JPS59734Y2 - 可変抵抗器 - Google Patents

可変抵抗器

Info

Publication number
JPS59734Y2
JPS59734Y2 JP8095680U JP8095680U JPS59734Y2 JP S59734 Y2 JPS59734 Y2 JP S59734Y2 JP 8095680 U JP8095680 U JP 8095680U JP 8095680 U JP8095680 U JP 8095680U JP S59734 Y2 JPS59734 Y2 JP S59734Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
substrate
resistor
shaft member
variable resistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8095680U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS576203U (ja
Inventor
統 荒川
Original Assignee
北陸電気工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 北陸電気工業株式会社 filed Critical 北陸電気工業株式会社
Priority to JP8095680U priority Critical patent/JPS59734Y2/ja
Publication of JPS576203U publication Critical patent/JPS576203U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS59734Y2 publication Critical patent/JPS59734Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustable Resistors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、基板を貫通させた集電電極を兼ねる軸部材に
摺動子の基部のリング状部を嵌合して軸部材の端部をか
しめることにより摺動子を回動自在に支持する形式の可
変抵抗器に関するものである。
この種の可変抵抗器では、摺動子の基部が基板表面に当
接しつつ摺動するため、基板材料にセラミックを用いた
場合のように、基板の表面が粗面になることを避けられ
ない場合には摺動子の基部が摩耗し、この摩耗により生
じた金属粉が基板上に飛散して可変抵抗器の性能を低下
させる原因となることがしばしばあった。
また摺動子と基板との間の摩擦係数が大きいため、摺動
子を円滑に回動させることが困難であるだけでなく、摺
動子のトルクの調整を行ない難いという欠点があった。
本考案の目的は、集電電極を兼ねる軸部材に摺動子を支
持させる形式の可変抵抗器において、摺動子の回動を円
滑にするとともに回転トルクの調整を容易にし、且つ摺
動子の摩耗を防止した可変抵抗器を提供することにある
以下図示の実施例により本考案の可変抵抗器を詳細に説
明する。
第1図乃至第3図において、1はアルミナ等のセラミッ
クからなる矩形板状の絶縁基板で、絶縁基板1の表面に
は1対の銀塗料等からなる端子電極2,2′が印刷によ
り形成されている。
基板1の表面にはまた、両端が端子電極2,2′に接続
されるようにして円弧状のパターンを有する抵抗体3が
印刷されている。
この抵抗体3は、メタルグレーズ系やカーボンレジン系
の抵抗体材料により形成される。
基板1の抵抗体3の円弧の中心(後記する摺動子の回動
中心)に相応する位置にはこの基板を板厚方向に貫通す
る断面円形の孔4が設けられ、更に端子電極2,2′の
端部付近及び端子電極2,2′の間に位置する部分には
基板を貫通する断面矩形状の孔5,5′及び6がそれぞ
れ設けられている。
7は導電材料からなる中間端子金具で、この端子金具は
基板1の裏面に当接する板状部701と、この板状部7
01の一端から基板と反対側に折曲った端子部702と
、板状部701の他端から基板側に折曲ったストッパ突
起703とを有し、板状部701の略中央部にはこの板
状部から基板1側に突出し両端が開口した筒状の軸部材
704が一体に設けられている。
軸部材704は摺動子8を支持する支持部材とこの摺動
子8を端子金具7に電気的に接続する集電電極とを兼ね
るもので、この軸部材704は基板の孔4に嵌合され、
また端子金具7のストツバ突起703が基板の孔6に嵌
合される。
摺動子8はその基部に設けられたリング状部801とこ
のノング状部の外周部から延びる腕部802とリング状
部801の外周部から腕部802と反対側に延びる舌片
を上側(基板と反対側)に折曲げて形成した起立部80
3とからなり、腕部802の中央部には抵抗体3に接触
しつつ摺動する接点部804が設けられている。
この摺動子8のリング状部801は基板1の表面側に突
出した軸部材704の外周に嵌合され、中間端子金具7
の板状部701を基板1の裏面に当接させた状態で軸部
材704の端部704 aが基板1側にかしめられて摺
動子8が回動自在に支持されている。
9.9′は基板1の表面の端子電極2,2′に接続され
る端子金具で、端子金具9,9′は基板の孔5,5′に
挿入されてその端部が半田10により端子電極2,2′
に接続されている。
11はつまみとカバーとを兼ねる合成樹脂製の回転子で
、この回転子は軸部材704の内周に回転自在に嵌合す
る軸部11 aと摺動子8及び抵抗体皮膜3を覆う筒状
のカバ一部11 bとからなり、カバ一部11 bの上
部には波形に形成された側面を有するつまみ部11 C
と基板1の表面から突出したストッパ突起703に係合
して回転子11と摺動子8の回動範囲を規制するストッ
パ当接部11 dとが設けられている。
回転子11は、その軸部11aを軸部材704に嵌合さ
せた後、軸部11 aの基板の裏面側に突出した端部に
止輪を嵌着するか、またはこの基板裏面側に突出した軸
部の端部を加熱軟化させた状態で押しつぶして径方向に
拡大させることにより軸部材704からの抜は止めを図
って取付ける。
尚図示していないが、回転子のカバ一部11 bの内側
の上部壁には摺動子の起立部803を嵌合させる凹部が
設けられ、この凹部と起立部803との係合により回転
子11が摺動子8に機械的に結合されるようになってい
る。
本考案は上記のような可変抵抗器において、基板1の表
面の摺動子のリング状部801が当接する部分に抵抗体
皮膜12を形成したことを特徴とする。
図示の例では、基板1の表面に孔4の開口部を囲むリン
グ状のパターンで抵抗体皮膜12が印刷され、摺動子8
は第3図に示すようにそのリング状部801がこの抵抗
体皮膜12に当接しつつ回動するようになっている。
尚抵抗体皮膜12の材料としては、メタルグレーズ系ま
たはカーボンレンジ系等の公知の材料を用いることがで
きる。
この抵抗体皮膜12は基板1に抵抗体3を形成する際に
同時に形成するようにすれば従来のこの種の可変抵抗器
の製造工数を何ら変更することなく本考案を実施するこ
とができる。
上記のように抵抗体皮膜12を形成すると、セラミック
からなる基板1の表面の微細な凹凸を平滑にすることが
できるので、摺動子8の摩耗を防止できる。
従って摺動子の摩耗により生じた金属粉が抵抗体3上等
に付着することがないので、雑音の発生や絶縁抵抗値の
低下等の電気的性能の劣化を生じることがない。
また摺動子の摩耗を防止できるので機械的なガタが生じ
るのを防ぐことができる。
更に抵抗体皮膜12の印刷により摺動子の基板が当接す
る面を平滑にできるので摺動子の回動を円滑にすること
ができる。
特に抵抗体皮膜12をカーボンレンジ系の抵抗材料で形
成した場合には、抵抗体皮膜自身が潤滑性が良好である
ので摺動子の回動を特に円滑にすることができる。
また抵抗体皮膜12をメタルグレーズ系の抵抗材料によ
り形成した場合には、皮膜の硬度が高くなるので耐久性
を向上させることができる。
この場合メタルグレーズ系の抵抗体皮膜はその表面が鏡
面状態となり、摺動子との摺り合せを良好にして摺動子
の円滑な回動を保証することができる。
上記の実施例では、つまみとカバーとを兼ねる回転子1
1が設けられているが、このような回転子を設けること
なく、摺動子を露出させた状態で使用される半固定の可
変抵抗器にも本考案を適用できるのは勿論である。
また上記実施例では軸部材704が中空筒状に形成され
ているが、リベット状の中実の軸部材を用いることも可
能である。
以上のように、本考案によれば、摺動子の基部のノング
状部が当接する基板の表面に抵抗体皮膜を形成したので
、摺動子のリング状部が当接する面を平滑にして摺動子
の摩耗を防ぐことができる上に、摺動子の回動を円滑に
することができ、摺動子の回転トルクの調整も容易に行
ない得るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した分解斜視図、第2図
は本考案の一実施例において回転子を取付ける前の状態
を示す分解斜視図、第3図は本考案の一実施例において
基板に摺動子を取付けた状態を示す切断端面図である。 1・・・・・・絶縁基板、3・・・・・・抵抗体、4・
・・・・・孔、7・・・・・・中間端子金具、704・
・・・・・軸部材、8・・・・・・摺動子、801・・
・・・・リング状部、12・・・・・・抵抗体皮膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 摺動子の接点が接触する抵抗体が表面に形式された絶縁
    基板の前記摺動子の回動中心に相応する位置に孔が設け
    られて該孔に集電電極を兼ねる軸部材が嵌合され、前記
    軸部材の前記基板の表面から突出した端部外周に前記摺
    動子の基部のリング状部が嵌合され、前記軸部材の端部
    が前記基板側にかしめられて前記摺動子が回動自在に支
    持されている可変抵抗器において、前記絶縁基板の表面
    の前記摺動子の基部が当接する部分に抵抗体皮膜が形成
    されていることを特徴とする可変抵抗器。
JP8095680U 1980-06-12 1980-06-12 可変抵抗器 Expired JPS59734Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8095680U JPS59734Y2 (ja) 1980-06-12 1980-06-12 可変抵抗器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8095680U JPS59734Y2 (ja) 1980-06-12 1980-06-12 可変抵抗器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS576203U JPS576203U (ja) 1982-01-13
JPS59734Y2 true JPS59734Y2 (ja) 1984-01-10

Family

ID=29443371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8095680U Expired JPS59734Y2 (ja) 1980-06-12 1980-06-12 可変抵抗器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59734Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS576203U (ja) 1982-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6275140B1 (en) Rotary variable resistor
JPS59734Y2 (ja) 可変抵抗器
JP4667946B2 (ja) 可変抵抗器
US5939973A (en) Rotary variable resistor with switch
JP2003124009A (ja) 可変抵抗器
JPS5818246Y2 (ja) 電気部品の回転体
JPH11345706A (ja) 回転操作型可変抵抗器およびその製造方法
JPS6144401Y2 (ja)
JP3677362B2 (ja) 回転型電気部品
JPS6242495Y2 (ja)
JPH0337205Y2 (ja)
JPH0534086Y2 (ja)
JPS6127129Y2 (ja)
JPH0534084Y2 (ja)
JPS6127127Y2 (ja)
JPH051044Y2 (ja)
JPS6032724Y2 (ja) レバ−式可変抵抗器
JPH0412642Y2 (ja)
JP3470009B2 (ja) 回転操作型電気部品
JPS5810321Y2 (ja) 回転型可変抵抗器
JPS5812405Y2 (ja) 小形可変抵抗器
JPH0542589Y2 (ja)
JP3716774B2 (ja) 可変抵抗器
JPS5834725Y2 (ja) 回転形可変抵抗器
JPS6031212Y2 (ja) 可変抵抗器