JP3557258B2 - 生地の偏平方法およびその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、生地の偏平方法およびその装置に関し、さらに詳しくは、メロンパン等を製造する工程において、予め丸形に形成された芯生地上に載置する偏平生地の偏平方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、食生活においても個性化、多様化、高度化が進み、それに従って、食べ物、特に菓子パン等の種類も大変豊富になっている。
従って、これら菓子パンの種類によりそれぞれ特有の製造工程が採用される。
生産される菓子パンも独自の味、艶、歯ごたえ等が要求されると同時に、外観の美麗さを確保されなければならない。
そして生産性を向上させることも重要である。
【0003】
ところでメロンパンのようなパンを製造する場合には、先ず、丸形の芯生地を成形すること、この芯生地の上部に偏平状のメロン生地(側生地)を被せて芯生地を順次くるみ込むこと、及びそれを包成することが肝要である。
そしてこの側生地は芯生地の表面に現れるものであり、一定の大きさで然も均一なものでなければメロンパンとしての品質が保証されない。
【0004】
従来偏平生地を形成するのは、人の手先により生地玉を延ばして偏平にするか、又は広いシート状生地から分割して形成していた。
人手によるときは、大きさが不均一になることは避けられなく、また、シート状生地から分割切断する場合は、工数が多くなることに加え、バッチ式で一挙に多数の偏平生地を作ってしまうことから数量の細かい調整ができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点の解決を意図したものである。
即ち、本発明の目的は、偏平生地の偏平成形する偏平工程及びその偏平装置の構造の単純化を図り且つ効率を向上させ確実な生地の偏平化を実現できる生地の偏平方法およびその装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
しかして、本発明者等はこのような課題に対して、コンベヤ体の移送工程の過程において、略偏平生地の移送工程と偏平工程との位置的関係に着目して鋭意研究を重ねた結果、複数移送可能なコンベヤ体上に偏平生地成形手段、及び押圧偏平手段を並設することにより偏平工程の効率の向上につながることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたのものである。
【0007】
すなわち、本発明は、押出機より押出された生地をスライスして略偏平生地にし、該略偏平生地を間欠移送されるコンベヤ体上に落下載置し、その後、載置された略偏平生地を更にコンベヤ体下流に配置された押圧偏平工程により押圧偏平して偏平生地とする生地の偏平方法であって、前記押圧偏平工程は、コンベヤ体の間欠移送と同期して走行する無端ベルトの内側より略偏平生地に対し押圧部材を押圧し偏平化する工程である生地の偏平方法に存する。
そして、押出機より押出された生地をスライスして略偏平生地にし、該略偏平生地を間欠移送されるコンベヤ体上に落下載置し、その後、載置された略偏平生地を更にコンベヤ体下流に配置された押圧偏平工程により押圧偏平して偏平生地とし、その後、押圧偏平された偏平生地を排出手段を介して次工程に供給する生地の偏平方法であって、前記押圧偏平工程は、コンベヤ体の間欠移送と同期して走行する無端ベルトの内側より略偏平生地に対し押圧部材を押圧し偏平化する工程である生地の偏平方法に存する。
【0008】
そしてまた、押圧機より押出された混練生地をスライスして略偏平生地に成形する略偏平生地成形手段と、前記略偏平生地を載置して間欠移送するコンベヤ体と、該コンベヤ体下流に配置され略偏平生地を更に偏平にする押圧偏平手段とよりなる生地の偏平装置であって、前記押圧偏平手段は、コンベヤ体の間欠移送と同期して走行する無端ベルトと、該無端ベルトの内側に配置され押圧偏平する押圧部材とよりなる生地の偏平装置に存する。
そしてまた、押圧機より押出された混練生地をスライスして略偏平生地に成形する略偏平生地成形手段と、前記略偏平生地を載置して間欠移送するコンベヤ体と、該コンベヤ体下流に配置され略偏平生地を更に偏平にする押圧偏平手段と、押圧偏平された偏平生地を次工程に供給する排出手段とで構成する生地の偏平装置であって、前記押圧偏平手段は、コンベヤ体の間欠移送と同期して走行する無端ベルトと、該無端ベルトの内側に配置され押圧偏平する押圧部材とよりなる生地の偏平装置に存する。
【0009】
そしてまた、押圧機より押出された混練生地をスライスして略偏平生地に成形する略偏平生地成形手段と、前記略偏平生地を載置して間欠移送するコンベヤ体と、該コンベヤ体下流に配置され略偏平生地を更に偏平にする押圧偏平手段と、押圧偏平された偏平生地を次工程に供給する排出手段とで構成する生地の偏平装置であって、前記排出手段は、前記コンベヤ体と次工程への供給位置との間に接続または離脱可能に配設されている生地の偏平装置に存する。
【0010】
そしてまた、押圧機より押出された混練生地をスライスして略偏平生地に成形する略偏平生地成形手段と、前記略偏平生地を載置して間欠移送するコンベヤ体と、該コンベヤ体下流に配置され略偏平生地を更に偏平にする押圧偏平手段と、押圧偏平された偏平生地を次工程に供給する排出手段とで構成する生地の偏平装置であって、前記排出手段は、偏平生地が次工程に排出不要な場合にコンベヤ体と離脱して偏平生地を落下させて回収するためのリターンコンベヤ体を備えた生地の偏平装置に存する。
【0011】
【作用】
上記のような方法を採用することにより、混練生地を略偏平に形成して間欠移送するコンベヤ体上に載置し、このコンベヤ体の移送の過程でさらに偏平生地を押圧偏平する。
排出手段を設けた場合は、偏平生地を排出して次工程に供給する。
【0012】
【実施例】
以下、実施例を挙げ図面に基づいて本発明を説明する。
最初に、偏平方法およびその装置の位置ずけを見るため、偏平工程およびその装置を含む全体の工程および装置を説明していく。
ここで、全体の工程および装置とは、例えばメロンパン等を製造する工程および装置に関するもので、丸形に形成された芯生地の上部に本発明の偏平方法およびその装置により成形され偏平生地(以下メロン側生地Mと称する)を載置したのち、このメロン側生地により芯生地を包成するものである。
【0013】
すなわち図1は、本発明の偏平装置を組込んだメロンパン等を製造する各装置を示す大略全体斜視図、図2は、本発明の偏平工程を組込んだメロンパン等の製造工程図であり、図3は、本発明の一実施例を示す偏平方法およびその装置の説明図である。
図1、図2および図3において、1は芯生地Cを玉状に丸める成形工程、2は芯生地Cの上面に偏平状に形成されたメロン側生地Mを芯生地Cの上部に載置する載置工程、3は芯生地Cの上面に載置されたメロン側生地Mにより芯生地をこの底面を残して全周面を包成する包成工程、4はメロン側生地Mを偏平状に形成する押圧偏平工程を示す。
【0014】
先ず、図示しない前の工程より移送されてきた芯生地Cは、基台Bに支持されたコンベヤ体であるベルトコンベヤ5ないし6に載置されて、図1に示すF1の方向に1ピッチづつ間欠的に移送される。
このベルトコンベヤ5ないし6に載置されて移送される芯生地Cは、1ピッチづつ間欠移送される過程で芯生地Cを玉形に形成する成形工程1、押圧偏平工程(以下偏平工程4と称する)によって偏平状に形成されたメロン側生地Mを供給位置決めされた芯生地C上に載置する載置工程2、芯生地C上に載置されたメロン側生地Mにより芯生地Cの外周を包成する包成工程3を経てメロンパンが製造される。
【0015】
次に各工程を実施する装置につき詳細に説明する。
先ず、成形工程1を実施する成形装置1aにつき説明する。
芯生地は、幅広のコンベヤ体であるベルトコンベヤ5上に複数の列毎に等間隔に連続的に配置され供給される。
芯生地Cに対応させて、底部が開口した複数の椀形カップ7(以下カップと称する)を複数のクロスバー8に昇降可能に支持されている。
これらカップ7はそれぞれ図示しないスプリングにより下方に向けて弾力的に押圧付勢される。
【0016】
そして、クロスバー8は、この両端をベルトコンベヤ5、6の移送方向両側上部に沿って平行に配置された一対のフレーム9a、9bに固定して枠体を10を構成している。
このように構成された枠体10は、コンベア体、即ちベルトコンベヤ5を支持している基台Bのコンベヤ5のベルト移送方向両側上面に設けられた公知の偏心運動機構11a、11bに支持されている。
この偏心運動機構11a、11bは、枠体10を下降させて芯生地Cにカップ7を被せた状態で水平面内で偏心運動を行うことができるものである。
【0017】
このようにして、ベルトコンベヤ5上に載置された複数の芯生地Cは、被せられた複数のカップ7の偏心運動により美麗な丸形形状に形成することができる。
なお、前記枠体10のベルトコンベヤ5の走行方向先端側に配置されているクロスバー8は、他の後方に等ピッチで配置されているクロスバー8に比し2ピッチ程度離間した先の位置に配置され、先のベルトコンベヤ6の入口側端部上面に掛かるように設けられている。
従って、このクロスバー8a上のカップ7は、ベルトコンベヤ5上の最初の一列の芯生地Cが、先のベルトコンベヤ6に乗り移った際に生ずる位置ずれを他のカップ7と同じ偏心運動により修正し、センタリングを行う機能を有している。
【0018】
次に、メロン側生地Mを芯生地Cの上部に載置する載置工程2を実施する載置装置2aにつき説明する。
すなわち載置装置2aは、ベルトコンベヤ6上に正確に整列配置された各芯生地Cの各列毎に1ピッチづつずれた芯生地Cの各中心を結ぶ斜めの線に対応し、ベルトコンベヤ6の上面を斜めに横切るように配置されている。
従って各列毎に対応する個々の載置手段が並設される形となる。
【0019】
このように配置された載置装置2aは、両側にスライド開閉する一対の長板状の支持部材であるシャッター13a、13bと、このシャッター13a、13bの閉成時における接合線上長手方向に一定間隔で配置された環状枠体14と、この環状枠体14の中心線上に垂直に配設されたメロン側生地押下げ部材15とで構成される。
そして、シャッター13a、13bは、このシャッター13a、13b上を長手方向に跨設して基台Bの両側に支持された門形のフレームGに両端を摺動可能に案内支持されている。
【0020】
従って個々の載置手段はそれぞれシャッターの一部を共有する形となる。
一方、図3に示すように、載置装置2aには偏平工程4を実施する偏平装置4aが接続されている。
ここで、本発明の偏平装置4aにつき以下説明する。
先ず、ベルトコンベヤ5、6の移送方向F1に対し、略直交する方向に複数の幅狭なコンベヤ体であるベルトコンベヤ12a、12b、12c、12dが並列に配置されている。
またこれらベルトコンベヤ12a、12b、12c、12d上には、略偏平生地成形手段16が設けられている。
【0021】
この略偏平生地成形手段16は、混練されたメロン生地を収納するホッパー16aと、このホッパー16の底部に設けられた吐出口16bと、この吐出口16bに対し図示しない駆動源により水平に横切るようスライド可能に設けられ、吐出口16bより円筒形状に押出された混練生地を所定厚さにスライスするカッターCTとで構成される。
ここでホッパーと吐出口を有し混練生地を押し出す装置、即ち押出機は、その吐出口を複数備えてベルトコンベヤ12a、12b、12c、12dに対応させてもよいし、また一つの吐出口を備えた個々の押出機をベルトコンベヤ12a、12b、12c、12dに対応させてもよい。
【0022】
カッターCTにより切断された略偏平生地、即ち偏平状のメロン側生地Mは、間欠走行する各ベルトコンベヤ12a、12b、12c、12d上に一定間隔で落下載置される。
さらに、ベルトコンベヤ12a、12b、12c、12dの走行方向下流には押圧偏平手段17が配設され、偏平生地成形手段16よりベルトコンベヤ12a、12b、12c、12d上に供給された略偏平生地、即ちメロン側生地Mを押圧偏平手段17によりさらに薄い偏平状に成形する。
この押圧手段17は主として無端ベルト28、押圧部材29とよりなる。
無端ベルト28は可撓性のもので、各ベルトコンベヤ12の平面と平行に配置され、図示しない基台により走行可能に支持されている。
【0023】
押圧部材29は、無端ベルト28の前記各ベルトコンベヤ12の上面に接近する側のベルトの内側に配設され、下ベルト28aの内側に上下移動可能に設けられている。
この押圧部材29の上下移動は、シリンダー等の駆動源32により動かされるリンクレバー31を介して行われる。
尚、この押圧部材が上下運動する際に生ずる無端ベルトのダブつきは、無端ベルト間に介在させたスプリンク30により吸収される。
このように構成された押圧偏平手段17は、これと同期して間欠移送される各ベルトコンベヤ12a、12b、12c、12d上に載置される円形状のメロン側生地Mの停止位置に対応して配設される。
【0024】
ベルトコンベヤ12a、12b、12c、12dの移送方向F2排出側端部には、それぞれ排出手段OTが接続され、この排出手段OTの先端は次工程の供給位置となる各環状枠体14にそれぞれ接続されている。
この排出手段OTは、図示しない駆動源により点線と実線の間で開閉可能に構成された開閉板18と、多数の図示しない空気孔を穿設した板状のシュート19とで構成される。
そして、開閉板18は、通常は先端が各ベルトコンベヤ12a、12b、12c、12dの排出端に接続されて閉止状態となっている。
【0025】
ベルトコンベヤ6上の芯生地Cが環状枠体14の直下で位置決めされていない場合は、これを図示しないセンサーで検出し、開閉板18を点線で示す位置まで上げて開放状態とする。
これにより、各ベルトコンベヤ12a、12b、12c、12dにより移送されてきたもののシャッター13a、13bに移送不能となったメロン側生地Mは、ベルトコンベヤ12a、12b、12c、12dの下段に配設されたメロン側生地回収用リターンコンベヤ35上に落下する。
落下したメロン側生地Mは、このリターンコンベヤ35により戻されて例えばホッパー16内に回収される。
【0026】
板状のシュート19には多数の図示しない空気孔が穿設され、この空気孔より噴出する空気圧により、開閉板18が閉止状態のときシュート19の上面とこのシュート19上を滑動落下する偏平状のメロン側生地との間の摺動抵抗を減少させることができる。
なお、各ベルトコンベヤ12a、12b、12c、12dのホッパー16より上流側上部には、粉振り装置33が配置され、これによりベルト上に粉を散布して、メロン側生地がベルト上に付着するのを防止することができる。
【0027】
また、同様に前述した押圧偏平手段17における無端ベルト28の走行方向(矢印方向)に対し、押圧位置の上流側に粉振り装置34を設けて、無端ベルト28の表面に粉を散布することにより、押圧の際にメロン側生地が無端ベルト28に付着するのを防止することができる。
このようにベルトコンベヤ12a、12b、12c、12dにより移送された各メロン側生地Mは、閉止状態の開閉板18およびシュート19上を自重にて滑動落下し、載置手段2aの各環状枠体14内に位置決めされると同時に閉成状態のシャッター13a、13bの上面に達し支持される。
【0028】
すなわち、この位置は前述したように、ベルトコンベヤ6上に正確に整列配置された各芯生地Cの各列毎に1ピッチづつずれた斜めの線上にある各芯生地Cの直上に対応している。
そこで、シャッター13a、13bを両側に開放させると押下げ部材15が同時に作動し、押下げ部材15による押下げヘッド15aの下方への押出し動作により、シャッター13a、13b上のメロン側生地Mをベルトコンベヤ6上の各芯生地Cの上部に折曲的に載置することができる。
このようにして、それぞれメロン側生地Mを被せた各芯生地Cは、ベルトコンベヤ6により間欠移送され次の工程すなわち包成工程3に移送される。
【0029】
次に、芯生地Cの上面に被せたメロン側生地Mを芯生地Cの外周に包成する包成工程を実施する包成装置3aにつき説明する。
包成装置3aは、底部が開口した複数のカップ25を複数のクロスバー24に昇降可能に支持し、これらカップ25をそれぞれ図示しないスプリングにより下方に向けて弾力的に付勢されたものである。
包成装置3aの複数のカップ25は、前述した成形工程1と同様にメロン側生地Mを載置して幅広のベルトコンベヤ6上に配置され、複数の列毎に等間隔に連続的に配置された各芯生地Cに対応させて配置される。
【0030】
そして、クロスバー24は、この両端をベルトコンベヤ6の移送方向両側上部に沿って平行に配置された一対のフレーム21a、21bに固定して枠体を20を構成している。
このように構成された枠体20は、ベルトコンベヤ6を支持している基台Bのベルトコンベヤ6の移送方向両側上面に設けられた公知の偏心運動機構23a、23bに支持されている。
この偏心運動機構23a、23bは、枠体20を下降させてメロン側生地Mを載置した芯生地Cにカップ25を被せた状態で水平面内で偏心運動を行うができる。
【0031】
このクロスバー24に支持されるカップ25は、ベルトコンベヤ6の進行に従ってクロスバー24毎に異なる形状のカップ25となっている。
したがって、進行するベルトコンベヤ6上の芯生地Cが、これに被せられた複数のカップ25の偏心運動により、芯生地C上に被せられたメロン側生地Mとともに順次丸みを帯びて形成されていく。
最終時点では芯生地Cの底面を残してほぼ全周面が包成され、美麗な丸形形状の包成品S(メロンパン)が得られる。
【0032】
なお、前記実施例ではメロンパンの製造方法につき述べてきたが、芯生地Cを餡に代えることも可能であり、メロン側生地Mを醗酵性のある生地で形成して芯生地Cの全周を被覆すれば餡パンを製造することも可能である。
さらに加えれば、図2に示す成形工程1において、ベルトコンベヤ5の底部には、噴霧ノズル26aがベルト5aの表面に向けて配設されている。
この噴霧ノズル26aから、ベルト表面に噴霧状の水を噴射させることによって、ベルト5a上に載置される各芯生地Cが、次のベルトコンベヤ6のベルト6a上に移載される際にベルト5a上から容易に剥離できるようになる。
【0033】
また、同様にベルトコンベヤ6の入口側のベルト6a上面には、次の載置工程2の直前に噴霧ノズル26bがベルト6aの上面に向けて配設されている。
この噴霧ノズル26bよりベルトコンベヤ6上の各芯生地Cに対し噴霧状の水を噴射させることにより、各芯生地C上に載置される偏平状のメロン側生地を確実に付着できるようにしている。
【0034】
以上本発明を説明してきたが、本発明は実施例にのみ限定されるものではなく、その本質から逸脱しない範囲で、他の色々な変形例が可能であることはいうまでもない。
例えば、本実施例では、ベルトコンベヤ6上の芯生地Cに偏平なメロン側生地Mを被せる載置装置2aのシャッター13a、13bは、ベルトコンベヤ6の移送方向に対し斜めに配置された構成となっているが、このシャッターはベルトコンベヤ6の移送方向に対し直交する方向に配置することも可能である。
【0035】
この場合は、ベルトコンベヤ12をコンベヤ6上に設けて2階建構造になる。この場合は、幅狭なベルトコンベヤを多数設けることなく、共通の幅広のベルトコンベヤを1本設けるだけで良いことになる。
また、明細書中、メロンパンなる用語を使っているが、これは例示的に言ったもので、実質的に芯生地とそれを被う外側生地を有する商品を意味しているものである。
【0036】
【発明の効果】
生地を偏平成形する偏平工程の効率を向上させることができた。
また、偏平装置の構造を単純化して且つ確実な生地の偏平化が実現でき、床面積も比較的少ないものでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の偏平装置を組込んだメロンパン等を製造する各装置を示す全体斜視図である。
【図2】図2は、本発明の偏平工程を組込んだメロンパン等の製造工程図である。
【図3】図3は、本発明の一実施例を示す生地の偏平方法およびその装置の説明図である。
【符号の説明】
1…成形工程
1a…成形装置
2…載置工程
2a…載置装置
3…包成工程
3a…包成装置
4…偏平工程
4a…偏平装置
5、6…ベルトコンベヤ
7…椀形カップ
8、8a…クロスバー
9a、9b…フレーム
10…枠体
11a、11b…偏心運動機構
12、12a、12b、12c、12d…ベルトコンベヤ
13a、13b…シャッター
14…環状枠体
15…押下げ部材
15a…押下げヘッド
16…偏平生地成形手段
16a…ホッパー
16b…吐出口
17…押圧偏平手段
18…開閉板
19…シュート
20…枠体
21a、21b…フレーム
23a、23b…偏心運動機構
24…クロスバー
25…カップ
26a、26b…噴霧ノズル
28…無端ベルト
28a…下ベルト
29…押圧部材
30…スプリング
31…リンクレバー
32…駆動源
35…リターンコンベヤ
B…基台
C…芯生地
CT…カッター
F1、F1…移送方向
G…フレーム
M…偏平メロン側生地
OT…排出手段
S…包成品

Claims (6)

  1. 押出機より押出された生地をスライスして略偏平生地にし、該略偏平生地を間欠移送されるコンベヤ体上に落下載置し、その後、載置された略偏平生地を更にコンベヤ体下流に配置された押圧偏平工程により押圧偏平して偏平生地とする生地の偏平方法であって、前記押圧偏平工程は、コンベヤ体の間欠移送と同期して走行する無端ベルトの内側より略偏平生地に対し押圧部材を押圧し偏平化する工程であることを特徴とする生地の偏平方法。
  2. 押出機より押出された生地をスライスして略偏平生地にし、該略偏平生地を間欠移送されるコンベヤ体上に落下載置し、その後、載置された略偏平生地を更にコンベヤ体下流に配置された押圧偏平工程により押圧偏平して偏平生地とし、その後、押圧偏平された偏平生地を排出手段を介して次工程に供給する生地の偏平方法であって、前記押圧偏平工程は、コンベヤ体の間欠移送と同期して走行する無端ベルトの内側より略偏平生地に対し押圧部材を押圧し偏平化する工程であることを特徴とする生地の偏平方法。
  3. 押圧機より押出された混練生地をスライスして略偏平生地に成形する略偏平生地成形手段と、前記略偏平生地を載置して間欠移送するコンベヤ体と、該コンベヤ体下流に配置され略偏平生地を更に偏平にする押圧偏平手段とよりなる生地の偏平装置であって、前記押圧偏平手段は、コンベヤ体の間欠移送と同期して走行する無端ベルトと、該無端ベルトの内側に配置され押圧偏平する押圧部材とよりなることを特徴とする生地の偏平装置。
  4. 押圧機より押出された混練生地をスライスして略偏平生地に成形する略偏平生地成形手段と、前記略偏平生地を載置して間欠移送するコンベヤ体と、該コンベヤ体下流に配置され略偏平生地を更に偏平にする押圧偏平手段と、押圧偏平された偏平生地を次工程に供給する排出手段とで構成する生地の偏平装置であって、前記押圧偏平手段は、コンベヤ体の間欠移送と同期して走行する無端ベルトと、該無端ベルトの内側に配置され押圧偏平する押圧部材とよりなることを特徴とする生地の偏平装置。
  5. 押圧機より押出された混練生地をスライスして略偏平生地に成形する略偏平生地成形手段と、前記略偏平生地を載置して間欠移送するコンベヤ体と、該コンベヤ体下流に配置され略偏平生地を更に偏平にする押圧偏平手段と、押圧偏平された偏平生地を次工程に供給する排出手段とで構成する生地の偏平装置であって、前記排出手段は、前記コンベヤ体と次工程への供給位置との間に接続または離脱可能に配設されていることを特徴とする生地の偏平装置。
  6. 押圧機より押出された混練生地をスライスして略偏平生地に成形する略偏平生地成形手段と、前記略偏平生地を載置して間欠移送するコンベヤ体と、該コンベヤ体下流に配置され略偏平生地を更に偏平にする押圧偏平手段と、押圧偏平された偏平生地を次工程に供給する排出手段とで構成する生地の偏平装置であって、前記排出手段は、偏平生地が次工程に排出不要な場合にコンベヤ体と離脱して偏平生地を落下させて回収するためのリターンコンベヤ体を備えたことを特徴とする生地の偏平装置。
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