JP2002142696A - 茶巾寿司製造機 - Google Patents

茶巾寿司製造機

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JP2002142696A JP2000344350A JP2000344350A JP2002142696A JP 2002142696 A JP2002142696 A JP 2002142696A JP 2000344350 A JP2000344350 A JP 2000344350A JP 2000344350 A JP2000344350 A JP 2000344350A JP 2002142696 A JP2002142696 A JP 2002142696A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 茶巾寿司を効率良く、低コストに、外観美し
く製造できる茶巾寿司製造機を提供する。 【解決手段】 同一円周線a上に複数の寿司飯17の成
形型3を設けてフレームに軸支した間欠回転する成形テ
ーブルAと、同一円周線bに複数の折込ユニットCを設
け、折込ユニットCが成形型3の1個と対応するようフ
レーム1に軸支して成形テーブルA上に配設した折込テ
ーブルBと、成形型3に対する寿司飯17の供給機構
と、寿司飯17上に対する錦紙卵シート4の供給機構
と、成形型3に寿司飯17、錦紙卵シート4を押込成形
するプレス部と、成形した寿司玉、錦紙卵シート4と上
方へ押出すプレス部Eとを具備し、折込ユニットCは、
ベース板10とコマ蓋15間に、スライダー11の往復
移動により正転、逆転する回転リング12と、回転リン
グ15の正転逆転により半径方向へ移動する複数の下
部、上部両折込コマを介在して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寿司飯を適当な大
きさに握った寿司玉を錦紙卵シートで巾着状に包んでな
る自動化された茶巾寿司製造機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、茶巾寿司は、寿司職人が寿司飯を
適当な大きさに握った寿司玉を錦紙卵シートで巾着状に
包み、該錦紙卵シートの余端を内側へ折り込んで製造し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
に、茶巾寿司の製造を寿司職人の技能に頼るのでは、製
造効率が低く、製造コストがアップすると共に、衛生上
の問題もある。
【0004】
【目的】本発明は、上記従来技術が有するこのような問
題点に鑑みてなされたもので、寿司飯、錦紙卵シートの
供給、寿司玉成形及び該寿司玉の錦紙卵シートによる包
み並びに錦紙卵シート余端の折り込みを順番に、かつ機
械的に行なうよう構成したことによって、大きさ、及び
形状が一定でばらつきがなく、外観上美しい茶巾寿司を
効率良く、低コストに、しかも衛生的に製造できるよう
にした茶巾寿司製造機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る茶巾寿司製造機は、仮想円周線上の周
方向へ、所定の間隔をおいて寿司飯の複数の成形型を設
けてフレーム上に軸支した間欠回転する成形テーブル
と、前記成形テーブル上部に、該成形テーブルの成形型
の1個ずつに対応するよう仮想円周線上の周方向へ、所
定の間隔をおいて錦紙卵シートの複数の折り込みユニッ
トを配置してフレーム上に軸支した間欠回転する折り込
みテーブルと、前記成形型に対する寿司飯供給機構と、
前記成形型、寿司飯上に対する錦紙卵シート供給機構
と、前記成形テーブルの成形型に寿司飯、錦紙卵シート
を押し込み成形するプレス部と、成形寿司飯を錦紙卵シ
ートと共に前記折り込みユニットの略中央に貫通形成し
た円孔を通して上方へ押上げるプレス部とを具備し、前
記各折り込みユニットは、ベース板上の円孔の外側に回
転リングを、スライダーにより正転・逆転自在に配置
し、底面に異形状の傾斜溝を設けた錦紙卵シートの複数
の下部折り込みコマと、上部折り込みコマを、前記回転
リング上に、周方向へ所定の間隔をおいて立設した複数
のピンに前記傾斜溝をスライド自在に係合して周方向へ
1個おきに、かつ前記回転リングの正転・逆転により半
径方向へ往復スライド自在に配置し、上部をコマ蓋にて
被ってなることを特徴とする。
【0006】
【作用】寿司飯供給機構より所定量の寿司飯が、成形テ
ーブルの成形型に供給されると、スイッチONにより駆
動源が始動し、成形テーブルは所定方向へ所定角度だけ
間欠回転して停止する。
【0007】次いで、錦紙卵シート供給機構より、正方
形の所定大きさに切断された錦紙卵シートが、上記成形
型内の寿司飯が中央に位置するように、当該寿司飯、成
形テーブル上に供給されると、成形テーブルは所定方向
へ間欠回転し、上記寿司飯、錦紙卵シートが、折り込み
テーブルの1個の折り込みユニットの中央下部に位置
し、成形テーブルは停止する。
【0008】次いで、プレス部が上部から下降し、折り
込みテーブルの円孔に挿通され、さらに下降して錦紙卵
シートを介して寿司飯を圧縮し、成形型内に押し込むこ
とで、当該寿司飯は成形型の内部形状に一致した形状の
寿司玉に成形されると同時に、該寿司玉の略上半部(茶
巾寿司製造後は略下半部)は錦紙卵シートにより包み込
まれる。
【0009】次いで、上記したプレス部が上昇復帰する
のと同期して、押し上げ用のプレス部が上昇し、成形型
の底部中心に貫通形成した小孔に挿通され、さらに、上
昇されることで、錦紙卵シートによって略上半部が包み
込まれた寿司玉は押し上げられて成形型から脱型され、
折り込みユニットの円孔を通して上方へ押し上げられ
る。
【0010】次いで、押し下げ用プレス部と、押し下げ
用プレス部により寿司玉を上下から挟持した状態で、駆
動機構によりスライダーが所定方向へスライドされるこ
とで、回転リングが所定方向へ回転し、該回転リングに
よって複数の下部折り込みコマと上部折り込みコマが外
側から内側へスライドされ、該下部、上部両折り込みコ
マの内端によって、錦紙卵シートの余端が中心に向かっ
て折り込まれ、寿司玉を完全に包み込む。また、上記し
たように錦紙卵シートの余端が下部、上部両折り込みコ
マによって折り込み開始されると同時に、押し上げ用の
プレス部は所定位置まで下降して停止する。
【0011】さらに、上記した複数の下部折り込みコマ
は、複数の上部折り込みコマよりも中心方向へ大きくス
ライドして内側に大きく折り込むので、錦紙卵シート
は、周方向において交互に折り畳んだ状態で美しく折り
込まれ、茶巾寿司が製造される。
【0012】次いで、押し上げ用プレス部は所定位置ま
で上昇して停止し、折り込みテーブルが所定方向へ間欠
回転して所定位置に停止すると、掴持、移送機構によっ
て茶巾寿司は掴持され、反転された後、上記掴持、移送
機構が搬送コンベア上まで旋回し、掴持を解くことで、
茶巾寿司は、錦紙卵シート折り込み部が上向きの状態
で、搬送コンベア上に移送される。
【0013】錦紙卵シート折り込み完了後は、スライダ
ーが元の位置にスライド復帰することで、下部、上部両
折り込みコマは内側から外側へスライド復帰し、次回の
錦紙卵シート折り込みに備えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る茶巾寿司製造
機の一実施形態について図面を参照して説明する。図1
は、本発明製造機の主要部の平面図を示し、図2は、同
上製造機の全体の正面図を示し、図3は、同上製造機の
図2における右側面図を示し、図4は同上製造機におけ
る折り込みユニットの平面図を示し、図5は、同上折り
込みユニットの分解斜視図を示し、図6は、図1におけ
るA−A線矢視断面図を示し、図7は、茶巾寿司の製造
状態の断面図を示し、図8は、製造した茶巾寿司を、掴
持、移送機構によって掴持した状態の断面図を示し、図
9は、茶巾寿司を掴持、移送機構によって搬送コンベア
上へ移送する状態の平面図を示し、図10は、同上製造
機によって製造した茶巾寿司の斜視図を示す。
【0015】本発明の茶巾寿司製造機は、図2及び図3
に示したように、成形テーブルAと、折り込みテーブル
Bと、複数の折り込みユニットC・・・と、押し下げ用
のプレス部Dと、押し上げ用のプレス部Eと、茶巾寿司
掴持、移送機構Fと、寿司飯供給機構Gと、錦紙卵シー
ト供給機構Hを構成主要部材としている。
【0016】上記成形テーブルAは、次のように構成さ
れる。図1及び図2に示したように、円盤形状にして、
フレーム1上部に、該フレーム1に回転軸2により軸支
して配置され、図示しないモータ等による駆動源に連動
連結された減速機を介在して所定の回転角度(図示例で
は45°)ずつ図1に示した矢印イ方向へ間欠回転され
るよう設けられている。また、成形テーブルAには、仮
想円周線a上に複数(図示例では4個)の成形型3、3
・・・が、周方向へ一定の間隔をおいて凹設させてある
と共に、上面には、上記各成形型3、3・・・を中心と
して、錦紙卵シート4を所定向きに位置決め載置する複
数(図示例では4個)の載置部5・・・が周方向へ一定
の間隔をおいて凹設させてある。
【0017】上記各成形型3、3・・・は、図6及び図
7に示したように、平面円形に、かつ縦断面略U字形状
に凹設させてあり、該成形型3、3・・・の底部中心
に、後述する押し上げ用プレス部Eのプレスロッド37
を挿通するための小孔3aを上下方向へ貫通して形成さ
せてある。
【0018】上記折り込みテーブルBは、次のように構
成される。図1ないし図3に示したように、円盤形状に
して、上記した成形テーブルAの上部に、フレーム1に
回転軸6により軸支して配置され、図示しないモータ等
による駆動源と連動連結された減速機を介在して所定の
回転角度(図示例では45°)ずつ、図1に示した矢印
ロ方向へ間欠回転される。
【0019】また、上記折り込みテーブルBの周辺に
は、図1に示したように、上記折り込みユニットCを嵌
合・固定するための複数(図示例では4個)の嵌合部
7、7・・・が、周方向へ一定の間隔をおいて切欠形成
させてある。上記各嵌合部7、7・・・は、図1及び図
6に示したように、平面略コ字形状にして、かつ外側か
ら下部を開口部8に形成させてあると共に、内側下部に
は、折り込みユニットCの固定用底壁9を所定幅に形成
させてある。
【0020】上記複数(図示例では4個)の折り込みユ
ニットC・・・は、次のように構成される。図1及び図
4並びに図5に示したように、ベース板10と、スライ
ダー11と、回転リング12と、複数(図示例では4
個)の下部折り込みコマ13、13・・・と、複数(図
示例では4個)の上部折り込みコマ14、14・・・
と、コマ蓋15とで構成される。
【0021】上記ベース板10は、図4及び図5に示し
たように中心に円孔16が上下方向へ貫通して形成さ
れ、該円孔16の内側には、図6に示した錦紙卵シート
4、寿司玉17を案内する。平面円弧状の4個の案内板
18、18・・・が周方向へ一定の間隔をおいて下方へ
垂設させてある。
【0022】また、上記ベース板10の上面には、上記
円孔16の外側に、該円孔16と同心状の回転リング1
2嵌合用の環状溝19が凹設され、該環状溝19の一側
には、スライダー11を一定方向へスライド自在に嵌合
する長溝20が凹設され、該長溝20の一端側底部に
は、スライダー11の下端から下方へ垂設した回し軸1
1aを、上記長溝20の長さ方向へスライド自在に挿通
する長孔21が、上下方向へ貫通して形成させてある。
【0023】さらに、上記ベース板10上面には、上記
環状溝19の内側と外側に、各複数(図示例では合計1
6個)の突部22・・・、23・・・を周方向へ一定の
間隔をおいて突設することで、各突部22、22及び2
3、23間に複数(図示例では合計8個)の凹溝24・
・・、25・・・が各半径方へ連通するよう形成させて
ある。
【0024】上記回転リング12は、図5に示したよう
に、板状にして、上面には、複数(図示例では4個)の
短いピン26、26・・・と、複数(図示例では4個)
の長いピン27、27が、周方向へ一定の間隔をおい
て、かつ1個おきに交互に立設させてあり、下面一側に
は、既述スライダー11の他端に、上下方向へ貫通して
形成したピン孔11bに嵌合するピン28を下向きに突
設させてある。
【0025】上記複数(図示例では4個)の下部折り込
みコマ13、13・・・は、図5に明示したように、一
定の板厚にして、外側は、既述凹溝24、25の巾と同
等ないし、これより僅かに狭い巾に形成させてあると共
に、内側の中央部には狭巾の折り込み片13aが水平に
突設して形成させてある。
【0026】上記複数(図示例では4個)の上部折り込
みコマ14、14・・・は、図5に明示したように、外
側は上記した下部折り込みコマ13、13・・・と同一
巾に形成させてあり、内側中央部には、円弧形状で、狭
巾の折り込み片14aが上向きに突設させてある。ま
た、上部折り込みコマ14、14・・・は、長さ方向に
おいて、略中間から内側を薄肉部14bに、外側を薄肉
部14bと裏面に段差を有して厚肉部14cに各設けて
形成させてある。
【0027】さらに、上記した各下部折り込みコマ1
3、13・・・の裏面には、図4及び図5に示したよう
に、巾方向において、外側の一端から内側の他端へ傾斜
下降する傾斜溝13bを下向に形成させてある。また、
上記した各上部折り込みコマ14、14・・・の厚肉部
14cの裏面にも、巾方向において、外側一端から内側
他端へ傾斜下降する傾斜溝14dを下向きに形成させて
あるが、この傾斜溝14dは、外側一端側を、平面略逆
への字状に屈曲して、傾斜角度が傾斜溝14dの内側部
分よりも小さい屈曲溝14eに形成させてある。
【0028】上記コマ蓋15は、図5に示したように、
既述ベース板10と略同一形状にして、中央に円孔15
aが上方向へ貫通して形成させてあり、裏面には、円孔
15aから外側へ、既述上部折り込みコマ14、14・
・・の上部を嵌合する複数(図示例では4個)の凹溝1
5b、15b・・・を、周方向へ一定の間隔をおいて放
射状に、かつ下向きに凹設させてある。
【0029】而して、折り込みユニットCは、次のよう
に組み立てて構成される。図1及び図4ないし図6に示
したように、先ずベース板10の長溝20にスライダー
11を嵌合し、その回し軸11aを長孔に挿通し、下方
へ突出させる。次いで、環状溝19に回転リング12を
嵌合し、下方へ垂設したピン28を、スライダー11の
ピン孔11bに挿入する。次いで、各凹溝24、25、
24、25・・・に、下部折り込みコマ13・・・と上
部折り込みコマ14・・・を、周方向において1個ずつ
交互に嵌合し、下部折り込みコマ13・・・裏面の傾斜
溝13bに回転リング12の短いピン26を係合し、上
部折り込みコマ14・・・裏面の傾斜溝14dは長いピ
ン27を係合する。最後にベース板10上面をコマ蓋1
5にて被い、各上部折り込みコマ14、14・・・の上
部を各凹溝15b、15bに嵌合する。この際、コマ蓋
15に穿設した孔15c、15cに、ベース板10上面
に固定立設した固定軸29、29を嵌入してコマ蓋15
を固定して、組み立てを完了する。尚、上記回し軸11
aは、図3に示したように、図示しない駆動源に連動連
結したクランク機構66によって往復移動される。
【0030】従って、回し軸11aによりスライダー1
1を図4に示した矢印ハ方向へスライドすると、回転リ
ング12は、図示した矢印ニ方向へ回転される。これに
より、各下部、上部両折り込みコマ13、13・・・、
14、14・・・は、図4に実線で示した外側位置か
ら、二点鎖線で示したように内側、つまり中心方向へ移
動され、図7に示した如く、成形された寿司玉17aを
包んだ錦紙卵シート4の余端4aを内側へ折り込むが、
下部折り込みコマ13、13・・・と上部折り込みコマ
14、14の傾斜溝13b、14dの形状が異なること
によって、下部折り込みコマ13、13・・・の移動ス
トロークは大きくなり、一方、上部折り込みコマ14、
14の移動ストロークは小さくなる。このことによっ
て、下部、上部両折り込みコマ13、13・・・、1
4、14・・・の各折り込み片13a、14aにより、
錦紙卵シート4の余端4aは、周方向において、交互に
深く、浅く順番に折り込まれることになる。
【0031】さらに、上記した各折り込みユニットC、
C・・・は、図6及び図7に示したように、折り込みテ
ーブルBの嵌合部7に嵌合し、底壁9に下方から螺着し
た固定ねじ30の先端中心に突設した軸部30aを、既
述ベース板10に上下方向へ貫通して形成した軸孔31
に嵌合して折り込みテーブルBに脱着自在に固定され
る。
【0032】上記押し下げ用プレス部Dは、次のように
構成される。図3に示したように、フレーム1に挿通し
た昇降軸32の上端に基端をねじ33にて固定した水平
な支持バー34の先端にプレスヘッド35を下向きに垂
設し、駆動源に連動連結された駆動機構により、上記昇
降動作されることで、プレスヘッド35が昇降動作され
るよう構成されている。また、上記プレスヘッド35
は、成形テーブルAの1個の成形型3と、折り込みテー
ブルBの1個の折り込みユニットCの中心の上方に配設
されている。
【0033】また、上記プレスヘッド35は、図6及び
図7に示したように下端を略半球状の凹曲部35aに設
けて、既述成形型3内に収容した寿司飯17の上部を略
半球状に成形できたように、かつ寿司飯17上部に錦紙
卵シート4を押圧巻装できるよう形成させてある。
【0034】上記押し上げ用プレス部Eは、次のように
構成される。図2及び図6並びに図7に示したように、
フレーム1に固定した筒状の軸受36にプレスロッド3
7を挿通し、該プレスロッド37を、図示しない駆動源
によって昇降動する駆動機構37aによって昇降動自在
に構成されている。また、上記プレスロッド37は、図
6及び図7に示したように、成形テーブルAの1個の成
形型3と、折り込みテーブルBの1個の折り込みユニッ
トCの中心とが一致した位置で、成形型3の下部に配設
される。
【0035】上記茶巾寿司掴持、移送機構Fは、次のよ
うに構成される。図2及び図3並びに図9に示したよう
に、フレーム1上に固定して立設した筒状の軸受38に
回転兼昇降軸39を挿通し、該回転兼昇降軸39の上端
にギヤボックス40と、モータ等の駆動源41を固定
し、上記ギヤボックス40の一側に、反転軸45により
反転用ギヤボックス42を軸支し、該反転用ギヤボック
ス42の先端に2個一対の茶巾寿司17b掴持アーム4
3、43の基端を、対称に開成及び対向閉成自在に枢軸
44、44により枢着させてある。
【0036】従って、上記した掴持、移送機構Fによれ
ば、茶巾寿司17bが図7に示したように製造され、プ
レスロッド37により、折り込みユニットCから上方へ
押し上げられた状態で、該茶巾寿司17aを一対の掴持
アーム43、43により図8に示したように掴持した
後、回転兼昇降軸39の上昇により全体が上昇して茶巾
寿司17bを図8に二点鎖線で示したように持ち上げ、
次いで、全体が180°反転して茶巾寿司17bを上向
きとした後、図9に破線で示したように、搬送コンベア
45上部まで旋回し、次いで全体が下降して停止し、一
対の掴持アーム43、43が対象に開成して茶巾寿司1
7bを搬送コンベア45上に供給する。
【0037】上記寿司飯供給機構Gは、次のように構成
される。図2及び図3に示したように、ホッパー46の
下部に上部から下部へ間隔が除々に狭くなるよう左右に
複数の図示しないローラを対向軸支するか、また2個一
対の図示しないベルトを対向張設し、上記ローラ、また
はベルトによって下方へ移送される寿司飯をカッターに
より所定量に切断し、これを、図示しない押し出し機構
により既述成形テーブルAの成形型3に供給するよう構
成されている。
【0038】上記錦紙卵シート供給機構Hは、次のよう
に構成される。図2に示したように、ベース46上に
は、一定巾を有する長尺の錦紙卵シート48を前後方向
(図1において左右方向)へ交互に折り畳んで収納した
バケット47を載置させてあり、該バケット47の中央
部上方には、案内ローラ49を、該案内ローラ49の上
部前方には、バケット47から上方へ供給される錦紙卵
シート48を案内ローラ49を介して前方へ移送する駆
動ローラ50を各軸支してあり、該駆動ローラ50は駆
動源51により回転される。
【0039】既述フレーム1上の後部には、駆動ローラ
52、調整ローラ53、送りローラ54が後部から前方
へ順次軸支させてあり、該送りローラ54の前方には水
平な搬送コンベア55を配設させてあり、上記駆動ロー
ラ50により移送されて来た錦紙卵シート48は、上記
駆動ローラ52、調整ローラ53、送りローラ54に巻
き掛けされて上記搬送コンベア55へ移送される。
【0040】上記搬送コンベア55の上部には、錦紙卵
シート48を所定の長さに切断するカッター56が、上
下動自在に配設させてあると共に、上記搬送コンベア5
5上部と、既述成形テーブルAの上部との間を往復移動
し、かつ昇降動する吸着ヘッド59を、ガイド棒57に
沿って前後方向へ往復移動する移動体58の下端に配置
させてある。従って、所定大きさに切断された錦紙卵シ
ート48aは、上記吸着ヘット59により吸着されて成
形テーブルAの載置部5上部で移送された後、吸着が解
かれて上記載置部5上、つまり寿司飯17上に供給され
る。
【0041】尚、図示例は、上記したベース46が、架
台60上面のレール61、61に係合されて送りコンベ
ア62により前後方向(図2において左右方向)へ往復
移動自在に設けてあり、バケット47内から上方へ供給
されることで錦紙卵シート48が前後に移動すると、こ
れを前後に配置したセンサー63、64が検知し、この
検知信号を上記送りコンベア62の可逆モータ等による
駆動源65が受信して正転、または逆転し、バケット4
7が前方、また後方へ移動され、錦紙卵シート48が常
にバケット47の中央部から上方へ供給されるよう構成
されている。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、寿司飯及び錦紙卵シートの供給から該錦紙
卵シートの折り込み並び茶巾寿司の搬出までの一連の作
業を自動化できるので、効率良く、低コストに、しかも
衛生的に製造することができると共に、大きさ及び形状
が一定でばらつきがなく、また、下部折り込みコマと上
部折り込みコマによって、錦紙卵シート余端は、周方向
へ深く、浅く交互に折り込まれるので、外観上美しい茶
巾寿司を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る茶巾寿司製造の一実施形態を示す
主要部の平面図である。
【図2】同上茶巾寿司製造機の全体を示す正面図であ
る。
【図3】図2における右側面図である。
【図4】同上製造機における折り込みユニットを示す平
面図である。
【図5】同上折り込みユニットの分解斜視図である。
【図6】図1におけるA−A線矢視断面図である。
【図7】茶巾寿司の製造状態を示す断面図である。
【図8】茶巾寿司を、掴持、移送機構の2個一対の掴持
アームにより掴持した状態を示す断面図である。
【図9】茶巾寿司を掴持、移送機構によって掴持し、搬
送コンベア上へ移送する状態を示す半面図である。
【図10】本発明製造機によって製造した茶巾寿司を示
す斜視図である。
【符号の説明】
A 成形テーブル B 折り込みテーブル C 折り込みユニット D 押し下げ用プレス部 E 押し上げ用プレス部 1 フレーム 3 成形型 4 錦紙卵シート 10 ベース板 11 スライダー 12 回転リング 13 下部折り込みコマ 14 上部折り込みコマ 13b、14d 傾斜溝 15 コマ蓋 26、27 ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮想円周線上の周方向へ、所定の間隔を
    おいて寿司飯の複数の成形型を設けてフレーム上に軸支
    した間欠回転する成形テーブルと、前記成形テーブル上
    部に、該成形テーブルの成形型の1個ずつに対応するよ
    う仮想円周線上の周方向へ、所定の間隔をおいて錦紙卵
    シートの複数の折り込みユニットを配置してフレーム上
    に軸支した間欠回転する折り込みテーブルと、前記成形
    型に対する寿司飯供給機構と、前記成形型、寿司飯上に
    対する錦紙卵シート供給機構と、前記成形テーブルの成
    形型に寿司飯、錦紙卵シートを押し込み成形するプレス
    部と、成形寿司飯を錦紙卵シートと共に前記折り込みユ
    ニットの略中央に貫通形成した円孔を通して上方へ押上
    げるプレス部とを具備し、前記各折り込みユニットは、
    ベース板上の円孔の外側に回転リングを、スライダーに
    より正転・逆転自在に配置し、底面に異形状の傾斜溝を
    設けた錦紙卵シートの複数の下部折り込みコマと、上部
    折り込みコマを、前記回転リング上に、周方向へ所定の
    間隔をおいて立設した複数のピンに前記傾斜溝をスライ
    ド自在に係合して周方向へ1個おきに、かつ前記回転リ
    ングの正転・逆転により半径方向へ往復スライド自在に
    配置し、上部をコマ蓋にて被ってなることを特徴とする
    茶巾寿司製造機。
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CN116274627A (zh) * 2023-05-17 2023-06-23 合肥七哥食品有限责任公司 一种蛋挞皮模具

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