限らず、例えば6個、8個
のものもある。
【0019】図2〜図6は、前記電子部品1を校正する
ために用いる本実施例の校正部品4(4a,4b,4
c,4d)を示している。図2に示すように、校正部品
4は電子部品1とほぼ同一の外形を有する誘電体部材5
を基体としている。
【0020】図3〜図6に示すように、各校正部品4
は、誘電体部材5の一方の面に前記電子部品1と同じ数
・位置・大きさの電極6を有している。
【0021】図3はスルーの校正部品4aであり、電子
部品1においてシグナル(S)の電極3,3に相当する
2個の電極6が幅Wの膜状導体7で接続されている。
【0022】図4はショートの校正部品4bであり、電
子部品1においてシグナル(S)とグランド(G)に相
当する2組の電極6,6がそれぞれ膜状導体8で接続さ
れている。
【0023】図5はオープンの校正部品4cであり、4
個の電極6は互いに独立しており、誘電体部材5の一方
の面には膜状導体はない。
【0024】図6は終端(ターミネーション)の校正部
品4dであり、ショートの校正部品4bにおける膜状導
体8と同様の膜状導体9に所定の抵抗10(例えば50
Ω)を設けたものである。
【0025】図7は、前記校正部品4と、該校正部品4
が設定される測定治具11の要部を示したものである。
測定治具11のグランド面12には矩形の凹部13が形
成されている。該凹部13の両側方にはグランド面12
と絶縁が保たれた溝14がそれぞれ形成され、各溝14
の内部にはシグナル電極接触用の端子ばね15がそれぞ
れ設けられている。
【0026】図3に示したスルーの校正部品4aを、電
極6及び膜状導体7を下に向けて図7に示すように測定
治具11に設定する。校正部品4aのグランドの電極6
(G)は凹部13を囲むグランド面12の一部と接触
し、シグナルの電極6(S)は前記端子ばね15と接触
する。
【0027】ここで、校正部品4aのインピーダンス
は、膜状導体7の幅Wと、測定治具11のグランド面1
2である凹部13の底と膜状導体7の間隔δ1 と、前記
間隔δ 1 を満たす空気の誘電率ε1 とによって決まる。
【0028】即ち、本実施例によれば、校正部品4側に
は測定治具11のグランド面12に接続されるべきグラ
ンド導体がなく、校正部品4aの電極6,6間を結ぶ膜
状導体7が測定治具11のグランド面12に対して所定
の間隔で対向して所定のインピーダンスが得られるよう
になっている。
【0029】このように本実施例によれば、校正部品自
体にグランドとなる導体がなく、従って測定治具のグラ
ンド面との接続がないので、グランド接触の不安定さに
起因する測定誤差を生じないため、常に正確な校正を行
なうことができる。
【0030】また、校正部品4の外形が被測定対象であ
る電子部品1と同じなので、部品の測定を自動化した場
合には電子部品1とともに校正部品4の扱いも自動化さ
れた装置で行なうことができる。
【0031】図8及び図9は、他の実施例を示してい
る。図8に示した校正部品20は、大きさの異なる二枚
の誘電体部材21,22を貼り合わせたものを基体とし
ており、小基板22が設けられる大基板21の一方の面
21aに、電極及び膜状導体等が設けられている。その
電極等の構造は第1実施例と同じで、必要に応じてスル
ー、ショート、オープン、ダミーが構成される。なお、
この校正部品20の大基板21の外形は、被測定物であ
る図示しない電子部品と同一の外形と同一になってい
る。
【0032】図9は、図8の校正部品20と、該校正部
品20が設定される測定治具23の要部を示したもので
ある。測定治具23のグランド面24上の所定位置に
は、校正部品20の各電極に接触する端子ばね25が設
けられている。
【0033】図8の校正部品20を、小基板22が下と
なるようにして図9のように測定治具23に設定する。
大基板21の下面21aに設けられた各電極には各端子
ばね25が接触する。
【0034】ここで、この校正部品20のインピーダン
スは、不図示の膜状導体の幅Wと、小基板22の厚さδ
2 (即ち下面21aに設けられた膜状導体とグランド面
24の間隔)と、小基板22の誘電率ε2 とによって決
まる。
【0035】本実施例の校正部品20においても、校正
部品自体にグランドとなる導体がなく、従って測定治具
23のグランド面24との接続がないので、グランド接
触の不安定さに起因する測定誤差を生じない。従って、
本実施例によれば第1実施例と同様の効果が得られる。
【0036】図10はピンタイプの電子部品の一例を示
している。パッケージに設けられた各電極にはリードが
はんだ付け等により固定されている。その他の構成は前
記実施例の電子部品と同様である。このようなピンタイ
プの電子部品を本願の場合に適用する時は、図11及び
図12のようにすればよい。即ち、測定治具のグランド
ブロック30に電子部品のリードを挿入する孔31を設
け、孔31を挿通したリードを信号用板ばね32に接触
させる。
【0037】次に、図13〜図17には、前述した図2
0,図21に示したTR40に対応する校正部品50の
各態様を説明する図である。校正部品50は、TR40
同様の外径を有する樹脂により形成される基体51およ
び、同様の形状で4本設けられる導電性の各リード52
a〜52dにより大略構成されている。すなわち、ソー
ス用リード52c,52dは、前記TR40と同一の所
定幅W1を有し基端部は幅W2を有するテーパー状に形
成され、かつ、これらソース用リード52c,52d間
には所定の間隔aが設けられている。また、ゲート用リ
ード52a,ドレイン用リード52bも所定幅L1で形
成され基端部も幅L2を有するテーパー状であり、所定
の間隔bが設けられる。これら各幅、間隔は、いずれも
所定の特性インピーダンスを得るために設定されるもの
である。
【0038】図13は、ショートの校正部品55を示す
底面図である。図に示すリード52a〜52dは、略十
字形状に形成されている。すなわち、ゲート用リード5
2aとドレイン用リード52bの基端部間が幅L2を有
して互いに接続されるとともに、ソース用リード52
c,52dの基端部間も幅W2を有して互いに接続され
ており、中央部で総てのリードが電気的にショート状態
となっている。
【0039】図14は、オープンの校正部品56を示す
底面図である。この校正部品56は、ソース用リード5
2c,52dの基端部間が幅W2を有して互いに接続さ
れていて、ゲート用リード52aとドレイン用リード5
2bの基端部間は前記間隔bを有して離れている。
【0040】図15(a)は、終端(ターミネーショ
ン)の校正部品57aを示す底面図、同図(b)は、同
図(a)のA−A線側面図である。この校正部品57a
は、基体51の下部にこの基体51と同等の外径を有
し、かつ、所定厚さの誘電体部材53が設けられ、この
誘電体部材53下面に各リード52a〜52dが設けら
れる。すなわち、ゲート用リード52a,ドレイン用リ
ード52bの基端部間が間隔bを隔てて設けられるとと
もに、ソース用リード52c,52dの基端部間には、
幅W2を有する膜状導体59aが形成されており電気的
に導通している。さらに、誘電体部材53上において、
これらゲート用リード52a,ドレイン用リード52b
のテーパ部とソース用リード52c,52dのテーパー
部間には、それぞれ所定の抵抗値(例えば50Ω)の膜
抵抗58が設けられる。これら膜抵抗58は、それぞれ
膜状導体59bを介して各リードに対し電気的に接続さ
れている。
【0041】図16は、他の例の終端の校正部品57b
を示す底面図である。この校正部品57bは、誘電体部
材53下面の各リード52a〜52dの基端部にテーパ
ーを設けず、互いに直交する端面に形成される。すなわ
ち、ソース用リード52c,52dの基端部間、および
ゲート用リード52a,ドレイン用リード52bの基端
部間は間隔c,dを隔てて設けられている。そして、ソ
ース用リード52c,52dの基端部間には、所定幅を
有して略エ字状に形成された膜状導体59cが形成され
ておりこれらソース用リード52c,52d間が電気的
に導通されている。さらに、誘電体部材53上におい
て、これらゲート用リード52a,ドレイン用リード5
2b基端部近傍の側部位置には、それぞれ膜抵抗58が
設けられ、膜状導体59cを介してソース用リード52
c,52dに各々電気的に接続されている。
【0042】図17(a)は、スルーの校正部品60を
示す底面図であり、同図(b)は、同図(a)のB−B
線側面図である。この校正部品60は、ゲート用リード
52a,ドレイン用リード52bが幅L1で連続的な直
線状に形成されていて、これら間を電気的に導通してい
る。このリード52a,52bは、樹脂によりなる所定
厚さのリード支持部61に形成された溝61a内に埋め
込まれており、リード支持部61上には基体51が設け
られる。また、リード支持部61には、TR40のソー
ス用リード42c,42dと同一幅W1を有し、このリ
ード支持部61と同様の樹脂材によりなるソース用リー
ド体61b,61cが一体形成されている。
【0043】上記図13〜図17に示した各態様の校正
部品55,56,57a,57b,60は、いずれも図
22に示すTR40を測定する際に使用される測定ブロ
ック140に載置可能であり、従ってTR40の測定状
態のまま各種校正を行うことができる。すなわち、TR
40測定時における載置状態と同様な位置に各校正部品
55〜60の各リード52a〜52d(61b,61c
を含む)を載置するのみで、これら各校正部品55〜6
0の各態様、すなわち、短絡、オープン、ターミネショ
ン、スルーの校正を直ちに行うことができる。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る測定治具の校正部品によれ
ば、測定対象の電子部品と同様の外形及び電極を有し、
該電極間を結ぶ膜状導体が校正時に測定治具のグランド
面と所定のインピーダンスを形成するようになってい
る。従って、本発明によれば、次のような効果が得られ
る。
【0045】(1)誘電体部材にグランドとなる導体部
分がなく、測定治具側のグランド面と接続する必要がな
い。従って、グランドの接触の不安定に起因する測定誤
差を生じない。
【0046】(2)同軸ケーブルを用いた従来の校正部
品と異なり、スルー、ショート、オープン、ターミネー
ション等の種々の機能を有する校正部品の供給を容易に
実現できる。
【0047】(3)電子部品と同様の外形を有している
ので、電子部品の自動検査機に適用して当該検査機自身
の校正作業も自動化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、測定対象となる電子部品の一例を
示す側面図。(b)は、同電子部品の平面図。
【図2】 第1実施例の校正部品の側面図。
【図3】 同校正部品(スルー)の底面図。
【図4】 同校正部品(ショート)の底面図。
【図5】 同校正部品(オープン)の底面図。
【図6】 同校正部品(ターミネーション)の底面図。
【図7】 (a)は、同校正部品を測定治具に設定した
状態の平面図。(b)は、同一部裁断側面図。
【図8】 第2実施例の校正部品の側面図。
【図9】 同校正部品を測定治具に設定した状態を示す
図。
【図10】本発明に適用しうるピンタイプの電子部品の
三面図。
【図11】ピンタイプの電子部品が適用される他の実施
例の斜視図。
【図12】図11の断面図。
【図13】第3実施例の校正部品(ショート)の底面
図。
【図14】同校正部品(オープン)の底面図。
【図15】(a)は、同校正部品(ターミネーション)
の底面図。(b)は、同図(a)のA−A線側面図。
【図16】同校正部品(ターミネション)の他の例を示
す底面図。
【図17】(a)は、同校正部品(スルー)の底面図。
(b)は、同図(a)のB−B線側面図。
【図18】従来の校正部品を測定治具に載置した状態を
示す図。
【図19】従来の測定治具の他の例を示す斜視図。
【図20】図19で測定されるTRを示す斜視図。
【図21】同TRの底面図。
【図22】図19の測定治具によるTR測定時の構成を
示す平面図。
【図23】同測定治具によるスルー校正時の平面図。
【図24】同測定治具によるショート校正時の平面図。
【図25】同測定治具によるターミネション校正時の平
面図。
【符号の説明】
1,40…電子部品(TR)、4,20,55,56,
57a,57b,60…校正部品、5,21,22,5
3…誘電体部材、6…電極、7,8,9,59a,59
b,59c…膜状導体、11,23…測定治具、51…
基体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−34171(JP,A) 特開 昭64−88268(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/26 H01L 21/66

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を測定する測定系の一部を形成
    する信号路が形成された測定治具に載置されることによ
    り、前記測定系の電気的な校正を行う測定治具の校正部
    品において、 前記電子部品と同様の外形を有する誘電体部材と、 前記誘電体部材の一方の面に設けられた前記電子部品と
    同一位置にそれぞれ配設された電極と、前記誘電体部材の一方の面に形成され、前記電極同士を
    接続し前記測定治具に装着した際に測定治具のグランド
    面との間に所定の特性インピーダンスを形成するよう構
    成された膜状導体と、 を備えたことを特徴とする測定治具の校正部品。
JP4178227A 1992-04-27 1992-07-06 測定治具の校正部品 Expired - Fee Related JP3022679B2 (ja)

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