JP2653500B2 - 電気コネクタ - Google Patents
電気コネクタInfo
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- JP2653500B2 JP2653500B2 JP63284469A JP28446988A JP2653500B2 JP 2653500 B2 JP2653500 B2 JP 2653500B2 JP 63284469 A JP63284469 A JP 63284469A JP 28446988 A JP28446988 A JP 28446988A JP 2653500 B2 JP2653500 B2 JP 2653500B2
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- Japan
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- locking
- housing
- cap housing
- fitting
- cap
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電気コネクタに関し、さらに詳しくは、相手
コネクタのハウジングに嵌合すべきハウジングが複数部
材から構成してある該コネクタに関する。
コネクタのハウジングに嵌合すべきハウジングが複数部
材から構成してある該コネクタに関する。
(従来の技術) 従来、相手ハウジングに嵌合すべきハウジングが別々
に形成された複数部材で構成してあるコネクタは知られ
ている。たとえば、所定数のポストコンタクトの頚部近
傍に合成樹脂のモールドを施こして保持部材を形成し、
該保持部材を別に金属で形成したキャップハウジングに
嵌合することにより構成してあるコネクタが実用に供さ
れている。
に形成された複数部材で構成してあるコネクタは知られ
ている。たとえば、所定数のポストコンタクトの頚部近
傍に合成樹脂のモールドを施こして保持部材を形成し、
該保持部材を別に金属で形成したキャップハウジングに
嵌合することにより構成してあるコネクタが実用に供さ
れている。
前記嵌合保持のための前記従来技術が採る手段として
は、前記保持部材および前記キャップハウジングに互い
に係合する鈎状の係止凸縁を設け、あるいは、前記キャ
ップハウジングの内面に圧接するタボ状の圧接凸起を前
記保持部材に設けてある。
は、前記保持部材および前記キャップハウジングに互い
に係合する鈎状の係止凸縁を設け、あるいは、前記キャ
ップハウジングの内面に圧接するタボ状の圧接凸起を前
記保持部材に設けてある。
ちなみに、前記従来技術は、単にハウジングを複数部
材で構成し、かつ、該部材を嵌合するという点では、以
下に述べる本発明と共通するが、そのように構成する目
的としては、本発明と本質的に異なる。従来技術におい
ては、コンタクト保持の確実性、コネクタ組立の能率化
や、キャップハウジングにシールド効果を付与すること
などのため、ハウジングを複数部材で構成してある。そ
うしたモールド手段を採ることができるのは、従来技術
においては、コンタクトがポストであるうえ、該ポスト
は全体的に同じ幅に形成してあり、該ポストのテールエ
ンドをプリント基板のスルーホールに挿着して接続する
ものであるからである。そして、コネクタの高密度化、
軽薄短小化の要求に応えるべくコンタクトの配列ピッチ
を可及的に小さくする場合でも、前記のようにモールド
して保持部材を形成すると同時にこれにコンタクトを固
定することについて、技術上格別の困難性はないといえ
よう。しかしながら、本発明においては、コンタクトの
形態、その配列手段に限定されるものではないが、以下
に記述するように、コンタクトのテールを他部よりも幅
広に形成し、該テールに形成した切り込みに電線を圧接
して接続するといった或る種のコンタクトを配列保持す
べきハウジングにおいては、コネクタの高密度化、軽薄
短小化の要求に応えるべく、前記従来技術におけるポス
トコンタクトのように、コンタクトの配列ピッチを可及
的に小さくした状態で、前記モールド手段を採ること
は、組立工程の能率化、低コストの要求に応えるうえで
きわめて難しい。本発明においても、以下に記述するよ
うに、ハウジングを別々に形成した複数部材で構成する
が、これは、前記形態を有するコンタクトでも、前記要
求に応えることができるようにすることなどのためであ
る。
材で構成し、かつ、該部材を嵌合するという点では、以
下に述べる本発明と共通するが、そのように構成する目
的としては、本発明と本質的に異なる。従来技術におい
ては、コンタクト保持の確実性、コネクタ組立の能率化
や、キャップハウジングにシールド効果を付与すること
などのため、ハウジングを複数部材で構成してある。そ
うしたモールド手段を採ることができるのは、従来技術
においては、コンタクトがポストであるうえ、該ポスト
は全体的に同じ幅に形成してあり、該ポストのテールエ
ンドをプリント基板のスルーホールに挿着して接続する
ものであるからである。そして、コネクタの高密度化、
軽薄短小化の要求に応えるべくコンタクトの配列ピッチ
を可及的に小さくする場合でも、前記のようにモールド
して保持部材を形成すると同時にこれにコンタクトを固
定することについて、技術上格別の困難性はないといえ
よう。しかしながら、本発明においては、コンタクトの
形態、その配列手段に限定されるものではないが、以下
に記述するように、コンタクトのテールを他部よりも幅
広に形成し、該テールに形成した切り込みに電線を圧接
して接続するといった或る種のコンタクトを配列保持す
べきハウジングにおいては、コネクタの高密度化、軽薄
短小化の要求に応えるべく、前記従来技術におけるポス
トコンタクトのように、コンタクトの配列ピッチを可及
的に小さくした状態で、前記モールド手段を採ること
は、組立工程の能率化、低コストの要求に応えるうえで
きわめて難しい。本発明においても、以下に記述するよ
うに、ハウジングを別々に形成した複数部材で構成する
が、これは、前記形態を有するコンタクトでも、前記要
求に応えることができるようにすることなどのためであ
る。
前記従来技術の一つの嵌合保持手段においては、前記
保持部材および前記キャップハウジングの鈎状の係止凸
縁は、該保持部材および該キャップハウジングの縁部を
凸出させることにより形成してあって非常に硬い。ま
た、もうつ一の嵌合保持手段においては、前記保持部材
のタボ状の圧接凸起は、該保持部材の平面から凸出させ
ることにより形成してあって同様に非常に硬い。したが
って、前者の嵌合保持手段においては、前記嵌合操作を
容易にするため、前記嵌合にガタが生じることも顧みず
前記嵌合寸法を設定してある。しかし、前記ガタが生じ
ると、ハウジングにおけるコンタクトの配列ピッチが相
手コネクタのハウジングにおけるコンタクトのそれとの
間に狂いが生じる。後者の嵌合保持手段においては、前
記嵌合状態が不安定になり、かつ、各コネクタ間におい
て前記嵌合保持力にバラツキがあり、前記同様に前記ガ
タが生じる。
保持部材および前記キャップハウジングの鈎状の係止凸
縁は、該保持部材および該キャップハウジングの縁部を
凸出させることにより形成してあって非常に硬い。ま
た、もうつ一の嵌合保持手段においては、前記保持部材
のタボ状の圧接凸起は、該保持部材の平面から凸出させ
ることにより形成してあって同様に非常に硬い。したが
って、前者の嵌合保持手段においては、前記嵌合操作を
容易にするため、前記嵌合にガタが生じることも顧みず
前記嵌合寸法を設定してある。しかし、前記ガタが生じ
ると、ハウジングにおけるコンタクトの配列ピッチが相
手コネクタのハウジングにおけるコンタクトのそれとの
間に狂いが生じる。後者の嵌合保持手段においては、前
記嵌合状態が不安定になり、かつ、各コネクタ間におい
て前記嵌合保持力にバラツキがあり、前記同様に前記ガ
タが生じる。
(課題を解決するための手段) 本発明に係る電気コネクタは、キャップハウジング
と、所定数のコンタクトを保持し前記キャップハウジン
グに嵌合するベースハウジングとを備えている。
と、所定数のコンタクトを保持し前記キャップハウジン
グに嵌合するベースハウジングとを備えている。
前記キャップハウジングはその両側に係止孔を有し、
該係止孔は前記ベースハウジングとの対向両側から内方
へ狭くなるテーパに形成されているとともに該テーパの
終端の一方の内側面に鈎状の係止部を有し、 前記ベースハウジングは前記係止孔に挿入する可撓性
係止突片を有し、該係止突片は前記係止部に係合する係
止頭部を有し、該係止頭部は前記テーパ部の最も間隔が
狭くなる終端に干渉して該終端を通り抜けて前記係止部
に係合することを特徴としている。
該係止孔は前記ベースハウジングとの対向両側から内方
へ狭くなるテーパに形成されているとともに該テーパの
終端の一方の内側面に鈎状の係止部を有し、 前記ベースハウジングは前記係止孔に挿入する可撓性
係止突片を有し、該係止突片は前記係止部に係合する係
止頭部を有し、該係止頭部は前記テーパ部の最も間隔が
狭くなる終端に干渉して該終端を通り抜けて前記係止部
に係合することを特徴としている。
(作 用) 前記キャップハウジングに前記ベースハウジングが嵌
合する際、端子はキャップハウジングと絶縁された状態
で配置されている。また、前記係止孔に突片の前記係止
突片の前記係止頭部が挿入するとともに、該係止頭部が
該係止部に干渉しながらこれに係合する。したがって、
前記嵌合は少なくとも前記係合により保持される。
合する際、端子はキャップハウジングと絶縁された状態
で配置されている。また、前記係止孔に突片の前記係止
突片の前記係止頭部が挿入するとともに、該係止頭部が
該係止部に干渉しながらこれに係合する。したがって、
前記嵌合は少なくとも前記係合により保持される。
(実施例) 図面を参照して、本発明の実施例を説明すると、以下
のとおりである。
のとおりである。
第1図ないし第3図に示すように、実施例にかかるコ
ネクタのハウジングは、キャップハウジング10と、ベー
スハウジング11とから構成してある。キャップハウジン
グ10は金属から形成し、シールド効果を付与してある。
キャップハウジング10はその両側に係止孔12を有する。
キャップハウジング10の開口部には合成樹脂のモールド
法で内装部材13を一体に固定してあり、これは後記コン
タクトが貫通する透孔14を有する。ベースハウジング11
は合成樹脂から形成してある。ベースハウジング11は、
その上下面に所定ピッチで配列するキャビティ16を有
し、各キャビティ16にはコンタクト17を装填保持してあ
る。コンタクト17は、導電性金属板の打抜きで形成して
あって、接触部17aと、圧接接続部17bとを有する。、圧
接接続部17bは、他の部分より幅広く形成してあるとと
もに、コンタクト軸に対して垂直に屈折して電線(図示
せず)の芯線を挟持状態で圧着するための切り込み17c
を有する。こうしたコンタクト17は、その所定数の配列
状態において、自動機によりベースハウジング11の上下
面に対して垂直に押してキャビティ16に装填保持するこ
とができる。この保持状態においては、圧接接続部17b
をコンタクト軸方向からみると、隣接する同士の一部が
重なってみえるが、それほどにコンタクト17の配列ピッ
チを可及的に小さくすることにより、コネクタの高密度
化、軽薄短小化の要求に応えることができるようにして
ある。
ネクタのハウジングは、キャップハウジング10と、ベー
スハウジング11とから構成してある。キャップハウジン
グ10は金属から形成し、シールド効果を付与してある。
キャップハウジング10はその両側に係止孔12を有する。
キャップハウジング10の開口部には合成樹脂のモールド
法で内装部材13を一体に固定してあり、これは後記コン
タクトが貫通する透孔14を有する。ベースハウジング11
は合成樹脂から形成してある。ベースハウジング11は、
その上下面に所定ピッチで配列するキャビティ16を有
し、各キャビティ16にはコンタクト17を装填保持してあ
る。コンタクト17は、導電性金属板の打抜きで形成して
あって、接触部17aと、圧接接続部17bとを有する。、圧
接接続部17bは、他の部分より幅広く形成してあるとと
もに、コンタクト軸に対して垂直に屈折して電線(図示
せず)の芯線を挟持状態で圧着するための切り込み17c
を有する。こうしたコンタクト17は、その所定数の配列
状態において、自動機によりベースハウジング11の上下
面に対して垂直に押してキャビティ16に装填保持するこ
とができる。この保持状態においては、圧接接続部17b
をコンタクト軸方向からみると、隣接する同士の一部が
重なってみえるが、それほどにコンタクト17の配列ピッ
チを可及的に小さくすることにより、コネクタの高密度
化、軽薄短小化の要求に応えることができるようにして
ある。
第3図に示すように、キャップハウジング10にベース
ハウジング11を嵌合することにより、コネクタを組立て
ることができる。この組立てコネクタは、相手コネクタ
(図示せず)に嵌合し、コンタクト17の接触部17aを後
者のコネクタのコンタクトと電気接触する。前者と後者
のコネクタの嵌合は、前者のコネクタのキャップハウジ
ング10の前部(第2図上の上部)と、これに対向する後
者のコネクタのハウジングの前部とによってなされる。
また、キャップハウジング10の係止突起15を後者のコネ
クタハウジングの被係止部に係合するようにしてある。
ハウジング11を嵌合することにより、コネクタを組立て
ることができる。この組立てコネクタは、相手コネクタ
(図示せず)に嵌合し、コンタクト17の接触部17aを後
者のコネクタのコンタクトと電気接触する。前者と後者
のコネクタの嵌合は、前者のコネクタのキャップハウジ
ング10の前部(第2図上の上部)と、これに対向する後
者のコネクタのハウジングの前部とによってなされる。
また、キャップハウジング10の係止突起15を後者のコネ
クタハウジングの被係止部に係合するようにしてある。
第1図および第4図に示すように、ベースハウジング
11の両側からは板状に形成した係止突片18をキャップハ
ウジング側へ延出させてある。係止孔12と係止突片18と
には、ベースハウジング11のキャップハウジング10に対
する嵌合と同時に係止突片18を係止孔12に係合させるこ
とができるように位置関係および構造を与えてある。
11の両側からは板状に形成した係止突片18をキャップハ
ウジング側へ延出させてある。係止孔12と係止突片18と
には、ベースハウジング11のキャップハウジング10に対
する嵌合と同時に係止突片18を係止孔12に係合させるこ
とができるように位置関係および構造を与えてある。
第4図を参照して、係止孔12と係止突片18との関係を
さらに記述すると、つぎのとおりである。係止孔12は、
ベースハウジング11がキャップハウジング10に対向する
開始口端12e,12fから所定深さ位置まで両内側面12c,12d
によりテーパに形成してあって、両内側面12c,12d間の
最も狭い位置である内側面12cの終端に鈎状の係止部12a
を有する。内側面12dの終端12bは内側面12cの終端であ
る係止部12aよりも開始口端12fから遠く離れるように、
すなわち、第4図において、係止部12aから上方へずれ
るように位置している。開口始端12eは開始口端12fより
もベースハウジング11側へ突出している。
さらに記述すると、つぎのとおりである。係止孔12は、
ベースハウジング11がキャップハウジング10に対向する
開始口端12e,12fから所定深さ位置まで両内側面12c,12d
によりテーパに形成してあって、両内側面12c,12d間の
最も狭い位置である内側面12cの終端に鈎状の係止部12a
を有する。内側面12dの終端12bは内側面12cの終端であ
る係止部12aよりも開始口端12fから遠く離れるように、
すなわち、第4図において、係止部12aから上方へずれ
るように位置している。開口始端12eは開始口端12fより
もベースハウジング11側へ突出している。
一方、係止突片18はその先端に鈎状の係止頭部18aを
有し、その両側隅は斜面18b,18cに形成してある。係止
頭部18aの幅は、前記係止孔12における前記開始口端12
e,12fの間隔よりも狭く形成し、かつ、前記係止孔12の
最も狭い内側面12c,12dの間隔よりも若干大きく形成し
てある。係止突片18は、合成樹脂から作ってあるベース
ハウジング11の一部を板状に延出させることにより形成
してあるから、若干の可撓性を有する。
有し、その両側隅は斜面18b,18cに形成してある。係止
頭部18aの幅は、前記係止孔12における前記開始口端12
e,12fの間隔よりも狭く形成し、かつ、前記係止孔12の
最も狭い内側面12c,12dの間隔よりも若干大きく形成し
てある。係止突片18は、合成樹脂から作ってあるベース
ハウジング11の一部を板状に延出させることにより形成
してあるから、若干の可撓性を有する。
ベースハウジング11のキャップハウジング10に対する
嵌合時における押圧操作にともない、係止突片18の係止
頭部18aが、係止孔12の内側面12cに、ついで両内側面12
c,12dに摺接しながら、係止孔12における係止部12aが位
置する最も狭い位置に至る。この位置で、係止頭部18a
が内側面12c,12dに最も強く干渉しながら、係止部12aを
乗り越える。同時に、その乗り越えの過程において係止
部12aに干渉して内側面12d側へ押圧されていた係止頭部
18aが内側面12dの終端12b域で干渉して係止部12a側へ押
圧される。その結果、係止頭部18aが係止部12aに係合す
る。しかし、係止頭部18aが係止部12aを乗り越えると
き、係止頭部18aの一部が圧潰されて係止頭部18aと係止
部12aとの係合が不確実になることがある。このため、
第5図に示すように、前記係合状態において、係止部12
aと開始口端12eとの間における該係止部が形成されてい
る内側面12cの一部をその外側面から適宜の工具で加圧
して変形させ係止突片18の頚部18eに圧接させてあるこ
とが好ましい。凹部23は前記工具による加圧痕である。
なお、第4図上、係止突片18がその付根18dを基点とし
て右側(外側)へ若干傾斜するように形成されていても
よい。
嵌合時における押圧操作にともない、係止突片18の係止
頭部18aが、係止孔12の内側面12cに、ついで両内側面12
c,12dに摺接しながら、係止孔12における係止部12aが位
置する最も狭い位置に至る。この位置で、係止頭部18a
が内側面12c,12dに最も強く干渉しながら、係止部12aを
乗り越える。同時に、その乗り越えの過程において係止
部12aに干渉して内側面12d側へ押圧されていた係止頭部
18aが内側面12dの終端12b域で干渉して係止部12a側へ押
圧される。その結果、係止頭部18aが係止部12aに係合す
る。しかし、係止頭部18aが係止部12aを乗り越えると
き、係止頭部18aの一部が圧潰されて係止頭部18aと係止
部12aとの係合が不確実になることがある。このため、
第5図に示すように、前記係合状態において、係止部12
aと開始口端12eとの間における該係止部が形成されてい
る内側面12cの一部をその外側面から適宜の工具で加圧
して変形させ係止突片18の頚部18eに圧接させてあるこ
とが好ましい。凹部23は前記工具による加圧痕である。
なお、第4図上、係止突片18がその付根18dを基点とし
て右側(外側)へ若干傾斜するように形成されていても
よい。
第6図に示すように、キャップハウジング10の前記内
装部材13の突出部13aと、該突出部が対向するベースハ
ウジング11の所定部とには、該両ハウジングの嵌合時に
互いに係合する第2の嵌合保持手段として、鈎状の係止
突起19、20を設けてある。この嵌合保持手段は該嵌合保
持の補助的機能を有する。この機能は、前記コンタクト
の配列数が多いコンタクトであって、キャップハウジン
グ10およびベースハウジング11の左右方向の長さが大き
くなり、前記両係止孔12および前記両係止突片18のそれ
ぞれの間隔が大きくなる場合に一層有効である。ベース
ハウジング11は、合成樹脂から作ってあるので、ベース
ハウジング11の長さが大きくなると、その中央部がキャ
ップハウジング10から外力によって離間する外側へ撓む
ことがあるが、撓むと、前記両係止突片18が、第5図
上、内側へ斜傾し、前記係止孔12との係合によるキャッ
プハウジング10とベースハウジング11との嵌合保持が低
下するところ、前記第2の嵌合保持手段を設けてある
と、そうした不都合を未然に防止することができるから
である。
装部材13の突出部13aと、該突出部が対向するベースハ
ウジング11の所定部とには、該両ハウジングの嵌合時に
互いに係合する第2の嵌合保持手段として、鈎状の係止
突起19、20を設けてある。この嵌合保持手段は該嵌合保
持の補助的機能を有する。この機能は、前記コンタクト
の配列数が多いコンタクトであって、キャップハウジン
グ10およびベースハウジング11の左右方向の長さが大き
くなり、前記両係止孔12および前記両係止突片18のそれ
ぞれの間隔が大きくなる場合に一層有効である。ベース
ハウジング11は、合成樹脂から作ってあるので、ベース
ハウジング11の長さが大きくなると、その中央部がキャ
ップハウジング10から外力によって離間する外側へ撓む
ことがあるが、撓むと、前記両係止突片18が、第5図
上、内側へ斜傾し、前記係止孔12との係合によるキャッ
プハウジング10とベースハウジング11との嵌合保持が低
下するところ、前記第2の嵌合保持手段を設けてある
と、そうした不都合を未然に防止することができるから
である。
また、第1図に見られるように、ベースハウジング11
の両側上下面(ただし、下面は図示せず)にはキャップ
ハウジング10の内面に圧接する楔部21が形成されてい
る。楔部21はキャップハウジング10とベースハウジング
11との嵌合保持に関してもう一つの補助的機能を有す
る。
の両側上下面(ただし、下面は図示せず)にはキャップ
ハウジング10の内面に圧接する楔部21が形成されてい
る。楔部21はキャップハウジング10とベースハウジング
11との嵌合保持に関してもう一つの補助的機能を有す
る。
(発明の効果) 本発明にかかるコネクタによれば、キャップハウジン
グの両側に位置する係止孔に挿入するベースハウジング
の可撓性係止突片の係止頭部が、該係止孔の両内側斜面
に摺接しながら該係止部が位置する該係止孔の最も狭い
部位に干渉しながら該部位を通り抜けて該係止部に係合
し、該両ハウジングの嵌合保持が確実になされる。した
がって、前記嵌合保持状態にガタが生じることがない。
グの両側に位置する係止孔に挿入するベースハウジング
の可撓性係止突片の係止頭部が、該係止孔の両内側斜面
に摺接しながら該係止部が位置する該係止孔の最も狭い
部位に干渉しながら該部位を通り抜けて該係止部に係合
し、該両ハウジングの嵌合保持が確実になされる。した
がって、前記嵌合保持状態にガタが生じることがない。
前記係合に加え、前記係止部近傍の内側面の一部が変
形して該係止突片の頚部に圧接している場合には、前記
両ハウジングの嵌合保持が一層確実になされる。
形して該係止突片の頚部に圧接している場合には、前記
両ハウジングの嵌合保持が一層確実になされる。
また、前記係止孔における前記係止部が形成されてい
る一方の内側面と対向する他方の内側面の終端が、該係
止部の位置よりも前記開始口端から遠く離れて位置して
いる場合には、前記係止孔における前記係止部に前記係
止突片の前記係止頭部がより一層確実に係合する。
る一方の内側面と対向する他方の内側面の終端が、該係
止部の位置よりも前記開始口端から遠く離れて位置して
いる場合には、前記係止孔における前記係止部に前記係
止突片の前記係止頭部がより一層確実に係合する。
また、前記係止孔における前記係止部が形成されてい
る一方の開始口端が、該一方の開始口端に対向する他方
の開始口端よりも前記ベースハウジング側へ突出してい
る場合には、前記係止孔への前記係止頭部の挿入が一層
容易である。
る一方の開始口端が、該一方の開始口端に対向する他方
の開始口端よりも前記ベースハウジング側へ突出してい
る場合には、前記係止孔への前記係止頭部の挿入が一層
容易である。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の実施例にかかるコネクタを構成する
キャップハウジングとベースハウジングとの分離斜視
図。 第2図は、所要部分を水平に断面した前記キャップハウ
ジングおよび一部を省略した前記ベースハウジングの平
面図。 第3図は、前記キャップハウジングと前記ベースハウジ
ングとの嵌合により構成したコネクタの長さ方向と交差
する方向での断面側面図。 第4図は、前記キャップハウジングの係止孔と前記ベー
スハウジングの係止突片との関係を示す部分断面図。 第5図は、前記係止孔と前記係止突片との係合状態の部
分断面図。 第6図は、前記キャップハウジングと前記ベースハウジ
ングとの所定部分の水平断面図。 10……キャップハウジング、 11……ベースハウジング、 12……係止孔、 12a……係止部、 12b……内側面12dの終端位置、 12c……一方の内側面、 12d……他方の内側面、 12e……一方の開始口端、 12f……他方の開始口端、 18……係止突片、 18a……係止頭部、 18e……頚部。
キャップハウジングとベースハウジングとの分離斜視
図。 第2図は、所要部分を水平に断面した前記キャップハウ
ジングおよび一部を省略した前記ベースハウジングの平
面図。 第3図は、前記キャップハウジングと前記ベースハウジ
ングとの嵌合により構成したコネクタの長さ方向と交差
する方向での断面側面図。 第4図は、前記キャップハウジングの係止孔と前記ベー
スハウジングの係止突片との関係を示す部分断面図。 第5図は、前記係止孔と前記係止突片との係合状態の部
分断面図。 第6図は、前記キャップハウジングと前記ベースハウジ
ングとの所定部分の水平断面図。 10……キャップハウジング、 11……ベースハウジング、 12……係止孔、 12a……係止部、 12b……内側面12dの終端位置、 12c……一方の内側面、 12d……他方の内側面、 12e……一方の開始口端、 12f……他方の開始口端、 18……係止突片、 18a……係止頭部、 18e……頚部。
Claims (1)
- 【請求項1】キャップハウジングと、所定数のコンタク
トを保持し前記キャップハウジングに嵌合するベースハ
ウジングとを備え、 前記キャップハウジングはその両側に係止孔を有し、該
係止孔は前記ベースハウジングとの対向両側から内方へ
狭くなるテーパに形成されているとともに該テーパの終
端の一方の内側面に鈎状の係止部を有し、 前記ベースハウジングは前記係止孔に挿入する可撓性係
止突片を有し、該係止突片は前記係止部に係合する係止
頭部を有し、該係止頭部は前記テーパ部の最も間隔が狭
くなる終端に干渉して該終端を通り抜けて前記係止部に
係合することを特徴とする電気コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63284469A JP2653500B2 (ja) | 1988-05-15 | 1988-11-09 | 電気コネクタ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63-117642 | 1988-05-15 | ||
JP11764288 | 1988-05-15 | ||
JP63284469A JP2653500B2 (ja) | 1988-05-15 | 1988-11-09 | 電気コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0272570A JPH0272570A (ja) | 1990-03-12 |
JP2653500B2 true JP2653500B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=26455728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63284469A Expired - Lifetime JP2653500B2 (ja) | 1988-05-15 | 1988-11-09 | 電気コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2653500B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2791831B2 (ja) * | 1990-10-26 | 1998-08-27 | 日本エー・エム・ピー株式会社 | 電気コネクタ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS565258Y2 (ja) * | 1973-12-10 | 1981-02-04 | ||
JPS5755757Y2 (ja) * | 1978-12-22 | 1982-12-01 | ||
JPH0334856Y2 (ja) * | 1986-04-21 | 1991-07-24 |
-
1988
- 1988-11-09 JP JP63284469A patent/JP2653500B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0272570A (ja) | 1990-03-12 |
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