JPH0372109B2 - - Google Patents

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JPH0372109B2
JPH0372109B2 JP17743081A JP17743081A JPH0372109B2 JP H0372109 B2 JPH0372109 B2 JP H0372109B2 JP 17743081 A JP17743081 A JP 17743081A JP 17743081 A JP17743081 A JP 17743081A JP H0372109 B2 JPH0372109 B2 JP H0372109B2
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JP
Japan
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weight
parts
electron beam
vinyl acetate
acrylate
Prior art date
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Expired
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JP17743081A
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English (en)
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JPS5879064A (ja
Inventor
Tetsuji Koyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子線硬化型コーテイング剤に関し、
更に詳しくは印刷物の表面に塗布するための電子
線硬化型コーテイング剤に関する。
従来、溶剤浸透型若しくは酸化重合型等の油溶
性印刷インキで印刷してなる印刷物表面に塗布す
るコーテイング剤として溶剤型コーテイング剤や
紫外線硬化型コーテイング剤が使用されている。
しかしながら溶剤型コーテイング剤において
は、熱乾燥時の加熱により、被印刷体が伸縮する
などの問題があり、紫外線硬化型コーテイング剤
においては、前記油溶性印刷インキとコーテイン
グ剤の樹脂又はプレポリマー若しくはモノマーの
タイプが異なり充分な接着力が得られないため印
刷物に予めアンカーコート層を施した上にコーテ
イング剤を塗布する方法が実施されているが工程
が煩雑であり、又、アンカーコート層の経費がか
かる欠点を有する。
一方、実用化されつつある電子線硬化型コーテ
イング剤においては、その反応性の高さから、紫
外線硬化型コーテイング剤よりも樹脂、オリゴマ
ー、モノマーのタイプの選択範囲が広いが、油溶
性インキとコーテイング剤の十分なる接着力は未
だ得られていないものである。
本発明者はエチレン性不飽和結合を含む化合物
を主成分とする電子線硬化型コーテイング剤の油
溶性インキに対する接着性について研究した結
果、アクリル酸エステルと酢酸ビニルの共重合体
を添加することにより油溶性インキとの接着力を
向上させることを見出し、この知見により本発明
を完成したものである。即ち、本発明は、アクリ
ル酸エステル20〜95重量部と酢酸ビニル5〜80重
量部よりなる共重合体5〜60重量部及び、分子中
にエチレン性不飽和結合を有する電子線硬化性化
合物40〜95重量部とを含むことを特徴とする電子
線硬化型コーテイング剤に関する。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明において使用するエチレン性不飽和結合
を含む電子線硬化性化合物としては、分子中にエ
チレン性不飽和結合を有するプレポリマーもしく
はオリゴマー例えば不飽和ポリエステル類、ポリ
エステルアクリレート、エポキシアクリレート、
ウレタンアクリレート、ポリエーテルアクリレー
ト、ポリオールアクリレート、メラミンアクリレ
ートなどの各種アクリレート類、ポリエステルメ
タクリレート、エポキシメタクリレート、ウレタ
ンメタクリレート、ポリエーテルメタクリレー
ト、ポリオールメタクリレート、メラミンメタク
リレートなどの各種メタクリレート類および、分
子中にエチレン性不飽和結合を有するモノマー、
例えば、スチレン、α−メチルスチレン等のスチ
レン系モノマー類:アクリル酸メチル、アクリル
酸2−エチルヘキシル、アクリル酸メトキシエチ
ル、アクリル酸ブトキシエチル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸メトキシブチル、アクリル酸ラウ
リル、アクリル酸フエニル等のアクリル酸エステ
ル類;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸メトキ
シエチル、メタクリル酸エトキシチチル、メタク
リル酸フエニル、メタクリル酸ラウリル等のメタ
クリル酸エステル類;アクリルアミド、メタクリ
ルアミド等の不飽和カルボン酸アミド;アクリル
酸2−(N、N−ジメチルアミノ)エチル、メタ
クリル酸2−(N、N−ジメチルアミノ)エチル、
アクリル酸2−(N、N−ジベンジルアミノ)エ
チル、メタクリル酸(N、N−ジメチルアミノ)
メチル、アクリル酸2−(N、N−ジエチルアミ
ノ)プロピル等の不飽和酸の置換アミノアルコー
ルエステル類;エチレングリコールジアクリレー
ト、プロピレングリコールジアクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジアクリレート、ジエチレングリ
コールジアクリレート、トリエチレングリコール
ジアクリレート、ジプロピレングリコールジアク
リレート、エチレングリコールジメタクリレー
ト、プロピレングリコールジメタクリレート、ジ
エチレングリコールジメタクリレート、トリメチ
ロールプロパントトリアクリレート等の多官能性
化合物等の中からアクリル酸エステル/酢酸ビニ
ル共重合体との相溶性、塗料化したときの粘度等
を考慮し、一種又は二種以上を混合して使用する
ことができる。
次に本発明において用いるアクリル酸エステ
ル/酢酸ビニル共重合体としては共重合体100重
量部のうち酢酸ビニル含量が5〜80重量部、従つ
てアクリル酸エステル含量が20〜95重量部である
ものである。酢酸ビニルは共重合体の凝集力を向
上し、ガラス転移点を上昇させ強靭な塗膜形成に
寄与し、酢酸ビニル含量5重量部以下では、かか
る効果が生じないものであり、又、酢酸ビニル含
量が80重量部以上では油溶性インキに対する接着
力が低下する。又、以上のようなアクリル酸ブチ
ル/酢酸ビニル共重合体の平均分子量としては
20000〜500000、好ましくは50000〜200000であ
り、20000以下では硬化膜の諸物性が劣り、
500000以上では溶解して塗料化することが困難で
あり、又、溶解し得ても粘度が高過ぎてコーテイ
ングが困難である。
以上のように、アクリル酸エステル/酢酸ビニ
ルの共重合体を用いることにより、アクリル酸エ
ステルの油溶性インキに対する接着力と酢酸ビニ
ルの強靭な塗膜強度といつた各々の特性を生かす
ことができる。ポリアクリル酸エステル樹脂とポ
リ酢酸ビニル樹脂を混合する場合には、各々の樹
脂の極性および融点が異なるため混合が困難であ
り、相溶性もあまり良くないことから各々の特性
も生かしにくい。
アクリル酸エステル/酢酸ビニル共重合体とし
ては、例えばアクリル酸エチル−酢酸ビニル共重
合体、アクリル酸2−エチルヘキシル−酢酸ビニ
ル共重合体等も用いることが可能であるが、適当
な親油性から得られる油溶性インキに対する接着
性、および硬化膜の柔軟性からアクリル酸ブチ
ル/酢酸ビニル共重合体が最も好ましい。
又、本発明の電子線硬化性コーテイング剤には
前記したアクリル酸エステル/酢酸ビニル共重合
体及びエチレン性不飽和結合を含む電子線硬化性
化合物以外にそれらの硬化を妨げない範囲で任意
成分として熱可塑性樹脂を添加してもよく、かか
る熱可塑性樹脂としては、エチルセルロース、エ
チルヒドロキシエチルセルロース、セルロースア
セテートプロピオネート、酢酸セルロース等のセ
ルロース誘導体、ポリスチレン、ポリαメチルス
チレンなどのスチレン樹脂及びスチレン共重合樹
脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸
エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸
ブチルなどの、アクリル又はメタクリル樹脂の単
独又は共重合樹脂、ロジン、ロジン変性マレイン
酸樹脂、ロジン変性フエノール樹脂、重合ロジン
などのロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹
脂、クマロン樹脂、ビニルトルエン樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹
脂、ブチラール樹脂、更にはこれらのものを何種
類か混合したものを使用することができる。
以上述べたアクリル酸エステル/酢酸ビニル共
重合体、エチレン性不飽和結合を含む化合物及び
任意成分として添加する熱可塑性樹脂の配合割合
について説明すると、エチレン性不飽和結合を含
む化合物100重量部に対し、アクリル酸エステ
ル/酢酸ビニル共重合体5〜150重量部、好まし
くは20〜80重量部、任意成分として添加する熱可
塑性樹脂100重量部以下、好ましくは30重量部以
下を添加する。
本発明の電子線硬化型コーテイング剤にはこの
他、照射以前に硬化することを防止するためにハ
イドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテ
ル、ベンゾキノンなどの重合禁止剤を安定剤とし
て添加することもできる。
又、本発明の電子線硬化型コーテイング剤には
これらの他、必要に応じて可塑剤、安定剤、ワツ
クス、グリース、増粘剤、溶剤、界面活性剤、分
散剤、充填剤等の公知の添加剤を任意に添加し、
又、染料、顔料等により着色化してもよく、又以
上の各成分の混練については一般のインキ、塗料
と同一の方法が用いられる。
前述の如くして得られた電子線硬化型コーテイ
ング剤の塗布方法としては、ロールコーター、カ
ーテンフローコーター、ミヤバーコーター、グラ
ビアロールコーター、エアーナイフコーター等の
公知のコーテイング法を用いることができるが、
被塗布体の性状により選択しなければならない。
また、塗布量は塗布方法及び電子線照射機により
異なるが0.1〜100μmが望ましい。
又、上記のようにして塗布後照射する電子線と
しては、コツクロフトワルトン型、バンデグラフ
型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、直線型、
ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速
機から放出され、50〜1000KeV、好ましくは100
〜300KeVの範囲のエネルギーを持ち、照射電流
0〜100mA、照射線量0.5〜10Mradの電子線が
好ましく、又、電子線を照射する雰囲気としては
O2濃度500ppm以下にするため不活性ガス、例え
ばN2を用いることが好ましい。
本発明は以上のような構成を有し、アクリル酸
エステル/酢酸ビニル共重合体とエチレン性不飽
和結合を含む電子線硬化性化合物が電子線照射に
より架橋して強靭な被膜を形成し、しかも油溶性
インキにより形成されてなる印刷模様を有する被
塗布体との安定で強固な接着が得られるものであ
る。
以下、本発明につき、実施例により更に具体的
に説明する。
実施例 1 コート紙上に一般の油溶性インキを用いて、枚
葉オフセツト方式により印刷した後、印刷面に下
記配合の粘度1800c.p.s.(室温)の組成物をロール
コート法により塗布量が5.0g/m2となるよう塗布
した。
アクリル酸ブチル/酢酸ビニル共重合体
30重量部 (アクリル酸ブチル/酢酸ビニル=80/20 平均分子量150000) ネオペンチルグリコールアクリレート 40重量部 アクリル酸ラウリル 20重量部 トリメチロールプロパントリアクリレート
10重量部 しかる後、塗布面側から窒素気流中で加速エネ
ルギ−175KeV、照射電流30mA、照射線量
5Mradの電子線を照射し、上記組成の塗膜を硬
化せしめた。得られたシートは光沢があり(60゜
鏡面光沢度;95)、いわゆるハイグロスで、表面
塗膜の密着強度がすぐれており、耐摩耗性、耐水
性もすぐれていた。
実施例 2 コート紙上に一般の油溶性インキを用いて輪転
方式によりオフセツト印刷を行ない、印刷とイン
ラインで下記配合の粘度4000c.p.s.(室温)の組成
物をオフセツト方式により塗布量が1.0g/m2とな
るよう塗布した。
アクリル酸ブチル/酢酸ビニル共重合体
40重量部 (アクリル酸ブチル/酢酸ビニル=80/20、 平均分子量150000) アクリル酸ラウリル 10重量部 ネオペンチルグリコールジアクリレート
30重量部 トリメチロールプロパントリアクリレート
20重量部 塗布後、塗布面から窒素気流中で加速エネルギ
ー175KeV、照射電流30mA、照射線量1Mradの
電子線を照射し、上記組成の塗膜を硬化させたと
ころ、実施例1で得たのと同様な外観、性能を得
ることができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アクリル酸エステル20〜95重量部と酢酸ビニ
    ル5〜80重量部よりなる共重合体5〜60重量部及
    び、分子中にエチレン性不飽和結合を有する電子
    線硬化性化合物40〜95重量部とを含むことを特徴
    とする電子線硬化型コーテイング剤。2 アクリ
    ル酸エステルはアクリル酸ブチルである特許請求
    の範囲第1項記載の電子線硬化型コーテイング
    剤。
JP17743081A 1981-11-05 1981-11-05 電子線硬化型コ−テイング剤 Granted JPS5879064A (ja)

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JP17743081A JPS5879064A (ja) 1981-11-05 1981-11-05 電子線硬化型コ−テイング剤

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Publication Number Publication Date
JPS5879064A JPS5879064A (ja) 1983-05-12
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ID=16030795

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JP17743081A Granted JPS5879064A (ja) 1981-11-05 1981-11-05 電子線硬化型コ−テイング剤

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JPH086066B2 (ja) * 1987-10-14 1996-01-24 日立化成工業株式会社 塗料用組成物

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JPS5879064A (ja) 1983-05-12

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