JP3002845B2 - 壁面又は窓ガラスの清掃装置 - Google Patents
壁面又は窓ガラスの清掃装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として窓ガラス等の極
めて平滑な面を清掃する清掃装置に関し、そのガラス面
等に吸着する真空吸盤を有するものに関する。
めて平滑な面を清掃する清掃装置に関し、そのガラス面
等に吸着する真空吸盤を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の真空吸盤を有する窓ガラスの清掃
装置は、清掃装置の本体を吸盤で吸着しつつ、本体に取
付けられた別個の清掃用具によって、ガラス面を清掃す
るものであった。
装置は、清掃装置の本体を吸盤で吸着しつつ、本体に取
付けられた別個の清掃用具によって、ガラス面を清掃す
るものであった。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】垂直又は傾斜した窓ガ
ラス上を清掃する清掃装置は可能な限りその重量が小さ
い方が好ましい。そのために構造の簡単なもので且つ確
実にガラス面を清掃できるものが望まれていた。
ラス上を清掃する清掃装置は可能な限りその重量が小さ
い方が好ましい。そのために構造の簡単なもので且つ確
実にガラス面を清掃できるものが望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記課
題を解決するため次の構成をとる。即ち、ガラス面等の
平滑面(1)に着脱自在に吸着する一対の真空吸盤
(2,3)が、本体(13)に設けた伸縮自在な複数の
駆動体の端部に夫々取付られた壁面又は窓ガラスの清掃
装置において、 前記平滑面(1)に洗浄水を供給するス
プレーノズル(4)と、夫々の真空吸盤(2,3)の前
記平滑面当接端縁に形成されたナイフエッジ(5)と、
少なくとも一つの前記真空吸盤が前記平滑面に吸着しつ
つ、その平滑面を摺接移動する摺接移動手段(6)と、
を具備し、夫々の真空吸盤(2,3)が略同一形状の平
面長方形に形成され、夫々の真空吸盤(2,3)の長辺
が前記本体(13)の平面における横方向両側に位置し
て、互いに平行に且つ前記摺接移動手段(6)を介して
前記本体(13)に配置され、 前記真空吸盤(2,3)
より著しく小なる平面を有する一対の補助吸盤(14)
が夫々縦移動用シリンダ(12)を介して、その本体
(13)の平面における縦方向の前後で、前記真空吸盤
(2,3)間に位置してその本体(13)に配置され、
その縦移動用シリンダ(12)の駆動方向と、前記摺接
移動手段(6)の移動方向とが互いに直交するように形
成され、 前記縦移動用シリンダ(12)を介して一対の
前記補助吸盤(14)により、本体の縦方向移動が行な
われ、 前記摺接移動手段(6)を介して一対の前記真空
吸盤(2,3)により、横方向移動および、前記平滑面
(1)の清掃を行なうことを特徴とする壁面又は窓ガラ
スの清掃装置である。
題を解決するため次の構成をとる。即ち、ガラス面等の
平滑面(1)に着脱自在に吸着する一対の真空吸盤
(2,3)が、本体(13)に設けた伸縮自在な複数の
駆動体の端部に夫々取付られた壁面又は窓ガラスの清掃
装置において、 前記平滑面(1)に洗浄水を供給するス
プレーノズル(4)と、夫々の真空吸盤(2,3)の前
記平滑面当接端縁に形成されたナイフエッジ(5)と、
少なくとも一つの前記真空吸盤が前記平滑面に吸着しつ
つ、その平滑面を摺接移動する摺接移動手段(6)と、
を具備し、夫々の真空吸盤(2,3)が略同一形状の平
面長方形に形成され、夫々の真空吸盤(2,3)の長辺
が前記本体(13)の平面における横方向両側に位置し
て、互いに平行に且つ前記摺接移動手段(6)を介して
前記本体(13)に配置され、 前記真空吸盤(2,3)
より著しく小なる平面を有する一対の補助吸盤(14)
が夫々縦移動用シリンダ(12)を介して、その本体
(13)の平面における縦方向の前後で、前記真空吸盤
(2,3)間に位置してその本体(13)に配置され、
その縦移動用シリンダ(12)の駆動方向と、前記摺接
移動手段(6)の移動方向とが互いに直交するように形
成され、 前記縦移動用シリンダ(12)を介して一対の
前記補助吸盤(14)により、本体の縦方向移動が行な
われ、 前記摺接移動手段(6)を介して一対の前記真空
吸盤(2,3)により、横方向移動および、前記平滑面
(1)の清掃を行なうことを特徴とする壁面又は窓ガラ
スの清掃装置である。
【0005】
【作用】図1及び図2に示す一対の真空吸盤2,3の内
部を真空引きすることにより、本装置を平滑面1上に吸
着させる。次いで、スプレーノズル4より洗浄水を極め
て短時間ガラス面に噴射させる。それと共に、何れか一
方の真空吸盤とガラス面との接触圧を他方の真空吸盤の
接触圧よりも小さくし(この実施例では図6の如く、例
えば右側に真空吸盤2の昇降車輪9を下降させ、その吸
盤2の接触抵抗を左のそれよりも小さくする)、次い
で、摺接移動手段6であるシリンダのピストンロッドを
伸長させる。すると、接触抵抗の小さな真空吸盤のみが
ピストンロッドの伸長方向に移動する。この真空吸盤は
図3〜図5に示す如くその縁部がナイフエッジ5に形成
されているため、真空吸盤2の移動に伴って、図7の如
く平滑面1上の水膜17と共に、平滑面1上の塵埃を移動
して清掃する。
部を真空引きすることにより、本装置を平滑面1上に吸
着させる。次いで、スプレーノズル4より洗浄水を極め
て短時間ガラス面に噴射させる。それと共に、何れか一
方の真空吸盤とガラス面との接触圧を他方の真空吸盤の
接触圧よりも小さくし(この実施例では図6の如く、例
えば右側に真空吸盤2の昇降車輪9を下降させ、その吸
盤2の接触抵抗を左のそれよりも小さくする)、次い
で、摺接移動手段6であるシリンダのピストンロッドを
伸長させる。すると、接触抵抗の小さな真空吸盤のみが
ピストンロッドの伸長方向に移動する。この真空吸盤は
図3〜図5に示す如くその縁部がナイフエッジ5に形成
されているため、真空吸盤2の移動に伴って、図7の如
く平滑面1上の水膜17と共に、平滑面1上の塵埃を移動
して清掃する。
【0006】
【実施例】次に図面に基づいて本発明の実施例につき説
明する。図1は本発明の清掃装置の平面図であり、図2
は同正面図、図3は図1の III− III矢視断面図、図4
はその真空吸盤2の一部破断斜視図、図5は同底面図で
ある。この実施例の清掃装置は、図1及び図2に示す如
く中央に配置した本体13の横方向両側に一対の矩形の真
空吸盤2,3と、縦方向に配置した一対の矩形の補助吸
盤14とが設けられ、それらがエアーシリンダのピストン
ロッド又はその可動体を介して本体13に連結されてい
る。即ち、左右の真空吸盤2,3は本体13に設けられた
夫々一対のエアーシリンダからなる摺接移動手段6のピ
ストンロッドに連結されている。又、一対の補助吸盤14
も本体13に設けられた縦移動用シリンダ12を介して図1
において上下方向に相対移動するように構成されてい
る。なお、一対の補助吸盤14は夫々図2の如くその上面
が吸盤昇降シリンダ15に連結され、この吸盤昇降シリン
ダ15が縦移動用シリンダ12の可動部に接続されている。
明する。図1は本発明の清掃装置の平面図であり、図2
は同正面図、図3は図1の III− III矢視断面図、図4
はその真空吸盤2の一部破断斜視図、図5は同底面図で
ある。この実施例の清掃装置は、図1及び図2に示す如
く中央に配置した本体13の横方向両側に一対の矩形の真
空吸盤2,3と、縦方向に配置した一対の矩形の補助吸
盤14とが設けられ、それらがエアーシリンダのピストン
ロッド又はその可動体を介して本体13に連結されてい
る。即ち、左右の真空吸盤2,3は本体13に設けられた
夫々一対のエアーシリンダからなる摺接移動手段6のピ
ストンロッドに連結されている。又、一対の補助吸盤14
も本体13に設けられた縦移動用シリンダ12を介して図1
において上下方向に相対移動するように構成されてい
る。なお、一対の補助吸盤14は夫々図2の如くその上面
が吸盤昇降シリンダ15に連結され、この吸盤昇降シリン
ダ15が縦移動用シリンダ12の可動部に接続されている。
【0007】次に、真空吸盤2,3は図3〜図5の如く
中央に細長い欠切部を有する矩形状に形成され、下面側
縁部が突出すると共に、そこにナイフエッジ5が形成さ
れている。即ち、このナイフエッジ5は真空吸盤2の全
周縁にわたり形成されている。なお、真空吸盤2のコー
ナー部は円弧状に形成され、それにより、真空吸盤2が
ガラス面上を円滑に摺接移動できるように構成してい
る。このような真空吸盤2は、下端開放の箱状に形成さ
れた吸盤支持体16の下端内フランジ部に締結具27を介し
固定されている。即ち、真空吸盤2の矩形欠切部29縁部
が補強板28及び吸盤支持体16の内フランジ部を介し、締
結具27により締結固定されている。なお、この矩形欠切
部29の縁部は他の部分よりも厚肉に形成されているが、
これは真空吸盤2内部を負圧にしたとき、それがガラス
面に当接し、真空吸盤2が矩形欠切部29の厚肉部以上変
形しないようにするためである。又、裏面側に突出した
環状のナイフエッジ5の近傍には、図3及び図5の如く
その長手方向に平行な両縁部に沿ってローラ10が軸受11
に回動自在に軸支されている。
中央に細長い欠切部を有する矩形状に形成され、下面側
縁部が突出すると共に、そこにナイフエッジ5が形成さ
れている。即ち、このナイフエッジ5は真空吸盤2の全
周縁にわたり形成されている。なお、真空吸盤2のコー
ナー部は円弧状に形成され、それにより、真空吸盤2が
ガラス面上を円滑に摺接移動できるように構成してい
る。このような真空吸盤2は、下端開放の箱状に形成さ
れた吸盤支持体16の下端内フランジ部に締結具27を介し
固定されている。即ち、真空吸盤2の矩形欠切部29縁部
が補強板28及び吸盤支持体16の内フランジ部を介し、締
結具27により締結固定されている。なお、この矩形欠切
部29の縁部は他の部分よりも厚肉に形成されているが、
これは真空吸盤2内部を負圧にしたとき、それがガラス
面に当接し、真空吸盤2が矩形欠切部29の厚肉部以上変
形しないようにするためである。又、裏面側に突出した
環状のナイフエッジ5の近傍には、図3及び図5の如く
その長手方向に平行な両縁部に沿ってローラ10が軸受11
に回動自在に軸支されている。
【0008】このローラ10の下面はナイフエッジ5の先
端面と同一又は若干上方に位置される。このローラ10
は、本装置の使用中にナイフエッジ5が異常に変形する
のを防止するものである。なお、真空吸盤2上面には補
強板28が設けられているが、この補強板28と真空吸盤2
とは必ずしも一体的に固定する必要はない。即ち、矩形
欠切部29近傍を除いて真空吸盤2が自由に下方に移動す
るように構成してもよい。次に、真空吸盤2を保持する
吸盤支持体16内には昇降車輪9が上下動自在に配置され
ている。即ち、真空吸盤2の矩形欠切部29内に昇降車輪
9が図3及び図5の如く配置されている。この昇降車輪
9は空圧式のアクチュエータを利用した車輪昇降機構8
により上下動自在に構成されている。そして、この車輪
昇降機構8により昇降車輪9下面をガラス面に接触させ
たり、ガラス面から離脱させたりすることができる。
端面と同一又は若干上方に位置される。このローラ10
は、本装置の使用中にナイフエッジ5が異常に変形する
のを防止するものである。なお、真空吸盤2上面には補
強板28が設けられているが、この補強板28と真空吸盤2
とは必ずしも一体的に固定する必要はない。即ち、矩形
欠切部29近傍を除いて真空吸盤2が自由に下方に移動す
るように構成してもよい。次に、真空吸盤2を保持する
吸盤支持体16内には昇降車輪9が上下動自在に配置され
ている。即ち、真空吸盤2の矩形欠切部29内に昇降車輪
9が図3及び図5の如く配置されている。この昇降車輪
9は空圧式のアクチュエータを利用した車輪昇降機構8
により上下動自在に構成されている。そして、この車輪
昇降機構8により昇降車輪9下面をガラス面に接触させ
たり、ガラス面から離脱させたりすることができる。
【0009】次に、吸盤支持体16には摺接移動手段6の
ピストンロッド26の先端が補強体30を介して固定されて
いる。又、吸盤支持体16の縁部にはスプレーノズル4並
びに図1の如く複数のセンサ7が突設固定されている。
このセンサ7は窓枠等の障害物を検知するものであり、
それによって真空吸盤2,3が障害物に衝突することを
防止するものである。上記の説明は図1の右側の真空吸
盤2について述べたが、左側の真空吸盤3も同様の構造
を有する。このような真空吸盤2,3内は真空発生装置
により内部が負圧にされる。この実施例の清掃装置の真
空発生装置はエゼクタを利用している。即ち、図13及び
図14の如くこの清掃装置の外に配置された圧縮空気源22
と本体13との間がエアーホース24で接続されている。こ
のエアーホース24の端部には吸盤の数だけエゼクタ31が
本体13上に設けられている。
ピストンロッド26の先端が補強体30を介して固定されて
いる。又、吸盤支持体16の縁部にはスプレーノズル4並
びに図1の如く複数のセンサ7が突設固定されている。
このセンサ7は窓枠等の障害物を検知するものであり、
それによって真空吸盤2,3が障害物に衝突することを
防止するものである。上記の説明は図1の右側の真空吸
盤2について述べたが、左側の真空吸盤3も同様の構造
を有する。このような真空吸盤2,3内は真空発生装置
により内部が負圧にされる。この実施例の清掃装置の真
空発生装置はエゼクタを利用している。即ち、図13及び
図14の如くこの清掃装置の外に配置された圧縮空気源22
と本体13との間がエアーホース24で接続されている。こ
のエアーホース24の端部には吸盤の数だけエゼクタ31が
本体13上に設けられている。
【0010】即ち、この実施例では4個のエゼクタ31が
設けられている(図13においては二つのみ図示する。な
お、一つのエゼクタを複数の吸盤に利用してもよい。)
そして、夫々のエゼクタ31のディフューザ21は図14の如
く一例として内部に絞り部を有する筒状に形成され、絞
り部に近接し、空気ノズル20先端が配置される。そし
て、空気ノズル20の外周に対向し、吸引管25の端部がデ
ィフューザ21に連通する。この吸引管25の他端は逆止弁
18を介し真空吸盤2,3,補助吸盤14の内部に連通す
る。この逆止弁18は圧縮空気源22が一時的に停止しても
真空吸盤内部を真空に保持し、清掃装置が落下するのを
防止するものである。次に、これらの真空吸盤には図13
の如く真空破壊弁19が設けられている。この真空破壊弁
19は装置に取付けられた4つの真空吸盤の内2つの真空
吸盤の内部を大気圧することにより、その吸盤のみをガ
ラス面から容易に剥離させ、装置全体を容易に移動でき
るようにするためのものである。
設けられている(図13においては二つのみ図示する。な
お、一つのエゼクタを複数の吸盤に利用してもよい。)
そして、夫々のエゼクタ31のディフューザ21は図14の如
く一例として内部に絞り部を有する筒状に形成され、絞
り部に近接し、空気ノズル20先端が配置される。そし
て、空気ノズル20の外周に対向し、吸引管25の端部がデ
ィフューザ21に連通する。この吸引管25の他端は逆止弁
18を介し真空吸盤2,3,補助吸盤14の内部に連通す
る。この逆止弁18は圧縮空気源22が一時的に停止しても
真空吸盤内部を真空に保持し、清掃装置が落下するのを
防止するものである。次に、これらの真空吸盤には図13
の如く真空破壊弁19が設けられている。この真空破壊弁
19は装置に取付けられた4つの真空吸盤の内2つの真空
吸盤の内部を大気圧することにより、その吸盤のみをガ
ラス面から容易に剥離させ、装置全体を容易に移動でき
るようにするためのものである。
【0011】
【使用方法】次に、本発明の清掃装置の使用方法につき
説明する。先ず、図1において本装置の最上端の吊り孔
33にワイヤ又はロープに係止して、装置を吊り下げる。
そして、同図においては図示しないコンプレッサと本体
13との間をエアーホースで連結する。それと共に、各種
制御ケーブルにより図示しない制御装置と本体13との間
をコネクタを介して接続する。さらに、洗浄水用ホース
を本体13に接続する。このような準備の後にコンプレッ
サを駆動し、エゼクタを介して一対の真空吸盤2,3の
内部を負圧にし、図2の如くガラス面である平滑面1上
に吸着させる。このとき、一対の補助吸盤14は平滑面1
から離反している。そこで、スプレーノズル4から間欠
的に洗浄水を平滑面1に噴射すると共に、図6の如く、
右側を清掃するときには、右側に真空吸盤2の昇降車輪
9を車輪昇降機構8により下降させ、その下面を平滑面
1上に接触させる。なお、左側の真空吸盤3の昇降車輪
9は平滑面1から離反した状態に位置している。する
と、左側真空吸盤3と平滑面1との接触圧が、右側真空
吸盤2の接触圧よりも大きくなる。
説明する。先ず、図1において本装置の最上端の吊り孔
33にワイヤ又はロープに係止して、装置を吊り下げる。
そして、同図においては図示しないコンプレッサと本体
13との間をエアーホースで連結する。それと共に、各種
制御ケーブルにより図示しない制御装置と本体13との間
をコネクタを介して接続する。さらに、洗浄水用ホース
を本体13に接続する。このような準備の後にコンプレッ
サを駆動し、エゼクタを介して一対の真空吸盤2,3の
内部を負圧にし、図2の如くガラス面である平滑面1上
に吸着させる。このとき、一対の補助吸盤14は平滑面1
から離反している。そこで、スプレーノズル4から間欠
的に洗浄水を平滑面1に噴射すると共に、図6の如く、
右側を清掃するときには、右側に真空吸盤2の昇降車輪
9を車輪昇降機構8により下降させ、その下面を平滑面
1上に接触させる。なお、左側の真空吸盤3の昇降車輪
9は平滑面1から離反した状態に位置している。する
と、左側真空吸盤3と平滑面1との接触圧が、右側真空
吸盤2の接触圧よりも大きくなる。
【0012】そこで、摺接移動手段6である4本のエア
シリンダを駆動し、夫々のピストンロッド26を伸長させ
る。すると、図6において真空吸盤2は各ピストンロッ
ド26の伸長長さの二倍分だけ右方へ移動する。このと
き、真空吸盤2のナイフエッジ5が平滑面1に接触して
いるため、図7の如く平滑面1上の水膜17と共に、塵埃
を移動させる。このようにすることにより、ガラス面は
真空吸盤2が吸着された幅で帯状に清掃される。そこ
で、次に図9の如く一対の補助吸盤14をガラス面に吸着
させ、ついで一対の真空吸盤2,3を図10の如くガラス
面から離反させる。このようにするには先ず、吸盤昇降
シリンダ15を作動し、そのピストンロッド26を伸長さ
せ、一対の補助吸盤14をガラス面に吸着させる。次い
で、一対の真空吸盤2,3の内部を真空破壊弁を介して
大気圧にし、吸盤昇降シリンダ15をさらに駆動し、ピス
トンロッド26を伸長させる。それにより一対の真空吸盤
2,3はガラス面から離反する。そこで、一対の補助吸
盤14に連結された縦移動用シリンダ12を駆動することに
より本体13を図8において上下動させる。それにより一
対の真空吸盤2,3を縦方向へ移動させることができ
る。
シリンダを駆動し、夫々のピストンロッド26を伸長させ
る。すると、図6において真空吸盤2は各ピストンロッ
ド26の伸長長さの二倍分だけ右方へ移動する。このと
き、真空吸盤2のナイフエッジ5が平滑面1に接触して
いるため、図7の如く平滑面1上の水膜17と共に、塵埃
を移動させる。このようにすることにより、ガラス面は
真空吸盤2が吸着された幅で帯状に清掃される。そこ
で、次に図9の如く一対の補助吸盤14をガラス面に吸着
させ、ついで一対の真空吸盤2,3を図10の如くガラス
面から離反させる。このようにするには先ず、吸盤昇降
シリンダ15を作動し、そのピストンロッド26を伸長さ
せ、一対の補助吸盤14をガラス面に吸着させる。次い
で、一対の真空吸盤2,3の内部を真空破壊弁を介して
大気圧にし、吸盤昇降シリンダ15をさらに駆動し、ピス
トンロッド26を伸長させる。それにより一対の真空吸盤
2,3はガラス面から離反する。そこで、一対の補助吸
盤14に連結された縦移動用シリンダ12を駆動することに
より本体13を図8において上下動させる。それにより一
対の真空吸盤2,3を縦方向へ移動させることができ
る。
【0013】次に再度左右の真空吸盤2,3のみをガラ
ス面に吸着させ、それを左右方向に移動することによ
り、広いガラス面を蛇行状に清掃させることが可能にな
る。次いで、一つのガラス面の縁の窓枠34を超えて本装
置を移動させるには、次のようにすればよい。先ず、図
8及び図9に示す如く、清掃装置が一つのガラス面の縁
の窓枠34に最も近接する位置に移動すると、例えば真空
吸盤2の吸盤支持体16の縁部に突設固定されたセンサ7
が窓枠34を検知して、清掃装置が右方に移動するのを一
旦停止する。次に図10に示す如く、吸盤昇降シリンダ15
を作動し、そのピストンロッド26を伸長させて、一対の
真空吸盤2,3をガラス面から離反させる。次いで、図
11,図12に示す如く、真空吸盤2,3に連結された夫々
のピストンロッド26を伸長させ、真空吸盤2が窓枠34を
超えるようにする。次いで、吸盤昇降シリンダ15のピス
トンロッド26を縮小させ、一対の真空吸盤2,3をガラ
ス面に吸着させる。次いで、さらに吸盤昇降シリンダ15
を駆動して補助吸盤14を上昇させ、一対の補助吸盤14を
ガラス面から離反させた後、左側真空吸盤3の昇降車輪
9(図3)をガラス面に接触させ、摺接移動手段6のピ
ストンロッド26を収縮させる。すると、左側真空吸盤3
は図11において右側に移動する。それにより、装置本体
13を右に移動することができる。その後に真空吸盤3が
窓枠34に最も近接する位置まで清掃装置を摺接移動させ
た後、再びこのような作業を行うことにより、本清掃装
置を完全に窓枠34を超えて隣接するガラス面に移動する
ことが可能となる。
ス面に吸着させ、それを左右方向に移動することによ
り、広いガラス面を蛇行状に清掃させることが可能にな
る。次いで、一つのガラス面の縁の窓枠34を超えて本装
置を移動させるには、次のようにすればよい。先ず、図
8及び図9に示す如く、清掃装置が一つのガラス面の縁
の窓枠34に最も近接する位置に移動すると、例えば真空
吸盤2の吸盤支持体16の縁部に突設固定されたセンサ7
が窓枠34を検知して、清掃装置が右方に移動するのを一
旦停止する。次に図10に示す如く、吸盤昇降シリンダ15
を作動し、そのピストンロッド26を伸長させて、一対の
真空吸盤2,3をガラス面から離反させる。次いで、図
11,図12に示す如く、真空吸盤2,3に連結された夫々
のピストンロッド26を伸長させ、真空吸盤2が窓枠34を
超えるようにする。次いで、吸盤昇降シリンダ15のピス
トンロッド26を縮小させ、一対の真空吸盤2,3をガラ
ス面に吸着させる。次いで、さらに吸盤昇降シリンダ15
を駆動して補助吸盤14を上昇させ、一対の補助吸盤14を
ガラス面から離反させた後、左側真空吸盤3の昇降車輪
9(図3)をガラス面に接触させ、摺接移動手段6のピ
ストンロッド26を収縮させる。すると、左側真空吸盤3
は図11において右側に移動する。それにより、装置本体
13を右に移動することができる。その後に真空吸盤3が
窓枠34に最も近接する位置まで清掃装置を摺接移動させ
た後、再びこのような作業を行うことにより、本清掃装
置を完全に窓枠34を超えて隣接するガラス面に移動する
ことが可能となる。
【0014】
【発明の効果】本発明の壁面又は窓ガラスの清掃装置
は、ガラス面等の平滑面に着脱自在に吸着する真空吸盤
自体が、ナイフエッジに形成され、その真空吸盤がその
平滑面を摺接移動するように構成し、それが本体の横方
向両側に位置している。それと共に、補助吸盤が縦移動
用シリンダを介して、本体の縦方向の前後に且つ一対の
真空吸盤の間に位置して配置されている。そして縦移動
用シリンダを介して補助吸盤によって本体の縦方向移動
が行なわれ、摺接移動手段を介して一対の真空吸盤によ
り、横方向移動および、平滑面の清掃を行なうようにし
たから、構造が簡単で清掃位置の制御が極めて容易とな
り、平滑面を迅速且つ効率良く余すところなく清掃する
ことができる。
は、ガラス面等の平滑面に着脱自在に吸着する真空吸盤
自体が、ナイフエッジに形成され、その真空吸盤がその
平滑面を摺接移動するように構成し、それが本体の横方
向両側に位置している。それと共に、補助吸盤が縦移動
用シリンダを介して、本体の縦方向の前後に且つ一対の
真空吸盤の間に位置して配置されている。そして縦移動
用シリンダを介して補助吸盤によって本体の縦方向移動
が行なわれ、摺接移動手段を介して一対の真空吸盤によ
り、横方向移動および、平滑面の清掃を行なうようにし
たから、構造が簡単で清掃位置の制御が極めて容易とな
り、平滑面を迅速且つ効率良く余すところなく清掃する
ことができる。
【図1】本清掃装置の平面図。
【図2】本清掃装置の正面図。
【図3】図1の III− III矢視断面図。
【図4】本清掃装置の真空吸盤2の一部破断斜視図。
【図5】同真空吸盤2の底面図。
【図6】本清掃装置の使用状態を示す説明図。
【図7】同上端における真空吸盤2の説明図。
【図8】本清掃装置が窓枠を越える第1工程の説明的平
面図。
面図。
【図9】同正面図。
【図10】本清掃装置が窓枠を越える第2工程の説明的正
面図。
面図。
【図11】本清掃装置が窓枠34を超えるときの第3工程の
説明的平面図。
説明的平面図。
【図12】同正面図。
【図13】本清掃装置に用いられるエアー配管の説明図。
【図14】本清掃装置に用いられるエゼクタ31の説明図。
1 平滑面 2 真空吸盤 3 真空吸盤 4 スプレーノズル 5 ナイフエッジ 6 摺接移動手段 7 センサ 8 車輪昇降機構 9 昇降車輪 10 ローラ 11 軸受 12 縦移動用シリンダ 13 本体 14 補助吸盤 15 吸盤昇降シリンダ 16 吸盤支持体 17 水膜 18 逆止弁 19 真空破壊弁 20 空気ノズル 21 ディフューザ 22 圧縮空気源 23 フィルタ 24 エアーホース 25 吸引管 26 ピストンロッド 27 締結具 28 補強板 29 矩形欠切部 30 補強体 31 エゼクタ 33 吊り孔 34 窓枠
Claims (1)
- 【請求項1】 ガラス面等の平滑面(1)に着脱自在に
吸着する一対の真空吸盤(2,3)が、本体(13)に
設けた伸縮自在な複数の駆動体の端部に夫々取付られた
壁面又は窓ガラスの清掃装置において、 前記平滑面(1)に洗浄水を供給するスプレーノズル
(4)と、 夫々の真空吸盤(2,3)の前記平滑面当接端縁に形成
されたナイフエッジ(5)と、少なくとも一つの前記真
空吸盤が前記平滑面に吸着しつつ、その平滑面を摺接移
動する摺接移動手段(6)と、 を具備し、夫々の真空吸盤(2,3)が略同一形状の平
面長方形に形成され、夫々の真空吸盤(2,3)の長辺
が前記本体(13)の平面における横方向両側に位置し
て、互いに平行に且つ前記摺接移動手段(6)を介して
その本体(13)に配置され、 前記真空吸盤(2,3)より著しく小なる平面を有する
一対の補助吸盤(14)が夫々縦移動用シリンダ(1
2)を介して、その本体(13)の平面における縦方向
の前後で、前記真空吸盤(2,3)間に位置してその本
体(13)に配置され、 その縦移動用シリンダ(12)の駆動方向と、前記摺接
移動手段(6)の移動方向とが互いに直交するように形
成され、 前記縦移動用シリンダ(12)を介して一対の前記補助
吸盤(14)により、本体の縦方向移動が行なわれ、 前記摺接移動手段(6)を介して一対の前記真空吸盤
(2,3)により、横方向移動および、前記平滑面
(1)の清掃を行なうことを特徴とする 壁面又は窓ガラ
スの清掃装置。
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