JP2502160Y2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2502160Y2
JP2502160Y2 JP1989094471U JP9447189U JP2502160Y2 JP 2502160 Y2 JP2502160 Y2 JP 2502160Y2 JP 1989094471 U JP1989094471 U JP 1989094471U JP 9447189 U JP9447189 U JP 9447189U JP 2502160 Y2 JP2502160 Y2 JP 2502160Y2
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insulator
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史朗 佐藤
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Fujitsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 絶縁体に植設されたコンタクトのリード部が、半田を
使用して配線板等に接続される構成のコネクタに関し、 リード部に半田を被着させるとき、相手端子が接触す
るコンタクトの接続部が半田フラックスに汚染されない
ようにすることを目的とし、 中間部より一方に相手端子が接触する接続部を、他方
に半田が被着されるリード部を有する複数本のコンタク
トと、該複数本のコンタクトの中間部をインサートし、
該接続部が平らな上面より突出すると共に、該リード部
が平らな下面より突出するように、モールド成形された
第1の絶縁体と、該コンタクトの接続部が弾性変形可能
に挿入される複数の透孔を有し、平らな下面に該透孔の
コンタクト接続部挿入口が開口する第2の絶縁体と、該
第1,第2の絶縁体を収納するケースとを具え、該第1の
絶縁体の上面に該第2の絶縁体の下面を当接せしめ、該
第1の絶縁体の上面が、該接続部挿入口を塞ぐように構
成する。
〔産業上の利用分野〕
本考案はコネクタ、特にコンタクトのリード部が半田
によって配線板等に接続されるコネクタの構成に関す
る。
〔従来の技術〕
第3図は従来のコネクタの断面図、第4図は第3図に
示す絶縁体のA−A矢視断面図、第5図は第3図に示す
コネクタのコンタクトを分離させた斜視図である。
第3図において、ノイズ対策の講じられたEMI(elect
ro manetic interference)コネクタ1は、金属シェル
(ケース)2と、金属シェル2に収容された絶縁体3
と、絶縁体3に挿着させた複数本のコンタクト4,5より
なる。
コンタクト4,5は、中間部4aまたは5aの一方より接続
相手8の端子9が接触する接続部4bまたは5bを,他方に
は例えば配線板に接続するための半田が被着されるリー
ド部4cまたは5cを一体に有する。
モールド成形したのち金属シェル2に嵌合させるまた
は、金属シェル2内に射出成形してなる絶縁体3は、コ
ンタクト4,5が挿着される透孔6と相手端子9が挿入さ
れる挿入孔7を具え、透孔6の上端部にはコンタクト接
続部4bまたは5bの先端が当接する当接部7aを設け、複数
の各透孔6は第4図に示す如く、コンタクト4,5の中間
部4aまたは5aが固着されるコンタクト固着部6aの側方
に、接続部4b,5bが挿入される際に通過する通路6bを有
する。
かかるコネクタ1において、絶縁体3より下方にリー
ド部4c,5cが突出するコンタクト4,5は、第5図に示す如
く絶縁体3の下面より透孔6に挿着させることになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のコネクタ1は、プリント配線板に搭載するため
各リード部4c,5cをプリント配線板のスルーホールに挿
入し、リード部4c,5cを該スルーホールに半田付けしよ
うとすると、電気的に絶縁性を有する半田フラックスの
飛沫および蒸気が、スルーホールおよび、通路6bのため
大きく開口する透孔6を通って接続部4b,5bに付着し、
コンタクト4,5と相手端子8との接続が損なわれるとい
う問題点があった。
さらに、最近のEMIコネクタにおいてコンタクト支持
用絶縁体は、金属シェルに溶融樹脂を射出する方法で形
成されるようになったが、第3図に示す如くコンタクト
が複数列であるとき、その絶縁体形成用装置は、構成が
複雑化し高価な設備が必要になるという問題点があっ
た。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点の解決を目的とした本考案のコネクタは、
中間部より一方に相手端子が接触する接続部を、他方に
半田が被着されるリード部を有する複数本のコンタクト
と、該複数本のコンタクトの中間部をインサートし、該
接続部が平らな上面より突出すると共に、該リード部が
平らな下面より突出するように、モールド成形された第
1の絶縁体と、該コンタクトの接続部が弾性変形可能に
挿入される複数の透孔を有し、平らな下面に該透孔のコ
ンタクト接続部挿入口が開口する第2の絶縁体と、該第
1,第2の絶縁体を収納するケースとを具え、該第1の絶
縁体の上面に該第2の絶縁体の下面を当接せしめ、該第
1の絶縁体の上面が、該接続部挿入口を塞ぐようにした
ことを特徴とするものである。
〔作用〕
上記手段によれば、第2の絶縁体に形成されたコンタ
クト接続部の挿入孔を第1の絶縁体が塞ぐため、該接続
部はコンタクトリード部に半田付けする際に使用するフ
ラックスによって汚染されないように、即ち、第2の絶
縁体とコンタクトとの嵌合部からのフラックスの侵入を
なくし、第2の絶縁体とケースとの嵌合隙間から侵入し
たフラックスは、第1の絶縁体の下面と第2の絶縁体の
上面との当接間隙に止め置かれるようになる。従って、
該接続部と相手端子との電気的接続は、該半田付け作業
の終了とともに確保される。
また、従来のコネクタにおいて一体であった絶縁体
を、コンタクトを支持する第1の絶縁体と、相手端子の
挿入孔を有する第2の絶縁体とに分割し、さらに第1の
絶縁体はコンタクトの列単位に分割形成が容易となるこ
とによって、絶縁体の形成装置は比較的簡易構成で安価
なものが利用できるようになる。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本考案の実施例になるコネクタ
を説明する。
第1図は本考案の一実施例によるコネクタの主要構成
を示す断面図である。
第1図において、従来のコネクタ1に相当するEMIコ
ネクタ11は、金属シェル(ケース)12と、金属シェル12
に射出成形(または嵌合)された第2の絶縁体13と、複
数本のコンタクト4,5の各中間部4aまたは5aをインサー
トして成形された一対の第1の絶縁体14にてなる。
コンタクト4,5は、中間部4aまたは5aの一方より接続
相手8の端子9が接触する接続部4bまたは5bを,他方に
は例えば配線板に接続するための半田が被着されるリー
ド部4cまたは5cを一体に有する。
金属シェル12に固着された絶縁体13には、コンタクト
4,5の接続部4b,5bが弾性変形可能に挿入される透孔15と
相手端子9が挿入される挿入孔16と、挿入されたコンタ
クト4,5の接続部4b,5bの先端が当接する当接部17を設
け、図示する如く、コンタクト接続部4b,5bが突出する
一対の絶縁体14の平らな上面が絶縁体13の平らな下面と
当接するように、絶縁体14を金属シェル12に挿着させ
る。
絶縁体14の上面が当接する絶縁体13の前記下面には、
透孔15の接続部4b,5b挿入口が開口し、複数本のコンタ
クト4,5の中間部4a,5aをインサートしモールド形成した
絶縁体14は、コンタクト4,5の接続部4b,5bが前記上面か
ら突出すると共に、コンタクト4,5のリード部4c,5cが前
記下面から突出する。
第2図は第1図のコネクタから第1の絶縁体を分離さ
せた斜視図であり、第1の絶縁体14に設けられた凹所18
は金属シェル12の突起19に対向しており、絶縁体14を金
属シェル12に挿入させたとき凹所18は、絶縁体14の係止
用突起19と係合するようになる。
このように構成されたコネクタ11において、リード部
4c,5cに半田を被着させる際に使用する半田フラックス
の飛沫および蒸気は、絶縁体14によって遮られ、接続部
4b,5bを汚染されないように、即ち、第1の絶縁体とコ
ンタクトとの嵌合部から飛沫や蒸気になったフラックス
の侵入をなくし、さらに第1の絶縁体の外面に沿って、
例えば第1の絶縁体とその絶縁体を挿着したケースとの
嵌合隙間から侵入したフラックスは、第1の絶縁体の上
面と第2の絶縁体の下面との当接隙間に止め置かれるよ
うになる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、第2の絶縁体に
形成されたコンタクト接続部の挿入孔を第1の絶縁体が
塞ぐため、該接続部はコンタクトリード部に半田付けす
る際に使用するフラックスによって汚染されないよう
に、即ち、第1の絶縁体とコンタクトとの嵌合部からの
フラックスの侵入をなくし、さらに、第1の絶縁体の外
面に沿って、例えば第1の絶縁体とその絶縁体を挿着し
たケースとの嵌合隙間から侵入したフラックスは、第2
の絶縁体の下面と第1の絶縁体の上面との当接間隙に止
め置かれるようになる。
そのため、該接続部に相手端子が接触する電気的接続
は、該半田付け作業の終了と同時に確保される効果を有
する。
また、従来のコネクタにおいて一体であって絶縁体
を、コンタクトを支持する第1の絶縁体と、相手端子の
挿入孔を有する第2の絶縁体とに分割し、そのことによ
って第1の絶縁体はコンタクトの列単位に分割形成が容
易となり、絶縁体の形成装置は比較的簡易構成で安価な
ものが利用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるコネクタの主要構成を
示す断面図、 第2図は第1図のコネクタから第1の絶縁体を分離させ
た斜視図、 第3図は従来のコネクタの断面図、 第4図は第3図に示す絶縁体のA−A矢視断面図、 第5図は第3図に示すコネクタのコンタクトを分離させ
た斜視図、 である。 図中において、 4,5はコンタクト、4a,5aはコンタクトの中間部、4b,5b
はコンタクトの接続部、4c,5cはコンタクトのリード
部、9は相手端子、11はコネクタ、12は金属シェル(ケ
ース)、13は第2の絶縁体、14は第1の絶縁体、15は第
2の絶縁体の透孔、を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中間部より一方に相手端子が接触する接続
    部を、他方に半田が被着されるリード部を有する複数本
    のコンタクトと、 該複数本のコンタクトの中間部をインサートし、該接続
    部が平らな上面より突出すると共に、該リード部が平ら
    な下面より突出するように、モールド成形された第1の
    絶縁体と、 該コンタクトの接続部が弾性変形可能に挿入される複数
    の透孔を有し、平らな下面に該透孔のコンタクト接続部
    挿入口が開口する第2の絶縁体と、 該第1、第2の絶縁体を収納するケースとを具え、 該第1の絶縁体の上面に該第2の絶縁体の下面を当接せ
    しめ、該第1の絶縁体の上面が、該接続部挿入口を塞ぐ
    ようにしたことを特徴とするコネクタ。
JP1989094471U 1989-08-11 1989-08-11 コネクタ Expired - Lifetime JP2502160Y2 (ja)

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JPH0333971U JPH0333971U (ja) 1991-04-03
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WO2001039333A1 (fr) * 1999-11-26 2001-05-31 Advantest Corporation Connecteur

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