JP3016060B2 - 防振マウント装置 - Google Patents

防振マウント装置

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JP3016060B2 JP6072272A JP7227294A JP3016060B2 JP 3016060 B2 JP3016060 B2 JP 3016060B2 JP 6072272 A JP6072272 A JP 6072272A JP 7227294 A JP7227294 A JP 7227294A JP 3016060 B2 JP3016060 B2 JP 3016060B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用のエン
ジンマウントに使用される防振マウント装置に関し、特
に、振動体に固定される取付部材及び台座に固定される
取付部材を接続する中間部材を備えてなり、中間部材は
少なくとも外郭の一部が弾性材より構成されるとともに
内部に流体が封入された流体室を有しており、流体室の
一部を構成する可動板がアクチュエータに接続されて駆
動される防振マウント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる防振マウント装置は、実公平4−
39481号公報により従来公知である。上記装置によ
れば、エンジンから入力される振動に対する所定位相の
振動を主流体室に設けた可動板に与えることにより、主
流体室に発生する液圧を介して車体に伝達される振動を
弱めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図21は上記従来の防
振マウント装置の特性を示すもので、周波数が8Hz〜
15Hzの特定領域において入力と変位間に大きな位相
差が発生するように主流体室及び副流体室を接続する流
体通路の液柱共振特性を設定し、これにより減衰性能を
向上させてシェーク等に対する乗心地性能を改善してい
る。
【0004】しかしながら、上述のようにすると前記特
定領域において防振マウント装置の位相特性及びばね定
数が急変するため、主流体室に設けた可動板による振動
制御が不安定になり、アイドル時や低速走行時における
防振マウント装置の性能が低下する問題があった。
【0005】また、アイドル時や低速走行時に可動板が
スティックしたり可動板のアクチュエータが故障したよ
うな場合、エンジンの振動の低減効果が低下して乗心地
が悪化する問題があった。
【0006】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、広い周波数領域において可動板による振動制御を効
果的に行うことができ、しかもフェイル時に乗心地性能
の低下を防止することができる防振マウント装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、エンジンに固定される取付部材
及び車両のフレームに固定される取付部材を接続する中
間部材を備えてなり、中間部材は少なくとも外郭の一部
が弾性材より構成されるとともに内部に流体が封入され
た流体室を有しており、流体室の一部を構成する可動板
がアクチュエータに接続されて駆動される防振マウント
装置において、中間部材のダンピング特性を変化させる
ダンピング特性可変手段を備えており、このダンピング
特性可変手段は、エンジンの回転数が所定回転数以下の
ときに可動板による制振効果を効果的に発揮させるべく
中間部材のダンピング特性を低周波数側にシフトさせる
ことを特徴とする。
【0008】また請求項2の発明は、エンジンに固定さ
れる取付部材及び車両のフレームに固定される取付部材
を接続する中間部材を備えてなり、中間部材は少なくと
も外郭の一部が弾性材より構成されるとともに内部に流
体が封入された流体室を有しており、流体室の一部を構
成する可動板がアクチュエータに接続されて駆動される
防振マウント装置において、中間部材のダンピング特性
を変化させるダンピング特性可変手段を備えており、こ
ダンピング特性可変手段は、車両の運転状態がシェー
ク現象が発生しない運転状態であるときに可動板による
制振効果を効果的に発揮させるべく中間部材のダンピン
グ特性を低周波数側にシフトさせることを特徴とする。
【0009】更に請求項3の発明は、振動体に固定され
る取付部材及び台座に固定される取付部材を接続する中
間部材を備えてなり、中間部材は少なくとも外郭の一部
が弾性材より構成されるとともに内部に流体が封入され
た流体室を有しており、流体室の一部を構成する可動板
がアクチュエータに接続されて駆動される防振マウント
装置において、中間部材のダンピング特性を変化させる
ダンピング特性可変手段を備えており、このダンピング
特性可変手段は可動板の作動状態に異常が発生したとき
にダンピング特性を高周波数側にシフトさせることを特
徴とする。
【0010】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0011】図1〜図6は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は防振マウント装置の縦断面図、図2は図1
の2−2線断面、図3は図2の3−3線断面図、図4は
図3に対応する作用の説明図、図5は制御系のブロック
図、図6は防振マウント装置の特性を示すグラフであ
る。
【0012】図1は、自動車のエンジンを車体フレーム
に支持する防振マウント装置Mを示すものである。防振
マウント装置Mは環状の取付部材1を備えており、この
取付部材1の上面に裁頭円錐状に形成されたゴム製の弾
性体ブロック2が焼付により固定され、更にその上面に
カップ状の副流体室ハウジング3が焼付けにより固定さ
れる。副流体室ハウジング3の上面開口には、ゴム製の
ダイヤフラム4及び板状の取付部材5が複数本のボルト
6…によって共締めされており、ダイヤフラム4と副流
体室ハウジング3との間に容積可変の副流体室7が画成
される。ダイヤフラム4の上部空間は、取付部材5に開
設した通孔51 を介して大気に連通する。
【0013】取付部材1の下面には、環状の可動板支持
部材8とモータハウジング9とが複数本のボルト10…
によって共締めされる。可動板支持部材8の内周には環
状のゴム膜より成る可動板ゴムばね11が焼付により固
定されており、その内周には円盤状の可動板12が焼付
により固定される。而して、前記弾性体ブロック2、副
流体室ハウジング3、可動板ゴムばね11及び可動板1
2によって、容積可変の主流体室13が画成される。
【0014】前記取付部材1、弾性体ブロック2、副流
体室ハウジング3、ダイヤフラム4及び可動板ゴムばね
11は本発明の中間部材Iを構成する。
【0015】弾性体ブロック2の主流体室13側の軸方
向投影面積を略AMとし、可動板12の面積をAVとす
ると、AM/AVの値は1.5〜3.0に設定される。
また、弾性体ブロック2の静ばね定数をKSとし、可動
板ゴムばね11の静ばね定数をKVとすると、KS/K
Vの値は約10に設定される。
【0016】モータハウジング9の内部に収納されるボ
イスコイルモータ14は、磁気回路を構成するモータハ
ウジング9に凹設した環状溝91 の外周に固設した永久
磁石15と、可動板12の下面にボルト16で固定した
カップ状のコイルボビン17に巻回されて前記永久磁石
15の内周に対向するコイル18とを備えており、この
コイル18は導線19を介して図示せぬ制御装置に接続
される。導線19を介してコイル18に所定周波数の電
流を印加すると、永久磁石15とコイル18との間に作
用する電磁力により、可動板12が可動板ゴムばね11
と共に上下方向に振動する。
【0017】図2及び図3を併せて参照すると明らかな
ように、主流体室13と副流体室7とは、切換弁20に
よって切り換え可能な第1流体通路21及び第2流体通
路22の何れか一方を介して相互に連通する。第1流体
通路21は、副流体室ハウジング3の底面中央から上方
に延びて半径方向に屈曲するL字状の第1通孔23と、
副流体室ハウジング3及び通路形成部材24間に形成さ
れた90°の中心角を有する円弧状の第2通孔25と、
前記通路形成部材24を貫通して上方に延びる第4通孔
27とから構成される。また、第2流体通路22は、前
記第1通孔23と、副流体室ハウジング3及び通路形成
部材24間に形成された270°の中心角を有する円弧
状の第3通孔26と、前記第4通孔27とから構成され
る。第2通孔25の長さと第3通孔26の長さ間に差が
あることから、第1流体通路21の流路長は第2流体通
路22のそれよりも短く設定される。
【0018】切換弁20は第1通孔23が第2通孔25
及び第3通孔26に連通する部分に設けられるもので、
副流体室ハウジング3に回転自在に支持された円柱状の
弁体28を備える。弁体28は扇状の切欠き281 を備
えており、図3に示す回転位置において第1通孔23が
切欠き281 を介して第2通孔25に連通するととも
に、図4に示す回転位置において第1通孔23が切欠き
281 を介して第3通孔26に連通する。
【0019】図5から明らかなように、切換弁20の弁
体28に設けたアーム29にはダイヤフラム式のアクチ
ュエータ30が接続される。アクチュエータ30を駆動
する電磁弁31は、車速センサ32及びエンジン回転数
センサ33からの信号が入力される電子制御ユニット3
4に接続され、前記アクチュエータ30をエンジンのイ
ンテークマニホールド及び大気の何れかに選択的に連通
させる。
【0020】而して、アイドル時及び低速走行時を除く
一般走行時、即ちエンジン回転数センサ33で検出した
エンジン回転数が1200rpmを上回るか、或いは車
速センサ32で検出した車速が40km/hを上回ると
きに、切換弁20は図3の位置にあり、主流体室13及
び副流体室7は流路長が短い第1流体通路21を介して
連通する。一方、アイドル時又は低速走行時、即ちエン
ジン回転数センサ33で検出したエンジン回転数が12
00rpm以下であり、且つ車速センサ32で検出した
車速が40km/h以下であるときに、電磁弁31によ
ってアクチュエータ30が作動して切換弁20が図4の
位置に切り換えられ、主流体室13及び副流体室7は流
路長が長い第2流体通路22を介して連通する。
【0021】上記構成を備えた防振マウント装置Mは、
取付部材1に形成した複数のボルト孔11 …を貫通する
ボルトによって台座としての車体フレームに固定される
とともに、取付部材5に一体に設けたボルト52 によっ
て振動体としてのエンジンに固定される。
【0022】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0023】エンジンの振動が取付部材5に入力される
と、弾性体ブロック2が変形して主流体室13の容積が
拡縮する。即ち、取付部材5が下降して主流体室13の
容積が減少すると、流体が主流体室13から第1流体通
路21又は第2流体通路22を介して副流体室7に流入
し、また取付部材5が上昇して主流体室13の容積が増
加すると、流体が副流体室7から第1流体通路21又は
第2流体通路22を介して主流体室13に流入する。こ
のとき、液柱共振が発生する前は第1流体通路21又は
第2流体通路22を単に流体が通過するだけであるが、
液柱共振が発生すると第1流体通路21又は第2流体通
路22を通過する流体の共振現象により振動が減衰され
る。
【0024】これと同時に、図示せぬ振動センサの出力
に基づいてボイスコイルモータ14に所定周波数の電流
が印加され、一例としてはエンジンの振動と同位相とな
るように可動板12に上下方向の振動が与えられる。即
ち、エンジンの振動が取付部材5を下降させるように作
用するとき、可動板12を下動させて主流体室13の液
圧上昇を抑制するとともに、エンジンの振動が取付部材
5を上昇させるように作用するとき、可動板12を上動
させて液圧下降を抑制することにより、エンジンから車
体に伝達される振動が弱められる。
【0025】ところで、本実施例では可動板面積AVに
対する等価ピストン面積AMの比であるAM/AVの値
が1.5〜3.0の範囲に設定されているが、その値が
前記範囲よりも大きくなると、可動部の等価マスが増加
して制御可能周波数領域が低周波数側に移行するととも
に狭くなり、実車において要求される制御領域において
充分な制振効果を得ることが困難となる。また、逆にA
M/AVの値が前記範囲よりも小さくなると、液圧を介
してエンジンからの振動をキャンセルするために必要な
ボイスコイルモータ14の推力が増加するため、コスト
及び重量の面で不利になる。
【0026】更に、本実施例では可動板ゴムばね11の
静ばね定数をKVに対する弾性体ブロック2の静ばね定
数をKSの比であるKS/KVの値が約10に設定され
ているが、その値が10以上になると可動板12による
ダンピング性能が充分に発揮されなくなり、逆に10以
下になると必要なボイスコイルモータ14の推力が増加
してしまう。
【0027】続いて、図6を参照しながら切換弁20に
よる防振マウント装置Mの特性変化について説明する。
【0028】図6において、は流路長が短い第1流体
通路21による特性を、または流路長が長い第2流体
通路22による特性を示すものであって、前記又は
の特性が得られるように車速やエンジン回転数に応じて
前記切換弁20が制御される。
【0029】これを詳述すると、エンジン回転数が12
00rpmを上回るか、或いは車速が40km/hを上
回って入力周波数が略20Hz以上となる領域(即ち、
一般走行時)では、流路長が短い第1流体通路21によ
るの特性が選択される。また、エンジン回転数が12
00rpm以下であり、且つ車速が40km/h以下で
あって入力周波数が略10Hz〜40Hzとなる領域
(即ち、アイドル時或いは低速走行時)では、流路長が
長い第2流体通路22によるの特性が選択される。
【0030】同図から明らかなように、一般走行時に選
択されるの特性は、8Hz〜15Hzのシェーク振動
領域において入力と変位間の位相差が急激に増大して大
きな減衰力が発生するようになっているため、前記減衰
力によって一般走行中に発生するシェーク現象を効果的
に抑制することができる。
【0031】ところで、全ての周波数領域で切換弁20
を切換制御せずにの特性を保持したと仮定すると、入
力周波数が前記シェーク振動領域と重なるアイドル時或
いは低速走行時に防振マウント装置Mのばね定数が急変
する結果、可動板12による制振制御が不安定になって
しまう。しかしながら、アイドル時或いは低速走行時の
低周波数領域で切換弁20を切換制御しての特性を持
たせることにより、入力と変位間の位相差が急変する領
域を前記シェーク振動領域よりも低周波数側に移行さ
せ、ばね定数を広い領域に亘ってフラットに保つことが
できる。これにより、可動板12による制振効果を広い
周波数領域に亘って効果的に発揮させることが可能とな
る。
【0032】図7及び図8は本発明の第2実施例を示す
もので、図7は第1実施例の図1に対応する断面図、図
8は図7の8−8線断面図である。尚、以下の各実施例
において、第1実施例と共通の部材には同一の符号が付
してある。
【0033】第2実施例の防振マウント装置Mは、副流
体室ハウジング3と通路形成部材24との間に「の」字
状の流体通路35が形成される。流体通路35の長さは
固定であり、その一端は第1通孔36を介して主流体室
13に連通するとともに、その他端は第2通孔37を介
して副流体室7に連通する。取付部材1の上端に上向き
に突設したフランジ12 と、副流体室ハウジング3の下
端から半径方向外向きに突設したフランジ31 との間
に、弾性体ブロック2の外面を覆うようにダイヤフラム
38が固定される。
【0034】弾性体ブロック2とダイヤフラム38との
間に画成された制御流体室39はシリンダ40の内部に
形成された加圧室41に接続され、この加圧室41は一
方向弁42を介してリザーバ43に接続される。シリン
ダ40の内部には加圧室41の容積を可変するピストン
44が摺動自在に嵌合し、このピストン44はステップ
モータ45によって回転するカム46に押圧され、加圧
室41内に縮設した戻しばね47に抗して前進駆動され
る。
【0035】ステップモータ45は車速センサ32及び
エンジン回転数センサ33からの信号が入力される電子
制御ユニット34に接続されて制御され、ステップモー
タ45の駆動力によりカム46がピストン44を前進さ
せると、加圧室41に発生した流体圧が制御流体室39
に伝達される。
【0036】而して、エンジン回転数が1200rpm
を上回るか、或いは車速が40km/hを上回る一般走
行時には、ピストン44を前進させて加圧室41から制
御流体室39に伝達される流体圧を増加させることによ
り、制御流体室39に対向する弾性体ブロック2が変形
し難くなって図6のの特性が得られる。
【0037】一方、エンジン回転数が1200rpm以
下であり、且つ車速が40km/h以下であるアイドル
時や低速走行時には、ピストン44を後退させて加圧室
41から制御流体室39に伝達される流体圧を減少させ
ることにより、制御流体室39に対向する弾性体ブロッ
ク2が変形し易くなり、入力と変位間の位相差の特性及
びばね定数の特性がの特性よりも低周波数側に移行し
ての特性が得られる。これにより、ばね定数が急変す
る領域をシェーク振動領域よりも低周波数側に移行さ
せ、シェーク振動領域においても可動板12による制振
効果を発揮させることが可能となる。
【0038】図9は本発明の第3実施例を示すもので、
第1実施例の図1に対応する断面図である。
【0039】第3実施例の防振マウント装置Mは、モー
タハウジング9の上面に穿設した複数のシリンダ92
にスプリング48…で上方に付勢したピストン49…を
摺動自在に嵌合させ、これらピストン49…の上端を可
動板ゴムばね11の下面に当接させている。シリンダ9
2 …は電子制御ユニット34により制御される電磁弁3
1を介してインテークマニホールド又は大気に選択的に
連通する。
【0040】而して、一般走行時には電磁弁31を介し
てシリンダ92 …の内部を大気に開放し、スプリング4
8…の弾発力でピストン49…を可動板ゴムばね11の
下面に強く押し当ることにより、可動板ゴムばね11の
剛性を増加させて図6のの特性が得ることができる。
また、アイドル時や低速走行時には電磁弁31を介して
シリンダ92 …の内部をインテークマニホールドに連通
させ、その負圧でスプリング48…の弾発力に抗してピ
ストン49…を可動板ゴムばね11の下面から離間させ
ることにより、可動板ゴムばね11の剛性を減少させて
図6のの特性が得ることができる。
【0041】図10は前記第3実施例の変形例であっ
て、この変形例はシリンダ92 …に摺動自在に嵌合する
ピストン49…を付勢するスプリング48…のセット荷
重を、リニアソレノイド50…の出力ロッド51…の押
圧力によって調整するようになっている。
【0042】従って、一般走行時には電子制御ユニット
34からの指令によってリニアソレノイド50…の出力
ロッド51…を前進させ、ピストン49…を可動板ゴム
ばね11の下面に強く押し当ることにより可動板ゴムば
ね11の剛性を増加させて図6のの特性が得ることが
できる。また、アイドル時や低速走行時にはリニアソレ
ノイド50…の出力ロッド51…を後退させ、ピストン
49…を可動板ゴムばね11の下面に弱く押し当ること
により可動板ゴムばね11の剛性を減少させて図6の
の特性が得ることができる。
【0043】図11は本発明の第4実施例を示すもの
で、第1実施例の図1に対応する断面図である。
【0044】第4実施例の防振マウント装置Mは、取付
部材5の下面に金属ベローズ52を介して支持した押圧
板53をダイヤフラム4の上面に当接させたもので、金
属ベローズ52の内部空間は電子制御ユニット34によ
り制御される電磁弁31を介してインテークマニホール
ド又は大気に選択的に連通する。金属ベローズ52は自
己の弾性によって伸長方向に、即ち押圧板53がダイヤ
フラム4の上面に当接する方向に付勢されている。
【0045】而して、一般走行時には電磁弁31を介し
て金属ベローズ52の内部を大気に開放することにより
押圧板53をダイヤフラム4の上面に強く押し付け、こ
れによりダイヤフラム4の剛性を増加させて図6のの
特性が得ることができる。また、アイドル時や低速走行
時には電磁弁31を介して金属ベローズ52の内部をイ
ンテークマニホールドに連通させることにより、その負
圧で金属ベローズ52を収縮させてダイヤフラム4の上
面から離間させ、これによりダイヤフラム4の剛性を減
少させて図6のの特性が得ることができる。
【0046】図12及び図13は本発明の第5実施例を
示すもので、図12は第1実施例の図1に対応する断面
図、図13は図12の13−13線断面図である。
【0047】第5実施例の防振マウント装置Mは、副流
体ハウジング3の内部底面に下部通路形成部材54及び
上部通路形成部材55が積層状態で収納される。副流体
ハウジング3の内部底面には「の」字状の流体通路35
が形成され、この流体通路35は第1通孔36を介して
主流体室13に連通する。副流体ハウジング3に固定さ
れた上部通路形成部材55には副流体室7に連通する半
円状の第2通孔37が形成され、この第2通孔37は平
面視で前記流体通路35にオーバーラップする。副流体
ハウジング3と上部通路形成部材55との間に回転自在
に挟持された下部通路形成部材54には、流体通路35
及び第2通孔37を相互に連通させる第3通孔56が形
成される。
【0048】副流体室ハウジング3にはステップモータ
57が支持されており、このステップモータ57の出力
軸58に固着したウオーム59が下部通路形成部材54
の外周に形成されたウオームホイール60に噛合する。
従って、電子制御ユニット34からの指令によってステ
ップモータ57を駆動することにより、下部通路形成部
材54を回転させて第3通孔56の位置を、図13に符
号(a)で示す一般走行時位置と、符号(b)で示すア
イドル時及び低速走行時位置と、符号(c)で示すフェ
イル時位置との間で移動させることができる。
【0049】而して、第3通孔56の位置が一般走行時
位置(a)にあるときには流路長が中間の長さとなって
図6のの特性が得られ、8Hz〜15Hzのシェーク
振動領域において入力と変位間の位相差が急激に増大す
ることにより、大きな減衰力を発生させてシェーク現象
を効果的に抑制することができる。また、第3通孔56
の位置がアイドル時及び低速走行時位置(b)にあると
きには流路長が最大となって図6のの特性が得られ、
入力と変位間の位相差が急変する領域をシェーク振動領
域よりも低周波数側に移行させ、可動板12による制振
効果を広い周波数領域に亘って効果的に発揮させること
ができる。このようにして、第1実施例と同様に流体通
路35の長さを変えることにより、一般走行時の特性と
アイドル時及び低速走行時の特性とを切り換えることが
できる。
【0050】さて、アイドル時或いは低速走行時にボイ
スコイルモータ14がフェイルして可動板12がスティ
ックしたり或いは可動板12が無制御状態になったとす
る。このようにボイスコイルモータ14による制振効果
が得られない状態にあるとき、もしも図6のの特性が
選択されていると仮定すると、入力周波数がシェーク振
動領域よりも高い周波数領域で入力と変位間の位相差が
急激に増大するため、防振マウント装置Mの動ばね定数
が過大になって車体への振動伝達が悪化する問題があ
る。
【0051】そこで、アイドル時或いは低速走行時にボ
イスコイルモータ14がフェイルして可動板12がステ
ィックした場合には、第3通孔56の位置をフェイル時
位置(c)に移動させて流体通路35の長さを最も短く
することにより図6のの特性が選択される。またアイ
ドル時或いは低速走行時にボイスコイルモータ14がフ
ェイルして可動板12が無制御状態になった場合には、
同様に第3通孔56の位置をフェイル時位置(c)に移
動させて流体通路35の長さを最も短くすることにより
図6のの特性が選択される。前記或いはの何れの
特性が選択された場合であっても、アイドル時或いは低
速走行時の入力周波数領域においてばね定数が低く抑え
られるため、即ち防振マウント装置Mが柔らかくなるた
め、エンジンの振動が車体に伝達されるのを防止して乗
心地性能の悪化を回避することができる。
【0052】また、一般走行時にボイスコイルモータ1
4がフェイルした場合には、第3通孔56の位置を一般
走行時位置(a)に保持して図6のの特性を選択す
る。その結果、防振マウント装置Mの特性は可動板12
を持たないタイプのものと同一になり、シェーク現象を
抑制する効果はフェイル前と同様に維持される。
【0053】図14及び図15は本発明の第6実施例を
示すもので、図14は第1実施例の図1に対応する断面
図、図15は図14の15−15線断面図である。
【0054】第6実施例の防振マウント装置Mは、副流
体ハウジング3の底壁に比較的に大径の流体通路61が
形成されており、流体通路61の上面に連設されたガイ
ド溝62にシャッタ63が摺動自在に嵌合する。シャッ
タ63は副流体ハウジング3に支持したリニアソレノイ
ド64の出力ロッド65に接続されて駆動される。
【0055】電子制御ユニット34からの指令でリニア
ソレノイド64を駆動することにより、一般走行時には
シャッタ63を(a)位置に移動させて流体通路61の
流路断面積を中間の大きさとし、アイドル時及び低速走
行時にはシャッタ63を(b)位置に移動させて流体通
路61の流路断面積を最小とし、アイドル時及び低速走
行時におけるフェイル時にはシャッタ63を(c)位置
に移動させて流体通路61の流路断面積を最大とする。
【0056】これにより、一般走行時には図6のの特
性を得てシェーク現象を効果的に抑制し、またアイドル
時及び低速走行時にはの特性を得て可動板12による
制振効果を低周波数領域で発揮させることができる。更
に、アイドル時及び低速走行時に可動板12がスティッ
クするフェイルが発生したときにはの特性を得るとと
もに、アイドル時及び低速走行時に可動板12が無制御
状態になるフェイルが発生したときにはの特性を得る
ことにより、低周波数領域でばね定数を低く抑えて乗心
地性能の悪化を回避することができる。
【0057】また、一般走行時にボイスコイルモータ1
4がフェイルした場合には、シャッタ63の位置を一般
走行時位置(a)に保持して図6のの特性を選択す
る。その結果、防振マウント装置Mの特性は可動板12
を持たないタイプのものと同一になり、シェーク現象を
抑制する効果はフェイル前と同様に維持される。
【0058】図16及び図17は本発明の第7実施例を
示すもので、図16は第1実施例の図1に対応する断面
図、図17は図16の17−17線断面図である。
【0059】第7実施例の防振マウント装置Mは、副流
体ハウジング3の底壁に比較的に大径の第1通孔36を
有するとともに、上部通路形成部材55に一対の第2通
孔37,37を有する。副流体ハウジング3の内部底壁
と上部通路形成部材55との間に挟持されてステップモ
ータ57によりウオーム59及びウオームホイール60
を介して回転駆動される下部通路形成部材54は、上部
通路形成部材55の一対の第2通孔37,37と同一形
状の一対の第3通孔56,56を備える。
【0060】従って、一般走行時に下部通路形成部材5
4を回転させて第3通孔56,56を(a)の状態にす
れば、流路断面積を中間の大きさとして図6のの特性
を得ることができ、またアイドル時及び低速走行時に第
3通孔56,56を(b)の状態にすれば、流路断面積
を最小としての特性を得ることができ、更にアイドル
時及び低速走行時に可動板12がスティックするフェイ
ルが発生したとき、或いは可動板12が無制御状態にな
るフェイルが発生したときには、流路断面積を最大とし
て又はの特性を得ることができる。これにより、前
記第6実施例と同様の作用効果を発揮させることができ
る図18及び図19は本発明の第8実施例を示すもの
で、図18は第1実施例の図1に対応する断面図、図1
9は図18の要部拡大図である。
【0061】第8実施例の防振マウント装置Mは、副流
体ハウジング3の内周に嵌合する第1通路形成部材66
と、第1通路形成部材66に内部に重ね合わされた第2
通路形成部材67及び第3通路形成部材68とを備え
る。第2通路形成部材67及び第3通路形成部材68間
にはダイヤフラム69が張設されており、第2通路形成
部材67とダイヤフラム69との間に第2副流体室70
が画成される。
【0062】第3通路形成部材68の上部に画成された
第1副流体室7(第1〜第7実施例の副流体室7に相
当)は、第1通路形成部材66の外周と副流体ハウジン
グ3の内周との間に螺旋状に形成された流路長の長い第
1流体通路71を介して主流体室13に接続される。ま
た、第2副流体室70は、第1通路形成部材66の内周
と第2通路形成部材67の外周との間に螺旋状に形成さ
れた流路長の短い第2流体通路72を介して主流体室1
3に接続される。
【0063】主流体室13と第2副流体室70との間に
は切換弁73が設けられており、切換弁73を開放する
と主流体室13と第2副流体室70とが極めて短い通路
を介して直接連通する。切換弁73は電磁弁74に接続
されたアクチュエータ75によって開閉される。ダイヤ
フラム69と第3通路形成部材68との間に形成された
制御室76は、電磁弁77を介してエンジンのインテー
クマニホールド及び大気の何れかに選択的に連通する。
制御室76がインテークマニホールドに連通すると、ダ
イヤフラム69が第3通路形成部材68の上壁に密着し
て第2副流体室70の容積が固定され、これにより第2
副流体室70は機能しなくなる。
【0064】而して、一般走行時には切換弁73を図示
した閉弁位置にするとともに制御室76を大気に開放す
ることにより、主流体室13を流路長の長い第1流体通
路71を介して第1副流体室7に接続し、且つ主流体室
13を流路長の短い第2流体通路72を介して第2副流
体室70に接続する。このとき流路長の長い第1流体通
路71は閉塞状態になるため、実質的に主流体室13は
流路長の短い第2流体通路72を介して第2副流体室7
0に連通し、これにより図6のの特性を得ることがで
きる。
【0065】また、アイドル時や低速走行時には前記一
般走行時の状態から制御室76をインテークマニホール
ドに連通させ、ダイヤフラム69を変形不能に固定して
第2副流体室70の機能を停止させる。その結果、実質
的に主流体室13は流路長の長い第1流体通路71を介
して第1副流体室7に連通し、図6のの特性を得るこ
とができる。
【0066】更に、アイドル時や低速走行時にボイスコ
イルモータ14がフェイルした場合には、前記一般走行
時の状態から切換弁73を開弁し、主流体室13と第2
副流体室70とを極めて短い通路を介して直接接続する
ことにより、第1流体通路71及び第2流体通路72を
閉塞状態とする。これにより、可動板12がスティック
するフェイルが発生したときには図6のの特性を得る
とともに、可動板12が無制御状態になるフェイルが発
生したときには図6のの特性を得ることができる。
【0067】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0068】例えば、図20に示すように、ボイスコイ
ルモータ14の永久磁石15をコイル18の内側に配設
することが可能である。また、本発明の防振マウント装
置は、エンジンマウント以外の任意の振動源の支持に適
用することが可能である。
【0069】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、内部に流体が封入された流体室を有するとと
もに少なくとも外郭の一部が弾性材で構成された中間部
材のダンピング特性を変化させているので、運転状態に
応じて入力と変位間の位相差及びばね定数を任意に変化
させることができ、これによりシェーク現象の抑制と可
動板による制振効果とを両立させて乗心地性能を向上さ
せることができる。
【0070】また特に請求項1又はに記載された発明
によれば、アイドル時や低速運転時等のシェーク現象が
発生しない運転状態において中間部材のダンピング特性
を低周波数側にシフトさせることにより、前記運転状態
において入力と変位間の位相差の増大を防止して可動板
による制振効果を効果的に発揮させることができ、従っ
て、広い周波数領域において可動板による振動制御を効
果的に行うことができる。
【0071】また特に請求項3に記載された発明によれ
ば、可動板の作動状態に異常が発生したときに中間部材
のダンピング特性を高周波数側にシフトさせることによ
り車両に生じる振動騒音の悪化を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る防振マウント装置の縦断面図
【図2】図1の2−2線断面
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図3に対応する作用の説明図
【図5】制御系のブロック図
【図6】防振マウント装置の特性を示すグラフ
【図7】第2実施例に係る防振マウント装置の縦断面図
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】第3実施例に係る防振マウント装置の縦断面図
【図10】第3実施例の変形例に係る防振マウント装置
の部分縦断面図
【図11】第4実施例に係る防振マウント装置の縦断面
【図12】第5実施例に係る防振マウント装置の縦断面
【図13】図12の13−13線断面図
【図14】第6実施例に係る防振マウント装置の縦断面
【図15】図14の15−15線断面図
【図16】第7実施例に係る防振マウント装置の縦断面
【図17】図16の17−17線断面図
【図18】第8実施例に係る防振マウント装置の縦断面
【図19】図18の要部拡大図
【図20】ボイスコイルモータの変形例を示す図
【図21】従来の防振マウント装置の特性を示すグラフ
【符号の説明】
1 取付部材 2 弾性体ブロック(弾性材) 4 ダイヤフラム(弾性材) 5 取付部材 7 副流体室(流体室) 11 可動板ゴムばね(弾性材) 12 可動板 13 主流体室(流体室) 14 ボイスコイルモータ(アクチュエータ) 21 第1流体通路(流体通路) 22 第2流体通路(流体通路) 35 流体通路 37 第2通孔(流体通路) 56 第3通孔(流体通路) 61 流体通路 70 第2副流体室(流体室) 71 第1流体通路(流体通路) 72 第2流体通路(流体通路) I 中間部材
フロントページの続き (72)発明者 木下 将一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 小沢 英隆 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平6−109060(JP,A) 特開 平6−206449(JP,A) 特開 平4−33(JP,A) 特開 昭59−1829(JP,A) 実公 平4−39481(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 13/26 B60K 5/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに固定される取付部材(5)及
    車両のフレームに固定される取付部材(1)を接続す
    る中間部材(I)を備えてなり、中間部材(I)は少な
    くとも外郭の一部が弾性材(2,4,11)より構成さ
    れるとともに内部に流体が封入された流体室(7,1
    3,70)を有しており、流体室(7,13,70)の
    一部を構成する可動板(12)がアクチュエータ(1
    4)に接続されて駆動される防振マウント装置におい
    て、 中間部材(I)のダンピング特性を変化させるダンピン
    グ特性可変手段を備えており、このダンピング特性可変
    手段は、エンジンの回転数が所定回転数以下のときに可
    動板(12)による制振効果を効果的に発揮させるべく
    中間部材(I)のダンピング特性を低周波数側にシフト
    させることを特徴とする、防振マウント装置。
  2. 【請求項2】 エンジンに固定される取付部材(5)及
    び車両のフレームに固定される取付部材(1)を接続す
    る中間部材(I)を備えてなり、中間部材(I)は少な
    くとも外郭の一部が弾性材(2,4,11)より構成さ
    れるとともに内部に流体が封入された流体室(7,1
    3,70)を有しており、流体室(7,13,70)の
    一部を構成する可動板(12)がアクチュエータ(1
    4)に接続されて駆動される防振マウント装置におい
    て、 中間部材(I)のダンピング特性を変化させるダンピン
    グ特性可変手段を備えており、この ダンピング特性可変
    手段は、車両の運転状態がシェーク現象が発生しない運
    転状態であるときに可動板(12)による制振効果を効
    果的に発揮させるべく中間部材(I)のダンピング特性
    を低周波数側にシフトさせることを特徴とする防振マ
    ウント装置。
  3. 【請求項3】 振動体に固定される取付部材(5)及び
    台座に固定される取付部材(1)を接続する中間部材
    (I)を備えてなり、中間部材(I)は少なくとも外郭
    の一部が弾性材(2,4,11)より構成されるととも
    に内部に流体が封入された流体室(7,13,70)を
    有しており、流体室(7,13,70) の一部を構成す
    る可動板(12)がアクチュエータ(14)に接続され
    て駆動される防振マウント装置において、 中間部材(I)のダンピング特性を変化させるダンピン
    グ特性可変手段を備えており、この ダンピング特性可変
    手段は可動板(12)の作動状態に異常が発生したとき
    にダンピング特性を高周波数側にシフトさせることを特
    徴とする防振マウント装置。
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