JP3009810B2 - 一方向クラッチ用リボンスプリングの製造方法 - Google Patents

一方向クラッチ用リボンスプリングの製造方法

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JP3009810B2
JP3009810B2 JP5245226A JP24522693A JP3009810B2 JP 3009810 B2 JP3009810 B2 JP 3009810B2 JP 5245226 A JP5245226 A JP 5245226A JP 24522693 A JP24522693 A JP 24522693A JP 3009810 B2 JP3009810 B2 JP 3009810B2
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義久 三浦
哲明 沼田
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/06Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
    • F16D41/069Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by pivoting or rocking, e.g. sprags
    • F16D41/07Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by pivoting or rocking, e.g. sprags between two cylindrical surfaces
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
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  • Springs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一方向クラッチ用リ
ボンスプリングの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の一方向クラッチ用リボン
スプリングの製造方法としては、幅広の板材をスリッタ
ーによって細長く切断して、帯状の板材50にし、次
に、上記帯状の板材50を、精密プレス機に導入し、順
送りしながら打ち抜いて図4(A)に示すように窓51お
よび舌部52を形成し、さらには、上記窓51を挟む枠
53,53および上記舌部52を、上記精密プレス機に
よって図4(C)および(B)に示すように上記板材50と
直交する方向に屈曲させて、上記枠53および舌部52
に屈曲部53aおよび52aを形成する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
一方向クラッチ用リボンスプリングの製造方法では、上
記幅広の板材をスリッターによって細長く切断するとき
にバリが発生し、上記帯状の板材50の両側縁部にバリ
が生じる。このため、上記帯状の板材50が上記精密プ
レス機に導入されて順送りされるときに、上記両側縁部
に生じたバリが、順送り装置のガイド部等に引っ掛かっ
て、完成したリボンスプリングに歪みが生じることがあ
るという問題がある。
【0004】また、上記バリが引っ掛かると、送りが円
滑でなくなり、プレス機による窓51および舌部52の
形成精度が悪くなるという問題もある。
【0005】そこで、この発明の目的は、製造時にバリ
が発生することを防ぐことができる一方向クラッチ用リ
ボンスプリングの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の一方向クラッチ用リボンス
プリングの製造方法は、外輪と内輪の間に配置される係
合部材を嵌め込む複数の窓と、上記係合部材を一方向に
付勢する舌部とを有する一方向クラッチ用リボンスプリ
ングの製造方法において、帯状に延在する板材の両側縁
部をプレス機で切除し、上記両側縁部が切除された帯状
の板材の中央部をプレス機で打ち抜いて、窓と、上記板
材が延在する縦方向と交差する横方向に延びる横窓枠か
ら上記縦方向に突き出した舌部を形成し、上記縦方向に
延びる縦窓枠および上記舌部を、上記板材が延在する平
面に対して略垂直方向に屈曲させて、上記縦窓枠および
舌部に屈曲部を形成することを特徴としている。
【0007】また、請求項2の発明の一方向クラッチ用
リボンスプリングの製造方法は、請求項1に記載の一方
向クラッチ用リボンスプリングの製造方法において、上
記帯状に延在する板材の両側縁部を、上記板材に上記横
方向の外側から内側に窪んだ凹部を形成するように、プ
レス機で切除することを特徴としている。
【0008】また、請求項3の発明の一方向クラッチ用
リボンスプリングの製造方法は、外輪と内輪の間に配置
される係合部材を嵌め込む複数の窓と、上記係合部材を
一方向に付勢する舌部とを有する一方向クラッチ用リボ
ンスプリングの製造方法において、帯状に延在する板材
の両側縁部をプレス機で切除し、上記帯状の板材の両側
縁部の間の部分を、プレス機で縦方向のスリット状に切
除して、上記板材が延びる縦方向に延びるスリット状切
除部を少なくとも1本形成して、上記帯状の板材が延び
る縦方向に延びる複列の突出部を形成し、上記複列の突
出部の複数の中央部をプレス機で同時に打ち抜いて、複
数の窓と、上記板材が延びる縦方向と交差する横方向に
延びる横窓枠から上記縦方向に突き出した複数の舌部を
形成し、上記縦方向に延びる縦窓枠および上記舌部を、
上記板材が延在する平面に対して略垂直方向に屈曲させ
て、上記縦窓枠および舌部に屈曲部を形成することを特
徴としている。
【0009】また、請求項4の発明の一方向クラッチ用
リボンスプリングの製造方法は、請求項3に記載の一方
向クラッチ用リボンスプリングの製造方法において、上
記帯状に延在する板材の両側縁部を、上記板材に上記横
方向の外側から内側に窪んだ凹部を形成するようにプレ
ス機で切除し、上記帯状の板材の両側縁部の間の部分
を、横方向に突出した凸部を含むスリット形状に切除し
て、上記スリット状の切除部を形成して、上記突出部の
両側に横方向に窪んだ凹部を形成することを特徴として
いる。
【0010】
【作用】請求項1の発明のリボンスプリングの製造方法
によれば、帯状に延在する板材の両側縁部をプレス機で
切除するから、上記帯状の板材がスリッターによって形
成されたときに上記両側縁部にバリが発生していても、
上記バリは上記プレス機による切除時に除去される。
【0011】したがって、上記帯状の板材の送り時に、
バリが引っ掛かることがなくなり、帯状の板材が歪まな
い。また、上記帯状の板材の送りがスムーズになるか
ら、窓および舌部がプレス機によって打ち抜かれる位置
が正確になる。
【0012】また、請求項2の発明のリボンスプリング
の製造方法によれば、上記帯状に延在する板材の両側縁
部をプレス機で切除するときに、上記板材に上記横方向
の外側から内側に窪んだ凹部を形成する。したがって、
リボンスプリングの縦窓枠に横方向の凹部が形成され、
リボンスプリングの曲げ剛性が小さくなって、リング状
に曲げ易くなる。従って、請求項2の発明によれば、一
方向クラッチへの組み込みが容易なリボンスプリングが
製造される。また、リボンスプリングの曲げ剛性が小さ
くなるから、一方向クラッチへ組み込んだ後の径方向へ
の張り出しが抑えられ、組み込み状態での真円度が向上
する。また、上記帯状に延在する板材の両側縁部をプレ
ス機で切除する切除始端部もしくは切除終端部を上記凹
部に対応する凸形状にし、切除終端部と次の切除始端部
とが上記凹部で重なるように、順次、上記両側縁部を切
除すれば、上記切除部の縦横方向の位置ずれに起因する
切除終端部と切除始端部との間の切除残しが無くなる。
つまり、上記凹部が横方向に窪んでいる分だけ、上記切
除部の位置ずれに対する許容範囲が広がる。
【0013】また、請求項3の発明のリボンスプリング
の製造方法は、帯状に延在する板材の両側縁部をプレス
機で切除するから、上記帯状の板材がスリッターによっ
て形成されたときに上記両側縁部にバリが発生していて
も、上記バリは上記プレス機による切除時に除去され
る。したがって、上記帯状の板材の送り時に、バリが引
っ掛かることがなくなり、帯状の板材が歪まない。ま
た、上記帯状の板材の送りがスムーズになるから、窓お
よび舌部がプレス機によって打ち抜かれる位置が正確に
なる。
【0014】また、請求項3の発明は、上記帯状の板材
の両側縁部の間を、プレス機でスリット状に切除して、
上記板材が延びる方向に延びるスリット状切除部を少な
くとも1本形成して、上記帯状の板材が延びる方向に延
びる複列の突出部を同時に形成する。そして、この複列
の突出部に窓と舌部を形成して複数のリボンスプリング
を同時に形成するから、同時に複数のリボンスプリング
が製造され、単位時間当たりの出来高が向上する。
【0015】また、請求項4の発明は、請求項3の発明
において、帯状に延在する板材の両側縁部をプレス機で
切除するときに、上記板材に上記横方向の外側から内側
に窪んだ凹部を形成し、スリット状の切除部を横方向に
突出した凸部を含むスリット形状にして、上記突出部に
横方向に窪んだ凹部を形成する。したがって、リボンス
プリングの縦窓枠に横方向の凹部が形成され、リボンス
プリングの曲げ剛性が小さくなって、リング状に曲げ易
くなる。したがって、一方向クラッチへの組み込みが容
易になる。また、曲げ剛性が小さくなるから、一方向ク
ラッチへ組み込んだ後の径方向への張り出しが抑えら
れ、組み込み状態での真円度が向上する。また、上記帯
状に延在する板材の両側縁部及び上記両側縁部の間の部
分をプレス機で切除する切除始端部もしくは切除終端部
を上記凹部に対応する凸形状にし、切除終端部と次の切
除始端部とが上記凹部で重なるように、順次、上記両側
縁部を切除すれば、上記切除部の縦横方向の位置ずれに
起因する切除終端部と切除始端部との間の切除残しが無
くなる。
【0016】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。
【0017】この発明の一方向クラッチ用リボンスプリ
ングの製造方法の実施例を、図1(A)を参照しながら説
明する。この実施例は、まず、スリッターで細長く切断
された帯状に延在する板材1を、図1(A)の右方向に
順送りしながら、両側縁部2,2をプレス機で切除す
る。このプレス機による切除は、上記板材1に、板材1
が延在する方向と直角な横方向の外側から内側に窪んだ
凹部3,3が形成されるように行う。
【0018】次に、上記両側縁部2,2が切除された板
材1の中央部をプレス機で打ち抜いて、窓5と、上記横
方向に延びる横窓枠6から縦方向に突き出した舌部7を
形成する。
【0019】次に、縦方向に延びる縦窓枠8,8および
舌部7を、板材1が延在する平面にたいして垂直方向に
屈曲させて、上記縦窓枠8,8および舌部7に、屈曲部
8a,8aおよび7aを形成する。
【0020】上記窓5には、外輪と内輪の間に配置され
る複数の係合部材(図示せず)が嵌め込まれ、上記係合
部材は上記屈曲部7aによって係合方向に付勢されるよ
うになっている。
【0021】上記製造方法によれば、帯状に延在する板
材1の両側縁部2をプレス機で切除するから、板材1が
スリッターによって形成されたときに両側縁部2にバリ
が発生していても、上記バリは上記プレス機による切除
時に除去される。従って、上記帯状の板材1の順送り時
に、送り装置の案内部等にバリが引っ掛かることがなく
なり、帯状の板材1が歪むことを防止できる。また、上
記帯状の板材1の送りがスムーズになるから、プレス機
による窓5および舌部7の打ち抜き位置を正確にでき
る。
【0022】また、上記プレス機による切除は、上記板
材1に、板材1が延在する方向と直角な横方向の外側か
ら内側に窪んだ凹部3,3を形成するように行うから、
完成したリボンスプリングの縦窓枠8に横方向内側に窪
んだ凹部3が形成される。したがって、リボンスプリン
グの曲げ剛性が小さくなって、リング状に曲げ易くな
る。したがって、上記実施例によれば、一方向クラッチ
への組み込みが容易なリボンスプリングを形成できる。
また、リボンスプリングの曲げ剛性が小さくなるから、
一方向クラッチへ組み込んだ後の径方向への張り出しが
抑えられ、組み込み状態での真円度が向上する。
【0023】また、上記帯状に延在する板材1の両側縁
部2をプレス機で切除する切除始端部もしくは切除終端
部を上記凹部3に対応する凸形状にし、切除終端部と次
の切除始端部とが上記凹部3で重なるように、順次、上
記両側縁部2を切除すれば、切除する部分の縦横方向の
位置ずれに起因する切除終端部と切除始端部との間の切
除残しを無くしてバリの発生を防止できる。
【0024】次に、この発明の一方向クラッチ用リボン
スプリングの製造方法の第2実施例を、図1(B)を参照
しながら説明する。
【0025】この第2実施例は、まず、スリッターで細
長く切断された帯状に延在する板材11を、図1(B)の
右方向に順送りしながら、両側縁部12,12をプレス
機で切除する。この切除は、上記板材11に、板材11
が延在する方向と直角な横方向の外側から内側に窪んだ
凹部13,13を形成するように行う。
【0026】そして、上記両側縁部12,12の切除と
同時に、上記帯状の板材11の両側縁部12と12の間
を、プレス機で横方向に突出した凸部を含むスリット状
に切除して、上記板材11が延びる縦方向に延びるスリ
ット状切除部14を形成する。このスリット状切除部1
4を形成することによって、両側に横方向に窪んだ凹部
13および20が形成された2列の突出部19,19を
形成する。
【0027】次に、上記突出部19の中央部をプレス機
で打ち抜いて、窓15と横方向に延びる横窓枠16から
縦方向に突き出した舌部17を形成する。
【0028】次に、縦方向に延びる縦窓枠18および舌
部17を、上記板材11が延在する平面に対して略垂直
方向に屈曲させて、縦窓枠18および舌部17に屈曲部
18aおよび17aを形成する。
【0029】上記第2実施例の製造方法によれば、帯状
の板材11の両側縁部12と12の間に、縦方向に延び
るスリット状切除部14を形成して、2列の突出部1
9,19を同時に形成し、この2列の突出部19,19に
窓15,15と舌部17,17を形成して2本のリボンス
プリングを同時に形成するから、単位時間当たりの出来
高を向上させることができる。したがって、リボンスプ
リングのコストダウンを図ることができる。
【0030】上記第2実施例で製造された一方向クラッ
チ用リボンスプリングの部分拡大図を図2(A)に示す。
図2(A)に示したリボンスプリングは、この発明のリボ
ンスプリングの実施例である。このリボンスプリング
は、縦窓枠18,18の外側の側縁部12,スリット状切
除部14が、プレス機で切除することによって形成され
たものである。従って、上記外側の側縁部12にバリが
あっても、上記バリは上記プレス機による切除時に除去
される。つまり、上記リボンスプリングは、その製造時
にプレス機でバリが除去されているので、製造時のバリ
の引っ掛かりが生じない。従って、上記バリの引っ掛か
りに起因する製造時の歪みや加工精度の劣化をなくする
ことができ、寸法精度が高くなる。また、上記リボンス
プリングは、縦窓枠18,18に、凹部13,20が形成
されているので、曲げ剛性が小さくなって、リング状に
曲げ易くなる。したがって、一方向クラッチへの組み込
みが容易になる。また、曲げ剛性が小さくなるから、一
方向クラッチへ組み込んだ後の径方向への張り出しが抑
えられ、組み込み状態での真円度を向上できる。また、
上記帯状に延在する板材11の両側縁部12および上記
両側縁部12と12の間の部分をプレス機で切除する切
除始端部もしくは切除終端部を上記凹部13および20
に対応する凸形状にし、切除終端部と次の切除始端部と
が上記凹部13および20で重なるように、順次、上記
両側縁部12およびスリット状切除部14を切除すれ
ば、切除する部分12,14の縦横方向の位置ずれに起
因する切除終端部と切除始端部との間の切除残しを無く
してバリの発生を防止できる。
【0031】尚、上記第2実施例の製造方法では、上記
スリット状切除部14を一本だけ形成して、同時に2本
のリボンスプリングを作製するようにしたが、上記スリ
ット状切除部を2本以上形成して、同時に3本以上のリ
ボンスプリングを作製するようにしてもよい。この場合
には、リボンスプリングの単位時間当たりの出来高を一
層向上させることができる。
【0032】また、上記第2実施例の製造方法では、両
側縁部12と12の切除と、スリット状切除部14の形
成とを同時に行ったが、両側縁部12,12を切除して
板材11を順送りしてからスリット状切除部14を形成
してもよく、逆にスリット状切除部14を形成して板材
11を順送りしてから両側縁部12,12を切除しても
よい。
【0033】また、上記第1,第2の実施例では、縦窓
枠8,18の屈曲部8a,18aの形成と、舌部7,17
の屈曲部7a,17aの形成とを、板材11の送り位相
が同じときに行ったが、縦窓枠の屈曲部の形成と、舌部
の屈曲部の形成とを、板材11の送り位相が異なるとき
に行ってもよい。
【0034】また、上記実施例では、縦窓枠に形成する
凹部13,20を、図3(F)に示すように、傾斜した直
線と湾曲曲線が挟む凹部としたが、図3(A)に示すよう
に、半円形状にしてもよい。また、図3(B)に示すよう
に、上記凹部を一方が直角に切れ込んだ直角三角形状に
してもよく、図3(C)に示すように、上記凹部を他方が
直角に切れ込んだ直角三角形状にしてもよい。また、図
3(D)に示すように、半長円形状にしてもよい。また、
図3(E)に示すように、上記凹部を長方形にしてもよ
い。
【0035】また、図2(B)に示すように、窓と窓の間
に、窓ピッチ調整用のスリットを形成してもよい。
【0036】また、図1(B)の右端に破線で示したよう
に、2本のリボンスプリングの内の一方の端部切断形状
を他方と異ならせた場合には、上記端部切断形状の相異
を製造ロットの追跡に役立てることができる。
【0037】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の一方向クラッチ用リボンスプリングの製造方法は、
帯状に延在する板材の両側縁部をプレス機で切除するか
ら、上記帯状の板材がスリッターによって形成されたと
きに上記両側縁部にバリが発生しても、上記バリは上記
プレス機による切除時に除去できる。
【0038】したがって、上記帯状の板材の送り時に、
バリが引っ掛かることを防止でき、帯状の板材が歪むこ
とを防止できる。また、上記帯状の板材の送りがスムー
ズになるから、窓および舌部がプレス機によって打ち抜
く位置を正確にできる。
【0039】また、請求項2の発明のリボンスプリング
の製造方法は、上記板材に上記横方向の外側から内側に
窪んだ凹部を形成するように帯状に延在する板材の両側
縁部をプレス機で切除する。したがって、リボンスプリ
ングの縦窓枠に横方向の凹部が形成され、リボンスプリ
ングの剛性が小さくなって、リング状に曲げ易くでき
る。したがって、請求項2の発明によれば、一方向クラ
ッチへの組み込みが容易なリボンスプリングを製造でき
る。また、上記発明によれば、リボンスプリングの剛性
が小さくなるから、一方向クラッチへ組み込んだ後の径
方向への張り出しが抑えられ、組み込み状態での真円度
を向上できる。また、上記帯状に延在する板材の両側縁
部をプレス機で切除する切除始端部もしくは切除終端部
を上記凹部に対応する凸形状にし、切除終端部と次の切
除始端部とが上記凹部で重なるように、順次、上記両側
縁部を切除すれば、上記切除部の縦横方向の位置ずれに
起因する切除終端部と切除始端部との間の切除残しを無
くすることができる。
【0040】また、請求項3の発明のリボンスプリング
の製造方法は、帯状に延在する板材の両側縁部をプレス
機で切除するから、上記帯状の板材がスリッターによっ
て形成されたときに上記両側縁部にバリが発生していて
も、上記バリを上記プレス機によって切除する時に除去
できる。したがって、上記帯状の板材の送り時に、バリ
が引っ掛かることを防止でき、帯状の板材が歪むことを
防止できる。また、上記帯状の板材の送りがスムーズに
なるから、窓および舌部をプレス機によって打ち抜く位
置を正確にできる。
【0041】また、請求項3の発明は、上記帯状の板材
の両側縁部の間を、プレス機でスリット状に切除して、
上記板材が延びる方向に延びるスリット状切除部を少な
くとも1本形成して、上記帯状の板材が延びる方向に延
びる複列の突出部を同時に形成する。そして、この複列
の突出部に窓と舌部を形成して複数のリボンスプリング
を同時に形成するから、単位時間当たりの出来高を向上
できる。
【0042】また、請求項4の発明は、請求項3の発明
において、板材に上記横方向の外側から内側に窪んだ凹
部を形成するように帯状に延在する板材の両側縁部をプ
レス機で切除し、上記帯状の板材の両側縁部の間の部分
を横方向に突出した凸部を含むスリット形状に切除して
スリット状の切除部を形成して、上記突出部の両側に横
方向に窪んだ凹部を形成する。したがって、請求項4の
発明によれば、リボンスプリングの縦窓枠に横方向の凹
部が形成され、リボンスプリングの曲げ剛性を小さくで
き、リング状に曲げ易くなる。したがって、請求項4の
発明によれば、一方向クラッチへの組み込みが容易なリ
ボンスプリングを製造できる。また、リボンスプリング
の曲げ剛性が小さくなるから、一方向クラッチへ組み込
んだ後の径方向への張り出しを抑えることができ、組み
込み状態でのリボンスプリングの真円度を向上させるこ
とができる。また、上記帯状に延在する板材の両側縁部
および上記両側縁部の間の部分をプレス機で切除する切
除始端部もしくは切除終端部を上記凹部に対応する凸形
状にし、切除終端部と次の切除始端部とが上記凹部で重
なるように、順次、上記両側縁部を切除すれば、上記切
除部の縦横方向の位置ずれに起因する切除終端部と切除
始端部との間の切除残しを無くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)は、この発明の一方向クラッチ用リ
ボンスプリングの製造方法の第1実施例を説明する平面
図であり、図1(B)は、この発明の一方向クラッチ用リ
ボンスプリングの製造方法の第2実施例を説明する平面
図である。
【図2】 図2(A)は、この発明の実施例で作製した
一方向クラッチ用リボンスプリングの部分平面図であ
り、図2(B)は、上記実施例の変形例で作製したものの
部分平面図である。
【図3】 上記実施例の変形例で作製したものを部分的
に示す平面図である。
【図4】 図4(A)は従来の一方向クラッチ用リボンス
プリングの製造方法を説明する部分平面図であり、図4
(B)は上記リボンスプリングの舌部の断面図であり、図
4(C)は上記リボンスプリングの縦窓枠の断面図であ
る。
【符号の説明】
1,11…帯状の板材、2,12…側縁部、3,13,
20…凹部、 5,15…窓、6,16…横窓枠、7,17…舌部、
8,18…縦窓枠、 7a,8a,17a,18a…屈曲部、14…スリット
状切除部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−40628(JP,A) 実開 昭56−12138(JP,U) 実開 昭49−4037(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 41/00 - 47/06 B21D 53/12 B21D 53/88

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外輪と内輪の間に配置される係合部材を
    嵌め込む複数の窓と、上記係合部材を一方向に付勢する
    舌部とを有する一方向クラッチ用リボンスプリングの製
    造方法において、 帯状に延在する板材の両側縁部をプレス機で切除し、 上記両側縁部が切除された帯状の板材の中央部をプレス
    機で打ち抜いて、窓と、上記板材が延在する縦方向と交
    差する横方向に延びる横窓枠から上記縦方向に突き出し
    た舌部を形成し、 上記縦方向に延びる縦窓枠および上記舌部を、上記板材
    が延在する平面に対して略垂直方向に屈曲させて、上記
    縦窓枠および舌部に屈曲部を形成することを特徴とする
    一方向クラッチ用リボンスプリングの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明の一方向クラッチ
    用リボンスプリングの製造方法において、 上記帯状に延在する板材の両側縁部を、上記板材に上記
    横方向の外側から内側に窪んだ凹部を形成するように、
    プレス機で切除することを特徴とする一方向クラッチ用
    リボンスプリングの製造方法。
  3. 【請求項3】 外輪と内輪の間に配置される係合部材を
    嵌め込む複数の窓と、上記係合部材を一方向に付勢する
    舌部とを有する一方向クラッチ用リボンスプリングの製
    造方法において、 帯状に延在する板材の両側縁部をプレス機で切除し、 上記帯状の板材の両側縁部の間の部分を、プレス機で縦
    方向のスリット状に切除して、上記板材が延びる縦方向
    に延びるスリット状切除部を少なくとも1本形成して、
    上記帯状の板材が延びる縦方向に延びる複列の突出部を
    形成し、 上記複列の突出部の複数の中央部をプレス機で同時に打
    ち抜いて、複数の窓と、上記板材が延びる縦方向と交差
    する横方向に延びる横窓枠から上記縦方向に突き出した
    複数の舌部を形成し、 上記縦方向に延びる縦窓枠および上記舌部を、上記板材
    が延在する平面に対して略垂直方向に屈曲させて、上記
    縦窓枠および舌部に屈曲部を形成することを特徴とする
    一方向クラッチ用リボンスプリングの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の一方向クラッチ用リボ
    ンスプリングの製造方法において、 上記帯状に延在する板材の両側縁部を、上記板材に上記
    横方向の外側から内側に窪んだ凹部を形成するようにプ
    レス機で切除し、 上記帯状の板材の両側縁部の間の部分を横方向に突出し
    た凸部を含むスリット形状に切除して、上記スリット状
    の切除部を形成して、上記突出部の両側に横方向に窪ん
    だ凹部を形成することを特徴とする一方向クラッチ用リ
    ボンスプリングの製造方法。
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