JP3021617U - 二段式簡易駐車装置 - Google Patents
二段式簡易駐車装置Info
- Publication number
- JP3021617U JP3021617U JP1994003645U JP364594U JP3021617U JP 3021617 U JP3021617 U JP 3021617U JP 1994003645 U JP1994003645 U JP 1994003645U JP 364594 U JP364594 U JP 364594U JP 3021617 U JP3021617 U JP 3021617U
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- Japan
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- pallet
- fixed
- rope
- transmission rope
- pulley
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】単一の駆動源とシンプルな機構を組み合わせる
ことにより、低価格にて二段式の駐車装置を提供する。 【構成】板状体の3方の側面端部近傍にプーリー8〜1
3を軸着してなるパレット7を設け、天板6と底板1を
支柱2〜5にて固定してなる本体内にパレットを位置さ
せ、隣合う支柱において、一方の支柱上部に伝達ロープ
20〜22を固定し、他方の支柱下部に伝達ロープ他端
を固定するとともに、上部固定側の伝達ロープをその下
方に位置するプーリー下面に当接させ、下部固定側のロ
ープをその上方に位置するプーリー上面に当接させ、こ
の機構をパレットの3側面において各々設け、天板上部
適所に設けた駆動源Dにより、パレット適所に固定され
た駆動ロープ25を昇降させることによって、水平位置
を保ちつつ昇降可能なるパレットを設ける。
ことにより、低価格にて二段式の駐車装置を提供する。 【構成】板状体の3方の側面端部近傍にプーリー8〜1
3を軸着してなるパレット7を設け、天板6と底板1を
支柱2〜5にて固定してなる本体内にパレットを位置さ
せ、隣合う支柱において、一方の支柱上部に伝達ロープ
20〜22を固定し、他方の支柱下部に伝達ロープ他端
を固定するとともに、上部固定側の伝達ロープをその下
方に位置するプーリー下面に当接させ、下部固定側のロ
ープをその上方に位置するプーリー上面に当接させ、こ
の機構をパレットの3側面において各々設け、天板上部
適所に設けた駆動源Dにより、パレット適所に固定され
た駆動ロープ25を昇降させることによって、水平位置
を保ちつつ昇降可能なるパレットを設ける。
Description
【0001】
この考案は、シンプルな機構による昇降機能を備えた二段式の駐車装置に関す る。
【0002】
従来より、二段式駐車装置はその簡便性のために種々の商品が出回っており、 その駆動源は油圧式や電動式が多く使用されている。 この二段式の駐車装置は、車を搭載するパレットを平行に昇降させるものであ るが、パレットの水平を保つために装置が複雑化したり、複数の駆動源が必要と なったりすることが多く、本案にて示すように、単一の駆動源を用いる簡易な機 構の二段式駐車装置は見当たらない。
【0003】
従来の二段式駐車装置は、昇降するパレットの水平を保持するために、少なく とも2か所に駆動源を設けるかあるいは駆動力を分散させるために、例えば複数 のプーリーを有する軸を回転させてこのプーリーにロープを巻回するなどの機構 が必要である。 これらのいずれの手段にても、装置の複雑化・使用部品の増加・全体重量の増 大などが避けられず、製造コストがアップするとともにメンテナンスの頻度も高 まることになる。 本考案は、以上の従来からの二段式駐車装置に関わる課題を解決するために考 案されたもので、単一な駆動源とシンプルな構成によって、十分な機能を発揮す ることのできる、二段式の駐車装置を提供することを目的として開発されたもの である。
【0004】
課題を解決する手段として、本案は本体の上下部に固定された伝達ロープを、 パレットに軸着されたプーリー間にたすき掛けに張設し、このパレットを本体上 部に位置する駆動源によって昇降させる構成とした。 すなわち、板状体の3方の側面端部近傍にプーリーを軸着してなるパレットを 設け、天板と底板を支柱にて固定してなる本体内にパレットを位置させ、隣合う 支柱において、一方の支柱上部に伝達ロープを固定し、他方の支柱下部に伝達ロ ープ他端を固定するとともに、上部固定側の伝達ロープをその下方に位置するプ ーリー下面に当接させ、下部固定側のロープをその上方に位置するプーリー上面 に当接させ、この機構をパレットの3側面において各々設け、天板上部適所に設 けた駆動源により、パレット適所に固定された駆動ロープを昇降させることによ って、水平位置を保ちつつ昇降可能なるパレットを設ける。 本考案は以上の構成による二段式簡易駐車装置である。
【0005】
本案を使用するには、まずパレットを最下位置に設定する。 次に搭載しようとする車をガイド部よりパレット上に移動させる。 そして、駆動源をONにすると、ドラムが回転してこのドラムに巻回されてい る駆動ロープは、上方に移動し始めるが、駆動ロープ端はパレットに固定されて いるのでパレットは上昇する。 このときプーリーは伝達ロープに接して互いに逆方向に回転しながらパレット とともに上昇する。これはパレットの3方側面において同時進行する。 所定の位置までパレットが上昇したとき、駆動源をストップさせてロックし、 パレット位置を固定する。 次に、パレット下方のスペースに別の車を移動させて搭載が完了する。 車を出すときは、上記の逆の手順にて行なえばよい。 以上のように、本案は1本の駆動ロープにてパレットを水平を保ちながら昇降 させることが可能である。これは、パレットに軸支されたプーリーと、支柱に固 定された伝達ロープとの関係により成り立つ。 つまり、図1における(A)方向から見た状態について説明すれば、パレット 手前側左方の荷重はプーリー(8)にて支えられる。このプーリー(8)の下側 に伝達ロープ(20)が位置し、該ロープ上端はステー(14)に固定されてい るので、パレット荷重の一部を支えることになり、また伝達ロープ(20)はプ ーリー(9)の上面に接してステー(15)に他端が固定され、該ロープ位置の 安定とともに、パレットの昇降に伴い、ロープを介してプーリー(8)とプーリ ー(9)は互いに逆方向に回動するのであり、そしてこの機構はパレットの側面 3方向(A方向、B方向、C方向)について設けられているために、パレット荷 重を各々の伝達ロープおよびプーリーにて分担し、水平位置を保つた昇降を可能 とするものである。 従って、パレットの任意の位置に駆動力を伝えることで、上記の昇降が可能と なり、プーリーと伝達ロープおよび駆動源を主体とした簡易な機構によって目的 を達することができる。
【0006】
以下、本案の実施例について説明する。 (イ)長方形板状の底板(1)の四隅に、角形の支柱(2)〜(5)を立設し、 支柱上端に長方形板状の天板(6)を固着して本体を構成する。 (ロ)底板よりやや小さい長方形状の板体において、その一端を下方に傾斜させ てガイド部(7a)とし、ガイド部を除く3方の側面端部近傍に伝達プーリ ー(8)〜(13)を軸着してパレット(7)を構成する。 (ハ)各支柱の上部または下部に、板体小片状のステー(14)〜(19)を取 付け、隣接する支柱に位置するステー間において、一方の支柱上部に伝達ロ ープ(20)〜(22)を固定し、他方の支柱下部に伝達ロープ他端を固定 するとともに、上部固定側の伝達ロープをその下方に位置するプーリー下面 に当接させ、下部固定側のロープをその上方に位置するプーリー上面に当接 させて、プーリーを介してステー間に張設された伝達ロープを設け、この機 構をパレットの3側面において各々設ける。 (ニ)天板上の適所に設けた駆動源(D)とパレット上適所に設けたステー(2 3)間に、天板に穿設した貫通孔(24)を通して駆動ロープ(25)の端 部を取付ける。 (ホ)駆動源は、滅速機能およびストッパー機能を有するモーター機構(26) と、モーター機構の出力軸に装着されるドラム(27)とにより構成される 。 以上が本案の一実施例である。
【0007】 本例では、駆動源に減速機能およびストッパー機能を有するモーター機構を用 いており、適度なパレット昇降速度を得るとともに、パレット停止時の位置設定 が容易なものとなっている。 なお、減速機構としては、公知技術、例えばギアボックスなどが適用でき、ス トッパー機構はカムとラチェットなどが利用できる。また、ドラムにて駆動ロー プを巻き取る機構を用いているので構成の簡略化がなされ、本例の駆動源は天板 上に位置し、駆動ロープは天板に穿設した貫通孔内を移動するので、コンパクト にまとめることができる。 本例に使用した伝達ロープおよび駆動ロープの代わりに、ベルト、チェーン等 を用いてもよい。 本例のパレットは、平板の一端を傾斜させてガイド部を設けており、搭載する 車の移動が容易である。
【0008】
本案によれば、パレットの3方向に伝達プーリーと伝達ロープによる移動機構 を有しているので、一個の駆動源によってパレットを水平に昇降させることがで き、かつシンプルな構成なので、使用部品数も少なくてすみ、安価に製作するこ とができる。
【図1】本案の斜視図
【図2】本案の昇降機能の説明図
【図3】本案の駆動源の内部構造説明図
【図4】本案のパレット最下位置における使用状態図
【図5】本案のパレット最上位置における使用状態図
1 底板 2〜5 支柱 6 天板 7 パレット 7a ガイド部 8〜13 プーリー 14〜19 ステー 20〜22 伝達ロープ 23 ステー 24 貫通孔 25 駆動ロープ 26 モーター機構 27 ドラム 28 カバー D 駆動源
Claims (1)
- 【請求項1】板状体の3方の側面端部近傍にプーリーを
軸着してなるパレットを設け、天板と底板を支柱にて固
定してなる本体内にパレットを位置させ、隣合う支柱に
おいて、一方の支柱上部に伝達ロープを固定し、他方の
支柱下部に伝達ロープ他端を固定するとともに、上部固
定側の伝達ロープをその下方に位置するプーリー下面に
当接させ、下部固定側のロープをその上方に位置するプ
ーリー上面に当接させ、この機構をパレットの3側面に
おいて各々設け、天板上部適所に設けた駆動源により、
パレット適所に固定された駆動ロープを昇降させること
によって、水平位置を保ちつつ昇降可能なるパレットを
設けたことを特徴とする二段式簡易駐車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994003645U JP3021617U (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 二段式簡易駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994003645U JP3021617U (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 二段式簡易駐車装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3021617U true JP3021617U (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=43156950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994003645U Expired - Lifetime JP3021617U (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 二段式簡易駐車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3021617U (ja) |
-
1994
- 1994-03-04 JP JP1994003645U patent/JP3021617U/ja not_active Expired - Lifetime
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