JPH0534086Y2 - - Google Patents

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JPH0534086Y2
JPH0534086Y2 JP1986204083U JP20408386U JPH0534086Y2 JP H0534086 Y2 JPH0534086 Y2 JP H0534086Y2 JP 1986204083 U JP1986204083 U JP 1986204083U JP 20408386 U JP20408386 U JP 20408386U JP H0534086 Y2 JPH0534086 Y2 JP H0534086Y2
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resistor
rotating body
protrusion
slider
substrate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、抵抗体基板上の抵抗体表面を、回
転自在な摺動子が摺動することにより、抵抗値を
調節し得る可変抵抗器であつて、摺動子の回動時
に良好なクリツク感が得られるクリツク機構付可
変抵抗器に関する。
(従来の技術) 従来、抵抗体基板表面に形成された抵抗体上
を、摺動子が摺動して抵抗値を変えるものに、抵
抗体基板に軸支された回転体に摺動子が固定さ
れ、この回転体の回動により摺動子が抵抗体上を
摺動する可変抵抗器がある。
この可変抵抗器には、実公昭54−7545号公報に
記載されているように、回転体の摺動子を設けた
側(下面)に、回転体の傾きを防止するための
(外方環状)突起を設けたものがあつた。
さらに、摺動子の回動時に適度なクリツク感が
得られるように、抵抗体基板などの不動部分に透
孔を形成し、摺動子の保持腕等の可動部分に係止
突部を設け、摺動子の回動時に係止突部が前記透
孔とクリツク的に係合するようにしたクリツク機
構を付設することがあつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来技術の場合、抵抗体基板に対する回転
体の軸支は、回転体の底面より突出した回転軸が
抵抗体基板に嵌入し、回転体の周面がケースの軸
受面に軸支されることにより行われる。従つて、
回転体に、基板及びケースに対して傾ける方向の
力が加わると、軸支部のあそびにより、抵抗体基
板に対して回転体の底面は傾く。これによつて、
回転体の底面に固定された摺動子には、折り曲げ
た方向と逆方向の力が加わり、折り曲げた部分が
のばされる。そして、これが繰り返されると、摺
動子の弾性がしだいに弱つてへたり、抵抗体に対
する充分な接触圧力が得られなくなるという問題
点が生ずる。また、回転体の回動時に全く傾ける
方向の力を加えずに回動されることは、事実上不
可能であり、必ず、摺動子には折り曲げた部分を
のばそうとする力が加わるものである。特に、強
い力で回転体を回動させようとすると、摺動子に
加わる傾けようとする力も大きくなり、摺動子の
へたりも早くなるという問題点がある。
そこで、従来例に記載したように、回転体の下
面に回転体の傾きを防止する(外方環状)突起を
設けた可変抵抗器が考案されている。
しかしながら、上記従来例に見られる外方環状
突起は、摺接部の周りを囲み込むものであり、ま
た防塵効果を併有する点、強圧時に回転体の傾き
を防止する点からして基板に密着した形状のもの
と考えられる。
従つて、上記外方環状突起は、絶縁基板と常時
摺接するので、回転体の動きが重くなるという欠
点がある。
そのため、上記従来可変抵抗器にクリツク機構
を付設すると、回転体の動きが重くなることによ
つて、良好なクリツク感を阻害する恐れがあり、
頻繁に回転体を回して抵抗値の調整を行うボリユ
ーム用の可変抵抗器などには不向きである。
この考案は、上述の従来の技術の問題点に鑑み
て成されたもので、長期の使用や強い力で回転さ
せても摺動子のへたりがく、抵抗体に対して摺動
子の接点が常に十分な圧力で当接することは勿
論、回転体が滑らかに回動し、しかも良好なクリ
ツク感が得られるクリツク機構付き可変抵抗器を
提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) この考案は、表面に抵抗体を形成した抵抗体基
板と、この抵抗体に接点が接触して摺動する摺動
子と、この摺動子を底面に固定した回転体と、抵
抗体と回転体の底面とを一定の間隔を隔てて回転
体を抵抗体基板に対して回動自在に軸支する軸支
手段と、抵抗体基板の抵抗体の外側に形成された
透孔に摺動子の保持腕の係止突部が係合するクリ
ツク機構とを有するクリツク機構付可変抵抗器に
おいて、前記回転体の底面の周縁部で且つ摺動子
の係止突部の近傍にのみ、抵抗体と前記底面との
間隔より僅かに短い突出量の第一の突起を形成
し、この第一の突起の上方部分の上記回転体側面
に、回転範囲を規制する第二の突起を形成し、上
記第一第二の突起とは180度反対側に位置した上
記ケースの内周面に、上記第二の突起が当接して
回転範囲を制限するストツパーを形成し、上記抵
抗体基板の上記ストツパーの下方であつて上記第
一の突起の回動範囲の延長線上に端子の基端部が
かしめられているクリツク機構付可変抵抗器であ
る。
(作用) この考案の可変抵抗器は、回転体の底面に固定
された摺動子に、その弾性力に抗する力が加わろ
うとしても、回転体底面の突起が抵抗体基板に当
接し、回転体が抵抗体基板に対して傾かず、摺動
子に無理な力が加わらないようにし、摺動子のへ
たりがないようにしたものである。
また、回転体の底面の周縁部であつて摺動子の
接点の近傍にのみ突起を設け、突起と抵抗体基板
とに僅かな間隔をとり、回転体の回動時の突起と
抵抗体基板との摩擦抵抗を少なくし、良好なクリ
ツク感が得られるようにしたものである。
(実施例) 以下、この考案の一実施例について図面をもと
にして説明する。
この実施例の可変抵抗器1は、抵抗体2が表面
に印刷形成された抵抗体基板3に、回転体4と、
ケース5が取り付けられている。抵抗体2は、カ
ーボン抵抗等が、ベークライト等の絶縁体の抵抗
体基板3の表面に、Ω形に設けられている。さら
に、この抵抗体2の端部には図示しない電極が形
成され、この電極に端子6がカシメにより固定さ
れている。また、抵抗体基板3には、Ω形の抵抗
体2の中心部に円筒状の透孔7が形成され、この
抵抗体2の外側には透孔8が形成されている。
回転軸4の軸支は、ケース5の軸受面5aにそ
の外周面4aが軸支されると共に、回転体4の底
面9の中心部に設けられた回転体10が、抵抗体
基板3の透孔7に嵌合して回動自在に軸支されて
いる。また、回転体4は、回転軸10に設けられ
た太径部10aが抵抗体基板3に当接してスラス
ト方向の一方の力を支持し、回転体4のフランジ
部11がケース5の内壁に当接してスラスト方向
の他方の力を支持し、抵抗体基板3と回転体4の
底面9とが一定の間隔を隔てて平行に配設されて
いる。さらに、回転体4の回転範囲は、回転体の
外周面4aから突出した突起12が、ケース5の
内周面に形成されたストツパー13の両端に当接
する範囲で回動可能である。ケース5と抵抗体基
板3とは、ケース5から延出した図示しない足
が、抵抗体基板3の図示しない切欠きに係合し、
この足の先端部が熱変形させられて係合されてい
る。
また、回転体4の底面には、第1図、第2図に
示すように、摺動子14が回転軸10と同心的に
取り付けられている。この摺動子14は、底面9
から突出した突出片15が、摺動子14の孔に嵌
合し、この突出片15の先端部が熱変形させられ
て回転体4の底面9に固定される。さらに、摺動
孔14は、円弧状の保持腕16,17,18と、
その先端部に形成された接点16a、係止突部1
7a、及び中間接点18aを有する。保持腕1
6,17,18は底面9から抵抗体基板3の方へ
向かつて折り曲げられて延出している。接点16
a、中間接点18aは抵抗体2に弾性的に当接
し、係止突部17aは、回転体4の回動範囲の中
間位置で、抵抗体基板3の透孔8とクリツク的に
係合する。
回転体4の底面9の周縁部には、さらに、摺動
子14の接点16aの近傍に、突起20が形成さ
れている。この突起20は、回転軸10の太径部
10aにより設定される間隔である抵抗体基板3
の表面と回転体4の底面9との間隔とほぼ等しい
長さの突出量に形成されている。
この実施例の可変抵抗器1は、回転体4を回動
させることにより、抵抗体2上を摺動子14の接
点16aが移動し、抵抗値を変えるものである。
そして、この回動の際、回転体4に、第1図にお
いて矢印M方向のモーメントが加えられると、摺
動子14の保持腕16,17は、回転体4の軸支
手段のあそびにより抵抗体基板3の方へわずかに
押しつけられるが、回転体4の底面9に形成され
た突起20が、抵抗体基板3に当接するので、保
持腕16,17はそれ以上抵抗体基板3に押し付
けられない。
この実施例の可変抵抗器1によれば、回転体4
の操作時に、摺動子14の保持腕16,17を抵
抗体基板3に押しつけるような力が働いたとして
も、回転体4の底面9に形成された突起20が、
抵抗体基板3に当接し、それ以上回転体4が傾か
ず、摺動子14の保持腕16,17の弾性力がへ
たることがない。これは、特に、長期間の使用
や、雑な取扱いを受ける電子機器に用いられた場
合に大きな効果を発揮する。
さらに、突起20が摺動子14の接点16aの
近傍に形成され、それ以外の部分には形成されて
いないので、殆ど回動時の摩擦抵抗を増加させる
ことなく、しかも、小型にすることができる。
尚、この考案の可変抵抗器の摺動子の取付け
は、上述の方法以外にも、接着、カシメ等を適宜
選択し得るものである。
また、接点の数がより多いものにも応用するこ
とができる。
〔考案の効果〕
この考案の可変抵抗器は、摺動子の接点の近傍
に、回転体の底面から突出して突起を形成したの
で、回転体の回動時に、摺動子の接点とその外側
保持腕の係止突部を抵抗体基板に押しつけるよう
な力が働いても、この突起が抵抗体基板に当接
し、摺動子を必要以上に抵抗体基板に押しつけな
い。また、上記の突起の突出量を抵抗体と底面と
の間隔より僅かに短い長さとし且つ摺動子の外側
にのみ突起を設けたもので、回転体の回動時に、
突起と抵抗体基板との摩擦抵抗が殆ど無い。
従つて、長期の使用や雑な使用によつても、摺
動子の弾性力がへたることはなく、常に良好な接
触圧力で抵抗体上を摺動する。また、余分な摩擦
抵抗が殆ど無く、回転体の動きも滑らかで、いつ
までも良好なクリツク感が得られる。さらに、こ
の可変抵抗器の接点不良による誤動作等が生ずる
こともなくなる。
また、回転範囲を規制する突起も上記底面に設
けられた突起の上方に形成し、そのストツパーを
ケース内周面に形成し、端子の基端部をこのスト
ツパーの下方に位置するようにしたので、無駄な
空間が少なくなり、全体の形状を小さくすること
ができ、素子の小型軽量化に大きく寄与するとと
もに、回路基板の実装密度を高めることができ、
電子機器の小型化にも寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の可変抵抗器の縦
断面図、第2図はこの実施例の可変抵抗器の回転
体の底面図である。 1……可変抵抗器、2……抵抗体、3……抵抗
体基板、4……回転体、8……透孔、9……底
面、14……摺動子、16a……接点、17……
保持腕、17a……係止突部、18a……接点、
20……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面に抵抗体を形成した抵抗体基板と、この抵
    抗体に接点が接触して摺動する摺動子と、この摺
    動子を底面に固定した回転体と、抵抗体と回転体
    の底面とを一定の間隔を隔てて回転体を抵抗体基
    板に対して回動自在に軸支する軸支手段と、抵抗
    体基板の抵抗体の外側に形成された透孔に摺動子
    の保持腕の係止突部が係合するクリツク機構とを
    有するクリツク機構付可変抵抗器において、前記
    回転体の底面の周縁部でかつ摺動子の係止突部の
    近傍にのみ、抵抗体と前記底面との間隔より僅か
    に短い突出量の第一の突起を形成し、この第一の
    突起の上方部分の上記回転体側面に回転範囲を規
    制する第二の突起を形成し、上記第一第二の突起
    とは約180度反対側に位置した上記ケースの内周
    面に、上記第二の突起が当接して回転範囲を制限
    するストツパーを形成し、上記抵抗体基板の上記
    ストツパーの下方で上記第一の突起の回動範囲の
    延長線上に上記絶縁基板から突出した端子の基端
    部がかしめられていることを特徴とするクリツク
    機構付可変抵抗器。
JP1986204083U 1986-12-27 1986-12-27 Expired - Lifetime JPH0534086Y2 (ja)

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JP1986204083U JPH0534086Y2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27

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JP1986204083U JPH0534086Y2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27

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Publication Number Publication Date
JPS63108604U JPS63108604U (ja) 1988-07-13
JPH0534086Y2 true JPH0534086Y2 (ja) 1993-08-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2530005Y2 (ja) * 1990-07-13 1997-03-26 北陸電気工業株式会社 回転型電子部品

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS547545U (ja) * 1977-06-20 1979-01-18

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JPS63108604U (ja) 1988-07-13

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