JP3019353U - 絶縁キャップ - Google Patents
絶縁キャップInfo
- Publication number
- JP3019353U JP3019353U JP1995006817U JP681795U JP3019353U JP 3019353 U JP3019353 U JP 3019353U JP 1995006817 U JP1995006817 U JP 1995006817U JP 681795 U JP681795 U JP 681795U JP 3019353 U JP3019353 U JP 3019353U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- partition plate
- cap body
- terminals
- insulating cap
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 端子間のショートを確実に防止する絶縁キャ
ップを提供する。 【構成】 絶縁キャップ1を、前壁2及び左右壁3を有
した断面U字状のキャップ本体5と、モールドコイル1
6の正極、負極端子18,19間に介挿されるキャップ
本体5の内壁に立設された仕切板6とにより構成する。
キャップ本体5上壁8に開口部7を設け、左右壁3の後
縁を連結部9にて連結する。キャップ本体5の下面を開
放し、エポキシ樹脂が注入できる注入口10を形成す
る。左右壁3に、モールドコイル16の取付溝20,2
1に差し込まれる左右リブ11を設ける。仕切板6の上
下方向の高さ寸法を、左右壁3の高さ寸法より短く設定
し、仕切板6の基端側に切り欠きを設け、仕切板6によ
って隔てられた左右部屋を連通する連通路をキャップ本
体5内に形成する。
ップを提供する。 【構成】 絶縁キャップ1を、前壁2及び左右壁3を有
した断面U字状のキャップ本体5と、モールドコイル1
6の正極、負極端子18,19間に介挿されるキャップ
本体5の内壁に立設された仕切板6とにより構成する。
キャップ本体5上壁8に開口部7を設け、左右壁3の後
縁を連結部9にて連結する。キャップ本体5の下面を開
放し、エポキシ樹脂が注入できる注入口10を形成す
る。左右壁3に、モールドコイル16の取付溝20,2
1に差し込まれる左右リブ11を設ける。仕切板6の上
下方向の高さ寸法を、左右壁3の高さ寸法より短く設定
し、仕切板6の基端側に切り欠きを設け、仕切板6によ
って隔てられた左右部屋を連通する連通路をキャップ本
体5内に形成する。
Description
【0001】
本考案は、機器本体の接続端子の露出を防止する絶縁キャップに関する。
【0002】
従来、機器本体の端子部分は、絶縁キャップによって覆われており、その露出 が防止されている。図6は、絶縁キャップ71が使用される状態を示すもので、 モールドコイル72のコイル端子73,74には、ハーネス75,76の芯線部 77,78が電気溶着され、前記モールドコイル72には、前記コイル端子73 ,74及び該コイル端子73,74に溶着された芯線部77,78を覆うように 断面U字状の絶縁キャップ71が取り付けられる。
【0003】 そして、この絶縁キャップ71には、図7に示すように、裏面側よりエポキシ 樹脂79が充填され、前記ハーネス75,76が、モールドコイル72から不用 意に外れないように構成されている。
【0004】
しかしながら、コイル端子73にハーネス75の芯線部77を電気溶着する際 に、前記芯線部77がバラケ、芯線部77を構成する細線が隣合うコイル端子7 4、または芯線部78に接触する恐れがある。また、前記絶縁キャップ71にエ ポキシ樹脂79を注入する際、あるいは、エポキシ樹脂79が硬化する際に、前 記細線が、隣合うコイル端子74、または芯線部78に接触する事もあり、この 場合には、両端子73,74がショートするといった不具合が生じた。
【0005】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、取り付けた時 点で、端子間のショートを確実に防止する絶縁キャップを提供することを目的と する。
【0006】
前記課題を解決するために、本考案にあっては、機器本体に設けられた複数の 接続端子を覆うようにして前記機器本体に取り付けられる絶縁キャップにおいて 、複数の接続端子を覆うキャップ本体の内壁に、隣合う接続端子の間に介挿され る仕切板を設けた。
【0007】 また、前記キャップ本体に、該キャップ本体と前記機器本体との間に充填剤を 注入する注入口を設けるとともに、前記キャップ本体内に、前記仕切板によって 隔てられた隣合う部屋を連通する連通路を設けた。
【0008】
前記構成において、機器本体の接続端子に接続線を接続する際には、接続線を 複数本準備し、各接続線の被覆を剥いて芯線部を露出させる。そして、各接続線 の芯線部を、機器本体に設けられた接続端子に各々接続し、これら接続部、すな わち各接続端子を覆うようにして絶縁キャップを取り付ける。すると、隣合う接 続端子の間には、前記絶縁キャップのキャップ本体内壁に設けられた仕切板が介 挿されるので、前記接続線の芯線部がバラケ、芯線部を構成する細線が隣合う接 続端子、あるいは隣合う接続線の芯線部に接触していた場合であっても、前記細 線の接触が前記仕切板によって阻止される。
【0009】 そして、前記絶縁キャップに設けられた注入口より、前記キャップ本体と前記 機器本体との間に充填剤を注入する際には、前記キャップ本体内には、前記仕切 板によって隔てられた隣合う部屋を連通する連通路が設けられているので、充填 剤を前記両部屋に均等に注入することができる。
【0010】
以下、本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。図1及び図2に示すよ うに、本実施例にかかる絶縁キャップ1は、絶縁体である合成樹脂製であり、中 央が膨出した前壁2及び該前壁2の左右端に設けられた左右壁3,4からなる断 面U字状のキャップ本体5と、該キャップ本体5の前壁2の内面中央に立設され た仕切板6とからなる。
【0011】 前記キャップ本体5及び前記仕切板6の両上縁には、後部側に横長の開口部7 を有した上壁8が設けられており、前記左右壁3,4の上縁には、前記開口部7 より後方にて、前記左右壁3,4を連結する連結部9が左右に延出するように形 成されている。また、キャップ本体5の下面は、図3にも示すように、開放され ており、これによりキャップ本体5には、エポキシ樹脂などの充填剤を注入する ことができる注入口10が形成されている。さらに、前記キャップ本体5には、 横方向に突出した左右リブ11,12が、左右壁3,4の後縁に形成されている 。
【0012】 一方、前記仕切板6は、図4にも示すように、上下方向の高さ寸法Bが、前記 左右壁3,4(右壁4のみ図示)の高さ寸法Cより短く設定されているとともに 、前記キャップ本体5に支持された前記仕切板6の先端側に切り欠きが設けられ ており、前記キャップ本体5内には、前記仕切板6によって隔てられた左右部屋 13,14(図2及び図3参照)を連通する連通路15a,15bが形成されて いる。
【0013】 すなわち、前記絶縁キャップ1は、図5に示すように、機器本体としてのモー ルドコイル16の壁面に設けられた端子部17の正極端子18及び負極端子19 の露出を防止するもので、前記絶縁キャップ1は、左右リブ11,12が前記端 子部17両端の取付溝20,21に合わせられた後、前記連結部9が端子部17 の上縁に当接するまで差し込まれるように形成されている。そして、このとき前 記キャップ本体5が前記両端子18,19を覆うとともに、キャップ本体5の前 記仕切板6が前記各端子18,19の間に介挿されるように構成されている。
【0014】 以上の構成にかかる本実施例において、モールドコイル16の端子部17に設 けられた正極及び負極端子18,19に、接続線であるハーネス22,23を接 続する際には、ハーネス22,23の被覆を剥いて芯線部24,25を露出させ 、これら芯線部24,25を、前記正極端子18及び負極端子19に各々電気溶 着する。そして、これらの溶着部、すなわち各端子18,19及び、ハーネス2 2,23の芯線部24,25を覆うようにして、前記絶縁キャップ1を前記端子 部17に取り付ける。すると、隣合う正極及び負極端子18,19の間及び、前 記芯線部24,25の間には、絶縁キャップ1のキャップ本体5内壁に設けられ た仕切板6が介挿され、キャップ本体5内には、正極端子18が収容された左部 屋13と、負極端子19が収容された右部屋14とが独立して形成される。した がって、前記ハーネス22の芯線部24がバラケ、この芯線部24を構成する細 線が隣合う負極端子19、あるいは隣合うハーネス23の芯線部25に接触して いた場合であっても、前記細線の接触が前記仕切板6によって阻止される。
【0015】 次に、前記モールドコイル16を裏返し、絶縁キャップ1の下面に設けられた 注入口10より、キャップ本体5と前記モールドコイル16との間にエポキシ樹 脂を注入する。このとき、キャップ本体5内には、該仕切板6によって隔てられ た左右部屋13,14を連通する連通路15a,15bが形成されているので、 前記エポキシ樹脂を、前記両部屋13,14に均等に注入することができる。こ のため、エポキシ樹脂を各部屋13,14ごとに各々注入するといった手間が省 ける。また、絶縁キャップ1の上壁8には、横長の開口部7が設けられており、 この開口部7は、エポキシ樹脂を絶縁キャップ1に注入する際の空気の抜穴とし て作用する。そして、注入されたエポキシ樹脂を硬化させ、前記ハーネス22, 23及び絶縁キャップ1をモールドコイル16に固定する。
【0016】 以上説明したように、本実施例の絶縁キャップ1をモールドコイル16に取り 付けるだけで、モールドコイル16における前記各端子18,19間のショート を確実に防止することができるので、各端子18,19にハーネス22,23を 接続する以前に、ハーネス22,23の芯線部24,25の先端を、半田付けし て束ねるといった下準備も不要となる。また、前記正極端子18及び負極端子1 9は、各々独立した左右部屋13,14に収容されているので、従来のように、 エポキシ樹脂を注入する際、あるいは、硬化させる際に、芯線部24の前記細線 と、隣合う負極端子19、あるいは隣合うハーネス23の芯線部25とがショー トすることもない。
【0017】
以上説明したように本考案の構成によれば、接続端子に接続された接続線の芯 線部がバラケ、芯線部を構成する細線が隣合う接続端子、あるいは隣合う接続線 の芯線部に接触していた場合であっても、キャップ本体に設けられた仕切板によ って前記細線の接触を阻止することができる。また、従来のように、キャップ本 体と機器本体との間に充填剤を注入する際、あるいは、該充填剤を硬化させる際 に、芯線部がバラケてなる細線が隣合う接続端子、あるいは隣合う接続線の芯線 部に接触することもない。したがって、本考案の絶縁キャップを機器本体に取り 付けるだけで、機器本体における各接続端子間のショートを確実に防止すること ができ、各接続端子に接続線を接続する前に、接続線の芯線部の先端を半田付け して束ねるといった下準備も不要となる。
【0018】 また、キャップ本体と機器本体との間に充填剤を注入する際には、キャップ本 体の仕切板によって隔てられた隣合う両部屋に、前記充填剤を均等に注入するこ とができるので、充填剤を各部屋ごとに各々注入するといった手間が省ける。
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同実施例の平面図である。
【図3】同実施例の正面図である。
【図4】図2のA−A断面図である。
【図5】同実施例の使用形態を示す図である。
【図6】従来の絶縁キャップが使用される状態を示す図
である。
である。
【図7】同従来例の絶縁キャップにエポキシ樹脂が注入
される状態を示す図である。
される状態を示す図である。
1 絶縁キャップ 5 キャップ本体 6 仕切板 10 注入口 13 左部屋 14 右部屋 15a 連通路 15b 連通路 16 モールドコイル(機器本体) 18 正極端子(接続端子) 19 負極端子(接続端子) 21 ハーネス(接続線) 22 ハーネス(接続線) 23 芯線部 24 芯線部
Claims (2)
- 【請求項1】 機器本体に設けられた複数の接続端子を
覆うようにして前記機器本体に取り付けられる絶縁キャ
ップにおいて、 複数の接続端子を覆うキャップ本体の内壁に、隣合う接
続端子の間に介挿される仕切板を設けたことを特徴とす
る絶縁キャップ。 - 【請求項2】 前記キャップ本体に、該キャップ本体と
前記機器本体との間に充填剤を注入する注入口を設ける
とともに、前記キャップ本体内に、前記仕切板によって
隔てられた隣合う部屋を連通する連通路を設けたことを
特徴とする請求項1記載の絶縁キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995006817U JP3019353U (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 絶縁キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995006817U JP3019353U (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 絶縁キャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3019353U true JP3019353U (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=43154769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995006817U Expired - Lifetime JP3019353U (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 絶縁キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019353U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018159239A1 (ja) * | 2017-03-03 | 2018-09-07 | 日本電産サンキョー株式会社 | 電気部品の接続構造及びモータ、電気部品の接続方法 |
-
1995
- 1995-06-13 JP JP1995006817U patent/JP3019353U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018159239A1 (ja) * | 2017-03-03 | 2018-09-07 | 日本電産サンキョー株式会社 | 電気部品の接続構造及びモータ、電気部品の接続方法 |
JP2018147650A (ja) * | 2017-03-03 | 2018-09-20 | 日本電産サンキョー株式会社 | 電気部品の接続構造及び電気部品の接続方法 |
CN110392962A (zh) * | 2017-03-03 | 2019-10-29 | 日本电产三协株式会社 | 电子零件的连接结构及马达、电子零件的连接方法 |
CN110392962B (zh) * | 2017-03-03 | 2021-03-09 | 日本电产三协株式会社 | 电子零件的连接结构及马达、电子零件的连接方法 |
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