JPH06165740A - 建物のガラス洗浄装置 - Google Patents

建物のガラス洗浄装置

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JPH06165740A
JPH06165740A JP34551592A JP34551592A JPH06165740A JP H06165740 A JPH06165740 A JP H06165740A JP 34551592 A JP34551592 A JP 34551592A JP 34551592 A JP34551592 A JP 34551592A JP H06165740 A JPH06165740 A JP H06165740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
cleaning
suction cups
cleaning robot
main suction
Prior art date
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Pending
Application number
JP34551592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Iwama
祐一 岩間
Kenji Ono
憲司 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Tekki Corp
Original Assignee
Sanwa Tekki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Tekki Corp filed Critical Sanwa Tekki Corp
Priority to JP34551592A priority Critical patent/JPH06165740A/ja
Publication of JPH06165740A publication Critical patent/JPH06165740A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラスの下枠に沿って横移動しながら洗浄を
行うときに、自重で下方にずり落ちず、従って下枠に乗
り上げて真空破壊を引き起こすことのないガラス洗浄装
置を提供する。 【構成】 洗浄ロボット2は、洗浄液をガラスG面に噴
射する洗浄液噴射装置13,14と、ガラスG面に着脱
自在に吸着し左右方向に移動する主吸盤5,6及び上下
方向に移動する副吸盤7,8とを有し、ガラスG面を洗
浄つつ上下左右に移動できる。洗浄ロボット2は、上方
に設けられた支持装置3で支持され、制御装置4で駆動
を制御される。主吸盤5,6の下部に、洗浄ガラスGの
下枠Aのコーキング材Cに載って洗浄ロボット2を上方
に支持しつつ左右方向に転動できる下ずれ防止用のロー
ラ15を設けた。主吸盤5,6が装置の自重で下方にず
り落ち、下枠Aに乗り上げて真空破壊を引き起こすこと
がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根や外壁面がガラス
張りになっている建物におけるガラスの洗浄装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高層建物のガラス壁面、ガラス屋
根等を迅速かつ安全に洗浄するための装置として、例え
ば特開平4−150821号の公報に記載されたものが
知られている。
【0003】この洗浄装置は、ガラス面に着脱自在に吸
着し、ガラス面上を上下左右に移動しながらガラス面を
洗浄することができる洗浄ロボットと、上方においてこ
の洗浄ロボット上下動自在に支持する支持手段と、洗浄
ロボットを駆動制御する制御手段とを具備するものであ
る。洗浄ロボットは、洗浄液をガラス面に噴射する洗浄
液噴射手段と、ガラス面に着脱自在に吸着し、上下左右
に移動する吸盤とを有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の洗浄装置に
おいては、例えば矩形の窓枠に囲まれたガラスを洗浄す
る場合に、水平の下枠に沿って横移動しながら洗浄を行
うときに、装置の一部が自重で下方にずり落ることがあ
る。このとき、吸盤の縁が、窓枠のコーキングの斜面に
沿ってめくれ上がり、これによって内部の真空が破壊さ
れ、吸着が不能となる事故が発生しやすいという問題点
がある。
【0005】従って、本発明は、下枠に沿って横移動し
ながら洗浄を行うときに、自重で下方にずり落ることが
なく、従って下枠に乗り上げて真空破壊を引き起こすこ
とのないガラス洗浄装置を提供することを課題としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するため、洗浄液をガラスG面に噴射する洗
浄液噴射装置13,14と、ガラスG面に着脱自在に吸
着し左右方向に移動可能な主吸盤5,6及び上下方向に
移動可能な副吸盤7,8とを有し、ガラスG面を洗浄す
る上下左右に移動可能な洗浄ロボット2と、洗浄ガラス
Gの位置よりも上方に設けられ、洗浄ロボット2を上下
動可能に支持する支持装置3と、洗浄ロボット2を駆動
制御する制御装置4とを具備した建物のガラス洗浄装置
1において、主吸盤5,6の下部に、洗浄ガラスGの下
枠Aのコーキング材Cに載って洗浄ロボット2を上方に
支持しつつ左右方向に転動可能な下ずれ防止用のローラ
15を設けた。
【0007】
【作用】本発明のガラス洗浄装置においては、下枠に沿
って横移動しながらガラスの洗浄を行うときに、下ずれ
防止用のローラが、下枠のコーキング材に載って、洗浄
ロボットを上方に支持しつつ左右方向に転動する。従っ
て、装置が自重で下方にずり落ることがなく、下枠に乗
り上げて真空破壊を引き起こすことがない。
【0008】
【実施例】図面を参照して本発明の一実施例を説明す
る。図1は洗浄ロボットの平面図、図2は下ずれ防止用
のローラ部の正面図、図3は下ずれ防止用のローラの作
用説明図である。
【0009】図1において、ガラス洗浄装置1は、洗浄
ロボット2と、これよりも上方において洗浄ロボット2
を上下動可能に支持する支持装置3と、洗浄ロボット2
を駆動制御する制御装置4とを具備している。そして、
洗浄ロボット2は、傾斜したがラスG上に配置されてい
るものとする。
【0010】図1において、洗浄ロボット2は、左右一
対の主吸盤5,6と、上下一対の副吸盤7,8とを備え
ている。主吸盤5,6は、フレーム10に固定された横
行用エアシリンダ9のロッド9aによって連結されてい
る。横行用エアシリンダ9は、昇降用エアシリンダ1
1,12により、フレーム10と共にガラス面にたいし
て昇降可能になっている。ロッド9aを伸縮させること
によって、主吸盤5,6を夫々仮想線で示す位置まで横
方向に移動させることができる。
【0011】昇降用エアシリンダ11,12は、縦行用
エアシリンダ13の両端に、ガラス面にたいして直交す
る方向に固着されている。縦行用エアシリンダ13は、
ロッドレスシリンダで、図示しないベルトを介してフレ
ーム10に連結されており、横行用エアシリンダ9にた
いして直交方向に配置されている。そして、副吸盤7,
8は、夫々昇降用エアシリンダ11,12のピストンロ
ッド11a,12aの先端に取付けられている。従っ
て、副吸盤7,8をガラス面に吸着させた状態におい
て、ピストンロッド11a,12aを伸ばし、主吸盤
5,6をガラス面上に浮かせることができ、また主吸盤
5,6をガラス面に吸着させた状態でピストンロッド1
1a,12aを縮めて、副吸盤7,8をガラス面上に浮
かせることができる。また縦行用エアシリンダ13にた
いして、フレーム10と共に、主吸盤5,6を、図にお
いて仮想線の位置まで上下方向に移動させることができ
る。
【0012】主吸盤5,6のガラスG面と対向する部分
は、ゴム等の弾性部材で矩形状に構成され、全周にわた
って垂直壁が形成されている。そして、図示しない負圧
導入装置によりこの垂直壁の内側にバキューム空間が形
成される。副吸盤7,8のガラスG面と対向する部分も
同様に構成されており、内側にバキューム空間が形成さ
れる。主吸盤5,6の内側には、洗浄液噴射装置13,
14が設けられており、これによって洗浄液の噴射と汚
れた洗浄液の回収とが行われる。
【0013】主吸盤5,6の下部の内側には、下ずれ防
止用のローラ15が設けられている。ローラ15は、図
2、図3に示すように、主吸盤5,6の下端面よりやや
上部に位置し、ガラスGの下枠Aのコーキング材Cに載
って転動できるように転動面が所定の傾斜角度を持って
取付けられている。そして、ローラ15は、それが下枠
Aのコーキング材Cに載ったときに、洗浄ロボットを上
方に支持しつつ左右方向に転動することができる。
【0014】しかして、洗浄ロボット2を所定のスター
ト位置において、主吸盤5,6、副吸盤7,8をガラス
G面に吸着させる。そして、洗浄液噴射装置13,14
から洗浄液をガラスG面に噴射することによりガラスG
面を洗浄する。汚れた洗浄液は回収され、フィルタを介
して塵埃が除去され再び洗浄液噴射装置13,14へ供
給される。
【0015】この状態で、主吸盤5,6の吸着力を弱め
るか、なくし、エアシリンダ9を駆動させて主吸盤5,
6を横方向へ移動させる。このとき、垂直壁でガラスG
面上の洗浄液及び汚れを擦り取る動作を行う。
【0016】洗浄ロボット2の横移動に際しては、例え
ば、まず一方の主吸盤6の吸着を弱め、エアシリンダ9
の駆動により主吸盤6を図1において右方へいっぱいに
移動させる。そして、主吸盤6をガラスG面に吸着させ
た後、主吸盤5の吸着を弱め、エアシリンダ9の駆動に
より主吸盤5を図1において右方へいっぱいに移動さ
せ、ガラスG面に吸着させる。同様の動作を繰り返して
横方向へ移動する。
【0017】主吸盤5,6が、例えば窓枠で囲まれる洗
浄領域の右端位置にきて、センサがこれを検知すると、
主吸盤5,6は右行を停止し、縦行用シリンダ13が駆
動して主吸盤5,6をフレーム10と共に図1において
下方へ所定距離移動させる。主吸盤5,6の下降が完了
すると、洗浄ロボット2は再び洗浄を行いながら今度は
左方向へ横移動する。即ち、洗浄ロボット2は、洗浄し
ながらガラスG面上をジグザグに移動する。
【0018】主吸盤5,6が、例えば窓枠で囲まれる洗
浄領域の下端位置にきて、横方向に移動する場合、ロー
ラ15が下枠Aのコーキング材Cに載り、洗浄ロボット
2を上方に支持しつつ左右方向に転動する。この間、主
吸盤5,6は、ガラスG面に吸着している。これによ
り、洗浄ロボット2が自重により一方へ傾いたまま横移
動を続けて、主吸盤5,6が下枠Aに乗り上げ、その真
空が破壊されることを防止する。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、洗浄
液をガラスG面に噴射する洗浄液噴射装置13,14
と、ガラスG面に着脱自在に吸着し左右方向に移動可能
な主吸盤5,6及び上下方向に移動可能な副吸盤7,8
とを有し、ガラスG面を洗浄する上下左右に移動可能な
洗浄ロボット2と、洗浄ガラスGの位置よりも上方に設
けられ、洗浄ロボット2を上下動可能に支持する支持装
置3と、洗浄ロボット2を駆動制御する制御装置4とを
具備した建物のガラス洗浄装置1において、主吸盤5,
6の下部に、下ずれ防止用のローラ15を設けたため、
洗浄ロボット2が下枠に沿って横移動しながらガラスG
の洗浄を行うときに、下ずれ防止用のローラ15が、下
枠Aのコーキング材Cに載って、洗浄ロボットを上方に
支持しつつ左右方向に転動し、装置が自重で下方にずり
落るのを阻止し、主吸盤5,6が、下枠Aに乗り上げて
真空破壊を引き起こすことがないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗浄ロボットの平面図である。
【図2】下ずれ防止用のローラ部の正面図である。
【図3】下ずれ防止用のローラの作用説明図である。
【符号の説明】
1 洗浄装置 2 洗浄ロボット 3 支持装置 4 制御装置 5 主吸盤 6 主吸盤 7 副吸盤 8 副吸盤 13 洗浄液噴射装置 14 洗浄液噴射装置 15 下ずれ防止用のローラ A 下枠 C コーキング G ガラス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液をガラス面に噴射する洗浄液噴射
    手段と、ガラス面に着脱自在に吸着し左右方向に移動可
    能な主吸盤及び上下方向に移動可能な副吸盤とを有し、
    ガラス面を洗浄する上下左右移動可能な洗浄ロボット
    と、 洗浄ガラスの位置よりも上方に設けられ、前記洗浄ロボ
    ットを上下動可能に支持する支持手段と、洗浄ロボット
    を駆動制御する制御手段とを具備した建物のガラス洗浄
    装置において、 前記主吸盤の下部に、洗浄ガラスの下枠のコーキング材
    に載って前記洗浄ロボットを上方に支持しつつ左右方向
    に転動可能な下ずれ防止用のローラが設けられているこ
    とを特徴とする建物のガラス洗浄装置。
JP34551592A 1992-11-30 1992-11-30 建物のガラス洗浄装置 Pending JPH06165740A (ja)

Priority Applications (1)

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JP34551592A JPH06165740A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 建物のガラス洗浄装置

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JPH06165740A true JPH06165740A (ja) 1994-06-14

Family

ID=18377109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34551592A Pending JPH06165740A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 建物のガラス洗浄装置

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JP (1) JPH06165740A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107928536A (zh) * 2017-12-29 2018-04-20 南京工程学院 蜘蛛形玻璃外墙清理机器人
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CN109700369A (zh) * 2019-02-14 2019-05-03 重庆交通大学 一种玻璃幕墙自动清洗装置

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