JP3015764U - ファスナー付き袋 - Google Patents

ファスナー付き袋

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JP3015764U
JP3015764U JP1995001851U JP185195U JP3015764U JP 3015764 U JP3015764 U JP 3015764U JP 1995001851 U JP1995001851 U JP 1995001851U JP 185195 U JP185195 U JP 185195U JP 3015764 U JP3015764 U JP 3015764U
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sheet
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吉男 山下
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平成ポリマー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易に開封と密封を繰り返し行うことのでき
るファスナー付き袋。 【構成】 表シートと裏シートの周部が貼り合わされて
なる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シー
トの間に内容物を収容する非貼着部16とが形成され、
非貼着部に、一辺の貼着部14と切開域18を介した位
置に、表シートと裏シートを係合するファスナー20が
形成され、表シートの切開域の側端部に、表シートを切
開く取掛かりとなる把持片36が形成されている。 【効果】 切開域を見付け易く、また、表シートのみを
切り開けばよいので、切開きに要する力を低減できる。
表シートのみを切り開いて裏シートを残すことによっ
て、切り開いた箇所が一目で分かり、ファスナーの開封
および密封作業が容易となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、食品や種々の小さな物品を収納する袋であって、密封と開封を繰り 返すことのできるファスナー付き袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
裂きいか、海苔やビーフジャーキー等の乾物、飴やせんべい等の菓子等の食品 、飲料等の粉末剤、乾状ドッグフード、湿布などを収容する袋として、開封と密 封を繰り返すことのできるファスナー付き袋が便利で頻繁に利用されるようにな った。 例えば、図11に示すファスナー付き袋10は、熱可塑性樹脂からなる2枚の シートの4辺の周部12a,12b,12c,12dが溶着されて、貼着部14 と非貼着部16が形成されるように貼り合わされ、さらに、非貼着部16の上端 部であって、貼着部14と所定の間隔の切開域18を介した位置にファスナー2 0が形成されて構成されている。
【0003】 このようなファスナー付き袋10は、図12に示すように、切開域18を一方 の側端部から他方の側端部まで切り、貼着部14を取り除き、ファスナー20を 開封することにより、一辺が開放された袋となる。 すなわち、店頭等に並べられているときには非貼着部16に内容物が収容され て4辺が溶着されて完全に密封された状態となっており、使用時には、使用者が 切開域18を鋏等を用いて切って貼着部14を取り除いた後に、ファスナー20 を開封することで、内容物を取り出すことができる。 その後は、ファスナー20を閉じることにより、再び密封され、内容物が袋か ら出ることなく保管することができる。 ファスナー20は、何度も開封と密封を繰り返すことができるので、このファ スナー付き袋10であれば、内容物の取り出しと密封保管を繰り返し行うことが できる。
【0004】 また、切開域18の片端部に、V字形の切込み22を予め形成しておいたもの もある。このものであると、使用者がその切込み22から引き裂くことにより、 鋏などの用具を用いることなく、貼着部14の除去が可能となる。
【0005】 また、貼着部14に孔24を穿設しておいたものであると、店頭等で展示、陳 列または保管をしておく際に、複数の袋の各孔24に1本の固定された棒を差し 通すことにより、同種の内容物の入った袋を効率良く保管等することが可能とな り、便利である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したようなファスナー付き袋10において、切開域18は 内容物の収容に貢献しないため、できるだけその幅Wを小さくすることが望まれ るが、切開域18の幅Wを小さくすると、鋏等で切り開く際に多大な注意力を必 要とし、作業が煩雑になってしまう。 また、切開域18の片端部にV字形の切込み22を形成し、引き裂いて貼着部 14を取り除くものであると、用具は使用しないで済むものの、両側部12b、 12cの溶着部分も引き裂かなければならず、力を要し面倒であった。 また、まっすぐに引裂くことが困難で、切開域18からはみ出したりすること があり、切開域18の幅Wを狭くすることができず、袋の使用効率が低い。 また、切込みが袋の右側(図11では左方)に形成されたものであると、右利 きの使用者であれば引き裂き易いものの、左利きの使用者であると、甚だ不便で あった。 また、表側のシートと裏側のシートを同時に切り開くので、表側のシートと裏 側のシートの切り口が同一形状となるが、そうしたものであると、一旦開封後に 、密封し、再度開封する際に、ファスナー20の開封が困難である。 また、切開いた箇所とファスナー20の間の切開縁部38が長くなるようにす ると、袋を掴み易くなるのでファスナー20の開封が容易になるが、そのために は切開域18の幅を広く採らなければならず、使用効率が低下してしまう。
【0007】 また、ファスナー20の密封も、ファスナー20の位置の確認が容易でないの で、やはり困難である。 さらに、内容物を取り出す際に、袋を持つ箇所がないので、内容物の取り出し 作業も困難であった。 また、貼着部14の表面に表示用の文字や意匠用の図柄等の印刷がなされてい る場合にも、一旦、開封してしまうと、貼着部14は取り除かれてしまうので、 図柄であれば寸断され、また開封後にも必要な説明文は、貼着部14以外の箇所 に記載するような制約があった。 また、貼着部14に孔24を穿設しておいたものであると、使用前であれば上 記したように袋の保管等に便利であるが、一旦、開封してしまうと、貼着部14 は除去されているので、孔24を利用した保管等が不可能となってしまう。 さらにまた、除去した貼着部14によるゴミが大量に発生するおそれがあった 。
【0008】 本考案は上記いずれかの不具合を解決するためになされたもので、開封と密封 を繰り返し行うことのできるファスナー付き袋を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼着 部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼着 部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の側端部に、表シートを切開く取掛かりとなる把 持片が形成されていることを特徴とするファスナー付き袋である。
【0010】 請求項2記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼着 部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼着 部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の両側端部に、表シートを切開く取掛かりとなる 把持片が形成されていることを特徴とするファスナー付き袋である。
【0011】 請求項3記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼着 部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼着 部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 前記切開域の側部で、縁部と離間した位置に、表シートを切開く取掛かりとな る把持片が形成されていることを特徴とするファスナー付き袋である。
【0012】 請求項4記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼着 部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼着 部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 前記切開域の両側部で、縁部と離間した位置に、表シートを切開く取掛かりと なる把持片が形成されていることを特徴とするファスナー付き袋である。
【0013】 請求項5記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼着 部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼着 部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の側端部に、表シートを切開く取掛かりとなる把 持片が形成され、 その把持片から他方の側端部に向けて、把持片からの切開きを誘導する誘導テ ープが形成されていることを特徴とするファスナー付き袋である。
【0014】 請求項6記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼着 部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼着 部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の両側端部に、表シートを切開く取掛かりとなる 把持片が形成され、 一方の把持片から他方の把持片まで繋がった誘導テープが形成されていること を特徴とするファスナー付き袋である。
【0015】 請求項7記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼着 部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼着 部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 前記切開域の側部で、縁部と離間した位置に、表シートを切開く取掛かりとな る把持片が形成され、 その把持片から他方の側端部に向けて、把持片からの切開きを誘導する誘導テ ープが形成されていることを特徴とするファスナー付き袋である。
【0016】 請求項8記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼着 部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼着 部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 前記切開域の両側部で、縁部と離間した位置に、表シートを切開く取掛かりと なる把持片が形成され、 一方の把持片から他方の把持片まで繋がった誘導テープが形成されていること を特徴とするファスナー付き袋である。
【0017】 請求項9記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼着 部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼着 部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の側端部に、表シートを切開く取掛かりとなる把 持片が形成され、 表シートは、ファスナーと平行な方向に一軸延伸処理されていることを特徴と するファスナー付き袋である。
【0018】 請求項10記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼 着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼 着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の両側端部に、表シートを切開く取掛かりとなる 把持片が形成され、 表シートは、ファスナーと平行な方向に一軸延伸処理されていることを特徴と するファスナー付き袋である。
【0019】 請求項11記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼 着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼 着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 前記切開域の側部で、縁部と離間した位置に、表シートを切開く取掛かりとな る把持片が形成され、 表シートは、ファスナーと平行な方向に一軸延伸処理されていることを特徴と するファスナー付き袋である。
【0020】 請求項12記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼 着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼 着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 前記切開域の両側部で、縁部と離間した位置に、表シートを切開く取掛かりと なる把持片が形成され、 表シートは、ファスナーと平行な方向に一軸延伸処理されていることを特徴と するファスナー付き袋である。
【0021】 請求項13記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼 着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼 着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の側端部に、表シートを切開く取掛かりとなる把 持片が形成され、 貼着部に、孔が穿設されていることを特徴とするファスナー付き袋である。
【0022】 請求項14記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼 着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼 着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の両側端部に、表シートを切開く取掛かりとなる 把持片が形成され、 貼着部に、孔が穿設されていることを特徴とするファスナー付き袋である。
【0023】 請求項15記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼 着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼 着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 前記切開域の側部で、縁部と離間した位置に、表シートを切開く取掛かりとな る把持片が形成され、 貼着部に、孔が穿設されていることを特徴とするファスナー付き袋である。
【0024】 請求項16記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼 着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼 着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 前記切開域の両側部で、縁部と離間した位置に、表シートを切開く取掛かりと なる把持片が形成され、 貼着部に、孔が穿設されていることを特徴とするファスナー付き袋である。
【0025】 請求項17記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼 着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼 着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の側端部に、表シートを切開く取掛かりとなる把 持片が形成され、 その把持片から他方の側端部に向けて、把持片からの切開きを誘導する誘導テ ープが形成され、 表シートは、ファスナーと平行な方向に一軸延伸処理され、 貼着部に、孔が穿設されていることを特徴とするファスナー付き袋である。
【0026】 請求項18記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼 着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼 着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の両側端部に、表シートを切開く取掛かりとなる 把持片が形成され、 一方の把持片から他方の把持片まで繋がった誘導テープが形成され、 表シートは、ファスナーと平行な方向に一軸延伸処理され、 貼着部に、孔が穿設されていることを特徴とするファスナー付き袋である。
【0027】 請求項19記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼 着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼 着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 前記切開域の側部で、縁部と離間した位置に、表シートを切開く取掛かりとな る把持片が形成され、 その把持片から他方の側端部に向けて、把持片からの切開きを誘導する誘導テ ープが形成され、 表シートは、ファスナーと平行な方向に一軸延伸処理され、 貼着部に、孔が穿設されていることを特徴とするファスナー付き袋である。
【0028】 請求項20記載の考案は、表シートと裏シートの周部が貼り合わされてなる貼 着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏シートの間に内容物を収容する非貼 着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を介した位置に、表シー トと裏シートを係合するファスナーが形成され、 前記切開域の両側部で、縁部と離間した位置に、表シートを切開く取掛かりと なる把持片が形成され、 一方の把持片から他方の把持片まで繋がった誘導テープが形成され、 表シートは、ファスナーと平行な方向に一軸延伸処理され、 貼着部に、孔が穿設されていることを特徴とするファスナー付き袋である。
【0029】
【作用】
本考案のファスナー付き袋であると、把持片が形成されていることから、切開 域を見付け易い。 また、表シートのみを切り開けばよいので、切開きに要する力を低減すること ができる。 また、表シートのみを切り開いて裏シートを残すことによって、切り開いた箇 所が一目で分かり、ファスナーの開封および密封作業が容易となる。 また、貼着部が使用後にも残存するので、袋を持つ箇所ができることからもフ ァスナーの開封および密封作業が容易となる。 よって、切開域の幅を狭くすることができ、袋の不要部分を低減し、使用効率 を高めることができる。 また、貼着部が残存し、取り除かれないので、貼着部に印刷したものが使用後 にも残り、種々の文字や意匠用の図柄等の印刷箇所の制約がない。
【0030】 また、切り開くことにより生ずる切り屑が小さく、ゴミの発生量を低減するこ とができる。 また、把持片を両側に形成したものであると、使用者が右利きの場合は勿論の こと、左利きであっても容易に切開き作業を行うことができるようになる。 また、表シートがファスナーと平行に一軸延伸されたものであると、把持片か らの切開きをまっすぐに行いやすく、切開域の幅を狭くすることができる。 また、誘導テープの形成されているものであると、まっすぐな切開きをさらに 容易に行うことができ、切開域の幅をいっそう狭くすることができる。 また、貼着部に孔を穿設しておいたものであると、使用前は勿論のこと、開封 後でも、貼着部に穿設した孔を利用した保管等が可能となる。
【0031】
【実施例】
以下に本考案の実施例を説明するが、本考案がこれらの実施例に限定されるも のでないことは勿論のことである。
【0032】 〔実施例1〕 実施例1のファスナー付き袋を図1〜3を参照して説明する。 図1に示すファスナー付き袋26は、2枚の熱可塑性樹脂からなるシートが、 それぞれの周部が貼り合わされ、その貼り合わされた貼着部で囲まれて、貼着さ れていない非貼着部が形成されることで袋状とされる。 尚、本考案では、便宜上、袋の一方の面のシートを表シート、他方を裏シート とする。 シートには、ポリエチレン、特に直鎖状低密度ポリエチレン、またはそれらの 多層構造のものが好適である。 また、2枚のシートの貼り合わせには、熱溶着を利用するのが好ましいが、接 着剤等で貼り付けることも可能である。
【0033】 この袋26の周部の一辺で、溶着されている部分の貼着部14に近い位置の非 貼着部16には、表シートと裏シートを係合するファスナー20が形成されてい る。このファスナー20は、2枚のシートの接合と離脱を繰り返し行うことので きるものであれば、どのようなものであってもかまわないが、例えば、図3に示 すように、ポリエチレン等からなる樹脂製の凸字状の係合片28と凹字状の係合 片30で構成され、シート上から圧接することにより、この係合片28と係合片 30が組合されて係合し、シート32,34が密着し、またシート間を引き離す ように力を加えることで、係合片28と係合片30とが離脱するようなものが好 適である。 このファスナー20は、貼着部14と任意の間隔をおいた位置に形成される。 尚、その間隔を切開域18とする。 また、ファスナー20は貼着部14と平行に設けられることが望ましい。
【0034】 実施例1のファスナー付き袋では、切開域18の一側方の端部の一方のシート である表シート32のみに、表シート32のみを切開く取掛かりとなる把持片3 6が形成されている。 把持片36は、表シート32に、把持するのに適当な大きさ形状に切込みをい れて捲り上げておくことにより形成される。
【0035】 また、表シートはファスナー20と平行な方向に一軸延伸処理されていること が望ましい。
【0036】 また、このファスナー付き袋26であると、貼着部14に孔24が穿設されて おり、1本の棒を複数のファスナー付き袋26の各孔24に差し通すことにより 、合理的な複数の袋の保管等が可能となる。
【0037】 このファスナー付き袋26を使用に供するときは、使用者は把持片36を掴み 、これをできるだけファスナー20に沿って、把持片36の形成されていない他 方の側端部にまで引上げて、図2,3に示すように、表シート32のみを切り開 く。 その後、この切り開かれた縁部である切開縁部38を引き上げて、ファスナー 20を開封することにより、非貼着部16内に収容されていた内容物を取り出す ことができる。 また、その後にこの袋を密封するには、表シート32を裏シート34に圧接す ることによりファスナー20の係合片28と係合片30とを係合させて非貼着部 16を密封すればよい。 その後さらに、内容物の取り出し等を行うには、また切開縁部38を引き上げ て、ファスナー20を開封すればよい。
【0038】 本実施例のファスナー付き袋26であると、把持片36が形成されていること から、切開域18の幅が狭くても、切開域18の位置を見つけ出すことが容易で ある。 また、切開域18を溶着部分も含めて一方の側端部から他方の側端部まで切り 開くものの、切り開くのは表シート1枚のみで、裏シート34を切り開くもので はないので、切り開くのに力を要せず、容易である。 また、裏シート34はそのまま残存しているので、切り開いた箇所が一目でわ かり、表シート32の切開縁部38の認識および摘み上げが容易で、ファスナー 20の開封作業がきわめて容易に行える。 また、切り開いた箇所が容易にわかることから、ファスナー20の位置の確認 も容易で、ファスナー20の密着作業も簡単に行い得る。
【0039】 さらに、貼着部14は裏シート34によって一体とされたままで、取り除かれ ないので、内容物を取り出す作業などにおいて、その部分を持って行うことがで き、作業を容易に行うことができる。 また、貼着部14が取り除かれないので、文字や図柄等の印刷が使用後のもの にも残存し、意匠処理がある程度保持され、また注意書き等の記載を貼着部14 に行うこともできる。 また、貼着部14は取り除かれず、図2(b)に示すような小さな切り屑40 だけが廃棄処分となるので、ゴミの発生量を低減することができる。
【0040】 また、表シート32がファスナー20と平行な方向に一軸延伸処理されている ものであると、表シート32をファスナー20に沿って平行に切り開く作業がよ り容易となる。
【0041】 また、貼着部14に孔24を穿設しておいたものであると、ファスナー20を 一度開封したものであっても、貼着部14が残存するので、使用後のファスナー 付き袋の保管等に、1本の棒を複数のファスナー付き袋26の各孔24に差し通 しておこなう手段を適用することが可能となる。
【0042】 〔実施例2〕 実施例2のファスナー付き袋は実施例1のファスナー付き袋と比較して、図4 に示すように、切開域18の両側端部に把持片36(36’)を形成したことに 特徴がある。 この場合、一方の把持片36と他方の把持片36’を結ぶ線がファスナー20 と平行になっていることが望ましい。
【0043】 また、この場合にも表シートは一方の把持片36から他方の把持片36’に向 かった方向に一軸延伸処理されていることが望ましい。
【0044】 また、このファスナー付き袋42でも、貼着部14に孔24が穿設されており 、1本の棒を複数のファスナー付き袋42の各孔24に差し通すことにより、合 理的な複数の袋の保管等が可能となる。
【0045】 このファスナー付き袋42を使用に供するときは、使用者は左右どちらか一方 の把持片36(36’)を掴み、これを他方の把持片36’(36)に向けて引 上げることにより、表シート32のみを切り開く。 その後、この切り開かれた縁部である切開縁部38を引き上げて、ファスナー 20を開封することにより、非貼着部16内に収容されていた内容物を取り出す ことができる。 また、その後にこの袋を密封するには、両シートを圧接することによりファス ナー20を係合させて非貼着部16を密封すればよい。 その後さらに、内容物の取り出し等を行うには、また切開縁部38を引き上げ て、ファスナー20を開封すればよい。
【0046】 本実施例のファスナー付き袋であると、把持片36(36’)が形成されてい ることから、切開域18の幅が狭くても、切開域18の位置を見つけ出すことが 容易である。 また、切開域18を溶着部分も含めて一方の把持片36(36’)から他方の 把持片36(36’)まで切り開くものの、切り開くのは表シート1枚のみで、 裏シートを切り開くものではないので、切り開くのに力を要せず容易である。 また、裏シートはそのまま残存しているので、切り開いた箇所が一目でわかり 、表シート32の切開縁部38の認識および摘み上げが容易で、ファスナー20 の開封作業がきわめて容易に行える。 また、切り開いた箇所が容易にわかることから、ファスナー20の位置の確認 も容易で、ファスナー20の密着作業も簡単に行い得る。
【0047】 さらに、貼着部14は裏シートによって一体とされたままで、取り除かれない ので、内容物を取り出す作業などにおいて、その部分を持って行うことができ、 作業を容易に行うことができる。 また、貼着部14が取り除かれないので、文字や図柄等の印刷が使用後のもの にも残存し、意匠処理がある程度保持され、また注意書き等の記載を貼着部14 に行うこともできる。 また、貼着部14は取り除かれず、図2(b)に示すような小さな切り屑40 だけが廃棄処分となるので、ゴミの発生量を低減することができる。
【0048】 また、この実施例2のファスナー付き袋42であると、把持片が両側端部に形 成されているので、袋のどちら側からも切り開くことができる。したがって、使 用者が右利きの場合は勿論のこと、左利きの場合にも切り開き作業を容易に行う ことができる。
【0049】 また、表シート32が、一方の把持片36(36’)と他方の把持片36’( 36)を結ぶ線と平行な方向に一軸延伸処理されているものであると、表シート 32を一方の把持片36(36’)から他方の把持片36’(36)に向けて切 り開く作業がより容易となる。
【0050】 また、貼着部14に孔24を穿設しておいたものであると、ファスナー20を 一度開封したものであっても、貼着部14が残存するので、使用後のファスナー 付き袋の保管等に、1本の棒を複数のファスナー付き袋42の各孔24に差し通 しておこなう手段を適用することが可能となる。
【0051】 〔実施例3〕 実施例3のファスナー付き袋44は、実施例1のファスナー付き袋26と比較 して、図5に示すように、把持片36が、切開域18の一側部で、縁部46と離 間した位置に形成されていることを特徴とする。 この場合、把持片36はなるべく縁部46に近いところに形成した方が袋とし ての開口部を大きくすることができるものの、図5に示すように、把持片36の 一部が非貼着部16に掛かっていると、切り開き作業に要する力を低減すること ができる。
【0052】 またこの場合も、表シートはファスナー20と平行な方向に一軸延伸処理され ていることが望ましい。
【0053】 また、このファスナー付き袋44でも、貼着部14に孔24が穿設されていれ ば、1本の棒を複数のファスナー付き袋44の各孔24に差し通すことにより、 合理的な複数の袋の保管等が可能となる。
【0054】 このファスナー付き袋44を使用に供するときは、使用者は把持片36を掴み 、これをできるだけファスナー20に沿って、把持片36の形成されていない他 方の側端部にまで引上げて、シートを切り開く。 この実施例3の場合、表シートだけでなく、裏シートを同時に切り開いてもか まわない。その場合、把持片36は、把持するのに適当な大きさ形状に表シート 及び裏シートの両方に切込みをいれて捲り上げたものが適用できる。これは、例 えば、C字状の押し抜き軸によるパンチング等できわめて容易に形成することが 可能で、製造が簡易である。 その後、この切り開かれた縁部である切開縁部38を引き上げて、ファスナー 20を開封することにより、非貼着部16内に収容されていた内容物を取り出す ことができる。 また、その後にこの袋を密封するには、表シートを裏シートに圧接することに よりファスナー20を係合させて非貼着部16を密封すればよい。 その後さらに、内容物の取り出し等を行うには、また切開縁部38を引き上げ て、ファスナー20を開封すればよい。
【0055】 本実施例のファスナー付き袋であると、把持片36が形成されていることから 、切開域18の幅が狭くても、切開域18の位置を見つけ出すことが容易である 。 また、この実施例3のファスナー付き袋44であると、表裏シートを共に切り 開いたとしても、把持片36が縁部46と離間しているので、貼着部14はファ スナー付き袋の本体と切り離されるものではなく、取り除かれない。 従って、貼着部14はそのまま残存しているので、切り開いた箇所が一目でわ かり、切開縁部38の認識および摘み上げが容易で、ファスナー20の開封作業 がきわめて容易に行える。 また、切り開いた箇所が容易にわかることから、ファスナー20の位置の確認 も容易で、ファスナー20の密着作業も簡単に行い得る。
【0056】 さらに、貼着部14は取り除かれないので、内容物を取り出す作業などにおい て、その部分を持って行うことができ、作業を容易に行うことができる。 また、貼着部14が取り除かれないので、文字や図柄等の印刷が使用後のもの にも残存し、意匠処理がある程度保持され、また注意書き等の記載を貼着部14 に行うこともできる。 また、貼着部14は取り除かれず、小さな切り屑だけが廃棄処分となるので、 ゴミの発生量を低減することができる。
【0057】 また、シートがファスナー20と平行な方向に一軸延伸処理されているもので あると、シートをファスナー20に沿って平行に切り開く作業がより容易となる 。
【0058】 また、貼着部14に孔24を穿設しておいたものであると、ファスナー20を 一度開封したものであっても、貼着部14が残存するので、使用後のファスナー 付き袋の保管等に、1本の棒を複数のファスナー付き袋26の各孔24に差し通 しておこなう手段を適用することが可能となる。
【0059】 〔実施例4〕 実施例4のファスナー付き袋48は、実施例3のファスナー付き袋44と比較 して、図6に示すように、切開域18の両側端部に把持片36を形成したことに 特徴がある。 この場合、一方の把持片36と他方の把持片36’を結ぶ線がファスナー20 と平行になっていることが望ましい。
【0060】 また、この場合にも表シートは一方の把持片36から他方の把持片36’に向 かった方向に一軸延伸処理されていることが望ましい。
【0061】 また、このファスナー付き袋48でも、貼着部14に孔24が穿設されており 、1本の棒を複数のファスナー付き袋48の各孔24に差し通すことにより、合 理的な複数の袋の保管等が可能となる。
【0062】 このファスナー付き袋48を使用に供するときは、使用者は左右どちらか一方 の把持片36(36’)を掴み、これを他方の把持片36’(36)に向けて引 上げることにより、図7,8に示すように、シートを切り開く。 この場合、表シート32だけを切り開いても良いが、必ずしもその必要はなく 、裏シート34も共に切り開いてもよい。 その後、この切り開かれた縁部である切開縁部38を引き上げて、ファスナー 20を開封することにより、非貼着部16内に収容されていた内容物を取り出す ことができる。 また、その後にこの袋を密封するには、両シートを圧接することによりファス ナー20を係合させて非貼着部16を密封すればよい。 その後さらに、内容物の取り出し等を行うには、また切開縁部38を引き上げ て、ファスナー20を開封すればよい。
【0063】 本実施例のファスナー付き袋であると、把持片36(36’)が形成されてい ることから、切開域18の幅が狭くても、切開域18の位置を見つけ出すことが 容易である。 また、この実施例4のファスナー付き袋48であると、表シート32と裏シー ト34を共に切り開いたとしても、把持片36が縁部46と離間しているので、 貼着部14は縁部46によってファスナー付き袋の本体と切り離されるものでは なく、取り除かれない。 従って、貼着部14はそのまま残存しているので、切り開いた箇所が一目でわ かり、切開縁部38の認識および摘み上げが容易で、ファスナー20の開封作業 がきわめて容易に行える。 また、切り開いた箇所が容易にわかることから、ファスナー20の位置の確認 も容易で、ファスナー20の密着作業も簡単に行い得る。
【0064】 さらに、貼着部14は取り除かれないので、内容物を取り出す作業などにおい て、その部分を持って行うことができ、作業を容易に行うことができる。 また、貼着部14が取り除かれないので、文字や図柄等の印刷が使用後のもの にも残存し、意匠処理がある程度保持され、また注意書き等の記載を貼着部14 に行うこともできる。 また、貼着部14は取り除かれず、図7(b)に示すような小さな切り屑50 だけが廃棄処分となるので、ゴミの発生量を低減することができる。
【0065】 また、この実施例4のファスナー付き袋48であると、把持片が両側端部に形 成されているので、袋のどちら側からも切り開くことができる。したがって、使 用者が右利きの場合は勿論のこと、左利きの場合にも切り開き作業を容易に行う ことができる。
【0066】 また、表シート32が、一方の把持片36(36’)と他方の把持片36’( 36)を結ぶ線と平行な方向に一軸延伸処理されているものであると、表シート 32を一方の把持片36(36’)から他方の把持片36’(36)に向けて切 り開く作業がより容易となる。
【0067】 また、貼着部14に孔24を穿設しておいたものであると、ファスナー20を 一度開封したものであっても、貼着部14が残存するので、使用後のファスナー 付き袋の保管等に、1本の棒を複数のファスナー付き袋48の各孔24に差し通 しておこなう手段を適用することが可能となる。
【0068】 〔実施例5a〕 図9,10に示すファスナー付き袋52は実施例1のファスナー付き袋26と 比較して、把持片36から他方の側端部に向けて、把持片36からの切開きを誘 導する誘導テープ54が形成されていることに特徴がある。 この誘導テープ54は弾性を有しながらも、引裂きにくい材料で構成されるこ とが望ましく、ポリエチレンや、ポリエチレンにポリアミドを蒸着加工したもの などが好適である。 また、誘導テープ54は、貼着部14に平行なファスナー20に平行に設けら れることが望ましい。
【0069】 図示した誘導テープ54は、表テープ32の内面に貼り付けられているが、必 ずしもその必要はなく、見栄え等が損なわれるものでなければ、表シート32の 表面に形成してもかまわない。
【0070】 またこの場合も、表シート32は誘導テープ54と平行な方向に一軸延伸処理 されていることが望ましい。
【0071】 また、このファスナー付き袋52であると、貼着部14に孔24が穿設されて おり、1本の棒を複数のファスナー付き袋52の各孔24に差し通すことにより 、合理的な複数の袋の保管等が可能となる。
【0072】 このファスナー付き袋52を使用に供するときは、使用者は把持片36を掴み 、これをファスナー20に沿って、把持片36の形成されていない他方の側端部 にまで引上げて、表シート32のみを切り開く。この際、その切り開きは、自ず と誘導テープに沿ったものとなる。 その後、この切り開かれた縁部である切開縁部38を引き上げて、ファスナー 20を開封することにより、非貼着部16内に収容されていた内容物を取り出す ことができる。 また、その後にこの袋を密封するには、表シート32を裏シート34に圧接す ることによりファスナー20の係合片28と係合片30とを係合させて非貼着部 16を密封すればよい。 その後さらに、内容物の取り出し等を行うには、また切開縁部38を引き上げ て、ファスナー20を開封すればよい。
【0073】 このファスナー付き袋52であると、把持片36が形成されていることから、 切開域18の幅が狭くても、切開域18の位置を見つけ出すことが容易であり、 切開域18を溶着部分も含めて一方の側端部から他方の側端部まで切り開くもの の、切り開くのは表シート1枚のみで、裏シート34を切り開くものではないの で、切り開くのに力を要せず、容易である。 しかも、誘導テープ54が形成されていることから、切り開きがまっすぐに円 滑に行い易い。したがって、切開域18の幅をより狭くすることができ、使用効 率を高めることができる。 また、裏シート34はそのまま残存しているので、切り開いた箇所が一目でわ かり、表シート32の切開縁部38の認識および摘み上げが容易で、ファスナー 20の開封作業がきわめて容易に行える。 また、切り開いた箇所が容易にわかることから、ファスナー20の位置の確認 も容易で、ファスナー20の密着作業も簡単に行い得る。
【0074】 さらに、貼着部14は裏シート34によって一体とされたままで、取り除かれ ないので、内容物を取り出す作業などにおいて、その部分を持って行うことがで き、作業を容易に行うことができる。 また、貼着部14が取り除かれないので、文字や図柄等の印刷が使用後のもの にも残存し、意匠処理がある程度保持され、また注意書き等の記載を貼着部14 に行うこともできる。 また、貼着部14は取り除かれず、小さな切り屑だけが廃棄処分となるので、 ゴミの発生量を低減することができる。
【0075】 また、表シート32が誘導テープ54と平行な方向に一軸延伸処理されている ものであると、表シート32を誘導テープ54に沿って平行に切り開く作業がよ り容易となる。
【0076】 また、貼着部14に孔24を穿設しておいたものであると、ファスナー20を 一度開封したものであっても、貼着部14が残存するので、使用後のファスナー 付き袋の保管等に、1本の棒を複数のファスナー付き袋52の各孔24に差し通 しておこなう手段を適用することが可能となる。
【0077】 〔実施例5b〕 さらに、上記実施例2のように、切開域18の両側端部に把持片36を形成す ることもできる。 この場合、誘導テープは一方の把持片36から他方の把持片36’まで繋がっ たものとすることが望ましい。
【0078】 また、この場合にも表シートは一方の把持片36から他方の把持片36’に向 かった方向に一軸延伸処理されていることが望ましい。
【0079】 また、このファスナー付き袋でも、貼着部14に孔24が穿設されており、1 本の棒を複数のファスナー付き袋の各孔24に差し通すことにより、合理的な複 数の袋の保管等が可能となる。
【0080】 このファスナー付き袋を使用に供するときは、使用者は左右どちらか一方の把 持片36(36’)を掴み、これを他方の把持片36’(36)に向けて引上げ ることにより、表シート32のみを切り開く。この際、どちら側から表シートを 切り開こうとも、その切り開きは誘導テープに沿ったものとなる。
【0081】 このファスナー付き袋であると、上記実施例5aのファスナー付き袋の奏する 効果に加えて、把持片が両側端部に形成されているので、袋のどちら側からも切 り開くことができる。したがって、使用者が右利きの場合は勿論のこと、左利き の場合にも切り開き作業を容易に行うことができる。
【0082】 また、表シート32が、誘導テープと平行な方向に一軸延伸処理されているも のであると、表シート32を一方の把持片36(36’)から他方の把持片36 ’(36)に向けて切り開く作業がより容易となる。
【0083】 また、貼着部14に孔24を穿設しておいたものであると、ファスナー20を 一度開封したものであっても、貼着部14が残存するので、使用後のファスナー 付き袋の保管等に、1本の棒を複数のファスナー付き袋の各孔24に差し通して おこなう手段を適用することが可能となる。
【0084】 〔実施例5c〕 さらに、上記実施例3のように、把持片36を、切開域18の一側部で、縁部 46と離間した位置に形成することもできる。 この場合も、誘導テープは把持片36から他方の側端部に向けて形成する。
【0085】 またこの場合も、表シートはファスナー20と平行な方向に一軸延伸処理され ていることが望ましい。
【0086】 また、貼着部14に孔24が穿設されていれば、1本の棒を複数のファスナー 付き袋の各孔24に差し通すことにより、合理的な複数の袋の保管等が可能とな る。
【0087】 このファスナー付き袋を使用に供するときは、使用者は把持片36を掴み、こ れをファスナー20に沿って、把持片36の形成されていない他方の側端部にま で引上げて、シートを切り開く。この場合、その切開きは自ずと誘導テープに沿 ったものとなる。 また、表シートだけでなく、裏シートを同時に切り開いてもかまわない。その 場合、誘導テープは表シートでなく、裏シートに形成しておくことができる。ま た、表シートと裏シートの両方に形成しておいても良い。
【0088】 このファスナー付き袋であると、把持片36が形成されていることから、切開 域18の幅が狭くても、切開域18の位置を見つけ出すことが容易である。誘導 テープが切開きを誘導することから、切開域をより狭くすることができ、袋の使 用効率を高めることができる。 また、このファスナー付き袋であると、表裏シートを共に切り開いたとしても 、把持片36が縁部46と離間しているので、貼着部14はファスナー付き袋の 本体と切り離されるものではなく、取り除かれない。 従って、貼着部14はそのまま残存しているので、切り開いた箇所が一目でわ かり、切開縁部38の認識および摘み上げが容易で、ファスナー20の開封作業 がきわめて容易に行える。 また、切り開いた箇所が容易にわかることから、ファスナー20の位置の確認 も容易で、ファスナー20の密着作業も簡単に行い得る。
【0089】 さらに、貼着部14は取り除かれないので、内容物を取り出す作業などにおい て、その部分を持って行うことができ、作業を容易に行うことができる。 また、貼着部14が取り除かれないので、文字や図柄等の印刷が使用後のもの にも残存し、意匠処理がある程度保持され、また注意書き等の記載を貼着部14 に行うこともできる。 また、貼着部14は取り除かれず、小さな切り屑だけが廃棄処分となるので、 ゴミの発生量を低減することができる。
【0090】 また、シートが誘導テープと平行な方向に一軸延伸処理されているものである と、シートを誘導テープに沿って切り開く作業がより容易となる。
【0091】 また、貼着部14に孔24を穿設しておいたものであると、ファスナー20を 一度開封したものであっても、貼着部14が残存するので、使用後のファスナー 付き袋の保管等に、1本の棒を複数のファスナー付き袋の各孔24に差し通して おこなう手段を適用することが可能となる。
【0092】 〔実施例5d〕 さらに、上記実施例4のように、切開域の両側部で、縁部と離間した位置に把 持片36を形成することができる。 この場合も、誘導テープは一方の把持片36と他方の把持片36’を繋げるよ うに形成することが望ましい。
【0093】 また、この場合にも表シートは一方の把持片36から他方の把持片36’に向 かった方向に一軸延伸処理されていることが望ましい。
【0094】 また、このファスナー付き袋でも、貼着部14に孔24が穿設されており、1 本の棒を複数のファスナー付き袋の各孔24に差し通すことにより、合理的な複 数の袋の保管等が可能となる。
【0095】 このファスナー付き袋を使用に供するときは、使用者は左右どちらか一方の把 持片36(36’)を掴み、これを他方の把持片36’(36)に向けて引上げ ることにより、シートを切り開く。この際、誘導テープが形成されていることに より、切開くための僅かな力を加えるのみで、一方の把持片から他方の把持片ま できれいに切開くことができる。 この場合、表シート32だけを切り開いても良いが、必ずしもその必要はなく 、裏シート34も共に切り開いてもよい。この場合には、裏シートに誘導テープ を形成してもよい。
【0096】 このファスナー付き袋であると、把持片36(36’)が形成されていること から、切開域18の幅が狭くても、切開域18の位置を見つけ出すことが容易で ある。特に誘導テープが形成されていることから、一方の把持片から他方の把持 片への切開きが容易に行い得る。よって、切開域の幅をより狭くすることができ 、袋としての不要な部分を削減することができ、使用効率をより高めることがで きる。 また、このファスナー付き袋であると、表シート32と裏シート34を共に切 り開いたとしても、把持片36が縁部46と離間しているので、貼着部14は縁 部46によってファスナー付き袋の本体と切り離されるものではなく、取り除か れない。 従って、貼着部14はそのまま残存しているので、切り開いた箇所が一目でわ かり、切開縁部38の認識および摘み上げが容易で、ファスナー20の開封作業 がきわめて容易に行える。 また、切り開いた箇所が容易にわかることから、ファスナー20の位置の確認 も容易で、ファスナー20の密着作業も簡単に行い得る。
【0097】 さらに、貼着部14は取り除かれないので、内容物を取り出す作業などにおい て、その部分を持って行うことができ、作業を容易に行うことができる。 また、貼着部14が取り除かれないので、文字や図柄等の印刷が使用後のもの にも残存し、意匠処理がある程度保持され、また注意書き等の記載を貼着部14 に行うこともできる。 また、貼着部14は取り除かれず、小さな切り屑だけが廃棄処分となるので、 ゴミの発生量を低減することができる。
【0098】 また、この実施例のファスナー付き袋であると、把持片が両側端部に形成され ているので、袋のどちら側からも切り開くことができる。したがって、使用者が 右利きの場合は勿論のこと、左利きの場合にも切り開き作業を容易に行うことが できる。
【0099】 また、表シート32が、誘導テープと平行な方向に一軸延伸処理されているも のであると、表シート32を誘導テープに沿って切り開く作業がより容易となる 。
【0100】 また、貼着部14に孔24を穿設しておいたものであると、ファスナー20を 一度開封したものであっても、貼着部14が残存するので、使用後のファスナー 付き袋の保管等に、1本の棒を複数のファスナー付き袋の各孔24に差し通して おこなう手段を適用することが可能となる。
【0101】
【考案の効果】
本考案のファスナー付き袋であると、把持片が形成されていることから、切開 域を見付け易く、また、表シートのみを切り開けばよいので、切開きに要する力 を低減することができる。 また、表シートのみを切り開いて裏シートを残すことによって、切り開いた箇 所が一目で分かり、従って、ファスナーの開封および密封作業が容易となる。 また、貼着部が使用後にも残存するので、袋を持つ箇所ができることからもフ ァスナーの開封および密封作業が容易となる。 よって、切開域の幅を狭くすることができ、袋の不要部分を低減し、使用効率 を高めることができる。 また、貼着部が残存し、取り除かれないので、貼着部に印刷したものが使用後 にも残り、種々の文字や意匠用の図柄等の印刷箇所の制約がない。
【0102】 また、切り開くことにより生ずる切り屑が小さく、ゴミの発生量を低減するこ とができる。 また、把持片を両側に形成したものであると、使用者が右利きの場合は勿論の こと、左利きであっても容易に切開き作業を行うことができるようになる。 また、表シートがファスナーと平行に一軸延伸されたものであると、把持片か らの切開きをまっすぐに行いやすく、切開域の幅を狭くすることができる。 また、誘導テープの形成されているものであると、まっすぐな切開きをさらに 容易に行うことができ、切開域の幅をいっそう狭くすることができる。 また、貼着部に孔を穿設しておいたものであると、使用前は勿論のこと、開封 後でも、貼着部に穿設した孔を利用した保管等が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のファスナー付き袋の平面図である。
【図2】同実施例のファスナー付き袋において、切り開
いたところを示すもので、図2(a)はファスナー付き
袋の平面図、図2(b)は切り屑の平面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】実施例2のファスナー付き袋の平面図である。
【図5】実施例3のファスナー付き袋の平面図である。
【図6】実施例4のファスナー付き袋の平面図である。
【図7】同実施例のファスナー付き袋において、切り開
いたところを示すもので、図7(a)はファスナー付き
袋の平面図、図7(b)は切り屑の平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII断面図である。
【図9】実施例5のファスナー付き袋の平面図である。
【図10】図9のX−X断面図である。
【図11】従来例のファスナー付き袋の平面図である。
【図12】同従来例のファスナー付き袋において、貼着
部を除去したところを示す平面図である。
【符号の説明】
10 ファスナー付き袋 14 貼着部 16 非貼着部 18 切開域 20 ファスナー 24 孔 26 ファスナー付き袋 32 表シート 34 裏シート 36 把持片 42 ファスナー付き袋 44 ファスナー付き袋 46 縁部 48 ファスナー付き袋 52 ファスナー付き袋 54 誘導テープ

Claims (20)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表シートと裏シートの周部が貼り合わさ
    れてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏
    シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の側端部に、表シートを切
    開く取掛かりとなる把持片が形成されていることを特徴
    とするファスナー付き袋。
  2. 【請求項2】 表シートと裏シートの周部が貼り合わさ
    れてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏
    シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の両側端部に、表シートを
    切開く取掛かりとなる把持片が形成されていることを特
    徴とするファスナー付き袋。
  3. 【請求項3】 表シートと裏シートの周部が貼り合わさ
    れてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏
    シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 前記切開域の側部で、縁部と離間した位置に、表シート
    を切開く取掛かりとなる把持片が形成されていることを
    特徴とするファスナー付き袋。
  4. 【請求項4】 表シートと裏シートの周部が貼り合わさ
    れてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏
    シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 前記切開域の両側部で、縁部と離間した位置に、表シー
    トを切開く取掛かりとなる把持片が形成されていること
    を特徴とするファスナー付き袋。
  5. 【請求項5】 表シートと裏シートの周部が貼り合わさ
    れてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏
    シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の側端部に、表シートを切
    開く取掛かりとなる把持片が形成され、 その把持片から他方の側端部に向けて、把持片からの切
    開きを誘導する誘導テープが形成されていることを特徴
    とするファスナー付き袋。
  6. 【請求項6】 表シートと裏シートの周部が貼り合わさ
    れてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏
    シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の両側端部に、表シートを
    切開く取掛かりとなる把持片が形成され、 一方の把持片から他方の把持片まで繋がった誘導テープ
    が形成されていることを特徴とするファスナー付き袋。
  7. 【請求項7】 表シートと裏シートの周部が貼り合わさ
    れてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏
    シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 前記切開域の側部で、縁部と離間した位置に、表シート
    を切開く取掛かりとなる把持片が形成され、 その把持片から他方の側端部に向けて、把持片からの切
    開きを誘導する誘導テープが形成されていることを特徴
    とするファスナー付き袋。
  8. 【請求項8】 表シートと裏シートの周部が貼り合わさ
    れてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏
    シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 前記切開域の両側部で、縁部と離間した位置に、表シー
    トを切開く取掛かりとなる把持片が形成され、 一方の把持片から他方の把持片まで繋がった誘導テープ
    が形成されていることを特徴とするファスナー付き袋。
  9. 【請求項9】 表シートと裏シートの周部が貼り合わさ
    れてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと裏
    シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成され、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の側端部に、表シートを切
    開く取掛かりとなる把持片が形成され、 表シートは、ファスナーと平行な方向に一軸延伸処理さ
    れていることを特徴とするファスナー付き袋。
  10. 【請求項10】 表シートと裏シートの周部が貼り合わ
    されてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと
    裏シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成さ
    れ、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の両側端部に、表シートを
    切開く取掛かりとなる把持片が形成され、 表シートは、ファスナーと平行な方向に一軸延伸処理さ
    れていることを特徴とするファスナー付き袋。
  11. 【請求項11】 表シートと裏シートの周部が貼り合わ
    されてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと
    裏シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成さ
    れ、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 前記切開域の側部で、縁部と離間した位置に、表シート
    を切開く取掛かりとなる把持片が形成され、 表シートは、ファスナーと平行な方向に一軸延伸処理さ
    れていることを特徴とするファスナー付き袋。
  12. 【請求項12】 表シートと裏シートの周部が貼り合わ
    されてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと
    裏シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成さ
    れ、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 前記切開域の両側部で、縁部と離間した位置に、表シー
    トを切開く取掛かりとなる把持片が形成され、 表シートは、ファスナーと平行な方向に一軸延伸処理さ
    れていることを特徴とするファスナー付き袋。
  13. 【請求項13】 表シートと裏シートの周部が貼り合わ
    されてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと
    裏シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成さ
    れ、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の側端部に、表シートを切
    開く取掛かりとなる把持片が形成され、 貼着部に、孔が穿設されていることを特徴とするファス
    ナー付き袋。
  14. 【請求項14】 表シートと裏シートの周部が貼り合わ
    されてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと
    裏シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成さ
    れ、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の両側端部に、表シートを
    切開く取掛かりとなる把持片が形成され、 貼着部に、孔が穿設されていることを特徴とするファス
    ナー付き袋。
  15. 【請求項15】 表シートと裏シートの周部が貼り合わ
    されてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと
    裏シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成さ
    れ、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 前記切開域の側部で、縁部と離間した位置に、表シート
    を切開く取掛かりとなる把持片が形成され、 貼着部に、孔が穿設されていることを特徴とするファス
    ナー付き袋。
  16. 【請求項16】 表シートと裏シートの周部が貼り合わ
    されてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと
    裏シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成さ
    れ、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 前記切開域の両側部で、縁部と離間した位置に、表シー
    トを切開く取掛かりとなる把持片が形成され、 貼着部に、孔が穿設されていることを特徴とするファス
    ナー付き袋。
  17. 【請求項17】 表シートと裏シートの周部が貼り合わ
    されてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと
    裏シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成さ
    れ、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の側端部に、表シートを切
    開く取掛かりとなる把持片が形成され、 その把持片から他方の側端部に向けて、把持片からの切
    開きを誘導する誘導テープが形成され、 表シートは、ファスナーと平行な方向に一軸延伸処理さ
    れ、 貼着部に、孔が穿設されていることを特徴とするファス
    ナー付き袋。
  18. 【請求項18】 表シートと裏シートの周部が貼り合わ
    されてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと
    裏シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成さ
    れ、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 表シートのみに、前記切開域の両側端部に、表シートを
    切開く取掛かりとなる把持片が形成され、 一方の把持片から他方の把持片まで繋がった誘導テープ
    が形成され、 表シートは、ファスナーと平行な方向に一軸延伸処理さ
    れ、 貼着部に、孔が穿設されていることを特徴とするファス
    ナー付き袋。
  19. 【請求項19】 表シートと裏シートの周部が貼り合わ
    されてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと
    裏シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成さ
    れ、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
    ーが形成され、 前記切開域の側部で、縁部と離間した位置に、表シート
    を切開く取掛かりとなる把持片が形成され、 その把持片から他方の側端部に向けて、把持片からの切
    開きを誘導する誘導テープが形成され、 表シートは、ファスナーと平行な方向に一軸延伸処理さ
    れ、 貼着部に、孔が穿設されていることを特徴とするファス
    ナー付き袋。
  20. 【請求項20】 表シートと裏シートの周部が貼り合わ
    されてなる貼着部と、その貼着部に囲まれて表シートと
    裏シートの間に内容物を収容する非貼着部とが形成さ
    れ、 非貼着部に、前記一辺の貼着部と所定の間隔の切開域を
    介した位置に、表シートと裏シートを係合するファスナ
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    れ、 貼着部に、孔が穿設されていることを特徴とするファス
    ナー付き袋。
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JP2000229649A (ja) * 1999-02-12 2000-08-22 Omori Mach Co Ltd ファスナー付き包装体
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