JP2992180B2 - シート基材に表皮材を接着する方法 - Google Patents

シート基材に表皮材を接着する方法

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JP2992180B2
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基夫 田中
一仁 亀崎
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Takanichi Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート基材に表皮材を
接着する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下型にセットされたシート基材の表面に
表皮材を相互間にホットメルト系の接着剤を介在させて
配置し、型面に加熱気体噴出孔を有する上型により該加
熱気体噴出孔から表皮材表面に吹き付けられる加熱気体
で加熱しながら加圧するシート基材に表皮材を接着する
方法は公知であるが、従来は上型の成形面にほぼ均等に
開孔した加熱気体吐出孔から蒸気、空気等の加熱気体を
直接表皮材表面に吹き付けているため、加熱気体吐出孔
から表皮材に吹き付けられる加熱気体が局部的になっ
て、接着剤全体を均一に加熱することができず、表皮材
の接着面を均一に接着することが困難となり、品質を著
しく低下させ、歩留りも低下させることになり、特に、
表皮材がパイル地のような起毛地であるときは表面の起
毛が局部的に倒れ、外観的に見劣りすることになり、商
品価値を劣化することになる。
【0003】このような難点を解消するために、無数の
微細孔を有するポーラス体で上型の型面をを製作したも
のも用いられているが、ポーラス体では局部的な吐出孔
の詰まりが発生して上記難点を一層助長することになる
等の多くの課題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは、前記のような問題点を解決し、加熱気体
吐出孔から表皮材に吹き付けられる加熱気体が表皮材全
面に均一に吹き付けられるようにして局部的な接着をな
くしたシート基材に表皮材を接着する方法を提供しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
した本発明に係るシート基材に表皮材を接着する方法
は、下型にセットされたシート基材の表面に表皮材を相
互間にホットメルト系の接着剤を介在させて配置し、型
面に加熱気体噴出孔を有する上型により該加熱気体噴出
孔から表皮材表面に吹き付けられる加熱気体で加熱しな
がら加圧するシート基材に表皮材を接着する方法におい
て、前記表皮材と上型との間に加熱気体整流マットを配
置して加熱気体噴出孔から表皮材表面に吹き付けられる
加熱気体をこの加熱気体整流マットにより整流して均一
化することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記のごとく、加熱気体整流マットを表皮材上
面に配置して加熱気体を加熱気体整流マット表面に吹き
付けることにより、加熱気体が整流マットに衝突して分
散され、その直下に位置する表皮材表面の全面に均一に
接触することから、表皮材の裏面側に塗布した接着剤全
面が加熱溶融化され、表皮材の基材への接着が確実にで
きる。
【0007】本発明は前記したように加熱気体整流マッ
トを使用する点に特徴を有するもので、このような加熱
気体整流マットとしては、例えば連続気孔を有するポリ
ウレタン樹脂発泡体マット状やガラスクロス繊維のごと
きマット状織布或いはメッシュ状に形成したシート類を
使用することができる。
【0008】また、上記した加熱気体整流マットは、成
形型により押圧されてその直下に位置している表皮材を
基材に圧着接着するものであるから、上記のごとく通気
性を有するとともに可撓性を具備していることが必要で
ある。そして、この加熱気体整流マットは上型の型面に
交換自在に添装してクランプ機構などで保持させて使用
するのが一般的である。
【0009】次に、表皮材表面の毛倒れ等を確実に防止
するためには、例えば片面に針状突起を分散形成した針
状マットを加熱気体整流マットと表皮材との間に針状突
起が表皮材側に位置するごとく配置し、針状突起により
表皮材表面の起毛の毛倒れ等を防止しつつ加熱加圧すれ
ばよい。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を記載する。図1及び
図2に示されるように、ポリウレタン樹脂などにより所
要形状に成形されたシート基材1の表面にクッション層
2と起毛表皮材3からなる表皮材料で縫製された表皮材
4をその裏面にホットメルト系の接着剤10が塗布され
たものとして被装して下型9にセットする。そして、下
型9の上方に昇降動自在に配置された型面7に多数の加
熱気体吐出孔8が透設された上型6で表皮材4をシート
基材1の表面に向け該加熱気体吐出孔8より吹き出され
る蒸気、熱風などの加熱期待で加熱しながら加圧するの
であるが、この加熱加圧時に表皮材4と上型6との間に
加熱気体整流マット11を配置し、加熱気体噴出孔8か
ら表皮材4の表面に吹き付けられる加熱気体をこの加熱
気体整流マット11により整流して均一加熱する点に本
発明の特徴がある。すなわち、表皮材4の上面に加熱気
体整流マット11が配置されるように上型6の型面に加
熱気体整流マット11が添うようにし、上型6の型面7
の加熱気体吐出孔8から加熱気体を加熱気体整流マット
11に吹き付けて加熱気体を分散整流化し、加熱気体整
流マット11を通過して表皮材4の表面が均一に分散さ
れた加熱気体で均等加熱し、表皮材4の裏面の接着剤を
全面均一に加熱して溶融化し、同時に下降する上型6の
型面7で加熱気体整流マット11および表皮材4を介し
てシート基材1の表面を加圧して、表皮材4をシート基
材1の表面に接着し、シート基材1と表皮材4とが均一
に接着された高品質のシート表皮材とする。
【0011】なお、図3に示されるように、加熱気体整
流マット11と表皮材4との間に通気性を有する針状マ
ット12を配置しておけば、加熱気体は加熱気体整流マ
ット11で整流されたうえ更に通気性のある針状マット
12で加熱気体が再分散して整流化されたうえ表皮材4
の表面へ達するので、表皮材4の毛倒れが針状マット1
2の針13により防止されるので、シート基材1と表皮
材4とが均一に接着され、しかも表皮材4の毛倒れのな
い高品質のシート表皮材が得られるので、より好まし
い。
【0012】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、加熱気体吐出孔から表皮材に吹き付けられる加熱気
体が表皮材全面に均一に吹き付けられるので、局部的な
接着をなくすことができ、表皮材をシート基材へ確実に
接着することができて品質を向上することができるとと
もに製品歩留りを大幅に向上することができる。また、
加熱気体整流マットと表皮材との間に通気性を有する針
状マットを配置したときは、起毛表皮材の毛倒れも確実
に解消でき、外観も美麗な仕上がりとすることができる
等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の工程を説明する縦断正面図で
ある。
【図2】図1の要部の拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す要部の拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1 シート基材 4 表皮材 6 上型 7 型面 8 加熱気体吐出孔 9 下型 11 加熱気体整流マット 12 針状マット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型にセットされたシート基材の表面に
    表皮材を相互間にホットメルト系の接着剤を介在させて
    配置し、型面に加熱気体噴出孔を有する上型により該加
    熱気体噴出孔から表皮材表面に吹き付けられる加熱気体
    で加熱しながら加圧するシート基材に表皮材を接着する
    方法において、前記表皮材と上型との間に加熱気体整流
    マットを配置して加熱気体噴出孔から表皮材表面に吹き
    付けられる加熱気体をこの加熱気体整流マットにより整
    流して均一化することを特徴とするシート基材に表皮材
    を接着する方法。
  2. 【請求項2】 加熱気体整流マットと表皮材との間に通
    気性を有する針状マットを配置し、該針状マットの針に
    より表皮材の毛倒れを防止する請求項1に記載のシート
    基材に表皮材を接着する方法。
JP24458493A 1993-09-30 1993-09-30 シート基材に表皮材を接着する方法 Expired - Lifetime JP2992180B2 (ja)

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