JP3003581U - スタティックミキシングモジュール及び混合装置 - Google Patents

スタティックミキシングモジュール及び混合装置

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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F25/00—Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
    • B01F25/40—Static mixers
    • B01F25/42—Static mixers in which the mixing is affected by moving the components jointly in changing directions, e.g. in tubes provided with baffles or obstructions
    • B01F25/43—Mixing tubes, e.g. wherein the material is moved in a radial or partly reversed direction
    • B01F25/431—Straight mixing tubes with baffles or obstructions that do not cause substantial pressure drop; Baffles therefor
    • B01F25/4315—Straight mixing tubes with baffles or obstructions that do not cause substantial pressure drop; Baffles therefor the baffles being deformed flat pieces of material
    • B01F25/43151—Straight mixing tubes with baffles or obstructions that do not cause substantial pressure drop; Baffles therefor the baffles being deformed flat pieces of material composed of consecutive sections of deformed flat pieces of material
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • B01F25/00—Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
    • B01F25/40—Static mixers
    • B01F25/42—Static mixers in which the mixing is affected by moving the components jointly in changing directions, e.g. in tubes provided with baffles or obstructions
    • B01F25/43—Mixing tubes, e.g. wherein the material is moved in a radial or partly reversed direction
    • B01F25/431—Straight mixing tubes with baffles or obstructions that do not cause substantial pressure drop; Baffles therefor
    • B01F25/43197—Straight mixing tubes with baffles or obstructions that do not cause substantial pressure drop; Baffles therefor characterised by the mounting of the baffles or obstructions
    • B01F25/431973—Mounted on a support member extending transversally through the mixing tube

Abstract

(57)【要約】 【構成】中間帯体及びその両側を画定する曲げ加工線の
両側に直行するように伸びている一定幅の翼部並びに欠
損部を有し、該中間帯体の一方側において該翼部と該欠
損部は各々交互に配置され、かつ該中間帯体の反対側で
は該翼部と該欠損部が前記一方側とは反転して配置され
ており、該翼部は該中間帯体に対し同方向に所定の角度
で折り曲げられており、該帯体面側から見た外周矢視が
略真円をなしているスタティックミキシングパーツ材の
二つを、各々の翼部曲げ方向と反対側の帯体表面同士を
該翼部と該欠損部が背対するように一致させて固着して
なるスタティックミキシングモジュール及びこれを少な
くとも一つ用いた混合装置。 【効果】短い距離で低圧損であるにもかかわらず高攪拌
効果を達成できるのみならず、成形加工・組立が容易で
あり、低コストで製造できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、２種類以上の流体（気体・液体・粉体等）を配管流路内において静 的に接触・混合させるスタティックミキシングモジュール及びこれを管内に装填 した混合装置の改良に関する。
【０００２】
【考案の背景】
スタティックミキシングモジュールは、所定の長さ及び内径の管の中に静止状 態にて１又は２以上配置され、この管内に流入される流体（気体・液体・粉体等 ）の接触・混合を促進させる機能を持つものであり、気液混合においては液体中 への微小な気泡を混入させる働きも持っている。
【０００３】 従来、特公昭５４−２１９８７号公報の図２には、低コストで、配管の軸方向 に複雑な速度ベクトルを誘起する混合マトリックスを形成することができるモジ ュールが開示されている。また図３には図２と鏡像の関係にあるモジュールが開 示されている。また特公昭５５−３７９４１号公報の第７図にも同様なスタティ ックミキシングモジュールが開示されている。
【０００４】 これらのモジュールは基本的には図１７に示す形態を有している。これらのモ ジュールは１枚の楕円形の円板を打ち抜いて翼部を形成し、その翼部を上下交互 に２回折り曲げ加工をし、４方向に折り曲げた形態を有している。
【０００５】 しかし、２回折り曲げ加工をするには２種類の金型を必要とし、それだけコス ト高となり、また曲げ加工の回数が増加した分だけ工費が高くなる欠点がある。
【０００６】 また、短い距離で低圧力損失（圧損）であるにもかかわらず高攪拌効果を達成 できるモジュールとしては、図１８に示すものが知られている。これは図１９〜 図２１の左図に示すように、所定形状のピース（翼部）をプレス加工により成形 し、このピースを溶接により組み立てて右図の如くブロック化し、このブロック を更に図２０に示す構造に溶接して形成していたものである（特公昭６１−３２ １１７参照）。
【０００７】 この製造手段によると、ピースの成形は打ち抜きプレス加工のみでよく、プレ ス用金型の簡略化が計れ、また、単一部品としての精度の確保は容易であるが、 他方、モジュールを収納する配管寸法に対応させるために極めて多種多数の部品 を要し、部品の選別や補完管理が大変で、異品混入等の品質管理上の問題だけで なく、生産コストや生産能率等の点でも大きな問題があった。また、溶接箇所の 複雑なところが多いため、特別の溶接機械を必要とし、これもまた生産コスト引 上げの原因となっている。
【０００８】 そこで、本考案の目的は、短い距離で低圧損であるにもかかわらず高攪拌効果 を達成できるのみならず、成形加工・組立が容易であり、低コストで製造できる 改良されたスタティックミキシングモジュールおよび混合装置を提供することに ある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する第１のスタティックミキシングモジュールは中間帯体及び その両側を画定する曲げ加工線の両側に直行するように伸びている一定幅の翼部 並びに欠損部を有し、該中間帯体の一方側において該翼部と該欠損部は各々交互 に配置され、かつ該中間帯体の反対側では該翼部と該欠損部が前記一方側とは反 転して配置されており、該翼部は該中間帯体に対し同方向に所定の角度で折り曲 げられており、該帯体面側から見た外周矢視が略真円をなしているスタティック ミキシングパーツ材の二つを、各々の翼部曲げ方向と反対側の帯体表面同士を該 翼部と該欠損部が背対するように一致させて固着してなることを特徴とする。
【００１０】 また上記目的を達成する混合装置は、複数の流体が通過可能な管内に、上記第 １のスタティックミキシングモジュールの少なくとも１つを中間帯体が管断面の 半径方向に平行になるように固定部材を介して固着してなることを特徴とする。
【００１１】 さらに上記目的を達成する混合装置は、スタティックミキシングモジュールの 少なくとも１つを中間帯体が管断面の半径方向に平行になるように配設し、該モ ジュールの両側の翼部と該翼部の両側に配設される上記第１のスタティックミキ シングパーツ材の翼部の折り曲げ方向を対向させ且つ前記モジュールと該スタテ ィックミキシングパーツ材の中間帯体の向きを一致させて並設してなり、互いの 翼部を対向する相手方の欠損部に嵌着させてなるスタティックミキシングモジュ ールを少なくとも二つ以上形成し、隣接するスタティックミキシングモジュール を中間帯体が管断面の半径方向に平行であるという条件を変えずに互いに４５〜 ９０度回転してなり、該スタティックミキシングモジュールの少なくとも一端が 固定部材を介して管に固着されていることを特徴とする。
【００１２】 また上記目的を達成する混合装置は、上記第１のスタティックミキシングモジ ュールの少なくとも１つを中間帯体が管断面の半径方向に平行になるように配設 し、該モジュールの両側の翼部と該翼部の両側に配設される下記構成のくの字形 スタティックミキシングパーツ材の翼部の折り曲げ方向を対向させ且つ互いの翼 部を対向する相手方の欠損部に嵌着させてなるスタティックミキシングモジュー ルを少なくとも二つ以上形成し、該スタティックミキシングモジュールの少なく とも一端が固定部材を介して管に固着されていることを特徴とする。
【００１３】 （くの字形スタティックミキシングパーツ材の構成） 中間帯体とその両側に直行するように伸びている一定幅の翼部及び欠損部を有 し、該中間帯体の一方側において該翼部と該欠損部は各々交互に配置され、また 該中間帯体の反対側では該翼部と該欠損部は前記一方側とは反転して配置されて おり、該中間帯体の短径方向の中心線において折り曲げられており、該帯体面側 から見た外周矢視が略真円をなしているくの字形スタティックミキシングパーツ 材。
【００１４】 さらに上記目的を達成する混合装置は、複数の流体が通過可能な管内に、上記 第１のスタティックミキシングモジュールの少なくとも１つを中間帯体が管断面 の半径方向に垂直になるように固定部材を介して固着されていることを特徴とす る。
【００１５】 さらにまた上記目的を達成する混合装置は、上記第１のスタティックミキシン グモジュールの少なくとも１つを中間帯体が管断面の半径方向に垂直になるよう に配設し、該モジュールの両側の翼部と該翼部の両側に配設される上記のくの字 形スタティックミキシングパーツ材の翼部の折り曲げ方向を対向させ且つ互いの 翼部を対向する相手方の欠損部に嵌着させてなるスタティックミキシングモジュ ールを少なくとも二つ以上形成し、該スタティックミキシングモジュールの少な くとも一端が固定部材を介して管に固着されていることを特徴とする。
【００１６】 さらに上記目的を達成する混合装置は、上記第１のスタティックミキシングモ ジュールの少なくとも１つを中間帯体が管断面の半径方向に垂直になるように配 設し、該モジュールの両側の翼部と該翼部の両側に配設される上記のくの字形ス タティックミキシングパーツ材の翼部の折り曲げ方向を対向させ且つ互いの翼部 を対向する相手方の欠損部に嵌着させてなるスタティックミキシングモジュール を少なくとも二つ以上形成し、隣接するスタティックミキシングモジュールを中 間帯体が管断面の半径方向に垂直であるという条件を変えずに互いに４５〜９０ 度回転してなり、該スタティックミキシングモジュールの少なくとも一端が固定 部材を介して管に固着されていることを特徴とする。
【００１７】 さらにまた上記目的を達成する混合装置は、二以上の上記第１のスタティック ミキシングモジュールのみの組み合わせによって構成されることを特徴とする。
【００１８】
【実施例】
以下、本考案に係るスタティックミキシングモジュールおよびこれを管内に装 填した混合装置を添付の図面に示す実施例に従って詳細に説明する。
【００１９】 実施例１ 図１は本考案に係るスタティックミキシングモジュールの一例を示す斜視図で あり、図２はその平面図である。
【００２０】 スタティックミキシングモジュール（以下、「モジュール」と略す）１の製造 方法としては特に限定されないが、例えば板材をワイヤーカットにより切り取る かまたはプレス加工により打ち抜き、次いで曲げ加工をし、スタティックミキシ ングパーツ材（以下、「パーツ材」と略す）２を作成する。
【００２１】 この曲げ加工の際の曲げ角度αは５°〜８５°が好ましく、より好ましくは１ ０°〜７５°である。
【００２２】 次に該パーツ材２を二つ各々の翼部４の曲げ方向と反対側の中間帯体３の表面 同士を該翼部４と欠損部５が背対するように一致させて溶接あるいは接着剤等の 手段を用いて固着させてモジュール１を製造する。
【００２３】 本実施例のモジュールの作成方法としては、上記のようなワイヤーカットやプ レス加工以外に、型押し成形、射出成形等が考えられるが、これに限定されるも のではない。
【００２４】 本実施例のモジュールの材料としては、種々の鋼材、樹脂等が考えられるが、 これに限定されるものではない。
【００２５】 本実施例のモジュールは、管内に設置して使用することが考えられるが、その 際混合する液体の粘度によって、管断面の半径方向に対し、中間帯体３を平行も しくは垂直（直角）のどちらでも使用することができる。
【００２６】 また、パーツ材２の翼部４の長さおよび枚数を変化させ、様々な種類のモジュ ールを作成することができる。
【００２７】 管径に応じてパーツ材２の大きさを変化させることができる。管径は１０ｍｍ 〜３０００ｍｍと非常に広範であってよく、従って、本実施例のモジュールは混 合装置以外に反応装置（リアクター）等にも適用可能である。
【００２８】 本実施例のモジュールによれば、製作工程を減少させ生産コストの削減が図れ る。また２つのパーツ材を接着させて作成するため、従来の一枚板の折り曲げに よって形成されるモジュールに比べ大きな強度が得られる。
【００２９】 実施例２ 図３は本考案に係る混合装置の一実施例を示す斜視図である。また図４は混合 装置の一実施例を示す側断面図である。
【００３０】 図３、４において、１０はモジュール１が装填された混合装置である。１１は 複数のモジュール１を装填するための管であり、管１１の径はモジュール１の中 間帯体３の長辺より少し長い径を有することが好ましく、また材質は特に限定さ れない。管内を流れる流体は気体、液体、粉体等のいずれであってもよく、流体 の種類も２種類以上であってもよい。即ち液体と気体、液体と液体、液体と粉体 、粉体と粉体等のいずれの組み合わせでもよい。また粘性の高い流体同士、ある いは粘性の高い流体と低い流体等であってもよい。
【００３１】 図４において、１２はモジュール１を管１１に固定するための固定部材であり 、固定部材１２は特に限定される訳ではないが、例えば内径が管１１の内径とほ ぼ同じ固定リングを用いることは特に好ましいことである。
【００３２】 図示のようにモジュール１の翼部４の先端は固定部材１２に溶接等によって固 着され、固定部材１２が２枚のフランジによって構成される固定手段１３に挟ま れて、モジュール全体が管１１に固定される。なおこの固定手段１３はフランジ 固定以外の手段あってもよい。
【００３３】 複数のモジュール１を管１１内に設置する際、モジュール１同士は何点かで溶 接等の方法により固着されていることが望ましい。
【００３４】 各々が互いに固着された複数のモジュール１を管内に設置した後、固定部材１ ２を固定手段１３で管１１に固定する。かかる固定によって流体圧によるモジュ ールの空回りが防げ、混合効果を損なうことがない。
【００３５】 図３、４に示す混合装置において、固定手段１３側から管１１内に混合する複 数の流体を供給すると、該流体は中間帯体３、翼部４、欠損部５の存在によって 管の軸方向に複雑な速度ベクトルを誘起する混合マトリックスを形成し、混合攪 拌される。
【００３６】 モジュール１の大きさ、数、長さ等は様々に変化でき、これによって様々な攪 拌能力の混合装置を作成できる。 翼部４及び中間帯体３の攪拌効果本実施例によれば、中間帯体３、翼部４、欠損 部５の存在によって管の軸方向に複雑な速度ベクトルを誘起する混合マトリック スを形成でき、特に粘性の余り大きくない流体の攪拌に大きな効果が得られると 共にモジュール１と管１１は接触していないため接触面による流体の圧損がない 。
【００３７】 また、モジュールとしては、すべて同じ形状の部材を使用できるので、生産コ ストを低く抑えることができる。
【００３８】 実施例３ 図５は本考案の混合装置の他の実施例を示す側断面図である。
【００３９】 同図に示すように、図１に示すモジュール１は中間帯体３が管１１断面の半径 方向に平行になるように配設される。該モジュール１の両側、即ち図面では左右 の翼部４，４と該翼部４，４の両側に配設されるパーツ材２，２の翼部の折り曲 げ方向を対向させると共に、前記モジュール１と該パーツ材２の中間帯体３の向 きを一致させて並設する。そして互いの翼部を対向する相手方の欠損部に嵌着さ せて新たなモジュール２０を形成する。即ち、このモジュール２０は一つのモジ ュール１と二つのパーツ材２，２の組み合わせによって形成される。
【００４０】 モジュール２０は複数形成され、これを管１１内に装填して混合装置１０が得 られる。本実施例はこの装填において隣接する二つのモジュール、即ち第１モジ ュール２０と第２モジュール２０は中間帯体３が管１１断面の半径方向に平行で あるという条件を変えずに互いに９０度回転して固定されている。この回転角度 は４５〜９０°の範囲で任意に設定することができる。
【００４１】 さらに第２モジュール２０の隣の第３モジュール２０も、第２モジュール２０ に対して９０°回転されている。この９０°回転の配列を順次行い複数のモジュ ールを互いに溶着し、管１１に装填して、混合装置を形成できる。
【００４２】 モジュール２０を管１１に固定する手段は特に限定されないが、モジュール２ ０のうち最初に位置するモジュール２０を固定手リング１２を介して管１１に固 着する。本実施例では固定部材１２とモジュール１との間に固定のためのパーツ 材２１を用いている。
【００４３】 以上の実施例において、モジュール２０を形成する際に、モジュール１を２つ 以上併設し、その併設された複数のモジュールの両端に、各々図５と同様な二つ のパーツ材２，２を組み合わせることもできる。
【００４４】 本実施例は、実施例２の混合装置と比べ、同じ長さで流速による乱流が多く起 こり、中間帯体３、翼部４、欠損部５の存在によって管の軸方向に複雑な速度ベ クトルを誘起する混合マトリックスも複雑になるため、より粘性の少ない流体の 攪拌に大きな効果が得られる。
【００４５】 また、モジュールとしては、すべて同じ形状のパーツ材を使用できるので、生 産コストを低く抑えることができる。
【００４６】 実施例４ 図６は本考案の混合装置の他の実施例を示す側断面図である。
【００４７】 同図に示すように、モジュール１は実施例３と同様に中間帯体が管断面の半径 方向に平行になるように配設される。しかし該モジュール１の両側、即ち図面で は左右に配設されるパーツ材２，２の中間帯体の形態が実施例３と異なっている 。
【００４８】 このパーツ材２，２は図示のようにくの字形を有している。このくの字形パー ツ材は図７に示すように、板材より打ち抜きまたはワイヤーカットによって翼部 ２０１と欠損部２０２を有する楕円状板材の中間帯体２０３の短径方向中心線２ ０４において曲げ角αに折り曲げられて作成される。その際曲げ角αは本実施例 に使用するモジュール１の曲げ角αと同じ角度であり、５°〜８５°が好ましく 、より好ましくは１０°〜７５°である。
【００４９】 また翼部２０１の長さおよび枚数は適宜変化させることができる。
【００５０】 該くの字形パーツ材の他の態様としては、図８及び図９に示すものが挙げられ る。即ち、図８に示す楕円状の板材よりワイヤーカットにより翼部２０１と短径 方向中心軸まで届く欠損部２０２を形成する。従って中間帯体の幅はほとんどな く、線状に想定できるに過ぎない。
【００５１】 次いで短径方向中心軸において上記と同様の曲げ角αで折り曲げられ、図９に 示すくの字形パーツ材が形成される。この折り曲げ後の線状に想定される帯体面 側から見た外周矢視は略真円をなしている。円管に配設するためである。
【００５２】 このくの字形パーツ材の翼の数や長さは、前記の中間帯体を有するパーツ材と 同様に変化できる。
【００５３】 本実施例におけるモジュール２０は一つのモジュール１と二つのくの字形パー ツ材２，２の組み合わせによって形成される。
【００５４】 モジュール２０は複数形成され、これを管１１内に装填して混合装置１０が得 られる。該モジュールの固定手段は図５に示す実施例と同様であるので説明を省 略する。
【００５５】 本実施例は、実施例２３混合装置と比べ、同じ長さで圧損が少ないため、実施 例２と３で好ましいとされる粘度の中間程度の粘性の流体の攪拌に大きな効果が 得られる。
【００５６】 実施例４ 図１０は本考案の混合装置の他の実施例を示す側断面である。
【００５７】 本実施例は、図２に示すモジュール１を管１１内に、中間帯体３が管断面の半 径方向に垂直になるように配設した例である。固定手段は前述した実施例で説明 した方法と同様でよい。
【００５８】 また使用するモジュール１の曲げ角αは５°〜８５°が好ましく、より好まし くは１０°〜７５°である。
【００５９】 この態様の混合装置１０は図４に示す態様の混合装置よりもさらに低圧損で高 攪拌効果を実現できる例である。
【００６０】 図１１には、モジュール１の曲げ角αを図１０に示す実施例で用いたモジュー ルの曲げ角αより大きくした例を示している。図１０に示す態様の混合装置より やや高い粘度の流体の混合に適している。
【００６１】 図１２には、図１０に示す態様において、図６〜９で説明したくの字形パーツ 材を組み合わせた例が示されている。この混合装置１０は図６に対応するが、図 ６に示す混合装置より低圧損を実現できる。
【００６２】 図１３には図５と同様に複数のモジュール２０，２０間で９０°回転した例を 示している。これによって図５に示す混合装置より低圧損を実現できる。
【００６３】 実施例５ 本実施例はモジュール１のみの種々の組合わせからなり、図１４、図１５にそ の例が示されている。
【００６４】 実施例６ 本実施例は図１６に示すように、各モジュール１の翼部の中間部位に凸部３０ を設けた例である。凸部３０を設けることによって、パーツ材の組み合わせ嵌着 する際の位置決めに効果的である。かかる凸部の形状は図示に限定されないこと はもとよりである。また凸部に代えて翼部と翼部を連結する線状部を形成しても よい。
【００６５】
【考案の効果】
本考案によれば、短い距離で低圧損であるにもかかわらず高攪拌効果を達成で きるのみならず、成形加工・組立が容易であり、低コストで製造できる改良され たスタティックミキシングモジュールおよび混合装置を提供できる。
【提出日】平成６年５月２０日
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１２】また上記目的を達成する混合装置は、上記第１のスタテ ィックミキシングモジュールの少なくとも１つと、くの字形スタティックミキシ ングパーツ材の少なくとも一つを組わせてなり、該くの字形スタティックミキシ ングパーツ材は中間帯体とその両側に直行するように伸びている一定幅の翼部及 び欠損部を有し、該中間帯体の一方側において該翼部と該欠損部は各々交互に配 置され、また該中間帯体の反対側では該翼部と該欠損部は前記一方側とは反転し て配置されており、該中間帯体の短径方向の中心線において折り曲げられており 、該帯体面側から見た外周矢視が略真円をなしており、前記 第１のスタティック ミキシングモジュールの少なくとも１つを中間帯体が管断面の半径方向に平行に なるように配設し、該モジュールの両側の翼部と該翼部の両側に配設される前記 くの字形スタティックミキシングパーツ材の翼部の折り曲げ方向を対向させ且つ 互いの翼部を対向する相手方の欠損部に嵌着させてなるスタティックミキシング モジュールを少なくとも二つ以上形成し、該スタティックミキシングモジュール の少なくとも一端が固定部材を介して管に固着されていることを特徴とする。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１３
【補正方法】削除
【図面の簡単な説明】
【図１】スタティックミキシングモジュールの一例を示
す斜視図
【図２】同上の平面図
【図３】混合装置の一実施例を示す斜視図
【図４】混合装置の一実施例を示す側断面図
【図５】混合装置の他の実施例を示す側断面図
【図６】くの字形パーツ材の製造例を示す平面図
【図７】くの字形パーツ材の他の製造例を示す平面図
【図８】くの字形パーツ材の他の製造例を示す平面図
【図９】混合装置の他の実施例を示す側断面図
【図１０】混合装置の他の実施例を示す側断面図
【図１１】混合装置の他の実施例を示す側断面図
【図１２】混合装置の他の実施例を示す側断面図
【図１３】混合装置の他の実施例を示す側断面図
【図１４】混合装置の他の実施例を示す側断面図
【図１５】混合装置の他の実施例を示す側断面図
【図１６】混合装置の他の実施例を示す斜視図
【図１７】従来例を示す説明図
【図１８】従来例を示す説明図
【図１９】従来例を示す説明図
【図２０】従来例を示す説明図
【図２１】従来例を示す説明図
【符号の説明】
１ ：スタティックミキシングモジュール ２ ：スタティックミキシングパーツ材 ３ ：中間帯体 ４ ：翼部 １０：混合装置 １１：管 １２：固定部材 １３：固定手段 ２０：スタティックミキシングモジュール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年５月２０日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】中間帯体及びその両側を画定する曲げ加工
    線の両側に直行するように伸びている一定幅の翼部並び
    に欠損部を有し、該中間帯体の一方側において該翼部と
    該欠損部は各々交互に配置され、かつ該中間帯体の反対
    側では該翼部と該欠損部が前記一方側とは反転して配置
    されており、該翼部は該中間帯体に対し同方向に所定の
    角度で折り曲げられており、該帯体面側から見た外周矢
    視が略真円をなしているスタティックミキシングパーツ
    材の二つを、各々の翼部曲げ方向と反対側の帯体表面同
    士を該翼部と該欠損部が背対するように一致させて固着
    してなることを特徴とするスタティックミキシングモジ
    ュール。
  2. 【請求項２】複数の流体が通過可能な管内に、請求項１
    記載のスタティックミキシングモジュールの少なくとも
    １つを中間帯体が管断面の半径方向に平行になるように
    固定部材を介して固着してなることを特徴とする混合装
    置。
  3. 【請求項３】請求項１記載のスタティックミキシングモ
    ジュールの少なくとも１つを中間帯体が管断面の半径方
    向に平行になるように配設し、該モジュールの両側の翼
    部と該翼部の両側に配設される請求項１記載のスタティ
    ックミキシングパーツ材の翼部の折り曲げ方向を対向さ
    せ且つ前記モジュールと該スタティックミキシングパー
    ツ材の中間帯体の向きを一致させて並設してなり、互い
    の翼部を対向する相手方の欠損部に嵌着させてなるスタ
    ティックミキシングモジュールを少なくとも二つ以上形
    成し、隣接するスタティックミキシングモジュールを中
    間帯体が管断面の半径方向に平行であるという条件を変
    えずに互いに４５〜９０度回転してなり、該スタティッ
    クミキシングモジュールの少なくとも一端が固定部材を
    介して管に固着されていることを特徴とする混合装置。
  4. 【請求項４】請求項１記載のスタティックミキシングモ
    ジュールの少なくとも１つを中間帯体が管断面の半径方
    向に平行になるように配設し、該モジュールの両側の翼
    部と該翼部の両側に配設される下記構成のくの字形スタ
    ティックミキシングパーツ材の翼部の折り曲げ方向を対
    向させ且つ互いの翼部を対向する相手方の欠損部に嵌着
    させてなるスタティックミキシングモジュールを少なく
    とも二つ以上形成し、該スタティックミキシングモジュ
    ールの少なくとも一端が固定部材を介して管に固着され
    ていることを特徴とする混合装置。 （くの字形スタティックミキシングパーツ材の構成）中
    間帯体とその両側に直行するように伸びている一定幅の
    翼部及び欠損部を有し、該中間帯体の一方側において該
    翼部と該欠損部は各々交互に配置され、また該中間帯体
    の反対側では該翼部と該欠損部は前記一方側とは反転し
    て配置されており、該中間帯体の短径方向の中心線にお
    いて折り曲げられており、該帯体面側から見た外周矢視
    が略真円をなしているくの字形スタティックミキシング
    パーツ材。
  5. 【請求項５】複数の流体が通過可能な管内に、請求項１
    記載のスタティックミキシングモジュールの少なくとも
    １つを中間帯体が管断面の半径方向に垂直になるように
    固定部材を介して固着されていることを特徴とする混合
    装置。
  6. 【請求項６】請求項１記載のスタティックミキシングモ
    ジュールの少なくとも１つを中間帯体が管断面の半径方
    向に垂直になるように配設し、該モジュールの両側の翼
    部と該翼部の両側に配設される請求項４記載のくの字形
    スタティックミキシングパーツ材の翼部の折り曲げ方向
    を対向させ且つ互いの翼部を対向する相手方の欠損部に
    嵌着させてなるスタティックミキシングモジュールを少
    なくとも二つ以上形成し、該スタティックミキシングモ
    ジュールの少なくとも一端が固定部材を介して管に固着
    されていることを特徴とする混合装置。
  7. 【請求項７】請求項１記載のスタティックミキシングモ
    ジュールの少なくとも１つを中間帯体が管断面の半径方
    向に垂直になるように配設し、該モジュールの両側の翼
    部と該翼部の両側に配設される請求項４記載のくの字形
    スタティックミキシングパーツ材の翼部の折り曲げ方向
    を対向させ且つ互いの翼部を対向する相手方の欠損部に
    嵌着させてなるスタティックミキシングモジュールを少
    なくとも二つ以上形成し、隣接するスタティックミキシ
    ングモジュールを中間帯体が管断面の半径方向に垂直で
    あるという条件を変えずに互いに４５〜９０度回転して
    なり、該スタティックミキシングモジュールの少なくと
    も一端が固定部材を介して管に固着されていることを特
    徴とする混合装置。
  8. 【請求項８】二以上の請求項１記載のスタティックミキ
    シングモジュールのみの組み合わせによって構成される
    ことを特徴とする請求項２または５記載の混合装置。
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