JP3230328B2 - リード端子形成方法 - Google Patents

リード端子形成方法

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JP3230328B2
JP3230328B2 JP10145693A JP10145693A JP3230328B2 JP 3230328 B2 JP3230328 B2 JP 3230328B2 JP 10145693 A JP10145693 A JP 10145693A JP 10145693 A JP10145693 A JP 10145693A JP 3230328 B2 JP3230328 B2 JP 3230328B2
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forming
lead
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一雄 大塚
繁己 高橋
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板をプレス加工す
ることによりリード端子を形成するリード端子形成方法
に関し、特に、金属板の一部を打ち抜くことにより細長
いリード端子を金属板の残りの部分に連なるように形成
する、リード端子形成方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品用リード端子を金属板か
らプレス加工により形成するに際し、図4〜図6に示す
方法が採用されていた。
【0003】この方法では、図4に示す長尺状の金属板
1を送り孔1aを利用して順送りして金属板1をプレス
加工する。まず、図4に示すように、金属板1の幅方向
中央に、その長手方向が金属板1の幅方向に沿うように
矩形の貫通孔2をプレス加工により形成する。
【0004】次に、図5に示すように、上記貫通孔2の
近傍に、長さ方向が金属板1の幅方向である細長い部分
3を残すように、その長さ方向が金属板1の幅方向に延
びる矩形の貫通孔4を形成する。
【0005】しかる後、金属板の一方端縁1b側にリー
ド端子が連なって形成されるように、図5の金属板1の
他方端縁1c側からリード端子5を残すように金属板を
プレス加工により打ち抜く。この状態を、図6に示す。
【0006】図6から明らかなように、上記第3のプレ
ス工程を経ることにより、端縁1b近傍の金属板部分1
dに一端が連なるように細長いリード端子5が形成され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リード
端子5の幅が細くなるほど、例えばリード端子5の幅が
金属板1の厚み以下となるような場合、現実には図6に
実線で示すようにリード端子5が後で形成される貫通孔
4(図5)側に曲がったり、断面が図7のように五角形
形状になるという問題があった。
【0008】上記リード端子5の曲がりは、後で形成さ
れる貫通孔4側に引っ張られること、五角形形状はリー
ド端子5の裏面がつぶれることにより発生している。す
なわち、図7(a)及び(b)に貫通孔4を形成する工
程をリード端子5の先端側から見た状態で示すように、
貫通孔4を形成するに際しては、金属板1がダイ6及び
上方に付勢されたストリッパ7に押さえられる。次に、
パンチ8を降下することにより、上記貫通孔4が形成さ
れる。しかしながら、この場合、貫通孔2が形成されて
いるため、ストリッパ7による押さえしろの面積を充分
に取ることができない。従って、最終的にリード端子と
なる金属板の細長い部分3が、ストリッパ7により充分
に押さえられず、パンチ8によりダイ6側に引き込まれ
回転する。その結果、図の矢印Aで示す底面部分が変形
し、断面が五角形形状になったり、あるいは貫通孔4側
に引っ張られることになる。
【0009】よって、第3のプレス工程により金属板を
打ち抜きリード端子3を形成した場合、上記断面形状の
変形やねじれによりリード端子5の先端が横方向に曲が
るという現象が生じがちであった。
【0010】本発明の目的は、リード端子の幅が細い場
合であっても、横方向への曲がりのないリード端子をプ
レス加工により効率良くかつ確実に得ることを可能とす
るリード端子形成方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属板をプレ
ス加工で打ち抜いて該金属板の一方端側に残された部
分に一端が連なった細長いリード端子を形成するリード
端子形成方法において、前記金属板に、目的とするリー
ド端子の前記一端側を除く外周部と、前記リード端子の
前記一端の両側において前記外周部に連なる部分とに切
り込みを入れる第1のプレス工程と、前記第1のプレス
工程で形成された切り込みに連なり、金属板の他方端縁
に至る切り込みを形成して、前記リード端子の一端側を
除いたリード端子周囲の金属板部分を打ち抜く第2のプ
レス工程とを備えることを特徴とする、リード端子形成
方法である。
【0012】
【作用】本発明のリード端子形成方法では、第1のプレ
ス工程において目的とするリード端子の一端側を除く外
周部分と、上記リード端子の一端側の両側において上記
外周部に連なる部分とに切り込みが形成される。この場
合、第1のプレス工程では切り込みが形成されるだけで
あり、金属板は打ち抜かれない。
【0013】第2の工程においては、第1の工程におい
て金属板が打ち抜かれていないため、金属板をストリッ
パにより確実に押さえることができる。よって、第2の
プレス工程において、リード端子の周囲の金属板を上記
のように打ち抜くことにより、変形のないリード端子を
確実に得ることができる。
【0014】すなわち、本発明は、細長いリード端子を
打ち抜き加工により形成するにあたり、リード端子の側
方の一方側及び他方側を分けて打ち抜いた場合には、後
で行われる側の打ち抜き加工に際して金属板を確実に押
さえることが困難であることに鑑み、第1のプレス工程
においては上記のように切り込みのみを形成し、第2の
プレス工程において該切り込みを利用して不要な金属板
部分を打ち抜くことに特徴を有する。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、第1のプレス工程にお
いて金属板が打ち抜かれないため、第2のプレス工程に
おいて金属板を打ち抜くに際し金属板を確実にストリッ
パ等により押さえることができる。しかも、第1のプレ
ス工程においては、リード端子の上記一端側以外の外周
部分に切り込みが形成されているため、第2のプレス工
程を実施することによりリード端子周囲の不要な金属板
部分を確実に打ち抜くことができる。
【0016】よって、リード端子の幅がさらに細い場合
であっても、横曲がり等の変形のないリード端子を確実
に得ることが可能となる。
【0017】
【実施例の説明】以下、本発明の一実施例を説明するこ
とにより本発明を明らかにする。図1を参照して、本実
施例では、長尺状の金属板21を用意する。金属板21
の一方端縁21a側には、長手方向に沿って所定間隔を
隔てて送り孔22が形成されている。他方端縁21b側
においても、同様に送り孔(図示せず)が長手方向に沿
って所定間隔を隔てて形成されている。
【0018】本実施例では、上記送り孔22を利用して
金属板21が順送りされ、以下の第1,第2のプレス工
程が行われる。第1のプレス工程では、目的とするリー
ド端子24の一端24a側を除いて、該リード端子24
の外周に沿うように切り込み25が形成される。また、
切り込み25に連なるように、一端24aの両側におい
て、図示のように長尺状金属板21の長手方向に延びる
ように、かつ先端側において他方端縁21b側に向かっ
て延びるように切り込み26,27が形成される。さら
に、リード端子24の先端と、他方端縁21bとの間
に、補助的な切り込み28が金属板21の長さ方向に延
びるように形成されている。
【0019】上記切り込み25〜28は、いずれも金属
板21をプレス機においてダイとストリッパとにより押
さえた状態で切断刃で金属板21を部分的に切断するこ
とにより形成されるが、金属板の部分的な除去は行われ
ない。従って、リード端子24の幅が細い場合であって
も、該リード端子24に従来法のような過剰なねじれ等
は生じ難い。
【0020】また、上記切り込み25〜27で囲まれた
部分29は、上記切断に伴って、図2及び図3に示すよ
うに金属板21の主面から若干折り曲げられる。図2及
び図3から明らかなように、金属板部分29は、補助的
な切り込み28の両側において金属板21と連なってい
る。
【0021】次に、第2のプレス工程において、切り込
み26,27が金属板21の他方端縁21b側に至るよ
うに切り込みを形成し、リード端子24の周囲の金属板
部分29を打ち抜く。このようにして、図1に示されて
いるように、細長いリード端子24を、横曲がりを生じ
ることなく形成することができる。
【0022】上記実施例では、第1のプレス工程におい
て形成される切り込み26,27は、リード端子24の
一端24aの両側において金属板21の長手方向に延び
るだけでなく、さらに他方端縁21b側に延びるように
形成されていたが、リード端子24の一端24aを除い
た残りの部分の外周部及び該一端の両側において金属板
21の長手方向に延びる部分にさえ切り込みが形成され
ておれば、上記実施例と同様に、第2のプレス工程にお
いてリード端子24に横曲がりを生じることなく、金属
板部分29を打ち抜くことができる。
【0023】また、補助的な切り込み28は、図2及び
図3に示したように、金属板部分29のリード端子24
との分離を容易とするために設けられていたが、特に設
けられていずともよい。
【0024】さらに、上記実施例では、第1,第2のプ
レス工程を実施することにより一本のリード端子24を
形成したが、本発明のリード端子形成方法では、第1の
プレス工程において切り込みが形成されるだけであり、
金属板の除去が行われないため、複数の細長いリード端
子をまとめて第1,第2のプレス工程を実施することに
より容易に形成することができる。従って、リード端子
形成に必要な金型の削減及び小型化を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例においてリード端子を形成する工程を説
明するための部分切欠平面図。
【図2】図1のA−A線に沿う部分を拡大して示す断面
図。
【図3】実施例において第1のプレス工程終了後の状態
を示す部分切欠斜視図。
【図4】従来のリード端子形成方法において第1の貫通
孔を形成した状態を示す部分切欠平面図。
【図5】従来のリード端子形成方法において第2の貫通
孔を形成した状態を示す部分切欠平面図。
【図6】従来のリード端子形成方法においてリード端子
を形成した状態を示す部分切欠平面図。
【図7】(a)及び(b)は、それぞれ、従来法におい
て貫通孔を形成した場合のリード端子構成部分の断面形
状の変形を説明するための断面図。
【符号の説明】
21…金属板 21a…金属板の一方端縁 21b…金属板の他方端縁 24…リード端子 24a…リード端子の一端 25,26,27…切り込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/50 B21D 28/02 H01G 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板をプレス加工で打ち抜いて該金属
    板の一方端側に残された部分に一端が連なった細長い
    リード端子を形成するリード端子形成方法において、 前記金属板に、目的とするリード端子の前記一端側を除
    く外周部と、前記リード端子の前記一端の両側において
    前記外周部に連なる部分とに切り込みを入れる第1のプ
    レス工程と、 前記第1のプレス工程で形成された切り込みに連なり、
    金属板の他方端縁に至る切り込みを形成して、前記リー
    ド端子の一端側を除いたリード端子周囲の金属板部分を
    打ち抜く第2のプレス工程とを備えることを特徴とす
    る、リード端子形成方法。
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JP4726617B2 (ja) * 2005-11-30 2011-07-20 パナソニック株式会社 微細線状部品の製造方法および製造装置

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