JP3019189B2 - 端子接続部の形成方法 - Google Patents

端子接続部の形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気接続箱等における
ヒューズ等の端子と電線との接続を相手端子を介さずに
行わせる端子接続部の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6〜7は実開平1−166419号公
報に記載された電気接続箱におけるヒューズ端子の接続
構造を示すものである。電気接続箱40内においてヒュ
ーズ41の一対の雄タブ端子42,43の一方42は中
継端子44を介して電源側ブスバー46のタブ端子47
に接続され、他方43は他の中継端子45を介して負荷
側タブ端子48に接続される。該中継端子44,45は
左右一対のカール状の弾性接触片49を有し、該接触片
49の内側に両タブ端子42,47及び43,48が挿
入接続される。該負荷側タブ端子48の基端には圧接部
50が形成され、該圧接部50には負荷側電線51の一
端が圧接接続される。該電線51の他端は負荷側圧接端
子52に接続される。
【0003】前記ブスバー46は配線板53に配索固定
され、該配線板53の上下にタブ端子47,54が突出
形成される。該配線板53を貫通してタブ端子47と並
列に前記負荷側タブ端子48が配設される。タブ端子4
7,48に接続された前記中継端子44,45は上カバ
ー54の収容室55内に収納される。またタブ端子48
は圧接部50で負荷側電線51に接続し、負荷側電線5
1は、下カバー56に貫通固定された前記負荷側圧接端
子52に接続される。そして電源側ブスバー46からの
電流はヒューズ41を経て電線51から負荷側圧接端子
52に流れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成にあっては、ヒューズ41の雄タブ端子43を
負荷側電線51に接続させるのに配線板側のタブ端子4
8や、該タブ端子48と雄タブ端子43とを接続させる
比較的大きめで高価な中継端子45を必要とするため
に、部品コストが増加して電気接続箱40の価格がアッ
プしたり、ヒューズ41毎に中継端子44,45を組付
けることに伴い製造工数が増大したり、電気接続箱40
の肥大化ないし重量化を生じるという問題があった。
【0005】本発明は、上記した点に鑑み、電気接続箱
等におけるヒューズ等の端子接続部の形成方法におい
て、相手側端子や中継端子の使用に伴う価格アップや製
造工数の増大あるいは肥大化や重量化を防止し得る端子
接続部の形成方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、端子挿入溝を介して対向する一対の絶縁
性の壁部の各先端部に、電線の露出導体部の径よりも深
い電線支持溝を該端子挿入溝と直交して設け、該電線支
持溝に該露出導体部を載置し、該一対の壁部の外側面に
対する一対の折曲用突出壁と、該折曲用突出壁よりも長
く突出し、該端子挿入溝内に進入する挿入ブレードと、
該一対の壁部の先端に当接する溝底とを 有する電線押し
込み具を用いて、該露出導体部の長手方向中間部を該挿
入ブレードで該端子挿入溝内に押し込んで略U字状に屈
曲させると共に、該露出導体部の先端方と基端方とを該
折曲用突出壁で該一対の壁部の外側面に沿って折曲させ
ることを特徴とする端子接続部の形成方法を採用する
(請求項1)。
【0007】前記一対の壁部を電気接続箱の合成樹脂製
の下カバーに一体に形成することも可能である(請求項
2)。
【0008】
【作用】露出導体部は挿入ブレードで端子挿入溝内に押
し込まれて略U字状に屈曲し、端子挿入溝の内壁に密着
する。それと同時に露出導体部の先端方と基端方とが一
対の壁部の外側面に沿って密着する。露出導体部は電線
支持溝により電線径方向に位置決めされると共に、電線
押し込み具の溝底と干渉することなく長手方向にスムー
ズに摺接する。そして露出導体部は略U字状の導体屈曲
部と外側面に沿う導体折曲部とで電線長手方向の移動が
阻止されて、一対の壁部にしっかりと固定される。端子
は略U字状の導体屈曲部の間に挿入される。
【0009】
【実施例】図1は本発明における端子接続構造の一実施
例を示すものである。この構造は、電気接続箱1に挿着
するヒューズ2の一対の雄タブ端子3,4の一方3を、
中継端子を用いずに、電線5の皮剥きされた露出導体部
6に押圧接続させるものである。すなわち電気接続箱1
の合成樹脂製の上カバー7に設けたヒューズ挿入部8の
片側すなわち一方の雄タブ端子3に対して同じく合成樹
脂製の下カバー9から絶縁性の電線保持用突壁10を一
体的に立設し、該電線保持用突壁10に一方の雄タブ端
子3に対する端子挿入溝11を形成すると共に、該挿入
溝11と直交して該挿入溝11よりも浅い電線支持溝
(電線仮止溝)12を形成して、露出導体部6に対する
保持部を構成している。
【0010】該電線保持用突壁10は矩形柱状に形成さ
れ、ブスバー13を有する複数枚の層状の配線板14を
貫通して配線板14上に突出する。該電線保持用突壁
の隣には、ヒューズ2の他方の雄タブ端子4に対する
中継端子15が配線板14上のブスバー13のタブ端子
16に挿入接続されている。該中継端子15は内側に該
タブ端子16とヒューズ2の雄タブ端子4とを接触させ
るばね片17を有している。電線保持用突壁10の突出
高さは該中継端子15の装着高さとほぼ同程度に設定さ
れる。
【0011】前記電線支持溝12の深さは電線5の露出
導体部6の径よりもやや深く設定される。電線支持溝1
2は中央の端子挿入溝11を除く電線保持用突壁10の
前部と後部とに形成されている。該端子挿入溝11の幅
1 (図2)はヒューズ2の雄タブ端子3の厚さよりも
充分広く設定されている。該端子挿入溝11内には電線
5の露出導体部6が溝内壁面18に沿って略U字状に対
向して配索される。略U字状の電線屈曲部19のなす隙
間S2 (図4)は雄タブ端子3の板厚よりもやや狭く設
定される。
【0012】該端子挿入溝11を挟んで立設された前壁
(壁部)20と後壁(壁部)21とは前後方向の可撓性
ないし弾性を有しており、略U字状の導体屈曲部19
間に雄タブ端子3を弾性的に保持可能である。これによ
り雄タブ端子3は導体屈曲部19に密着して接触し、且
つ外側に撓んだ前壁20と後壁21との復元力で挟持さ
れて、確実に固定される。なお前記上カバー7のヒュー
ズ挿入部8には、ヒューズ2の胴部の縦溝22に対する
案内突条23が形成されており、ヒューズ2の挿入をス
ムーズ且つ確実に行える。
【0013】前記電線保持用突壁10への電線5の装着
は図2〜3に示す方法で行われる。すなわち、図2の如
く電線5の先端部を皮剥きした状態でその真直な露出導
体部6の中央付近を電線保持用突壁10の電線支持溝1
2上に載置させる。次いで図3の如く電線押し込み具2
4で露出導体部6を端子挿入溝11内に押し込むと共に
前後の壁部20,21に沿って屈曲させる。
【0014】該電線押し込み具24は、端子挿入溝11
に対する雄タブ端子3とほぼ同一厚ないしやや薄めの挿
入ブレード25と、前後の壁部20,21の先端部に対
する逃げ溝26と、該壁部20,21の外側面20a,
21aに沿う折曲用突出壁27,28と、中央の挿入ブ
レード25と同心に延長した操作軸部29とを有する。
該端子挿入溝11の上端縁にはテーパ状の内側面取30
が施され、真直な露出導体部6の端子挿入溝11内への
スムーズな引き込みを可能としている。また挿入ブレー
ド25の突出長さは突出壁28の突出長さよりもやや長
く設定されている。
【0015】露出導体部6は図3の如く電線押し込み具
24の挿入ブレード25で導体中央部を押されて端子挿
入溝11内に押し込まれ、略U字状に屈曲して溝内壁
18に密着する。露出導体部6の押し込みに際しては、
電線支持溝12内を導体部6が押し込み具24の溝底2
6a(図)と干渉することなくスムーズに摺接する。
それと同時に導体部6の先端方と基端方とが突出壁2
7,28で支持溝12から略矩形状に折り曲げられて前
後の壁部20,21の外側面20a,21a(図)に
密着する。電線5の被覆部31は前壁20から配線板1
4に沿って直角に折り曲げられる。
【0016】そして図4の如く押し込み具24を抜き出
してから配線板14上に上カバー7を覆設する。上カバ
ー7は電線保持用突壁10の上端に近接して位置し、ヒ
ューズ挿入部8内の端子挿入孔32が端子挿入溝11内
の導体屈曲部19間のスリット状間隙33の上側に対向
して位置する。
【0017】そして図5の如くヒューズ挿入部8にヒュ
ーズ2を挿入することにより、一方の雄タブ端子3がU
字状の導体屈曲部19の間に挿入接続される。該雄タブ
端子3は電線保持用突壁10の前後の壁部20,21を
矢印イの如く外側にやや押し撓ませ、該壁部20,21
の復元力で導体屈曲部19との充分な接圧を得る。該ヒ
ューズ2の他方の雄タブ端子4は図1の中継端子15を
介してブスバー13のタブ端子16(図1)に接続され
る。
【0018】なお、本実施例ではヒューズ2の雄タブ端
子3の接続例を示したが、本発明に係る端子接続構造及
び端子接続部の形成方法はヒューズ以外の接続端子やブ
スバー端子等にも適用可能なものである。
【0019】
【発明の効果】以上の如くに、請求項1記載の発明によ
れば、露出導体部を電線押し込み具で押し込み成形する
という簡単な操作で端子接続部を形成できるから、製造
工数が格段に低減される。この端子接続部は自動機でも
成形可能であり、一層の工数低減が図られる。特に、露
出導体部が電線支持溝内で電線径方向に位置決めされる
とともに、露出導体部が電線支持溝内を電線押し込み具
の溝底と干渉することなくスムーズに摺接することで、
端子接続部が簡単且つ確実に形成される。
【0020】そして、請求項2記載の発明により、電気
接続箱における例えばヒューズの雄タブ端子を負荷側電
線に端子を介さず直接的に接続することができるから、
従来のような相手側タブ端子や中継端子が不要となり、
部品コストの削減による電気接続箱の製造コストの低減
や、端子組付工数の削減による製造工数の低減並びに端
子を使用しないことによる電気接続箱の軽量化が図られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における端子接続構造の一実施例を示す
分解斜視図である。
【図2】端子接続部の形成方法を示す縦断面図(図1の
A−A相当断面図)である。
【図3】同じく露出電線を屈曲成形した状態を示す縦断
面図である。
【図4】上カバーを覆設した状態を示す縦断面図であ
る。
【図5】ヒューズを挿着した状態を示す縦断面図であ
る。
【図6】従来例を示す分解斜視図である。
【図7】同じく縦断面図である。
【符号の説明】
3 雄タブ端子 6 露出導体部 9 下カバー 10 電線保持用突壁 11 端子挿入溝 12 電線支持溝 19 導体屈曲部 20,21 壁部 24 電線押し込み具 25 挿入ブレード 27,28 折曲用突出壁 S2 間隙

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子挿入溝を介して対向する一対の絶縁
    性の壁部の各先端部に、電線の露出導体部の径よりも深
    い電線支持溝を該端子挿入溝と直交して設け、該電線支
    持溝に該露出導体部を載置し、該一対の壁部の外側面に
    対する一対の折曲用突出壁と、該折曲用突出壁よりも長
    く突出し、該端子挿入溝内に進入する挿入ブレードと、
    該一対の壁部の先端に当接する溝底とを有する電線押し
    込み具を用いて、該露出導体部の長手方向中間部を該挿
    入ブレードで該端子挿入溝内に押し込んで略U字状に屈
    曲させると共に、該露出導体部の先端方と基端方とを該
    折曲用突出壁で該一対の壁部の外側面に沿って折曲させ
    ことを特徴とする端子接続部の形成方法。
  2. 【請求項2】 前記一対の壁部を電気接続箱の合成樹脂
    製の下カバーに一体に形成することを特徴とする請求項
    1記載の端子接続部の形成方法。
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