JP3002780B2 - インクリボン装置 - Google Patents

インクリボン装置

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JP3002780B2
JP3002780B2 JP63271289A JP27128988A JP3002780B2 JP 3002780 B2 JP3002780 B2 JP 3002780B2 JP 63271289 A JP63271289 A JP 63271289A JP 27128988 A JP27128988 A JP 27128988A JP 3002780 B2 JP3002780 B2 JP 3002780B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は小型プリンタのインクリボン装置のインクリ
ボン送り機構に関する。
〔従来の技術〕
従来の小型プリンタのインクリボン装置には、昭和63
年4月30日出願済のインクリボン装置の如く引張りコイ
ルバネの張力によってインクリボンを送る装置がある
が、第6図にてその説明を行う。第6図は従来のインク
リボン装置の構造及び動作を示す斜視図であり、プリン
タ本体フレーム18に軸支されモータの動力を伝達する歯
車13が矢印F方向に回転し、歯車13に設けられたカム部
13aがリボンフレーム11とリボン送りプレート12に張架
された送りプレートバネ17に抗してリボン送りプレート
12を矢印H方向に移動させる。このときリボン送りプレ
ート12上に軸支されたリボン送り爪14はリボンフレーム
11上に正逆転可能に取り付けられた一対のスプール歯車
15の一方の歯部15aにリボン送り爪バネ16によって押し
付けられ係合している。この状態から歯車13が矢印F方
向へさらに回転するとリボン送りプレート12は送りプレ
ートバネ17の張力によって矢印G方向へ移動し、リボン
送り爪14がスプール歯車15を一歯分送り、スプール歯車
15に取り付けられたリボンスプール19にインクリボン20
が矢印I方向に巻き取られる。歯車13が連続回転するこ
とによりインクリボン20は一定量間欠的に送られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のインクリボン装置は、プレートバネの張力によ
りインクリボンを送る機構であることから、そのプレー
トバネの張力は、最大の負荷が掛かった場合であっても
リボンスプール歯車を回転できるように設定されてお
り、しかも、リボンスプール歯車に作用する負荷にかか
わらずそのプレートバネを所定の最長の取付長さに常に
伸ばすものであった。その結果、リボンスプールに巻き
取られたリボンの径が小さいときにはリボンスプール歯
車には小さな負荷が作用する場合であっても、プレート
バネを最長の取付長さに伸ばすことからモータには必要
以上の負荷を掛けていた。すなわち、インクリボン装置
を駆動するモータは、消費する電力が多いという課題を
有するものであった。
そこで、本発明は、上記課題を解決し、必要最小限の
消費電力に駆動可能なインクリボン装置を得ることにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
そこで上記課題を解決するため本発明のインクリボン
装置は、周囲にラチェット歯を備え、インクリボンを懸
架した一対のリボンスプールのそれぞれと一体回転する
一対のスプール歯車と、一方若しくは他方のスプール歯
車のラチェット歯と係合するリボン送り爪を備え、リボ
ン送り爪がスプール歯車を移動する方向に往復移動され
るリボン送りプレートとを備えた小型プリンタのインク
リボン装置において、リボン送りプレートは、モータに
より回転される回転駆動部材から受ける駆動力によって
直接移動されるときリボン送り爪を介してスプール歯車
を回転させることを特徴とする。
また、回転駆動部材を回転自在に支持するプリンタ本
体フレームと、一対のスプール歯車を回転自在に支持
し、リボン送り爪がラチェット歯を移動する方向へ移動
自在にプリンタ本体フレームに支持されるリボンフレー
ムとを更に有し、リボンフレームは、リボン送り爪がラ
チェット歯を移動する方向とは反対方向にプリンタ本体
フレームに付勢されていることを特徴とする。
〔作用〕
本発明の上記の構成によれば、リボン送りプレート
は、モータにより回転される回転駆動部材から受ける駆
動力によって直接移動されるときリボン送り爪を介して
スプール歯車を回転させるので、モータにはスプール歯
車を回転する負荷が作用する。従って、リボンスプール
に巻き取られたリボンの径が小さいときは小さな負荷
が、インクリボンを巻き取るにつれてそのリボンスプー
ルに巻き取られたインクリボンの径が大きくなると大き
な負荷がスプール歯車に作用するが、モータには、その
負荷に対応する負荷が作用する。
また、回転駆動部材を回転自在に支持するプリンタ本
体フレームと、一対のスプール歯車を回転自在に支持
し、リボン送り爪がラチェット歯を移動する方向へ移動
自在にプリンタ本体フレームに支持されるリボンフレー
ムとを更に有し、リボンフレームは、リボン送り爪がラ
チェット歯を移動する方向とは反対方向にプリンタ本体
フレームに付勢されていることから、スプール歯車が何
らかの故障で回転できなかったとしても、スプール歯車
を支持しているリボンフレームが移動するので、モータ
は停止することなく回転でき、過大な負荷によるプリン
タの停止や歯車等の破損等を防ぐことが可能となった。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図〜第3図は本発明の第1の実施例を示す図であ
る。
第1図はインクリボン装置の構造及び動作を示す斜視
図、第2図(a)、(b)、(c)、(d)はインクリ
ボン装置の要部の動作を示す図、そして第3図はインク
リボン装置の付勢状態を示す斜視図である。図面中、1
はリボンフレームで、リボンフレームバネ7によってプ
リンタ本体フレーム8に移動可能に付勢されている。2
はリボン送りプレートで、リボンフレーム1上に設けら
れた溝1a、溝1bによってガイドされ、リボンフレーム1
上を移動可能に配置されており、リボン送りプレート2
の腕部2aに第2係合手段であるスリット部2bを有する。
3は回転駆動部材である歯車でありモータの動力を伝達
する歯車で、偏心した位置に第1係合手段である円柱部
3aを有し、円柱部3aはリボン送りプレート2のスリット
部2bと係合している。スリット部2bには摺動面2cが設け
られており、円柱部3aの摩耗を軽減させている。
歯車3が矢印A方向に回転することにより第2図
(a)、(b)、(c)、(d)に示されるような一連
の動作によってリボン送りプレート2はリボンフレーム
1上を矢印B方向及び矢印C方向に移動する。リボン送
りプレート2がリボンフレーム1上を矢印B方向に移動
する際にリボン送りプレート2に軸支されたリボン送り
爪4がリボンスプール9を取り付けたスプール歯車5を
矢印D方向に一歯分送り、インクリボン10を一定量間欠
的に巻き取る。
リボン送りの際に発生する負荷はリボン送りプレート
2を介して歯車3に伝達され、最終的にモータに伝達さ
れるが、リボン送りプレート2と歯車3はスリット部2b
と円柱部3aによって直接係合されている為、リボン送り
に必要な最低限の負荷が伝達されるのみである。したが
ってインクリボン装置を駆動するモータの消費電力は必
要最低限に抑えることができる。
さらに、歯車3によってリボン送りプレート2がリボ
ンフレーム1上を矢印B方向に移動してスプール歯車5
を送る際にインクリボン10またはリボンスプール9に外
力が作用してスプール歯車5の矢印D方向の回転が停止
するとリボン送りプレート2の矢印B方向の移動が停止
してロック状態となり、歯車3の回転が防げられ歯車3
に過大な負荷が作用する。このとき第3図に示すよう
に、歯車3の矢印A方向の回転に伴いリボンフレームバ
ネ7が伸長し、リボンフレーム1が矢印B方向へ移動す
る。リボンフレームバネ7は通常時にはリボンフレーム
1をプリンタ本体フレーム8に押し付けるように付勢
し、外力によってリボン送りプレート2の矢印B方向の
移動が停止して歯車3に過大な負荷が作用する場合のみ
に伸長するように、必要最低限の張力が設定されてい
る。したがってリボン送りプレート2がロック状態とな
った場合の過大な負荷はリボンフレームバネ7の伸長に
よって緩和されるため、過大な負荷による消費電力の増
加を最低限に抑えることができると共に、この過大な負
荷によるプリンタの停止及び歯車等の各部品の摩耗、破
損を防止できる。
第4図(a)、(b)は本発明の第2の実施例であ
り、前述の第1の実施例において2色のインクリボンを
用いる場合のインクリボン装置の要部の動作図である。
インクリボン10上の10a及び10bはそれぞれ第1の色及び
第2の色であり、リボンフレーム1によってガイドされ
ている。第4図(a)の状態で第1の色10aを用いて印
字を行い、次に第2の色10bを用いる際に、リボンフレ
ーム1は第4図(b)に示すようにプリンタ本体フレー
ム8との係合部8aを中心にして、矢印E方向に所定の量
だけ回転し、第2の色10bに切替えるようになってい
る。本実施例では送りプレート2のスリット部2bの摺動
面2cは係合部8aを中心とする円弧形状となるように設け
られているため、歯車3の矢印A方向の回転に伴う円柱
部3aの移動、及びリボンフレーム1の矢印E方向の回転
を共に円滑に行うことができる。この構造により3色以
上のリボンを用いる場合も同様の効果が得られる。
第5図は本発明の第3の実施例における係合手段を示
す斜視図で、第1係合手段として歯車3の中心軸に対し
て偏心した環状の溝カム部3a′を設け、第2係合手段と
してリボン送りプレート2の腕部2aにピン部2b′を設け
て互いに係合させてリボン送りプレート2を移動させ
る。動作、作用、効果については前述の第1の実施例と
同様である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、周囲にラチェッ
ト歯を備え、インクリボンを懸架した一対のリボンスプ
ールのそれぞれと一体回転する一対のスプール歯車と、
一方若しくは他方のスプール歯車のラチェット歯と係合
するリボン送り爪を備え、リボン送り爪がスプール歯車
を移動する方向に往復移動されるリボン送りプレートと
を備えた小型プリンタのインクリボン装置において、リ
ボン送りプレートは、モータにより回転される回転駆動
部材から受ける駆動力によって直接移動されるときリボ
ン送り爪を介してスプール歯車を回転させるので、モー
タにはスプール歯車を回転する負荷が作用するから、リ
ボンスプールに巻き取られたリボンの径が小さいときは
小さな負荷が、インクリボンを巻き取るにつれてそのリ
ボンスプールに巻き取られたインクリボンの径が大きく
なると大きな負荷がモータに作用することとなり、モー
タには、スプール歯車を回転する為の実働負荷のみが作
用し、インクリボン装置を必要最小限の消費電力で駆動
することが可能となった。更には、インクリボン装置の
低消費電力化により、プリンタ駆動回路のコストダウン
も可能となる効果もある。
また、回転駆動部材を回転自在に支持するプリンタ本
体フレームと、一対のスプール歯車を回転自在に支持
し、リボン送り爪がラチェット歯を移動する方向へ移動
自在にプリンタ本体フレームに支持されるリボンフレー
ムとを更に有し、リボンフレームは、リボン送り爪がラ
チェット歯を移動する方向とは反対方向にプリンタ本体
フレームに付勢されている構成にすることにより、スプ
ール歯車が何らかの故障で回転できなかったとしても、
スプール歯車を支持しているリボンフレームが移動する
ので、モータは停止することなく回転でき、過大な負荷
によるプリンタの停止やモータや歯車等の破損等を防ぐ
ことが可能となり、信頼性の高いインクリボン装置を提
供できる等本発明の実用的効果は極めて大きいものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示すインクリボン装置
の斜視図。 第2図は(a)、(b)、(c)、(d)は本発明の第
1の実施例を示すインクリボン装置の要部の動作図。 第3図は本発明の第1の実施例を示すインクリボン装置
の付勢状態を示す斜視図。 第4図(a)、(b)は本発明の第2の実施例を示すイ
ンクリボン装置の要部の動作図。 第5図は本発明の第3の実施例を示すインクリボン装置
の係合手段の斜視図。 第6図は従来のインクリボン装置を示す斜視図。 1……リボンフレーム 1a……溝 1b……溝 2……リボン送りプレート 2a……腕部 2b……スリット部 2b′……ピン部 2c……摺動面 3……歯車 3a……円柱部 3a′……溝カム部 4……リボン送り爪 5……スプール歯車 5a……スプール歯車 6……リボン送り爪バネ 7……リボンフレームバネ 8……プリンタ本体フレーム 8a……係合部 9……リボンスプール 9a……リボンスプール 10……インクリボン 10a……第1の色 10b……第2の色

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲にラチェット歯を備え、インクリボン
    を懸架した一対のリボンスプールのそれぞれと一体回転
    する一対のスプール歯車と、 一方若しくは他方の前記スプール歯車の前記ラチェット
    歯と係合するリボン送り爪を備え、前記リボン送り爪が
    前記スプール歯車を移動する方向に往復移動されるリボ
    ン送りプレートとを備えた小型プリンタのインクリボン
    装置において、 前記リボン送りプレートは、モータにより回転される回
    転駆動部材から受ける駆動力によって直接移動されると
    き前記リボン送り爪を介して前記スプール歯車を回転さ
    せることを特徴とするインクリボン装置。
  2. 【請求項2】前記回転駆動部材を回転自在に支持するプ
    リンタ本体フレームと、 前記一対のスプール歯車を回転自在に支持し、前記リボ
    ン送り爪が前記ラチェット歯を移動する方向へ移動自在
    に前記プリンタ本体フレームに支持されるリボンフレー
    ムとを更に有し、 前記リボンフレームは、前記リボン送り爪が前記ラチェ
    ット歯を移動する方向とは反対方向に前記プリンタ本体
    フレームに付勢されていることを特徴とする請求項1記
    載のインクリボン装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1323849C (zh) * 2003-11-06 2007-07-04 西铁城时计株式会社 卷带装置及具备卷带装置的打印机

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51159510U (ja) * 1975-06-12 1976-12-18
JPS5914212Y2 (ja) * 1977-12-08 1984-04-26 東芝テック株式会社 印字機のインクリボン送り装置

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CN1323849C (zh) * 2003-11-06 2007-07-04 西铁城时计株式会社 卷带装置及具备卷带装置的打印机

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