JP3004699U - パラペット笠木用ジョイントカバー - Google Patents

パラペット笠木用ジョイントカバー

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JP3004699U
JP3004699U JP1994006005U JP600594U JP3004699U JP 3004699 U JP3004699 U JP 3004699U JP 1994006005 U JP1994006005 U JP 1994006005U JP 600594 U JP600594 U JP 600594U JP 3004699 U JP3004699 U JP 3004699U
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正司 石田
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トライエンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パラペット笠木の継ぎ目において、該笠木の
端部に接触して起こる損傷事故を防止する。 【構成】 笠木31に外嵌する上板部52と側板部53,54と
を有するジョイントカバー51を形成する。前記側板部5
3,54に笠木31の下端に係止する係止部53A,54Aを形
成する。 【効果】 側板部53,54を押し広げるようにしてジョイ
ントカバー51を笠木31に外嵌する。これにより笠木31の
端部31Aを覆い隠すことができる。また継ぎ目42からの
雨水の侵入を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、隣り合うパラペット笠木の継ぎ目をカバーするパラペット笠木用ジ ョイントカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の笠木として実公昭56−40980号公報のものが知られている。その 笠木はパラペットの天端部にブラケットとなる取付け金具を固定し、このブラケ ットにアルミニウム製の笠木を外嵌するものであり、このように笠木によって屋 根防水として建築物を水の害から守ることができる。また、この笠木は天板と両 側板とが一体に形成された略コ字状をなしている。また、特開昭58−1795 6号公報には、パラペット笠木を側板と天板に三分割したものが提案され、さら に実開昭57−194532号公報には、パラペット笠木である覆板をそれぞれ 略L型をなす内方板と外方板に2分割したものが提案されている。
【0003】 そして前記のような笠木では、前記特開昭58−17956号公報の第2図及 び第2頁右上欄第9〜11行や前記実開昭57−194532号公報の第8図等に 記載されているように、隣り合う笠木の継ぎ目箇所に継ぎ目板であるジョイント プレートや継ぎ目板が使用され、前記特開昭58−17956号公報第3頁左下 欄第7〜9行等に記載されているように、笠木を外嵌する前記ジョイントプレー トには、笠木の長さ方向に交差された複数の水切り溝を形成しており、そのジョ イントプレート箇所において、笠木の両端を隙間を置いて配設し、この隙間を形 成した継ぎ目箇所において笠木の熱膨脹及び熱収縮による伸びと縮みを吸収し、 かつパラペットに対する寸法調整を行うようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように笠木の継ぎ目の下方に継ぎ目板を配設し、その継ぎ目間隔を例え ば5〜6ミリ程度取ることにより、笠木の熱膨脹及び熱収縮分を吸収することが でき、またパラペットに対する寸法調整を行うことができ、さらに前記ジョイン トプレートにより笠木の端部間から侵入する雨水のパラペット側への侵入を防止 することができる。しかしながらそのように継ぎ目が露出する構造では、その隙 間から侵入した雨風がパラペット側に回り込む虞があり、さらにその継ぎ目箇所 においては、パラペット笠木の端部が露出し、この端部間に隙間が形成されてい るため、誤ってその隙間に指を挿入するとその端部の角部に接触して損傷事故を 起こす危険性があり、特にパラペット笠木の寸法を調節するためその端部は現場 で切断した切断端であるために危険であった。
【0005】 そこで本考案は、パラペット笠木の継ぎ目箇所の防水性を高め、パラペット笠 木の端部による損傷事故を防止することができるパラペット笠木用ジョイントカ バーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、隣り合うパラペット笠木の継ぎ目を覆い、該パラペット笠 木に外嵌するものである。
【0007】 請求項2の考案は、隣り合うパラペット笠木の継ぎ目を覆う略コ字状のジョイ ントカバーであって、該パラペット笠木に外嵌する上板部と両側板部とを有する ものである。
【0008】 請求項3の考案は、隣り合うパラペット笠木の継ぎ目を覆う略コ字状のジョイ ントカバーであって、前記パラペット笠木に外嵌する上板部と両側板部とを有し 、これら両側板部に前記パラペット笠木の下端に係止する係止部を設けたもので ある。
【0009】 さらに請求項4の考案は、前記請求項3のジョイントカバーは、帯板の両側を それぞれ下方に屈曲して前記両側板部を形成すると共にこれら両側板部間に前記 上板部を形成し、かつそれら両側板部の下端をそれぞれ内方に屈曲して前記係止 部を形成してなるものである。
【0010】 請求項5の考案は、パラペットにブラケットを固定すると共に、このブラケッ トに略コ字状をなす金属製パラペット笠木を外嵌し、かつ隣り合う前記パラペッ ト笠木の継ぎ目の下部に位置して上面に水切り溝を有する継ぎ目板を配設し、前 記隣り合うパラペット笠木の継ぎ目を覆う略コ字状のジョイントカバーには、前 記パラペット笠木に外嵌する上板部と両側板部とを設け、これら両側板部に前記 パラペット笠木の下端に係止する係止部を設けたものである。
【0011】 さらに請求項6の考案は、前記請求項5のジョイントカバーは、帯板の両側を それぞれ下方に屈曲して前記両側板部を形成すると共にこれら両側板部間に前記 上板部を形成し、かつそれら両側板部の下端をそれぞれ内方に屈曲して前記係止 部を形成してなるものである。
【0012】
【作用】
上記請求項1の構成では、ジョイントカバーをパラペット笠木の継ぎ目に外嵌 することにより、パラペット笠木の端部がジョイントカバーにより覆われ、かつ 継ぎ目からの雨水の侵入が防止される。
【0013】 上記請求項2の構成では、ジョイントカバーをパラペット笠木の継ぎ目に外嵌 することにより、パラペット笠木の上面部及び両側面部の端部がジョイントカバ ーにより覆われ、かつ継ぎ目からの雨水の侵入が防止される。
【0014】 上記請求項3の構成では、パラペット笠木の継ぎ目に外嵌したジョイントカバ ーは、その両側の係止部がパラペット笠木の下端に係止して固定される。また、 係止部を笠木の下端に係止して固定するため、その隣り合う笠木は、熱膨張及ぶ 熱収縮による伸び縮みが可能となる。
【0015】 上記請求項4の構成では、ジョイントカバー及びその係止部は帯板を屈曲して 形成したものであるため、製造が容易となる。
【0016】 上記請求項5の構成では、継ぎ目板箇所のパラペット笠木の継ぎ目にジョイン トカバーを外嵌するため、パラペット笠木の上板部及び両側板部の端部がジョイ ントカバーにより覆われ、かつ該ジョイントカバーと継ぎ目板とにより雨水の侵 入が防止される。また、係止部を笠木の下端に係止して固定するため、その隣り 合う笠木は、熱膨張及ぶ熱収縮による伸び縮みが可能となる。
【0017】 上記請求項6の構成では、ジョイントカバー及びその係止部は帯板を屈曲して 形成したものであるため、製造が容易となる。
【0018】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。図1乃至図5は本考案 の第1実施例を示し、同図において、パラペット1の取付面1Aにアンカ―プラ グ2を挿入すると共に、一側及び他側係止受け部3,4を両側下方に垂設するア ルミニウム製のブラケット5を取付け螺子6により固定する。このブラケット5 は一側ブラケット片7と他側ブラケット片8に分割形成され、これらブラケット 片7,8はアルミニウム押出成形によって形成される。一側ブラケット片7は内 側端寄りに受け面9を形成し、この受け面9の外側に立上り壁10Aを介して平板 部10を連設し、そしてこの平板部10の外側下方に前記一側係止受け部3を連設す るものである。さらに受け面9には仰角が鋭角な係止受け部11が上向きの段状に 形成され、また受け面9の内側端には受け部12が下方へ垂設され、この受け部12 に蟻溝状の嵌着受け部13を外側へ向けて形成する。また平板部10の略中央に後述 する笠木を支持するための立上り壁たる一側支持部14が上方へ突設し、この上端 にゴム等の緩衝材14Aが設けられる。そして立上り壁10Aと一側支持部14には各 々第1及び第2の貫通孔15,16が設けられる。これら貫通孔15,16は後述する第 3及び第4の貫通孔と直線状に設けられる。一方他側ブラケット片8は前記受け 部12に当接する立上り壁18の側方に平板部19を連設し、この平板部19の端部下方 に前記他側の係止受け部4を形成する。前記立上り壁18の内面には前記嵌着受け 部13に嵌着する嵌着部20を形成し、また平板部19の略中央に上端に緩衝材21Aを 設けた立上り壁たる他側支持部21を立設する。そして立上り壁18と他側支持部21 には前記第1及び第2の貫通孔15,16と直線状に配設されるように第3及び第4 の貫通孔22,23が形成される。24は前記第1ないし第4の貫通孔15,16,22,23 に嵌挿する断面コ字形の規制体であって、両側に長孔25を有し、取付け螺子6が 長孔25及び平板部10,19に形成した長孔26を貫挿して前記アンカ―プラグ2に螺 着される。
【0019】 前記ブラケット片7,8にはアルミニウム、ステンレス鋼材からなる略コ字状 の笠木31が外嵌され、この笠木31は上面部32と両側面部33,34とを有し、その上 面部32は建物の外側寄りが高くなるように設けられ、この上面部32の外側に凸部 32Aを設けている。前記側面部33の下端内方には前記一側係止受け部3に係止す る一側係止突起35を設け、また上面部32の幅方向中央の下面に前記係止受け部11 に係止する係止部36を設けている。一方、前記側面部34の下端内方には前記他側 ブラケット片8の他側係止受け部4に係止する他側係止突起37を設ける。
【0020】 41は隣り合う笠木31,31の継ぎ目42の下部に設けられ、前記パラペット1に固 定される略コ字状の継ぎ目板であり、この継ぎ目板41の上面には、前記パラペッ ト1の幅方向に複数の水切り溝43が形成され、また、その上面に長さ方向間隔を おいて一対の緩衝用かつ水止め用のクッションベルト44が接着されている。そし て隣り合う前記笠木31の継ぎ目42の下部に前記継ぎ目板41が配設され、この継ぎ 目板41に外嵌した笠木31は、一側及び他側係止突起35,37が継ぎ目板41の下端に それぞれ係止し、かつクッションベルト44が前記笠木31の下面に圧接し、継ぎ目 42において隣り合う笠木31,31の端部31A,31Aが間隔を設けられ、また、前記 継ぎ目板41の両側に位置して前記ブラケット5がそれぞれパラペット1に固定さ れている。
【0021】 このようなに隣り合う笠木31,31の端部31A,31A間に該笠木の伸び縮みを吸 収する間隔を設けてなる継ぎ目42において、本願考案では、前記継ぎ目42を覆う ジョイントカバー51を設けている。このジョイントカバー51は前記笠木31とほぼ 相似形をなす略コ字状をなし、前記笠木31に外嵌する上板部52と両側板部53,54 とを一体に有し、その上板部52には前記凸部32Aに対応して凸部52Aが形成され 、それら両側面部53,54には前記笠木31の側面部33,34の下端に係止する係止部 53A,54Aをそれぞれ形成している。また、前記ジョイントカバー51は、幅が4 センチ程度の帯板の両側をそれぞれ下方に屈曲して前記側板部53,54を形成する と共に、これら側板部53,54の間に前記上板部52を形成し、さらに上板部52の一 側には前記凸部52Aを屈曲形成し、かつそれら側板部53,54の下端側をそれぞれ 内方に屈曲して前記係止部53A,54Aを形成している。
【0022】 次に前記構成につきその作用を説明する。まず一側ブラケット片7の受け部12 に他側ブラケット片8の立上り壁18を当接すると共に、嵌着受け部13に嵌着部20 を嵌着する。そして第1ないし第4の貫通孔15,16,22,23に規制体24を嵌挿し 、一側及び他側ブラケット片7,8を直線状に一体に固定する。さらに取付け螺 子6を長孔25,26に挿入した後、アンカ―プラグ2に螺子込みパラペット1に固 着する。この様にして継ぎ目42の両側にブラケット5,5をそれぞれ固定し、そ の継ぎ目42位置の下部に継ぎ目板41を配設した状態で隣り合う笠木31,31をそれ ぞれブラケット5に外嵌して固定し、隣り合う笠木31,31の端部31A,31A間に 所定の間隔を設ける。そして隣り合う笠木31,31の継ぎ目42にジョイントカバー 51を外嵌し、この場合、両側板部53,54間を広げるようにして嵌め入れ、その係 止部53A,54Aを笠木31の側面部33,34の下端に係止することによってジョイン トカバー51が固定される。この様にしてジョイントカバー51を笠木31の継ぎ目42 に外嵌することによって、隣り合う笠木31の端部31A,31Aを覆い、その端部31 A,31Aに接触して起こす損傷事故を防止でき、かつそのジョイントカバー51に よって継ぎ目42への雨水の侵入が防止され、継ぎ目板41と合わせて防水性が向上 し、かつ継ぎ目42下部の継ぎ目板41が見えなくなるため、外観意匠も良好となる 。また、ジョイントカバー51はボルトなどにより笠木31に固定するものと異なり 、係止部53A,54Aを隣り合う笠木31,31の下端に係止して固定するため、笠木 31は熱膨脹及び熱収縮を起こしても長さ方向にスライド可能となり、その伸び縮 みを吸収することができる。さらに施工時において、ジョイントカバー51によっ て隣り合う笠木31,31相互の芯合わせを行うこともできる。
【0023】 このように本実施例では請求項1に対応して、ジョイントカバー51は、隣り合 うパラペット笠木31,31の継ぎ目42を覆い、該パラペット笠木31,31に外嵌する ものであり、ジョイントカバー51により笠木31,31の端部31A,31Aが覆われ、 その端部31Aに接触して損傷事故を起こす危険がなく、かつ継ぎ目42からの雨水 の侵入を防止することができる。また、継ぎ目42の下部が露出しないため、外観 意匠も良好となり、さらに施工時において、ジョイントカバー51によって隣り合 う笠木31,31相互の芯合わせを行うことができる。
【0024】 このように本実施例では請求項2に対応して、隣り合うパラペット笠木31,31 の継ぎ目42を覆う略コ字状のジョイントカバー51であって、該パラペット笠木31 ,31に外嵌する上板部52と両側板部53,54とを有するものであり、笠木31の上面 部32及び両側面部33,34の端部31A,31Aがジョイントカバー51により覆われ、 安全性に優れ、かつ継ぎ目42からの雨水の侵入が防止される。また、継ぎ目42の 下部が露出しないため、外観意匠も良好となり、さらに施工時において、ジョイ ントカバー51によって隣り合う笠木31,31相互の芯合わせを行うことができる。
【0025】 このように本実施例では請求項3に対応して、隣り合うパラペット笠木31,31 の継ぎ目42を覆う略コ字状のジョイントカバー51であって、パラペット笠木31, 31に外嵌する上板部52と両側板部53,54とを有し、これら両側板部53,54に前記 パラペット笠木31,31の下端に係止する係止部53A,54Aを設けたものであり、 継ぎ目42を覆って安全性及び防水性、さらには外観意匠に優れたものとなり、笠 木31,31の継ぎ目42に外嵌したジョイントカバー51は、その両側の係止部53A, 54Aを笠木31,31の下端に係止して固定することができ、また、このように係止 部53A,54Aを笠木31,31に係止して固定するため、その隣り合う笠木31,31が 、長さ方向にスライド可能となり、熱膨脹及び熱収縮による伸び縮みをを吸収す ることができる。
【0026】 このように本実施例では請求項4に対応して、前記請求項3のジョイントカバ ー51は、帯板の両側をそれぞれ下方に屈曲して両側板部53,54を形成すると共に これら両側板部53,54間に上板部52を形成し、かつそれら両側板部53,54の下端 をそれぞれ内方に屈曲して係止部53A,54Aを形成してなるものであり、ジョイ ントカバー51及びその係止部53A,54Aは帯板を屈曲して形成したものであるた め、製造が容易となり、安価なものとなる。
【0027】 このように本実施例では請求項5に対応して、パラペット1にブラケット5を 固定すると共に、このブラケット5に略コ字状をなす金属製パラペット笠木31を 外嵌し、かつ隣り合うパラペット笠木31,31の継ぎ目42の下部に位置して上面に 水切り溝43を有する継ぎ目板41を配設し、隣り合うパラペット笠木31,31の継ぎ 目42を覆う略コ字状のジョイントカバー51には、パラペット笠木31,31に外嵌す る上板部52と両側板部53,54とを設け、これら両側板部53,54にパラペット笠木 31の下端に係止する係止部53A,54Aを設けたものであり、継ぎ目42を覆って安 全性及び外観意匠に優れたものとなり、さらにはそのジョイントカバー51及び継 ぎ目板41とにより雨水の侵入を良好に防止することができ、また、笠木31,31の 継ぎ目42に外嵌したジョイントカバー51は、その両側の係止部53A,54Aを笠木 31,31の下端に係止して固定することができ、このように係止部53A,54Aを笠 木31,31に係止して固定するため、その隣り合う笠木31,31が、長さ方向にスラ イド可能となり、熱膨脹及び熱収縮による伸び縮みを吸収することができる。
【0028】 このように本実施例では請求項6に対応して、前記請求項5のジョイントカバ ー51は、帯板の両側をそれぞれ下方に屈曲して両側板部53,54を形成すると共に これら両側板部53,54間に上板部52を形成し、かつそれら両側板部53,54の下端 をそれぞれ内方に屈曲して係止部53A,54Aを形成してなるものであり、ジョイ ントカバー51及びその係止部53A,54Aは帯板を屈曲して形成したものであるた め、製造が容易となり、安価なものとなる。
【0029】 図6は本考案の第2実施例を示し、前記第1実施例と同一部分には同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、凸部32Aがない笠木 31に用いられるジョイントカバー51を示し、該ジョイントカバー51の上面部52に は、前記凸部52Aが設けられておらず、このジョイントカバー51も第1実施例と 同様にして、笠木31,31の継ぎ目42に外嵌される。
【0030】 なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲な いにおいて種々の変形実施が可能である。例えば本考案のジョイントカバーは、 従来例の2分割や3分割の笠木に適用できることは言うまでもない。
【0031】
【考案の効果】
請求項1の考案は、隣り合うパラペット笠木の継ぎ目を覆い、該パラペット笠 木に外嵌するものであり、パラペット笠木の継ぎ目箇所の防水性を高め、パラペ ット笠木の端部による損傷事故を防止することができるパラペット笠木用ジョイ ントカバーを提供することができる。
【0032】 請求項2の考案は、隣り合うパラペット笠木の継ぎ目を覆う略コ字状のジョイ ントカバーであって、該パラペット笠木に外嵌する上板部と両側板部とを有する ものであり、パラペット笠木の継ぎ目箇所の防水性を高め、パラペット笠木の端 部による損傷事故を防止することができるパラペット笠木用ジョイントカバーを 提供することができる。
【0033】 請求項3の考案は、隣り合うパラペット笠木の継ぎ目を覆う略コ字状のジョイ ントカバーであって、前記パラペット笠木に外嵌する上板部と両側板部とを有し 、これら両側板部に前記パラペット笠木の下端に係止する係止部を設けたもので あり、パラペット笠木の熱膨張及び熱収縮を良好に吸収することができ、パラペ ット笠木の継ぎ目箇所の防水性を高め、パラペット笠木の端部による損傷事故を 防止することができるパラペット笠木用ジョイントカバーを提供することができ る。
【0034】 請求項4の考案は、前記請求項3のジョイントカバーは、帯板の両側をそれぞ れ下方に屈曲して前記両側板部を形成すると共にこれら両側板部間に前記上板部 を形成し、かつそれら両側板部の下端をそれぞれ内方に屈曲して前記係止部を形 成してなるものであり、製作が容易で、パラペット笠木の継ぎ目箇所の防水性を 高め、パラペット笠木の端部による損傷事故を防止することができるパラペット 笠木用ジョイントカバーを提供することができる。
【0035】 請求項5の考案は、パラペットにブラケットを固定すると共に、このブラケッ トに略コ字状をなす金属製パラペット笠木を外嵌し、かつ隣り合う前記パラペッ ト笠木の継ぎ目の下部に位置して上面に水切り溝を有する継ぎ目板を配設し、前 記隣り合うパラペット笠木の継ぎ目を覆う略コ字状のジョイントカバーには、前 記パラペット笠木に外嵌する上板部と両側板部とを設け、これら両側板部に前記 パラペット笠木の下端に係止する係止部を設けたものであり、パラペット笠木の 熱膨張及び熱収縮を良好に吸収することができ、パラペット笠木の継ぎ目箇所の 防水性を高め、パラペット笠木の端部による損傷事故を防止することができるパ ラペット笠木用ジョイントカバーを提供することができる。
【0036】 請求項6の考案は、前記請求項5のジョイントカバーは、帯板の両側をそれぞ れ下方に屈曲して前記両側板部を形成すると共にこれら両側板部間に前記上板部 を形成し、かつそれら両側板部の下端をそれぞれ内方に屈曲して前記係止部を形 成してなるものであり、製作が容易で、パラペット笠木の継ぎ目箇所の防水性を 高め、パラペット笠木の端部による損傷事故を防止することができるパラペット 笠木用ジョイントカバーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す継ぎ目にジョイント
カバーを外嵌した状態の斜視図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す継ぎ目にジョイント
カバーを外嵌する前の斜視図である。
【図3】本考案の第1実施例を示すブラケットの分解斜
視図である。
【図4】本考案の第1実施例を示す断面図である。
【図5】本考案の第1実施例を示す断面図である。
【図6】本考案の第2実施例を示す継ぎ目にジョイント
カバーを外嵌した状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 パラペット 5 ブラケット 31 笠木 41 継ぎ目板 42 継ぎ目 43 水切り溝 51 ジョイントカバー 52 上板部 53 54 側板部 53A 54A 係止部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣り合うパラペット笠木の継ぎ目を覆
    い、該パラペット笠木に外嵌することを特徴するパラペ
    ット笠木用ジョイントカバー。
  2. 【請求項2】 隣り合うパラペット笠木の継ぎ目を覆う
    略コ字状のジョイントカバーであって、該パラペット笠
    木に外嵌する上板部と両側板部とを有することを特徴と
    するパラペット笠木用ジョイントカバー。
  3. 【請求項3】 隣り合うパラペット笠木の継ぎ目を覆う
    略コ字状のジョイントカバーであって、前記パラペット
    笠木に外嵌する上板部と両側板部とを有し、これら両側
    板部に前記パラペット笠木の下端に係止する係止部を設
    けたことを特徴とするパラペット笠木用ジョイントカバ
    ー。
  4. 【請求項4】 前記ジョイントカバーは、帯板の両側を
    それぞれ下方に屈曲して前記両側板部を形成すると共に
    これら両側板部間に前記上板部を形成し、かつそれら両
    側板部の下端をそれぞれ内方に屈曲して前記係止部を形
    成してなることを特徴とする請求項3記載のパラペット
    笠木用ジョイントカバー。
  5. 【請求項5】 パラペットにブラケットを固定すると共
    に、このブラケットに略コ字状をなす金属製パラペット
    笠木を外嵌し、かつ隣り合う前記パラペット笠木の継ぎ
    目の下部に位置して上面に水切り溝を有する継ぎ目板を
    配設し、前記隣り合うパラペット笠木の継ぎ目を覆う略
    コ字状のジョイントカバーには、前記パラペット笠木に
    外嵌する上板部と両側板部とを設け、これら両側板部に
    前記パラペット笠木の下端に係止する係止部を設けたこ
    とを特徴とするパラペット笠木用ジョイントカバー。
  6. 【請求項6】 前記ジョイントカバーは、帯板の両側を
    それぞれ下方に屈曲して前記両側板部を形成すると共に
    これら両側板部間に前記上板部を形成し、かつそれら両
    側板部の下端をそれぞれ内方に屈曲して前記係止部を形
    成してなることを特徴とする請求項5記載のパラペット
    笠木用ジョイントカバー。
JP1994006005U 1994-05-27 1994-05-27 パラペット笠木用ジョイントカバー Expired - Lifetime JP3004699U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009263905A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Misawa Homes Co Ltd 笠木ジョイントカバーおよび笠木の接続構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0671685B2 (ja) * 1986-02-18 1994-09-14 シチズン時計株式会社 スピンドルユニツト

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