JP3001245B2 - 自動二輪車のリヤフェンダ装置 - Google Patents

自動二輪車のリヤフェンダ装置

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JP3001245B2
JP3001245B2 JP2254622A JP25462290A JP3001245B2 JP 3001245 B2 JP3001245 B2 JP 3001245B2 JP 2254622 A JP2254622 A JP 2254622A JP 25462290 A JP25462290 A JP 25462290A JP 3001245 B2 JP3001245 B2 JP 3001245B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、後輪が巻き込む雨水、泥等をガードするた
めの自動二輪車のリヤフェンダ装置に関する。
[従来の技術] 自動二輪車においては、後輪が巻き込む雨水、泥等を
ガードするためのリヤフェンダが設けられているが、従
来、このリヤフェンダに工具袋等の物品収納場所を設け
これを留め具で固定する方式が知られている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、ある部材を合成樹脂で一体成形する場合、
一般には、分割可能な型内に樹脂を注入し樹脂が固化し
た後、型を引き抜くことにより成形を行うが、部材に形
成される形状は型を引き抜くことが可能な方向に限定さ
れている。
しかしながら、上記した工具袋等の留め具を備えるリ
ヤフェンダを合成樹脂で一体成形する場合、リヤフェン
ダに形成される形状が型を引き抜く方向に限定されてい
るため、開口ができてしまうという問題を有し、該開口
から雨水、泥等が侵入するという不具合を生じ、また、
これを防止するために開口を塞ぐ必要があり、部品点数
が増加するとともに手間がかかるという問題を有してい
る。
本発明は、上記問題を解決するものであって、リヤフ
ェンダの上面に物品収納場所と係止用フックを備え、係
止用フックを上面に立設される垂直部とこの先端に設け
られる鍵状フック部とから形成し、上下割の型により合
成樹脂で一体成形される自動二輪車のリヤフェンダ装置
において、合成樹脂で一体成形する場合に生じる開口を
部品点数を増やすことなく簡単に塞ぐことができ、雨
水、泥等の侵入を防止することができる自動二輪車のリ
ヤフェンダ装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] そのために本発明の自動二輪車のリヤフェンダ装置
は、リヤフェンダ(19)の上面に物品収納場所(28)と
係止用フック(27)を備え、係止用フックを、上面に立
設される垂直部(27a)とこの先端に設けられる鍵状フ
ック部(27b)とから形成し、上下割の型により合成樹
脂で一体成形される自動二輪車のリヤフェンダ装置にお
いて、 前記物品収納場所(28)の周囲にリヤフェンダ(19)
の上面を貫通する開口(37)を設け、鍵状フック部(27
b)を開口に臨むように配置するとともに、係止用フッ
クの垂直部(27a)の下方側を開口(37)周縁に、上方
側をやや開口中央よりに配置して垂直部中間に段部(27
c)を形成し、 前記開口(37)を挟んで垂直部と反対側に、垂直部に
対向するように垂直フランジ(39)を前記フック部(27
b)の下端まで立設し、垂直フランジは下方側を開口(3
7)周縁に、上方側をやや開口中央よりに配置して垂直
フランジ中間に段部(39a)を形成するとともに、この
段部に薄肉部(39b)を形成し、 前記垂直フランジ(39)を薄肉部(39b)で折曲げて
垂直フランジ先端を垂直部の段部(27c)に係止させ、
開口(37)を閉塞可能にしたことを特徴とする。なお、
上記構成に付加した番号は、本発明の理解を容易にする
ために図面と対比させるものであり、これにより本発明
の構成が何ら限定されるものではない。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第6図は、本発明に係わる自動二輪車の全体側面図を
示し、自動二輪車1は、ヘッドパイプ2、左右一対のメ
インフレーム3、シートレール4およびリヤアームブラ
ケット5から構成され、ヘッドパイプ2には、フロント
フォーク6が旋回可能に指示され、その下部に前輪7が
設けられている。また、リヤアームブラケット5には、
リヤアーム9を介して後輪10が支持されれ、一方、メイ
ンフレーム3の上方には燃料タンク11が設けられると共
に、シートレール4上にシート12が設けられている。メ
インフレーム3とリヤアームブラケット5の間には、エ
ンジン13が搭載、固定され、このエンジン13から排気管
14、15が後方に延設されている。リヤアーム9の後部シ
ートレール4との間にはリヤショック16が配列され、シ
ートレール4の後部には、サイドカバー17およびリヤフ
ェンダ19が取り付けられている。
第1図ないし第5図は、本発明のリヤフェンダ装置の
1実施例を示し、第1図は第2図のA−A線で切断し矢
印方向に見た断面図、第2図はリヤフェンダの平面図、
第3図はリヤフェンダの側面図、第4図および第5図
は、それぞれ第6図におけるリヤフェンダ部分の拡大側
面図および拡大平面図である。
第4図および第5図において、左右2本のシートレー
ル4間には、クロスメンバー20、21が固定されるととも
に、リヤフェンダブラケット22が固定される。そして、
左右2本のシートレール4およびリヤフェンダブラケッ
ト22に、ボルト23によりリヤフェンダ19の前部が取り付
けられ、ボルト25によりリヤフェンダ19の後部およびフ
ラッシャーランプ26が取り付けられる。なお、28はリフ
レクター(反射板)を示す。また、第5図では、リヤフ
ェンダブラケット22およびフラッシャーランプ26を省略
している。リヤフェンダ19の中間部には、物品収納場所
28が備えられ、第2図に示すように、係止用フック27が
2箇所形成され、リヤフェンダ19の後方には、垂直壁29
が一体に形成され、該垂直壁29の上部に係止片30が形成
される。そして、ゴムバンド31を係止用フック27および
係止片30に引っ掛けることにより工具等の収納袋32をリ
ヤフェンダ19内に固定可能にしている。なお、31aは把
手である。
次に、第3図により、本発明のリヤフェンダ装置の樹
脂成形方法について説明する。
樹脂成形に用いられる型は、リヤフェンダ19の前部19
aおよび後部19bが水平となるように、かつ、前部19aお
よび後部19bとが薄肉部33で連結するような形状で構成
される。そして、型内に樹脂を注入し樹脂が固化した
後、型を引き抜いた後、後部19bを図示矢印の如く回動
させ、第4図で示すリヤフェンダ19を成形するものであ
る。従って、例えば、リヤフェンダ19に形成される補強
用リブ35を必要な方向に自由に形成することができ、ま
た、リフレクター28の取付孔36をスライドピンを使用す
ることなく、樹脂成形時に一体成形することができる。
次に、第1図により、本発明のリヤフェンダ装置の1
実施例について説明する。第1図に示す形状の係止用フ
ック27をリヤフェンダ19に一体樹脂成形する場合には、
上下に分割される型内に係止用フック27の形状を形成
し、樹脂注入後、下側の型を引き抜くための開口37が必
要である。
本発明においては、係止用フック27を、上面に立設さ
れる垂直部27aとこの先端に設けられる鍵状のフック部2
7bとから形成し、鍵状フック部27bを開口37に臨むよう
に配置するとともに、係止用フック27の垂直部27aの下
方側を開口37周縁に、上方側をやや開口中央よりに配置
して垂直部中間に段部27cを形成し、開口37を挟んで垂
直部27aと反対側に、垂直部27aに対向するように垂直フ
ランジ39を前記フック部27bの下端まで立設し、垂直フ
ランジ39は下方側を開口37周縁に、上方側をやや開口37
中央よりに配置して垂直フランジ39中間に段部39aを形
成するとともに、この段部に薄肉部39bを形成するよう
に型を構成する。
そして、樹脂成形後、垂直フランジ39を図示2点鎖線
矢印で示す如く、薄肉部39bで折曲げて垂直フランジ39
先端を垂直部27aの段部27cに係止させ、開口37を閉塞す
るようにする。従って、合成樹脂で一体成形する場合に
生じる開口を部品点数を増やすことなく簡単に塞ぐこと
ができ、雨水、泥等の侵入を防止することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、リヤフェンダの上
面に物品収納場所と係止用フックを備え、係止用フック
を上面に立設される垂直部とこの先端に設けられる鍵状
フック部とから形成し、上下割の型により合成樹脂で一
体成形される自動二輪車のリヤフェンダ装置において、
合成樹脂で一体成形する場合に生じる開口を部品点数を
増やすことなく簡単に塞ぐことができ、雨水、泥等の侵
入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は、本発明のリヤフェンダ装置の1
実施例を示し、第1図は第2図のA−A線で切断し矢印
方向に見た断面図、第2図はリヤフェンダの平面図、第
3図はリヤフェンダの側面図、第4図および第5図は、
それぞれ第6図におけるリヤフェンダ部分の拡大側面図
および拡大平面図、第6図は本発明に係わる自動二輪車
の全体側面図である。 19……リヤフェンダ、27……係止用フック、27a……垂
直部、27b……鍵状フック部、27c……段部、28……物品
収納場所、37……開口、39……垂直フランジ、39a……
段部、39b……薄肉部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤフェンダの上面に物品収納場所と係止
    用フックを備え、係止用フックを、上面に立設される垂
    直部とこの先端に設けられる鍵状フック部とから形成
    し、上下割の型により合成樹脂で一体成形される自動二
    輪車のリヤフェンダ装置において、 前記物品収納場所の周囲にリヤフェンダの上面を貫通す
    る開口を設け、鍵状フック部を開口に臨むように配置す
    るとともに、係止用フックの垂直部の下方側を開口周縁
    に、上方側をやや開口中央よりに配置して垂直部中間に
    段部を形成し、 前記開口を挟んで垂直部と反対側に、垂直部に対向する
    ように垂直フランジを前記フック部の下端まで立設し、
    垂直フランジは下方側を開口周縁に、上方側をやや開口
    中央よりに配置して垂直フランジ中間に段部を形成する
    とともに、この段部に薄肉部を形成し、 前記垂直フランジを薄肉部で折曲げて垂直フランジ先端
    を垂直部の段部に係止させ、開口を閉塞可能にしたこと
    を特徴とする自動二輪車のリヤフェンダ装置。
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JP4628901B2 (ja) * 2005-08-25 2011-02-09 川崎重工業株式会社 自動二輪車のリヤフェンダ
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