JP3023539U - 荷物昇降装置 - Google Patents

荷物昇降装置

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JP3023539U
JP3023539U JP1995007636U JP763695U JP3023539U JP 3023539 U JP3023539 U JP 3023539U JP 1995007636 U JP1995007636 U JP 1995007636U JP 763695 U JP763695 U JP 763695U JP 3023539 U JP3023539 U JP 3023539U
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JP
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movable
actuator
lifting device
sprocket
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JP1995007636U
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English (en)
Inventor
明良 山下
徳夫 岩切
Original Assignee
株式会社ティーエム
有限会社イワキリ塗料店
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷台の昇降高を柔軟性をもって設定すると共
に、安定して荷台を保持し、さらに、作業中における事
故を防止できる荷物昇降装置を提供する。 【構成】 基台1の上にアクチュエーター41を設け
る。アクチュエーター41の頂部に略Y字状の可動ブラ
ケット32を設ける。基台1の上部に固定ブラケット3
4を設ける。チェーン36の一端をスプリングブラケッ
ト37を介して基台1側に固定する。チェーン36の他
端を荷台2側に固定する。可動ブラケット32の上端に
2個の可動スプロケット33を設ける。固定ブラケット
34の下端に1個の固定スプロケット35を設ける。チ
ェーン36が可動スプロケット33と固定スプロケット
35とを交互に連鎖する。 【作用】 荷台2の昇降高Hをアクチュエーター41の
作動長Lの4倍にできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高さの異なる位置間での荷物の積み卸し、または運搬に使用される 荷物昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、荷物の積み卸しに使用される荷物昇降装置としては、リンク機構により 荷台を昇降させるものがある。図5に示すように、第1例の荷物昇降装置は、基 台5と、基台5の上に設けられた単層のリンク51と、リンク51の上に載置さ れた荷台53と、リンク51を伸縮させるアクチュエーター52と、アクチュエ ーター52を作動させる駆動部54により構成されている。この単層のリンク5 1を使用した荷物昇降装置では、リンク5は荷台53の幅Wより大きい幅で作 動できないため、その昇降高Hを荷台53の幅W以上にすることはできない 。そのため、このような単層のリンクは主に幅の広い荷台を備えた大型の自走式 の荷物昇降装置に使われている。 手押し式などの小型の荷物昇降装置ではその荷台の幅が限られることから、狭 い荷台を備えた小型の荷物昇降装置において、その昇降高を改善するものとして は、図6に示すように複層リンク61を使用した第2例の荷物昇降装置がある。 これによれば、2段の複層リンク61により昇降高Hを荷台63の幅Wのお よそ2倍にすることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、複層リンク61を使用した荷物昇降装置の場合、図7(a)に 示すように荷台63の上限位置ではこれを支える複層リンク61の幅が狭くなり 、安定して荷台を支えることができず、また、下限位置では図7(b)に示すよ うに折り畳まれた複層リンク61が幾重にも重なることから、下限位置が高くな ってしまうという不具合があった。したがって、このような複層リンクを使用し た小型の荷物昇降装置においては、安定して荷台を保持し、かつ荷台の昇降高を 大きく設定することが困難であるという問題点があった。 また、リンクは必ず上下移動する荷台の下に位置するために、ハードカバーで 覆う事ができない。したがって、このリンクはむき出し状態もしくはソフトカバ ーによって覆われた状態であることから、伸縮時に身体の一部を挟むなどの危険 を伴うという問題点があった。 本考案では、従来技術における上記のような問題点に鑑み、荷台の昇降高を柔 軟性をもって設定すると共に、安定して荷台を保持し、さらに、作業中における 事故を防止できる荷物昇降装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため本考案では、基台と、該基台上に昇降可能に設けられた荷台と、少な くとも1つの固定スプロケットと、該固定スプロケットの両側に隔置された複数 の可動スプロケットと、該可動スプロケットと前記固定スプロケットを交互に連 鎖すると共に、一端が荷台に固定され、他端が基台側に固定された鎖と、前記可 動スプロケットを支持するアクチュエーターと、該アクチュエーターを作動させ る駆動部とからなるようにしたものである。 また、基台と、該基台上に昇降可能に設けられた荷台と、少なくとも1つの定 滑車と、該定滑車の両側に隔置された複数の動滑車と、該動滑車と前記固定滑車 を交互に連動させると共に、一端が荷台に固定され、他端が基台側に固定された ロープと、前記動滑車を支持するアクチュエーターと、該アクチュエーターを作 動させる駆動部とからなるようにしたものである。
【0005】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案に係る荷物昇降装置の一部破断斜視図、図2は昇降機構を示す模 式図、図3は荷物昇降装置のスプリングバケットの作動を示す模式図、図4は荷 物昇降装置の荷台の取り付け構造を示す部分斜視図である。
【0006】 図1に示すように、本実施例の荷物昇降装置は、基台1と、基台上に昇降可能 に設けられた荷台2と、荷台2を昇降させる昇降部3と、昇降部3を駆動させる 駆動部4により構成されている。
【0007】 昇降部3は、後述する駆動部4に設けられた伸縮自在なアクチュエーター41 に連結され、アクチュエーター41の頂部に設けられた略Y字状の可動ブラケッ ト32と、基台1の上部に固定された固定ブラケット34と、一端がスプリング ブラケット37を介し基台1側に固定されると共に、もう一端が荷台2側に固定 されたチェーン36により構成されている。
【0008】 図2(a)に示すように、上部が二股に別れた可動ブラケット32の上端には 2個の可動スプロケット33が設けられ、固定ブラケット34の下端には1個の 固定スプロケット35が設けられ、チェーン36は可動スプロケット33と固定 スプロケット35とを連鎖して作動するようにされている。
【0009】 可動スプロケットを作動させる駆動部4は充電可能なバッテリー(図示せず) と、モーター(図示せず)と、モーターに接続されたアクチュエーター41から なり、このモーターの作動によりアクチュエーター41を伸縮させる。また、こ のモーターには電磁クラッチが内蔵されており、スイッチ42により停止させる 際は、アクチュエーター41の伸縮にブレーキがかかり、荷台2を任意の位置で 停止させることができる。
【0010】 図1に示すように、荷台2はその一端がチェーン36に吊り下げられている。 また図4に示すように、荷台2の両側には昇降レール38が設けられ、荷台2 の両側面にはそれぞれ2組の横ベアリング21a及び横ベアリング21b(図示 せず)と、2組の縦ベアリング22a及び縦ベアリング22b(図示せず)が設 けられている。荷台2は、各ベアリングが左右の昇降レール38の溝に嵌合する ことにより支持される。すなわち、横ベアリング21a、21bが荷台2の短手 方向の動きを支え、縦ベアリング22a、22bが荷台2の短手方向の動きを支 えることにより、荷台2の上面が水平に保たれる。
【0011】 図1に示すように、昇降部3の周囲は金属製の側板11と天板12により覆わ れ、側板11の上部には、荷物昇降装置の移動の際に使用されるハンドル13が 設けられている。駆動部4を制御するスイッチ42が天板12の上面に設けられ ており、制御ボックス(図示せず)に配線されている。
【0012】 次に、本実施例の作用について説明する。 図2(a)に示すように、荷台2はチェーン36により吊り下げられた状態で 下限位置に位置してる。 図2(b)に示すように、駆動部4の作動によりアクチュエーター41が伸び 、可動ブラケット41を持ち上げることにより、チェーン36が荷台2を引き上 げる方向に引かれる。この際、2個の可動スプロケット33と1個の固定スプロ ケット35により、荷台2の昇降高Hはアクチュエーター41の作動長Lの4倍 になる。
【0013】 図3(a)に示すように、スプリングブラケット37の中にはツル巻きバネ3 7aが内蔵されており、一端がチェーン36にもう一端が基台1に固定されてい る。このツル巻きバネ37aはある一定以上の荷重で延びるものが使用されてい る。そのため、図3(b)に示すように、その一定値以上の荷重を有する荷物1 0を載せた際に、ツル巻きバネ37aが延びて荷台2が下がるようにされている 。特に、上方位置にある荷台2に重い荷物10を載せたとき、荷台2が下がるこ とにより、重心位置を下げて荷物昇降装置全体の安定を図るようにされている。 また、重量が上記した一定値以下の荷物であっても、その荷物を搭載する際の 衝撃を和らげることができる。
【0014】 上記実施例では、昇降部3の作動に可動スプロケット33と1個の固定スプロ ケット35をチェーン36により連鎖させていたが、これに限られるものではな く、スプロケットに替え滑車を使用し、それらをロープによって連動するように したものでも良い。
【0015】 上記実施例では、2個の可動スプロケット33と1個の固定スプロケット35 により、荷台2の昇降高Hをアクチュエーター41の作動長Lの4倍になるよう にしていたが、これに限られるものではなく、可動スプロケットと固定スプロケ ットの数をさらに増やしたものでも良い。これにより限られたアクチュエーター の作動長でも荷台の昇降高は自在に大きくすることができる
【0016】
【考案の効果】
本考案では以上のように構成したので、小型の荷物昇降装置において限られた 大きさのストロークを有する昇降機構でも、荷台の昇降高を大きく設定し、且つ 安定して荷物を搭載できるという優れた効果がある。 また、昇降機構全体をハードカバーで覆うことにより、昇降機構に人体が触れ る事故を防止することができるという優れた効果がある。
【提出日】平成7年10月24日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため本考案では、基台と、該基台上に昇降可能に設けられた荷台と、少な くとも1つの固定スプロケットと、該固定スプロケットの両側に隔置された複数 の可動スプロケットと、該可動スプロケットと前記固定スプロケットを交互に連 鎖すると共に、一端が荷台に固定され、他端が基台側に固定された鎖と、前記可 動スプロケットを支持するアクチュエーターと、該アクチュエーターを作動させ る駆動部とからなるようにしたものである。 また、基台と、該基台上に昇降可能に設けられた荷台と、少なくとも1つの 定滑車 と、該固定滑車の両側に隔置された複数の可動滑車と、該可動滑車前記 固定滑車 を交互に連動させると共に、一端が荷台に固定され、他端が基台側に固 定されたロープと、前記可動滑車を支持するアクチュエーターと、該アクチュエ ーターを作動させる駆動部とからなるようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る荷物昇降装置の一部破断斜視図で
ある。
【図2】昇降機構を示す模式図である
【図3】荷物昇降装置のスプリングバケットの作動を示
す模式図である。
【図4】荷物昇降装置の荷台の取り付け構造を示す部分
斜視図である。
【図5】従来技術の荷物昇降装置の第1例を示す模式図
である。
【図6】従来技術の荷物昇降装置の第2例を示す模式図
である。
【図7】第2例の荷物昇降装置の作動を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 基台 11 側板 12 天板 13 ハンドル 14 キャスター 2 荷台 21a 横ベアリング 21b 横ベアリング 22a 縦ベアリング 22b 縦ベアリング 3 昇降部 32 可動ブラケット 33 可動スプロケット 34 固定ブラケット 35 固定スプロケット 36 チェーン 37 スプリングブラケット 37a ツル巻きバネ 38 昇降レール 4 駆動部 41 アクチュエーター 42 スイッチ 10 荷物 5 基台 51 リンク 52 アクチュエーター 53 荷台 54 駆動部 61 複層リンク 63 荷台
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、該基台上に昇降可能に設けられ
    た荷台と、少なくとも1つの固定スプロケットと、該固
    定スプロケットの両側に隔置された複数の可動スプロケ
    ットと、該可動スプロケットと前記固定スプロケットを
    交互に連鎖すると共に、一端が荷台に固定され、他端が
    基台側に固定された鎖と、前記可動スプロケットを支持
    するアクチュエーターと、該アクチュエーターを作動さ
    せる駆動部とからなることを特徴とする荷物昇降装置。
  2. 【請求項2】 基台と、該基台上に昇降可能に設けられ
    た荷台と、少なくとも1つの定滑車と、該定滑車の両側
    に隔置された複数の動滑車と、該動滑車と前記固定滑車
    を交互に連動させると共に、一端が荷台に固定され、他
    端が基台側に固定されたロープと、前記動滑車を支持す
    るアクチュエーターと、該アクチュエーターを作動させ
    る駆動部とからなることを特徴とする荷物昇降装置。
  3. 【請求項3】 駆動部が外壁板により覆われていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の荷物昇降装
    置。
  4. 【請求項4】 鎖またはロープの一端がスプリングブラ
    ケットを介し荷台側または基台側に固定されたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の荷物昇降装置。
JP1995007636U 1995-06-19 1995-06-19 荷物昇降装置 Expired - Lifetime JP3023539U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0548532U (ja) * 1991-11-28 1993-06-25 日東紡績株式会社 二重床パネル切欠部用蓋

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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