JP2990335B2 - 歯磨き配合用ヒドロキシアパタイト及びその製造法 - Google Patents

歯磨き配合用ヒドロキシアパタイト及びその製造法

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JP2990335B2 JP7170825A JP17082595A JP2990335B2 JP 2990335 B2 JP2990335 B2 JP 2990335B2 JP 7170825 A JP7170825 A JP 7170825A JP 17082595 A JP17082595 A JP 17082595A JP 2990335 B2 JP2990335 B2 JP 2990335B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯磨き類の固化防
止を目的とする歯磨き配合用として有効なヒドロキシア
パタイト及びその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ヒドロキシアパタイトは、理論式
Ca10(PO4)6(OH)2で示され、骨中の無機質成分とほぼ同
じ組成を有し、生体内に埋め込むことにより、それ自身
が骨へと転化或いは周囲の自家骨と化学的に結合して、
一体化する。この性質を利用して、金属製の構造体表面
に被覆した骨代替材料や、燒結体による骨補綴材料の研
究が進められている。その他に、化粧料中の脂質吸着剤
や陶材、クロマト用充填材、触媒担体、分離用基材等と
して有用な材料である。
【0003】また、練り歯磨きに配合されるヒドロキシ
アパタイトは、歯牙表面の強化及び再石灰化の促進、歯
の表面を傷つけずに研磨、付着したプラーク(細菌塊)
を除去する等の点で、極めて有効であるといわれてい
る。
【0004】上記のヒドロキシアパタイトの製造方法と
しては、乾式法、水熱法、湿式法等種々の方法が知られ
ている。
【0005】乾式法は、Ca3(PO4)2の様なリン酸カルシ
ウムとCaOとを混合し、水蒸気下で、1000℃以上の
高温で反応させる方法である。この方法によって、結晶
性のよいヒドロキシアパタイトが得られるが、得られる
結晶の均一性に問題がある。
【0006】水熱法は、CaHPO4やアラゴナイトを原料と
し、オートクレーブ中で数百気圧下、200℃以上に加
熱し、大きな単結晶を得る方法である。しかしながら、
この方法は、高圧耐熱容器が必要な上に、反応に長時間
要するという問題がある。
【0007】更に、湿式法は、カルシウム塩水溶液とリ
ン酸塩水溶液又は、水酸化カルシウムとリン酸とを混合
反応させた後、熟成を行う方法であり、非常に微細な結
晶が得られる。しかし、上記湿式法には、乾式法及び水
熱法と同様に、以下のような問題点が生じる。
【0008】1)高温で長時間の熟成工程を必要とす
る。
【0009】2)ヒドロキシアパタイトの化学量論的な
Ca/Pは、1.67である。しかし、非晶質リン酸カルシ
ウム(Ca/P(モル比)=1.48〜1.67程度)やカ
ルシウムイオン欠損ヒドロキシアパタイト、オクタリン
酸カルシウム等が熟成によりヒドロキシアパタイト結晶
に移転する過程において、結晶化速度、温度、pH、熟
成時間、熟成温度並びにその他の多数の因子の影響を受
けやすいため、ヒドロキシアパタイト結晶のCa/Pモル比
が1.48〜1.67の範囲内でばらつきを生じ、粉体
としての性質も均一とはなりにくい。
【0010】3)得られるヒドロキシアパタイトは、結
晶度が低く、粉末のX線結晶回折のピークもブロードと
なり、半価幅値の大きなものしか得られない。
【0011】4)得られたヒドロキシアパタイトの比表
面積は、50〜150m2/gと大きいものである。
【0012】5)得られたヒドロキシアパタイトを配合
する練り歯磨き剤は、ある温度条件下において、他の成
分との反応或いはイオンの影響を受けることにより、練
り歯磨きチューブ内で固化が起こり、絞り出すことがで
きないという現象が発生する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、これま
で知られていたヒドロキシアパタイトは、結晶のCa/Pモ
ル比が、ばらつき、粉体としての性質も均一とはなりに
くく、また比表面積も大きいものであったため、練り歯
磨きに添加するには、適していなかった。
【0014】本発明は、新規なヒドロキシアパタイト、
その製造法、該ヒドロキシアパタイトを配合した歯磨き
類及び該ヒドロキシアパタイトからなる歯磨き類用配合
剤を提供することを目的としたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決すべく、鋭意検討を重ねた。その結果、湿式製造方法
において、水酸化カルシウム及びカルシウム塩からなる
群から選ばれる少なくとも1種を含有する水懸濁液又は
水溶液と、リン酸及びリン酸塩からなる群から選ばれる
少なくとも1種を含有する水溶液とを、一定の条件で反
応させ、析出させることによって、上記の問題が、大幅
に軽減若しくは実質上解消されたヒドロキシアパタイト
が得られることを見いだした。
【0016】即ち、本発明は、X線結晶回折におけるd
=2.814での半価幅値が0.05〜0.30且つ比
表面積が0.1〜15m2/gであるヒドロキシアパタ
イトを提供するものである。本発明のヒドロキシアパタ
イトは、結晶度が高く、均質である。
【0017】本発明における比表面積は、BET簡便法
によって測定された値である。該BET簡便法による測
定は、例えば、迅速表面積測定装置SA−1000(柴
田化学器械工業株式会社製)を使用して行うことができ
る。
【0018】X線結晶回折におけるd=2.814での
半価幅値は、0.05〜0.30である。d=2.81
4での半価幅値は、2θ=31.8°のピークより算出
した値である。
【0019】比表面積は、0.1〜15m2/gであ
る。
【0020】本発明のヒドロキシアパタイトのX線結晶
回折におけるd=2.814での半価幅値と比表面積の
好ましい組み合わせは、以下の通りである。
【0021】
【0022】即ち、X線結晶回折におけるd=2.81
4での半価幅値が、0.05〜0.30、且つ比表面積
が0.1〜15m2/gであるヒドロキシアパタイトで
ある。
【0023】本発明は、上記特徴を有するヒドロキシア
パタイトの製造方法も提供する。即ち、(1)水酸化カ
ルシウム及びカルシウム塩からなる群から選ばれる少な
くとも1種を含有する水懸濁液又は水溶液と、(2)リ
ン酸及びリン酸塩からなる群から選ばれる少なくとも1
種を含有する水溶液とを、pH6〜8程度、温度90〜
100℃程度の条件下、(1)及び(2)の液を同時に
反応させることを特徴とするヒドロキシアパタイトの製
造方法を提供する。本発明の方法によれば、所望のヒド
ロキシアパタイトが、容易に収率よく得られる。
【0024】更に、本発明は、上記特徴を有するヒドロ
キシアパタイトを含有する歯磨き類も提供する。本発明
の歯磨き類は、チューブ内やポンプ内での固化が抑えら
れている。
【0025】また、本発明は、上記特徴を有するヒドロ
キシアパタイトからなる歯磨き類用配合剤も提供する。
本発明の配合剤を従来の歯磨き類に配合すると、チュー
ブ内やポンプ内での固化が防止できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
【0027】(1)水酸化カルシウム及びカルシウム塩 カルシウム塩としては、無機酸塩及び有機酸塩が挙げら
れる。無機酸塩としては、塩化カルシウム、硝酸カルシ
ウム、炭酸カルシウム、酸化カルシウム等が例示され、
有機酸塩としては、蟻酸カルシウム、酢酸カルシウム、
乳酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、クエン酸カル
シウム等が挙げられる。
【0028】本発明においては、上記水酸化カルシウム
及びカルシウム塩からなる群から選ばれる少なくとも1
種又は2種以上を用いることができ、好ましくは、水酸
化カルシウム、硝酸カルシウム、塩化カルシウム;水酸
化カルシウムと硝酸カルシウムの混合液、水酸化カルシ
ウムと塩化カルシウムの混合液、硝酸カルシウムと塩化
カルシウムの混合液であり、より好ましくは、水酸化カ
ルシウム、硝酸カルシウム、塩化カルシウムである。
【0029】水酸化カルシウム及びカルシウム塩からな
る群から選ばれる少なくとも1種を含有する水懸濁液又
は水溶液の濃度としては、1〜70重量%程度、好まし
くは、10〜40重量%程度であるのがよい。
【0030】(2)リン酸及びリン酸塩 リン酸塩としては、リン酸のアルカリ金属塩、アンモニ
ウム塩等が挙げられる。リン酸のアルカリ金属塩として
は、ナトリウム塩、カリウム塩が挙げられる。詳しく
は、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸三ナトリウム、リン酸水素二カリウム、リン
酸二水素カリウム、リン酸三カリウム、リン酸水素二ア
ンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、リン酸三アン
モニウム等が挙げられる。
【0031】本発明においては、上記リン酸及びリン酸
塩からなる群から選ばれる少なくとも1種又は2種以上
を用いることができ、好ましくは、リン酸、リン酸水素
二ナトリウム、リン酸水素二アンモニウム;リン酸とリ
ン酸水素二ナトリウムの混合液、リン酸とリン酸水素二
アンモニウムの混合液、リン酸水素二ナトリウムとリン
酸水素二アンモニウムの混合液であり、より好ましく
は、リン酸、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素二ア
ンモニウムである。
【0032】リン酸及びリン酸塩からなる群から選ばれ
る少なくとも1種を含有する水溶液の濃度としては、5
〜90重量%程度、好ましくは40〜70重量%程度で
あるのがよい。
【0033】(1)水酸化カルシウム及びカルシウム塩
からなる群から選ばれる少なくとも1種と(2)リン酸
及びリン酸塩からなる群から選ばれる少なくとも1種の
好ましい組み合わせとしては、(1)水酸化カルシウ
ム、硝酸カルシウム、塩化カルシウム;水酸化カルシウ
ムと硝酸カルシウムの混合液、水酸化カルシウムと塩化
カルシウムの混合液及び硝酸カルシウムと塩化カルシウ
ムの混合液からなる群から選ばれるものと、(2)リン
酸、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素二アンモニウ
ム;リン酸とリン酸水素二ナトリウムの混合液、リン酸
とリン酸水素二アンモニウムの混合液及びリン酸水素二
ナトリウムとリン酸水素二アンモニウムの混合液からな
る群から選ばれるものとの組み合わせがよい。より好ま
しくは、(1)水酸化カルシウム、硝酸カルシウム及び
塩化カルシウムからなる群から選ばれるものと(2)リ
ン酸、リン酸水素二ナトリウム及びリン酸水素二アンモ
ニウムからなる群から選ばれるものとも組み合わせがよ
い。
【0034】但し、上記(1)及び(2)の溶液の量及
び濃度は、Ca/Pモル比が1.65〜1.67の範囲とな
るように調整する。
【0035】反応は、上記(1)及び(2)の溶液又は
懸濁液を、pH6〜8程度、好ましくは6.8〜7.
2、反応温度は、97℃程度または98〜100℃の条
件下で同時に反応させることが好ましい。
【0036】同時に反応させるというのは、例えば、
(1)液と(2)液の各々を一定速度で一定モル比(Ca
/Pモル比が1.65〜1.67の範囲)で滴下すること
をいう。
【0037】反応pHが低くなりすぎると、未反応なカ
ルシウムイオン、リン酸イオンが存在するために、均一
な結晶が得られない。また、pHが高くなりすぎると、
部分的に水酸化カルシウムが結晶中に混在してくる。
【0038】添加する(1)及び(2)の溶液又は懸濁
液は、予め30〜100℃、好ましくは80〜100℃
に加温しておくことが好ましい。
【0039】反応液は攪拌しているのが好ましい。
【0040】更に反応時のpHの変動を抑えるために、
アルカリ源又は酸性源で調整してもよい。アルカリ源と
しては、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸水素
カリウム、水酸化アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭
酸水素アンモニウム等が挙げられる。酸性源としては、
塩酸、硝酸、硫酸等が例示できる。
【0041】このように調整された反応系においては、
カルシウム塩とリン酸塩との濃度を終始一定にするため
に、同時に反応が終わることが好ましい。カルシウム塩
及びリン酸塩は、滴下、噴霧等によって徐々に加えるこ
ともできる。
【0042】反応時間は、カルシウム塩とリン酸塩の
量、濃度などにより異なり、特に限定されないが、通常
30分〜8時間程度、好ましくは1〜2時間程度かけて
行う。例えば、4〜5時間かけて滴下を行い、滴下終了
後、更に1〜3時間攪拌する事も可能である。
【0043】反応終了後、ヒドロキシアパタイトを濾過
し、水洗後乾燥することによって、所望の物性を有する
ヒドロキシアパタイトが得られる。
【0044】従来のように、カルシウム塩水溶液中にリ
ン酸水溶液を混合する方法では、混合初期にはカルシウ
ムイオン濃度が高く、終期では低くなるため、均質なヒ
ドロキシアパタイトは得られない。また、アルカリ性側
から中性側へpHが変動するため、得られるヒドロキシ
アパタイトは、結晶性の悪い微細な結晶が得られる。
【0045】また、水酸化カルシウムスラリーを使用す
ると、未反応物が残る上、反応時間が10〜24時間と
長く、結晶性の悪い非化学量論的ヒドロキシアパタイト
しか得られない。
【0046】これに対して、本願発明の製造方法は、カ
ルシウムイオンとリン酸イオンが理論量に近い(Ca/Pモ
ル比1.65〜1.67)範囲で供給され、一定pHで
理論的に必要な量のみが反応していることになり、均質
な結晶が得られる。更に、本発明の製造方法は、30分
〜8時間程度と、従来に比べ反応時間を大幅に短縮でき
る。
【0047】本発明の製造方法によって得られたヒドロ
キシアパタイトは、結晶度が高く、X線結晶回折におけ
るd=2.814での半価幅値が0.5以下と、シャー
プなピークを示し、更に比表面積が50m2/g以下で
ある結晶性ヒドロキシアパタイトである。
【0048】この本発明のヒドロキシアパタイトは、歯
磨き類に配合することができる。配合できる歯磨き類と
しては、練り歯磨き、液体歯磨き、粉末歯磨き、泡状歯
磨き等が挙げられる。配合量としては、0.01〜60
重量%、好ましくは5〜35重量%である。
【0049】歯磨き類の他の成分としては、粘結剤、湿
潤剤、甘味剤、発泡剤、安定剤、防腐剤等が挙げられる
が、これらに限定されない。粘結剤としては、カラギー
ナン等が例示でき、湿潤剤としては、濃グリセリン、グ
リセリンソルビット液等が例示でき、甘味剤としては、
ソルビット、サッカリンナトリウム等が挙げられる。ま
た、発泡剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、N−ア
シル−L−グルタミン酸ナトリウム等が例示でき、安定
剤としてはカルボキシメチルセルロースナトリウム等が
挙げられ、防腐剤としては、塩酸アルキルジアミノエチ
ルグリシン液等がある。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、歯磨き類に使用して
も、他の成分或いは溶解しているイオンと反応性が低い
ので、チューブ内やポンプ内での固化を抑えることがで
きる。
【0051】また、本発明のヒドロキシアパタイトは、
他の成分或いは溶解しているイオンとの反応性が低いた
め、ヒドロキシアパタイトを用いた化粧料(化粧品、顔
料、毛髪料)、皮膚外用剤への応用も可能となる。
【0052】
【実施例】以下に、本発明の実施例及び比較例により本
発明の製造方法を具体的に説明する。本明細書において
は、%とあるは、重量%を示す。
【0053】実施例1 Ca/Pモル比が1.67になるように、20%水酸化カル
シウム懸濁液1リットル及び32%リン酸水溶液500
mlを調製した。それぞれの液を、予め80℃に加温し
ておき、400rpmで攪拌している100℃に加温し
た仕込み水1リットル中に、温度100℃、pHが7.
0〜7.5で、1時間かけて同時に滴下した。滴下終了
後、更に30分間攪拌し、析出したヒドロキシアパタイ
トの結晶を濾過、水洗、及び100℃にての送風で乾燥
させ、ヒドロキシアパタイトを得た(収率99%)。
【0054】得られたヒドロキシアパタイトについてX
線結晶回折を行った。X線分析装置RINT2000
(理学電機株式会社製)によって、2θ=5〜70°の
範囲で測定を行った。測定条件は、以下の通りである。
【0055】ターゲット:Cu、管電圧:40kV、管
電流:20mA、走査範囲:5〜70°、スキャンスピ
ード:4.000°/分、スキャンステップ:0.02
0°、走査モード:連続、カウンタモノクロメータ:全
自動モノクロメータ、発散スリット:1°、散乱スリッ
ト:1°、受光スリット:0.15mm。
【0056】結果を図1に示す。得られたヒドロキシア
パタイトは、2θ=31.8°の位置にシャープなピー
クを示し、ピークの分離がよく、半価幅も狭く、試料の
結晶性の高さを示している。乾燥生成物の半価幅値(d
=2.814)は0.185であった。
【0057】比表面積は、迅速表面積測定装置SA−1
000(柴田化学器械工業株式会社製)を使用し、BE
T簡便法によって測定した結果、8.7m2/gであっ
た。
【0058】CaOの含量は、「化粧品種別許可基準II
I」(1988年7月30日第1版発行、株式会社薬事
日報社発行)145頁の「ヒドロキシアパタイト」の項
に記載の方法に従って測定した。また、P25の含量
は、以下に記載の方法で測定した。即ち、得られたヒド
ロキシアパタイト0.2gを、200mlのビーカーに
精密に量り、水25ml及び希硝酸10mlを加え、加
熱して溶解させた。冷後、50℃に加温し、モリブデン
酸アンモニウム液75mlを加えて、50℃で30分間
時々攪拌し、放置した。1μmの濾紙を用いて、上澄液
を傾斜して吸引濾過し、沈殿を(1→100)硝酸カリ
ウム液500mlで洗い、同じ濾紙に沈殿を移した。沈
殿と濾紙を、沈殿に使用したビーカーに入れ、1N水酸
化ナトリウム50mlを正確に加え、沈殿が溶解するま
でかき混ぜた。過量の水酸化ナトリウムを、1N硫酸で
滴定した(指示薬:フェノールフタレイン試薬3滴)。
【0059】その結果、含量は、CaO:53.90
%、P25:40.85%となった。この値よりCa/Pモ
ル比を算出した結果、1.67であった。
【0060】実施例2 Ca/Pモル比が1.67になるように、40%硝酸カルシ
ウム水溶液1リットル及び24%リン酸二水素ナトリウ
ム水溶液730mlを調製した。それぞれ、予め60℃
に加温しておき、400rpmで攪拌している100℃
に加温した仕込み水1リットル中に、温度99℃、pH
が7.3〜7.7の間になるように25%水酸化ナトリ
ウム水溶液で調整しながら、2時間かけて同時に滴下し
た。滴下終了後、更に1時間攪拌し、析出したヒドロキ
シアパタイトの結晶を濾過、水洗、及び80℃にての送
風で乾燥させ、ヒドロキシアパタイトを得た(収率97
%)。
【0061】得られたヒドロキシアパタイトについてX
線結晶回折を行った。乾燥生成物の半価幅値(d=2.
814)は0.23であった。
【0062】比表面積は、実施例1と同様な方法によっ
て測定した結果、14.1m2/gであった。Ca/Pモル
比は、実施例1と同様な方法によって算出した結果、
1.65であった。
【0063】実施例3 Ca/Pモル比が1.67になるように、35%塩化カルシ
ウム水溶液500mlと15%硝酸カルシウム水溶液5
00mlとの混合水溶液及び10%リン酸水溶液500
mlと20%リン酸水素二ナトリウム水溶液500ml
との混合水溶液を調製した。35%塩化カルシウム水溶
液と15%硝酸カルシウム水溶液との混合水溶液を予め
90℃に加温しておき、10%リン酸水溶液と20%リ
ン酸水素二ナトリウム水溶液との混合水溶液を40℃に
加温しておいた。400rpmで攪拌している95℃に
加温した仕込み水1リットル中に、温度97℃、pHが
7.5〜7.9の間になるように15%水酸化ナトリウ
ム水溶液で調整しながら、3時間かけて同時に滴下し
た。滴下終了後、更に2時間攪拌し、析出したヒドロキ
シアパタイトの結晶を濾過、水洗、及び110℃にての
送風で乾燥させ、ヒドロキシアパタイトを得た(収率9
9%)。
【0064】得られたヒドロキシアパタイトについてX
線結晶回折を行った。乾燥生成物の半価幅値(d=2.
814)は0.20であった。
【0065】比表面積は、実施例1と同様な方法によっ
て測定した結果、14.3m2/gであった。Ca/Pモル
比は、実施例1と同様な方法によって算出した結果、
1.66であった。
【0066】参考例1 Ca/Pモル比が1.67になるように、30%塩化カルシ
ウム水溶液1リットル及び20%リン酸水溶液500m
lと16%リン酸水素二アンモニウム水溶液500ml
の混合水溶液を調製した。30%塩化カルシウム水溶液
を予め40℃に加温しておき、20%リン酸水溶液と1
6%リン酸水素二アンモニウム水溶液との混合水溶液を
90℃に加温しておいた。400rpmで攪拌している
95℃に加温した仕込み水1リットル中に、温度95
℃、pHが6.2〜6.6の間になるように25%水酸
化ナトリウム水溶液で調整しながら、1時間かけて同時
に滴下した。滴下終了後、更に3時間攪拌し、析出した
ヒドロキシアパタイトの結晶を濾過、水洗、及び80℃
にての送風で乾燥させ、ヒドロキシアパタイトを得た
(収率98%)。
【0067】得られたヒドロキシアパタイトについてX
線結晶回折を行った。乾燥生成物の半価幅値(d=2.
814)は0.36であった。
【0068】比表面積は、実施例1と同様な方法によっ
て測定した結果、30.8m2/gであった。Ca/Pモル
比は、実施例1と同様な方法によって算出した結果、
1.65であった。
【0069】比較例1 Ca/Pモル比が1.67になるように、20%水酸化カル
シウム懸濁液1リットル及び32%リン酸水溶液500
mlを調製した。各々予め25℃に加温しておき、40
0rpmで攪拌している30℃に加温した仕込み水1リ
ットル中に、温度30℃、pHが7.2〜7.6で、2
時間かけて同時に滴下した。滴下終了後、更に2時間攪
拌し、析出したヒドロキシアパタイトの結晶を濾過、水
洗、及び100℃にての送風で乾燥させ、ヒドロキシア
パタイトを得た(収率94%)。
【0070】得られたヒドロキシアパタイトについてX
線結晶回折を行った。結果を図2に示す。得られたピー
クは、ブロードであることより、ピークの分離が悪く、
半価幅も広く、試料の結晶性が低いことを示している。
乾燥生成物の半価幅値(d=2.814)は1.01で
あった。
【0071】比表面積は、実施例1と同様な方法によっ
て測定した結果、134.1m2/gであった。Ca/Pモ
ル比は、実施例1と同様な方法によって算出した結果、
1.60であった。
【0072】比較例2 Ca/Pモル比が1.67になるように、40%硝酸カルシ
ウム水溶液1リットル及び19%リン酸水素二アンモニ
ウム水溶液1リットルを調製した。予め、40%硝酸カ
ルシウム水溶液を60℃に加温しておき、19%リン酸
水素二アンモニウム水溶液を80℃に加温した。400
rpmで攪拌している100℃に加温した仕込み水1リ
ットル中に、温度98℃、pHが4.7〜5.2の間に
なるように20%水酸化ナトリウム水溶液で調整しなが
ら、1時間かけて同時に滴下した。滴下終了後、更に5
時間攪拌し、析出したヒドロキシアパタイトの結晶を濾
過、水洗、及び110℃にての送風で乾燥させ、ヒドロ
キシアパタイトを得た(収率81%)。
【0073】得られたヒドロキシアパタイトについてX
線結晶回折を行った結果、乾燥生成物の半価幅値(d=
2.814)は0.55であった。
【0074】比表面積は、実施例1と同様な方法によっ
て測定した結果、68.6m2/gであった。Ca/Pモル
比は、実施例1と同様な方法によって算出した結果、
1.51であった。
【0075】実施例5 実施例1で得られたヒドロキシアパタイトを用いて、練
り歯磨きを調製(組成比は重量部で示す。)し、アルミ
チューブに詰め、55℃の保管下で固化試験を行った。
3ヶ月経過も開始時と同様にチューブより絞り出すこと
ができた。
【0076】 成 分 組成比 実施例1で得られた 32.5 ヒドロキシアパタイト カラギーナン 0.3 濃グリセリン 25.0 サッカリンナトリウム 0.1 ラウリル硫酸ナトリウム 1.8 カルボキシメチルセルロースナトリウム 6.6精製水 33.7 100.0 比較例3 比較例1で得られたヒドロキシアパタイトを用いて、実
施例5と同様に練り歯磨きを調製(組成比は重量部で示
す。)し、アルミチューブに詰め、55℃の保管下で固
化試験を行った。3ヶ月経過後、チューブより絞り出そ
うと試みたが、チューブ内で固化が起こったため、絞り
出すことができなかった。
【0077】 成 分 組成比 比較例1で得られた 32.5 ヒドロキシアパタイト カラギーナン 0.3 濃グリセリン 25.0 サッカリンナトリウム 0.1 ラウリル硫酸ナトリウム 1.8 カルボキシメチルセルロースナトリウム 6.6精製水 33.7 100.0
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られたヒドロキシアパタイトにつ
いてのX線結晶回折図を示す。
【図2】比較例1で得られたヒドロキシアパタイトにつ
いてのX線結晶回折図を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−206712(JP,A) 特開 平2−180708(JP,A) 特開 平7−2505(JP,A) 特開 昭63−100007(JP,A) 特開 平2−80311(JP,A) 特開 平1−167209(JP,A) 特開 昭63−288905(JP,A) 特開 平3−279204(JP,A) 特公 昭62−4324(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C01B 25/32 A61K 7/16 - 7/30

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線結晶回折におけるd=2.814での
    半価幅値が0.05〜0.30且つ比表面積が0.1〜
    15m 2 /gであるヒドロキシアパタイト。
  2. 【請求項2】X線結晶回折におけるd=2.814での
    半価幅値が0.05〜0.30且つ比表面積が0.1〜
    15m 2 /gであるヒドロキシアパタイトの製造方法で
    あって、(1)1〜70重量%の水酸化カルシウム及び
    カルシウム塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を
    含有する水懸濁液又は水溶液と、(2)5〜90重量%
    リン酸及びリン酸塩からなる群から選ばれる少なくと
    も1種を含有する水溶液とを、pH6〜8、温度97℃
    条件下、仕込み水中に、(1)及び(2)の液を一定
    速度、一定モル比(Ca/Pモル比が1.65〜1.67の
    範囲)で同時に滴下して混合させることを特徴とする、
    ヒドロキシアパタイトの製造方法。
  3. 【請求項3】X線結晶回折におけるd=2.814での
    半価幅値が0.05〜0.30且つ比表面積が0.1〜
    15m 2 /gであるヒドロキシアパタイトの製造方法で
    あって、(1)1〜70重量%の水酸化カルシウム及び
    カルシウム塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を
    含有する水懸濁液又は水溶液と、(2)5〜90重量%
    のリン酸及びリン酸塩からなる群から選ばれる少なくと
    も1種を含有する水溶液とを、pH6〜8、温度98〜
    100℃の条件下、仕込み水中に、(1)及び(2)の
    液を一定速度、一定モル比(Ca/Pモル比が1.65〜
    1.67の範囲)で同時に滴下して混合させることを特
    徴とする、ヒドロキシアパタイトの製造方法。
  4. 【請求項4】X線結晶回折におけるd=2.814での
    半価幅値が0.05〜0.30且つ比表面積が0.1〜
    15m 2 /gであるヒドロキシアパタイトを含有するこ
    とを特徴とする歯磨き類。
  5. 【請求項5】X線結晶回折におけるd=2.814での
    半価幅値が0.05〜0.30且つ比表面積が0.1〜
    15m 2 /gであるヒドロキシアパタイトからなる歯磨
    き類用配合剤。
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