JP2581839Y2 - 床支持装置 - Google Patents

床支持装置

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JP2581839Y2
JP2581839Y2 JP9269192U JP9269192U JP2581839Y2 JP 2581839 Y2 JP2581839 Y2 JP 2581839Y2 JP 9269192 U JP9269192 U JP 9269192U JP 9269192 U JP9269192 U JP 9269192U JP 2581839 Y2 JP2581839 Y2 JP 2581839Y2
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正照 新村
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、プール或はスケート
リンク等の昇降床の支持装置に係り、特に、上記床に大
きな重量が作用したときに、上記床の中途部が撓み変形
し損壊するのを有効に防止することができる床支持装置
に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】周知のように、プールやスケー
トリンク等の昇降床の場合には、従来、その四隅が伸縮
自在なシリンダロッドやチェーンベルトまたはワイヤー
ロープ等によって支持され、所望高さ位置に昇降床をセ
ットできるように構成されているものが公知である。
【0003】ところで、このように構成された従来のプ
ール等の昇降床に重量物を載置し或は多くの人が乗った
場合には、上記床の中央部が撓み変形し損壊する、とい
う問題を有していた。
【0004】このような撓み変形による損壊を防止する
ためには、上記各床の中央部およびその周囲に所定間隔
ごとに中柱を配設して上記床を均一に支持することで防
止することができるが、プールやスケートリンク等の床
を昇降させる床にあっては、上記中柱を用いることがで
きない、という問題を有していた。
【0005】この考案は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、プールやスケ
ートリンク等の昇降床に適用することができ、しかも、
支承時には、床面を撓み変形させることなく水平に保持
することができる構成簡易な床支持装置を提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案にあっては、固定第一床面の上方に略平行
に配設され、四隅が固定式支持装置或は昇降式支持装置
に支持されてなる第二床を水平に支持する補強支持装置
を、上記固定第一床面を転動する車輪を備えたベース部
と、該ベース部から上方に延設されたロッド部と、この
ロッド部の上端に延設された平板部と、この平板部にヒ
ンジを介して連結された固定平板部と、この固定平板部
から上方に延設された螺子杆部と、上記第二床の下部に
回転自在に軸支されてなるプーリと、一端が上記ベース
部に連結され他端が上記プーリに連結されたワイヤー
と、上記プーリを正逆回転させる駆動装置と、から構成
したことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】以下、添付図面に示す一実施例に基き、この
考案を詳細に説明する。
【0008】図1に示すように、この実施例に係る床支
持装置は、スケートリンクの昇降床10に適用された場
合を示しており、該昇降床10は、スケートリンクの固
定床面1の上方に略平行に配設され、図示はしないが、
その四隅が伸縮自在なシリンダロッドやチェーンベルト
或はワイヤーロープ等によって支持され、所望高さ位置
に該昇降床10をセットできるように構成されている。
尚、図中符合2は、固定床面1の上面に配設されたステ
ンレス材などで形成されたプレートを示している。
【0009】この昇降床10は、床材11と、この床材
11の裏面側に配設された床支持材12と、上記床材1
1と床支持材12との間に配設された浮力材(図示せ
ず)と、上記床材11に開設されてなる開口部にヒンジ
を介して開閉自在に取り付けられた蓋体13,14と、
上記床支持材12に配設された補強支持装置20と、か
ら構成されている。
【0010】床材11は、例えば、断面ロ字状に形成さ
れた長尺のチャンネル材が所要本並設されて連結形成さ
れており、該チャンネル材の空隙内には、発泡スチロー
ルなどの浮力の大きな公知の材質で形成されてなる上記
浮力材が充填されて形成されている。
【0011】床支持材12は、例えば、H型鋼などの強
度部材で構成されており、撓み変形が小さい材質で形成
されている。
【0012】蓋体13は、上記補強支持装置20の螺子
扞部27の上方に開閉自在に配設され、また、蓋体14
は、上記補強支持装置20のプーリ28の上方に開閉自
在に配設されており、上記昇降床10の上面から開閉操
作ができるように構成されている。
【0013】一方、上記補強支持装置20は、上記プレ
ート2の上面を転動する車輪22,22を備えたベース
部21と、該ベース部21から上方に延設されたロッド
部23と、このロッド部23の上端に延設された平板部
24と、この平板部24にヒンジ25を介して連結され
た固定平板部26と、この固定平板部26から上方に延
設された螺子杆部27と、上記昇降床10の下部に回転
自在に軸支されてなるプーリ28と、一端が上記ベース
部21に連結され他端が上記プーリ28に連結されたワ
イヤー29と、上記プーリ28を正逆回転させるモータ
(図示せず)と、から構成されている。
【0014】ベース部21は、図1からも明らかなよう
に、その両端部の角が丸く削られて面取りされて形成さ
れているとともに、図1右半側部21aが図1左半側部
21bよりも重量が重くなるように形成されている。こ
れは、補強支持装置20を、図1仮想線で示す水平状態
から図1実線で示す垂直状態に立設するときに、ベース
部21のコーナー部がプレート2と衝合して垂直に立設
できなくなることを防止すると共に、ロッド部23の軸
線が正確に鉛直となるように、回動力を付与するために
上記のように構成されている。
【0015】ロッド部23は、中空に形成して軽量化を
図ると共に、空気を密封できるように構成し、プール等
の水中で使用する場合には、この浮力を利用して、駆動
装置を小型化できるように構成するのが望ましい。
【0016】平板部24と固定平板部26は、ロッド部
23が垂直に立設されたときに重合されて、容易に昇降
床10の水平出しが行なえるように構成されている。
【0017】螺子杆部27は、上記床材11と床支持材
12に固着されたパイプ状のガイド体30に螺装されて
おり、該螺子杆部27の雄螺子をガイド体30の雌螺子
と螺合させてロッド部23を昇降させることで、高さの
微調整が行なえるように構成されている。
【0018】プーリ28は、図示しないが2個のプーリ
を連結して形成されており、また、上記ワイヤー29
は、2本のワイヤーロープで形成されており、各ワイヤ
ー29が上記各プーリ28に夫々巻装されている。この
場合、上記各ワイヤー29は、1本でも上記ロッド部2
3とベース部21等を吊り下げる強度を有して形成され
ているものが用いられ、1本が切断したときでも、他の
1本で吊り下げることができるように構成され、かつ、
各プーリ28には、これも図示はしないが、回り止め用
の公知のロック機構が付設され、安全性を十分確保でき
るように構成されている。
【0019】次に、以上のように構成されてなる床支持
装置の作用について説明する。
【0020】上記昇降床10上に多くの人が乗り、該昇
降床10の中央部が撓み変形する虞れがある場合には、
作業員は、上記蓋体13を開けてモータのスイッチを入
れ、上記プーリ28を一方向に回動させて、上記ワイヤ
ー29を送り出す。これにより、上記ロッド部23とベ
ース部21をヒンジ25を回転中心として図1時計方向
に回動させ、ロッド部23の軸線が垂直にセットされた
ところで、上記モータのスイッチを切る。このとき、上
記平板部24の高さ位置は、図1仮想線で示す位置にセ
ットされているため、ベース部21はプレート2と衝合
せずに図1実線で示す状態にセットされる。
【0021】この状態から次に、上記蓋体14を開けて
螺子杆部27をドライバー等の工具によって一方向に回
転させると、該螺子杆部27は下降し、これに伴なって
上記ロッド部23とベース部21が下降して、ベース部
21の車輪22,22がプレート2の上面に当接する。
このとき、平板部24と固定平板部26とが重合される
ので、昇降床10の水平出しを容易に行なうことができ
る。これにより、上記昇降床10に大きな荷重が作用し
たとしても、該昇降床10の四隅に配設された支持装置
および上記各補強支持装置20によって上記荷重を支承
することができるので、昇降床10が撓み変形すること
はなく、水平な状態で支持することができる。
【0022】一方、上記昇降床10を下降させる場合に
は、上記蓋体14を開けて螺子杆部27をドライバー等
の工具によって他方向に回転させると、該螺子杆部27
は上昇し、これに伴なってベース部21の車輪22,2
2がプレート2の上面から離間する。
【0023】この後、上記蓋体13を開けてモータのス
イッチを入れ、プーリ28を前記回転方向とは逆の方向
に回転させると、該プーリ28は、上記ワイヤー29を
巻き取り、図1仮想線で示す水平状態に吊り下げ、該状
態となったときにスイッチの切る。
【0024】この後、昇降床10の四隅に配設された伸
縮自在なシリンダロッドやチェーンベルト或はワイヤー
ロープ等を作動させて、該昇降床10を下降させる。
【0025】尚、上記実施例では、この考案をスケート
リンク等の昇降床10に適用した場合を例にとり説明し
たが、この考案に係る床支持装置は、プールの昇降床な
どにも適用することができる。
【0026】
【考案の効果】この考案に係る床支持装置は、以上説明
したように構成されているので、スケートリンクやスケ
ートリンク等の床を昇降させるものにも十分適用するこ
とができ、しかも、支承時には、床面を撓み変形させる
ことなく水平に保持することができるとともに、水平出
しも容易である等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る床支持装置を示す部
分断面説明図である。
【符号の説明】
1 固定第一床面(固定床面) 10 第二床面(昇降床) 11 床材 12 床支持材 20 補強支持装置 21 ベース部 23 ロッド部 24 平板部 25 ヒンジ 26 固定平板部 27 螺子杆部 28 プーリ 29 ワイヤー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定第一床面の上方に略平行に配設さ
    れ、四隅が固定式支持装置或は昇降式支持装置に支持さ
    れてなる第二床を水平に支持する補強支持装置を、上記
    固定第一床面を転動する車輪を備えたベース部と、該ベ
    ース部から上方に延設されたロッド部と、このロッド部
    の上端に延設された平板部と、この平板部にヒンジを介
    して連結された固定平板部と、この固定平板部から上方
    に延設された螺子杆部と、上記第二床の下部に回転自在
    に軸支されてなるプーリと、一端が上記ベース部に連結
    され他端が上記プーリに連結されたワイヤーと、上記プ
    ーリを正逆回転させる駆動装置と、から構成したことを
    特徴とする床支持装置。
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JPH0654855U JPH0654855U (ja) 1994-07-26
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