JP2990706B2 - 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物およびグラビア印刷物のオーバーコート方法 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型樹脂組成物およびグラビア印刷物のオーバーコート方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、グラビア印刷物のオーバーコート用の活性
エネルギー線硬化型樹脂組成物とこれを用いたグラビア
印刷物のオーバーコート方法に関するものである。更に
詳しくは、グラビア印刷物の上にアンカーコートをせず
にオーバーコート、印刷物表面の光沢を高めることを可
能にする活性エネルギー線硬化型組成物とこれをアンカ
ーコートのなしで用いるグラビア印刷物のオーバーコー
ト方法に関する。
(従来の技術) 近年、印刷物の美粧化、高級化指向から、印刷物の上
に樹脂溶液を塗布し、乾燥せしめた後、鏡面板を用いて
ホットプレスをすることにより印刷物に光沢を付与する
方法が広く行なわれている。しかしこのプレスコート加
工は処理速度が30m/分ほどと遅い。これに対してグラビ
ア印刷の処理速度は一般に100m/分以上であり、グラビ
ア印刷後、直ちに、インラインで処理速度の遅いプレス
コート加工をすることは難しく、オフラインでプレスコ
ート加工をしなくてはならないため、光沢を付与するこ
とは、効率の悪い作業であった。そこで、従来、グラビ
ア印刷した後、直ちにインラインで、アクリル系モノマ
ーおよび/又はアクリル系プレポリマー等を含有してな
る溶剤型又は無溶剤型の紫外線硬化性ニスを塗布し、紫
外線硬化させる試みがなされている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、グラビア印刷物の上に直接紫外線硬化
性ニスを塗布、硬化させた場合、下地の紙面あるいはイ
ンキ面にモノマー等の低分子量化合物が浸透し、黒ずみ
などが発生したり、浸透した低分子化合物が未硬化状態
で残り、日数が経過すると塗膜表面にブリードしてきた
りするし、又、紫外線硬化性ニスは硬化が瞬時に進行す
るため、塗膜中に硬化収縮が残りやすく、下地のグラビ
アインキ及び紙との密着がよくない。さらに、グラビア
印刷面は凹凸があるため、オーバーコート層を厚くしな
いと、印刷面の凹凸の影響をうけ、表面の光沢が不充分
になってしまうという欠点がある。そこで、印刷面の上
に、アクリル系樹脂等からなるアンカーコート層を設け
た後、紫外線硬化性ニスをコートしているのが現状であ
り、工程数が増え、作業効率上好ましくない。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、この様な状況に鑑み、鋭意研究した結
果、重合性不飽和基含有モノマーおよび/又は重合性不
飽和基含有プレポリマーを含んでなる活性エネルギー線
硬化型樹脂組成物に、更に特定コポリマーを溶解又は分
散させてなるものは、グラビア印刷物の上にアンカーコ
ートをせずにオーバーコートしても、下地に浸透して黒
ずみなどを生ずることがなく、下地との密着性が良く、
且つ高光沢な表面を形成できることを見い出し、本発明
を完成するに至った。
即ち、本発明は、 重合性不飽和基含有モノマーおよび/又は重合性不飽和
基含有プレポリマー(A) と、ガラス転移温度が20〜
130℃であるアクリル系コポリマー(B)とを、(A)
/(B)の重量比で30/70〜70/30と成るように含有する
ことを特徴とするグラビア印刷物オーバーコート用活性
エネルギー線硬化型樹脂組成物、および その様な活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を、グラ
ビア印刷物の印刷面にオーバーコートした後、活性エネ
ルギー線硬化させることを特徴とするグラビア印刷物の
オーバーコート方法を提供するものである。
本発明で用いる重合性不飽和基含有モノマーおよび/
又は重合性不飽和基含有プレポリマー(A)としては、
分子内に(メタ)アクリル基、アリル基、ビニル基など
を有するモノマーおよび/又はプレポリマーが挙げられ
る。
上記モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸
メトキシブチル、(メタ)アクリル酸エトキシエトキシ
エチル、(メタ)アクリル酸ラリウル、(メタ)アクリ
ル酸フェニル、などの(メタ)アクリル酸エステル;
(メタ)アクリルアミドなどのような不飽和カルボン酸
アミド類;(メタ)アクリル酸2−(N,N−ジメチルア
ミノ)エチルなどのような不飽和酸の置換アミノアルコ
ールエステル類;ネオペンチルグリコールジ(メタ)ア
クリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリ
レート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、
ペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジ
ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなど
のような多官能(メタ)アクリレート等がある。又、プ
レポリマーとしては例えば、不飽和ポリエステル類、ポ
リエステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)ア
クリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエー
テル(メタ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリ
レート、メラミン(メタ)アクリレートなどの各種(メ
タ)アクリレート類等があり、通常重量平均分子量1,00
0〜5,000のものを用いる。これらモノマーおよび/又は
プレポリマー(A)なかでも光沢に優れるオーバーコー
ト層が得易い点で多官能(メタ)アクリレートを含有さ
せたものが特に好ましい。
本発明で用いるアクリル系コポリマー(B)として
は、高光沢で密着性に優れるオーバーコート層が得られ
る点で、(メタ)アクリル酸とそのアルキルエステルと
を必須成分として共重合させてなる典型的なアクリル系
コポリマーおよびスチレン系モノマーと(メタ)アクリ
ル酸および/又はそのアルキルエステルとを必須成分と
して共重合させてなるスチレン−アクリル系コポリマー
である。尚、これらコポリマーは、上記必須成分と共に
必要に応じて共重合可能な他のモノマーを共重合成分と
して含んでいてもよい。
ここで用いる(メタ)アクリル酸アルキルエステルと
しては、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレー
ト、n−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチルアク
リレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
ラウリル(メタ)アクリレート等が挙げられ、スチレン
系モノマーとしては、例えばスチレン、α−メチルスチ
レン、α−クロルスチレン等が挙げられる。
また、共重合可能な他のモノマーとしては、クロトン
酸などの不飽和カルボン酸;イタコン酸・フマール酸な
どのα,β−不飽和ジカルボン酸;N−メチロール(メ
タ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アク
リルアミドなどの少なくとも1個のN−置換メチロール
基を含有する(メタ)アクリルアミド誘導体;エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコールなどのジグリコール類の
(メタ)アクリル酸エステル類;(メタ)アクリル酸の
グリシジルエーテル、アクリロニトリル、塩化ビニル、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、塩化ビニリデンなど
のビニルモノマーを共重合させたもの等が挙げられる。
又、メチロール基、エーテル化メチロール基、水酸
基、カルボキシル基、エポキシ基、アミド基、アミノ
基、イソシアネート基、シラノール基、アルコキシシラ
ノール基などの反応性可能基を分子中に持つコポリマー
が印刷面との密着性に優れる点で好ましい。これらのモ
ノマーを用いて上記コポリマーを得るには、一般に知ら
れている、溶液重合法、乳化重合法で合成すれば良い。
乳化重合法で水性アクリル系樹脂分散物を得る場合、
前述したビニルモノマーを過硫酸アンモニウム、過硫酸
カリウム、過酸化水素水などの親水性触媒あるいはレド
ックス系触媒を用いて、一般公知の方法で安定に分散さ
せればよく、必要に応じて乳化剤を用いてよい。乳化剤
としてはアニオンあるいはノニオン系界面活性剤を用い
ればよいが、低分子量界面活性剤は形成した塗膜の耐水
性などに悪影響を及ぼすため高分子量界面活性剤を用い
ると好ましい。高分子量界面活性剤としては、シエラッ
ク、カルボキシル基を有する(メタ)アクリル酸系又は
マレイン酸系共重合体など、従来のアルカリ可溶性樹脂
の水溶液を用いるとよい。
この様なアクリル系コポリマーは、………であること
を要し、特に40〜120℃の範囲のものが好ましい。ガラ
ス転移温度は、各ビニルモノマーのホモポリマーのガラ
ス転移温度から従来公知の近似式に基づき、それぞれ使
用するビニルモノマーの重合割合を設定することによっ
て、目的とするガラス転移温度のアクリル樹脂系を得る
ことができる。
本発明のオーバーコート用活性エネルギー線硬化型樹
脂組成物としては、前記(A)および(B)成分を含有
するものであればよく、特に限定されないが、例えば、
ポリマー(B)、更に必要により重合性不飽和基含有
プレポリマー(以下、重合性プレポリマーと略す)を重
合性不飽和基含有モノマー(以下、重合性モノマーと略
す)中に溶解又は分散させたもの、重合性モノマーお
よび/又は重合性プレポリマー(A)とポリマー(B)
とを溶剤(C)又は水(D)中に溶解又は分散させたも
の(ただし、水と水可溶性溶剤とを併用してもよい)等
が挙げられる。
ここで用いる溶剤(C)としては、例えば、n−ヘキ
サン、シクロヘキサンのような脂肪族炭化水素類;ベン
ゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンのような芳
香族炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチルなどのような
エステル類;エチルエーテル、カルビトール、ブチルカ
ルビトール、ジエチルカルビトール、ブチルセロソル
ブ、ジエチルセロソルブなどのようなエーテル類;メチ
ルエチルケトン、メチルイゾブチルケトン、シクロヘキ
サノン、イソホロンなどのようなケトン類;メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、イゾブタノールな
どのようなアルコール類;クロロホルム、トリクロロエ
チレン、1,1−ジクロロエタンなどのようなハロゲン化
炭化水素類;その他アクリロニトリル、ニトロプロパ
ン、アセトニトリル、ジメチルホルムアルデヒト、ジメ
チルスルフォキサイドなどが挙げられる。
前記重合性モノマーおよび/又は重合性ポリマー
(A)とポリマー(B)は、(A)/(B)の重量比が
30/70〜70/30となる範囲であることを要する。
また、溶剤(C)又は水(D)はオーバーコート可能
となる範囲で適宜用いればよく、その使用量は特に限定
されないが、通常(A)および(B)成分の合計
〔(A)+(B)〕100重量部に対して0〜120重量部の
範囲で用いる。
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物には、こ
の他に、必要に応じて、可塑剤、安定剤、ワックス、増
粘剤、界面活性剤、分散剤、充填剤などの公知の添加財
を任意に添加してよく、又、染料、顔料などにより着色
してもよい。又この本発明の組成物を得るには、各成分
を三本ロール、アトライター、ボールミル等の混練機を
用いて混練すればよい。
このようにして得られた活性エネルギー線硬化型樹脂
組成物を用いてオーバーコート層を形成する方法は、特
に限定されないが、例えばロールコーター、カーテンフ
ローコーター、ミヤバーコーター、グラビアロールコー
ター、エアーナイフコーターなどの公知のコーティング
法により該組成物を印刷面上にコーティングした後、必
要により乾燥を行い、次いで活性エネルギー線の照射を
行えばよい。塗布量は硬化後の膜厚が0.1〜100μmとな
る範囲が好ましく、なかでも1〜200μmとなる範囲が
特に好ましい。
コーティングされた組成物の硬化に用いる活性エネル
ギー線としては、紫外線、電子線、X線などがある。紫
外線を照射するには、例えば、低圧水銀灯、高圧水銀
灯、キセノンランプを使用して、波長200〜800nm、好ま
しくは、200〜400nmの光線を空気中あるいは窒素雰囲気
下で照射すればよい。照射時間は、例えば120W/cm高圧
水銀灯(集光型、オゾン発生タイプ)で、15cmのランプ
高さの条件で照射し、0.1〜1秒間でよい。
電子線を照射するには、例えば50〜1000keV、好まし
くは100〜400keVのエネルギーをもつコックロフトワル
トン型、バンデグラフ型、共振変圧器型、絶縁コア変圧
器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電
子線加速器を用い、吸収線量が0.1〜10Mredになるよう
に照射すればよい。
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物におい
て、硬化させるエネルギー源として、紫外線を用いる場
合には、例えばクロロアセトフェノン、ジエトキシアセ
トフェノン、ヒドロキシアセトフェノン、α−アミノア
セトフェノン、ベンゾインエーテル、ベンジルジメチル
ケタール、ベンゾフェノン、メチル−o−ベンゾイルベ
ンゾエート、チオキサントン、α−アシルオキシムエス
テル、アシルホスフィンオキサイド、グリオキシエステ
ル、3−ケトクマリン、2−エチルアンスラキノン、カ
ンファーキノン、ベンジル、ミヒラーケトン、テトラメ
チルチウラムモノサルファイド、3,3′,4,4′−テトラ
(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノンな
どの光開始剤、必要により更にトリエタノールアミン、
4−ジメチルアミノ安息香酸エチルなどの光開始助剤な
どを加えなければならない。光開始剤の使用量は、前記
(A)および(B)成分の合計〔(A)+(B)〕100
重量部に対して通常0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜15
重量部の範囲である。なお、ハイドロキノン、ハイドロ
キノンモノメチルエーテル、ベンゾキノンなどの重合禁
止剤を更に添加してもよい。
(実施例) 以下に参考例、実施例および比較例を示して本発明を
更に具体的に説明する。尚、例中の部および%は重量基
準である(ただし、光沢の値は除く。) 参考例1(水系樹脂分散体の製造) メタクリル酸40%、メチルメタアクリレート40%およ
びスチレン20%からなるアルカリ可溶性樹脂のアンモニ
ア水溶液を分散剤として用い、この分散剤の樹脂分65部
に対してスチレン30部および2−エチルヘキシルアクリ
レート5部を添加し、常法により乳化重合して水系樹脂
分散体(I)を得た。分散体(I)は固形分40%、ガラ
ス転移温度114℃であった。
参考例2(同上) アクリル酸30%、スチレン15%およびα−メチルスチ
レン55%からなるアルカリ可溶性樹脂のアンモニア水溶
液を分散剤として用い、この分散剤の樹脂分30部に対し
てメチルメタアクリレート40部および2−エチルヘキシ
ルアクリレート30部を添加し、常法により乳化重合して
水系樹脂分散体(II)を得た。分散体(II)は、固形分
45%、ガラス転移温度46℃であった。
参考例3(アクリル樹脂の製造) メチルメタアクリレート30部とn−ブチルメタアクリ
レート60部とアクリル酸10部とを、キシレン中、140〜1
50℃の温度条件で重合開始剤としてアゾビスイソブチロ
ニトリルを用いて常法により溶液重合した。重合終了
後、キシレンを除去し、ガラス転移温度49℃、平均分子
量30,000のアクリル樹脂(III)を得た。
参考例4(同上) メチルメタアクリレート75部とn−ブチルメタアクリ
レート15部とアクリル酸10重量部とを用いた以外は参考
例3と同様にしてガラス転移温度89℃、平均分子量35,0
00のアクリル樹脂(IV)を得た。
実施例1〜7および比較例1〜3 参考例1〜4で得た水系樹脂分散体(I)、(II)、
アクリル樹脂(III)、(IV)および表−1に示す各種
化合物を表−1に示した組成に基づいて配合し、グラビ
ア印刷物オーバーコート用樹脂組成物を調製し、以下の
評価試験を行った。結果を表−1に示す。
評価試験 段ボールライナー印刷用の2色印刷機を使用し、本州
製紙製UFコート紙に溶剤型グラビアインキ(ゴム系)又
は水系グラビアインキを第一色目として、次いで実施例
1〜8および比較例1〜3のそれぞれのオーバーコート
用樹脂組成物を2色目として連続印刷を行ない、乾燥
後、オンラインで160W/cm高圧水銀灯により紫外線照射
を行なった。得られたオーバーコート処理印刷物の光
沢、下地の黒ずみ及び下地との密着性を以下の様にして
評価した。
・印刷物の光沢:村上色彩技術研究所製デジタル光沢計
GMX−101を用い、角度60゜で測定した。
・下地の黒ずみ:オーバーコートのないものを基準とし
て下記基準で評価した。
○:全く差のないもの △:少し黒ずみのあるもの ×:黒ずみが著しいもの ・下地との密着性:セロハンテープによる剥離テストを
行い、下記基準で評価した。
○:オーバーコート層の剥離なし ×: 〃 剥離あり (本発明の効果) 本発明のグラビア印刷物オーバーコート用活性エネル
ギー線硬化型樹脂組成物は、グラビア印刷物上にアンカ
ーコートせずにオーバーコートしても、下地の黒ずみが
生じることがなく、下地との密着性も良好で、しかも光
沢の良好なオーバーコート層を形成できる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−79064(JP,A) 特開 昭59−103793(JP,A) 特開 昭55−73724(JP,A) 特開 昭58−37042(JP,A) 特公 昭60−48353(JP,B2) 国際公開99/20666(WO,A1) ”J、of Polym、Sci、: PartA:Polymer Chem istry”,vol.24,p861−874 (1986年) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09D 11/10 5/00 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重合性不飽和基含有モノマーおよび/又は
    重合性不飽和基含有プレポリマー(A)と、ガラス転移
    温度が20〜130℃であるアクリル系コポリマー(B)と
    を、(A)/(B)の重量比で30/70〜70/30と成るよう
    に含有することを特徴とするグラビア印刷物オーバーコ
    ート用活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
  2. 【請求項2】重合性不飽和基含有モノマーおよび/又は
    重合性不飽和基含有プレポリマー(A)がアクリル系モ
    ノマーおよび/又はアクリル系プレポリマーである請求
    項1記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】アクリル系コポリマー(B)がスチレン−
    アクリル系コポリマーである請求項1又は2記載の樹脂
    組成物。
  4. 【請求項4】重合性不飽和基含有モノマーおよび/又は
    重合性不飽和基含有プレポリマー(A)と、ガラス転移
    温度が20〜130℃であるアクリル系コポリマー(B)と
    を、(A)/(B)の重量比で30/70〜70/30と成るよう
    に含有する活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を、グラ
    ビア印刷物の印刷面にオーバーコートした後、活性エネ
    ルギー線硬化させることを特徴とするグラビア印刷物オ
    ーバーコート方法。
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JP2016117871A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 荒川化学工業株式会社 分子内に重合性二重結合及び水酸基を有する変性フェノール樹脂、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、硬化物、活性エネルギー線硬化型印刷インキ及び印刷物

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