JP2017000051A - 上掛け生地を有した食品の成形装置および方法 - Google Patents

上掛け生地を有した食品の成形装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017000051A
JP2017000051A JP2015116030A JP2015116030A JP2017000051A JP 2017000051 A JP2017000051 A JP 2017000051A JP 2015116030 A JP2015116030 A JP 2015116030A JP 2015116030 A JP2015116030 A JP 2015116030A JP 2017000051 A JP2017000051 A JP 2017000051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
dough
conveying
dough ball
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015116030A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6489948B2 (ja
Inventor
勝道 樋口
Katsumichi Higuchi
勝道 樋口
秀哉 佐藤
Hideya Sato
秀哉 佐藤
昇司 町田
Shoji Machida
昇司 町田
文明 小林
Fumiaki Kobayashi
文明 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rheon Automatic Machinery Co Ltd
Original Assignee
Rheon Automatic Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rheon Automatic Machinery Co Ltd filed Critical Rheon Automatic Machinery Co Ltd
Priority to JP2015116030A priority Critical patent/JP6489948B2/ja
Publication of JP2017000051A publication Critical patent/JP2017000051A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6489948B2 publication Critical patent/JP6489948B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)

Abstract

【課題】パン生地等からなる本体生地がビスケット生地あるいはケーキ生地等からなる上掛け生地によって均一にむらなく被覆された生地玉を成形する。
【解決手段】生地玉を搬送する搬送コンベヤ、前記搬送コンベヤの上方に設けられ、前記搬送コンベヤの搬送面に対して実質的に縦方向の保持搬送面を持ち、搬送方向と搬送速度を前記搬送コンベヤと同じくする、少なくともひとつの保持搬送手段、前記搬送コンベヤの上方に前記保持搬送手段に対向して設けられ、前記搬送コンベヤの搬送面に対して実質的に縦方向の押圧面を持つ、前記押圧面は前記保持搬送面と接近離反可能に設けられた、少なくともひとつの押圧手段、を備えたことを特徴とする成形装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばメロンパン等の、上掛け生地を有した食品の成形装置および方法に係る。より詳細には、パン生地等からなる本体生地がビスケット生地あるいはケーキ生地等からなる上掛け生地によって均一にむらなく被覆された生地玉を成形する装置および方法に関する。
上掛け生地を有した食品を成形する際には、あらかじめ本体生地の上面に上掛け生地を載置し、偏心運動するカップ状部材によって丸め成形を行い、前記上掛け生地を本体生地の表面全体に結着させた状態にすることが知られている。例えば、特許文献1には偏心運動を行う、形状の異なった複数の椀状カップを生地に順次被せて成形する技術が開示されている。また、特許文献2には偏心運動を行う四角形状のカップを生地に被せて成形する技術が開示されている。
特許第3557259号公報 特開2007−185170号公報
上述した成形方法においては、カップの内壁が接触する衝撃で上掛け生地が本体生地から剥離するという問題がある。また、カップ内での生地玉の転動を制御することは極めて難しいため、上掛け生地が本体生地の表面を均一にむらなく被覆できない場合がある。加えて、本体生地の側面下部付近に上掛け生地が密集し、焼成後に放射状の突起部を形成してしまうという問題がある。この突起部は焼成後の製品の美観を損ねると共に、包装後に袋内で折れたり砕けたりして欠品の原因となる。
本発明は上記課題を解決するためのものであり、上掛け生地で被覆した生地玉を形成する成形装置であって、前記生地玉を搬送する搬送コンベヤ、前記搬送コンベヤの上方に設けられ、前記搬送コンベヤの搬送面に対して実質的に縦方向の保持搬送面を持ち、搬送方向と搬送速度を前記搬送コンベヤと同じくする、少なくともひとつの保持搬送手段、前記搬送コンベヤの上方に前記保持搬送手段に対向して設けられ、前記搬送コンベヤの搬送面に対して実質的に縦方向の押圧面を持つ、前記押圧面は前記保持搬送面と接近離反可能に設けられた、少なくともひとつの押圧手段、を備えたことを特徴とする成形装置である。
また、上記成形装置であって、前記保持搬送面は前記搬送コンベヤの搬送面に近接した位置に連続的な突出部を持ち、前記押圧面は前記搬送コンベヤの搬送面に近接した位置に連続した突出部を持つことを特徴とする。
また、上記成形装置であって、前記突出部は前記搬送コンベヤの搬送面とのクリアランスを持ち、前記クリアランスは上流側から下流側へと漸次的に低減することを特徴とする。
また、上記成形装置であって、前記押圧手段は少なくとも一枚のプレートからなることを特徴とする。
本発明は、上掛け生地で被覆した生地玉を形成する成形方法であって、前記生地玉を搬送する工程、搬送されている前記生地玉の側面部を保持搬送手段によって保持し、前記生地玉の垂直方向の中心軸を実質的に傾けることなくさらに搬送する工程、前記保持搬送手段と前記保持搬送手段に接近離反可能に設けられた少なくともひとつの押圧手段によって、前記生地玉を挟圧することにより前記生地玉を丸め成形する工程、を含むことを特徴とする成形方法である。
請求項5に記載の成形方法であって、前記生地玉を丸め成形するとき、前記生地玉の垂直方向の中心軸を実質的に維持しながらその周方向へ回転させることを特徴とする。
本発明によれば、生地玉の表面を伸展させながら丸め成形を行うため、本体生地の表面は上掛け生地によって均一にむらなく被覆される。また、生地玉を保持しながら丸めるために、生地玉から上掛け生地が剥離する可能性を低減できる。加えて、生地玉の下方端部は全周にわたってその底面部に折り込まれるため、焼成後の製品の美観および食味が向上する。
明細書の一部に含まれ、それを構成する添付図面は、本発明の好ましい実施形態を概略的に示し、上述の一般的説明及び以下の好ましい実施形態の詳細な説明と共に、本発明の要旨を説明するのに役立つ。
本発明の第1の実施形態に係る成形装置の全体的構成を示す平面説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る成形装置の全体的構成を示す側面説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る成形装置の全体的構成を示す正面説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る成形装置による生地玉Pの成形工程の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る成形装置による生地玉Pの成形工程の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る成形装置による生地玉Pの成形工程の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る成形装置による生地玉Pの成形工程の説明図である。 本発明の第1の実施形態における生地玉Pと本発明の第2の実施形態における生地玉Qとの比較説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る成形装置の主要部の構成を示す斜視説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る成形装置による生地玉Pの成形工程の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る成形装置による生地玉Pの成形工程の説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る成形装置の全体的構成を示す平面説明図である。
以下に図面を用いて本発明に係る成形装置および方法の実施例について説明する。本明細書における生地玉Pは菓子パン用の生地玉であって、前記生地玉Pを構成する本体生地P1はパン生地であり、その上面に載置される上掛け生地P2はビスケット生地であるが、これに限定されるものではない。本体生地P1および上掛け生地P2は粘弾性をもつ食品生地であればよい。
本発明の第1の実施の形態に係る成形装置1について図1乃至図7により説明する。図4乃至図7において、それぞれ(A)図は搬送下流側から見た正面図であり、(B)図は平面図である。前記成形装置1は、搬送コンベヤ2、前記搬送コンベヤ2の上方に設けられた散粉機付きプレスローラ3、前記プレスローラ3の下流に設けられたフリーローラ4、前記フリーローラ4の下流に設けられ、前記搬送コンベヤ2に架設されるフレーム本体5、前記フレーム本体5に設けられた保持搬送手段としての縦ベルトコンベヤ6、前記縦ベルトコンベヤ6に対向するように前記フレーム本体5に設けられた押圧手段としての押圧ユニット7を備える。
前記搬送コンベヤ2は公知のコンベヤベルトであり、所定の速度V1で連続的に無端駆動を行うように設けられる。前記散粉機付きプレスローラ3は、鼓型ローラ31と散粉機32からなる。前記鼓型ローラ31は前記搬送コンベヤ2とのクリアランスを調整可能に設けられる。前記散粉機32はその吐出口が前記鼓型ローラ31の上方に位置するように設けられる。前記フリーローラ4は、複数のリング41と止め具42とフレームシャフト43からなる。前記リング41は前記止め具42によって互いに隣接した状態に保たれ、前記ベルトコンベヤ2に架設された前記フレームシャフト43に遊貫される。
前記縦ベルトコンベヤ6は、前記フレーム本体5に、前記搬送コンベヤ2の幅方向に位置調整可能に設けられる。前記縦ベルトコンベヤ6は、前記搬送コンベヤ2の搬送面に対して実質的に縦方向に設けられた縦コンベヤベルト6Aを備える。前記縦コンベヤベルト6Aは前記生地玉Pと接触する保持搬送面6Bと、前記保持搬送面6Bの前記搬送コンベヤに近接する端部(図2において下端部)に連続的に設けられた突出部6Cを備える。前記縦コンベヤベルト6AはモータMによって前記搬送コンベヤ2と同じ速度V1で連続的に無端駆動を行い、その回転方向は前記保持搬送面6Bにおいて前記搬送コンベヤ2の搬送方向と同じ(図1において左回り)になるように設けられる。
前記押圧ユニット7は、前記フレーム本体5に、前記縦ベルトコンベヤ6との相対的位置を調整可能に設けられる。前記押圧ユニット7はガイドブロック71と成形プレート72から構成される。前記成形プレート72は、前記搬送コンベヤ2の搬送面に対して実質的に縦方向に設けられる。前記成形プレート72は生地玉Pと接触する押圧面72Bを備える。前記押圧面72Bの前記搬送コンベヤ2に近接する端部には、前記縦ベルトコンベヤ6の前記突出部6Cに対応して連続的に突出する突出部72Cが設けられる。前記押圧面72Bの一部には帆布状の表面を有する非粘着性のベルト素材を添付しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、生地の粘着を防ぐための種々の変更が可能である。
前記押圧ユニット7は、偏心回転機構7Eによって偏心回転されるように設けられる。前記偏心回転機構7Eは、ギアモータ、チェーン、ドライブシャフトから構成され、偏心回転によって前記押圧ユニット7を前記縦ベルトコンベヤ6の保持搬送面6Bに対して接近離反させるように設けてある。前記偏心回転の方向は、前記縦ベルトコンベヤ6の回転方向と同方向(図1において左回り)であり、前記押圧面72Bが前記保持搬送面6Bと対向する側では、前記縦ベルトコンベヤ6の搬送方向と反対になるように設けられる。また、前記押圧ユニット7の回転速度を速度V2とし、前記速度V2は適宜設定可能であるが、本実施例においては前記速度V1と等しく設けられている。
次に、前記成形装置1を用いて生地玉Pを成形する工程について説明する。まず、本体生地P1が定量分割され、シート状の上掛け生地P2がその上面に載置され、生地玉Pとして前記成形装置1に供給される。上記の工程は公知の技術、例えば特許文献1、特許文献2、あるいは本出願人による特開2009−89620号公報に開示された技術等によってなされるものとし、詳細は省略する。
前記生地玉Pは前記搬送コンベヤ2によって搬送され、前記散粉機付きプレスローラ3の前記鼓型ローラ31によってその上面を押圧される。前記鼓型ローラ31の径はその両端より中心が次第に小さくなるように設けられているため、前記生地玉Pの頂部を潰すことなくその上面を押すことが出来る。したがって、前記生地玉Pの内部の発泡ガスを失わせることなく、その形状を整え本体生地P1と上掛け生地P2との結着を向上させることが可能である。
さらに、前記生地玉Pは前記フリーローラ4の下方を通過し、リング41によって同じく上面を押圧される。複数のリング41はフレームシャフト42に遊貫されているため、前記生地玉Pに接触した箇所から次第に押し上げられ前記生地玉P上を転動する。したがって、生地玉Pはその傾斜した側面から頂部まで、その上面を比較的に全体にわたって押圧され、本体生地P1と上掛け生地P2との結着を向上させることができる。
その後、前記生地玉Pは前記縦ベルトコンベヤ6と前記押圧ユニット7との間に搬送される。このとき、前記押圧ユニット7は前記生地玉Pに接触しない位置に待機している。前記生地玉Pはその側面を前記縦ベルトコンベヤ6の保持搬送面6Bに接触させながら、連続的に搬送される。このとき前記突出部6Cもまた生地玉Pの下方端部に接触している。前記搬送コンベヤ2と前記縦ベルトコンベヤ6はその搬送速度V1と搬送方向を同じくしているため、前記生地玉Pは前記保持搬送面6Bに対して同じ箇所を接したまま搬送される(図4参照)。
次に、前記押圧ユニット7は偏心回転し、前記成形プレート72を前記保持搬送面6Bへと接近させる。この接近離反動作の一部において、前記生地玉Pは前記保持搬送面6Bと前記押圧面72Bによって把持される。このとき、前記生地玉Pの下方端部の生地は前記突出部6Cと前記突出部72Cによって狭圧され、生地玉Pの底面部へと折り込まれる(図5参照)。前記生地玉Pの下方端部がその底面部へと折り込まれると、前記本体生地P1の表層が伸展される。前記上掛け生地P2は前記本体生地P1の表面に結着しているため、前記本体生地P1の表層と共に伸展する(図6参照)。
さらに、前記成形プレート72は前記縦ベルトコンベヤ6との間に前記生地玉Pを把持した状態で前記搬送保持面6Bの搬送方向と反対の方向へ移動する。前述のように、前記成形プレート72の回転速度V2は前記保持搬送面6Bの搬送速度V1と同じに設けてあるため、前記押圧面72Bが生地玉Pと接する速度は概ねV1と同じになる。したがって前記生地玉Pは、狭圧動作中は下流へと搬送されず、その垂直方向の中心軸を傾けることなく回転し(図5において右回転)、その下方端部は周方向に順次底面部へと折り込まれる。前記上掛け生地P2もまた、周方向に順次伸展し、前記生地本体P1を全面的に均一に被覆する。
狭圧動作後、前記成形プレート72は前記生地玉Pから離れ、解放された前記生地玉Pは再び搬送速度V1で下流方向に搬送され始める(図7参照)。その後、繰り返し上述のごとき挟圧を受けながら連続的に搬送される。狭圧の回数は、生地玉Pの物性や大きさによるが、生地玉Pを120〜150グラムとした場合、狭圧の回数は10〜15回としたときに全周にわたって下方端部を折り込むことができ、最も好ましい結果が得られることが試験結果により分かっている。
本発明の第1の実施の形態に係る食品成形装置の説明は概ね上記の通りであるが、これに限らず、特許請求の範囲の要旨および目的の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、前記成形プレート72の回転速度V2を前記搬送速度V1よりも大きくした場合、狭圧動作中に生地玉Pは上流方向へと移動される。このことによって狭圧回数の調整をすることが可能である。また、前記押圧ユニット7の前記縦ベルトコンベヤ6との相対的位置を調整することによって、狭圧動作の1回あたりの狭圧の強弱を調整することができる。また、前記成形プレート72を前記保持搬送面6Bに対し、上流側から下流側にかけて漸次的に近接するように設け、生地玉Pの形状をより整えることも可能である。また、公知のスタンパあるいはローラを前記縦ベルトコンベヤ6および押圧ユニット7の上流に設け、生地玉Pが狭圧成形される前に、その上面に網目等の模様をつけるように設けても良い。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る成形装置101について図8乃至図11により説明する。図10乃至図11において、それぞれ(A)図は搬送下流側から見た正面図であり、(B)図は平面図である。上掛け生地は、その硬さや厚みなどにより本体生地に載置された際に本体生地への密着性が相違する。例えば、比較的軟らかいあるいは/および薄い上掛け生地P2の場合には、本体生地P1の外周に沿うように変形し本体生地P1との間に大きな隙間は生じない(図8(A)参照)。しかし、比較的硬いあるいは/および厚い上掛け生地Q2が本体生地Q1に載置された場合には、上掛け生地Q2が本体生地P1の側面に沿うまでに屈曲できずに、本体生地Q2との間に大きな隙間Q3生じることがある。この生地玉Qを成形装置1を用いて成形すると、下方に向かって広がった状態の上掛け生地Q2の周縁部は折れ曲がり皺となって生地玉Qの表面に残るという問題を生じる。第2の実施例に基づく発明では、この問題を解決することを目的とする。
第2の実施例の成形装置101は第1の実施例に示した縦ベルトコンベヤ6および押圧ユニット7を変更した構成である。第1の実施例の成形装置1と同様な構成に関しては同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
前記縦ベルトコンベヤ6は、第一縦ベルトコンベヤ61および第二縦ベルトコンベヤ62からなる。前記第一縦ベルトコンベヤ61は、前記フレーム本体5に前記搬送コンベヤ2の幅方向に位置調整可能に連設される。前記第二縦ベルトコンベヤ62は、前記第一縦ベルトコンベヤ61の下流側に同じく前記搬送コンベヤ2の幅方向に位置調整可能に隣接される(図9参照)。
前記第一縦ベルトコンベヤ61は、前記搬送コンベヤ2の搬送面に対して実質的に縦方向に設けられた第一コンベヤベルト61Aを備える。前記第一コンベヤベルト61Aは前記生地玉Qと接触する第一保持搬送面61Bと、前記第一保持搬送面61Bの前記搬送コンベヤに近いほうの端部に連続的に設けられた第一突出部61Cを備える。前記第一突出部61Cと前記搬送コンベヤ2の搬送面との間には所定のクリアランスが設けられる。このクリアランスは適宜設けることが出来るが、本実施例では10ミリとする。
前記第二縦ベルトコンベヤ62は、前記搬送コンベヤ2の搬送面に対して縦方向に設けられた第二コンベヤベルト62Aを備える。前記第二コンベヤベルト62Aは前記生地玉Pと接触する第二保持搬送面62Bと、前記第二保持搬送面62Bの前記搬送コンベヤに近接する下端部に連続的に設けられた第二突出部62Cを備える。
前記第一縦ベルトコンベヤ61および第二縦ベルトコンベヤ62は、前記搬送コンベヤ2の搬送速度に等しい速度V1で無端駆動を行う。その回転方向は前記第一保持搬送面61Bおよび前記第二保持搬送面62Bが前記搬送コンベヤ2の搬送方向と同じになるように設けられる。
前記押圧ユニット7は、前記フレーム本体5に、前記縦ベルトコンベヤ6との相対的位置を調整可能に設けられる。前記押圧ユニット7はガイドブロック73、第一成形プレート74、前記第一成形プレート74の下流側に隣設された第二成形プレート75から構成される。前記第一成形プレート74および前記第二成形プレート75は前記搬送コンベヤ2の搬送面に対して実質的に縦方向に設けられる(図9参照)。
前記第一成形プレート74は生地玉Pと接触する押圧面74Bを備える。前記押圧面74Bの前記搬送コンベヤ2に近いほうの端部には、前記第一縦ベルトコンベヤ61の前記突出部61Cに対応して連続的に突出する第一突出部74Cが設けられる。前記第一突出部74Cと前記搬送コンベヤ2の搬送面との間には所定のクリアランスが設けられる。このクリアランスは適宜設けることが出来るが、前記第一突出部74Cと前記搬送コンベヤ2の搬送面とのクリアランスに合わせることが望ましく、本実施例では10ミリとしている。
前記第二成形プレート75は生地玉Pと接触する押圧面75Bを備える。前記押圧面75Bの前記搬送コンベヤ2に近接する下端部には、前記第二縦ベルトコンベヤ62の前記突出部62Cに対応して連続的に突出する第二突出部75Cが設けられる。本実施例においては、前記ガイドブロック73、前記第一成形プレート74、前記第二成形プレート75は一体的に連結され、前記押圧面74Bおよび75Bは同一平面上に設けられている。
前記押圧ユニット7は、偏心回転機構7Eによって偏心回転されるように設けられる。前記偏心回転機構7E、その偏心回転の方向および速度については本発明の第1の実施の形態と同様であるので詳細な説明は省略する。前記第一成形プレート74および前記第二成形プレート75は一体的に連結されているため、いずれも前記速度V1に等しい回転速度V2で偏心回転する。
次に、前記成形装置101を用いて生地玉Qを成形する工程について図10および図11にて説明する。前記生地玉Qが前記縦ベルトコンベヤ6と前記押圧ユニット7によって把持される前の工程は上述の第1の実施の形態と同様であるので詳細は説明は省略する。前記上掛け生地Q2が載置された前記生地玉Qは、前記第一縦コンベヤベルト61Aの第一保持搬送面61Bおよび第一突出部61Cに接触しながら搬送される。
前記押圧ユニット7が偏心回転することにより、前記生地玉Qは前記第一保持搬送面61Bと前記第一成形プレート74の前記第一押圧面74Bによって把持される。このとき、前記生地玉Qの下方寄りの側部が前記第一突出部61Cおよび74Cによって狭圧され、前記隙間P3を形成していた前記上掛け生地Q2は前記本体生地P1と密着する(図10)。さらに、前記本体生地P1の表層が伸展されることにより、前記上掛け生地Q2は前記本体生地P1の表層と共に伸展する。生地玉Qは、前記第一保持搬送面61Bと前記第一押圧面74Bによって所定の回数を挟圧されながら搬送される。
搬送された生地玉Qは、次に前記第二縦コンベヤ62の前記第一保持搬送面62Bと前記第二成形プレート75の前記第二押圧面75Bによって狭圧成形される。この工程と作用については、本発明の第一の実施の形態と同様であり、生地玉Qの下方端部の生地は生地玉Qの底面部へと折り込まれる(図11)。
本発明の第2の実施の形態に係る食品成形装置の説明は概ね上記の通りであるが、これに限らず、特許請求の範囲の要旨および目的の範囲内において種々の変更が可能である。本実施例では前記第一突出部61Cおよび74Cは搬送コンベヤ2の搬送面に対して一定のクリアランスを持つが、このクリアランスは成形工程を通じて漸次的に低減すればよく、例えば第1の実施例における前記縦コンベヤベルト6Aおよび成形プレート72のそれぞれの上流端部を前記搬送コンベヤ2の搬送面から離間させ、それぞれの下流端部は近接させるように傾設しても効果的である。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る成形装置102について図12により説明する。本実施例の成形装置102は第1の実施例に示した押圧ユニット7を、押圧コンベヤ8に変更した構成である。第1の実施例の成形装置1と同様な構成に関しては同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
前記押圧コンベヤ8は、前記フレーム本体5に、前記搬送コンベヤ2の幅方向に位置調整可能に設けられる。前記押圧コンベヤ8は、コンベヤ部81及び偏心回転機構8Eからなる。前記偏心回転機構8Eは、ギアモータ、チェーン、ドライブシャフトから構成され、偏心回転によって前記コンベヤ部81を前記縦ベルトコンベヤ6の保持搬送面6Bに対して接近離反させるように設けてある。前記偏心回転の方向は、前記縦ベルトコンベヤ6の回転方向と同方向(図12において左回り)であり、前記コンベヤ部81が前記縦ベルトコンベヤ6と対向する側では、前記縦ベルトコンベヤ6の搬送方向と反対になるように設けられる。また、前記偏心回転の速度V2は、前記搬送コンベヤ2および前記縦ベルトコンベヤ6の搬送速度V1と等速に設けてある。
前記コンベヤ部81は、前記搬送コンベヤ2の搬送面に対して実質的に縦方向に設けられた押圧コンベヤベルト81Aを備える。前記押圧コンベヤベルト81Aは前記生地玉Pと接触する押圧搬送面81Bと、前記押圧搬送面81Bの前記搬送コンベヤに近接する端部に連続的に設けられた突出部81Cを備える。前記押圧コンベヤベルト81AはモータM1によって前記搬送コンベヤ2と同じ速度V3で連続的に無端駆動を行い、その回転方向は前記保持搬送面81Bにおいて前記搬送コンベヤ2の搬送方向と同じ(図12において右回り)になるように設けられる。
次に、前記成形装置102を用いて生地玉Pを成形する工程について説明する。前記生地玉Pが前記縦ベルトコンベヤ6と前記押圧コンベヤ8によって成形される前の工程は上述の第1の実施の形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
前記生地玉Pは前記縦ベルトコンベヤ6と前記押圧コンベヤ8によって成形される。前記押圧コンベヤ8が前記コンベヤ部81を偏心回転させて前記縦コンベヤベルト6Aへと接近させることにより、前記生地玉Pは前記保持搬送面6Bと前記押圧搬送面81Bによって把持される。このとき、前記生地玉Pの下方端部の生地は前記突出部6Cおよび81Cによって狭圧され、前記生地玉Pの底面部へ折り込まれる。
さらに、前記コンベヤ部81は前記縦ベルトコンベヤ6との間に前記生地玉Pを把持した状態で前記保持搬送面6Bの搬送方向と反対の方向へ移動する。このとき、前記搬送コンベヤ2と前記縦ベルトコンベヤ6の搬送速度V1、前記押圧コンベヤ8の偏心回転の速度V2、および前記コンベヤ部81の搬送速度V3を等しく設けてあるため、前記生地玉Pは下流側に搬送されながら成形される。
本発明の実施の形態に係る食品搬送装置102の説明は概ね上記の通りであるが、これに限らず、特許請求の範囲の要旨および目的の範囲内において種々の変更が可能である。押圧搬送面81Bが前記生地玉Pを接しているとき、前記コンベヤ部8の無端駆動の方向が前記縦ベルトコンベヤ6の搬送方向と逆方向であれば前記生地玉Pに対する成形効果は増大し、同方向であれば成形効果は低減する。加えて、前記速度V1、速度V2、速度V3の速度をそれぞれ適宜調整することによっても、成形効果の多寡を調整することができ、多様な生地に対応することが可能である。また、前記押圧コンベヤ8は偏心運動ではなくピストン機構による往復運動をするように設けてもよく、その場合は生地玉Pを保持狭圧している時間間隔をより簡易に設定できる。
1 成形装置
2 搬送コンベヤ
3 散粉機付きローラ
31 鼓型ローラ
32 散粉機
4 フリーローラ
41 リング
42 止め具
43 フレームシャフト
5 フレーム本体
6 縦ベルトコンベヤ
M モータ
6A 縦コンベヤベルト
6B 保持搬送面
6C 突出部
7 成形ユニット
71 ガイドブロック
72 成形プレート
72B 押圧面
72C 突出部
7E 偏心回転機構
8 押圧コンベヤ
81 コンベヤ部
81A 押圧コンベヤベルト
81B 押圧搬送面
81C 突出部
8E 偏心回転機構
P 生地玉
P1 本体生地
P2 上掛け生地

Claims (6)

  1. 上掛け生地で被覆した生地玉を形成する成形装置であって、
    ―前記生地玉を搬送する搬送コンベヤ、
    ―前記搬送コンベヤの上方に設けられ、前記搬送コンベヤの搬送面に対して実質的に縦方向の保持搬送面を持ち、搬送方向と搬送速度を前記搬送コンベヤと同じくする、少なくともひとつの保持搬送手段、
    ―前記搬送コンベヤの上方に前記保持搬送手段に対向して設けられ、前記搬送コンベヤの搬送面に対して実質的に縦方向の押圧面を持つ、前記押圧面は前記保持搬送面と接近離反可能に設けられた、少なくともひとつの押圧手段、を備えたことを特徴とする成形装置。
  2. 請求項1に記載の成形装置であって、前記保持搬送面は前記搬送コンベヤの搬送面に近接した位置に連続的な突出部を持ち、前記押圧面は前記搬送コンベヤの搬送面に近接した位置に連続した突出部を持つことを特徴とする成形装置。
  3. 請求項2に記載の成形装置であって、前記突出部は前記搬送コンベヤの搬送面とのクリアランスを持ち、前記クリアランスは上流側から下流側へと漸次的に低減することを特徴とする成形装置。
  4. 請求項1乃至3に記載の成形装置であって、前記押圧手段は少なくとも一枚のプレートからなることを特徴とする成形装置。
  5. 上掛け生地で被覆した生地玉を形成する成形方法であって、
    ―前記生地玉を搬送する工程、
    ―搬送されている前記生地玉の側面部を保持搬送手段によって保持し、前記生地玉の垂直方向の中心軸を実質的に傾けることなくさらに搬送する工程、
    ―前記保持搬送手段と前記保持搬送手段に接近離反可能に設けられた少なくともひとつの押圧手段によって、前記生地玉を挟圧することにより前記生地玉を丸め成形する工程、
    を含むことを特徴とする成形方法。
  6. 請求項5に記載の成形方法であって、前記生地玉を丸め成形するとき、前記生地玉の垂直方向の中心軸を実質的に維持しながらその周方向へ回転させることを特徴とする成形方法。
JP2015116030A 2015-06-08 2015-06-08 上掛け生地を有した食品の成形装置および方法 Active JP6489948B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015116030A JP6489948B2 (ja) 2015-06-08 2015-06-08 上掛け生地を有した食品の成形装置および方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015116030A JP6489948B2 (ja) 2015-06-08 2015-06-08 上掛け生地を有した食品の成形装置および方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017000051A true JP2017000051A (ja) 2017-01-05
JP6489948B2 JP6489948B2 (ja) 2019-03-27

Family

ID=57750721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015116030A Active JP6489948B2 (ja) 2015-06-08 2015-06-08 上掛け生地を有した食品の成形装置および方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6489948B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08126464A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Oshikiri:Kk メロンパン等の製造方法
JP2001269110A (ja) * 2000-03-28 2001-10-02 Hideaki Hagiwara 押さえコンベアの蛇行防止装置
JP2009089620A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Rheon Autom Mach Co Ltd 菓子パン製造装置及び菓子パン製造ライン
JP2014054237A (ja) * 2012-09-14 2014-03-27 Rheon Automatic Machinerty Co Ltd 食品生地の丸め成形装置及び丸め成形方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08126464A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Oshikiri:Kk メロンパン等の製造方法
JP2001269110A (ja) * 2000-03-28 2001-10-02 Hideaki Hagiwara 押さえコンベアの蛇行防止装置
JP2009089620A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Rheon Autom Mach Co Ltd 菓子パン製造装置及び菓子パン製造ライン
JP2014054237A (ja) * 2012-09-14 2014-03-27 Rheon Automatic Machinerty Co Ltd 食品生地の丸め成形装置及び丸め成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6489948B2 (ja) 2019-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4056346A (en) Apparatus for processing dough
US9445607B2 (en) Shutter device and method for producing encrusted foods
AU2003237644B2 (en) An apparatus and method for beating and rolling a food dough belt
AU2003261867B2 (en) An apparatus and method for beating and rolling a food dough belt
JP3811789B2 (ja) 食品用生地整形装置
CA3065799C (en) Apparatus and process for forming water soluble pouches
JP2003289789A (ja) 食品生地の延展方法及び装置
CA2009427A1 (en) Method of and apparatus for forming pretzels from strands of dough
JP6489948B2 (ja) 上掛け生地を有した食品の成形装置および方法
CN112638161A (zh) 食材加工机构、食材加工方法、食品制造方法以及食品制造系统
US6435079B2 (en) Machine for preparing food products
JP5052269B2 (ja) 食品生地の丸め成形方法及び装置
JP4588565B2 (ja) 食品生地を円板状に成形する方法および該方法で得られる円板状食品生地
RU2781959C2 (ru) Машина для формования теста для выпекаемых в печи продуктов
US20230380474A1 (en) Automated Burrito Maker
EP3585172A1 (en) Machine for making filled pasta
JP7188710B1 (ja) 生地成形装置及び方法
US859918A (en) Pie-crust-forming machine.
JP2007252379A (ja) 食品生地延展装置及びその方法
JP2007274951A (ja) 生地の丸め方法および装置
JPH09182554A (ja) 生地玉成形方法及びその装置
JP2003079332A (ja) 食品成形機
JP2005198579A (ja) パン生地搬送成形装置
JP4448473B2 (ja) 外形整形装置
RU2088087C1 (ru) Формовочно-отсадочный агрегат

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6489948

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250