JP2005073577A - 米飯成形装置 - Google Patents

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Masahisa Mashita
昌久 真下
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Abstract

【課題】 米飯の締め固め、型からの取り出し作業を簡単なハンドル装置によって行うことができ、一定品質の米飯成形品を量産できる手動式の米飯成形装置を提供する。
【解決手段】 米飯成形装置1の本体10に下型32を回転可能に取り付け、揺動板20の揺動軌跡上において前記下型32との嵌合を可能とする位置に上型31を取り付け、揺動板の揺動により下型32に上型31が嵌合して、上下の型31,32間で米飯の成形を可能とする。
この下型32は、上方に向くようにスプリング56により付勢されていると共に、揺動板20の上昇時、このスプリング56の付勢力に抗し、下型32を傾斜乃至は上下反転するように回転させる、前記揺動板20と前記下型32との連動機構60が設けられている。
【選択図】 図1



Description

本発明は、米飯成形装置に関し、より詳細には、握り寿司、手巻き寿司、手まり寿司、その他の寿司、おにぎり、その他の米飯を所定の形状に成形して得られる食品を製造する際に使用する、米飯成形装置に関する。
米飯を成形して得られる成形品の用途は、握り寿司、手巻き寿司、手まり寿司等の各種の寿司類において、魚介類の切り身等のネタを載せる土台となるシャリ玉として、稲荷寿司において油揚げ内に充填する米飯、おにぎり、幕の内弁当等において弁当用容器内に充填される例えば俵型に成形された米飯等、多種多様であり、このようにして使用される米飯を所定の形状に成形するための器具乃至装置は、従来より各種のものが提案されている。
一例として、おにぎり用の自動米飯成形装置として、モータ等により駆動されるターンテーブル上に、相対向する側面がそれぞれ凹入形成され、同様にモータ等により近接、離間の動作を行う一対の第1成形型と第2成形型が設けられ、両成形型が突合し合うことによって両成形型の内側に対向側面とターンテーブルの上面とによって閉塞されるとともに上面が開口したおにぎり型の米飯成形空間が形成され、米飯成形空間の上方に配置された押圧部材の降下により米飯成形空間の上方空間が閉塞されると共に、米飯成形空間内に充填された米飯を略三角形のおにぎり状に成形可能とした自動米飯成形装置がある(特許文献1参照)。
また、手作業により米飯を所定形状のおにぎりに成形可能とした成形器として、各型を貫通して形成され、対応する形状の成形空間が形成された上下に二分割可能な型の下型内に米飯を充填した後、この下型内に充填された米飯上に所望の具を載せると共に、該下型上に上型を載置してこの中に米飯を充填することにより、上型内の米飯と、下型内の米飯との間に所望の具が充填されたおにぎりを製造することができるようにしたおにぎり成形器(特許文献2参照)等がある。
この発明の先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2001−204409号公報(第1−6頁、図7) 特開平10−70963号公報(第1−5頁。図1)
前述のような自動米飯成形装置やおにぎり成形器を使用することにより、比較的簡単に同一形状の米飯成形品(上記従来技術の例では「おにぎり」)を製造することができる。
しかし、前述した従来技術のうち、例えば特許文献2に記載されているおにぎり成形器を使用する場合には、作業工程中に手作業が占める割合が多く、大量生産に向かないだけでなく、得られた製品の品質にむらが生じやすい。
また、成形された米飯を型より取り出す際には、成形後の米飯を指等で押し出して取り出す必要があり、この際に加えられる力の加減等をうまく調整しなければ型崩れ等が生じるおそれがあるものとなっている。
一方、特許文献1に示すように、自動で米飯の成形を行う米飯成形装置にあっては、比較的短時間で多量の米飯を成形することができ、その結果、大量生産の要求に対しても応じることができる。
その一方で、このような自動米飯成形装置にあっては、その構造が複雑であり、また装置が比較的大がかりとなることから、価格も高く、設備投資等に多大な負担を強いるものとなっている。
特に、近年、コンビニエンスストアやスーパー等において販売されている弁当等の商品は、ライフサイクルが短く、例えばおにぎり等の米飯成形品においても中に入れる具、形状、サイズ等について比較的短期間のうちに変更される場合も多く、前述のような大がかりな自動米飯成形装置によってこの変更に対応するためには、使用する型を変更したり、このような型の変更に伴い、該自動米飯成形装置が行う動作のシーケンスを変更したりする必要がある等、部品の変更や各種設定の変更が必要となり、また、場合によってはこのような変更を行うことができず、装置そのものの変更を必要とする場合もあり、設備投資を十分に回収でききないという事態が発生するおそれも高い。
そこで、本発明は、上記従来技術における欠点を解消するためになされたもので、比較的簡単な構成により、米飯成形品を締め固め、その後、型から取り出す迄の作業を簡単なハンドル装置のみによって行うことができ、従って、一定品質の米飯成形品を大量に製造することができる、比較的安価な手動式の米飯成形装置を提供することを目的とする。
また、本発明の別の目的は、上記特徴を有しつつ、成形に使用する型の交換が極めて容易であり、従って、各種形状の米飯成形品に対応することができる米飯成形装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の米飯成形装置1は、上型31及び下型32から成り、上下で嵌合することにより製造する米飯成形品の形状に従った成形空間が形成される成形型と、
対向配置された2枚の側板11,12を有し、前記側板11,12間に前記下型32が回転可能に取り付けられる本体10と、
一端を前記本体10に揺動可能に軸支され、その揺動軌跡上において前記下型32との嵌合を可能とする位置に前記上型31が取り付けられる揺動板20を備え、
前記下型32を、前記下型32に形成された成形空間が上方に向かって開口する原位置に復帰するように付勢するスプリング56等の付勢手段を設けると共に、
前記下型32より前記上型31を離間する方向に前記揺動板20を揺動させるとき、前記付勢手段(スプリング56)の付勢力に抗し、前記下型32を前記原位置に対し傾斜乃至は上下反転するように回転させる、前記揺動板20と前記下型32との連動機構を設けたことを特徴とする(請求項1)。
また、本発明の別の米飯成形装置1は、上型31及び下型32から成り、上下で嵌合することにより製造する米飯成形品の形状に従った成形空間が形成される成形型と、
対向配置された2枚の側板11,12を有し、前記側板11,12間に前記下型32が回転可能に取り付けられる本体10と、
一端を前記本体10に揺動可能に軸支され、その揺動軌跡上において前記下型32との嵌合を可能とする位置に前記上型31が取り付けられる揺動板20を備え、
前記下型32は、前記揺動板20の揺動により前記上型31が離間した時、その形成空間を上方に向けて開放する原位置に対し、傾斜又は反転するよう構成されていると共に、
前記下型32の傾斜又は反転後、更に前記揺動板20を前記下型32より前記上型31が離間する方向に揺動させたとき、前記傾斜又は反転した前記下型32を回転させて前記原位置に復帰させる、前記揺動板20と前記下型32との連動機構60を設けたことを特徴とする(請求項2)。
前述の構成の米飯成形装置1において、前記連動機構60は、
前記揺動板20の揺動に伴い移動する係止片62と、
前記下型32を回転可能と成す回転軸54より外周方向に突出し、前記係止片62の移動軌跡上に配置された突起61から成り、
前記係止片62は、前記下型32に対して前記上型31が近接する方向に前記揺動板20を揺動させたときの移動方向において、前記突起61との衝突により後退乃至は傾動して前記突起61を係止せず、前記下型32に対して前記上型31を離間する方向に前記揺動板20を揺動させたときの移動方向において、前記突起61を係止するよう構成することができる(請求項3)。
また、前記連動機構60の別の構成としては、前記下型32を回転可能と成す回転軸54に固定された支軸回転ギヤ66と、前記揺動板20に取り付けられた、前記揺動板20の前記軸支点を回転中心とする部分歯車65と、前記部分歯車65と噛合して回転すると共に、該回転を前記支軸回転ギヤ66に伝達する動力伝達ギヤ67を備えた歯車機構から成り、
前記動力伝達ギヤ67は、前記上型31が前記下型32に近接する方向に前記揺動板20を揺動させたとき、前記支軸回転ギヤ66より離間すると共に、前記上型31が前記下型32より離間する方向に前記揺動板20を揺動させたとき、前記支軸回転ギヤ66と噛合するよう、その回転軸68の位置を可変に形成した構成としても良い(請求項4)。
さらに、前記揺動板20の前記上型31の取付位置に、略直方体状に形成された前記上型31の対向する2つの側面31a,31bから底面31cにかけてを抱持する、例えば略L字状に形成された抱持板22,23を対向配置し、この抱持板22,23間に前述の上型31を挿入するものとしても良い(請求項5)。
また、前記下型32は、これを直接前記本体10の側板11,12間に回転可能に取り付けることもできるが、好ましくは、前記本体10に回転可能に取り付けられた架台50上に載置することによりこれを本体10に取り付けても良い(請求項6)。
この場合、前記架台50の前記下型32の取付位置に、略直方体状に形成された前記下型の対向する2つの側面32a,32bから上面32cにかけてを抱持する抱持板51,52を対向配置し、この抱持板51,52間に前記下型321を挿入して取り付けるようにすることもできる(請求項7)。
以上の本発明の構成により、比較的簡単な構成で、低コストでありながら、同一品質の米飯成形品を量産することができる米飯成形装置を提供することができた。
この米飯製造装置にあっては、成形された米飯の締め固めから、締め固められた成形品を型から取り出す作業までを比較的簡単なハンドル操作に伴う一連の動作により行うことができることから、型崩れ等が生じ難く、かつ、人手に触れないために衛生的である。
また、上型を揺動板に対向配置された抱持板により、また、下型を架台に対向配置された抱持板により抱持することにより、対向配置された抱持板間に上型及び下型を挿入するだけで、上型、及び下型の取り付けを容易に行うことができると共に、その取り外しが容易であり、成形する米飯成形品の変更に伴う型の変更を容易かつ迅速に行うことができる米飯成形装置を提供することができた。
次に、本発明の実施の形態につき以下に説明する。
1.実施形態1
〔全体構成〕
本発明の米飯成形装置1は、図1に示すように左右一対を成す二枚の側板11,12の一端間を連結する背板13と、前記側板11,12の下端間を連結する底板14により形成された、平面略コ字状を成す本体10と、この本体10の前記背板13に対し、例えばヒンジ15を介して揺動可能に取り付けられた揺動板20と、この揺動板20に取り付けられ、該揺動板20の揺動に伴って前記本体10上を上下動する上型31、前記本体10の側板11,12間に架設され、前記揺動板20の揺動に伴う上型31の移動軌跡上に配置され、前記揺動板20を下降させることによって、前記揺動板20に取り付けられた上型31と嵌合する下型32を備えている。
前述のように、二枚の側板11,12を背板13と底板14とにより連結することにより、平面において略コ字状に形成された米飯成形装置1の本体10の前記底板14上には、成形後の米飯を回収するための、回収皿16を配置しても良く、この回収皿16内に、前記上型31及び下型32間で締め固められて成形された米飯の成形品が、後述する下型32の傾動又は反転により落下して回収されるように構成されている。
〔揺動板〕
前述の揺動板20には、好ましくはこれを揺動操作するためのハンドル21が取り付けられており、このハンドル21を把持して揺動操作することにより、前述の揺動板20がヒンジ15を中心として揺動可能となっていると共に、この揺動板20の揺動により、前記揺動板20に取り付けられた上型31が、該揺動板20の揺動に伴って上下動して、本体10の側板11,12間に架設された下型32の上面に接離可能に構成されている。
本実施形態にあっては、この揺動板20は、図2及び図3に示すように、本体10の背板13上端にその一端をヒンジ15を介して揺動可能に取り付けられており、このヒンジに15より固定された側の端部(固定端20a)とは反対側の端部が、前記ヒンジに15よる軸支位置を中心とした円周軌跡上を移動する自由端20bを形成しており、この固定端20aから自由端20bに至る中間位置においてこの揺動板20を、クランク状に曲折して段部20cを形成し、自由端20b側を固定端20a側に比べて高く形成すると共に、自由端20b側において揺動板20の下面にハンドル21を取り付けている。
そして、図2及び図3に示す実施形態にあっては、この段部20cにまたがり、前述の揺動板20の下面には、成形空間を下方に向けて開口する前述の上型31が取り付けられている。
この揺動板20の揺動範囲は、取り付けられる成形型のサイズにもよるが、揺動板20を上方に持ち上げた全開位置において、前記上型31が下型32より完全に離間すると共に、成形する米飯を下型32内に充填可能な間隔が確保されると共に、揺動板20を下方に押し下げた全閉位置において、上型31と下型32とが完全に嵌合する位置となる範囲で揺動可能に構成されている。
図3に示す実施形態にあっては、揺動板20が、背板13との交叉する角度が90°を成す位置(図3中Aの位置)において前述の上型31と下型32とが完全に嵌合するように前述の上型31が取り付けられており、この位置を前述の揺動板20の全閉位置と成すと共に、揺動板20が前記背板13に対して所定の角度(図3に示す例では142°)となる位置(図3中Cの位置)でそれ以上の開放を規制する手段を設け、この位置を揺動板20の全開位置としている。
本実施形態にあっては、図2及び図3に示すように、揺動板20に対するハンドル21の取り付け位置に、前述のヒンジ15の支軸位置を中心とする円弧を切り欠いた形状を成す連結板41の一端を取り付けると共に、この連結板41に形成されたスリット42内に、米飯成形装置1の本体10の側板12より突出した係止ピン17を嵌合し、揺動板20の自由端20bを上方に持ち上げた際、このスリット42の下端に前記係止ピン17が係止されて、揺動板20が前記背板13に対してその交叉角が所定の角度(本実施形態にあっては142°)となる位置でそれ以上の開放を規制して、この位置を揺動板20の全開位置としている。
なお、この揺動板20の揺動角は、図示の実施形態に限定されず、揺動板20に固定された上型31が下型32と完全に嵌合する全閉位置から、前述の上型31が、前記下型32より完全に離間して、下型32内に米飯の充填等の作業を行うことのできる位置であればその揺動角は前述の例に限定されず、種々の角度とすることができる。
この揺動板20に対する上型の取り付けは、揺動板20に対して上型31を例えばボルト止め等により直接固着するものとしても良いが、揺動板20に対する上型31の着脱を容易とするために、図4に示すように、揺動板20の上型の取り付け位置において、その幅方向の両端に、揺動板20の下面より突出するL字状の抱持板22,23を対向配置し、この抱持板22,23間に略直方体に形成された上型31を挿入することにより、上型31を容易に揺動板20に着脱可能に構成することができる。
この揺動板20における上型の取付位置には、好ましくは、揺動板20の固定端20a、自由端20b間方向における位置決めを行うために、固定端20a側における上型31の位置を規制するための、例えば凸条等を設け、これにより上型31の位置決めを行っても良く、図示の実施形態にあっては揺動板20を曲折することにより形成された前述の段部20cをこの係止片24としている。また、揺動板20の自由端20b側の一端に、回転可能に取り付けられた係止棒25を取り付け、上型の挿入時、この係止棒25を上型31の側面に当接するように回転させることにより、上型31の位置決めを行うことができるように構成することもできる。
〔下型〕
前述の揺動板20の揺動により上下動する上型31と嵌合する下型32は、前述のように米飯成形装置1の本体10を成す、前記側板11,12間に回転可能に取り付けられている。この下型32の取付は、下型32に直接回転軸等を取り付け、これを本体10の側板11,12に形成された軸受に支承しても良いが、図示の実施形態にあっては、この下型32を前記側板11,12間に回転可能に取り付けられた架台50上に載置することにより、この下型32が側板11,12間に回転可能に取り付けられていると共に、米飯成形品の形状変更等に対応して容易に下型を変更可能としている。
この下型32を載置する架台50は、その両端を前記本体10の二枚の側板11,12にそれぞれ回転可能に軸支され、前記本体10の二枚の側板11,12間で回転可能に構成されている。
この架台50は、一例として図5に示すように本体10の側板11,12と平行に配置される、L字状に曲折された対向する2枚の抱持板51,52と、この抱持板51,52間を連結する底板53を備え、前述の両抱持板51,52間を貫通して該架台50の長さ方向の両端より突出する回転軸54を前記架台50の底板53に固定し、この回転軸54を、前述の本体10の側板11,12に形成された軸受に回転自在に軸支することにより取り付けられている。
本実施形態にあっては、本体10の、2枚の側板11,12の対称の位置にそれぞれ軸受を設け、この軸受に前記架台50の両端より突設された支軸54を回転可能に軸支することにより、前述の架台50が、前記本体10の側板11,12と平行方向に回転可能に構成されている。
この架台50の回転は、所定の角度内において行われるようその回転角度が規制されており、図3に示すように架台の上面が上方を向いた位置を原位置とし、この原位置から、図中時計回り方向にのみ転動するように構成されており、図示の実施形態にあっては、その回転範囲は約79°である。
そして、架台50はスプリング56等の付勢手段により、他の力が加わっていないときには前記原位置に復帰するように構成されている。
これにより、上型31が下型32上に降下する締め固め時等において下型32が成形空間を上方に向けた原位置に維持されていると共に、図3において時計回り方向の回転を許容すると共に、揺動板20の上昇に伴って該時計回り方向へ架台50を回転させる力を付与する連動機構60を設けることにより、締め固めによる成形の終了時、下型32を架台50と共に傾斜させてこの成形された米飯を下型32内より自動的に回収皿16上に落下させて、これを回収することができるように構成されている。
この、架台50の回転位置の規制は、例えば、架台50がその上面を上方に向けた位置にあるときこの架台50と接触して、架台50が図2中、反時計回り方向に回転することを規制し得るものであれば、如何なる構成であても良く、本体10の側壁11,12より突出され、架台50の一部と接触するストッパ等であっても良い。図2に示す実施形態にあっては、このようなストッパとして、架台50が原位置にあるとき、架台50と接触して図中反時計回り方向の回転を規制するローラ18を設け、これを前述のストッパとしている。
前述のように架台50を原位置に復帰させる手段として、本実施形態にあっては、架台50の端板51,52より係止ピン55を突設し、この係止ピン55にスプリング56の一端56aを係止すると共に、スプリング56の他端56bを、前記本体10の側板11より突出された係止ピン19に係止することにより、このスプリング56の収縮力によって、前記架台50が図中反時計回りの回転方向に付勢されている。
このように構成された架台50は、後述する連動機構60により前述の付勢手段であるスプリング56による付勢力に抗する力が加わった際に、その上面を前記本体10の背板14側と反対側に向けるように回転可能に構成され、成形の終了した米飯が、このような架台50の回転により、下型32内に収容された米飯を下方に落下させることができるように構成されている。
〔連動機構〕
前述のような架台50の回転は、前述した揺動板20の揺動に連動して行われ、前述の全閉位置において揺動板20に固定された上型31が下型32内に嵌合し、米飯の締め固めが行わわれた後、該揺動板20を全開位置に揺動させる迄の間に行われ、この架台50の回転により、成形が完了した、下型32内にある米飯が、下型32内より脱落して回収皿16上に落下されるように構成されている。
このように、揺動板20の揺動に連動して前述の架台50を回転させる連動機構として、本実施形態にあっては、揺動板20の上昇時、この揺動板20の上昇に伴って前記架台50を所定の方向に回転させる連動機構60が設けられている。
この連動機構60は、本実施形態にあっては前述の連結板41の所定の位置に取り付けられた係止片62と、この係止片62と係合する、前記架台50の回転軸54に設けられた、その外周方向に突出する突起61から成り、係止片62と突起61とが係合したとき、揺動板20に加えられた開放方向の力が前述の突起61を介して架台50の回転軸54を回転させて、架台50が前述したように回転動作するように構成されている。
前述のように、揺動板20がその全閉位置から開放状態に移動する過程において前述の如きの架台50の回転を可能とするために、前述の係止片62は、軸63によって前述の連結板41に対して回転可能に取り付けられ、この軸支位置を中心として回動可能に構成されていると共に、図2及び図3における時計回り方向の回動を所定の位置において規制すべく、その一端を係止する係止ピン64が設けられている。
そして、この係止片62は、図示せざるスプリング等の弾性手段により、前記軸63を中心として時計回り方向に付勢され、常時には、その一端を前述の係止ピン64と接触された状態に保持されており、この状態において係止片62が連結板41と共に移動すると、この係止片62が架台50の回転軸54より突出した突起61と接触するように構成されている。
このように構成された係止片62を備えた連結板41が取り付けられた揺動板20を、その全開位置から全閉位置に向かって揺動すると、この揺動板20に設けられた連結板41もこの揺動に伴ってに移動し、連結板41より突出した係止片62が前記架台50の回転軸54より突設された突起61と接触する。
係止片62は、前述のように図2及び図3中、反時計回りの方向に対する回動が可能に構成されていると共に、揺動板20の閉動作時において前記突起61と接触する係止片62の部分には、前述の突起61を誘導してこれを乗り越えることができるように傾斜が付けられており、前述の突起61と接触することによりこの係止片62が軸63を中心として反時計回りの方向に回動して後退する。
一方、前述の揺動板20を全閉の状態から開方向へ揺動させ、下型32内に嵌合されていた上型31が完全に下型32より離間する位置、図3の例では前述の背板13に対して揺動板20が交叉角を約110°とする位置(図3中Bの位置)に移動すると、連結板41に取り付けられた係止片62が、架台50の回転軸54より突設する前述の突起61と係合する(図3中Bの係止片位置)。
このとき、係止片62は、その一端が係止ピン64により係止されており、図中時計回り方向への回動が規制されていることから、この係止片62と突起61の係合により、揺動板20が上方へ移動するに伴って係止片62は突起61を同方向に押し上げ、この突起61が設けられた架台50の回転軸54が、図3中、時計回り方向に回転される。
前述の係止片62と突起61との係合は、揺動板20が背板13に対して約120°の傾斜角となる迄継続し、この間に架台50は、原位置を0°として最大で約79°傾斜する。
この架台50の傾斜により、架台50上に固定されている下型32も同時に傾斜し、この傾斜によって下型32内にある、成形後の米飯が下型32内より脱落して回収皿16上に落下する。
その後、前述の揺動板20の自由端20bをさらに上方に持ち上げると、係止片62は前述の突起61を乗り越えて突起61と係止片62との係合が解除され、架台50はコイルスプリング56の付勢力によって図3中、反時計回り方向に回動して、その上面を上方に向けた原位置に復帰する。
また、揺動板20は、前述の連結板41に形成されたスリット42の下端がストッパ43と係止され、これにより揺動板20はその全開位置において係止される。
このようにして、一連の動作が終了した後、再度下型32内に米飯や具等を充填して同様の動作を繰り返すことにより、同様の動作が繰り返されて、所定形状に成形された米飯を反復して得ることができる。
2.実施形態2
以上、図2及び図3を参照して説明した前述の実施形態にあっては、揺動板20の動作に連動して架台50を回動させる連動機構60として、連結板41に取り付けられた係止片62と、架台50の回転軸54より突設された突起61との係合により、揺動板20の動作に連動して架台50を傾斜させる方向に回動可能に構成していたが、図6〜図11に示す実施形態にあっては、係止片と突起による連動機構に代え、歯車機構により連動機構を構成すると共に、この連動機構により、原位置に対し傾斜乃至反転位置にある架台50を原位置に復帰させる連動機構を構成した例であり、下型32が載置された架台50は、これが例えば上型31等により係止されていないとき、自重により又は付勢手段等により図6中、時計回りの方向に回転するように構成されている。その他の部分の構成については、前述した米飯成形装置の構造と略同様である。
この歯車機構により構成される連動機構60の動作を図6〜図11を参照して説明する。同図において、65は揺動板20に取り付けられた、前記揺動板20の軸支位置を中心とする部分歯車で、図2及び図3を参照して説明した連結板41の側辺に歯を形成することによりこれを構成しても良く、又は連結板41とは別途にこれを形成しても良い。
また、66は、下型32を載置する架台50の回転軸54に取り付けられた支軸回転ギヤである。この支軸回転ギヤ66は、後述する動力伝達ギヤ67と噛合するときに回転し、これにより、原位置に対し傾斜し、又はその上面を下方に向けた状態にある前述の架台50を、図6〜図11に示すように、下型が上方に向かって開口する原位置に復帰可能に構成されている。
さらに、67は、前述の部分歯車65と、前述の支軸回転ギヤ66とに共に噛合し、揺動板20の揺動に伴う部分歯車65の動きを、支軸回転ギヤ66に伝達する、動力伝達ギヤである。
この動力伝達ギヤ67の回転軸68は、図6〜図11に示すようにスリット状の軸孔69によって支持されており、この軸孔69内を前記動力伝達ギヤ67の回転軸68が移動することにより、その中心位置を変位可能に構成されている。
このスリット状の軸孔69は、図6に示すように、前述の部分歯車65の円周方向と平行方向に形成されており、このスリット状の軸孔69の上端位置に前記動力伝達ギヤ67の支軸68があるとき、この動力伝達ギヤ67が前記部分歯車65と噛合すると共に前述の支軸回転ギヤ66と噛合して、揺動板20の揺動に連動して架台50を回転可能と成すと共に、前記スリット状の軸孔69の下端側に動力伝達ギヤ67の回転軸68の位置が移動したときとき、この動力伝達ギヤ67と前記支軸回転ギヤ66との噛合が解除され、揺動板20の揺動が、前述の支軸回転ギヤ66には伝達されないように構成されている。
前述のように、揺動板20の下降移動の際には、架台50を回転させることなく、揺動板20を上昇移動させて所定角度開いたとき、架台50が図6〜11中において時計回り方向に回転してこれに取り付けられた下型32傾斜し、又はその成形空間を下方に向けて開口するように回転し、その後、さらに揺動板20を上方に移動させて開放するに従い、前述の連動機構60により、前記架台50を図6〜11中、反時計回り方向に回転させて、下型32の成形空間が上方に向かって回転する原位置に復帰する動作を行わせる本実施形態の米飯成形装置1にあっては、前述の揺動板20を全開位置から全閉位置に動作させる際には、前述の動力伝達ギヤ67の回転軸68が、前述のスリット状の軸孔69の下端側に移動し、これにより揺動板20の下降時には架台50の回転軸54に取り付けられた支軸回転ギヤ66に回転力が与えられないように構成する一方、揺動板20を全閉位置から全開放位置に移動させる際に、動力伝達ギヤ67の支軸68が前記スリット状の軸孔69の上端に位置し、これにより部分歯車65との噛合により回転する動力伝達ギヤ67が、架台50の回転軸54に取り付けられた支軸回転ギヤ66と噛合して、部分歯車65により回転された動力伝達ギヤ67の回転力が、支軸回転ギヤ66に伝達されて、架台50が図6〜11中反時計回り方向に回転して原位置に復帰するように構成されている。
図6〜11に示す実施形態にあっては、このような動作を可能とするために、前述の動力伝達ギヤ67の支軸68には、例えばスプリング71等の弾性手段が取り付けられており、この弾性手段によって、動力伝達ギヤ67の回転軸68は、前記スリット状の軸孔69の下端側に付勢されている。
また、前述の部分歯車65における歯の形成は、前述の揺動板20が全閉状態から所定の角度開放されて架台50が時計回り方向に回転を終了する迄の間、前述の架台50を反時計回り方向に回転させる回転力を前記支軸回転ギヤ66に伝達することがないよう、揺動板20に対する取り付け位置から所定の長さに至るまで、歯形の形成されていない部分(ギヤ非形成部65b)が設けられていると共に、その下方において、前記架台50を原位置に復帰させるための回転角度で前記支軸回転ギヤ66を回転可能な長さで、歯形の形成されたギヤ形成部65aが設けられている。
以上のように構成された連動機構60を備えた米飯成形装置1において、揺動板20が全開状態にある位置(図6参照)において下型32内に米飯を充填し、その後、この揺動20板の自由端20b側を下降させて閉動作する。
この揺動板20の下降動作において揺動板20に取り付けられた部分歯車65のギヤ形成部65aが、前述の動力伝達ギヤ67と噛合してこれを回転するが、動力伝達ギヤ67の回転軸68は、前述の付勢手段71によりスリット状の軸孔69の下端側に付勢されているために、動力伝達ギヤ67と支軸回転ギヤ66とは噛み合っておらず、動力伝達ギヤ67は、支軸回転ギヤ66に回転力を伝達せず、空転した状態にある(図7参照)。
その後、さらに揺動板20の自由端20bを下降すると、前述の動力伝達ギヤ67が部分歯車65のギヤ形成部65aを通過して、ギヤ非形成部65bに達し、動力伝達ギヤ67の回転が停止すると共に、揺動板20は、背板13との交叉角度が90°となる位置迄下降して、その下降動作を停止する全閉位置となる。
このとき、架台50上に載置された下型32と、揺動板20に固定された上型31とが嵌合して、両型31,32間で挟持された米飯が、上型31及び下型32間の成形空間内の形状に従って所定の形状に締め固められて成形される。
このようにして、全閉位置に揺動板20を移動し、型31,32内の米飯の締め固めが終了すると、その後、揺動板20を上昇させて開放すると共に、所定の形状に成形された米飯を前記下型32内より取り出す作業が行われる。
揺動板20を、背板13に対する角度が90°である前述の全閉位置から、その自由端20bを上昇させて徐々に開放すると、この揺動板20の上昇移動に伴って、この揺動板20に取り付けられた部分歯車65も上方に向かって移動する。
前述の部分歯車65には、その上端から所定の長さにおいてギヤの形成されていないギヤ非形成部65bが設けられており、この区間において動力伝達ギヤ67の回転軸68は、スリット状の軸孔69の下端側にあり、前記支軸回転ギヤ66との噛合が解かれた状態で静止している。
従って、支軸回転ギヤ66は、動力伝達ギヤ67と噛合していないフリーな状態にあり、例えばその重心を時計回り方向に回転するように偏心することにより、又は付勢手段により付勢することにより、又は揺動板20の上昇に従って前記回転方向に回転させる力を生じさせることにより、上型31との嵌合による係止が解除された架台50は、図9に示すように図中時計回り方向に回転し、架台50に取り付けられた下型32は、成形空間を下方に向けて開放する。
これにより、下型32内に充填されていた、成形後の米飯は、下型32内に形成されている成形空間内より脱落し、本体10の底板14上に載置されている回収皿16上に落下する。
その後、更に揺動板20を上昇移動させると、部分歯車65のギヤ形成部65aに形成されたギヤが、動力伝達ギヤ67との噛合を開始して回転を始めると共に、この部分歯車65との噛合により、動力連結ギヤ67を上方に押し上げる力が働き、動力伝達ギヤ67の回転軸68は、スプリング71等の付勢手段による付勢力に抗してスリット状の軸孔69内をその上端側に移動する。
この、動力伝達ギヤ67の回転軸68の移動により、動力伝達ギヤ67が回転軸68の移動分、その回転中心を上方に移動し、これにより動力伝達ギヤ67が支軸回転ギヤ66と噛合して、部分歯車65との噛合により回転された動力伝達ギヤ67の回転力が、支軸回転ギヤ66に伝達される(図10参照)。
このようにして、支軸回転ギヤ66の回転により、下型32の成形空間を下方に向けて開口した状態としている架台50を、図中反時計回り方向に回転させ、揺動板20が全開の位置となる迄、支軸回転ギヤ66に回転力を伝達すると(図11参照)、これにより架台50は下型32の成形空間が上方を向くまで反時計回り方向に回転し、原位置に復帰する(図6参照)。
この状態において、再度、下型内に米飯を充填して、前述の作業を繰り返すことにより、上型31及び下型32間に形成された成形空間の形状によって決まる所定の形状の米飯成形品を連続して形成することができる。
3.その他の実施形態
以上説明した実施形態において、図2及び図3を参照して説明した実施形態にあっては、係止片62と突起61との係合による連動機構を、原位置にある架台50を傾斜させ、又は上下反転するように回転させるためにこれを使用した例について説明したが、このような係止片と突起との係合により、図6〜図11を参照して説明した連動機構のように、傾斜し、又は上下反転している架台50を原位置に復帰させるように回転させる連動機構の構成として採用しても良い。
また、図6〜図11を参照して説明した歯車機構により構成された連動機構60を、図1〜図5を参照して説明したように、原位置にある架台50を傾斜させ、又は上下反転するように回転させるための連動機構の構成として採用しても良い。
以上において説明した本発明の米飯成形装置は、握り寿司、手巻き寿司、手まり寿司等の各種の寿司、おにぎり、その他の各種米飯成形品の製造に使用することができ、コンビニエンスストア等の小売店に米飯成形品を供給する食品加工業者等における工場設備等として利用することができる他、米飯成形品を店舗内で製造し、販売等する、スーパーや弁当店等において利用するに好適である。
特に、従来技術として示した大規模な自動米飯成形装置を使用する程の生産数がなく、自動米飯成形装置の導入がコスト的に見合わない、前述のスーパーや弁当店等の小売店における利用に有利である。
米飯成形装置の概略斜視図。 米飯成形装置の側面透視図。 米飯成形装置の動作を示す側面透視図。 裏面から見た揺動板と上型との取付状態を示す斜視図。 架台と下型との取付状態を示す斜視図。 連動機構の動作説明図(揺動板全開位置)。 連動機構の動作説明図(揺動板下降中)。 連動機構の動作説明図(揺動板全閉)。 連動機構の動作説明図(揺動板上昇開始)。 連動機構の動作説明図(連動機構動作開始)。 連動機構の動作説明図(揺動板全開直前)。
符号の説明
1 米飯成形装置
10 本体(米飯成形装置本体)
11,12 側板(本体10の)
13 背板(本体10の)
14 底板(本体10の)
15 ヒンジ
16 回収皿
17 ストッパー
18 ローラ(ローラストッパー)
19 係止ピン
20 揺動板
20a 固定端
20b 自由端
20c 段部
21 ハンドル
22,23 抱持板
24 係止片
25 係止棒
31 上型
31a,31a 側面
31c 底面
32 下型
32a,32b 側面
32c 上面
41 連結板
42 スリット
50 架台
51,52 端板(抱持板)
53 底板
54 回転軸
55 係止ピン
56 スプリング(付勢手段)
56a 一端(スプリング56の)
56b 他端(スプリング56の)
60 連動機構
61 突起
62 係止片
63 軸
64 係止ピン
65 部分歯車
65a ギヤ形成部
65b ギヤ非形成部
66 支軸回転ギヤ
67 動力伝達ギヤ
68 回転軸(動力伝達ギヤ67の)
69 スリット状の軸孔
71 スプリング

Claims (7)

  1. 上型及び下型から成り、上下に嵌合することにより製造する米飯成形品の形状に従った成形空間が形成される成形型と、
    対向配置された2枚の側板を有し、前記側板間に前記下型が回転可能に取り付けられる本体と、
    一端を前記本体に揺動可能に軸支され、その揺動軌跡上において前記下型との嵌合を可能とする位置に上型が取り付けられる揺動板を備え、
    前記下型を、前記下型に形成された成形空間が上方に向かって開口する原位置に復帰するように付勢する付勢手段を設けると共に、
    前記下型より前記上型を離間する方向に前記揺動板を揺動させるとき、前記付勢手段の付勢力に抗し、前記下型を前記原位置に対し傾斜乃至は上下反転するように回転させる、前記揺動板と前記下型との連動機構を設けたことを特徴とする米飯成形装置。
  2. 上型及び下型から成り、上下で嵌合することにより製造する米飯成形品の形状に従った成形空間が形成される成形型と、
    対向配置された2枚の側板を有し、前記側板間に前記下型が回転可能に取り付けられる本体と、
    一端を前記本体に揺動可能に軸支され、その揺動軌跡上において前記下型との嵌合を可能とする位置に前記上型が取り付けられる揺動板を備え、
    前記下型は、前記揺動板の揺動により前記上型が離間した時、その形成空間を上方に向けて開放する原位置に対し、傾斜又は反転するよう構成されていると共に、
    前記下型の傾斜又は反転後、更に前記揺動板を前記下型より前記上型が離間する方向に揺動させたとき、前記傾斜又は反転した前記下型を回転させて前記原位置に復帰させる、前記揺動板と前記下型との連動機構を設けたことを特徴とする米飯成形装置。
  3. 前記連動機構が、
    前記揺動板の揺動に伴い移動する係止片と、
    前記下型を回転可能と成す回転軸より外周方向に突出し、前記係止片の移動軌跡上に配置された突起から成り、
    前記係止片は、前記下型に対して前記上型が近接する方向に前記揺動板を揺動させたときの移動方向において、前記突起との衝突により後退乃至は傾動して前記突起を係止せず、前記下型に対して前記上型を離間する方向に前記揺動板を揺動させたときの移動方向において、前記突起を係止するよう構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の米飯成形装置。
  4. 前記連動機構が、前記下型を回転可能と成す回転軸に固定された支軸回転ギヤと、前記揺動板に取り付けられた、前記揺動板の前記軸支点を回転中心とする部分歯車と、前記部分歯車と噛合して回転すると共に、該回転を前記支軸回転ギヤに伝達する動力伝達ギヤを備えた歯車機構から成り、
    前記動力伝達ギヤは、前記上型が前記下型に近接する方向に前記揺動板を揺動させたとき、前記支軸回転ギヤより離間すると共に、前記上型が前記下型より離間する方向に前記揺動板を揺動させたとき、前記支軸回転ギヤと噛合するよう、その回転軸の位置が可変に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の米飯成形装置。
  5. 前記揺動板の前記上型の取付位置に、略直方体状に形成された前記上型の対向する2つの側面から底面にかけてを抱持する抱持板を対向配置したことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の米飯成形装置。
  6. 前記下型が、前記本体に回転可能に取り付けられた架台上に載置されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の米飯成形装置。
  7. 前記架台の前記下型の取付位置に、略直方体状に形成された前記下型の対向する2つの側面から上面にかけてを抱持する抱持板を対向配置したことを特徴とする請求項6記載の米飯成形装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009278869A (ja) * 2008-05-19 2009-12-03 Suzumo Machinery Co Ltd シャリ玉成形装置

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