JPH08126464A - メロンパン等の製造方法 - Google Patents

メロンパン等の製造方法

Info

Publication number
JPH08126464A
JPH08126464A JP28859494A JP28859494A JPH08126464A JP H08126464 A JPH08126464 A JP H08126464A JP 28859494 A JP28859494 A JP 28859494A JP 28859494 A JP28859494 A JP 28859494A JP H08126464 A JPH08126464 A JP H08126464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melon
dough
core
core material
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28859494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3557259B2 (ja
Inventor
Nobuhiro Suzuki
信博 鈴木
Masami Umetsu
昌巳 梅津
Nobuo Moriya
信夫 森谷
Shigeo Misawa
茂雄 三澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OSHIKIRI MACHINERY
Oshikiri Co Ltd
Original Assignee
OSHIKIRI MACHINERY
Oshikiri Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OSHIKIRI MACHINERY, Oshikiri Co Ltd filed Critical OSHIKIRI MACHINERY
Priority to JP28859494A priority Critical patent/JP3557259B2/ja
Publication of JPH08126464A publication Critical patent/JPH08126464A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3557259B2 publication Critical patent/JP3557259B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工程により生産されるメロンパンの製品
形状の正確さ、美麗さを維持しつつ製品コストの低廉化
を可能ならしめたメロンパン等の製造方法を提供するこ
と。 【構成】 ベルトコンベヤ5、6に整列配置され連続し
て移送される複数の芯生地Cを丸め成形したのち、この
芯生地C上に偏平メロン側生地Mを被せ、さらにベルト
コンベヤ5、6の移送過程で芯生地Cに被せた偏平メロ
ン側生地Mを芯生地Cの外周に包成する製造工程をとる
メロンパン等の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、芯生地の上に更に別
の偏平状生地を被った菓子パンであるメロンパン等の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食生活においても個性化、多様
化、高度化が進み、それに従って、食べ物、特に菓子パ
ン等の種類も大変豊富になっている。従って、これら菓
子パンの種類に応じた最適な製造方法が開発されてい
る。生産される菓子パンについては、特有の味、艶、歯
ごたえ等が要求されると同時に外観の美麗さも確保され
なければならない。また、生産性を向上させることも重
要である。
【0003】ところで、メロンパンのようなパンを製造
する場合には、先ず、丸形の芯生地を成形すること、こ
の芯生地の上部に偏平状のメロン生地(側生地)を被せ
て芯生地を順次くるみ込むこと、及びそれを包成するこ
とが必要である。そのうち、芯生地を形成する工程を実
施する装置としては、例えば実公昭63−37828号
公報が知られている。
【0004】すなわち、この装置は、下向きに開口した
椀状内面のカップを用い、平面上(綿ベルトなど)に一
列に載置した定量分割のパン生地の上から、それぞれ被
せた後、偏心軸の回りに公転させることによって丸め加
工を行うものである。また、芯生地をこの側生地で順次
くるむ工程を行う装置としては実公昭61−56号公報
が知られている。
【0005】この装置は、包成のために予め準備した芯
生地に側生地を被せたものを搬送コンベアで成形枠の下
面まで送り込み、成形枠の下面にきたところで成形枠を
下降させて側生地を被せた芯生地を成形用凹孔内に収容
する。そして、成形枠を回転軸に対し偏心した軌道を画
いて揺動し、芯生地上にかぶせた側生地を成形用凹孔の
周壁に衝突しながら周縁方向へ広げ、芯生地の底部を残
して順次くるむようになって包成を行うものである。
【0006】しかし、前もって準備した芯生地に側生地
を被せたものを成形枠の成形用凹内で揺動して包成する
点については、機械化されているが、芯生地に側生地を
被せる肝心の工程は人手に頼っていた。このようにメロ
ンパン等の製造工程における部分的な工程については機
械化されているものの、全製造行程を機械化するには未
だ至っていない。製造工程の正確さ、美麗さを確保し、
生産性を向上させるには、全体の工程の機械化がなされ
なければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点の解決を意図したものである。即ち、本発明の目的
は、製造工程により生産されるメロンパンの製品形状の
正確さ、美麗さを維持しつつ製品コストの低廉化を可能
ならしめたメロンパン等の製造方法を提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明者等は
このような課題に対して、メロンパン等の製造工程が進
行する過程において、移送される複数の芯生地が次工程
に移行する際に必要とされる条件に着目して鋭意研究を
重ねた結果、成形工程と包成工程との間に側生地を芯生
地に載置する載置工程を設けることにより全工程を機械
化することができる糸口があることを見出し、この知見
に基づいて本発明を完成させたものである。
【0009】すなわち、本発明は、コンベヤ体に整列配
置され間欠的に連続して移送される芯生地を丸め成形し
た後、丸め成形された芯生地上に偏平状に形成されたメ
ロン側生地を落下させて被せ、更にその後、偏平状メロ
ン側生地を被せた芯生地を包成仕上げするメロンパン等
の製造方法に存する。さらに、本発明は、コンベヤ体に
整列配置され間欠的に連続して移送される芯生地を丸め
成形する成形工程と、偏平状に形成されたメロン側生地
を前記芯生地の上部に載置する載置工程と、偏平状メロ
ン側生地を被せた芯生地を包成仕上げする包成仕上げ工
程とよりなるメロンパン等の製造方法に存する。
【0010】そして、前記成形工程は、間欠的に連続移
送される芯生地に同期させて、該芯生地に椀状のカップ
を被せ水平面で偏心運動を行うことにより丸め成形する
工程であるメロンパン等の製造方法に存する。そしてま
た、前記載置工程は、間欠的に連続移送される芯生地の
直上に対応する位置で支持部材上に偏平状メロン側生地
を位置決め支持し、その後該偏平状メロン側生地を、支
持部材の開放と同時に芯生地上に落下させて載置する工
程であるメロンパン等の製造方法に存する。
【0011】そしてまた、偏平状メロン側生地を支持部
材の開放と同時に芯生地上に落下させす際、押し下げ部
材を使って積極的に押し下げを行うメロンパン等の製造
方法に存する。そしてまた、前記包成工程は、偏平状メ
ロン側生地を載置した芯生地の移送に同期させて、水平
面で偏心運動を行う内形形状の異なる椀状のカップを順
次被せていき、偏平状メロン側生地を被せた芯生地を包
成仕上げするメロンパン等の製造方法に存する。
【0012】
【作用】上記のような方法を採用することにより、コン
ベヤ体に整列配置され連続して移送される芯生地が丸め
成形され、該芯生地上に偏平メロン側生地が被せられ、
コンベヤ体の移送過程で芯生地に被せた偏平メロン側生
地を芯生地の外周に包成仕上げされる。
【0013】
【実施例】以下、実施例を挙げ図面に基づいて本発明を
説明する。すなわち図1は、本発明のメロンパン等の製
造方法を実施するためのメロンパン等を製造する各手段
を示す大略全体斜視図、図2は、本発明のメロンパンの
製造方法を遂行するためのメロンパンの製造工程を示す
説明図であり、図3は、メロン側生地を偏平状に形成し
側生地を製造する工程を示す説明図である。
【0014】図1、図2および図3において、1は芯生
地Cを玉状に丸める成形工程、2は芯生地Cの上面に偏
平状に形成されたメロン側生地Mを芯生地Cの上部に載
置する載置工程、3は芯生地Cの上面に載置されたメロ
ン側生地Mにより芯生地をこの底面を残して全周面を包
成する包成工程、4はメロン側生地Mを偏平状に形成す
る偏平工程を示す。
【0015】先ず、図示しない前の工程より移送されて
きた芯生地Cは、基台Bに支持されたコンベヤ体である
ベルトコンベア5ないし6に載置されて、図1に示すF
1の方向に1ピッチづつ間欠的に移送される。このベル
トコンベア5ないし6に載置されて移送される芯生地C
は、1ピッチづつ間欠移送される過程で芯生地Cを玉形
に形成する成形工程1、偏平工程4により偏平状に形成
されたメロン生地を供給位置決めされた芯生地C上に載
置する載置工程2、芯生地C上に載置されたメロン生地
により芯生地Cの外周を包成する包成工程3を経てメロ
ンパンが製造される。
【0016】次に各工程を実施する手段につき詳細に説
明する。先ず、成形工程1を実施する成形手段1aにつ
き説明する。幅広のコンベア体であるベルトコンベア5
上に複数の列毎に等間隔に連続的に配置された芯生地C
(通常、丸形、角形等その形状は種々のものがある)に
対応させて、底部が開口した複数の椀形カップ7(以下
カップと称する)が複数のクロスバー8に昇降可能に支
持されている。これらカップ7はそれぞれ図示しないス
プリングにより下方に向けて弾力的に押圧付勢されてい
る。
【0017】そして、クロスバー8は、この両端をベル
トコンベア5、6の移送方向両側上部に沿って平行に配
置された一対のフレーム9a、9bに固定して全体とし
て枠体を10を構成している。このように構成された枠
体10は、ベルトコンベア5を支持している基台Bのコ
ンベヤ5のベルト移送方向両側上面に設けられた公知の
偏心運動機構11a、11bに支持されている。この偏
心運動機構11a、11bは、枠体10を下降させて芯
生地Cにカップ7を被せた状態で水平面内で偏心運動を
行うができる。このようにして、ベルトコンベア5上に
載置された複数の芯生地Cは、被せられた複数のカップ
7の偏心運動により美麗な丸形形状に形成されている。
【0018】なお、前記枠体10のベルトコンベア5の
走行方向先端側に配置されているクロスバー8aは、他
の後方に等ピッチで配置されているクロスバー8に比し
2ピッチ程度離間した先の位置に配置され、先のベルト
コンベア6の入口側端部上面に掛かるように設けられて
いる。従って、このクロスバー8a上のカップ7は、ベ
ルトコンベア5上の最初の一列の芯生地Cが先のベルト
コンベア6に乗り移った際に生ずる位置ずれを修正し、
センタリングを行う機能を有している。
【0019】次に、メロン側生地Mを芯生地Cの上部に
載置する載置工程2を実施する載置手段2aにつき説明
する。すなわち載置手段2aは、ベルトコンベア6上に
正確に整列配置された各芯生地Cの各列毎に1ピッチづ
つずれた芯生地Cの各中心を結ぶ斜めの線に対応し、ベ
ルトコンベア6の上面を斜めに横切るように配置されて
いる。従って、各列毎に対応する個々の載置手段が並設
される形となる。
【0020】このように配置された載置手段2aは、両
側にスライド開閉する一対の長板状の支持部材であるシ
ャッター13a、13bと、このシャッター13a、1
3bの閉成時における接合線上長手方向に一定間隔で配
置された環状枠体14と、この環状枠体14の中心線上
に垂直に配設されたメロン側生地押出し部材15とで構
成される。そして、支持部材であるシャッター13a、
13bは、このシャッター13a、13b上を長手方向
に跨設して基台Bの両側に支持された門形のフレームG
に両端を摺動可能に案内支持されている。
【0021】従って、個々の載置手段は、それぞれシャ
ッターの一部を共有する形となる。一方、図3に示すよ
うに、載置手段2aには偏平工程4を実施する偏平手段
4aが接続されている。ここで、偏平手段4aにつき以
下説明する。先ず、コンベア体であるベルトコンベア
5、6の移送方向F1に対し、直交する方向に複数の幅
狭なコンベヤ体であるベルトコンベア12a、12b、
12c、12dが並列に配置されている。
【0022】これらベルトコンベア12a、12b、1
2c、12d上には、混練されたメロン生地を収納する
ホッパー16が設けられており、このホッパー16底部
の吐出口にはカッターCTが吐出口に対し図示しない駆
動源により、水平に横切るようスライド可能に設けられ
ている。生地は、ホッパー16の吐出口より円筒状のメ
ロン生地として所定長さ押出され、その直後カッターC
Tを横にスライドさせることにより切断(スライス)さ
れる。
【0023】スライスされた略偏平な円形状のメロン側
生地Mは間欠走行するベルトコンベア12a、12b、
12c、12d上に一定間隔で落下載置される。一方、
ベルトコンベア12a、12b、12c、12dの走行
方向下流には押圧手段17が配設されている。この押圧
手段17は、ホッパー16よりベルトコンベア12a、
12b、12c、12d上に供給されたメロン側生地M
をさらに薄い偏平状に成形する。さらに詳しくは、押圧
手段17は、これと同期して間欠移送される各ベルトコ
ンベア12a、12b、12c、12d上に載置される
円形状のメロン側生地Mの停止位置に対応して配設され
る。
【0024】この押圧手段17は、主として無端ベルト
28、押圧部材29とよりなる。無端ベルト28は可撓
性のもので、各メロン側生地Mの上部に各ベルトコンベ
アの平面と平行に配置され図示しない基台により走行可
能に支持されている。押圧部材29は、無端ベルト28
の前記各ベルトコンベヤ12に接近する側のベルト28
aの内側に上下に移動可能に設けられている。この押圧
部材29の上下移動は、シリンダ等の駆動源32により
動かされるリンクレバー31を介して行われる。
【0025】ベルトコンベア12a、12b、12c、
12d上のメロン側生地Mに、無端ベルト28を介して
押圧部材29を押圧することによりメロン側生地Mは、
更に薄い偏平状に成形される。尚、押圧、即ち上下移動
に伴う無端ベルト28のダブつきは、無端ベルト間に介
在させたスプリング30により吸収されるようになって
いる。ベルトコンベア12a、12b、12c、12d
の移送方向F2排出側端部には、それぞれ開閉板18を
介してシュート19が接続され、これらシュート19の
先端は各環状枠体14にそれぞれ接続されている。ま
た、開閉板18は図示しない駆動源により点線と実線の
間で開閉可能に構成され、通常は先端が各ベルトコンベ
ア12a、12b、12c、12dの搬出端に接続され
て閉止状態となっている。
【0026】ベルトコンベア6上の芯生地Cが環状枠体
14の直下に位置決めされていない場合は、これを図示
しないセンサーで検出し開閉板18を点線で示す位置ま
で開放する。これにより、各ベルトコンベア12a、1
2b、12c、12dにより移送されるメロン側生地M
は、ベルトコンベア12a、12b、12c、12dの
下部に配設された図示しないメロン側生地回収用ベルト
コンベア上に落下し、例えばホッパー16内に回収され
る。
【0027】さらに、板状のシュート19には多数の図
示しない空気孔が穿設され、この空気孔より噴出する空
気圧により、シュート19上面とこのシュート19をス
ライドする偏平状のメロン側生地との摺動抵抗を減少さ
せることができる。なお、各ベルトコンベア12a、1
2b、12c、12dのホッパー16より上流側上部に
配置された粉振り装置33を使ってベルト上に粉を散布
し、メロン側生地がベルト上に付着するのを防止するこ
とができる。また、同様に前述した押圧手段17におけ
る無端ベルト28の走行方向(矢印方向)に対し押圧位
置の上流側に粉振り装置34を設けて、無端ベルト28
の表面に粉を散布し、押圧の際にメロン側生地が無端ベ
ルト28に付着するのを防止することができる。
【0028】このようにベルトコンベア12a、12
b、12c、12dにより移送された各メロン側生地M
は、開閉板18およびシュート19上を自重にて滑り落
ち、載置手段2aの各環状枠体14内に位置決めされる
と同時に閉成状態の支持部材、即ちシャッター13a、
13bの上面に支持される。すなわち、この位置は前述
したように、ベルトコンベア6上に正確に整列配置され
た各芯生地Cの各列毎に1ピッチづつずれた斜めの線上
にある各芯生地Cの直上に対応している。
【0029】そこで、支持部材、即ちシャッター13
a、13bを両側に開放させると、押下げ部材15が同
時に作動し、押下げ部材15による押出しヘッド15a
の下方への積極的な押下げ動作により、シャッター13
a、13b上のメロン側生地Mをベルトコンベア6上の
各芯生地Cの上部に確実に載置することができる。尚、
シャッター13a、13bの開放するタイミングは、こ
のシャッター13a、13bの下をベルトコンベヤ6に
載置されて間欠移送する芯生地Cの移送タイミングに合
わせて同期させている。この同期をとるために、公知の
センサ等を使った同期手段が使用されるが、一般的なも
のであるため詳細な説明は省略する。
【0030】このようにして、それぞれメロン側生地M
を被せた各芯生地Cは、ベルトコンベア6により間欠移
送されると次の工程すなわち包成工程3が待機してい
る。次に、芯生地Cの上面に被せたメロン側生地Mを芯
生地Cの外周に包成する包成工程を実施する包成手段3
aにつき説明する。幅広のコンベア体であるベルトコン
ベア6上に複数の列毎に等間隔に連続的に配置された芯
生地Cに対応させて、底部が開口した複数の椀形カップ
25(以下カップと称する)が複数のクロスバー24に
昇降可能に支持されている。これらカップ25はそれぞ
れ図示しないスプリングにより下方に向けて弾力的に付
勢されている。
【0031】そして、クロスバー24は、この両端をベ
ルトコンベア6の移送方向両側上部に沿って平行に配置
された一対のフレーム21a、21bに固定して全体と
して枠体を20を構成している。このように構成された
枠体20は、ベルトコンベア6を支持している基台Bの
ベルトコンベア6の移送方向両側上面に設けられた公知
の偏心運動機構23a、23bに支持されている。この
偏心運動機構23a、23bは、枠体20を下降させて
メロン側生地Mを載置した芯生地Cにカップ25を被せ
た状態で水平面内で偏心運動を行うができる。
【0032】この場合、クロスバー24に支持されるカ
ップ25内の内側形状は、ベルトコンベア6の進行に従
ってクロスバー24毎に形状の異なる椀状のカップ25
になっている。したがって、進行するベルトコンベア6
上の芯生地Cが、これに被せられた複数のカップ25の
偏心運動により、メロン側生地Mとともに順次丸みを帯
びて行く。最終時点では芯生地Cの底面を残してほぼ全
周面が、メロン側生地Mによって包成され、美麗な丸形
形状の包成品S(メロンパン)が得られる。
【0033】ここで、メロンパンが製造されていく一連
の過程を説明してきたが、芯生地Cを餡に代えることも
可能であり、メロン側生地Mを醗酵性のある生地で形成
して芯生地Cの全周を被覆すれば餡パンを製造すること
も可能である。さらに加えれば、図2に示す成形工程1
において、ベルトコンベア5の底部には、噴霧ノズル2
6aがベルト5aの表面に向けて配設されている。この
噴霧ノズル26aは、ベルト表面に噴霧状の水を噴射さ
せてベルト5a上に載置される各芯生地Cが、次のベル
トコンベア6のベルト6a上に移載される際にベルト5
a上から容易に剥離できるようにしている。
【0034】また、同様にベルトコンベア6の入口側の
ベルト6a上面には、次の載置工程2の直前に噴霧ノズ
ル26bがベルト6aの上面に向けて配設されている。
この噴霧ノズル26bよりベルトコンベア6上の各芯生
地Cに対し噴霧状の水を噴射させることにより、各芯生
地C上に載置される偏平状のメロン側生地を確実に付着
できるようにしている。
【0035】以上本発明を説明してきたが、本発明は実
施例にのみ限定されるものではなく、その本質から逸脱
しない範囲で、他の色々な変形例が可能であることはい
うまでもない。例えば、本実施例では、コンベヤ6上の
芯生地Cに偏平なメロン側生地Mを被せる載置手段2a
のシャッター13a、13bは、ベルトコンベヤ6の移
送方向に対し斜めに配置された構成となっているが、こ
のシャッターはベルトコンベヤ6の移送方向に対し直交
する方向に配置し、偏平手段4aをベルトコンベヤ6上
に平行に設けて2階建構造にすることも可能である。
【0036】また、芯生地Cを移送するベルトコンベヤ
は、2本のベルトコンベヤを直列に接続した構成となっ
ているが、1本のベルトコンベヤのみで構成できること
は勿論である。この場合は、先のベルトコンベヤ6に芯
生地Cを移載した際の生ずる位置ずれを修正するセンタ
リングのためのカップ8aは省略することができる。ま
た、明細書中、メロンパンなる用語を使っているが、こ
れは例示的なものであり、実質的に芯生地とそれを被う
外側の生地よりなるものを意味しているものである。
【0037】
【発明の効果】メロンパンの製品形状の正確さ、美麗さ
が向上し、品質が大幅に改善された。また、量産効果に
より、メロンパンの製品価格を低廉化することができ利
益率の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、メロンパン等の製造する各種段を示す
全体斜視図である。
【図2】図2は、本発明のメロンパンの製造方法を遂行
するためのメロンパンの製造工程を示す説明図である。
【図3】図3はメロン側生地を偏平状に形成し側生地を
製造する工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1…成形工程 1a…成形手段 2…載置工程 2a…載置手段 3…包成工程 3a…包成手段 4…偏平工程 4a…偏平手段 5、6…ベルトコンベア 7…椀形カップ 8、8a…クロスバー 9a、9b…フレーム 10…枠体 11a、11b…偏心運動機構 12、12a、12b、12c、12d…ベルトコンベ
ア 13a、13b…シャッター 14…環状枠体 15…押下げ部材 16…ホッパー 17…押圧手段 18…開閉板 19…シュート 20…枠体 21a、21b…フレーム 23a、23b…偏心運動機構 24…クロスバー 25…カップ 26a、26b…噴霧ノズル 28… 無端ベルト 28a…下ベルト 29…押圧部材 30…スプリング 31…リンクレバー 32…駆動源 B…基台 C…芯生地 CT…カッター F1、F1…移送方向 G…フレーム M…偏平メロン側生地 S…包成品

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベヤ体に整列配置され間欠的に連続
    して移送される芯生地を丸め成形した後、丸め成形され
    た芯生地上に偏平状に形成されたメロン側生地を落下さ
    せて被せ、更にその後、偏平状メロン側生地を被せた芯
    生地を包成仕上げすることを特徴とするメロンパン等の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 コンベヤ体に整列配置され間欠的に連続
    して移送される芯生地を丸め成形する成形工程と、偏平
    状に形成されたメロン側生地を前記芯生地の上部に載置
    する載置工程と、偏平状メロン側生地を被せた芯生地を
    包成仕上げする包成仕上げ工程とよりなるメロンパン等
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記成形工程は、間欠的に連続移送され
    る芯生地に同期させて、該芯生地に椀状のカップを被せ
    水平面で偏心運動を行うことにより丸め成形する工程で
    あることを特徴とする請求項2記載のメロンパン等の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記載置工程は、間欠的に連続移送され
    る芯生地の直上に対応する位置で支持部材上に偏平状メ
    ロン側生地を位置決め支持し、その後該偏平状メロン側
    生地を、支持部材の開放と同時に芯生地上に落下させて
    載置する工程であることを特徴とする請求項2記載のメ
    ロンパン等の製造方法。
  5. 【請求項5】 偏平状メロン側生地を支持部材の開放と
    同時に芯生地上に落下させる際、押し下げ部材を使って
    積極的に押し下げを行うことを特徴とする請求項4記載
    のメロンパン等の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記包成工程は、偏平状メロン側生地を
    載置した芯生地の移送に同期させて、水平面で偏心運動
    を行う内形形状の異なる椀状のカップを順次被せてい
    き、偏平状メロン側生地を被せた芯生地を包成仕上げす
    ることを特徴とする請求項2記載のメロンパン等の製造
    方法。
JP28859494A 1994-10-31 1994-10-31 メロンパン等の製造方法 Expired - Lifetime JP3557259B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28859494A JP3557259B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 メロンパン等の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28859494A JP3557259B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 メロンパン等の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08126464A true JPH08126464A (ja) 1996-05-21
JP3557259B2 JP3557259B2 (ja) 2004-08-25

Family

ID=17732276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28859494A Expired - Lifetime JP3557259B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 メロンパン等の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3557259B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007517495A (ja) * 2003-08-29 2007-07-05 ベッチャー・インダストリーズ・インコーポレイテッド ブレッディング装置
JP2017000051A (ja) * 2015-06-08 2017-01-05 レオン自動機株式会社 上掛け生地を有した食品の成形装置および方法
KR102627028B1 (ko) * 2023-05-09 2024-01-23 주식회사 더블스윗 마카롱의 크러스트 반죽 성형장치

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007185170A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Kobird Co Ltd パン生地成形装置及び成形方法
JP2009089620A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Rheon Autom Mach Co Ltd 菓子パン製造装置及び菓子パン製造ライン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007517495A (ja) * 2003-08-29 2007-07-05 ベッチャー・インダストリーズ・インコーポレイテッド ブレッディング装置
JP2017000051A (ja) * 2015-06-08 2017-01-05 レオン自動機株式会社 上掛け生地を有した食品の成形装置および方法
KR102627028B1 (ko) * 2023-05-09 2024-01-23 주식회사 더블스윗 마카롱의 크러스트 반죽 성형장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3557259B2 (ja) 2004-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8309148B2 (en) Method for producing sandwich cookie having dissimilarly-sized base cakes
US3689280A (en) Center-filled cookie making apparatus and method
US7316556B2 (en) Apparatus for cutting dough with nested pattern cutters
JP4113842B2 (ja) 成形スナック・チップの製造プロセス
WO2003070005A1 (fr) Procede de preparation de pain et dispositif permettant de preparer du pain
CN101796975A (zh) 用于制备夹心烤制产品的条状物切割装置以及方法
US6537599B2 (en) Method for making bakery goods and bakery goods prepared thereby
EP0358456A2 (en) Filled cracker making process and apparatus
JPH08126464A (ja) メロンパン等の製造方法
GB1344103A (en) Process and apparatus for the continuous manufacture of a multilayered food product
JP3557258B2 (ja) 生地の偏平方法およびその装置
JP3557260B2 (ja) 偏平生地の載置方法およびその装置
JP3811814B2 (ja) 食品生地片の搬送成形方法および装置
JPH07194305A (ja) シート状チョコレートおよびその製法
JP3557263B2 (ja) 生地玉の製造方法
JP2003265090A (ja) 食パン製造方法および装置
JP3513294B2 (ja) 生地玉成形方法及びその装置
JPH02295429A (ja) パスタ料理製造装置
JP3507064B1 (ja) パンの製造方法及び装置
JPS5837266Y2 (ja) 食品材料絞り出し機
JPS6337836Y2 (ja)
CA3195879A1 (en) Automated burrito maker
FI65890C (fi) Kontinuerligt foerfarande foer framstaellning av fyllda bageriprodukter
JPH10257855A (ja) きんつば菓子の連続製造方法ならびにそれに供する焼き装置
JP2001161292A (ja) 米飯成形装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040517

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120521

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140521

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150521

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term