JPH1032914A - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱Info
- Publication number
- JPH1032914A JPH1032914A JP8185130A JP18513096A JPH1032914A JP H1032914 A JPH1032914 A JP H1032914A JP 8185130 A JP8185130 A JP 8185130A JP 18513096 A JP18513096 A JP 18513096A JP H1032914 A JPH1032914 A JP H1032914A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connection box
- circuit board
- guide hole
- lower cover
- tubular portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気接続箱内への異物侵入防止や電気接続箱
の組立性向上を図る。 【解決手段】 電気接続箱の各構成部材２，３，４，
６，３６に形成したガイド孔９，１０，１２，１６，２
０，２７を位置決めピン７に挿通させて各構成部材を組
み立てる電気接続箱で、一以上の前記構成部材４，３６
に、前記ガイド孔１２，２０を有する筒状部１３，２１
を形成し、筒状部を電気接続箱の底壁２ａから上壁６ａ
にかけて連通して配置した。筒状部１３，２１を前記上
壁６ａに向けて上向きに突設した。前記構成部材３６に
配設したコネクタ１９のハウジング２２に筒状部２１を
形成した。前記一以上の構成部材が下カバー４や回路基
板Ａｓｓｙ３６である。
の組立性向上を図る。 【解決手段】 電気接続箱の各構成部材２，３，４，
６，３６に形成したガイド孔９，１０，１２，１６，２
０，２７を位置決めピン７に挿通させて各構成部材を組
み立てる電気接続箱で、一以上の前記構成部材４，３６
に、前記ガイド孔１２，２０を有する筒状部１３，２１
を形成し、筒状部を電気接続箱の底壁２ａから上壁６ａ
にかけて連通して配置した。筒状部１３，２１を前記上
壁６ａに向けて上向きに突設した。前記構成部材３６に
配設したコネクタ１９のハウジング２２に筒状部２１を
形成した。前記一以上の構成部材が下カバー４や回路基
板Ａｓｓｙ３６である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、組立治具の位置決
めピンに対するガイド孔を各構成部材に形成して組立を
容易化した電気接続箱におけるガイド孔からの異物混入
等を防止した構造に関するものである。
めピンに対するガイド孔を各構成部材に形成して組立を
容易化した電気接続箱におけるガイド孔からの異物混入
等を防止した構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５は従来の電気接続箱（ジャンクショ
ンボックス）を組み立てる状態、図６は電気接続箱の組
立完了状態をそれぞれ示すものである。この電気接続箱
３１は、合成樹脂製の接続箱本体３２と、該接続箱本体
３２の凹部３３内に積層される複数枚のバスバー回路基
板３４と、該バスバー回路基板３４上に組み付けられる
合成樹脂製の下カバー３５と、該下カバー３５内に装着
されるプリント回路基板Ａｓｓｙ（ＰＣＢＡｓｓｙ）３
６″と、該ＰＣＢＡｓｓｙ３６″を覆って該下カバー３
５に嵌合する合成樹脂製の上カバー３８とで構成され
る。
ンボックス）を組み立てる状態、図６は電気接続箱の組
立完了状態をそれぞれ示すものである。この電気接続箱
３１は、合成樹脂製の接続箱本体３２と、該接続箱本体
３２の凹部３３内に積層される複数枚のバスバー回路基
板３４と、該バスバー回路基板３４上に組み付けられる
合成樹脂製の下カバー３５と、該下カバー３５内に装着
されるプリント回路基板Ａｓｓｙ（ＰＣＢＡｓｓｙ）３
６″と、該ＰＣＢＡｓｓｙ３６″を覆って該下カバー３
５に嵌合する合成樹脂製の上カバー３８とで構成され
る。
【０００３】該接続箱本体３２とバスバー回路基板３４
と下カバー３５とプリント回路基板３７と上カバー３８
とにはそれぞれガイド孔３９〜４３が上下方向に貫通し
て設けられており、電気接続箱３１の組立に際しては、
図５の如くテンプレート（組立治具）８に立設した位置
決めピン７に各構成部材３２，３５，３６″，３８のガ
イド孔３９〜４３を挿通して、各構成部材をテンプレー
ト８上に順に組み付けていく。
と下カバー３５とプリント回路基板３７と上カバー３８
とにはそれぞれガイド孔３９〜４３が上下方向に貫通し
て設けられており、電気接続箱３１の組立に際しては、
図５の如くテンプレート（組立治具）８に立設した位置
決めピン７に各構成部材３２，３５，３６″，３８のガ
イド孔３９〜４３を挿通して、各構成部材をテンプレー
ト８上に順に組み付けていく。
【０００４】しかしながら、上記従来の電気接続箱３１
にあっては、図６の如く組付後において上カバー３８の
ガイド孔４３から電気接続箱３１の空間４４内に矢印イ
の如くゴミや水等の異物が侵入する懸念があり、プリン
ト回路基板３７やバスバー回路基板３４の回路等に悪影
響を与える心配があった。
にあっては、図６の如く組付後において上カバー３８の
ガイド孔４３から電気接続箱３１の空間４４内に矢印イ
の如くゴミや水等の異物が侵入する懸念があり、プリン
ト回路基板３７やバスバー回路基板３４の回路等に悪影
響を与える心配があった。
【０００５】また、図７に示す如く、ＰＣＢＡｓｓｙ３
６″を挿入治具４５で押して電気接続箱３１の下カバー
３５内に組み付ける際に、プリント回路基板３７の片側
に位置する接続用雌端子４６にバスバー回路基板３４の
バスバー端子４７が挿入される抵抗でＰＣＢＡｓｓｙ３
６″が傾き、それによって接続用雌端子４６の接触ばね
部がこじられて変形してしまうという懸念があった。
６″を挿入治具４５で押して電気接続箱３１の下カバー
３５内に組み付ける際に、プリント回路基板３７の片側
に位置する接続用雌端子４６にバスバー回路基板３４の
バスバー端子４７が挿入される抵抗でＰＣＢＡｓｓｙ３
６″が傾き、それによって接続用雌端子４６の接触ばね
部がこじられて変形してしまうという懸念があった。
【０００６】一方、図８は実開昭６３−１２７２２２号
公報に記載された電気接続箱５１の内部構造を示すもの
であり、下カバー５２に立設した筒状部５３と、上カバ
ー５４から垂下形成した筒状部５５とで複数枚のプリン
ト回路基板５６を押し付けて支持し、上カバー５４から
垂下した溶着ピン５７の先端を下カバー５２に溶着固定
している。
公報に記載された電気接続箱５１の内部構造を示すもの
であり、下カバー５２に立設した筒状部５３と、上カバ
ー５４から垂下形成した筒状部５５とで複数枚のプリン
ト回路基板５６を押し付けて支持し、上カバー５４から
垂下した溶着ピン５７の先端を下カバー５２に溶着固定
している。
【０００７】この構造においては、上カバー５４から筒
状部５５を垂下している関係で、プリント回路基板５６
を上へ積み上げる際に該筒状部５５が邪魔になって作業
性が悪いという問題があった。かといってプリント回路
基板５６に上向きの筒状部を形成することはできず、組
付作業性の良い電気接続箱の構造が望まれていた。
状部５５を垂下している関係で、プリント回路基板５６
を上へ積み上げる際に該筒状部５５が邪魔になって作業
性が悪いという問題があった。かといってプリント回路
基板５６に上向きの筒状部を形成することはできず、組
付作業性の良い電気接続箱の構造が望まれていた。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、電気接続箱内に異物が侵入する危険がなく、且
つ電気接続箱の組立を容易且つ確実に行うことができる
構造の電気接続箱を提供することを目的とする。
に鑑み、電気接続箱内に異物が侵入する危険がなく、且
つ電気接続箱の組立を容易且つ確実に行うことができる
構造の電気接続箱を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電気接続箱の各構成部材に形成したガイ
ド孔を位置決めピンに挿通させて各構成部材を組み立て
る電気接続箱において、一以上の前記構成部材に、前記
ガイド孔を有する筒状部を形成し、該筒状部を電気接続
箱の底壁から上壁にかけて連通して配置したことを特徴
とする。前記筒状部を前記上壁に向けて上向きに突設し
た。また、前記構成部材に配設したコネクタのハウジン
グに前記筒状部を形成した。前記一以上の構成部材が下
カバーや回路基板Ａｓｓｙである。
に、本発明は、電気接続箱の各構成部材に形成したガイ
ド孔を位置決めピンに挿通させて各構成部材を組み立て
る電気接続箱において、一以上の前記構成部材に、前記
ガイド孔を有する筒状部を形成し、該筒状部を電気接続
箱の底壁から上壁にかけて連通して配置したことを特徴
とする。前記筒状部を前記上壁に向けて上向きに突設し
た。また、前記構成部材に配設したコネクタのハウジン
グに前記筒状部を形成した。前記一以上の構成部材が下
カバーや回路基板Ａｓｓｙである。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体
例を図面を用いて詳細に説明する。図１は本発明に係る
電気接続箱を示すものである。この電気接続箱１は従来
と同様に合成樹脂製の接続箱本体２と、該接続箱本体２
内に積層される複数枚のバスバー回路基板３と、該接続
箱本体２の内側に嵌合し、バスバー回路基板３上に密着
する合成樹脂製の下カバー４と、該下カバー４内に配置
されるプリント回路基板Ａｓｓｙ（ＰＣＢＡｓｓｙ）３
６と、下カバー４の内側に嵌合してＰＣＢＡｓｓｙ３６
を覆う合成樹脂製の上カバー６とで構成される。該接続
箱本体２とバスバー回路基板３と下カバー４とＰＣＢＡ
ｓｓｙ３６（後述のコネクタ１９を含む）と上カバー６
とをそれぞれ電気接続箱１の各構成部材と定義する。
例を図面を用いて詳細に説明する。図１は本発明に係る
電気接続箱を示すものである。この電気接続箱１は従来
と同様に合成樹脂製の接続箱本体２と、該接続箱本体２
内に積層される複数枚のバスバー回路基板３と、該接続
箱本体２の内側に嵌合し、バスバー回路基板３上に密着
する合成樹脂製の下カバー４と、該下カバー４内に配置
されるプリント回路基板Ａｓｓｙ（ＰＣＢＡｓｓｙ）３
６と、下カバー４の内側に嵌合してＰＣＢＡｓｓｙ３６
を覆う合成樹脂製の上カバー６とで構成される。該接続
箱本体２とバスバー回路基板３と下カバー４とＰＣＢＡ
ｓｓｙ３６（後述のコネクタ１９を含む）と上カバー６
とをそれぞれ電気接続箱１の各構成部材と定義する。
【００１１】該電気接続箱１の組立は従来と同様に位置
決めピン７を有するテンプレート（組立治具）８を用い
て行われる。前記接続箱本体２の底壁２ａと各バスバー
回路基板３とには、従来同様に位置決めピン７に対する
ガイド孔９，１０が貫設されている。バスバー回路基板
３には、ガイド孔位置を避けてバスバー回路１１がＸＹ
方向に配索されている。
決めピン７を有するテンプレート（組立治具）８を用い
て行われる。前記接続箱本体２の底壁２ａと各バスバー
回路基板３とには、従来同様に位置決めピン７に対する
ガイド孔９，１０が貫設されている。バスバー回路基板
３には、ガイド孔位置を避けてバスバー回路１１がＸＹ
方向に配索されている。
【００１２】また前記下カバー４の底壁４ａには、該ガ
イド孔９，１０に連通するガイド孔１２を有する筒状部
１３が上方のプリント回路基板５に向けて突出形成され
ている。すなわち該筒状部１３は下カバー４の底壁４ａ
の上面に立設されている。該筒状部１３は下カバー４と
一体に樹脂成形され、筒状部１３の突出高さは下カバー
４の側壁４ｂよりもかなり低く設定されている。該筒状
部１３の先端（上端）１３ａはプリント回路基板５の下
面に当接してプリント回路基板５を支持する。該下カバ
ー４には、バスバー回路基板３に突設されたバスバー端
子１４が貫通して突出している。
イド孔９，１０に連通するガイド孔１２を有する筒状部
１３が上方のプリント回路基板５に向けて突出形成され
ている。すなわち該筒状部１３は下カバー４の底壁４ａ
の上面に立設されている。該筒状部１３は下カバー４と
一体に樹脂成形され、筒状部１３の突出高さは下カバー
４の側壁４ｂよりもかなり低く設定されている。該筒状
部１３の先端（上端）１３ａはプリント回路基板５の下
面に当接してプリント回路基板５を支持する。該下カバ
ー４には、バスバー回路基板３に突設されたバスバー端
子１４が貫通して突出している。
【００１３】該バスバー端子１４はプリント回路基板５
上の接続用雌端子１５に接続している。該プリント回路
基板５には、該筒状部１３のガイド孔１２に連通するガ
イド孔１６と、該バスバー端子１４に対する挿通孔１７
とが形成されている。
上の接続用雌端子１５に接続している。該プリント回路
基板５には、該筒状部１３のガイド孔１２に連通するガ
イド孔１６と、該バスバー端子１４に対する挿通孔１７
とが形成されている。
【００１４】該プリント回路基板５上には接続用雌端子
１５の他に種々の電気部品１８や、外部ハーネス接続用
の雌コネクタ１９が配設されている。該雌コネクタ１９
に、プリント回路基板５のガイド孔１６に連通するガイ
ド孔２０を有する高さ方向の筒状部２１が一体に形成さ
れている。プリント回路基板５と電気部品１８と接続用
雌端子１５と雌コネクタ１９とでＰＣＢＡｓｓｙ３６が
構成される。
１５の他に種々の電気部品１８や、外部ハーネス接続用
の雌コネクタ１９が配設されている。該雌コネクタ１９
に、プリント回路基板５のガイド孔１６に連通するガイ
ド孔２０を有する高さ方向の筒状部２１が一体に形成さ
れている。プリント回路基板５と電気部品１８と接続用
雌端子１５と雌コネクタ１９とでＰＣＢＡｓｓｙ３６が
構成される。
【００１５】図２は雌コネクタ１９を示すものであり、
合成樹脂製のコネクタハウジング２２の外壁２３に筒状
部２１が一体に形成され、該筒状部２１の中央にガイド
孔２０が貫設されている。筒状部２１の上端２１ａと下
端２１ｂとはコネクタハウジング２２の上端２２ａと下
端２２ｂとに一致している。該筒状部２１の上端面２１
ａに隣接してコネクタ嵌合室２４の開口２４ａが位置し
ている。図１で示す雌コネクタ１９は図２の雌コネクタ
１９を矢視Ａ−Ａの如く断面したものである。該コネク
タ嵌合室２４内には複数のピン端子２５が突設され、該
ピン端子２５とハウジング２２とで雌コネクタ１９を構
成している。該ハウジング２２の前後端には、プリント
回路基板５に対する係止用の鍔部２６が突出形成されて
いる。
合成樹脂製のコネクタハウジング２２の外壁２３に筒状
部２１が一体に形成され、該筒状部２１の中央にガイド
孔２０が貫設されている。筒状部２１の上端２１ａと下
端２１ｂとはコネクタハウジング２２の上端２２ａと下
端２２ｂとに一致している。該筒状部２１の上端面２１
ａに隣接してコネクタ嵌合室２４の開口２４ａが位置し
ている。図１で示す雌コネクタ１９は図２の雌コネクタ
１９を矢視Ａ−Ａの如く断面したものである。該コネク
タ嵌合室２４内には複数のピン端子２５が突設され、該
ピン端子２５とハウジング２２とで雌コネクタ１９を構
成している。該ハウジング２２の前後端には、プリント
回路基板５に対する係止用の鍔部２６が突出形成されて
いる。
【００１６】図１の如く該コネクタハウジング２２の上
端２２ａは上カバー６の上壁６ａの裏面に当接密着し、
該上カバー６には、該コネクタハウジング２２のガイド
孔２０に連通するガイド孔２７と、コネクタ嵌合室２４
に連通するコネクタ挿入口２８とが形成されている。該
カバー６は図示しないロック手段で下カバー４に係止さ
れている。接続箱本体２の底壁２ａと上カバー６の上壁
６ａとで電気接続箱１の底壁と上壁とを構成する。
端２２ａは上カバー６の上壁６ａの裏面に当接密着し、
該上カバー６には、該コネクタハウジング２２のガイド
孔２０に連通するガイド孔２７と、コネクタ嵌合室２４
に連通するコネクタ挿入口２８とが形成されている。該
カバー６は図示しないロック手段で下カバー４に係止さ
れている。接続箱本体２の底壁２ａと上カバー６の上壁
６ａとで電気接続箱１の底壁と上壁とを構成する。
【００１７】上記構造により、上カバー６のガイド孔２
７とコネクタ１９のガイド孔２０とプリント回路基板５
のガイド孔１６と下カバー４のガイド孔１２とバスバー
回路基板３のガイド孔１０と接続箱本体２のガイド孔９
とが電気接続箱１内の空間２９，３０から完全に遮断さ
れた状態で連通する。
７とコネクタ１９のガイド孔２０とプリント回路基板５
のガイド孔１６と下カバー４のガイド孔１２とバスバー
回路基板３のガイド孔１０と接続箱本体２のガイド孔９
とが電気接続箱１内の空間２９，３０から完全に遮断さ
れた状態で連通する。
【００１８】すなわち、コネクタ１９の筒状部２１の下
端２１ｂがプリント回路基板５の上面に密着し、該筒状
部２１の上端２１ａが上カバー６に密着して、該筒状部
２１がプリント回路基板５と上カバー６との間の空間２
９と、該筒状部２１のガイド孔２０との連通を遮断す
る。さらに、下カバー４の筒状部１３の上端１３ａがプ
リント回路基板５の下面に密着し、該筒状部１３がプリ
ント回路基板５と下カバー４との間の空間３０と該筒状
部１３のガイド孔１２との連通を遮断する。これによ
り、上カバー６のガイド孔２７に侵入した異物（図示せ
ず）は各ガイド孔２０，１６，１２，１０を通り抜けて
接続箱本体２のガイド孔９から外部に排出され、電気接
続箱１内には決して侵入することがない。
端２１ｂがプリント回路基板５の上面に密着し、該筒状
部２１の上端２１ａが上カバー６に密着して、該筒状部
２１がプリント回路基板５と上カバー６との間の空間２
９と、該筒状部２１のガイド孔２０との連通を遮断す
る。さらに、下カバー４の筒状部１３の上端１３ａがプ
リント回路基板５の下面に密着し、該筒状部１３がプリ
ント回路基板５と下カバー４との間の空間３０と該筒状
部１３のガイド孔１２との連通を遮断する。これによ
り、上カバー６のガイド孔２７に侵入した異物（図示せ
ず）は各ガイド孔２０，１６，１２，１０を通り抜けて
接続箱本体２のガイド孔９から外部に排出され、電気接
続箱１内には決して侵入することがない。
【００１９】また、下カバー４の底壁４ａの上面に筒状
部１３が立設され、且つプリント回路基板５の上面に立
設した雌コネクタハウジング２２に筒状部２１が形成さ
れ、両筒状部１３，２１が上向きに配置されているか
ら、電気接続箱１の組立作業性が良好である。
部１３が立設され、且つプリント回路基板５の上面に立
設した雌コネクタハウジング２２に筒状部２１が形成さ
れ、両筒状部１３，２１が上向きに配置されているか
ら、電気接続箱１の組立作業性が良好である。
【００２０】すなわち、位置決めピン７の先端７ａに下
カバー４の底壁４ａの下面やプリント回路基板５の下面
を摺接案内させることで、位置決めピン７が各ガイド孔
１２，２０に簡単に挿入される。もしも筒状部１３，２
１が下向きであれば、位置決めピン７が筒上部１３の先
端１３ａに当接せずに側方にずれたり、コネクタ嵌合室
２４内に挿入されたりして、位置決めピン７とガイド孔
１２，２０とを位置合わせするのが非常に困難である。
また筒状部１３，２１を手で掴んで下カバー４やプリン
ト回路基板５を電気接続箱１内に挿着することもでき
る。
カバー４の底壁４ａの下面やプリント回路基板５の下面
を摺接案内させることで、位置決めピン７が各ガイド孔
１２，２０に簡単に挿入される。もしも筒状部１３，２
１が下向きであれば、位置決めピン７が筒上部１３の先
端１３ａに当接せずに側方にずれたり、コネクタ嵌合室
２４内に挿入されたりして、位置決めピン７とガイド孔
１２，２０とを位置合わせするのが非常に困難である。
また筒状部１３，２１を手で掴んで下カバー４やプリン
ト回路基板５を電気接続箱１内に挿着することもでき
る。
【００２１】図３，図４は電気接続箱１′にＰＣＢＡｓ
ｓｙ３６′を組み付ける状態を示すものである。図３の
如くプリント回路基板５′上には複数の接続用雌端子１
５が配設され、接続箱本体２′の収容凹部２９に既に収
容されたバスバー回路基板３′には、該接続用雌端子１
５に対するバスバー端子１４が立設されている。接続箱
本体２′はテンプレート８上に載置され、テンプレート
８の位置決めピン７がバスバー回路基板３′のガイド孔
１０′を貫通して収容凹部２９内に突出している。図３
では下カバー４′の記載を省略している。
ｓｙ３６′を組み付ける状態を示すものである。図３の
如くプリント回路基板５′上には複数の接続用雌端子１
５が配設され、接続箱本体２′の収容凹部２９に既に収
容されたバスバー回路基板３′には、該接続用雌端子１
５に対するバスバー端子１４が立設されている。接続箱
本体２′はテンプレート８上に載置され、テンプレート
８の位置決めピン７がバスバー回路基板３′のガイド孔
１０′を貫通して収容凹部２９内に突出している。図３
では下カバー４′の記載を省略している。
【００２２】そして、図４の如く位置決めピン７にＰＣ
ＢＡｓｓｙ３６′のコネクタ１９′の筒状部２１′のガ
イド孔２０′を挿通させると同時に、バスバー端子１４
が接続用雌端子１５に挿入接続する。ここでＰＣＢＡｓ
ｓｙ３６′の傾きに対して位置決めピン７が、高さ方向
に延びる筒状部２１′のガイド孔２０′上端側２０ａと
下端側２０ｂとの二点で支持されるから、ＰＣＢＡｓｓ
ｙ３６′は傾きなく水平に位置する。それにより、ＰＣ
ＢＡｓｓｙ３６′が電気接続箱１′にスムーズに組み付
けられることはもとより、バスバー端子１４が接続用雌
端子１５にスムーズ且つ確実に挿入され、接続用雌端子
１５のこじれ変形等が防止され、電気的接続の信頼性が
向上する。
ＢＡｓｓｙ３６′のコネクタ１９′の筒状部２１′のガ
イド孔２０′を挿通させると同時に、バスバー端子１４
が接続用雌端子１５に挿入接続する。ここでＰＣＢＡｓ
ｓｙ３６′の傾きに対して位置決めピン７が、高さ方向
に延びる筒状部２１′のガイド孔２０′上端側２０ａと
下端側２０ｂとの二点で支持されるから、ＰＣＢＡｓｓ
ｙ３６′は傾きなく水平に位置する。それにより、ＰＣ
ＢＡｓｓｙ３６′が電気接続箱１′にスムーズに組み付
けられることはもとより、バスバー端子１４が接続用雌
端子１５にスムーズ且つ確実に挿入され、接続用雌端子
１５のこじれ変形等が防止され、電気的接続の信頼性が
向上する。
【００２３】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、構成部
材の筒状部が外部に連通し、且つ該筒状部によって電気
接続箱内の空間とガイド孔とが遮断されるから、ガイド
孔に侵入した異物は外部に排出され、電気接続箱内に入
ることがない。従って異物により回路のショートする等
の危険が回避される。また、筒状部を上向きに形成する
ことで、構成部材の取扱性と共に位置決めピンに対する
組立性が向上する。さらに、コネクタハウジングに筒状
部を形成することで、電気接続箱内の省スペース化が図
れると共に、位置決めピンを該筒状部内に挿入した際に
構成部材が傾きなく支持され、これにより組立性が向上
し、端子の挿入も確実に行われる。
材の筒状部が外部に連通し、且つ該筒状部によって電気
接続箱内の空間とガイド孔とが遮断されるから、ガイド
孔に侵入した異物は外部に排出され、電気接続箱内に入
ることがない。従って異物により回路のショートする等
の危険が回避される。また、筒状部を上向きに形成する
ことで、構成部材の取扱性と共に位置決めピンに対する
組立性が向上する。さらに、コネクタハウジングに筒状
部を形成することで、電気接続箱内の省スペース化が図
れると共に、位置決めピンを該筒状部内に挿入した際に
構成部材が傾きなく支持され、これにより組立性が向上
し、端子の挿入も確実に行われる。
【図１】本発明に係る電気接続箱の一実施例を示す縦断
面図である（図１のコネクタは図２のＡ−Ａ断面を示
す）。
面図である（図１のコネクタは図２のＡ−Ａ断面を示
す）。
【図２】筒状部を有するコネクタを示す斜視図である。
【図３】電気接続箱の組立過程を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図４】同じく電気接続箱の組立過程を示す断面図（図
３のＢ−Ｂ断面図）である。
３のＢ−Ｂ断面図）である。
【図５】従来の電気接続箱を示す分解斜視図である。
【図６】同じく電気接続箱を示す縦断面図である。
【図７】同じく従来の一問題点を示す縦断面図である。
【図８】他の従来例を示す要部縦断面図である。
１，１′ 電気接続箱 ２，２′ 接続箱本体 ２ａ 底壁 ３，３′ バスバー回路基板 ４，４′ 下カバー ６ 上カバー ６ａ 上壁 ７ 位置決めピン ９，１０，１２，１６，２０，２７ ガイド孔 １３，２１，２１′ 筒状部 １９，１９′ コネクタ ２２ ハウジング ３６，３６′ ＰＣＢＡｓｓｙ
Claims (4)
- 【請求項１】 電気接続箱の各構成部材に形成したガイ
ド孔を位置決めピンに挿通させて各構成部材を組み立て
る電気接続箱において、一以上の前記構成部材に、前記
ガイド孔を有する筒状部を形成し、該筒状部を電気接続
箱の底壁から上壁にかけて連通して配置したことを特徴
とする電気接続箱。 - 【請求項２】 前記筒状部を前記上壁に向けて上向きに
突設したことを特徴とする請求項１記載の電気接続箱。 - 【請求項３】 前記構成部材に配設したコネクタのハウ
ジングに前記筒状部を形成したことを特徴とする請求項
１又は２記載の電気接続箱。 - 【請求項４】 前記一以上の構成部材が下カバーや回路
基板Ａｓｓｙであることを特徴とする請求項１〜３の何
れかに記載の電気接続箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8185130A JPH1032914A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8185130A JPH1032914A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 電気接続箱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1032914A true JPH1032914A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16165405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8185130A Withdrawn JPH1032914A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1032914A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000092652A (ja) * | 1998-09-16 | 2000-03-31 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱 |
| JP2000102138A (ja) * | 1998-09-18 | 2000-04-07 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱 |
| US7671608B2 (en) | 2006-09-20 | 2010-03-02 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Electrical junction box |
| JP2010110057A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱および該電気接続箱の組立方法 |
| JP2015089279A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | 株式会社フジクラ | 電子制御ユニット搭載型電気接続箱及び電気接続箱 |
| CN111384696A (zh) * | 2018-12-28 | 2020-07-07 | 矢崎总业株式会社 | 电连接盒 |
-
1996
- 1996-07-15 JP JP8185130A patent/JPH1032914A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000092652A (ja) * | 1998-09-16 | 2000-03-31 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱 |
| JP2000102138A (ja) * | 1998-09-18 | 2000-04-07 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱 |
| US7671608B2 (en) | 2006-09-20 | 2010-03-02 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Electrical junction box |
| JP2010110057A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱および該電気接続箱の組立方法 |
| JP2015089279A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | 株式会社フジクラ | 電子制御ユニット搭載型電気接続箱及び電気接続箱 |
| CN111384696A (zh) * | 2018-12-28 | 2020-07-07 | 矢崎总业株式会社 | 电连接盒 |
| JP2020108306A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5067905A (en) | Electric connection box | |
| US4923411A (en) | External connection structure of electric connection box | |
| US20130343018A1 (en) | Electrical junction box | |
| JP2005006474A (ja) | 電気接続箱 | |
| JPH1032060A (ja) | モジュール形コネクタ | |
| US6875923B2 (en) | Bus bar device and electric junction box incorporating the same | |
| US20020137368A1 (en) | Junction box | |
| US5921807A (en) | Crimping connector | |
| JPH0221107B2 (ja) | ||
| JPH1032914A (ja) | 電気接続箱 | |
| JPH1028311A (ja) | 自動車用電気接続箱 | |
| CN213920679U (zh) | 一种高压回路互锁结构 | |
| JPH09149527A (ja) | 電気接続箱 | |
| JP4091497B2 (ja) | 電気接続箱とその組立方法 | |
| KR100489973B1 (ko) | 전기 접속기용 커넥터 | |
| US6147875A (en) | Circuit body | |
| CN218456162U (zh) | 插座 | |
| US6840814B2 (en) | Connector for printed circuit board | |
| JP4382223B2 (ja) | 電気コネクタ | |
| KR0140193Y1 (ko) | 3중결합방식 커넥터 | |
| JPH0327712A (ja) | 分岐接続箱 | |
| CN216624599U (zh) | 一种组合式端子板 | |
| CN220065609U (zh) | 一种线束保险丝 | |
| CN212115786U (zh) | 一种保险丝盒的pcba安装结构 | |
| JPH0648761Y2 (ja) | 自動布線用コネクタ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031007 |