JP2998277B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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泉生 弘田
英樹 大森
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般家庭及びレストラン
などで使用される誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の誘導加熱調理器の回路動作を図6
〜図8を用いて説明する。図6は従来の誘導加熱調理器
の回路の一例である。21は直流電源、22は加熱コイ
ルで、図には特に記載していないがこの上に被加熱物
(鍋等)が置かれる。23は共振コンデンサで、加熱コ
イル22と共振コンデンサ23で負荷回路24が構成さ
れている。25はスイッチング素子で、本例では大電
流、高耐圧のIGBTを用いている。26は逆導通のダ
イオードである。27はスイッチング素子25を駆動す
る制御回路である。
【0003】図7は定常動作時におけるインバータ各部
の動作波形である。(ア)は制御回路27から出力され
るドライブ信号の波形で、この出力がHIGHの時にス
イッチング素子25がオンになる。(イ)はスイッチン
グ素子25と逆道通のダイオード26に流れる電流Ic
で、(ウ)はスイッチング素子25の両端にかかる電圧
Vceである。図8はターンオフ時におけるIc、Vc
eの拡大波形である。
【0004】以上の図6〜図8をもとにこの回路の動作
の説明を行う。制御回路27はスイッチング素子5を所
定時間(図においては20μs)オンさせた後、ターン
オフし加熱コイル22と共振コンデンサ23からなる負
荷回路24を共振させる。さらに制御回路27はVce
を検知しており、Vceの立ち下がりが所定値よりも低
くなると再びスイッチング素子25をオンさせる。
【0005】以上の動作を繰り返すため図7において制
御回路27のドライブ信号(ア)に対して、Icは
(イ)の様に、Vceは(ウ)の様になり、加熱コイル
22上に置かれた鍋にパワーが供給される。この鍋に供
給されるパワーはスイッチング素子25のオン時間を変
化させることにより自在に変えることができる。ここで
ターンオフ時のIc,Vce拡大波形は図8の様にな
る。図に示すようにIcが完全に0にならないうちにV
ceが立ち上がる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な従来の誘導加熱調理器では、以下に示す2つの課題が
あった。第1の課題はターンオフ時にIcが完全に0に
ならない状態からVceが立ち上がるため、スイッチン
グ素子にストレスがかかり、スイッチング損失が大きく
なるというものである。スイッチング損失が大きいと、
スイッチング素子の発熱が大きくなり、それを冷却する
機構が大型化、複雑化し、コストアップの原因となり問
題である。第2の課題は共振時にVceが大きく上がっ
てしまうため(700V程度)高耐圧のスイッチング素
子が必要となることである。高耐圧のスイッチング素子
もコストアップの原因となる。
【0007】本発明は従来の第1の課題を解決し、小型
で安価な誘導加熱調理器を提供することを第1の目的と
している。また本発明は従来の第2の課題を解決するも
ので、安価な誘導加熱調理器を提供することを第2の目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、加熱コイルと共振コンデンサからな
る負荷回路と、直流電源と、スイッチング素子と、前記
スイッチング素子に並列に接続されたダイオードと、前
記スイッチング素子を制御する制御回路とを有し、前記
負荷回路と前記スイッチング素子とを接続した直列回路
と、前記直流電源の出力とを接続し、前記制御回路は前
記スイッチング素子を所定周期でオン、オフし、前記共
振コンデンサは、両端電圧が小の時は容量が小さく、大
の時は容量が大きくなる非線形コンデンサを用いた誘導
加熱調理器としたものである。
【0009】
【作用】上記本発明の構成により、ターンオフ時にVc
eの立ち上がりが鈍化されるので、スイッチング素子の
ストレスをほとんど0にすることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1、図
2、及び図3を用いて説明する。図1において、1は直
流電源、2は加熱コイルで、図には特に記載していない
がこの上に被加熱物(鍋等)が置かれる。3は共振コン
デンサで、加熱コイル2とにより負荷回路4を構成して
いる。そして共振コンデンサ3はその両端電圧が低いと
きは容量が小さく、両端電圧が高いときは容量が大きく
なる非線形のコンデンサを用いている。5はスイッチン
グ素子で、本例では大電流、高耐圧のIGBTを用いて
いる。6は逆導通のダイオードである。7はスイッチン
グ素子5を駆動する制御回路である。
【0011】図2は定常動作時におけるインバータ各部
の動作波形である。(ア)は制御回路7から出力される
ドライブ信号の波形で、この出力がHIGHの時にスイ
ッチング素子5がオンになる。(イ)はスイッチング素
子5と逆道通のダイオード6に流れる電流Icで、
(ウ)はスイッチング素子5の両端にかかる電圧Vce
である。図3はターンオフ時におけるIc、Vceの拡
大波形である。
【0012】以上の図1〜図3をもとにこの回路の動作
の説明を行う。制御回路7はスイッチング素子5を所定
時間(図においては20μs)オンさせた後、ターンオ
フし加熱コイル2と共振コンデンサ3からなる負荷回路
4を共振させる。さらに制御回路7はVceを検知して
おり、Vceの立ち下がりが所定値よりも低くなると、
再びスイッチング素子5をオンさせる。
【0013】以上の動作を繰り返すため図2において、
制御回路7のドライブ信号(ア)に対して、Icは
(イ)の様になる。そして共振コンデンサ3はその両端
電圧が低いときは容量が小さく、両端電圧が高いときは
容量が大きくなる非線形のコンデンサを用いているの
で、Vceは(ウ)の様になり、加熱コイル2上に置か
れた鍋にパワーが供給される。この鍋に供給されるパワ
ーはスイッチング素子5のオン時間を変化させることに
より自在に変えることができる。ここでターンオフ時の
Ic,Vce拡大波形は図3の様になる。
【0014】このように本発明の一実施例によれば、共
振コンデンサ3にその両端電圧が低いときは容量が小さ
く、両端電圧が高いときは容量が大きくなる非線形のコ
ンデンサを用いているので、ターンオフ時のVceの立
ち上がりが鈍化され、この部分のスイッチング損失がほ
とんど0となる。
【0015】次に本発明に係わる参考例について図4及
び図5を用いて説明する。図4において、11は直流電
源、12は加熱コイルで、図には特に記載していないが
この上に被加熱物(鍋等)が置かれる。13は共振コン
デンサで、加熱コイル12とにより負荷回路14を構成
している。そして共振コンデンサ13はその両端電圧が
大の時は容量が小さく、小の時は容量が大きくなる非線
形コンデンサを用いている。15はスイッチング素子
で、本例では大電流、高耐圧のIGBTを用いている。
16は逆導通のダイオードである。17はスイッチング
素子15を駆動する制御回路である。
【0016】図5は定常動作時におけるインバータ各部
の動作波形である。(ア)は制御回路17から出力され
るドライブ信号の波形で、この出力がHIGHの時にス
イッチング素子15がオンになる。(イ)はスイッチン
グ素子15と逆道通のダイオード16に流れる電流Ic
で、(ウ)はスイッチング素子15の両端にかかる電圧
Vceである。
【0017】以上の図4と図5をもとにこの回路の動作
の説明を行う。制御回路17はスイッチング素子15を
所定時間(図においては20μs)オンさせた後、ター
ンオフし加熱コイル12と共振コンデンサ13からなる
負荷回路14を共振させる。さらに制御回路17はVc
eを検知しており、Vceの立ち下がりが所定値よりも
低くなると再びスイッチング素子15をオンさせる。
【0018】以上の動作を繰り返すため、図5において
制御回路17のドライブ信号(ア)に対して、Icは
(イ)の様になる。共振コンデンサ13はその両端電圧
が低いときは容量が大きく、両端電圧が高いときは容量
が小さくなる非線形のコンデンサを用いているので、V
ceは(ウ)の様になり、加熱コイル12上に置かれた
鍋にパワーが供給される。この鍋に供給されるパワーは
スイッチング素子5のオン時間を変化させることにより
自在に変えることができる。
【0019】このように本参考例によれば、共振コンデ
ンサ13に、その両端電圧が低いときは容量が大きく、
両端電圧が高いときは容量が小さくなる非線形のコンデ
ンサを用いているので、共振時のVceのピークが従来
に比べ低く抑えられる。
【0020】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば共振コンデンサに、その両端電圧が低いとき
は容量が小さく、両端電圧が高いときは容量が大きくな
る非線形のコンデンサを用いているので、ターンオフ時
のVceの立ち上がりが鈍化され、この部分のスイッチ
ング損失がほとんど0となり、スイッチング素子の発熱
を低く抑えることができ、冷却機構が簡素で、かつ低コ
ストの誘導加熱調理器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の誘導加熱調理器の回路図
【図2】図1の回路の動作波形図
【図3】図2のターンオフ時のIc、Vce拡大波形図
【図4】参考例の誘導加熱調理器の回路図
【図5】図4の回路の動作波形図
【図6】従来の誘導加熱調理器の回路図
【図7】図6の回路の動作波形図
【図8】図7のターンオフ時のIc、Vce拡大波形図
【符号の説明】
1,11 直流電源 2,12 加熱コイル 3,13 共振コンデンサ 4,14 負荷回路 1,11 直流電源 5,15 スイッチング素子 6,16 ダイオード 7,17 制御回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−162681(JP,A) 特開 昭55−11653(JP,A) 特開 平1−225089(JP,A) 特開 昭57−187924(JP,A) 実開 平4−81396(JP,U) 実開 昭60−135090(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/42 - 7/98 H05B 6/00 - 6/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱コイルと共振コンデンサからなる負
    荷回路と、直流電源と、スイッチング素子と、前記スイ
    ッチング素子に並列に接続されたダイオードと、前記ス
    イッチング素子を制御する制御回路とを有し、前記負荷
    回路と前記スイッチング素子とを接続した直列回路と、
    前記直流電源の出力とを接続し、前記制御回路は前記ス
    イッチング素子を所定周期でオン、オフし、前記共振コ
    ンデンサは、両端電圧が小の時は容量が小さく、大の時
    は容量が大きくなる非線形コンデンサを用いた誘導加熱
    調理器。
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