JP3009140B2 - 包皮切断装置 - Google Patents

包皮切断装置

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JP3009140B2
JP3009140B2 JP10089066A JP8906698A JP3009140B2 JP 3009140 B2 JP3009140 B2 JP 3009140B2 JP 10089066 A JP10089066 A JP 10089066A JP 8906698 A JP8906698 A JP 8906698A JP 3009140 B2 JP3009140 B2 JP 3009140B2
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Rheon Automatic Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内包材(例えば
餡)と外皮材(例えば米飯,もち米、饅頭外皮)の二重
構造からなる棒状の食品生地に対して複数回の包皮切断
を行う包皮切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の包皮切断装置として、特開平5−
53453号公報に示すものがあり、この先行技術は内
包材と外皮材の二重構造からなる棒状の食品生地を上方
向からシャッタの中央部の切断開口部へ供給しつつ、こ
の切断開口部を複数回開閉することにより、棒状の食品
生地に対して複数回の包皮切断を行うものである。上記
シャッタは同一形状の6個のシャッタ片を組合せてな
り、6個のシャッタ片は6つの内側ガイド面を備えた外
枠に収容されている。ここで、各シャッタ片は、切断面
と、この切断面に隣合った第1摺動面,第2摺動面をそ
れぞれ備えており、各シャッタ片の切断面によって開閉
可能な上記切断開口部が形成される。又、各シャッタ片
の第1摺動面は隣接する一方のシャッタ片の切断面に対
して摺動可能にそれぞれ構成してあり、各シャッタ片の
第2摺動面は対応する内側ガイド面に摺動可能に構成し
てある。そして、所定のシャッタ片を切断開口部を閉じ
る水平方向へ往復動させる往復動作動装置が設けてあ
る。
【0003】上記の構成により、各シャッタ片の第1摺
動面を隣接する一方のシャッタ片の切断面に摺動可能に
それぞれ構成すると共に、各シャッタ片の第2摺動面を
対応する内側ガイド面に摺動可能にそれぞれ構成したこ
とから、往復動作動装置により所定のシャッタ片を切断
開口部を閉じる水平方向へ往動させると、所定のシャッ
タ片に隣接する一方のシャッタ片も閉じる水平方向へ往
動する。この作用は、6個のシャッタ片に順次働いて、
6個のシャッタ片を切断開口部を閉じる水平方向へ同期
して往動させることができる。反対に、往復動作動装置
により所定のシャッタ片を切断開口部を開く水平方向へ
復動させると、6個のシャッタ片を切断開口部を開く水
平方向へ同期して復動させることができる。
【0004】従って、棒状の食品生地を上方向から切断
開口部へ供給しつつ、往復動作動装置により6個のシャ
ッタ片を切断開口部を開閉する水平方向へ同期して複数
回往復動させることにより、切断開口部を複数回開閉さ
せて、棒状の食品生地に対して複数回の包皮切断を行う
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の包皮切
断装置においては、外枠によりシャッタの外側を規制し
ているため、外温の変化によりシャッタ片に熱膨脹が生
じた場合には、各シャッタ片の第1摺動面と隣接する一
方の切断面の摺動状態、各シャッタ片の第2摺動面と対
応する内側ガイド面の摺動状態が強固になり、往復動作
動装置によって6個のシャッタ片を切断開口部を開閉す
る方向へ往復動させることはできず、包皮切断を行うこ
とができないという問題がある。
【0006】又、各シャッタ片の第1摺動面が隣接する
一方のシャッタ片の切断面にそれぞれ摺動する他に、各
シャッタ片の第2摺動面が対応する内側ガイド面にそれ
ぞれ摺動するため、シャッタ片の3つの面(第1摺動
面,第2摺動面,切断面)の加工精度を高くする必要が
あり、加工コストが高くなるという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
あっては、内包材と外皮材の二重構造からなる棒状の食
品生地を上方向からシャッタの中央部の切断開口部へ供
給しつつ、この切断開口部を複数回開閉することによ
り、棒状の食品生地に対して複数回の包皮切断を行う包
皮切断装置において、上記シャッタは、隣合った切断面
と摺動面をそれぞれ有したn(nは3以上の整数)個の
シャッタ片を組合せてなり、n個のシャッタ片の切断面
によって開閉可能な上記切断開口部を形成し、各シャッ
の摺動面を隣接する一方のシャッタ片の切断面に対
して摺動可能にそれぞれ構成し、各シャッタ片の摺動面
と隣接する一方のシャッタ片の切断面の摺動状態を保持
する摺動保持具を設け、前記食品生地が上方向から進入
可能な進入口を備えた昇降部材を昇降可能に設け、この
昇降部材にn個の垂直軸を所定の円周上に等間隔に設
け、各垂直軸を軸心を中心として回転させることにより
揺動部材が上記軸心を中心として水平方向へ揺動するよ
うにそれぞれ構成し、各揺動部材に対応するシャッタ片
揺動部材の長手に沿って水平方向へ移動可能にそれぞ
れ支持されるように構成し、n個のシャッタ片を上記切
断開口部を開閉する水平方向へ同期して揺動させる
め、n個の垂直軸を軸心を中心として同期して回転させ
る回転作動装置を設けてなることを特徴とする。
【0008】請求項1に記載の発明特定事項によると、
棒状の食品生地を上方向から切断開口部へ供給しつつ、
回転作動装置によりn個の垂直軸を軸心を中心として同
期して正方向へ回転させて、n個のシャッタ片を切断開
口部を開閉する水平方向へ同期して複数回揺動させるこ
とにより、切断開口部を複数回開閉することができる。
これによって、棒状の食品生地に対して複数回の包皮切
断を行って、内包材を包皮した複数の包皮食品(一部分
から内包材が露出した半開包皮食品を含む)を製造する
ことができる。
【0009】ここで、各揺動部材に対応するシャッタ片
が揺動部材の長手に沿って水平方向へ移動可能にそれぞ
れ支持されているため、各シャッタ片の揺動動作が隣接
する一対のシャッタ片によって規制されることなく、そ
れぞれ自由に行うことができる。又、摺動保持具により
各シャッタ片の摺動面と隣接する一方のシャッタ片の切
断面の摺動状態を保持しているため、n個のシャッタ片
の揺動動作の途中に、n個のシャッタ片の組合せ状態が
解かれることはない。
【0010】複数回の包皮切断を行う過程において、n
個のシャッタ片を切断開口部を開閉する水平方向へ揺動
させる時にn個のシャッタ片を昇降部材と一体的に下降
させる。又、n個のシャッタ片を開いて元の状態に復帰
した時にn個のシャッタ片を昇降部材と一体的に上昇さ
せる
【0011】請求項に記載の発明にあっては、請求項
1に記載の発明特定事項の他に、各シャッタ片に長穴を
それぞれ備え、各揺動部材に対応するシャッタ片が上記
長穴を介して揺動部材の長手に沿って水平方向へ移動可
能にそれぞれ支持されるように構成してなることを特徴
とする。
【0012】請求項に記載の発明特定事項によると、
請求項1に記載の発明特定事項による作用と同様の作用
を奏する
【0013】請求項に記載の発明にあっては、請求項
又は請求項に記載の発明特定事項の他に、各シャッ
タ片の切断面の上部に内包材を押し上げる押上傾斜部を
傾斜してそれぞれ形成し、各シャッタ片の切断面におけ
る押上げ傾斜部の下側に垂直部をそれぞれ形成し、n個
の前記シャッタ片を前記切断開口部を閉じる水平方向へ
同期して揺動させると、n個のシャッタ片の垂直部が集
合してn個のシャッタ片の押上傾斜部によりn個のシャ
ッタ片の切断面の一部分が集合して前記シャッタの上面
中央部に窪みが形成され、n個のシャッタ片を閉じる水
平方向へ更に揺動させると、n個のシャッタ片の押上傾
斜部の先端側上縁が集合して上記窪みが消滅してシャッ
タの上面中央部が平坦になるように構成してなることを
特徴とする。
【0014】請求項に記載の発明特定事項によると、
請求項1又は請求項に記載の発明特定事項による作用
の他に、n個のシャッタ片を切断加工部を閉じる水平方
向へ同期して揺動させると、n個のシャッタ片の切断面
の垂直部が集合してn個のシャッタ片の切断面の一部分
が集合してシャッタの上面中央部に窪みが形成され、切
断開口部の第1段階の閉作動が終了する。更に、n個の
シャッタ片を切断開口部を閉じる水平方向へ同期して揺
動させると、上記窪みが消滅してシャッタの上面中央部
が平坦になって、切断開口部の第2段階の閉作動が終了
する。
【0015】
【発明の実施の形態】図4〜図6参照するに、本発明の
実施の形態に係る包皮食品製造搬送機1は、内包材W1
と外皮材W2 の二重構造からなる棒状の食品生地Wに対
して複数回の包皮切断を行うと共に、包皮食品WAを搬
送方向(左方向、図4において左方向、図5において上
方向、図6において紙面に向って裏方向)へ搬送するも
のであって、箱型の本体フレーム3をベースにしてい
る。上記本体フレーム3の中央部には包皮切断装置5が
設けてあり、この包皮切断装置5は、棒状の食品生地W
を上方向からシャッタ7の中央部の切断開口部9へ供給
しつつ、切断開口部9を複数回開閉することにより、棒
状の食品生地Wに対して複数回の包皮切断を行うもので
ある。又、本体フレーム3における包皮切断装置5の上
方(図4及び図6において上方、図5において紙面に向
って表方)には切断開口部9へ食品生地Wを供給する食
品生地供給装置11が設けてあり、本体フレーム3にお
ける包皮切断装置5の下方には包皮食品Wを搬送方向へ
搬送するコンベア装置13が設けてある。
【0016】以下、包皮切断装置5を主として説明す
る。
【0017】図1〜図3を参照するに、上記シャッタ7
は6個のシャッタ片15を組合せてなり、各シャッタ片
15は隣合った切断面17と摺動面19をそれぞれ有し
ている。ここで、6個のシャッタ片15の切断面17に
よって開閉可能な上記切断開口部9が形成される。各切
断面17は、垂直部17aと、この垂直部17aの上側
(図3において上側)に傾斜して形成されかつ内包材W
1 を押し上げる押上傾斜部17bと、垂直部17aの下
側に傾斜して形成されかつ内包材W1 を押し下げる押下
傾斜部17cを備えている。
【0018】又、各シャッタ片15の摺動面19は隣接
する一方のシャッタ片15の切断面17に対して摺動可
能にそれぞれ構成してあり、各シャッタ片15の上面に
は、各シャッタ片15の摺動面19と隣接する一方のシ
ャッタ片15の切断面17の摺動状態を保持する摺動保
持具21がそれぞれ設けてある。ここで、図2(a)及
び図8(a)に示すように6個のシャッタ片15を切断
開口部9を閉じる水平方向へ同期して揺動させると、6
個のシャッタ片15の切断面17の垂直部17aが集合
して6個のシャッタ片15の押上傾斜部17bにより
動してシャッタ7の上面中央部に図2(a)に示すよう
な窪み23が形成され、6個のシャッタ片15を閉じる
水平方向へ更に揺動させると、図2(b)に示すように
6個のシャッタ片15の押上傾斜部17bの先端側上縁
が集合して上記窪み23が消滅してシャッタ7の上面中
央部が平坦になるように構成してある。
【0019】次に、6個のシャッタ片15を切断開口部
9を開閉する水平方向へ同期して揺動させるための構
成、シャッタ7を昇降させるための構成等について説明
する。
【0020】図4〜図6を参照するに、上記本体フレー
ム3には一対の固定部材25が設けてあり、一対の固定
部材25には前後方向(図4において紙面に向って表裏
方向)へ延びた支持フレーム27が揺動軸29を介して
上下方向へ揺動可能に設けてある。上記支持フレーム2
7を上下方向へ揺動させるため、支持フレーム27の基
部にはモータ31がブラケット33を介して設けてあ
り、このモータ31の出力軸35には回転中心から外周
面までの長さが変化するカムローラ37が設けてあっ
て、本体フレーム3の適宜位置にはこのカムローラ37
が当接する当接ローラ39が設けてある。尚、カムロー
ラ37は支持フレーム27に作用する重力によって当接
ローラ39に当接するものである。
【0021】図5、図1、図2を参照するに、上記支持
フレーム27の先端部には昇降ケース41が設けてあ
り、この昇降ケース41は食品生地Wが進入可能な進入
口43を備えている。上記昇降ケース41内には回転可
能な6個の垂直軸45が所定の円周S上に等間隔に設け
てある。各シャッタ片15には切断面17に平行な長穴
49がそれぞれ備えてあり、各垂直軸45には揺動部材
47がそれぞれ設けてあって、各揺動部材47には対応
するシャッタ片15を長穴49を介して揺動部材47の
長手に沿って水平方向へ移動可能にそれぞれ支持するよ
うに構成してある。ここで、図1(a)(b)及び図2
(a)(b)に示すように、各垂直軸45を軸心を中心
として回転させることにより揺動部材47が上記軸心を
中心として水平方向へ揺動するようにそれぞれ構成して
いる。6個の垂直軸45を同期して正逆方向へ回転させ
るため回転作動装置51が設けてある。即ち、各垂直軸
45には従動ギア53がそれぞれ設けてあり、昇降ケー
ス41内には6個の従動ギア53に噛合したリング状の
中間ギア55が回転可能に設けてある。又、昇降ケース
41内には中間ギア55に噛合した駆動ギア57が回転
可能に設けてあり、この駆動ギア57には従動リンク5
9の基部が設けてある。又、支持フレーム27の後部に
は水平方向へ揺動可能な駆動リンク61がブラケット6
3を介して設けてあり、従動リンク59の先端部には連
結リンク65の一端部が連結してあって、駆動リンク6
1の一端部には連結リンク65の他端部が連結してあ
る。上記駆動リンク61を水平方向へ揺動させるため、
モータ31の出力軸35にはカム溝67を備えたカムプ
レート69が設けてあり、駆動リンク61の他端部に設
けた従動子71がカム溝67に移動可能に係合してあ
る。ここで、6個の垂直軸45を正逆方向へ回転させて
6個のシャッタ片15を切断開口部9を開閉する水平方
向へ揺動させる時に支持フレーム27を下方向へ揺動さ
せると共に、6個のシャッタ片15を開いて元の状態に
復帰した時に支持フレーム27を上方向へ揺動させるよ
うに、カムローラ37の形状及びカム溝67の形状は所
定の形状に構成してある。
【0022】上記の構成により、モータ31の駆動によ
りカムプレート69を回転させるとカム溝67の作用に
より駆動リンク61,連結リンク65,従動リンク59
を介して駆動ギア57を正逆方向へ回転させ、中間ギア
55,従動ギア53を介して6個の垂直軸45軸心を中
心としてを正逆方向へ同期して回転させる。ここで、6
個の垂直軸45を軸心を中心として正方向へ同期して回
転させると、6個のシャッタ片15を切断開口部9を閉
じる水平方向へ揺動させることができ、6個の垂直軸4
5を軸心を中心として逆方向へ同期して回転させると、
6個のシャッタ片15を切断開口部9を開く水平方向へ
同期して揺動させることができる。
【0023】又、6個のシャッタ片15を切断開口部9
を開閉する水平方向へ揺動させる時に、カムローラ37
の作用によって支持フレーム27を揺動軸29を中心と
して下方向へ揺動させて、6個のシャッタ片15を昇降
ケース41と一体的に近似下降させる。又、6個のシャ
ッタ片15を開いた状態にした時に、カムローラ37の
作用によって支持フレーム27を揺動軸29を中心とし
て上方向へ揺動させて、6個のシャッタ片15を昇降ケ
ース41と一体的に近似昇降させる。
【0024】前記コンベア装置13はベルトBの一部を
支持するベルト支持部材73を備えており、このベルト
支持部材73は昇降可能に構成してある。ここで、ベル
ト支持部材73を上昇させることにより、包皮切断の途
中で食品生地Wが自重により落下することを防止してい
る。
【0025】本発明の実施の形態の作用について説明す
る。
【0026】食品生地供給装置11により棒状の食品生
地Wを上方向から切断開口部9へ供給しつつ、回転作動
装置51におけるカム溝67の作用によって6個の垂直
軸45を軸心を中心として正方向へ同期して回転させ
て、6個のシャッタ片15を切断開口部9を閉じる水平
方向へ同期して揺動させる。これによって、切断面17
の押上傾斜部17bによって内包材W1 を押し上げると
共に、切断面17の押下傾斜部17cによって内包材W
2 を押し下げつつ、食品生地Wに対して包皮切断を行う
ことができる(図7(a)(b)、図8(a)参照)。
この時、6個のシャッタ片15の切断面17の垂直部1
7aが集合してシャッタ7の上面中央部に窪み23が形
成されて、切断開口部9の第1段階の閉作動が終了す
る。(図8(a)参照)更に、6個のシャッタ片を上記
閉じる方向へ同期して揺動させることにより、窪み23
が消滅してシャッタ7の上面中央部が平坦になって、切
断開口部9の第2段階の閉作動が終了する(図8(b)
参照)。
【0027】切断開口部9の第2段階の閉作動が終了し
た後に、回転作動装置51におけるカム溝67の作用に
よって6個のシャッタ片15を切断開口部9を開く水平
方向へ同期して揺動させることにより、切断開口部9を
開いて元の状態に復帰せしめる。
【0028】上述の作用を複数回繰り返すことにより、
棒状の食品生地Wに対して複数回の包皮切断を行って、
複数の包皮食品WAを製造することができる。尚、複数
の包皮食品WAはコンベア装置13によって次工程へ移
送される。
【0029】ここで、各揺動部材51に対応するシャッ
タ片15が長穴49を介して揺動部材47の長手に沿っ
水平方向へ移動可能にそれぞれ支持されているため、
各シャッタ片15の揺動が隣接する一対のシャッタ片1
5によって規制されることなく、それぞれ自由に行うこ
とができる。又、各シャッタ片15の摺動面19と隣接
する一方のシャッタ片15の切断面17の摺動状態をそ
れぞれ保持されているため、6個のシャッタ片15の揺
動動作の途中に、6個のシャッタ片15の組合せ状態が
解かれることはない。
【0030】以上のごとき、本発明の実施の形態によれ
ば、シャッタ7の外側を規制する外枠を用いることな
く、6個のシャッタ片15を切断開口部9を開閉する水
平方向へ同期して揺動させることができるため、外温の
変化によりシャッタ片15が熱膨脹した場合であって
も、切断開口部9を開閉させて棒状の食品生地Wに対し
て包皮切断を行うことができる。
【0031】又、各シャッタ片15の摺動面19は隣接
する一方のシャッタ片15の切断面17にそれぞれ摺動
するだけであるため、シャッタ片15の2つの面(切断
面17と摺動面19)の加工精度を高くすれば足り、従
来の包皮切断装置に比べて、加工コストが低くなる。
【0032】更に、切断開口部9の閉動作が2段階に分
かれているため、包皮切断の切断性が向上する。又、切
断開口部9の第2段階の閉動作の終了時には窪み23が
消滅してシャッタ7の上面中央部が平らになるため、次
の包皮切断によって製造される包皮食品WAの底部に窪
みが形成されることを阻止して、包皮食品WAの品質の
向上を図ることができる。
【0033】更に、6個のシャッタ片15を切断開口部
9を閉じる水平方向へ揺動させる時に、6個のシャッタ
片9を下降させているため、上方向から供給される食品
生地Wがシャッタ7の上面に停滞することがなく、安定
して包皮切断を行うことができる。
【0034】尚、本発明は、前述の発明の実施の形態の
説明に限るものではなく、以下のごとく種々の対応で実
施が可能である。
【0035】即ち、例えば6個の垂直軸45を正逆方向
にして回転させて6個のシャッタ片15を切断開口部9
を開閉する水平方向へ揺動させる代わりに、6個の垂直
軸45のうち少くとも1つの垂直軸45の回転が対応す
るシャッタ片15に伝達されるように構成し、上記少く
とも1つの垂直軸45を正逆方向へ回転させるように構
成しても差支えない。更に、垂直軸45の正逆方向の回
転によりシャッタ片15を揺動させる代わりに、6個の
シャッタ片15のうち少くとも1つのシャッタ片15を
シリンダ等の作動により上記開閉する方向へ揺動させて
も差支えない。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、シャッ
タの外側を規制する外枠を用いることなく、n個のシャ
ッタ片を切断開口部を開閉する水平方向へ同期して揺動
させることができるため、外温の変化によりシャッタ片
が熱膨脹した場合であっても、切断開口部を開閉させて
棒状の食品生地に対して包皮切断を行うことができる。
【0037】又、各シャッタ片の摺動面は隣接する一方
のシャッタ片の切断面にそれぞれ摺動するだけであるた
め、シャッタ片の2つの面(切断面と摺動面)の加工精
度を高くすれば足り、従来の包皮切断装置に比べて、加
工コストが低くなる。
【0038】また、n個のシャッタ片を切断開口部を閉
じる方向へ揺動させる時にn個のシャッタ片は下降して
いるため、上方向から供給される食品生地がシャッタの
上面に停滞することはなく、安定して包皮切断を行うこ
とができる。請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明と同様の効果を奏する。
【0039】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の発明の効
果を奏する他に、切断開口部の閉動作が2段階に分かれ
ているため、包皮切断の切断性が向上する。又、切断開
口部の第2段階の閉動作の終了時には窪みが消滅してシ
ャッタの上面中央部が平坦になるため、次の包皮切断に
よって製造される包皮食品の底部に窪みが形成されるこ
とを阻止して、包皮食品の品質向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッタの動作図である。
【図2】シャッタの動作図である。
【図3】シャッタ片の斜視図である。
【図4】包皮食品製造搬送機の正面図である。
【図5】包皮切断装置の平面図である。
【図6】包皮切断装置の側面図である。
【図7】作用説明図である。
【図8】作用説明図である。
【符号の説明】
1 包皮食品製造搬送機 5 包皮切断装置 9 切断開口部 15 シャッタ片 17 切断面 19 摺動面 21 摺動保持具 23 窪み 41 昇降ケース 43 進入口 45 垂直軸 47 揺動部材 49 長穴 51 回転作動装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内包材と外皮材の二重構造からなる棒状
    の食品生地を上方向からシャッタの中央部の切断開口部
    へ供給しつつ、この切断開口部を複数回開閉することに
    より、棒状の食品生地に対して複数回の包皮切断を行う
    包皮切断装置において、 上記シャッタは、隣合った切断面と摺動面をそれぞれ有
    したn(nは3以上の整数)個のシャッタ片を組合せて
    なり、n個のシャッタ片の切断面によって開閉可能な上
    記切断開口部を形成し、各シャッタの摺動面を隣接す
    る一方のシャッタ片の切断面に対して摺動可能にそれぞ
    れ構成し、各シャッタ片の摺動面と隣接する一方のシャ
    ッタ片の切断面の摺動状態を保持する摺動保持具を設
    け、前記食品生地が上方向から進入可能な進入口を備え
    た昇降部材を昇降可能に設け、この昇降部材にn個の垂
    直軸を所定の円周上に等間隔に設け、各垂直軸を軸心を
    中心として回転させることにより揺動部材が上記軸心を
    中心として水平方向へ揺動するようにそれぞれ構成し、
    各揺動部材に対応するシャッタ片が揺動部材の長手に沿
    って水平方向へ移動可能にそれぞれ支持されるように構
    成し、n個のシャッタ片を上記切断開口部を開閉する水
    平方向へ同期して揺動させるため、n個の垂直軸を軸心
    を中心として同期して回転させる回転作動装置を設けて
    なることを特徴とする包皮切断装置。
  2. 【請求項2】 各シャッタ片に長穴をそれぞれ備え、各
    揺動部材に対応するシャッタ片が上記長穴を介して揺動
    部材の長手に沿って水平方向へ移動可能かつ揺動不能に
    それぞれ支持されるように構成してなることを特徴とす
    る請求項1に記載の包皮切断装置。
  3. 【請求項3】 各シャッタ片の切断面の上部に内包材を
    押し上げる押上傾斜部を傾斜してそれぞれ形成し、各シ
    ャッタ片の切断面における押上げ傾斜部の下側に垂直部
    をそれぞれ形成し、n個の前記シャッタ片を前記切断開
    口部を閉じる水平方向へ同期して揺動させると、n個の
    シャッタ片の垂直部が集合してn個のシャッタ片の押上
    傾斜部によりn個のシャッタ片の切断面の一部分が集合
    して前記シャッタの上面中央部に窪みが形成され、n個
    のシャッタ片を閉じる水平方向へ更に揺動させると、
    個のシャッタ片の押上傾斜部の先端側上縁が集合して
    記窪みが消滅してシャッタの上面中央部が平坦になるよ
    うに構成してなることを特徴とする請求項1又は請求項
    2のうちのいずれかの請求項に記載の包皮切断装置。
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