JPH0676289U - 垂直昇降式揚重作業車の荷台昇降機構 - Google Patents

垂直昇降式揚重作業車の荷台昇降機構

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JPH0676289U
JPH0676289U JP2349793U JP2349793U JPH0676289U JP H0676289 U JPH0676289 U JP H0676289U JP 2349793 U JP2349793 U JP 2349793U JP 2349793 U JP2349793 U JP 2349793U JP H0676289 U JPH0676289 U JP H0676289U
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sprocket
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lifting
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JP2349793U
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進 斉藤
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Aichi Corp
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Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷台を上昇させる場合に、荷台が配設された
マスト部材の伸長に優先して荷台の上昇を行う垂直昇降
式揚重作業車の荷台昇降機構を得る。 【構成】 インナマスト16の上部には第3スプロケッ
ト13、アウタマスト17の上部には第1スプロケット
11、アウタマスト17の下部には第2スプロケット1
2が備えられている。そして、アウタマスト17に昇降
自在に取り付けられた荷台20の上限位置を定めるスト
ッパ17aが備えられている。また、車台18には第4
スプロケット14が駆動手段として備えられ、第1、第
3および第4スプロケットには外側から、第2スプロケ
ットには内側から掛け回されて、第1スプロケットと第
4スプロケットの間で荷台に連結されるチェーン19と
を有している。これにより、荷台20の上昇作動はアウ
タマスト17の伸長に優先して行なわれ、降下作動はア
ウタマスト17の縮小後に行われる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、垂直昇降式揚重作業車に備えられた荷台を上昇、下降させる荷台昇 降機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
荷台を備えた垂直昇降式揚重作業車においては、荷台を上昇、下降させる機構 として、複数のマスト部材を入れ子式に且つ伸縮自在に組み合わせて構成された マストを用いた垂直昇降式揚重作業車がある。例えば、図3に示すような揚重作 業車3では、アウタマスト37に昇降自在な荷台40を配設し、インナマスト3 6は自走可能な車台38に垂直に配設されている。車台38には駆動用スプロケ ット34が備えられた駆動用モータ35が備えられ、インナマストの上部には第 2スプロケット33が備えられている。そして、アウタマスト37の下部に取り 付けられた連結部材32に、駆動用スプロケット34および第2スプロケット3 3に掛け回された第2チェーン39が連結されている。また、アウタマスト37 の上部には、第1スプロケット31が取り付けられており、一端が荷台40に連 結され、他端がインナマスト36の上部に連結された第1チェーン41が掛け回 されている。
【0003】 このように構成された垂直昇降式揚重作業車3においては、駆動モータ35を 駆動することによりアウタマスト37がインナマスト36に対して伸縮し、荷台 40がアウタマスト37に対して昇降するため荷台40に積載した荷物を任意の 高所に移動させることができる。ここで、荷台40を上昇させる場合は、駆動ス プロケット34を矢印方向に回転(右回転)させる。これにより、連結部材32 が上昇しアウタマスト37が上昇する。アウタマスト37が上昇するとアウタマ スト37に取り付けられた第1スプロケット31も上昇する。そして、この第1 スプロケット31に掛け回された第1チェーン41の一端はインナマスト36の 上部に連結されているため、第1チェーン41の他端に連結された荷台40が上 昇することとなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような揚重作業車においては、アウタマスト37と荷台 40が同時に上昇するため、例えば屋内作業において天井に建築設備を取り付け るような場合には、天井までの距離をHとすると、荷台40の高さがH1に達し たときにアウタマスト37が天井に干渉することとなり、荷台40に積載した建 築設備を天井まで移動させることができなかった。そして、このような場合に、 荷台の上昇を優先させるような機構とするには、荷台昇降機構とマスト昇降機構 を別々に駆動させる駆動装置が必要となり、製品価格の上昇につながるという問 題があった。
【0005】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであり、垂直昇降式高所作業 車において、荷台を上昇させる場合に、荷台が配設されたマスト部材の伸長に優 先して荷台の上昇を行うことのできる垂直昇降式揚重作業車の荷台昇降機構を安 価に提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の荷台昇降機構は、基台に取り付けられ た第1マスト部材の上部に第3スプロケットを備えている。また、第1マスト部 材に伸縮自在に取り付けられた第2マスト部材の上部には、第1スプロケットが 備えられ、第2マスト部材の下部には第2スプロケットが備えられている。そし て、第2マストには昇降自在に荷台が取り付けられ、荷台の上限位置を定めるス トッパが備えられている。さらに、少なくとも基台には第4スプロケットが備え られ、いずれかのスプロケットを駆動させる駆動手段と、第1スプロケット、第 3スプロケットおよび第4スプロケットには外側から掛け回され、第2スプロケ ットには内側から掛け回されて、第1スプロケットと第4スプロケットの間で荷 台に連結されるチェーンとを有している。
【0007】
【作用】
このような垂直昇降式揚重作業車の荷台昇降機構によれば、上昇駆動時は、荷 台が第2マスト部材に対して上昇してストッパに当接した後に第2マスト部材が 第1マスト部材に対して上昇し、降下駆動時は、第2マスト部材が第1マスト部 材に対して降下した後に荷台が第2マスト部材に対して降下する。
【0008】
【実施例】
以下本考案の好ましい実施例について、図1および図2を参照しながら説明す る。垂直昇降式高所作業車1は、自走可能な車台(基台)18にインナマスト( 第1マスト部材)16および、アウタマスト(第2マスト部材)17からなる垂 直昇降式マストを備えている。各マスト部材は入れ子式に且つ伸縮自在に組み合 わされて構成され、アウタマスト17の外周には荷台20がアウタマスト17に 対して昇降自在に配設されている。車台18の上部には内部が中空に形成された インナマスト16が固設されており、インナマスト16の上部の内面には第3ス プロケット13が回転自在に取り付けられている。アウタマスト17の外周の下 部には第2スプロケット12が回転自在に取り付けられ、アウタマスト17の外 周の上部には第1スプロケット11が回転自在に取り付けられている。
【0009】 車台18には、駆動スプロケット(第4スプロケット)14が備えられた駆動 モータ(駆動手段)22が備えられている。また、車台18には、後述するチェ ーンを掛け回した場合に、第2スプロケット等とチェーンが干渉するのを防止す るための補助スプロケット15も備えられている。この、チェーン19は、第1 スプロケット11、第3スプロケット13、駆動スプロケット14および補助ス プロケット15の外側に掛け回され、第2スプロケット12の内側に掛け回され ている。そして、これらのスプロケットに掛け回されたチェーン19は第1スプ ロケット11と補助スプロケット15との間で荷台20に連結されている。
【0010】 アウタマスト17の上部には荷台20が上昇した場合に、アウタマスト17に おける荷台20の上限位置を定めるストッパ17aが備えられている。また、荷 台20にはシザースリンク24によって荷台20に対して昇降自在な補助荷台2 1が備えられている。
【0011】 以上のように構成された垂直昇降式揚重作業車1において、荷台20を上昇さ せる場合について説明する。まず、図2において実線で示すようにアウタマスト 17が縮小し、荷台20も降下している状態から、駆動モータ22を矢印方向に 回転(右回転)させる。このとき、荷台20を引き上げようとする力が作用する とともに第2スプロケット12に対しても引き上げようとする力が作用する。し かしながら、第2スプロケットにはアウタマスト17の自重に加えて荷台20の 重量も加わっているために、荷台20に比べて負荷が大きい。このため、まず、 負荷の少ない荷台20のみが上昇することとなる。
【0012】 そして、図2において二点鎖線で示すように、荷台20のアウタマスト17と の摺動部20aがストッパ17aに当接するまで荷台20を上昇させる。摺動部 20aがストッパ17aに当接した後もさらに駆動モータ22を駆動させると、 図1に示すようにアウタマスト17がインナマスト16に対して上昇する。ここ で、上記のように、この上昇過程においてはいずれの状態であっても荷台20の 上昇が優先されるため、アウタマスト17が先行して伸長することがなく、アウ タマスト17が天井等に干渉して荷台20を所望の高所まで上昇させることがで きなくなるという不具合を生じることがない。そして、さらにシリンダ23を伸 長させることにより、図1において一点鎖線で示すように、補助荷台21は荷台 20に対して上昇することができ、荷台に積載した荷物をH2の位置まで上昇さ せることが可能となる。
【0013】 また、荷台20を降下させる場合には、駆動モータ22を矢印方向と反対の方 向に回転(左回転)させる。この場合は、第2スプロケット12にはアウタマス ト17の自重に加えて荷台20の重量がかかっているために、負荷の小さい荷台 20は降下せず、まず、負荷の大きいアウタマスト17がインナマスト16に対 して降下する。そして、図2に示すようにアウタマスト17が完全に縮小した後 に、荷台20が降下することとなる。したがって、アウタマストの伸縮および荷 台の昇降のために別々の駆動装置を備えることなく、1台の駆動装置によって、 荷台の上昇時はアウタマストの伸長より優先して荷台の上昇を行うことができ、 荷台の下降時はアウタマストの縮小を優先して行なうことができる。これにより 天井などにより高さに制限のある作業現場においても、天井などにアウタマスト が干渉することなく荷台の昇降を行うことができる。
【0014】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係る垂直昇降式揚重荷台昇降機構においては、車台に 取り付けられたインナマストの上部に第3スプロケットを備え、インナマストに 伸縮自在に取り付けられたアウタマスト上部には第1スプロケットが備えられ、 アウタマストの下部には第2スプロケットが備えられている。そして、アウタマ ストには昇降自在に荷台が取り付けられ、この荷台の上限位置を定めるストッパ が備えられている。また、車台には第4スプロケットが備えられ、いずれかのス プロケットを駆動させる駆動手段と、第1スプロケット、第3スプロケットおよ び第4スプロケットには外側から掛け回され、第2スプロケットには内側から掛 け回されて、第1スプロケットと第4スプロケットの間で荷台に連結されるチェ ーンとを有している。これにより、荷台の上昇作動時は、荷台の上昇はアウタマ ストの伸長に優先しておこなわれ、荷台の降下作動時は、アウタマストの縮小が された後に荷台の降下が行われる荷台昇降機構を、簡単な構造で、安価に製作す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る荷台昇降機構を備えた垂直昇降式
揚重作業車における荷台上昇時の側面図である。
【図2】本考案に係る荷台昇降機構を備えた垂直昇降式
揚重作業車における荷台降下時の側面図である。
【図3】従来の荷台昇降機構を備えた垂直昇降式揚重作
業車の側面図である。
【符号の説明】
1 垂直昇降式揚重作業車 11 第1スプロケット 12 第2スプロケット 13 第3スプロケット 14 第4スプロケット(駆動スプロケット) 15 補助スプロケット 16 第1マスト部材(インナマスト) 17 第2マスト部材(アウタマスト) 18 車台 19 チェーン 20 荷台

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に取り付けられた第1マスト部材
    と、 前記第1マスト部材の上端方向に向かって伸縮自在に前
    記第1マスト部材に取り付けられた第2マスト部材と、 前記第2マストに昇降自在に取り付けられた荷台と、 前記荷台が上昇した場合に前記第2マストにおける前記
    荷台の上限位置を定めるストッパと、 前記第2マスト部材の上部に備えられた第1スプロケッ
    トと、 前記第2マスト部材の下部に備えられた第2スプロケッ
    トと、 前記第1マスト部材の上部に備えられた第3スプロケッ
    トと、 前記第1マストの下部若しくは前記基台に備えられた第
    4スプロケットと、 前記第1スプロケット、前記第2スプロケット、前記第
    3スプロケットおよび前記第4スプロケットのうち少な
    くとも1つのスプロケットを駆動させる駆動手段と、 前記第1スプロケット、前記第3スプロケットおよび前
    記第4スプロケットには外側から掛け回され、前記第2
    スプロケットには内側から掛け回されて、前記第1スプ
    ロケットと前記第4スプロケットの間で前記荷台に連結
    されるチェーンとを有することを特徴とする垂直昇降式
    揚重作業車の荷台昇降機構であって、 前記駆動手段の上昇駆動時は、前記荷台が前記第2マス
    ト部材に対して上昇して前記ストッパに当接した後に前
    記第2マスト部材が前記第1マスト部材に対して上昇
    し、降下駆動時は、前記第2マスト部材が前記第1マス
    ト部材に対して降下した後に前記荷台が前記第2マスト
    部材に対して降下する垂直昇降式揚重作業車の荷台昇降
    機構。
JP2349793U 1993-04-08 1993-04-08 垂直昇降式揚重作業車の荷台昇降機構 Pending JPH0676289U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006282298A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Sip:Kk 昇降装置及び昇降装置の積み込み方法並びに昇降装置の積み下ろし方法
JP2016513763A (ja) * 2013-03-08 2016-05-16 アップ・ファースト・コンストラクション・システムズ・プロプライアタリ・リミテッド 建築システム

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US10214927B2 (en) 2013-03-08 2019-02-26 Up First Construction Systems Pty Ltd. Building system

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