JP4256063B2 - 茶巾寿司製造機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、寿司飯を適当な大きさに握った寿司玉を錦紙卵シートで巾着状に包んでなる自動化された茶巾寿司製造機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、茶巾寿司は、寿司職人が寿司飯を適当な大きさに握った寿司玉を錦紙卵シートで巾着状に包み、該錦紙卵シートの余端を内側へ折り込んで製造している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記したように、茶巾寿司の製造を寿司職人の技能に頼るのでは、製造効率が低く、製造コストがアップすると共に、衛生上の問題もある。
【0004】
【目的】
本発明は、上記従来技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたもので、寿司飯、錦紙卵シートの供給、寿司玉成形及び該寿司玉の錦紙卵シートによる包み並びに錦紙卵シート余端の折り込みを順番に、かつ機械的に行なうよう構成したことによって、大きさ、及び形状が一定でばらつきがなく、外観上美しい茶巾寿司を効率良く、低コストに、しかも衛生的に製造できるようにした茶巾寿司製造機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る茶巾寿司製造機は、仮想円周線上の周方向へ、所定の間隔をおいて寿司飯の複数の成形型を設けてフレーム上に軸支した間欠回転する成形テーブルと、前記成形テーブル上部に、該成形テーブルの成形型の1個ずつに対応するよう仮想円周線上の周方向へ、所定の間隔をおいて錦紙卵シートの複数の折り込みユニットを配置してフレーム上に軸支した間欠回転する折り込みテーブルと、前記成形型に対する寿司飯供給機構と、前記成形型、寿司飯上に対する錦紙卵シート供給機構と、前記成形テーブルの成形型に寿司飯、錦紙卵シートを押し込み成形するプレス部と、成形寿司飯を錦紙卵シートと共に前記折り込みユニットの略中央に貫通形成した円孔を通して上方へ押上げるプレス部とを具備し、前記各折り込みユニットは、ベース板上の円孔の外側に回転リングを、スライダーにより正転・逆転自在に配置し、底面に異形状の傾斜溝を設けた錦紙卵シートの複数の下部折り込みコマと、上部折り込みコマを、前記回転リング上に、周方向へ所定の間隔をおいて立設した複数のピンに前記傾斜溝をスライド自在に係合して周方向へ1個おきに、かつ前記回転リングの正転・逆転により半径方向へ往復スライド自在に配置し、上部をコマ蓋にて被ってなることを特徴とする。
【0006】
【作用】
寿司飯供給機構より所定量の寿司飯が、成形テーブルの成形型に供給されると、スイッチONにより駆動源が始動し、成形テーブルは所定方向へ所定角度だけ間欠回転して停止する。
【0007】
次いで、錦紙卵シート供給機構より、正方形の所定大きさに切断された錦紙卵シートが、上記成形型内の寿司飯が中央に位置するように、当該寿司飯、成形テーブル上に供給されると、成形テーブルは所定方向へ間欠回転し、上記寿司飯、錦紙卵シートが、折り込みテーブルの1個の折り込みユニットの中央下部に位置し、成形テーブルは停止する。
【0008】
次いで、プレス部が上部から下降し、折り込みテーブルの円孔に挿通され、さらに下降して錦紙卵シートを介して寿司飯を圧縮し、成形型内に押し込むことで、当該寿司飯は成形型の内部形状に一致した形状の寿司玉に成形されると同時に、該寿司玉の略上半部(茶巾寿司製造後は略下半部)は錦紙卵シートにより包み込まれる。
【0009】
次いで、上記したプレス部が上昇復帰するのと同期して、押し上げ用のプレス部が上昇し、成形型の底部中心に貫通形成した小孔に挿通され、さらに、上昇されることで、錦紙卵シートによって略上半部が包み込まれた寿司玉は押し上げられて成形型から脱型され、折り込みユニットの円孔を通して上方へ押し上げられる。
【0010】
次いで、押し下げ用プレス部と、押し下げ用プレス部により寿司玉を上下から挟持した状態で、駆動機構によりスライダーが所定方向へスライドされることで、回転リングが所定方向へ回転し、該回転リングによって複数の下部折り込みコマと上部折り込みコマが外側から内側へスライドされ、該下部、上部両折り込みコマの内端によって、錦紙卵シートの余端が中心に向かって折り込まれ、寿司玉を完全に包み込む。また、上記したように錦紙卵シートの余端が下部、上部両折り込みコマによって折り込み開始されると同時に、押し上げ用のプレス部は所定位置まで下降して停止する。
【0011】
さらに、上記した複数の下部折り込みコマは、複数の上部折り込みコマよりも中心方向へ大きくスライドして内側に大きく折り込むので、錦紙卵シートは、周方向において交互に折り畳んだ状態で美しく折り込まれ、茶巾寿司が製造される。
【0012】
次いで、押し上げ用プレス部は所定位置まで上昇して停止し、折り込みテーブルが所定方向へ間欠回転して所定位置に停止すると、掴持、移送機構によって茶巾寿司は掴持され、反転された後、上記掴持、移送機構が搬送コンベア上まで旋回し、掴持を解くことで、茶巾寿司は、錦紙卵シート折り込み部が上向きの状態で、搬送コンベア上に移送される。
【0013】
錦紙卵シート折り込み完了後は、スライダーが元の位置にスライド復帰することで、下部、上部両折り込みコマは内側から外側へスライド復帰し、次回の錦紙卵シート折り込みに備えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る茶巾寿司製造機の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明製造機の主要部の平面図を示し、図2は、同上製造機の全体の正面図を示し、図3は、同上製造機の図2における右側面図を示し、図4は同上製造機における折り込みユニットの平面図を示し、図5は、同上折り込みユニットの分解斜視図を示し、図6は、図1におけるA−A線矢視断面図を示し、図7は、茶巾寿司の製造状態の断面図を示し、図8は、製造した茶巾寿司を、掴持、移送機構によって掴持した状態の断面図を示し、図9は、茶巾寿司を掴持、移送機構によって搬送コンベア上へ移送する状態の平面図を示し、図10は、同上製造機によって製造した茶巾寿司の斜視図を示す。
【0015】
本発明の茶巾寿司製造機は、図2及び図3に示したように、成形テーブルAと、折り込みテーブルBと、複数の折り込みユニットC・・・と、押し下げ用のプレス部Dと、押し上げ用のプレス部Eと、茶巾寿司掴持、移送機構Fと、寿司飯供給機構Gと、錦紙卵シート供給機構Hを構成主要部材としている。
【0016】
上記成形テーブルAは、次のように構成される。
図1及び図2に示したように、円盤形状にして、フレーム1上部に、該フレーム1に回転軸2により軸支して配置され、図示しないモータ等による駆動源に連動連結された減速機を介在して所定の回転角度(図示例では45°)ずつ図1に示した矢印イ方向へ間欠回転されるよう設けられている。
また、成形テーブルAには、仮想円周線a上に複数(図示例では4個)の成形型3、3・・・が、周方向へ一定の間隔をおいて凹設させてあると共に、上面には、上記各成形型3、3・・・を中心として、錦紙卵シート4を所定向きに位置決め載置する複数(図示例では4個)の載置部5・・・が周方向へ一定の間隔をおいて凹設させてある。
【0017】
上記各成形型3、3・・・は、図6及び図7に示したように、平面円形に、かつ縦断面略U字形状に凹設させてあり、該成形型3、3・・・の底部中心に、後述する押し上げ用プレス部Eのプレスロッド37を挿通するための小孔3aを上下方向へ貫通して形成させてある。
【0018】
上記折り込みテーブルBは、次のように構成される。
図1ないし図3に示したように、円盤形状にして、上記した成形テーブルAの上部に、フレーム1に回転軸6により軸支して配置され、図示しないモータ等による駆動源と連動連結された減速機を介在して所定の回転角度(図示例では45°)ずつ、図1に示した矢印ロ方向へ間欠回転される。
【0019】
また、上記折り込みテーブルBの周辺には、図1に示したように、上記折り込みユニットCを嵌合・固定するための複数(図示例では4個)の嵌合部7、7・・・が、周方向へ一定の間隔をおいて切欠形成させてある。上記各嵌合部7、7・・・は、図1及び図6に示したように、平面略コ字形状にして、かつ外側から下部を開口部8に形成させてあると共に、内側下部には、折り込みユニットCの固定用底壁9を所定幅に形成させてある。
【0020】
上記複数(図示例では4個)の折り込みユニットC・・・は、次のように構成される。
図1及び図4並びに図5に示したように、ベース板10と、スライダー11と、回転リング12と、複数(図示例では4個)の下部折り込みコマ13、13・・・と、複数(図示例では4個)の上部折り込みコマ14、14・・・と、コマ蓋15とで構成される。
【0021】
上記ベース板10は、図4及び図5に示したように中心に円孔16が上下方向へ貫通して形成され、該円孔16の内側には、図6に示した錦紙卵シート4、寿司玉17を案内する。平面円弧状の4個の案内板18、18・・・が周方向へ一定の間隔をおいて下方へ垂設させてある。
【0022】
また、上記ベース板10の上面には、上記円孔16の外側に、該円孔16と同心状の回転リング12嵌合用の環状溝19が凹設され、該環状溝19の一側には、スライダー11を一定方向へスライド自在に嵌合する長溝20が凹設され、該長溝20の一端側底部には、スライダー11の下端から下方へ垂設した回し軸11aを、上記長溝20の長さ方向へスライド自在に挿通する長孔21が、上下方向へ貫通して形成させてある。
【0023】
さらに、上記ベース板10上面には、上記環状溝19の内側と外側に、各複数(図示例では合計16個)の突部22・・・、23・・・を周方向へ一定の間隔をおいて突設することで、各突部22、22及び23、23間に複数(図示例では合計8個)の凹溝24・・・、25・・・が各半径方へ連通するよう形成させてある。
【0024】
上記回転リング12は、図5に示したように、板状にして、上面には、複数(図示例では4個)の短いピン26、26・・・と、複数(図示例では4個)の長いピン27、27が、周方向へ一定の間隔をおいて、かつ1個おきに交互に立設させてあり、下面一側には、既述スライダー11の他端に、上下方向へ貫通して形成したピン孔11bに嵌合するピン28を下向きに突設させてある。
【0025】
上記複数(図示例では4個)の下部折り込みコマ13、13・・・は、図5に明示したように、一定の板厚にして、外側は、既述凹溝24、25の巾と同等ないし、これより僅かに狭い巾に形成させてあると共に、内側の中央部には狭巾の折り込み片13aが水平に突設して形成させてある。
【0026】
上記複数(図示例では4個)の上部折り込みコマ14、14・・・は、図5に明示したように、外側は上記した下部折り込みコマ13、13・・・と同一巾に形成させてあり、内側中央部には、円弧形状で、狭巾の折り込み片14aが上向きに突設させてある。また、上部折り込みコマ14、14・・・は、長さ方向において、略中間から内側を薄肉部14bに、外側を薄肉部14bと裏面に段差を有して厚肉部14cに各設けて形成させてある。
【0027】
さらに、上記した各下部折り込みコマ13、13・・・の裏面には、図4及び図5に示したように、巾方向において、外側の一端から内側の他端へ傾斜下降する傾斜溝13bを下向に形成させてある。
また、上記した各上部折り込みコマ14、14・・・の厚肉部14cの裏面にも、巾方向において、外側一端から内側他端へ傾斜下降する傾斜溝14dを下向きに形成させてあるが、この傾斜溝14dは、外側一端側を、平面略逆への字状に屈曲して、傾斜角度が傾斜溝14dの内側部分よりも小さい屈曲溝14eに形成させてある。
【0028】
上記コマ蓋15は、図5に示したように、既述ベース板10と略同一形状にして、中央に円孔15aが上方向へ貫通して形成させてあり、裏面には、円孔15aから外側へ、既述上部折り込みコマ14、14・・・の上部を嵌合する複数(図示例では4個)の凹溝15b、15b・・・を、周方向へ一定の間隔をおいて放射状に、かつ下向きに凹設させてある。
【0029】
而して、折り込みユニットCは、次のように組み立てて構成される。
図1及び図4ないし図6に示したように、先ずベース板10の長溝20にスライダー11を嵌合し、その回し軸11aを長孔に挿通し、下方へ突出させる。
次いで、環状溝19に回転リング12を嵌合し、下方へ垂設したピン28を、スライダー11のピン孔11bに挿入する。
次いで、各凹溝24、25、24、25・・・に、下部折り込みコマ13・・・と上部折り込みコマ14・・・を、周方向において1個ずつ交互に嵌合し、下部折り込みコマ13・・・裏面の傾斜溝13bに回転リング12の短いピン26を係合し、上部折り込みコマ14・・・裏面の傾斜溝14dは長いピン27を係合する。
最後にベース板10上面をコマ蓋15にて被い、各上部折り込みコマ14、14・・・の上部を各凹溝15b、15bに嵌合する。この際、コマ蓋15に穿設した孔15c、15cに、ベース板10上面に固定立設した固定軸29、29を嵌入してコマ蓋15を固定して、組み立てを完了する。
尚、上記回し軸11aは、図3に示したように、図示しない駆動源に連動連結したクランク機構66によって往復移動される。
【0030】
従って、回し軸11aによりスライダー11を図4に示した矢印ハ方向へスライドすると、回転リング12は、図示した矢印ニ方向へ回転される。これにより、各下部、上部両折り込みコマ13、13・・・、14、14・・・は、図4に実線で示した外側位置から、二点鎖線で示したように内側、つまり中心方向へ移動され、図7に示した如く、成形された寿司玉17aを包んだ錦紙卵シート4の余端4aを内側へ折り込むが、下部折り込みコマ13、13・・・と上部折り込みコマ14、14の傾斜溝13b、14dの形状が異なることによって、下部折り込みコマ13、13・・・の移動ストロークは大きくなり、一方、上部折り込みコマ14、14の移動ストロークは小さくなる。このことによって、下部、上部両折り込みコマ13、13・・・、14、14・・・の各折り込み片13a、14aにより、錦紙卵シート4の余端4aは、周方向において、交互に深く、浅く順番に折り込まれることになる。
【0031】
さらに、上記した各折り込みユニットC、C・・・は、図6及び図7に示したように、折り込みテーブルBの嵌合部7に嵌合し、底壁9に下方から螺着した固定ねじ30の先端中心に突設した軸部30aを、既述ベース板10に上下方向へ貫通して形成した軸孔31に嵌合して折り込みテーブルBに脱着自在に固定される。
【0032】
上記押し下げ用プレス部Dは、次のように構成される。
図3に示したように、フレーム1に挿通した昇降軸32の上端に基端をねじ33にて固定した水平な支持バー34の先端にプレスヘッド35を下向きに垂設し、駆動源に連動連結された駆動機構により、上記昇降動作されることで、プレスヘッド35が昇降動作されるよう構成されている。また、上記プレスヘッド35は、成形テーブルAの1個の成形型3と、折り込みテーブルBの1個の折り込みユニットCの中心の上方に配設されている。
【0033】
また、上記プレスヘッド35は、図6及び図7に示したように下端を略半球状の凹曲部35aに設けて、既述成形型3内に収容した寿司飯17の上部を略半球状に成形できたように、かつ寿司飯17上部に錦紙卵シート4を押圧巻装できるよう形成させてある。
【0034】
上記押し上げ用プレス部Eは、次のように構成される。
図2及び図6並びに図7に示したように、フレーム1に固定した筒状の軸受36にプレスロッド37を挿通し、該プレスロッド37を、図示しない駆動源によって昇降動する駆動機構37aによって昇降動自在に構成されている。また、上記プレスロッド37は、図6及び図7に示したように、成形テーブルAの1個の成形型3と、折り込みテーブルBの1個の折り込みユニットCの中心とが一致した位置で、成形型3の下部に配設される。
【0035】
上記茶巾寿司掴持、移送機構Fは、次のように構成される。
図2及び図3並びに図9に示したように、フレーム1上に固定して立設した筒状の軸受38に回転兼昇降軸39を挿通し、該回転兼昇降軸39の上端にギヤボックス40と、モータ等の駆動源41を固定し、上記ギヤボックス40の一側に、反転軸45により反転用ギヤボックス42を軸支し、該反転用ギヤボックス42の先端に2個一対の茶巾寿司17b掴持アーム43、43の基端を、対称に開成及び対向閉成自在に枢軸44、44により枢着させてある。
【0036】
従って、上記した掴持、移送機構Fによれば、茶巾寿司17bが図7に示したように製造され、プレスロッド37により、折り込みユニットCから上方へ押し上げられた状態で、該茶巾寿司17aを一対の掴持アーム43、43により図8に示したように掴持した後、回転兼昇降軸39の上昇により全体が上昇して茶巾寿司17bを図8に二点鎖線で示したように持ち上げ、次いで、全体が180°反転して茶巾寿司17bを上向きとした後、図9に破線で示したように、搬送コンベア45上部まで旋回し、次いで全体が下降して停止し、一対の掴持アーム43、43が対象に開成して茶巾寿司17bを搬送コンベア45上に供給する。
【0037】
上記寿司飯供給機構Gは、次のように構成される。
図2及び図3に示したように、ホッパー46の下部に上部から下部へ間隔が除々に狭くなるよう左右に複数の図示しないローラを対向軸支するか、また2個一対の図示しないベルトを対向張設し、上記ローラ、またはベルトによって下方へ移送される寿司飯をカッターにより所定量に切断し、これを、図示しない押し出し機構により既述成形テーブルAの成形型3に供給するよう構成されている。
【0038】
上記錦紙卵シート供給機構Hは、次のように構成される。
図2に示したように、ベース46上には、一定巾を有する長尺の錦紙卵シート48を前後方向(図1において左右方向)へ交互に折り畳んで収納したバケット47を載置させてあり、該バケット47の中央部上方には、案内ローラ49を、該案内ローラ49の上部前方には、バケット47から上方へ供給される錦紙卵シート48を案内ローラ49を介して前方へ移送する駆動ローラ50を各軸支してあり、該駆動ローラ50は駆動源51により回転される。
【0039】
既述フレーム1上の後部には、駆動ローラ52、調整ローラ53、送りローラ54が後部から前方へ順次軸支させてあり、該送りローラ54の前方には水平な搬送コンベア55を配設させてあり、上記駆動ローラ50により移送されて来た錦紙卵シート48は、上記駆動ローラ52、調整ローラ53、送りローラ54に巻き掛けされて上記搬送コンベア55へ移送される。
【0040】
上記搬送コンベア55の上部には、錦紙卵シート48を所定の長さに切断するカッター56が、上下動自在に配設させてあると共に、上記搬送コンベア55上部と、既述成形テーブルAの上部との間を往復移動し、かつ昇降動する吸着ヘッド59を、ガイド棒57に沿って前後方向へ往復移動する移動体58の下端に配置させてある。
従って、所定大きさに切断された錦紙卵シート48aは、上記吸着ヘット59により吸着されて成形テーブルAの載置部5上部で移送された後、吸着が解かれて上記載置部5上、つまり寿司飯17上に供給される。
【0041】
尚、図示例は、上記したベース46が、架台60上面のレール61、61に係合されて送りコンベア62により前後方向(図2において左右方向)へ往復移動自在に設けてあり、バケット47内から上方へ供給されることで錦紙卵シート48が前後に移動すると、これを前後に配置したセンサー63、64が検知し、この検知信号を上記送りコンベア62の可逆モータ等による駆動源65が受信して正転、または逆転し、バケット47が前方、また後方へ移動され、錦紙卵シート48が常にバケット47の中央部から上方へ供給されるよう構成されている。
【0042】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、寿司飯及び錦紙卵シートの供給から該錦紙卵シートの折り込み並び茶巾寿司の搬出までの一連の作業を自動化できるので、効率良く、低コストに、しかも衛生的に製造することができると共に、大きさ及び形状が一定でばらつきがなく、また、下部折り込みコマと上部折り込みコマによって、錦紙卵シート余端は、周方向へ深く、浅く交互に折り込まれるので、外観上美しい茶巾寿司を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る茶巾寿司製造の一実施形態を示す主要部の平面図である。
【図2】同上茶巾寿司製造機の全体を示す正面図である。
【図3】図2における右側面図である。
【図4】同上製造機における折り込みユニットを示す平面図である。
【図5】同上折り込みユニットの分解斜視図である。
【図6】図1におけるA−A線矢視断面図である。
【図7】茶巾寿司の製造状態を示す断面図である。
【図8】茶巾寿司を、掴持、移送機構の2個一対の掴持アームにより掴持した状態を示す断面図である。
【図9】茶巾寿司を掴持、移送機構によって掴持し、搬送コンベア上へ移送する状態を示す半面図である。
【図10】本発明製造機によって製造した茶巾寿司を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 成形テーブル
B 折り込みテーブル
C 折り込みユニット
D 押し下げ用プレス部
E 押し上げ用プレス部
1 フレーム
3 成形型
4 錦紙卵シート
10 ベース板
11 スライダー
12 回転リング
13 下部折り込みコマ
14 上部折り込みコマ
13b、14d 傾斜溝
15 コマ蓋
26、27 ピン

Claims (1)

  1. 仮想円周線上の周方向へ、所定の間隔をおいて寿司飯の複数の成形型を設けてフレーム上に軸支した間欠回転する成形テーブルと、前記成形テーブル上部に、該成形テーブルの成形型の1個ずつに対応するよう仮想円周線上の周方向へ、所定の間隔をおいて錦紙卵シートの複数の折り込みユニットを配置してフレーム上に軸支した間欠回転する折り込みテーブルと、前記成形型に対する寿司飯供給機構と、前記成形型、寿司飯上に対する錦紙卵シート供給機構と、前記成形テーブルの成形型に寿司飯、錦紙卵シートを押し込み成形するプレス部と、成形寿司飯を錦紙卵シートと共に前記折り込みユニットの略中央に貫通形成した円孔を通して上方へ押上げるプレス部とを具備し、前記各折り込みユニットは、ベース板上の円孔の外側に回転リングを、スライダーにより正転・逆転自在に配置し、底面に異形状の傾斜溝を設けた錦紙卵シートの複数の下部折り込みコマと、上部折り込みコマを、前記回転リング上に、周方向へ所定の間隔をおいて立設した複数のピンに前記傾斜溝をスライド自在に係合して周方向へ1個おきに、かつ前記回転リングの正転・逆転により半径方向へ往復スライド自在に配置し、上部をコマ蓋にて被ってなることを特徴とする茶巾寿司製造機。
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