JP3017034B2 - 回転操作型電気部品 - Google Patents

回転操作型電気部品

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JP3017034B2
JP3017034B2 JP6322438A JP32243894A JP3017034B2 JP 3017034 B2 JP3017034 B2 JP 3017034B2 JP 6322438 A JP6322438 A JP 6322438A JP 32243894 A JP32243894 A JP 32243894A JP 3017034 B2 JP3017034 B2 JP 3017034B2
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敬二 竹沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリボリュームや
ロータリスイッチ等の回転操作型電気部品に係り、特
に、回転可能に設けられた操作軸に所望の回転トルクを
付与するためのトルク出し機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転操作型電気部品にお
いて、操作軸と一体的に回転する板ばねを備え、該板ば
ねの突部を軸受の内側の摺動面に弾接させることによ
り、前記操作軸に所望の回転トルクを付与するためのト
ルク出し機構が採用されていた。このような従来の回転
操作型電気部品では、操作者が操作軸を回転させると、
この操作軸と板ばねとが一体的に回転し、該板ばねの突
部が軸受の摺動面を摺動して、これらの板ばねの突部と
軸受の摺動面との間で摩擦抵抗が生じるため、この摩擦
抵抗によって操作軸に対して回転トルクを付与するよう
になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術にあっては、板ばねの突部が摺動面に対して
点接触しているため、操作軸の回転操作時に板ばねの突
部が摺動面の凹凸を拾い易く、操作感触が損なわれると
いう問題があった。また、前記のように板ばねと摺動面
との接触面積が小さく、板ばねの突部と軸受の摺動面と
の摩擦抵抗が比較的小さいため、この摩擦抵抗に伴う回
転トルクを高めるのが困難であった。特に、ダイカスト
成型した軸受を用いる場合、該軸受の摺動面の仕上り状
態が比較的荒く、摺動面の凹凸がかなり多く形成されて
いるため、前述した操作感触が劣ると共に回転トルクが
小さいという問題が顕著であった。
【0004】本発明は、かかる従来技術の実情に鑑みて
なされたもので、その目的は、操作軸を回転させる際の
操作感触が良好であり、かつ、回転トルクを高めること
のできる回転操作型電気部品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、回転可能に設けられた操作軸と、この操
作軸の軸線方向と直交する摺動面を内側に有し、該操作
軸を回転可能に支持する軸受と、前記操作軸と一体的に
回転するトルク出し用の板ばねとを備え、これら軸受の
摺動面と板ばねとの間に前記操作軸と一体的に回転する
平板状のスペーサを介設し、かつ、該スペーサの表面と
前記軸受の摺動面との間に潤滑用グリースを封入したこ
とを、最も主要な特徴とするものである。また、上記の
構成において、前記軸受の摺動面に前記グリースを溜め
る環状の溝を設けた。
【0006】
【作用】上記手段によれば、軸受の摺動面と板ばねとの
間に操作軸と一体的に回転する平板状のスペーサを介設
したため、このスペーサの背面に板ばねの突部が弾接す
ることにより、該スペーサの表面が軸受の摺動面に面接
触して大きな接触面積が得られる。したがって、操作軸
に連動して板ばねとスペーサが一体的に回転する際に、
前記スペーサの表面と軸受の摺動面との間で大きな摩擦
抵抗が生じ、操作軸に付与される回転トルクを高めるこ
とができる。
【0007】また、上記のように、板ばねとスペーサは
操作軸と一体的に回転し、スペーサのみが軸受の摺動面
に面接触するため、操作軸の回転操作時に板ばねが摺動
面の凹凸を拾うことはなく、しかも、軸受の摺動面とス
ペーサの表面との間に潤滑用グリースを封入したため、
これら軸受の摺動面とスペーサの表面との間が該スペー
サの摺動時に潤滑されており、長期間にわたって滑らか
な感触が得られる。
【0008】さらに、前記軸受の摺動面に前記グリース
を溜める環状の溝を設けたものにあっては、この溝から
グリースが軸受の摺動面に補充されるため、より長期間
にわたって滑らかな回転感触を保持できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の一実施例に係る回転操作型電気部品
の断面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3は
該回転操作型電気部品に備えられる軸受を内側から見た
正面図、図4は該回転操作型電気部品に備えられる連結
部材の側面図である。
【0010】本実施例の回転操作型電気部品は、図1に
示すように、操作つまみ1が取付けられ、回転可能でか
つ軸線方向に移動可能に設けられた操作軸2と、亜鉛な
どの金属ダイカストからなり、該操作軸2を回転可能に
支持する軸受3と、この軸受3の取付フランジ4に装着
され、操作軸2を介して回転操作される可変抵抗器用ブ
ロック5と、この可変抵抗器用ブロック5の背面側に装
着され、操作軸2を介して押圧操作される押釦スイッチ
用ブロック6とから主として構成されている。
【0011】前記軸受3の取付フランジ4側には操作軸
2の軸線方向と直交する摺動面7が形成され、この摺動
面7に例えばりん青銅板からなる平板状のスペーサ8の
表面が摺接しており、該スペーサ8は操作軸2と一体的
に回転するようになっている。また、スペーサ8の背面
には例えばステンレス板からなるトルク出し用の板ばね
9が弾接しており、該板ばね9も操作軸2と一体的に回
転するようになっており、換言すると、軸受3の摺動面
7と板ばね9との間にスペーサ8が介設されている。前
記軸受3には操作軸2が挿通される段付き挿通孔10が
設けられ、この段付き挿通孔10内に取付フランジ4側
より連結部材11が挿入されている。
【0012】図2に示すように、前記連結部材11は小
判状に形成された挿通孔12を有し、該挿通孔12に操
作軸2の段付部2aを挿入することにより、該連結部材
11は操作軸2にスプライン結合され、操作軸2とは一
体的に回転するが操作軸2の軸線方向には移動可能とな
っている。この連結部材11の周面には軸線方向に沿っ
て係合溝13が形成され、この係合溝13に前記スペー
サ8から内周方向に張出した係合片8aが係合すること
により、上記のように該スペーサ8が操作軸2と一体的
に回転するようになっている。また、連結部材11の端
面にも一対の係合溝14が形成されており、この係合溝
14に前記板ばね9から内周方向に張出した一対の係合
片9aがそれぞれ係合することにより、上記のように該
板ばね9も操作軸2と一体的に回転するようになってい
る。
【0013】図3に示すように、前記軸受3の摺動面7
には円環状に形成されたグリース溜め用の溝15が設け
られており、該溝15内を含み摺動面7とスペーサ8と
の間に図示しない潤滑用グリースが封入されている。さ
らに、前記段付き挿通孔10の段部10aから第1の突
起16が軸線方向に突出すると共に、前記連結部材11
から第2の突起17が前記段部10aに向かう方向に突
出しており、操作軸2に連動して連結部材11が回転す
る際に、第2の突起17が第1の突起16に当接するこ
とによって、操作軸2の回転角度が規制されるようにな
っている。
【0014】このように構成された上記実施例にあって
は、軸受3の摺動面7と板ばね9との間に操作軸2と一
体的に回転する平板状のスペーサ8を介設したため、こ
のスペーサ8を介して板ばね9の弾性力が軸受3の摺動
面7に付与され、スペーサ8の表面と軸受3の摺動面7
とは広い範囲で面接触する。したがって、操作軸2に連
動して板ばね9とスペーサ8が一体的に回転する際に、
スペーサ8の表面と軸受3の摺動面7との間で大きな摩
擦抵抗が生じ、操作軸2に付与される回転トルクを高め
ることができる。
【0015】また、板ばね9はスペーサ8に対して回転
せず、スペーサ8のみが軸受3の摺動面7に面接触しな
がら回転するため、操作軸2の回転操作時に板ばね9が
摺動面7の凹凸を拾うことはなく、しかも、軸受3の摺
動面7とスペーサ8の表面との間が潤滑用グリースによ
って潤滑されるため、長期にわたって滑らかな回転感触
が得られ、操作感触を良好なものにすることができる。
さらに、軸受3の摺動面7に潤滑用グリースを溜める環
状の溝15を設けたので、軸受3の摺動面7とスペーサ
8の表面との間が前記グリースで常に潤滑され、長期に
わたって滑らかな回転感触を維持することができる。
【0016】さらに、操作軸2の回転角度を規制するた
めの突起16、17をそれぞれ軸線方向に突出するよう
に形成したため、これらに対応する突起等が径方向に突
出するものと比べて、軸受3の外径寸法を小さくするこ
とができる。
【0017】なお、上記実施例では、回転操作型電気部
品としての可変抵抗器用ブロック5に押釦スイッチ用ブ
ロック6を付設した場合を例示したが、回転操作型電気
部品の種類や数はこれに限られず、例えば可変抵抗器に
代えてロータリスイッチを設けたり、複数の回転操作型
電気部品を操作軸2によって回転操作することも可能で
ある。あるいは、押釦スイッチ用ブロック6を省略して
も良く、このような場合には、操作軸2を回転可能にの
み設ければよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スペーサの表面が軸受の摺動面に面接触して大きな接触
面積が得られるため、操作軸に連動して板ばねとスペー
サが一体的に回転する際に、前記スペーサの表面と軸受
の摺動面との間で大きな摩擦抵抗が生じて回転トルクを
高めることができる。また、板ばねはスペーサに対して
回転せず、スペーサのみが軸受の摺動面に面接触しなが
ら回転するため、操作軸の回転操作時に板ばねが摺動面
の凹凸を拾うことはなく、しかも、これら軸受の摺動面
とスペーサの表面との間が潤滑用グリースにより潤滑さ
れているため、長期にわたって滑らかな感触が得られ、
操作感触を良好にすることができる。さらに、前記軸受
の摺動面にグリース溜め用の溝を設けた場合は、より長
期間にわたって滑らかな回転感触が保持され、操作性に
優れた回転操作型電気部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る回転操作型電気部品の
断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】該回転操作型電気部品に備えられる軸受を内側
から見た正面図である。
【図4】該回転操作型電気部品に備えられる連結部材の
側面図である。
【符号の説明】
2 操作軸 3 軸受 7 摺動面 8 スペーサ 8a 係合片 9 板ばね 9a 係合片 10 段付き挿通孔 11 連結部材 12 挿通孔 13,14 係合溝 15 グリース溜め用溝 16 第1の突起 17 第2の突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01C 10/00 - 10/50 H01H 19/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に設けられた操作軸と、この操
    作軸の軸線方向と直交する摺動面を内側に有し、該操作
    軸を回転可能に支持する軸受と、前記操作軸と一体的に
    回転するトルク出し用の板ばねとを備え、これら軸受の
    摺動面と板ばねとの間に前記操作軸と一体的に回転する
    平板状のスペーサを介設し、かつ、該スペーサと前記軸
    受の摺動面との間に潤滑用グリースを封入したことを特
    徴とする回転操作型電気部品。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記軸受の摺
    動面に前記グリースを溜める環状の溝を設けたことを特
    徴とする回転操作型電気部品。
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KR100507895B1 (ko) * 2002-05-29 2005-08-11 김병만 가변저항기
JP4827830B2 (ja) * 2007-12-21 2011-11-30 帝国通信工業株式会社 回転式電子部品
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JP5914312B2 (ja) * 2012-12-07 2016-05-11 東京コスモス電機株式会社 回転操作型電子部品
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