JPH0349637A - 食品成形型装置及び食品成形機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はギョーザのごとく具を外皮で囲むことで形成さ
れる食品の成形金型装置及び或形機に関する６のである
。

（従来技術） 第６図は従来型式のギョーザ成形工程を示したもので、
ターンテーブル（イ）上にて成形されて、成形されたギ
ョーザ（０）はベルトコンベヤ（ハ）によって搬出され
る。同図に示すように、上記ターンテーブル（イ）の位
置（ａ）にて外皮（二）を供給し、位置（ｂ）にて外皮
（二》上に具（ネ）を載せ、位置（ｃ）で成形する．そ
してターンテーブル（イ）に隣接して配置されたベルト
コンベヤ（ハ）に移されて、或形された上記ギョーザ（
１１）は次工程へ運搬される．上記ターンテーブル（イ
）上には同時に２枚の外皮（二）《二）が供給され、又
２個づつ或形されて搬出され得るように構成されている
が、このようなターンテーブル（イ）上に外皮の供給、
具の充填、或形、さらに搬出の各工程を設ける場合、そ
れぞれの工程に所定の型が必要となり、或形される食品
の種類が変われば、又食品の大きさや形状が変われば、
その都度型を取り替えしなければならず、段取り替えに
長時間を要す。又このように多くの型を配置するため清
掃が容易でなく、隅々に付着する食品の粕等の除去が困
難となり、その分、実質的作業能率の低下を招く。さら
に第６図では２個取り用のターンテーブル（イ）を示し
ているが、これを３個取りや４個取りにする場合、該タ
ーンテーブル（イ）の外径を非常に太きくしなければな
らず、現実的には２個取り用の成形装置が限度である。

（本発明の目的） このように、従来の食品成形装置はターンテーブルを用
いて構成されているため上記のような問題が存在する。

本発明はこれら問題点の解決を目的として開発された技
術であり、いたって簡．単な機構により構成され、一度
に多数個の或形も容易で、しかも成形型は１組しか必要
としない装置を提供する． （本発明の構成） 本発明の食品成形金型装置及び成形機はワイヤーベルト
コンベヤを有し、該コンベヤ上にて成形がなされ、或形
された食品はそのまま次工程へ搬出されるように構成さ
れている。したがってコンベヤの入口付近には外皮の供
給装置か、該供給装置の隣には具を充填する装置、並び
に充填された具を成形するための型装置が配置されてい
る。

ここで、外皮の供給手段は本発明の要旨とするところで
はないため、いかなる装置であってもよく、仮に手動に
よりコンベヤ上の定位置に載せる場合であってもよい，
又具の充填装置の形態も任意であり、コンベヤに載って
運ばれて来た外皮の上に一定量の具が供給される。外皮
上に載せられた具は成形型で包まれて所定形状に或形さ
れる訳であるが、本発明はこの型構造に特徴を有す。成
形型はベルトの下方に配置され、コンベヤベルト上に載
せられている外皮を包み込むように下方から上方に押し
上げられて所定形成するもので、コンベヤのベルトは一
定間堝で配列した複数本の細いワイヤーベルトから或り
、成形型には該ワイヤーベルトの間隔と同一間隔を有す
スリット溝が形成されている。したがって、成形型はベ
ルトを通過して下方から上方へ押し上げられ得る。成形
型によって外皮は包み込まれて成形される訳で、該外皮
を包み込むために少なくと６型は２個の型片から構成さ
れ、昇降動とともに揺動が与えられる作用を行なうよう
にリンク機構で構成され、該揺動によって成形型は開閉
する．しかし本発明は成形型の昇降並びに開閉手段に関
し、特に限定はしない。又、上記成形型か配置される位
置は充填装置と同一位置であってちよく、該充填装置の
隣に配置し、外皮に供給した具を一定距離分送ったとこ
ろで成形することも出来る。

以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。

（実施例） 第１図ａ，ｂ，ｃは本発明に係る型構造を示したもので
、成形型１は２個の型片２ａ、２ｂを有し、支持具３に
て支えられている。支持具３の上端部には軸４、５を設
けていて、軸４には型片２ａが軸５には型片２ｂがそれ
ぞれ軸支され、両型片２ａ、２ｂはこれら軸４、５を中
心として揺動可能な状態にある。成形型１はギョーザを
対象とした型であって、型片２ａの内面６はギョーザの
片側面を或形するために、該片側面になじむよう凹状化
し、所々にしわを形成しており、一方の型片２ｂの内面
７はほぼ平坦な面を呈している。

そして、これら両型片２ａ、２ｂには一定間隔毎にスリ
ット満８、８・・・が形威され、スリット清８の深さは
第１図ｂにおける斜線を施していない部分である。スリ
ット満８の幅（Ｔ）は後述するコンベヤのベルト幅に相
当する大きさとなっていて、該スリット満８内をベルト
が通過することが出来る。成形型１は型片２ａ、２ｂを
有し、ギョーザをこれら両型片２ａ、２ｂによって包み
込むように成形する訳で、型片２ａは軸４を中心として
、型片２ｂは軸５を中心としてそれぞれか揺動し、両型
片２ａ、２ｂは互いに接合し、型片２ａの凹部空間９は
型片２ｂによって閉じられる。

ところで、両型片２ａ、２ｂに揺動を与えるために、型
片２ａにはガイド片１０ａが、型片２ｂにはガイド片１
０ｂがそれぞれ設けられており、ガイド片１０ａ　，　
１０ｂは成形型１に隣接して配置されている昇降具１ｌ
のガイド溝１２ａ，　１２ｂに遊嵌されている。

第２図ａ，ｂ．ｃは上記成形型１によってギョーザｌ３
を成形する工程を示しており、ワイヤーベルトコンベヤ
１４に載って外皮１５が運ばれてくる。ワイヤーベルト
コンベヤ１４は第３図に表わされているごとく、被数本
のワイヤーベルトｌ６、１６・・・から成り、これらワ
イヤーベルト１６のピッチ（間隔）は前記成形型１のス
リット溝８、８・・・間隔と同一であって、ワイヤーベ
ルト１６の幅（１）はスリット溝Ｉｔ＠　（Ｔ）より僅
かに小さくなっている。そして外皮１５は複数本のワイ
ヤーベルト１６、１６・・・で構成されたコンベヤ１４
上に載って運ばれ、所定の位置にて停止し、外皮１５上
には具１７を供給するとともに、具１７は外皮１５によ
って包まれ、一定形状に成形される。

第２図ａは成形型ｌが配置されている上方に外皮１５が
位置したところで、コンベヤ１４は停止し、停止すると
同時に具１７か外皮１５上に供給される。具１７の供給
は充填装置によって行なわれるが、本発明では充填装置
の型式は任意で、例えば実願平１−５２３８２号に係る
「食品充填用ホッパー」を採用してもよい。第２図ｂは
外皮１５上に一定量の具１７が載せられ、その状態で成
形型１が上昇した場合を示し、該成形型ｌの上昇は成形
型ｌを支えている支持具３によってなされ、又成形型１
と同時に昇降具１１も同じ距離分上昇する。したがって
、両型片２ａ、２ｂは閉じることなく、開口したままの
状態で上昇する。同図から明らかなように、上昇するこ
とにより型片２ａ、２ｂの一部（約ｌ／２）がワイヤー
ベルトコンベヤ１４上に突出し、その結果外皮１５を僅
がに折り曲げる。さらに、支持具３を上昇させることな
く、すなわち成形型１の高さを変えることなく、昇降具
１１のみ上昇させるならば第２図Ｃのように、両型片２
ａ、２ｂは軸４及び軸５を中心として拙動・旋回して閉
じ、具１７を外皮１５によって包み込み、型片２ａの凹
部空間９と型片２ｂの内面７とで一定形状に成形する。

成形後、上記昇降具１１は降下して両型片２ａ、２ｂは
開口し、さらに成形型１及び昇降具１１か同時に降下し
て第２図ａの状態に戻される。そしてワイヤーベルトコ
ンベヤ１４は走行を開始し、或形されたギョーザ１３は
搬送され、新たな外皮１５が再び運ばれて来る． ところで、外皮１５を搬送するワイヤーベルトコンベヤ
ｌ４は上述のごとく間歇的に駆動することが好ましい訳
であるが、連続走行状態において、運ばれて来る外皮１
５とのタイミンクを合わせて成形型１及び昇降具１１を
作動させることも可能である．又両型片２ａ、２ｂの揺
動をなさしめるため、上記実施例では型片２に取着した
ガイド片ｌＯを昇降具１１のガイド溝１２に遊嵌し、該
昇降具１１の昇降動によってガイド片１０をガイド溝１
２に沿って移動させることで、成形型の開閉操作を行な
っているが、本発明はこの手段にのみ限定はしない　上
記実施例である昇降具１１及びガイト片１０は成形型１
の開閉手段の単なる１例と解すべきである。

第４図、第５図は本発明の食品成形型装置を備えた食品
成形機の１例を示した概略図である。同図において、Ａ
は外皮１５の供給装置、Ｂは本発明の食品成形型装置、
Ｃは具の充填装置であり、ワイヤーベルトコンベヤ１４
は駆動ブーり１８及び従動プーリ１９さらに２個の副プ
ーリ２０、２０に巻き掛けられている。又成形型１及び
支持具３、さらに昇降具１１の昇降動にはカムーリンク
機横が用いられている．勿論、エヤシリンダーを採用す
ることも出来、その他適当な機構を用いて構成すること
は自由である。

以上述べた実施例は食品としてギ５−ザな例にとって説
明したが、シューマイやその他外皮を必要とする食品の
成形に適用出来、本発明の装置を用いることで次のよう
な効果を得ることか出来る。

（効　果） （１）本発明の食品成形型装置は外皮上に載せられた具
を１組の成形型によって包み込み、所定形状に或形する
ことが出来るため、該装置を用いることで食品成形機は
非常にコンパクト化されるとともに、幅広のコンベヤを
用い、又該装置を並設することで同時に多数個の成形を
可能とする． 《２》又或形食品の大きさや形状が変わった場合であっ
ても、１組の戊形型を取り変えるだけで対処することが
出来るため、段取りに時間がかからず、生産性が大幅に
向上する。

（３）さらに、本発明ではコンベヤ上にて成形しそのま
ま同じコンベヤによって搬出し、次工程へ送られるため
、従来のごとき搬出用のコンベヤを特別に必要としない
。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ　”−　ｃは本発明の食品成形型装置を示す実
施例でａは平面図、ｂは断面図、Ｃは側面図を、第２図
ａ　−　ｃは食品成形型装置を用いての成形工程を、第
３図はワイヤーベルトコンベヤ上に載せられている外皮
を、第４図、第５図は本発明の装置を備えた食品成形機
の具体例で第４図は正面図、第５図は側面図を、さらに
第６図は従来型式の成形工程をそれぞれ示している。 １・・・成形型、　　　　　２・・・型　片、３・・・
支持具、　　　　　４、５・・・軸、６、７・・・内　
面、　　　８・・・スリット溝、９・・・凹部空間、　
　　　ｌＯ・・・ガイド片、１１・・・昇降具、　　　
　　　ｌ２・・・ガイド溝、ｌ３・・・ギョーザ、 ｌ４・・・ワイヤーベルトコンベヤ、 １５・・・外　皮、　　　　　　１６・・・ワイヤーベ
ルト、ｌ７・・・具、　　　　　　　１８・・・駆動プ
ーリ、１９・・・従動ブーリ、　　　２０・・・副ブー
リ、Ａ・・・外皮供給装置、　　Ｂ・・・食品成形型装
置、Ｃ・・・充填装置．

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）対を成す型片を揺動自在に軸支して開閉可能とし
   、少なくとも一方の型片の内側には所定形状をした凹部
   空間を形成し、又型片には一定間隔をおいて複数のスリ
   ット溝を該型片の揺動軸に対して垂直方向に設け、上記
   両型片で構成される成形型に昇降手段と両型片を揺動開
   閉させるための開閉手段を具備したこことを特徴とする
   食品成形型装置。
2. （２）一定幅を有すワイヤーベルトを所定の間隔をおい
   て複数本プーリに巻き掛けして成るコンベヤに沿って、
   外皮供給装置、具の充填装置を配置し、さらに外皮上に
   載せられた具を包み込み成形するための食品成形型装置
   を備え、ここで該食品成形型装置として、対を成す型片
   を揺動自在に軸支して開閉可能とし、少なくとも一方の
   型片の内側には所定形状をした凹部空間を形成し、又型
   片には上記ワイヤーベルトの間隔と同一間隔をおいて該
   ワイヤーベルトが通過可能な幅をもった複数本のスリッ
   ト溝をワイヤーベルトの走行と同じ方向に設け、上記両
   型片で構成される成形型に昇降手段と両型片を揺動開閉
   させるための開閉手段を具備したことを特徴とする食品
   成形機。