JP2007244269A - パン生地を焼成ケースに投入する際の落下機構およびそれを備えたパンニング装置 - Google Patents
パン生地を焼成ケースに投入する際の落下機構およびそれを備えたパンニング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007244269A JP2007244269A JP2006071016A JP2006071016A JP2007244269A JP 2007244269 A JP2007244269 A JP 2007244269A JP 2006071016 A JP2006071016 A JP 2006071016A JP 2006071016 A JP2006071016 A JP 2006071016A JP 2007244269 A JP2007244269 A JP 2007244269A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating
- dropping mechanism
- dough
- bread dough
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
Abstract
【解決手段】一辺が回転支軸と固結された回転板と、回転支軸を正逆回転させる駆動系と、これらを制御する制御部とを具備し、その下方位置に搬送された焼成ケースにパン生地を移し換えるパンニング装置の落下機構であって、前記制御部は、生地搬送コンベアの端部から排出されるパン生地を受取る際には前記回転板を水平姿勢とし、受取ったパン生地を前記焼成ケースに移し換える際には前記回転板を垂直姿勢とすることを特徴とするパンニング装置の落下機構およびそれを備えたパンニング装置。
【選択図】図1
Description
一方で、焼成ケース5は、コンベア装置により、連続的に搬送されるのが通常である。それゆえ、焼成ケース5内へ降下する仕切を設けると、仕切が完全に上昇するまで焼成ケース5を搬送することができず、処理速度の点で問題がある。そもそも、焼成ケース5の上部には、パンニングカセット3が設置されているため、仕切を昇降するための駆動系を設けることが難しかった(図1参照)。
また、従来は、図2に示すような、パンニングカセット3を焼成ケース5が水平移動してもぶつからない高さに設けることである程度の改善を図っていたが、更に高い精度でパン生地の重なりを無くし、常に良品質のパンを供給する技術が求められていた。
すなわち、本発明は、以下の(1)ないし(7)の落下機構およびそれを備えたパンニング装置を要旨とする。
(1)一辺が回転支軸と固結された回転板と、回転支軸を正逆回転させる駆動系と、これらを制御する制御部とを具備し、その下方位置に搬送された焼成ケースにパン生地を移し換えるパンニング装置の落下機構であって、前記制御部は、生地搬送コンベアの端部から排出されるパン生地を受取る際には前記回転板を水平姿勢とし、受取ったパン生地を前記焼成ケースに移し換える際には前記回転板を垂直姿勢とすることを特徴とするパンニング装置の落下機構。
(2)前記回転板は2枚であり、焼成ケースを3等分する位置にそれぞれ配設され、該回転板はケースの外側に向かって開閉することを特徴とする(1)の落下機構。
(3)前記回転板は6枚であり、3組の一対の回転板が焼成ケースを3等分する位置に隣接して配設され、各組の回転板は互いに内側に向かって開閉することを特徴とする(1)の落下機構。
(4)前記制御部が、3組の一対の回転板をそれぞれ異なるタイミングで開閉することを特徴とする(3)の落下機構。
(5)前記回転板は、焼成ケースの寸法に応じて交換可能であることを特徴とする(1)ないし(4)のいずれかの落下機構。
(6)前記回転板は、表面がフッ素樹脂加工されていることを特徴とする(1)ないし(5)のいずれかの落下機構。
(7)生地搬送コンベアと、生地搬送コンベアの端部において落下するパン生地を所定の位置に導く複数の位置決め板を有するカセットと、当該カセットの下方に配された(1)ないし(6)のいずれかの落下機構と、その下方にケース搬送コンベアを備えるパンニング装置。
従来のパンニング装置における落下機構は、図6のごとくであり、閉状態にあるシャッター81,82とカセット3により区切られた区画A〜Cから構成される。まず、コンベア11から搬送されるパン生地が、コンベア11の搬送方向に直交して水平動するシュートゲート91が区画A〜Cの対向位置においてパン生地を排出すると、パン生地は慣性力の作用を受けながら、カセット3の位置決め板31〜34および背面板35に導かれて、区画A〜Cに順次投入される。続いて、全ての区画A〜Cにパン生地が載置されると,シャッター81,82が前後方向に開き、焼成ケース5内にパン生地が自重により落下する。ここで、落下するパン生地は、シャッター81,82の高さから仕切板が無い状態で自然落下するため、構造上、重なりの発生を防止することは難しかった。そこで、発明者は次の2つの態様の落下機構を発明した。
本発明の第1の態様の落下機構は、図4に示すごとく、2枚の回転板62,65により構成され、回転板62,65は、シャッター81,82と焼成ケース5の間に配設される。回転支軸72,75は、一端が図示しない指示柱により回動自在に固定され、他端は駆動伝達部22内の駆動ギヤに連結される。第1の態様では、構造上、駆動伝達部22を回転保持板62,65に隣接して設けるのは難しいため、支軸72,75の一端を後述する第2の態様よりも長く構成し、伝達ギヤを介して、スペースに余裕のある場所に設けたモータの駆動を伝達している。
回転板62,65の短手方向の長さは、開閉時に焼成ケース5内に載置されたパン生地と衝突しないよう、最適な長さのものを採用している。すなわち、焼成するパンの種類によって、焼成ケース5の寸法は異なるが、これに対応するために、回転板も交換可能に構成されている。なお、回転保持板の表面は、フッ素樹脂加工等により摩擦が最小となるよう構成するのが好ましい。
なお、以上では、3斤パンの焼成ケースにおける構成を説明したが、回転板の枚数は焼成ケースの形状と載置されるパン生地の個数によって、適宜設計可能である。例えば、2つのパン生地を焼成ケースに投入する製造工程においては、一枚の回転板により落下機構を構成してもよい。
本発明の第2の態様の落下機構は、図7のごとくであり、コンベア11から搬送されるパン生地がカセット3(図中では省略)と回転板61〜66により区切られた区画A〜Cから構成される。第2の態様の落下機構は、前後に開閉するシャッター81,82に代わり、3組の一対の回転板61〜66を有している。回転板61〜66は、その一端が回転可能に支持された回転支軸71〜76に固定されており、これらの回転支軸を回転させることにより、一対の保持板を同時に開閉させることができる。回転支軸71〜76は、一端が図示しない指示柱により回動自在に固定され、他端は駆動伝達部22内の駆動ギヤに連結される。駆動伝達部22内において、駆動ギヤは伝達ギヤに連結されており、伝達ギヤ群を介して駆動モータを正逆回転させることにより回転支軸71〜76が回転し、回転板61〜66の開閉が行われる。
また、各組の回転板を同時に開閉する場合には、隣接する回転支軸の左右方向の幅によりパン生地に間隙が生じないよう気をつける必要がある。すなわち、隣接する2枚の回転板を、90度ないしは90度を数度超える角度まで回転させ、隣接する2枚の回転板が鋭角な三角形を構成するようにすることで、パン生地の間隙が生じないようにするのが好ましい。
本発明の回転板63B,64Bは、シューター9からM字型またはN字型のパン生地が投入される際は、実線の位置に配される。すなわち、回転支軸73Bおよび74Bが水平位置の状態で、図示しない駆動ギヤにより固定され、パン生地は回転板63B、64B上に載置されることとなる。
パン生地が焼成ケース5内に載置されると、駆動ギヤが逆回転し、回転板61〜66が再び水平位置に配され、続いて焼成ケース5は図示しないケース搬送コンベアにより排出される。
4 成形部
5 焼成ケース
6 仕切板
7 回転支軸
9 シューター
11 コンベア
13 シャッター操作板
15 支持枠
42 成形部コンベア
31〜34 位置決め板
35 背面板
61〜66 回転板
71〜76 回転支軸
81〜86 シャッター
91 シュートゲート
Claims (7)
- 一辺が回転支軸と固結された回転板と、回転支軸を正逆回転させる駆動系と、これらを制御する制御部とを具備し、その下方位置に搬送された焼成ケースにパン生地を移し換えるパンニング装置の落下機構であって、
前記制御部は、生地搬送コンベアの端部から排出されるパン生地を受取る際には前記回転板を水平姿勢とし、受取ったパン生地を前記焼成ケースに移し換える際には前記回転板を垂直姿勢とすることを特徴とするパンニング装置の落下機構。 - 前記回転板は2枚であり、焼成ケースを3等分する位置にそれぞれ配設され、該回転板はケースの外側に向かって開閉することを特徴とする請求項1の落下機構。
- 前記回転板は6枚であり、3組の一対の回転板が焼成ケースを3等分する位置に隣接して配設され、各組の回転板は互いに内側に向かって開閉することを特徴とする請求項1の落下機構。
- 前記制御部が、3組の一対の回転板をそれぞれ異なるタイミングで開閉することを特徴とする請求項3の落下機構。
- 前記回転板は、焼成ケースの寸法に応じて交換可能であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの落下機構。
- 前記回転板は、表面がフッ素樹脂加工されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかの落下機構。
- 生地搬送コンベアと、生地搬送コンベアの端部において落下するパン生地を所定の位置に導く複数の位置決め板を有するカセットと、当該カセットの下方に配された請求項1ないし6のいずれかの落下機構と、その下方にケース搬送コンベアを備えるパンニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006071016A JP4914086B2 (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | パン生地を焼成ケースに投入する際の落下機構およびそれを備えたパンニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006071016A JP4914086B2 (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | パン生地を焼成ケースに投入する際の落下機構およびそれを備えたパンニング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007244269A true JP2007244269A (ja) | 2007-09-27 |
JP4914086B2 JP4914086B2 (ja) | 2012-04-11 |
Family
ID=38589214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006071016A Active JP4914086B2 (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | パン生地を焼成ケースに投入する際の落下機構およびそれを備えたパンニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4914086B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011000034A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Yamazaki Baking Co Ltd | 食パンの製造方法およびパン生地の整形装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5016871B2 (ja) * | 1972-03-24 | 1975-06-17 | ||
JPS53104781A (en) * | 1977-02-24 | 1978-09-12 | Fujisawa Mfg | Apparatus for filling bread dough into mold |
JPH08294349A (ja) * | 1995-04-28 | 1996-11-12 | Fujisawa:Kk | パン菓子類生地の展板移載装置 |
JPH0974985A (ja) * | 1995-09-08 | 1997-03-25 | Yamazaki Baking Co Ltd | パン生地の焼成展板への移載方法とその装置 |
JPH11155466A (ja) * | 1997-09-29 | 1999-06-15 | Grieco Leonardo | 生地ディスクを製造するための方法及び装置 |
JP2002238440A (ja) * | 2001-02-20 | 2002-08-27 | Rheon Autom Mach Co Ltd | パン生地の型詰め装置 |
-
2006
- 2006-03-15 JP JP2006071016A patent/JP4914086B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5016871B2 (ja) * | 1972-03-24 | 1975-06-17 | ||
JPS53104781A (en) * | 1977-02-24 | 1978-09-12 | Fujisawa Mfg | Apparatus for filling bread dough into mold |
JPH08294349A (ja) * | 1995-04-28 | 1996-11-12 | Fujisawa:Kk | パン菓子類生地の展板移載装置 |
JPH0974985A (ja) * | 1995-09-08 | 1997-03-25 | Yamazaki Baking Co Ltd | パン生地の焼成展板への移載方法とその装置 |
JPH11155466A (ja) * | 1997-09-29 | 1999-06-15 | Grieco Leonardo | 生地ディスクを製造するための方法及び装置 |
JP2002238440A (ja) * | 2001-02-20 | 2002-08-27 | Rheon Autom Mach Co Ltd | パン生地の型詰め装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011000034A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Yamazaki Baking Co Ltd | 食パンの製造方法およびパン生地の整形装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4914086B2 (ja) | 2012-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4854988B2 (ja) | 食品素材の移載方法および移載装置 | |
KR101163405B1 (ko) | 파이 분리 이송장치 | |
US9604786B2 (en) | Bread conveying apparatus and bread slicing apparatus | |
JP4914086B2 (ja) | パン生地を焼成ケースに投入する際の落下機構およびそれを備えたパンニング装置 | |
JP6735799B2 (ja) | 米飯盛付装置及び米飯盛付方法 | |
JP5240957B1 (ja) | 収納装置 | |
US2744611A (en) | Delivery mechanism | |
JP5700830B2 (ja) | 定量材料塊供給装置 | |
KR101646961B1 (ko) | 식품 이송기 | |
JP5064556B2 (ja) | 豆腐生地の反転処理装置 | |
JP5648228B2 (ja) | 食肉スライサーおよび食肉スライス方法 | |
JP2015231884A (ja) | パン反転装置及びパン搬送システム | |
JP6840401B2 (ja) | 食材用切断機 | |
JP5008347B2 (ja) | スライス食パン分割搬出装置 | |
JP2003304799A (ja) | 食品生地片の搬送成形方法および装置 | |
KR20100065220A (ko) | 식빵 생지 정렬 및 케이스 자동 패닝 장치 | |
JPS6119215B2 (ja) | ||
KR102363545B1 (ko) | 베이커리용 반죽 자동 정렬장치 | |
JP2006069649A (ja) | スライス食パン分割供給装置及び方法 | |
CN115226738B (zh) | 一种面包加工用芝士添加设备及方法 | |
US20220295802A1 (en) | Food production apparatus, rotation method and food production method | |
US20220408735A1 (en) | Food dough forming device | |
JP5313463B2 (ja) | ワーク搬送装置 | |
JP3015000B2 (ja) | 半開包皮切断装置 | |
JP2007331053A (ja) | 食パン切断装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110714 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110727 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110921 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120111 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120120 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4914086 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |