JP4726617B2 - 微細線状部品の製造方法および製造装置 - Google Patents

微細線状部品の製造方法および製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4726617B2
JP4726617B2 JP2005344791A JP2005344791A JP4726617B2 JP 4726617 B2 JP4726617 B2 JP 4726617B2 JP 2005344791 A JP2005344791 A JP 2005344791A JP 2005344791 A JP2005344791 A JP 2005344791A JP 4726617 B2 JP4726617 B2 JP 4726617B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin plate
press working
punching
fine linear
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005344791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007150117A (ja
Inventor
晃 麻田
昭裕 西村
幸史 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2005344791A priority Critical patent/JP4726617B2/ja
Publication of JP2007150117A publication Critical patent/JP2007150117A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4726617B2 publication Critical patent/JP4726617B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Description

本発明は、プレス加工によって微細な板ばね等の微細線状部品を製造する製造方法および製造装置に関する。
近年、CDやDVD等を記憶メディアとして用いる光記憶装置が広く普及している。光記憶装置内には、記憶メディアへの情報の記憶および読み出しを行う光ピックアップ装置が内蔵されている。このような光ピックアップ装置には、図8に示すように、対物レンズを保持するレンズホルダ42が可動部43に搭載され、この可動部43が複数の板ばね44を介して固定部45に駆動可能に支持されている(下記特許文献1参照)。
図9に示すように、上記板ばね44は、金属の薄板50をプレス加工によって打ち抜くことにより製造される非常に微細な幅W(例えば約0.1mm)の線状の部材であり、上記幅Wに対する公差も非常に小さな値を要求されている。
従来の微細線状の板ばね44の製造方法を以下に説明する。
図10(a)に示すように、薄板50をダイ51上に保持し、板ばねとして形成される部分50aのいずれか一方の片側を先ずパンチ52によって打ち抜く。次に、図10(b)に示すように、上記薄板50を横方向Aへ所定距離移動してダイ51上に保持し、図10(c)に示すように、板ばねとして形成される部分50aの他方の片側をパンチ52によって打ち抜く。これにより、図10(d)に示すように、微細な幅Wを有する板ばね44が製造される。
しかしながら、上記のように片側ずつ打ち抜く製造方法では、板ばねとして形成される部分50aが最初に打ち抜いた側に捩れ易く、したがって、製造された板ばね44の断面形状が、左右対称形状にならず、非対称形に歪んでしまうといった問題がある。尚、板ばね44の断面形状は左右対称形状が理想的であり、上記のように非対称形に歪んでしまうと、光ピックアップ装置に設けた場合、板ばね44の動作に誤差が生じ、読み取り機能に支障を来す心配がある。
上記のような問題点を解決するためには、片側ずつ打ち抜くのではなく、以下のように、両側を同時に打ち抜く製造方法が考えられる。
すなわち、図11(a)に示すように、薄板50の板ばねとして形成される部分50aを裏側からダイ51の部品支持部51aによって支持し、図11(b)(c)に示すように、上記板ばねとして形成される部分50aの両側を同時にパンチ52によって打ち抜いて、板ばね44を製造する。これにより、製造された板ばね44の断面形状は左右対称形状になり、光ピックアップ装置の作動に支障を来す心配はない。
また、上記部品支持部51aの両側方には、打ち抜きによって発生した打抜片50b(カス)を排出するための排出用空間53が形成されている。
尚、下記特許文献2には、リードフレームを製造する際、両側を同時に打ち抜く製造方法が記載されている。
特開2002−150583 特開平8−241946
しかしながら上記のように両側を同時に打ち抜く製造方法では、図11(c)に示すように、ダイ51の部品支持部51aの厚さT1が板ばね44の幅W以下(例えば0.1mm以下)の非常に微小な寸法に制限されるため、上記部品支持部51aの厚さT1が非常に薄くなり、強度が不足して破損する場合があるといった問題が生じた。この問題を解決するためには、図12(a)に示すように、ダイ51の部品支持部51aの下部の厚さT2を上部の厚さT1よりも分厚くして補強し、部品支持部51aの強度を増大させることが考えられる。
しかしながら、このように部品支持部51aを補強した場合、補強部分51bに隣接した排出用空間53の開口面積が狭くなってしまうため、図12(b)に示すように、打抜片50b(カス)が排出用空間53内に詰まってしまうといった問題がある。
本発明は、両側を打ち抜いて微細線状部品を製造する際、ダイの強度が不足するのを防止するとともに、打抜片が排出用空間内に詰まることなくスムーズに排出される製造方法および製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、薄板をプレス加工により打ち抜いて微細線状部品を製造する製造方法であって、微細線状部品の幅方向に傾斜した傾斜面を有する突起部が先端に形成されたパンチと、突起部の傾斜面と対向する傾斜面を有するノックアウトと、微細線状部品として形成される部分を裏側から支持する部品支持部と、部品支持部とノックアウトとが組み込まれたダイとを備える第1のプレス加工部において、薄板をダイで保持し、微細線状部品として形成される部分を裏側からダイの部品支持部によって支持した状態で微細線状部品として形成される部分の両側をパンチによって同時にせん断するとともに、当該部分から微細線状部品の幅方向に遠ざけるように薄板の裏側へ折り曲げる第1工程と第1のプレス加工部において折り曲げられた両側である不要打抜部を打ち抜くパンチと、第1のプレス加工部における部品支持部に相当するものを有しないで、パンチの打ち抜きによって発生した打抜片を薄板の裏側へ排出するための排出空間が形成されたダイとを備える第2のプレス加工部において、第1のプレス加工部で加工された薄板をダイで保持し、不要打抜部をパンチによって打ち抜き、この打ち抜きによって発生した打抜片を薄板の裏側の排出空間へ排出する第2工程とを含むものである。
これによると、第1工程において、薄板の微細線状部品として形成される部分の両側をパンチによって同時にせん断するとともに薄板の裏側へ折り曲げるため、微細線状部品として形成される部分がせん断によって捩れることはなく、したがって、製造された微細線状部品の断面形状が左右対称形状になる。
また、第1工程においては、微細線状部品として形成される部分の両側を同時にせん断するとともに折り曲げるだけで、打ち抜きは行わないため、打抜片(カス)は発生せず、打抜片を排出する必要はない。したがって、第1工程に使用されるダイの部品支持部の両側方に打抜片を排出するための排出用空間を形成する必要はなく、上記ダイの部品支持部に、微細線状部品の幅よりも分厚い厚さの補強部を形成することができる。これにより、上記ダイの部品支持部の強度が増大し、部品支持部の破損を防止することができる。
その後、第2工程においては、上記第1工程において折り曲げられた不要打抜部をパンチによって打ち抜くのであるが、既に上記第1工程において微細線状部品として形成される部分の両側がせん断されているため、微細線状部品として形成される部分を裏側から支持する必要はない。これにより、上記部品支持部を使用せずに、不要打抜部を打ち抜くことができ、したがって、上記部品支持部が不要になる分、打抜片を排出するための排出用空間の開口面積を広く確保することができ、打抜片が排出用空間内に詰まってしまうといった不具合を防止することができる。
また、本第2発明は、第1のプレス加工部における部品支持部に、微細線状部品の幅よりも分厚い厚さの補強部が形成されたものを使用するものである。
また、本第3発明は、第1工程において、微細線状部品として形成される部分の両側を、薄板の板厚よりも深く、折り曲げものである。
これによると、不要打抜部の折り曲げ端部が、微細線状部品として形成される部分から、薄板の裏側へ離間する。したがって、第2工程において、折り曲げられた不要打抜部を打ち抜く際、不要打抜部の折り曲げ端部が微細線状部品として形成される部分に摺接するのを防止することができる。
また、本第4発明は、薄板をプレス加工により打ち抜いて微細線状部品を製造する製造装置であって、第1のプレス加工部と第2のプレス加工部とを有し、第1のプレス加工部が、微細線状部品の幅方向に傾斜した傾斜面を有する突起部が先端に形成されており、微細線状部品として形成される部分の両側を、同時にせん断するとともに、当該部分から微細線状部品の幅方向に遠ざけるように薄板の裏側へ折り曲げるパンチと、突起部の傾斜面と対向する傾斜面を有するノックアウトと、微細線状部品の幅よりも分厚い厚さの補強部が形成されており、微細線状部品として形成される部分を裏側から支持する部品支持部と、部品支持部とノックアウトとが組み込まれており、薄板を保持するダイとを備え、第2のプレス加工部が、第1のプレス加工部において折り曲げられた両側である不要打抜部を打ち抜くパンチと、第1のプレス加工部における部品支持部に相当するものを有しないで、パンチの打ち抜きによって発生した打抜片を薄板の裏側へ排出するための排出空間が形成されており、第1のプレス加工部で加工された薄板を保持するダイとを備えるものである。
これによると、第1のプレス加工部において、薄板をダイで保持し、微細線状部品として形成される部分を裏側からダイの部品支持部によって支持した状態で、上記微細線状部品として形成される部分の両側をパンチによって同時にせん断するとともに薄板の裏側へ折り曲げる。
その後、上記薄板を第1のプレス加工部から第2のプレス加工部へ移し、第2のプレス加工部において、薄板をダイで保持し、上記第1のプレス加工部で折り曲げられた不要打抜部をパンチによって打ち抜き、この打ち抜きによって発生した打抜片を排出用空間へ排出する。第2のプレス加工部においては、微細線状部品として形成される部分を裏側から支持する必要はないため、ダイの部品支持部が不要になり、その分、排出用空間の開口面積を広く確保することができる。
以上のように、本発明では、第1工程において、微細線状部品として形成される部分の両側を同時にせん断するとともに薄板の裏側へ折り曲げるため、捩れることはなく、製造された微細線状部品の断面形状が左右対称形状になる。
また、第1工程においては、打抜片は発生せず、したがって、第1工程に使用されるダイの部品支持部の両側方に打抜片の排出用空間を形成する必要はなく、ダイの部品支持部に、微細線状部品の幅よりも分厚い厚さの補強部を形成することができる。これにより、ダイの部品支持部の強度が増大し、部品支持部の破損を防止することができる。
その後、第2工程においては、既に上記第1工程において微細線状部品として形成される部分の両側がせん断されているため、微細線状部品として形成される部分をダイの部品支持部で支持する必要はない。これにより、上記部品支持部を使用せずに、不要打抜部を打ち抜くことができ、したがって、上記部品支持部が不要になる分、排出用空間の開口面積を広く確保することができ、打抜片が排出用空間内に詰まってしまうといった不具合を防止することができ、打抜片の排出がスムーズに行える。
また、不要打抜部の折り曲げ端部が微細線状部品として形成される部分から薄板の裏側へ離間するため、第2工程において、折り曲げられた不要打抜部を打ち抜く際、不要打抜部の折り曲げ端部が微細線状部品として形成される部分に摺接するのを防止することができる。
以下、本発明における実施の形態を図面に基いて説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1を図1〜図5に基いて説明する。
1は、金属の薄板2をプレス加工により打ち抜いて、光ピックアップ装置に設けられている微細な線状の板ばね3(微細線状部品の一例)を製造するための製造装置である。この製造装置1は第1のプレス加工部5と第2のプレス加工部6とを有している。
図1,図2に示すように、第1のプレス加工部5は、薄板2を保持するダイ8と、薄板2の板ばねとして形成される部分2aの両側を同時にせん断するとともに裏側へ折り曲げる一対の昇降自在なパンチ9と、ダイ8に組み込まれた一対のノックアウト10とを備えている。
上記ダイ8は、板ばねとして形成される部分2aを裏側から支持する部品支持部8aを有している。部品支持部8aの上部の厚さT1は板ばね3の幅W(図4参照)と同じ寸法(又は僅かに小さな寸法)に形成されている。また、部品支持部8aの下部には、板ばね3の幅Wよりも分厚い厚さT2の補強部8bが形成されている。尚、部品支持部8aの厚さは、上部から補強部8bにわたり次第に拡大するように形成されている。
上記パンチ9の先端には、傾斜面9aを有する突起部9bが形成されている。また、上記ノックアウト10は、部品支持部8aの上部の両側方に配置されており、スプリング11を介して、昇降可能に設けられている。さらに、ノックアウト10は、下向きに傾斜する傾斜面10aを有し、薄板2を裏側から支持し、ダイ8の上端面から上昇することによって薄板2をダイ8の上方へ持ち上げることができるように構成されている。
各ノックアウト10の傾斜面10aは、部品支持部8aを中心として、左右から対向している。また、各パンチ9の突起部9bは上記傾斜面10aの上方に位置しており、突起部9bの傾斜面9aとノックアウト10の傾斜面10aとが上下で対向している。
図3,図4に示すように、上記第2のプレス加工部6は、薄板2を保持するダイ14と、上記第1のプレス加工部5において折り曲げられた不要打抜部2bを打ち抜く一対の昇降自在なパンチ15とを備えている。
上記ダイ14は第1のプレス加工部5における部品支持部8a(図1参照)に相当するものを有しておらず、ダイ14には、パンチ15によって打ち抜かれた打抜片2c(カス)を落下させて下方へ排出する排出用空間16が形成されている。尚、板ばねとして形成される部分2aの下方の空間が、上記排出用空間16の一部として利用されている。
以下、上記製造装置1を用いた板ばね3の製造方法を説明する。
先ず、図1に示すように、第1工程において、薄板2を第1のプレス加工部5のダイ8上に位置決めして保持することにより、板ばねとして形成される部分2aが部品支持部8aによって裏側から支持される。この状態で、パンチ9を下降させて、図2に示すように、板ばねとして形成される部分2aの両側をパンチ9の突起部9bによって同時にせん断するとともに薄板2の裏側へ折り曲げる。この際、薄板2は、突起部9bの先端でせん断され、突起部9bの傾斜面9aとノックアウト10の傾斜面10aとに挟まれて折り曲げられる。また、図5に示すように、上記折り曲げ時の折り曲げ深さdが薄板2の板厚tよりも深くなるように、両傾斜面9a,10aの角度が設定されている。
その後、パンチ9を上昇させ、スプリング11を介してノックアウト10を上昇させ、ノックアウト10によって薄板2をダイ8の上方へ持ち上げ、薄板2を第1のプレス加工部5から第2のプレス加工部6へ移す。
次に、図3に示すように、第2工程において、薄板2を第2のプレス加工部6のダイ14上に位置決めして保持し、パンチ15を下降させて、先の第1のプレス加工部5において折り曲げられた不要打抜部2bを打ち抜く。図4に示すように、上記打ち抜きによって発生した打抜片2cは、排出用空間16内を落下して、薄板2の裏側へ排出される。
上記のような製造方法によると、第1工程において、図2に示すように、薄板2の板ばねとして形成される部分2aの両側をパンチ9によって同時にせん断するとともに折り曲げるため、板ばねとして形成される部分2aがせん断によって捩れることはなく、したがって、製造された板ばね3の断面形状が左右対称形状になる。
また、第1工程においては、上記板ばねとして形成される部分2aの両側を同時にせん断するとともに折り曲げるだけで、打ち抜きは行わないため、打抜片2cは発生せず、打抜片2cを排出する必要はない。したがって、第1工程に使用されるダイ8の部品支持部8aの両側方に打抜片2cを排出するための排出用空間を形成する必要はなく、上記部品支持部8aに、板ばね3の幅Wよりも分厚い厚さT2の補強部8bを形成することができる。これにより、上記部品支持部8aの強度が増大し、部品支持部8aの破損を防止することができる。
その後の第2工程においては、図3に示すように、既に上記第1工程において板ばねとして形成される部分2aの両側がせん断されているため、板ばねとして形成される部分2aを裏側から支持する必要はない。これにより、第2のプレス加工部6では、第1のプレス加工部5に設けられているような部品支持部8a(図2参照)を使用せずに、不要打抜部2bを打ち抜くことができる。したがって、上記部品支持部8aが不要になる分、第2のプレス加工部6の排出用空間16の開口面積を広く確保することができ、図4に示すように、打抜片2cが排出用空間16内に詰まってしまうといった不具合を防止することができる。
また、第1工程において、図5に示すように、折り曲げ深さdが薄板2の板厚tよりも深くなるように薄板2を折り曲げているため、不要打抜部2bの折り曲げ端部が、板ばねとして形成される部分2aから、薄板2の裏側(下方)へ離間する。したがって、図3に示すように、第2工程において、不要打抜部2bを打ち抜く際、不要打抜部2bの折り曲げ端部が板ばねとして形成される部分2aに摺接するのを防止することができる。
上記実施の形態では、図3に示すように、第2工程において、板ばねとして形成される部分2aの左右両側の不要打抜部2bをパンチ15によって同時に打ち抜いているが、不要打抜部2bを片方ずつ打ち抜いてもよい。
上記実施の形態では、図1に示すように、第1のプレス加工部5のノックアウト10を昇降可能に構成し、ノックアウト10を上昇させて薄板2をダイ8の上方へ持ち上げているが、ノックアウト10をダイ8に固定してもよい。
(実施の形態2)
先述した実施の形態1では、図5(b)に示すように、第1工程において、板ばねとして形成される部分2aの両側をせん断して折り曲げた際、下向きに傾斜した不要打抜部2bが形成されるが、実施の形態2では、図6(b)に示すように、不要打抜部2bの下端部に水平部分2dを形成してもよい。尚、この場合、図7に示すように、第1のプレス加工部5のパンチ9の突起部9bの先端に水平面9cが形成され、ノックアウト10には、上記水平面9cの下方に対向する水平面10bが形成されている。
上記各実施の形態では、微細線状部品の一例として板ばね3を挙げたが、板ばね3に限定されるものではなく、幅が微細で長さが長くさらに厚さが薄い部品、例えば、半導体装置のリードフレーム等であってもよい。
本発明の製造方法および製造装置は、微細線状部品、例えば、光ピックアップ装置に用いられる微細線状の板ばねや半導体装置に用いられるリードフレーム等に適用することができる。
本発明の第1の実施の形態における製造装置の第1のプレス加工部の図であり、薄板をせん断して折り曲げる直前の状態を示す。 同、製造装置の第1のプレス加工部の図であり、薄板をせん断して折り曲げた直後の状態を示す。 同、製造装置の第2のプレス加工部の図であり、不要打抜部を打ち抜く直前の状態を示す。 同、製造装置の第2のプレス加工部の図であり、不要打抜部を打ち抜いて打抜片を排出している状態を示す。 同、製造装置の第1のプレス加工部によってせん断され折り曲げられた薄板の板ばねとして形成される部分の図であり、(a)は拡大平面図、(b)は(a)におけるX−X矢視図である。 本発明の第2の実施の形態における製造装置の第1のプレス加工部によってせん断され折り曲げられた薄板の板ばねとして形成される部分の図であり、(a)は拡大平面図、(b)は(a)におけるX−X矢視図である。 同、製造装置の第1のプレス加工部の図である。 従来の微細線状の板ばねを備えた光ピックアップ装置の斜視図である。 同、薄板の平面図であり、プレス加工により打ち抜いて板ばねを製造した状態を示す。 同、板ばねとして形成される部分を片側ずつ打ち抜いて板ばねを製造する製造方法を示す図である。 同、板ばねとして形成される部分を両側同時に打ち抜いて板ばねを製造する製造方法を示す図である。 同、板ばねとして形成される部分を両側同時に打ち抜いて板ばねを製造する製造方法において、ダイの部品支持部を補強した場合の問題点を示す図である。
符号の説明
1 製造装置
2 薄板
2a 板ばねとして形成される部分
2b 不要打抜部
2c 打抜片
3 板ばね(微細線状部品)
5 第1のプレス加工部
6 第2のプレス加工部
8 ダイ
8a 部品支持部
8b 補強部
9 パンチ
14 ダイ
15 パンチ
16 排出用空間
d 折り曲げ深さ
t 薄板の板厚

Claims (4)

  1. 薄板をプレス加工により打ち抜いて微細線状部品を製造する製造方法であって、
    微細線状部品の幅方向に傾斜した傾斜面を有する突起部が先端に形成されたパンチと、突起部の傾斜面と対向する傾斜面を有するノックアウトと、微細線状部品として形成される部分を裏側から支持する部品支持部と、部品支持部とノックアウトとが組み込まれたダイとを備える第1のプレス加工部において、薄板をダイで保持し、微細線状部品として形成される部分を裏側からダイの部品支持部によって支持した状態で微細線状部品として形成される部分の両側をパンチによって同時にせん断するとともに、当該部分から微細線状部品の幅方向に遠ざけるように薄板の裏側へ折り曲げる第1工程と
    第1のプレス加工部において折り曲げられた両側である不要打抜部を打ち抜くパンチと、第1のプレス加工部における部品支持部に相当するものを有しないで、パンチの打ち抜きによって発生した打抜片を薄板の裏側へ排出するための排出空間が形成されたダイとを備える第2のプレス加工部において、第1のプレス加工部で加工された薄板をダイで保持し、不要打抜部をパンチによって打ち抜き、この打ち抜きによって発生した打抜片を薄板の裏側の排出空間へ排出する第2工程とを含む
    ことを特徴とする微細線状部品の製造方法。
  2. 第1のプレス加工部における部品支持部に、微細線状部品の幅よりも分厚い厚さの補強部が形成されたものを使用することを特徴とする請求項1記載の微細線状部品の製造方法。
  3. 第1工程において、微細線状部品として形成される部分の両側を、薄板の板厚よりも深く、折り曲げことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の微細線状部品の製造方法。
  4. 薄板をプレス加工により打ち抜いて微細線状部品を製造する製造装置であって、
    第1のプレス加工部と第2のプレス加工部とを有し、
    第1のプレス加工部が、
    微細線状部品の幅方向に傾斜した傾斜面を有する突起部が先端に形成されており、微細線状部品として形成される部分の両側を、同時にせん断するとともに、当該部分から微細線状部品の幅方向に遠ざけるように薄板の裏側へ折り曲げるパンチと、
    突起部の傾斜面と対向する傾斜面を有するノックアウトと、
    微細線状部品の幅よりも分厚い厚さの補強部が形成されており、微細線状部品として形成される部分を裏側から支持する部品支持部と、
    部品支持部とノックアウトとが組み込まれており、薄板を保持するダイとを備え、
    第2のプレス加工部が、
    第1のプレス加工部において折り曲げられた両側である不要打抜部を打ち抜くパンチと、
    第1のプレス加工部における部品支持部に相当するものを有しないで、パンチの打ち抜きによって発生した打抜片を薄板の裏側へ排出するための排出空間が形成されており、第1のプレス加工部で加工された薄板を保持するダイとを備える
    ことを特徴とする微細線状部品の製造装置。
JP2005344791A 2005-11-30 2005-11-30 微細線状部品の製造方法および製造装置 Expired - Fee Related JP4726617B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005344791A JP4726617B2 (ja) 2005-11-30 2005-11-30 微細線状部品の製造方法および製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005344791A JP4726617B2 (ja) 2005-11-30 2005-11-30 微細線状部品の製造方法および製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007150117A JP2007150117A (ja) 2007-06-14
JP4726617B2 true JP4726617B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=38211128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005344791A Expired - Fee Related JP4726617B2 (ja) 2005-11-30 2005-11-30 微細線状部品の製造方法および製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4726617B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3230328B2 (ja) * 1993-04-27 2001-11-19 株式会社村田製作所 リード端子形成方法
JPH07176671A (ja) * 1993-12-21 1995-07-14 Toshiba Corp リードフレームおよびその製造方法
JP3304667B2 (ja) * 1995-03-02 2002-07-22 新光電気工業株式会社 リードフレームの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007150117A (ja) 2007-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7464575B2 (en) Shearing method for thin plate
US7107808B2 (en) Shearing method for thin plate
WO2004030842A1 (ja) 成形製品の加工方法並びに同方法に使用する上金型及び下金型
JP2015174113A (ja) プレス装置
JP4726617B2 (ja) 微細線状部品の製造方法および製造装置
JP2005021945A (ja) プレス成形用金型、およびそれを用いたパネル製造方法
KR101931473B1 (ko) 극소형 장공홀 피어싱 가공용 프레스장치
US20060139793A1 (en) Method of fabricating a workpiece from a sheet of material
JP4958398B2 (ja) フレキシブルプリント基板のパンチング加工方法
JP4746904B2 (ja) 加工方法、ダイ及び金型構造
CN112951280B (zh) 一种板材,板材拉扯方法及悬架
JP2007030127A (ja) プリント基板打ち抜き金型
JP2006159232A (ja) プレス加工方法における薄板断面成型法
JP6170413B2 (ja) 板状ワークの打抜き加工方法及びパンチ金型
CN109696767B (zh) 带有增大的显示区域的显示小块
JP5173217B2 (ja) 薄板打抜き加工方法及び打抜き加工装置
JP3282275B2 (ja) 薄板用打抜き金型
JP5383255B2 (ja) 板材の切断方法、板材の切断装置、ヘッドサスペンション及び板材の積層品
JP2609214B2 (ja) 回路基板分割方法と回路基板分割用金型
JP2006273426A (ja) エンボスキャリアテープおよびその製造方法
JP4143858B2 (ja) 板状部材の連結構造および板状部材の連結装置
JP2010023074A (ja) 打ち抜き金型
JP4439563B2 (ja) シェービング用金型、加工板の製造方法、及び、製品板の製造方法
JP7359707B2 (ja) プレス成形品の製造方法、及びプレス成形品の製造装置
JP2003211242A (ja) プレス装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080430

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110412

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees