JP4628901B2 - 自動二輪車のリヤフェンダ - Google Patents

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Description

本発明は、車体フレームに取り付けられて後輪の上方に位置する自動二輪車のリヤフェンダに関するものである。
自動二輪車では、車体フレームの後半部を構成するリヤフレームに、後輪の上方に位置するリヤフェンダと、シートの取付箇所を除く外側方を覆うテールカバーとを取り付けて、外観を向上させるとともに、同乗者用シートの下方に、小物入れ、ツールボックス、各種電装品などの収納空間を設けたものがある。小物入れやツールボックスは、リヤフェンダを底面とし、テールカバーの上部開口部を出入口とし、テールカバーの開口部に取り付けられるシートを蓋部材とした構成になっており、シートを取り外して物の出し入れが行われる(特許文献1参照)。
前記リヤフェンダには、バッテリや電子制御ユニットなどの各種部品を安定して支持するために、固定壁やフックなどを底壁に設けるのが望ましい。そのため、リヤフェンダは、比較的複雑な凹凸形状となるから、一般に、樹脂による型成形品として製作されている。
特開2004−224176号公報
しかしながら、前記リヤフェンダは、後輪によって跳ね上げられる泥水などが内部空間に浸入するのを防止するために、底壁に孔を有する形状とすることができないから、固定壁やフックなどを型抜き孔を設けることなく成形する必要がある。その結果、リヤフェンダの成形加工に際しては、例えば上下二つ割り構造の上型および下型に、中子やスライダなどを組み合わせた複雑な金型を用いる必要があり、生産性が低下し、製造コストが高くなる。
そこで、本発明は、部品の取付が可能で、かつ泥水などの進入を防止できる構造とした場合でも、簡単かつ安価な金型による成形が可能な自動二輪車のリヤフェンダを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る自動二輪車のリヤフェンダは、車体フレームの後半部を構成するリヤフレームに取り付けられて、後輪の上方に、該後輪に対向するように配置され、後部にリヤフラップが装着されるリヤフェンダが、底壁とこの底壁から上方へ突出する側壁とで囲まれ上方が開放された、部品を収納する空間を有するフェンダアッパとこのフェンダアッパの下部に連結された平板状のフェンダロワとで形成されており、前記フェンダアッパは型成形品であり、前記フェンダアッパの底壁に、前記部品を固定するための上方へ突出した突起が一体形成されるとともに、該突起の下方位置に、前記突起を型形成するための型抜き孔が形成されており、前記型抜き孔が、前記フェンダロワによって下方から覆われている
この構成によれば、リヤフェンダが、フェンダアッパとフェンダロワとが上下に配置された二重構造になっているので、フェンダアッパを、部品取付用の固定壁やフックなどを型成形するための型抜き孔を設けても、そのフェンダアッパの型抜き孔を、フェンダロワで閉塞することができるので、後輪が跳ね上げる泥水などが型抜き孔を通ってフェンダアッパの上方の内部空間に浸入するのを防止することができる。したがって、このリヤフェンダは、フェンダアッパおよびフェンダロワを、二つ割りの簡単な金型による型成形で製作することができるから、生産性が向上し、金型の製造費を低減できる。
本発明において、好ましくは、前記フェンダアッパとフェンダロワの間に空間が設けられている。この構成によれば、シートに対し近接した下方位置にマフラが配置されるタイプの自動二輪車に適用した場合でも、マフラから放出される輻射熱を、フェンダアッパとフェンダロワとの間の空間により遮断して、フェンダアッパの内部空間に伝達されるのを阻止することができ、内部空間に配置されている電装品のような部品がマフラから放出される輻射熱にさらされるのを抑制できる。
本発明において、好ましくは、前記フェンダアッパは、型成形品であり、上方へ突出したフックが一体形成されるとともに、前記フックの先端部の下方位置に型抜き孔が形成されている。この構成によれば、フェンダアッパを、中子やスライダを用いることなしに、例えば、上型と下型とを組み合わせた簡単な構造の金型で型成形しながらも、型抜き孔を通してフックを形成することができる。
本発明において、好ましくは、前記フェンダアッパの側部に、上方へ突出する側壁とその外側方に位置する係止孔とが設けられ、前記フェンダロワに前記係止孔に係止される係止爪が設けられている。この構成によれば、フェンダロワは、係止爪を係止孔に係止する簡単な結合手段でフェンダアッパに固定されるので、ねじ結合などの結合手段を用いる場合と比較して、組立工数を低減できる。しかも、係止孔は上方へ突出する側壁の外側方に設けられているので、この係止孔から泥水などがフェンダアッパの内部空間に浸入するのを防止できる。
本発明によれば、自動二輪車のリヤフェンダが、フェンダアッパとこのフェンダアッパの下部に連結されたフェンダロワとを有する二重構造であるから、リヤフェンダを、固定壁やフックなどを備えて部品の取付が可能で、かつ泥水などの進入を防止できる構造とした場合でも、簡単な二つ割りの金型による型成形で製作することができる結果、生産性が向上し、金型の製造費を低減できる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るリヤフェンダを備えた自動二輪車を示す側面図である。同図に示す自動二輪車は、車体フレームFRの前半部を構成するメインフレーム1の前端にヘッドパイプ2が取り付けられ、このヘッドパイプ2に回動自在に支持されたステアリングシャフト3を介してアッパブラケット4およびロワブラケット5が支持され、これらアッパブラケット4およびロワブラケット5にフロントフォーク8が支持され、このフロントフォーク8の下端部に前輪9が支持されている。また、フロントフォーク8の上端部のアッパブラケット4にはハンドル10が取り付けられている。
前記メインフレーム1の後端下部には、スイングアームブラケット11が設けられ、このスイングアームブラケット11に、左右一対のスイングアーム12が、前端部のピボット軸13を介して上下揺動自在に支持されている。このスイングアーム12の後端部には後輪14が支持されている。メインフレーム1の中央下部には多気筒エンジンEが支持されている。また、前記エンジンEのシリンダヘッド17には複数の排気管18が接続され、これら排気管18は車体後部の両側に一つずつ配置されたマフラ20に接続されている。
前記メインフレーム1の後部に連結されたリヤフレーム21が車体フレームFRの後半部を構成しており、このリヤフレーム21にライダー用シート22と同乗者用シート23とが支持されている。また、リヤフレーム21には、後輪14の上方に位置するリヤフェンダ27が取り付けられており、これの詳細については後述する。メインフレーム1の上部、つまり、車体上部で、前記ハンドル10とライダー用シート22との間には、燃料タンク28が取り付けられている。また、車体前部に、ハンドル10の前方から車体前部の側方にかけての部分を覆う樹脂製のカウリング29が装着されている。
リヤフレーム21は、ライダー用シート22および同乗者用シート23の取付箇所を除く側部全体が、テールカバー24を構成するフロントカバー部24Aおよびリヤカバー部24Bで覆われており、そのリヤフレーム21の後端下部にリヤフラップ30が装着されている。
図2は、図1のリヤフェンダ27を含む要部の分解斜視図を示す。リヤフレーム21は、アルミニウム合金のような金属により平面視でほぼ矩形の枠状に形成されて、メインフレーム1(図1)に対し後方へ突出するように配置され、前端部に設けた4つ(3つのみ図示)の連結片31がねじ体(図示せず)でメインフレーム1に固定されている。このリヤフレーム21には、ライダー用シート22(図1)の係止爪が係止されるフック部32および同シート22の取付片がねじ結合される取付部33と、同乗者用シート23(図1)の係止爪が係止されるフック部34および同シート23の位置決め用軸部の係合突起が嵌合されるボス孔37と、同乗者用シート23の被ロック片が挿通されるスリット状の挿通孔38が形成されている。テールカバー24のフロントカバー部24Aおよびリヤカバー部24Bは、上部にそれぞれ開口25,26を有し、図示しないねじ体によりリアフレーム21に取り付けられている。
リヤフェンダ27は、樹脂製のフェンダアッパ39と、このフェンダアッパ39の下部に連結される樹脂製のフェンダロワ40とを備えた二重構造になっている。フェンダアッパ39は、その後端部が、リヤフレーム21の四つの取付孔41から挿入される固定ねじ42をフェンダアッパ39に装着された挟みナット57にねじ込むことにより固定され、かつ、フェンダアッパ39の前方寄りの左右両側が、フェンダアッパー39の取付孔43からリヤフレーム21のねじ孔44にねじ込んだ取付ねじ47により、リヤフレーム21に固定されている。
前記リヤフラップ30は、左右一対ずつの取付ねじ48が、リヤフラップ30の取付孔49、フェンダロワ40の挿通孔50およびフェンダアッパ39の固定孔51にそれぞれ挿通されて、各取付ねじ48にワッシャ52を介して螺合されたナット53を締結することにより、リヤフェンダ27に装着されている。このリヤフラップ30のリヤフェンダ27への装着時には補強リブ54がリヤフラップ30に同時に取り付けられる。
図3は前記フェンダアッパ39を示す平面図、図4は図3のIV−IV線に沿った拡大断面図、図5は側面図、図6は底面図である。図3において、フェンダアッパ39は、型成形品であって、左右両側部に、上方へ突出する図5に明示した側壁68が形成されており、これら両側壁68が、図2のリヤフレーム21の左右両側壁の内面に接する配置でリヤフレーム21に組み合わされる。リヤフレーム21の後半部分(図の右半部)は、図1のテールカバー24のリヤカバー部24Bが被せられ、図示しないねじ体により固定されている。リヤカバー部24Bの上部には開口26が設けられており、同乗者用シート23がその開口26を塞ぐ配置でリヤカバー部24Bに被せられて、リヤフレーム21に固定される。したがって、フェンダアッパ39の上方には、リヤフレーム21およびリヤカバー部24Bにより側方および上方が覆われた内部空間が形成され、図3に示すように、この内部空間は、後方側から、物入れ69、工具などを収納するツールボックス70、排気バルブ用アクチュエータ収納空間71、ヒューズボックス72、電子制御ユニット収納空間73およびバッテリボックス74に区画されている。
前記電子制御ユニット収納空間73には、二点鎖線で示す電子制御ユニット(ECU)61のような部品を走行時にがたつくことなく固定するための複数の突起が一体形成されている。すなわち、電子制御ユニット収納空間73には、電子制御ユニット61に対する盗難防止構造を設けるためのフック62および接続用カップラ63の固定壁64や、3つのボス67が形成されている。電子制御ユニット61は、3つのボス67とフック62の取付孔62aとを介して取り付けられる固定部材(図示せず)により、容易に取り外すことができないようにフェンダアッパ39に装着される。
図7に示すように、フェンダアッパ39には、電装品のような部品の固定用として、上壁に固定孔77a,78a,79aをそれぞれ有する複数の固定壁77,78,79と、係止爪80a、81a,82aが側方に突設された係止片80,81,82と、上端から係止爪83aが側方に突設する立壁83とが一体形成されている。フェンダアッパ39の底壁65には、前記フック62の水平に曲がった先端部の下方位置、固定壁77,78,79の固定孔77a,78a,79aの下方位置、および係止片80,81,82の係止爪80a,81a,82aおよび立壁83の係止爪83aの下方位置に、それぞれ型抜き孔84が形成されている。したがって、このフェンダアッパ39は、上下方向に型開きできる二つ割りの上下型からなる簡単な金型により成形される。
左右の側壁68には、それぞれ4箇所(右方は3箇所のみ図示)に内方、つまり車体の中心線方向への凹み部68aが形成されており、この各凹み部68aの外側方、つまり側壁68の外側方位置に、上下に貫通した係止孔87がそれぞれ形成されている。また、左右の4箇所の係止孔87に加えて、図3に示すように、左右の側壁68の後端近傍箇所に、配線コードの挿通孔を兼ねる係止孔88が形成されている。この係止孔88に、図2のリヤフラップ30に取り付けたライト(図示せず)の配線を通す。
図3に示すように、フェンダアッパ39の前方寄りの箇所には、後述するフェンダロワ40(図8)の前端部の外形に対応した形状で左右に延びる前側規制凹所89が形成されており、この前側規制凹所89の左右両端に連通して、フェンダロワ40(図8)の左右両側の外形に対応した形状の側部規制凹所90(図4)が前後方向に沿って形成されている。したがって、図6に示すように、フェンダアッパ39の底壁の下面には、前側規制凹所89および左右の側部規制凹所90の各々の下方への膨出部の内側縁により、フェンダロワ40(図8)を所定の相対配置で嵌まり込ませる位置決め凹所91が形成されている。前記係止孔87は、位置決め凹所91における左右の側部規制凹所90の近接位置に形成されている。一方、位置決め凹所91における前側規制凹所89の近接箇所には、4つの貫通した係止孔92が形成されている。図7に明示するように、4つの係止孔92のうちの1つは、フック62の型抜き孔84に連通して形成されている。さらに、図6に示すように、フェンダアッパ39の底壁65の下面には、後端近傍箇所の左右両側に、スペーサ片98が下方に向け突設されている。
図8(a)〜(d)は、前記フェンダロワ40を示す平面図、側面図、(a)のC−C線に沿った拡大断面図、および(a)のD−D線に沿った拡大断面図である。このフェンダロワ40は、全体として、図6に示すフェンダアッパ39の位置決め凹所91に嵌まり込む外形を有する平板状に形成されている。フェンダアッパ39の後部の固定孔51に対応する4箇所に、図8(a)の挿通孔50が形成されており、この挿通孔50は、図6の固定孔51を有する下方に突出したボス55が嵌合されることにより塞がれる。フェンダアッパ39の2つの係止孔88の一方に対応する箇所に、図8(a)の挿通孔93が形成されている。フェンダロワ40の前端部の縁部には、図8(c)に示すように、フェンダアッパ39の係止孔92に下方から係止する4つの係止爪94が上方に向け突設されているとともに、左右両側の縁部に、図8(d)に示すフェンダアッパ39の係止孔87,88に下方から係止する係止爪97が、上方に向け突設されている。
図8(c)および(d)に示す係止爪94,97はすべて、フェンダロワ40の外周端の縁部から外方に爪を向けた形状になっているので、やはり、上下方向に型開きできる二つ割りの上下型からなる簡単な金型により型成形される。
図9(a)〜(c)は、フェンダアッパ39の下部にフェンダロワ40を連結した状態のリヤフェンダ27を示す底面図、(a)のIXB−IXB線に沿った断面図、および(a)のIXC−IXC線に沿った断面図である。図9(b)に示すように、フェンダロワ40はフェンダアッパ39の下面の位置決め凹所91に嵌め込まれる。このとき、図8(c)および(d)に示したように、フェンダロワ40の前端部の4つの係止爪94がフェンダアッパ39の係止孔92に下方から嵌まり込んで係止するとともに、フェンダロワ40の左右両側の各5つの係止爪97がフェンダアッパ39の係止孔87,88に下方から嵌まり込んで係止する。これにより、図9(b)に示すフェンダアッパ39の下部にフェンダロワ40が連結された二重構造のリヤフェンダ27が構成される。
上記構成において、図2に示すリヤフェンダ27は、図9(a)に示すフェンダアッパ39の型抜き孔84が図9(b)に示すフェンダロワ40で閉塞されるとともに、図3に示すフェンダアッパ39の左右両側の係止孔87,88が側壁68の外側方に設けられているので、後輪14(図1)が跳ね上げる泥水などが型抜き孔84(図7)および係止孔87,88を通ってフェンダアッパ39の内部空間に浸入するおそれがない。また、フェンダロワ40は、図8(c)および(d)の係止爪94,97を係止孔92,87,88に係止する簡単な結合手段でフェンダアッパ39に連結されるので、ねじ結合などの結合手段を用いる場合に比較して、組立工数を低減できる。
さらに、フェンダアッパ39に、図3の固定壁64,図7の固定壁77,78,79およびフック62などを型抜きするための型抜き孔84を設けているから、フェンダアッパ39を、二つ割りの簡単な金型による型成形で製作することができるので、生産性が向上し、高価な中子やスライダなどが不要となって型の製造費を低減できる。
また、図9(b)および(c)に示すように、前記リヤフェンダ27の後端近傍箇所には、フェンダアッパ39の左右のスペーサ片98の存在によって、フェンダアッパ39とフェンダロワ40との間に空間99が設けられており、この空間99は、つぎのように機能する。
すなわち、図10に示すように、この実施形態では、左右一対のマフラ20が、リヤフェンダ27の下方に近接して左右両側位置にそれぞれ配置されており、このようなタイプの自動二輪車では、左右のマフラ20から放出される熱が、リヤフェンダ27およびリヤカバー24Bで囲まれた内部空間に伝達され易い。そこで、前記リヤフェンダ27では、図9(d)のフェンダアッパ39とフェンダロワ40との間に設けた空間99により、マフラ20からの熱がフェンダアッパ39の内部空間に伝達されるのを抑制している。これにより、リヤフェンダ27の内部空間に配置されている図3の電子制御ユニット61などの電装品が、高温になるのを防止できる。
本発明の一実施形態に係るリヤフェンダを備えた自動二輪車を示す側面図である。 同上のリヤフェンダを含む要部構成を示す分解斜視図である。 同上のリヤフェンダにおけるフェンダアッパを示す平面図である。 図3のIV−IV線で切断した拡大断面図である。 同上のリヤフェンダにおけるフェンダアッパを示す側面図である。 同上のリヤフェンダにおけるフェンダアッパを示す底面図である。 同上のフェンダアッパの一部を前方側斜め上方から見た斜視図である。 (a)〜(d)は、同上のリヤフェンダにおけるフェンダロワを示す平面図、側面図、(a)のC−C線に沿って切断した拡大断面図、および(a)のD−D線に沿って切断した拡大断面図である。 (a)〜(c)は、同上のリヤフェンダを示す底面図、(a)のIXB−IXB線に沿った断面図、および(a)のIXC−IXC線に沿った断面図である。 同上の自動二輪車の後端部分を後方斜め下方から見た斜視図である。
符号の説明
14 後輪
27 リヤフェンダ
39,40 フェンダアッパおよびロワ
62 フック
68 側壁
84 型抜き孔
87,88 係止孔
97 係止爪
99 空間

Claims (5)

  1. 車体フレームの後半部を構成するリヤフレームに取り付けられて、後輪の上方に、該後輪に対向するように配置され、後部にリヤフラップが装着されるリヤフェンダが、底壁とこの底壁から上方へ突出する側壁とで囲まれ上方が開放された、部品を収納する空間を有するフェンダアッパとこのフェンダアッパの下部に連結された平板状のフェンダロワとで形成されており、
    前記フェンダアッパは型成形品であり、前記フェンダアッパの底壁に、前記部品を固定するための上方へ突出した突起が一体形成されるとともに、該突起の下方位置に、前記突起を型形成するための型抜き孔が形成されており、
    前記型抜き孔が、前記フェンダロワによって下方から覆われている自動二輪車のリヤフェンダ。
  2. 請求項1において、前記突起が、上端から水平に曲がったフック、上壁に固定用の孔を有する固定壁、係止爪が側方に突設された係止片、および上端から係止爪が側方に突出する立壁のいずれか一つであり、前記型抜き孔が、前記突起に対応して形成されている自動二輪車のリヤフェンダ。
  3. 請求項1または2において、前記側壁の外側方に位置する係止孔設けられ、前記フェンダロワに前記係止孔に係止される係止爪が設けられている自動二輪車のリヤフェンダ。
  4. 請求項3において、前記係止孔が、前記底壁を上下方向に貫通する貫通孔として形成されている自動二輪車のリヤフェンダ。
  5. 請求項3または4において、前記側壁に、内方に凹む凹み部が形成されており、前記係止孔が、前記凹み部の外側方に形成されている自動二輪車のリヤフェンダ。
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