JP3005965B2 - 二成分混合容器 - Google Patents

二成分混合容器

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JP3005965B2
JP3005965B2 JP8207422A JP20742296A JP3005965B2 JP 3005965 B2 JP3005965 B2 JP 3005965B2 JP 8207422 A JP8207422 A JP 8207422A JP 20742296 A JP20742296 A JP 20742296A JP 3005965 B2 JP3005965 B2 JP 3005965B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/32Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging two or more different materials which must be maintained separate prior to use in admixture
    • B65D81/3205Separate rigid or semi-rigid containers joined to each other at their external surfaces
    • B65D81/3211Separate rigid or semi-rigid containers joined to each other at their external surfaces coaxially and provided with means facilitating admixture

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二成分からなる化
粧料等をそれぞれ隔離状態で収容し、使用時等に混合す
ることができる二成分混合容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から化粧料,整髪料等は様々なもの
が開発されて市場に出回っているが、そのなかで、美白
ビタミンC等を入れた粉末や錠剤を液状化粧料に混合し
て使用するものがある。ところが、このものでは、上記
粉末等を予め液状化粧料に混合させていると、ビタミン
Cの化学変化等によりその効力が失われてしまう。この
ため、未使用時には上記粉末等と液状化粧料とを別々に
隔離した状態にして収容し、使用の際に、両者を混合し
て使用することが必要になる。
【0003】そこで、粉末等と液状化粧料とを別々に隔
離した状態で収容し、使用時にそれらを混合して使用す
ることができる容器として、実開平3−105483号
公報に開示されたものがある。このものは、図11およ
び図12に示すように、上部周壁の外周面にねじ部20
aが形成された容器本体20と、下部周壁の内周面に上
記ねじ部20aにら合するねじ部21aが形成されたキ
ャップ21とを備えており、上記容器本体20の上端部
に、この上端部から底部近くまで垂下状に延びる筒体2
2を係止し、この筒体22の下端部の内周面に、固形状
他物体26が載置された底蓋23を離脱自在に密挿して
いる。また、上記キャップ21の下部周壁の下面にスカ
ート状等の螺進制限ストッパー24を設けるとともに、
天井壁の内面から押棒25を垂下している。
【0004】そして、上記容器の使用時には、上記螺進
制限ストッパー24を押し開きながらキャップ21を強
く螺進させる。これにより、上記押棒25が押し下げら
れ、この押棒25の押し下げにより底蓋23が下方に押
圧されて筒体22の下端部から離脱する。そして、底蓋
23上の固形状他物体26が容器本体20の液体27内
に落下し液体27に溶解し混合する。そののち、容器本
体20を手で持って下向きに傾け、容器本体20内から
混合液を取り出す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記容
器では、筒体22が容器本体20の上端部から底部近く
まで垂下状に延びているため、使用時に容器本体20を
下向きに傾けた場合に、容器本体20内の液体の一部が
容器本体20の内周面と筒体22の外周面との間の空間
に残り、全量を取り出すことができない。しかも、二重
構造となっていて、未使用時には、液体27に浸漬され
る筒体22の下半部分に液体27が入らないため、この
分だけ容器本体20の容量をアップしなければならな
い。したがって、容器本体20の内部空間を広くしなけ
ればならず、容器本体20が大形化する。さらに、底蓋
23が装着された筒体22が液体27中に浸漬されてい
るため、少しでも底蓋23と筒体22との嵌合が緩い
と、搬送,輸送途中の振動等の外力が加わった場合等
に、底蓋23と筒体22の隙間から液体27が浸み込ん
だり底蓋23が外れたりし、使用前に液体27と固形状
他物体26とが混じって効力が低下してしまうような事
故が起こりやすいという問題がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、粉末等と化粧料等を隔離した状態で収容するこ
とができるとともに、振動等の外力が加わっても、使用
時までに粉末等と化粧料等とが混じることがなく、しか
も、使用時には、容器本体の内容物を全量取り出すこと
ができる二成分混合容器の提供をその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の二成分混合容器は、有底筒状に形成され先
端開口部に栓体が着脱自在に配設された第1の容器と、
有底筒状に形成され開口部が離脱可能な蓋体で蓋される
第2の容器とを備え、上記第1の容器の後端部に上記第
2の容器の開口側および底部側の外周壁をそれぞれ着脱
自在に保持する保持用筒部が設けられ、上記保持用筒部
の内側に第1の容器の内部空間に連通する内側筒部が設
けられ、この内側筒部の後端開口部に破断可能な薄膜部
が形成されるとともに、この内側筒部の後端部が上記第
2の容器の開口に液密状に内嵌するように形成され、上
記第2の容器内の底面に上記薄膜部を破断する破断用突
部が形成されており、使用前には、上記第2の容器の底
部側の外周壁を保持用筒部に保持させた状態に配設し、
使用時には、第2の容器の開口側の外周壁を保持用筒部
に保持させて上記内側筒部に第2の容器の開口を嵌合さ
せることにより上記破断用突部が上記薄膜部を破断する
ようにしたという構成をとる。
【0008】すなわち、本発明の二成分混合容器は、有
底筒状に形成され先端開口部に栓体が着脱自在に配設さ
れた第1の容器と、有底筒状に形成され開口部が離脱可
能な蓋体で蓋される第2の容器とを備えている。したが
って、第1の容器に液状化粧料等の内容物を収容し、第
2の容器に粉末等の内容物を収容することができる。こ
のため、液状化粧料等と粉末等は、別個の容器にお互い
完全に隔離された状態で収容され、搬送途中の振動等の
外力が加わった場合等にも、使用時までに混じるような
ことはない。また、従来のような二重構造ではなく、容
器自体が小形化する。さらに、使用時には、第1の容器
の内側筒部に第2の容器の開口を嵌合させて強く押し込
むことにより、第2の容器の破断用突部が上記内側筒部
の薄膜部を突き破って破断させる。その結果、第2の容
器の内部空間と第1の容器の内部空間とが上記破断部分
を介して連通し、第2の容器に収容された粉末等を、第
1の容器に収容された液状化粧料等に溶解,混合させる
ことができる。そして、この混合溶液は、第1の容器の
先端開口部からその全量を取り出して使用することがで
きる。そのうえ、第1の容器の後端部に第2の容器の開
口側および底部側の外周壁をそれぞれ着脱自在に保持す
る保持用筒部が設けられている。このため、使用前にお
いては、上記保持用筒部に第2の容器の底部側を保持さ
せ、第1の容器と第2の容器とを組付けた状態で取り扱
うことができ、携帯にも便利である。また、保持用筒部
に第2の容器の底部側を保持させることにより、内側筒
部後端部の破れ易い薄膜部が第2の容器によって保護さ
れる。一方、使用時においては、上記保持用筒部に第2
の容器の開口部側を保持させた状態で、第1の容器の内
側筒部に第2の容器の開口が嵌合され、液状化粧料等と
粉末等とが混合されて使用される。このため、混合溶液
を吐出させる際等に、不用意に第2の容器が外れてしま
うようなことがない。
【0009】また、本発明の二成分混合容器において、
保持用筒部の内周面にねじ部が形成されるとともに、第
2の容器の底部側および開口側の外周壁に、それぞれ上
記保持用筒部のねじ部とら合するねじ部が設けられてい
る場合には、上記両ねじ部のら合によって保持用筒部に
第2の容器が保持される。このため、第1の容器と第2
の容器が両ねじ部のら合によって確実に組付けられる。
また、上記保持用筒部のねじ部に第2の容器の開口部側
のねじ部をら合させて螺進させることにより、内側筒部
の後端部に第2の容器の開口が嵌合され、さらに螺進さ
せることにより、破断用突部が薄肉部に徐々に突き刺さ
って、上記薄肉部が破断される。このように、薄肉部を
破断させるのにねじの螺進作用が利用され、それほどの
力を必要とせず、操作が行いやすくなる。
【0010】また、本発明の二成分混合容器において、
破断用突部が、頂部が先細り状に形成された柱状体から
なり、この柱状体に、頂部近傍から根元部に向かって延
びる切欠部が形成されている場合には、破断用突部を薄
肉部に突き刺して薄肉部を破断させたとき、上記破断用
突部の頂部が薄肉部に突き刺さったままの状態で、破断
用突部に形成された切欠部を通して第2の容器内と第1
の容器内とが連通する。このため、上記切欠部を通して
第2の容器内の粉末等を第1の容器内に流れ込ませるこ
とができ、粉末等と液状化粧料等の混合をスムーズに行
うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0012】図1は本発明の一実施の形態例の二成分混
合容器を示している。この二成分混合容器は、先端にキ
ャップ6が冠着され、内部に液状化粧料が収容されたプ
ラスチック製の液体容器1と、内部にビタミンC等の粉
末が収容されたプラスチック製の粉末容器2とを備えて
いる。そして、上記液体容器1の後端部に形成された保
持用筒部3に、粉末容器2の外周壁が着脱自在に保持さ
れるようになっている。
【0013】より詳しく説明すると、上記液体容器1
は、図2に示すように、有底円筒状に形成された容器本
体4と、この容器本体4の開口部に取り付けられるノズ
ル部5とから構成されている。
【0014】上記容器本体4の後端部には、後方に向か
って開口する保持用筒部3が形成され、この保持用筒部
3の内周面にねじ部7が形成されている。そして、この
保持用筒部3内に、粉末容器2の外周壁を着脱自在に保
持するようになっている。また、この保持用筒部3の内
側には、容器本体4の内部空間と連通する内側筒部8が
同軸状に形成され、この内側筒部8の後端開口部に、破
断可能な薄膜部9が一体的に形成されている。そして、
この内側筒部8の後端部の外周縁には、摺接リブ10が
突設されている。一方、この容器本体4の開口部の外周
縁には、ノズル部5を取り付ける係合部11が形成され
るとともに、この係合部11の下側に、ノズル部5の下
端縁に当接する段部12が周設されている。
【0015】上記ノズル部5は、先細りの漏斗状に形成
され、先端開口が注出口5aに形成されている。また、
ノズル部5の後端開口縁には、ハカマ部14が垂下し、
このハカマ部14の内周面に、上記容器本体4の係合部
11に係脱自在に係合する被係合部13が形成されてい
る。そして、上記ハカマ部14の内側には、容器本体4
の開口に内嵌する垂壁15が垂下している。
【0016】上記粉末容器2は、図3および図4に示す
ように、上げ底状の底部を有する円筒状に形成されてい
る。この粉末容器2の開口側と底部側の外周壁には、そ
れぞれ上記液体容器1の保持用筒部3のねじ部7とら合
する開口側ねじ部17aおよび底部側ねじ部17bが形
成されている。また、上記粉末容器2内の底面に、上記
液体容器1の薄膜部9を破断する破断用突部18が形成
されている。この破断用突部18は、頂部が先細り状に
形成された柱状体からなっている。この破断用突部18
には、頂部近傍から根元部に向かって縦方向に延びる4
個所の切欠部19が形成され、破断用突部18自体が横
断面十字状に形成されている。上記4個所の切欠部19
があることにより、その分だけ、粉末容器2の粉末収容
量の減少が少なくなる。そして、粉末容器2の開口側ね
じ部17aを液体容器1の保持用筒部3のねじ部7にら
合させると、上記粉末容器2の開口が上記液体容器1の
内側筒部8に嵌合し、内側筒部8の摺接リブ10が粉末
容器2の内周面に液密状に内嵌するようになっている。
そして、その状態から粉末容器2をねじ込むことによ
り、粉末容器2が押し込まれ、上記破断用突部18が上
記薄膜部9を突き破って破断させるようになっている。
【0017】また、上記粉末容器2は、開口がアルミニ
ウム製のシール材28で蓋されるようになっている。こ
のシール材28は、円板状のフィルムで形成されてお
り、その下面の外周部に熱可塑性樹脂よりなる接着層
(図示せず)が設けられ、ヒートシールにより粉末容器
2の開口縁に剥離自在に接着される。
【0018】上記構成において、上記二成分混合容器
は、つぎのようにして組み立てられる。まず、図5に示
すように、液体容器1を構成する容器本体4に液状化粧
料を充填し、ノズル部5の被係合部13と容器本体4の
開口縁の係合部11とを係合させて、先端にキャップ6
が冠着されたノズル部5を取り付ける。このとき、ノズ
ル部5の垂壁15が容器本体4の内周面に内嵌し、取り
付け部分の液密が保たれるようになっている。また、ノ
ズル部5の下端縁が容器本体4の段部12に当接するた
め、ノズル部5の下端縁に引っ掛かりができず、ノズル
部5が不用意に外れてしまわないようになっている。一
方、粉末容器2に粉末を充填し、シール材28をヒート
シールにより開口縁に接着する。
【0019】そして、図6に示すように、粉末容器2の
底部側を上にした状態で液体容器1の下方に配設し、保
持用筒部3のねじ部7と粉末容器2の底部側ねじ部17
bとをら合させ、保持用筒部3に粉末容器2の底部側の
外周壁を保持させる(図1参照)。この状態で、液体容
器1の後端部の薄膜部9が粉末容器2で覆われ、破れや
すい薄膜部9が保護されるようになっている。
【0020】上記二成分混合容器は、つぎのようにして
使用することができる。まず、保持用筒部3に保持され
ている粉末容器2のら合を解除し、粉末容器2を保持用
筒部3から取り外す(図6参照)。ついで、図7に示す
ように、粉末容器2の開口を上側に向け、シール材28
を手指で摘んで開口縁から引き剥がして除去する。つぎ
に、図8に示すように、開口側を上にした粉末容器2を
液体容器1の下方に配設し、保持用筒部3のねじ部7と
粉末容器2の開口側ねじ部17aとをら合させる。つい
で、粉末容器2をそのままねじ込むことにより、粉末容
器2の開口を内側筒部8の下端部に嵌合させる。このと
き、内側筒部8下端部の摺接リブ10が粉末容器2の内
周面に摺接し、液密状に内嵌するようになっている。そ
して、その状態から粉末容器2をさらにねじ込むことに
より、破断用突部18の頂部が薄膜部9を突き破り、図
9に示すように、上記薄膜部9を破断するようになって
いる。その結果、粉末容器2の内部が液体容器1の内部
と連通し、粉末を液状化粧料に溶解,混合することがで
きる。そののち、図10に示すように、先端のキャップ
6を外し、粉末容器2が取付けられた液体容器1を逆さ
まにして内部の混合溶液を取り出して使用する。このと
き、液体容器1の胴部を手指等で押圧すると、そのポン
ピング作用により、ノズル部5の注出口5aから混合溶
液が吐出され、これを掌等に取って化粧等することが行
われる。このようにして化粧等が行われたのち、この二
成分混合容器は捨てられる。
【0021】このように、上記二成分混合容器によれ
ば、液体容器1に液状化粧料を収容し、粉末容器1に粉
末を収容できるため、液状化粧料と粉末が、別個の容器
に隔離された状態で収容され、搬送途中の振動等の外力
が加わった場合にも、使用時までに混じるようなことは
ない。また、従来のような二重構造ではなく、容器自体
が小形化する。さらに、使用時には、液体容器1の内側
筒部8に粉末容器2の開口を嵌合させ、強く押し込むこ
とにより、粉末容器2の破断用突部18が上記内側筒部
8の薄膜部9を突き破って破断させる。その結果、粉末
容器2の内部空間と液体容器1の内部空間とが破断部を
介して連通し、粉末容器2に収容された粉末等を、液体
容器1に収容された液状化粧料等に溶解,混合させるこ
とができる。
【0022】さらに、上記二成分混合容器は、粉末容器
2の破断用突部18が、頂部が先細り状に形成された柱
状体からなり、この柱状体の頂部近傍から根元部に向か
って4個所の切欠部19が形成されている。したがっ
て、切欠部19が形成された破断用突部18の頂部で、
薄膜部9を突き破ったときに、上記切欠部19を通じて
液体容器1と粉末容器2とが連通する。このため、粉末
容器2内の粉末が、上記切欠部19から液体容器1内に
流れ込みやすくなり、粉末の溶解,混合がスムーズに行
われる。また、このとき、粉末容器2を徐々に螺進させ
て破断用突部18の頂部で薄膜部9に小さい破断部を形
成し、粉末を徐々に溶解,混合させるように調節するこ
ともできる。
【0023】また、上記二成分混合容器によれば、液体
容器1と粉末容器2とが別体であるため、液状化粧料等
と粉末等とを、別々の場所でそれぞれ容器詰めすること
ができ、生産工程管理上の利点が大きい。また、破断用
突部18により薄膜部9を破断して液体容器1と粉末容
器2とを連通させるようにしているため、容器内に内蓋
等が残らず、その内蓋等が混合溶液吐出の妨げになるよ
うなことがない。
【0024】なお、上記二成分混合容器では、粉末容器
2の開口を、シール材28で蓋するようにしたが、これ
に限定するものではなく、キャップ等の蓋体で蓋するよ
うにしても差し支えない。また、上記二成分混合容器で
は、保持用筒部3への粉末容器2の保持を、ねじ部7,
17a,17b同士のら合により行うようにしたが、こ
れに限定するものではなく、保持用筒部3内に粉末容器
2を圧入させるようにしても差し支えない。さらに、上
記二成分混合容器では、液体容器1に液状化粧料を収容
し、粉末容器2に粉末を収容するようにしたが、特にこ
れに限定するものではなく、液体容器1と粉末容器2と
の双方に異なる種類の液体を収容し、それらを混合して
使用するようにしても差し支えない。これらの場合で
も、上記実施の形態例と同様の作用効果を奏する。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明の二成分混合容器
によれば、第1の容器に液状化粧料等の内容物を収容
し、第2の容器に粉末等の内容物を収容することができ
る。このため、液状化粧料等と粉末等は、別個の容器に
お互い完全に隔離された状態で収容され、搬送途中の振
動等の外力が加わった場合等にも、使用時までに混じる
ようなことはない。また、従来のような二重構造ではな
く、容器自体が小形化する。さらに、使用時には、第1
の容器の内側筒部に第2の容器の開口を嵌合させて強く
押し込むことにより、第2の容器の破断用突部が上記内
側筒部の薄膜部を突き破って破断させる。その結果、第
2の容器の内部空間と第1の容器の内部空間とが上記破
断部分を介して連通し、第2の容器に収容された粉末等
を、第1の容器に収容された液状化粧料等に溶解,混合
させることができる。そして、この混合溶液は、第1の
容器の先端開口部からその全量を取り出して使用するこ
とができる。そのうえ、第1の容器の後端部に第2の容
器の開口側および底部側の外周壁をそれぞれ着脱自在に
保持する保持用筒部が設けられている。このため、使用
前においては、上記保持用筒部に第2の容器の底部側を
保持させ、第1の容器と第2の容器とを組付けた状態で
取り扱うことができ、携帯にも便利である。また、保持
用筒部に第2の容器の底部側を保持させることにより、
内側筒部後端部の破れ易い薄膜部が第2の容器によって
保護される。一方、使用時においては、上記保持用筒部
に第2の容器の開口部側を保持させた状態で、第1の容
器の内側筒部に第2の容器の開口が嵌合され、液状化粧
料等と粉末等とが混合されて使用される。このため、混
合溶液を吐出させる際等に、不用意に第2の容器が外れ
てしまうようなことがない。
【0026】また、本発明の二成分混合容器において、
保持用筒部の内周面にねじ部が形成されるとともに、第
2の容器の底部側および開口側の外周壁に、それぞれ上
記保持用筒部のねじ部とら合するねじ部が設けられてい
る場合には、上記両ねじ部のら合によって保持用筒部に
第2の容器が保持される。このため、第1の容器と第2
の容器が両ねじ部のら合によって確実に組付けられる。
また、上記保持用筒部のねじ部に第2の容器の開口部側
のねじ部をら合させて螺進させることにより、内側筒部
の後端部に第2の容器の開口が嵌合され、さらに螺進さ
せることにより、破断用突部が薄肉部に徐々に突き刺さ
って、上記薄肉部が破断される。このように、薄肉部を
破断させるのにねじの螺進作用が利用され、それほどの
力を必要とせず、操作が行いやすくなる。
【0027】また、本発明の二成分混合容器において、
破断用突部が、頂部が先細り状に形成された柱状体から
なり、この柱状体に、頂部近傍から根元部に向かって延
びる切欠部が形成されている場合には、破断用突部を薄
肉部に突き刺して薄肉部を破断させたとき、上記破断用
突部の頂部が薄肉部に突き刺さったままの状態で、破断
用突部に形成された切欠部を通して第2の容器内と第1
の容器内とが連通する。このため、上記切欠部を通して
第2の容器内の粉末等を第1の容器内に流れ込ませるこ
とができ、粉末等と液状化粧料等の混合をスムーズに行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の二成分混合容器を示す
断面図である。
【図2】液体容器を示す断面図である。
【図3】粉末容器を示す断面図である。
【図4】上記粉末容器を示す平面図である。
【図5】液体容器を組み立てる状態を示す断面図であ
る。
【図6】液体容器に粉末容器を着脱させる状態を示す断
面図である。
【図7】粉末容器のシール材を剥がす状態を示す断面図
である。
【図8】液体容器に粉末容器を取り付ける状態を示す断
面図である。
【図9】液体容器に粉末容器を取り付けた状態を示す断
面図である。
【図10】混合溶液を取り出す状態を示す断面図であ
る。
【図11】従来例を示す断面図である。
【図12】上記従来例の作用を示す断面図である。
【符号の説明】
1 液体容器 2 粉末容器 3 保持用筒部 6 キャップ 8 内側筒部 9 薄膜部 18 破断用突部 28 シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 81/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状に形成され先端開口部に栓体6
    が着脱自在に配設された第1の容器1と、有底筒状に形
    成され開口部が離脱可能な蓋体28で蓋される第2の容
    器2とを備え、上記第1の容器1の後端部に上記第2の
    容器2の開口側および底部側の外周壁をそれぞれ着脱自
    在に保持する保持用筒部3が設けられ、上記保持用筒部
    3の内側に第1の容器1の内部空間に連通する内側筒部
    8が設けられ、この内側筒部8の後端開口部に破断可能
    な薄膜部9が形成されるとともに、この内側筒部8の後
    端部が上記第2の容器2の開口に液密状に内嵌するよう
    に形成され、上記第2の容器2内の底面に上記薄膜部9
    を破断する破断用突部18が形成されており、使用前に
    は、上記第2の容器2の底部側の外周壁を保持用筒部3
    に保持させた状態に配設し、使用時には、第2の容器2
    の開口側の外周壁を保持用筒部3に保持させて上記内側
    筒部8に第2の容器2の開口を嵌合させることにより
    記破断用突部18が上記薄膜部9を破断するようにした
    ことを特徴とする二成分混合容器。
  2. 【請求項2】 保持用筒部3の内周面にねじ部7が形成
    されるとともに、第2の容器2の底部側および開口側の
    外周壁に、それぞれ上記保持用筒部3のねじ部7とら合
    するねじ部17a,17bが設けられている請求項1記
    載の二成分混合容器。
  3. 【請求項3】 破断用突部18が、頂部が先細り状に形
    成された柱状体からなり、この柱状体に、頂部近傍から
    根元部に向かって延びる切欠部19が形成されている請
    求項1または2記載の二成分混合容器。
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