JP2527508B2 - リ―ドフレ―ムおよびその製造方法 - Google Patents

リ―ドフレ―ムおよびその製造方法

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JP2527508B2
JP2527508B2 JP3188898A JP18889891A JP2527508B2 JP 2527508 B2 JP2527508 B2 JP 2527508B2 JP 3188898 A JP3188898 A JP 3188898A JP 18889891 A JP18889891 A JP 18889891A JP 2527508 B2 JP2527508 B2 JP 2527508B2
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芳弘 藤川
和彦 梅田
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  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リードフレームおよび
その製造方法に係り、特に打ち抜き法を用いたリードフ
レームの製造に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の組立に用いられるリードフ
レームの形状加工には、エッチング法と順送り金型を用
いたプレス加工(スタンピング法)とに大別される。
【0003】このスタンピング法を用いて形状加工を行
う場合、通常は、図3(a) および(b) に示すように順次
成形される。
【0004】すなわち、まず図3(a) に示すように帯状
材料1に対してインナーリード2およびアウターリード
(図示せず)の側縁の打ち抜きを行った後、図3(b) に
示すように先端部のキャビテイ領域3の打ち抜きを行い
リードフレームを得る。
【0005】ところで打ち抜きに際して、打ち抜き表面
側の側縁には抜きだれが生じ、裏面側側縁にはばりと呼
ばれる突出部ができることが知られている。
【0006】従来のリードフレームの製造方法では、イ
ンナーリード相互間領域を打ち抜くパンチと、キャビテ
ィを打ち抜くパンチとが、鋭角をなして交差し(図3
(a) の拡大図参照)ている。この場合、打ち抜きによっ
て生じたばりが極めて脱落しやすい状態となり、金型内
での打ち抜きステーション間の搬送過程において脱落し
てしまうことがあった。
【0007】ばりは、製品上に脱落すると、ストリッパ
に押されて製品表面に傷をつけ不良品発生の原因とな
る。
【0008】また、このような組み立て工程でのばりの
脱落は、製品を不良とするばかりでなく、半導体製造設
備の故障にもつながることになる。
【0009】
【発明の解決しようとする課題】このように従来の方法
では、インナーリード相互間領域を打ち抜くパンチと、
キャビティを打ち抜くパンチとが、鋭角をなして交差し
ているため、打ち抜きによって生じたばりが極めて脱落
しやすい状態となり、製品表面に傷をつけ不良品発生の
原因となるばかりでなく、半導体製造設備の故障にもつ
ながることがあった。
【0010】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
でばりの発生を抑え、製造歩留まりの高いリードフレー
ムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、イン
ナーリードのうち少なくとも1つが、キャビティ領域に
対して斜角をなすように形成されてなるリードフレーム
において、当該インナーリードの先端部では、側縁のう
ちインナーリード先端面に対して鋭角をなす側がキャビ
ティ領域近傍で切除されて切り欠け部を構成し、インナ
ーリードの先端部で、インナーリード側縁とインナーリ
ード先端面とのなす角度がほぼ直角または鈍角をなすよ
うに構成されたことを特徴とする。
【0012】望ましくは、この角度は90から110度
とするのが望ましい。
【0013】また本発明の方法では、半導体素子搭載部
のまわりに、キャビティ領域を介して先端が位置し、外
方にむかって放射状に伸長する複数のインナーリードを
具備してなるリードフレームにおいて、前記インナーリ
ードのうち少なくとも1つが、前記キャビティ領域に対
して斜角をなすように形成されたリードフレームの形状
加工に際し、インナーリード先端に相当する領域でキャ
ビティ領域に対して直角または鈍角をなすように、一方
の側で先端部が側方に突出せしめられた第1のパンチを
用いて、先端部に位置する一方の側で打ち抜き領域が増
大するように、インナーリード相互間の領域を打ち抜
き、先端部で曲折するようにインナーリード側縁を形成
する側縁打ち抜き工程と、第2のパンチを用いて前記第
1のパンチで形成した領域の先端部に相当するインナー
リード側縁に対して、キャビテイ領域を形成し、前記第
1のパンチで形成した領域の先端部に相当するインナー
リード側縁に対して直角または鈍角をなすようにインナ
ーリード先端面を形成するキャビティ領域形成工程とを
含むことを特徴とする。
【0014】
【作用】上記構成によれば、インナーリードの先端部で
側縁と前記半導体素子搭載部に対向する辺とのなす角度
がほぼ直角または鈍角をなすように形成されているた
め、インナーリード先端部分の打ち抜きに際してばりの
脱落を防止し、歩留まりの向上をはかることができる。
また本発明の方法によれば、インナーリード先端に相
当する領域でキャビティ領域に対して直角または鈍角を
なすようなパンチを用いて、インナーリード相互間の領
域を打ち抜くようにしているため、インナーリード先端
部分の打ち抜きに際してばりの脱落を防止し、歩留まり
の向上をはかることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明実施例のリードフレームの
インナーリード先端部を示す要部拡大部である。このリ
ードフレームはインナーリード先端が、側縁と前記半導
体素子搭載部に対向する辺とのなす角度がほぼ直角をな
すように形成されていることを特徴とするものである。
他の部分については通常のリードフレームと同様に形成
されている。
【0017】次にこのリードフレームの製造方法につい
て説明する。
【0018】図2(a) 乃至図2(d) は本発明実施例のリ
ードフレームの製造工程を示す図である。
【0019】まず、図2(a) に示すようにアロイ42と
指称されている帯状材料11に対し、インナーリード先
端に相当する領域でキャビティ領域に対して直角をなす
ようなパンチを用いた順送り金型を用いてインナーリー
ド12やアウターリード(図示せず)の側縁を順次形成
する。
【0020】このようにして、インナーリード12やア
ウターリードの側縁を形成した後、この後、図2(b) に
示すようにキャビティ領域13の打ち抜きを行い、イン
ナーリード先端部を個々に分離しリードフレームの形状
加工が完了する。この工程前あるいは後に貴金属めっき
工程やテーピング工程、焼鈍工程などを適宜行うように
してもよい。
【0021】このようにして得られたリードフレーム
は、金型内での打ち抜きステーション間の搬送過程にお
いてばりが製品上に脱落してしまうこともなく、従っ
て、ばりの脱落により、ストリッパに押されて製品表面
に傷をつけ不良品発生の原因となるようなこともない。
従って製品歩留まりが大幅に向上する。
【0022】また、半導体製造設備の故障を引き起こす
ようなこともない。
【0023】なお前記実施例では、インナーリード先端
が、側縁と前記半導体素子搭載部に対向する辺とのなす
角度がほぼ直角をなすように形成したが、鈍角であって
もよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、インナーリードの先端部で側縁と半導体素子搭載部
に対向する辺とのなす角度がほぼ直角または鈍角をなす
ように形成されているため、ばりの脱落が防止され、歩
留まりの向上をはかることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のリードフレームを示す図
【図2】本発明実施例のリードフレームの製造工程図
【図3】従来例のリードフレームの製造工程図
【符号の説明】
1 帯状材料 2 インナーリード 3 キャビテイ領域 11 帯状材料 12 インナーリード 13 キャビテイ領域

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体素子搭載部のまわりに、キャビティ
    領域を介して先端が位置し、外方にむかって放射状に伸
    長する複数のインナーリードを具備してなるリードフレ
    ームにおいて、 前記インナーリードのうち少なくとも1つが、前記キャ
    ビティ領域に対して斜角をなすように形成され、 当該インナーリードの先端部では、側縁のうちインナー
    リード先端面に対して鋭角をなす側がキャビティ領域近
    傍で切除されて切り欠け部を構成し、 前記インナーリードの先端部で、インナーリード側縁と
    インナーリード先端面とのなす角度がほぼ直角または鈍
    角をなすように構成されたことを特徴とするリードフレ
    ーム。
  2. 【請求項2】半導体素子搭載部のまわりに、キャビティ
    領域を介して先端が位置し、外方にむかって放射状に伸
    長する複数のインナーリードを具備してなるリードフレ
    ームにおいて、前記インナーリードのうち少なくとも1
    つが、前記キャビティ領域に対して斜角をなすように形
    成されたリードフレームの形状加工に際し、 インナーリード先端に相当する領域でキャビティ領域に
    対して直角または鈍角をなすように、一方の側で先端部
    が側方に突出せしめられた第1のパンチを用いて、先端
    部に位置する一方の側で打ち抜き領域が増大するよう
    に、インナーリード相互間の領域を打ち抜き、先端部で
    曲折するようにインナーリード側縁を形成する側縁打ち
    抜き工程と、 第2のパンチを用いて前記第1のパンチで形成した領域
    の先端部に相当するインナーリード側縁に対して、キャ
    ビテイ領域を形成し、前記第1のパンチで形成した領域
    の先端部に相当するインナーリード側縁に対して直角ま
    たは鈍角をなすようにインナーリード先端面を形成する
    キャビティ領域形成工程とを含むことを特徴とするリー
    ドフレームの製造方法。
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