JP2976022B2 - 間仕切り壁装置 - Google Patents
間仕切り壁装置Info
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- JP2976022B2 JP2976022B2 JP10050050A JP5005098A JP2976022B2 JP 2976022 B2 JP2976022 B2 JP 2976022B2 JP 10050050 A JP10050050 A JP 10050050A JP 5005098 A JP5005098 A JP 5005098A JP 2976022 B2 JP2976022 B2 JP 2976022B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタッドの両側に
それぞれ壁材を配設して室内の間仕切りをする間仕切り
壁装置に関するものである。
それぞれ壁材を配設して室内の間仕切りをする間仕切り
壁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から建物の室内を間仕切りするに当
たって、スタッドを立設し、このスタッドを下地として
両側に一定寸法の壁材を配設して固着手段により取付け
るようにしたものが知られている。この従来例にあって
は、壁材をスタッドに固着具により本固定する間、壁材
を位置決めした状態で仮保持することができないので、
固着具による本固定作業が面倒な作業となり、また、正
確に位置決めして取付けることができないという問題が
ある。また、この従来例にあっては、スタッドの両外面
にそれぞれ隣接する壁材の端部を目地部分を介して配設
固着していたので、壁材の端部及び目地底のスタッドの
外面が露出して見苦しく、特に、建築物の躯体の誤差を
吸収するために壁材を切断するような場合には、壁材の
端部が露出して見苦しくなるという問題があり、このた
め、現場で壁材を切断して建築物の躯体の誤差を吸収し
ようとすると収まりが悪いという問題がある。
たって、スタッドを立設し、このスタッドを下地として
両側に一定寸法の壁材を配設して固着手段により取付け
るようにしたものが知られている。この従来例にあって
は、壁材をスタッドに固着具により本固定する間、壁材
を位置決めした状態で仮保持することができないので、
固着具による本固定作業が面倒な作業となり、また、正
確に位置決めして取付けることができないという問題が
ある。また、この従来例にあっては、スタッドの両外面
にそれぞれ隣接する壁材の端部を目地部分を介して配設
固着していたので、壁材の端部及び目地底のスタッドの
外面が露出して見苦しく、特に、建築物の躯体の誤差を
吸収するために壁材を切断するような場合には、壁材の
端部が露出して見苦しくなるという問題があり、このた
め、現場で壁材を切断して建築物の躯体の誤差を吸収し
ようとすると収まりが悪いという問題がある。
【0003】また、従来例にあっては、スタッドの外面
に隣接する壁材の端部を目地部分を介して配設固着して
いるだけでスタッドを利用して両側の室にそれぞれ導入
できるような配線空間を設けたものはなかった。
に隣接する壁材の端部を目地部分を介して配設固着して
いるだけでスタッドを利用して両側の室にそれぞれ導入
できるような配線空間を設けたものはなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、壁材の建て込
みを簡単且つ正確に行って室を間仕切りでき、また、ス
タッド及び壁材の端部が外部に露出せずに外観が良く、
しかも、建築物の躯体の誤差を吸収するために間仕切り
の直線部分の端部の壁材を切断しても簡単且つ確実に壁
材の建て込みができると共に壁材の切断端部が露出しな
いようにでき、また、天井面から降りて来る電気配線を
両側の室のいずれの方にも引き出すことができる間仕切
り壁装置を提供することを課題とするものである。
の問題点に鑑みて発明したものであって、壁材の建て込
みを簡単且つ正確に行って室を間仕切りでき、また、ス
タッド及び壁材の端部が外部に露出せずに外観が良く、
しかも、建築物の躯体の誤差を吸収するために間仕切り
の直線部分の端部の壁材を切断しても簡単且つ確実に壁
材の建て込みができると共に壁材の切断端部が露出しな
いようにでき、また、天井面から降りて来る電気配線を
両側の室のいずれの方にも引き出すことができる間仕切
り壁装置を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の間仕切り壁装置は、スタッドの両側にそれぞ
れ壁材1を配設して室内の間仕切りをする間仕切り壁装
置であって、スタッドとして間仕切り壁の直線部分の中
間に立設される中間スタッド2と、直線部分の端部に立
設される端部スタッド3とを備え、中間スタッド2に水
平断面略コ字状をした嵌め込み溝部4を設け、この水平
断面略コ字状をした嵌め込み溝部4の両側片のうち外側
片4aを内側片4bよりも短くし、内側片4bの外側片
4aの先端よりも突出している部分に嵌め込み溝部4に
はめ込まれた壁材1の端部背面を押圧するための凸部1
0を設け、この嵌め込み溝部4に壁材1の中間スタッド
2側の端部をはめ込み、端部スタッド3に水平断面L状
をした段部5を設けると共にこの段部5に壁材1の端部
スタッド3側の端部を位置させて支持固定し、スタッド
の室内に現れる部分及び壁材1の端部外面を覆うカバー
6を取付けて成ることを特徴とするものである。このよ
うな構成とすることで、壁材1の端部を嵌め込み溝部4
や段部5において位置決め保持して間仕切り壁を構成で
きるものである。また、間仕切りの端部においては、壁
材1の建て込みに当たって、中間スタッド2に設けた水
平断面略コ字状をした嵌め込み溝部4の両側片のうち外
側片4aを内側片4bよりも短くし、内側片4bの外側
片4aの先端よりも突出している部分に嵌め込み溝部4
にはめ込まれた壁材1の端部背面を押圧するための凸部
10を設けてあるので、嵌め込み溝部4に壁材1の端部
を斜めから挿入して外側片4aと平行となるように回動
することで壁材1の端部背面を凸部10が押圧して固着
具を用いることなく確実に中間スタッド2に壁材1を保
持できるものであり、しかも、中間スタッド2の嵌め込
み溝部4に壁材1の一端部をはめ込んだ状態で壁材1の
他端部を端部スタッド3の段部5に嵌め込むことで建て
込むことができ、中間スタッド2に嵌め込み溝部4を設
けて壁材1の支持が簡単且つ確実に行えるようにしたに
もかかわらず、壁材1の他端部を端部スタッド3の所定
の位置にはめ込んで位置決め保持できるものである。そ
して、建築物の躯体に誤差がある場合には現場で壁材1
を切断することで対応できるものである。また、スタッ
ドの室内に現れる部分及び壁材1の端部外面を覆うカバ
ー6を取付けることで、壁材1の端部及び構造材である
スタッドが外部に露出せず、室を間仕切る間仕切り壁の
外観を良くすることができる。
に本発明の間仕切り壁装置は、スタッドの両側にそれぞ
れ壁材1を配設して室内の間仕切りをする間仕切り壁装
置であって、スタッドとして間仕切り壁の直線部分の中
間に立設される中間スタッド2と、直線部分の端部に立
設される端部スタッド3とを備え、中間スタッド2に水
平断面略コ字状をした嵌め込み溝部4を設け、この水平
断面略コ字状をした嵌め込み溝部4の両側片のうち外側
片4aを内側片4bよりも短くし、内側片4bの外側片
4aの先端よりも突出している部分に嵌め込み溝部4に
はめ込まれた壁材1の端部背面を押圧するための凸部1
0を設け、この嵌め込み溝部4に壁材1の中間スタッド
2側の端部をはめ込み、端部スタッド3に水平断面L状
をした段部5を設けると共にこの段部5に壁材1の端部
スタッド3側の端部を位置させて支持固定し、スタッド
の室内に現れる部分及び壁材1の端部外面を覆うカバー
6を取付けて成ることを特徴とするものである。このよ
うな構成とすることで、壁材1の端部を嵌め込み溝部4
や段部5において位置決め保持して間仕切り壁を構成で
きるものである。また、間仕切りの端部においては、壁
材1の建て込みに当たって、中間スタッド2に設けた水
平断面略コ字状をした嵌め込み溝部4の両側片のうち外
側片4aを内側片4bよりも短くし、内側片4bの外側
片4aの先端よりも突出している部分に嵌め込み溝部4
にはめ込まれた壁材1の端部背面を押圧するための凸部
10を設けてあるので、嵌め込み溝部4に壁材1の端部
を斜めから挿入して外側片4aと平行となるように回動
することで壁材1の端部背面を凸部10が押圧して固着
具を用いることなく確実に中間スタッド2に壁材1を保
持できるものであり、しかも、中間スタッド2の嵌め込
み溝部4に壁材1の一端部をはめ込んだ状態で壁材1の
他端部を端部スタッド3の段部5に嵌め込むことで建て
込むことができ、中間スタッド2に嵌め込み溝部4を設
けて壁材1の支持が簡単且つ確実に行えるようにしたに
もかかわらず、壁材1の他端部を端部スタッド3の所定
の位置にはめ込んで位置決め保持できるものである。そ
して、建築物の躯体に誤差がある場合には現場で壁材1
を切断することで対応できるものである。また、スタッ
ドの室内に現れる部分及び壁材1の端部外面を覆うカバ
ー6を取付けることで、壁材1の端部及び構造材である
スタッドが外部に露出せず、室を間仕切る間仕切り壁の
外観を良くすることができる。
【0006】ここで、端部スタッド3は建物躯体壁7に
沿って立設される躯体壁側スタッド3aであったり、あ
るいは、端部スタッド3が間仕切り壁のコーナ部分に立
設されるコーナスタッド3bであって、建物躯体壁7
側、間仕切り壁のコーナ部分においてスタッドを立設し
て収まりのよい間仕切りができるものである。
沿って立設される躯体壁側スタッド3aであったり、あ
るいは、端部スタッド3が間仕切り壁のコーナ部分に立
設されるコーナスタッド3bであって、建物躯体壁7
側、間仕切り壁のコーナ部分においてスタッドを立設し
て収まりのよい間仕切りができるものである。
【0007】また、中間スタッド2がそれぞれ分割され
る両室の壁材の下地となるように2つの分割スタッド体
8により構成され、各分割スタッド体8の壁材1と平行
な方向の両端部にそれぞれ嵌め込み溝部4を形成し、両
分割スタッド体8の背面部に配線用凹所9を設けると共
に両分割スタッド体8を背中合わせに接合した状態で両
分割スタッド体8に設けた配線用凹所9が壁材1と平行
な方向にずれた状態で且ついずれの配線用凹所9も間仕
切り壁芯に位置するようにすることが好ましい。このよ
うな構成とすることで、別々の分割スタッド体8のそれ
ぞれの室の壁材1の端部をはめ込むことで、2つの分割
スタッド体8からなる中間スタッド2に簡単に両側の室
の壁材1の端部をはめ込むことができるものである。そ
して、各分割スタッド体8の壁材と平行な方向の両端部
にそれぞれ嵌め込み溝部4を形成し、両分割スタッド体
8の背面部に配線用凹所を設けると共に両分割スタッド
体8を背中合わせに接合した状態で両分割スタッド体8
に設けた配線用凹所9が壁材1と平行な方向にずれた状
態で且ついずれの配線用凹所9も間仕切り壁芯に位置す
ることで、間仕切り壁の通り芯の天井から導入する電気
配線をどちらの分割スタッド体8内にも通すことができ
るものである。
る両室の壁材の下地となるように2つの分割スタッド体
8により構成され、各分割スタッド体8の壁材1と平行
な方向の両端部にそれぞれ嵌め込み溝部4を形成し、両
分割スタッド体8の背面部に配線用凹所9を設けると共
に両分割スタッド体8を背中合わせに接合した状態で両
分割スタッド体8に設けた配線用凹所9が壁材1と平行
な方向にずれた状態で且ついずれの配線用凹所9も間仕
切り壁芯に位置するようにすることが好ましい。このよ
うな構成とすることで、別々の分割スタッド体8のそれ
ぞれの室の壁材1の端部をはめ込むことで、2つの分割
スタッド体8からなる中間スタッド2に簡単に両側の室
の壁材1の端部をはめ込むことができるものである。そ
して、各分割スタッド体8の壁材と平行な方向の両端部
にそれぞれ嵌め込み溝部4を形成し、両分割スタッド体
8の背面部に配線用凹所を設けると共に両分割スタッド
体8を背中合わせに接合した状態で両分割スタッド体8
に設けた配線用凹所9が壁材1と平行な方向にずれた状
態で且ついずれの配線用凹所9も間仕切り壁芯に位置す
ることで、間仕切り壁の通り芯の天井から導入する電気
配線をどちらの分割スタッド体8内にも通すことができ
るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて説明する。スタッドの両側にそれぞれ壁
材1を配設して室内の間仕切りをする間仕切り壁装置が
構成してある。ここで、本発明において使用するスタッ
ドとしては、間仕切り壁の直線部分の中間に立設される
中間スタッド2と、間仕切り壁の直線部分の端部に立設
される端部スタッド3とがある。
形態に基づいて説明する。スタッドの両側にそれぞれ壁
材1を配設して室内の間仕切りをする間仕切り壁装置が
構成してある。ここで、本発明において使用するスタッ
ドとしては、間仕切り壁の直線部分の中間に立設される
中間スタッド2と、間仕切り壁の直線部分の端部に立設
される端部スタッド3とがある。
【0009】図1、図2に示すように、中間スタッド2
は2つの分割スタッド体8を背中合わせにして構成した
ものである。分割スタッド体8は図3に示すように水平
断面略コ字状をした主体の側方開口部11の両縁部にそ
れぞれ水平断面略コ字状をした嵌め込み溝部4を形成し
たものである。この水平断面略コ字状をした嵌め込み溝
部4は外側片4a、内側片4b、底片4cにより構成し
てあり、外側片4aが内側片4bよりも短くなってお
り、また、内側片4bの外側片4aの先端よりも突出し
ている部分に嵌め込み溝部4にはめ込まれた壁材1の端
部背面を押圧するための凸部10を設けてある。水平断
面略コ字状をした分割スタッド体8の背面片8aのセン
ターからずれた位置には背方に向けて突出部12が突曲
形成してあり、この突出部12の内部が配線用凹所9と
なっている。
は2つの分割スタッド体8を背中合わせにして構成した
ものである。分割スタッド体8は図3に示すように水平
断面略コ字状をした主体の側方開口部11の両縁部にそ
れぞれ水平断面略コ字状をした嵌め込み溝部4を形成し
たものである。この水平断面略コ字状をした嵌め込み溝
部4は外側片4a、内側片4b、底片4cにより構成し
てあり、外側片4aが内側片4bよりも短くなってお
り、また、内側片4bの外側片4aの先端よりも突出し
ている部分に嵌め込み溝部4にはめ込まれた壁材1の端
部背面を押圧するための凸部10を設けてある。水平断
面略コ字状をした分割スタッド体8の背面片8aのセン
ターからずれた位置には背方に向けて突出部12が突曲
形成してあり、この突出部12の内部が配線用凹所9と
なっている。
【0010】配線用凹所9は分割スタッド体8の空所1
7に連通しており、したがって、分割スタッド体8の空
所17の開口部11から手を入れて配線用凹所9におけ
る電気配線が行えるようになっている。なお開口部16
の縁部の空所17内側には係止部20が設けてある。上
記の構成の分割スタッド体8は現場において背中合わせ
にし(つまり一方の分割スタッド体8の突出部12が他
方の分割スタッド体8の背面片8aの突出部12のない
部分に当接され、他方の分割スタッド体8の突出部12
が一方の分割スタッド体8の背面片8aの突出部12の
ない部分に当接される)、この状態で、両分割スタッド
体8の背面片8aの突出部12のない部分同士が隙間を
介して対向している箇所においてねじ具により背面片8
a同士を固着するようになっている。そして、両分割ス
タッド体8を背中合わせにして接合した中間スタッド2
はそのセンターを現場において形成しようとする間仕切
り壁の通り芯に合わせて床と天井との間に立設するので
あるが、この場合、両分割スタッド体8に設けた配線用
凹所9が壁材1と平行な方向にずれた状態で且ついずれ
の配線用凹所9も間仕切り壁の通り芯に位置することに
なる。
7に連通しており、したがって、分割スタッド体8の空
所17の開口部11から手を入れて配線用凹所9におけ
る電気配線が行えるようになっている。なお開口部16
の縁部の空所17内側には係止部20が設けてある。上
記の構成の分割スタッド体8は現場において背中合わせ
にし(つまり一方の分割スタッド体8の突出部12が他
方の分割スタッド体8の背面片8aの突出部12のない
部分に当接され、他方の分割スタッド体8の突出部12
が一方の分割スタッド体8の背面片8aの突出部12の
ない部分に当接される)、この状態で、両分割スタッド
体8の背面片8aの突出部12のない部分同士が隙間を
介して対向している箇所においてねじ具により背面片8
a同士を固着するようになっている。そして、両分割ス
タッド体8を背中合わせにして接合した中間スタッド2
はそのセンターを現場において形成しようとする間仕切
り壁の通り芯に合わせて床と天井との間に立設するので
あるが、この場合、両分割スタッド体8に設けた配線用
凹所9が壁材1と平行な方向にずれた状態で且ついずれ
の配線用凹所9も間仕切り壁の通り芯に位置することに
なる。
【0011】次に、端部スタッド3につき説明する。端
部スタッド3としては、建物躯体壁7に沿って立設され
る躯体壁側スタッド3aと、間仕切り壁のコーナ部分に
立設されるコーナスタッド3bとがある。まず、建物躯
体壁7に沿って立設される躯体壁側スタッド3aにつき
説明する。図1に示すように、建物躯体壁7の一部をな
す胴縁14に断面略コ字状をした躯体壁用スタッド体1
5を取付け、この躯体壁用スタッド体15に設けた嵌め
込み溝部4′に建物躯体壁7の内装壁となる壁材1′の
端部をはめ込んである。躯体壁側スタッド3aは図4に
示すように、躯体壁側スタッド3aの両側部の中央部に
側方が開口部11となった空所17を設けてあり、開口
部11の縁部の空所17内側には係止部20が設けてあ
る。更に、躯体壁側スタッド3aの両側部の前部にそれ
ぞれ水平断面L状をした段部5を形成してある。この段
部5には凸部10が設けてある。また、躯体壁側スタッ
ド3aの後部には嵌め込み突部19が設けてある。そし
て、この躯体壁側スタッド3aを立設するに当たって
は、図1に示すように、嵌め込み突部19を上記躯体壁
用スタッド体15の前面開口部15aにはめ込んで位置
決めした状態でねじ具のような固着具50により躯体壁
用スタッド体15を建物躯体壁7に固定することで立設
されるものである。
部スタッド3としては、建物躯体壁7に沿って立設され
る躯体壁側スタッド3aと、間仕切り壁のコーナ部分に
立設されるコーナスタッド3bとがある。まず、建物躯
体壁7に沿って立設される躯体壁側スタッド3aにつき
説明する。図1に示すように、建物躯体壁7の一部をな
す胴縁14に断面略コ字状をした躯体壁用スタッド体1
5を取付け、この躯体壁用スタッド体15に設けた嵌め
込み溝部4′に建物躯体壁7の内装壁となる壁材1′の
端部をはめ込んである。躯体壁側スタッド3aは図4に
示すように、躯体壁側スタッド3aの両側部の中央部に
側方が開口部11となった空所17を設けてあり、開口
部11の縁部の空所17内側には係止部20が設けてあ
る。更に、躯体壁側スタッド3aの両側部の前部にそれ
ぞれ水平断面L状をした段部5を形成してある。この段
部5には凸部10が設けてある。また、躯体壁側スタッ
ド3aの後部には嵌め込み突部19が設けてある。そし
て、この躯体壁側スタッド3aを立設するに当たって
は、図1に示すように、嵌め込み突部19を上記躯体壁
用スタッド体15の前面開口部15aにはめ込んで位置
決めした状態でねじ具のような固着具50により躯体壁
用スタッド体15を建物躯体壁7に固定することで立設
されるものである。
【0012】次に、コーナスタッド3bにつき説明す
る。コーナスタッド3bは図5に示すように、水平断面
略L状をしており、L状の両片部の両側にそれぞれ水平
断面L状をした段部5を形成してある。この段部5には
凸部10が設けてある。また、水平断面略L状をしたコ
ーナスタッド3bの出隅部と内隅部とにはそれぞれ開口
部11を有する空所17が設けてあり、開口部11の縁
部の空所17内側には係止部20が設けてある。
る。コーナスタッド3bは図5に示すように、水平断面
略L状をしており、L状の両片部の両側にそれぞれ水平
断面L状をした段部5を形成してある。この段部5には
凸部10が設けてある。また、水平断面略L状をしたコ
ーナスタッド3bの出隅部と内隅部とにはそれぞれ開口
部11を有する空所17が設けてあり、開口部11の縁
部の空所17内側には係止部20が設けてある。
【0013】しかして、形成しようとする間仕切り壁の
壁芯に相当する位置に上記スタッドを立設し、スタッド
の両側にそれぞれスタッドを下地として壁材1を取付け
て間仕切り壁を構成することで、間仕切り壁により室内
を間仕切りするものである。このとき、中間スタッド2
部分においては嵌め込み溝部4に壁材1の端部を嵌め込
むものであり、端部スタッド3部分においては段部5に
壁材1の端部をはめ込んで位置決めし、ねじ具21によ
り壁材1の端部を端部スタッド3部分に固着するもので
ある。この場合、まず、中間スタッド2の嵌め込み溝部
4に図6の想像線のように斜めから壁材1の一端部をは
めこみ、その後、図示の矢印方向に壁材1を回動して図
6実線に示すように、壁材1を凸部10に当てた状態で
壁材1の一端部の表面部を嵌め込み溝部4の外側片4a
に押し当てることで、壁材1の一端部が嵌め込み溝部4
に確実に固定的に取付けられることになる。そして、こ
の状態で同時に壁材1の他端部が端部スタッド3の段部
5に押し当てられて位置決めがなされるものであり、こ
のように壁材1を位置決め保持した状態でねじ具21に
より固着するものである。この場合、段部5部分におい
ても凸部10に壁材1の他端部の背面が当たっているの
で、壁材1ががたつくことなく確実にねじ具21により
固着される。図6には端部スタッド3として躯体壁側ス
タッド3aの例で説明しているが、コーナスタッド3b
においても同様にして壁材1を取付けるものである。
壁芯に相当する位置に上記スタッドを立設し、スタッド
の両側にそれぞれスタッドを下地として壁材1を取付け
て間仕切り壁を構成することで、間仕切り壁により室内
を間仕切りするものである。このとき、中間スタッド2
部分においては嵌め込み溝部4に壁材1の端部を嵌め込
むものであり、端部スタッド3部分においては段部5に
壁材1の端部をはめ込んで位置決めし、ねじ具21によ
り壁材1の端部を端部スタッド3部分に固着するもので
ある。この場合、まず、中間スタッド2の嵌め込み溝部
4に図6の想像線のように斜めから壁材1の一端部をは
めこみ、その後、図示の矢印方向に壁材1を回動して図
6実線に示すように、壁材1を凸部10に当てた状態で
壁材1の一端部の表面部を嵌め込み溝部4の外側片4a
に押し当てることで、壁材1の一端部が嵌め込み溝部4
に確実に固定的に取付けられることになる。そして、こ
の状態で同時に壁材1の他端部が端部スタッド3の段部
5に押し当てられて位置決めがなされるものであり、こ
のように壁材1を位置決め保持した状態でねじ具21に
より固着するものである。この場合、段部5部分におい
ても凸部10に壁材1の他端部の背面が当たっているの
で、壁材1ががたつくことなく確実にねじ具21により
固着される。図6には端部スタッド3として躯体壁側ス
タッド3aの例で説明しているが、コーナスタッド3b
においても同様にして壁材1を取付けるものである。
【0014】ここで、形成しようとする間仕切り壁の直
線部分に2つ以上の中間スタッド2がある場合には、ま
ず、一つの中間スタッド2を立設し(この場合一対の分
割スタッド体8は背中合わせにして接合した状態で立設
する)、この先に立設した中間スタッド2の各分割スタ
ッド体8の嵌め込み溝部4にそれぞれ壁材1の一方の端
部を斜めからはめ込んだ後に回動することで壁材1を凸
部10に当てた状態で壁材1の一端部の表面部を嵌め込
み溝部4の外側片4aに押し当て、次に、隣りの中間ス
タッド2を構成する2つの分割スタッド体8の嵌め込み
溝部4をそれぞれ別々に各壁材1の他端部に嵌め込み、
この2つの分割スタッド体8を背中合わせにしてねじ具
により接合して立設するものである。この場合、中間ス
タッド2が2つの分割スタッド体8により構成してあっ
て、別々に嵌め込み溝部4を各壁材1の他端部にはめ込
むことができるので、簡単且つ確実に壁材1に嵌め込み
溝部4をはめ込むことができるものである。
線部分に2つ以上の中間スタッド2がある場合には、ま
ず、一つの中間スタッド2を立設し(この場合一対の分
割スタッド体8は背中合わせにして接合した状態で立設
する)、この先に立設した中間スタッド2の各分割スタ
ッド体8の嵌め込み溝部4にそれぞれ壁材1の一方の端
部を斜めからはめ込んだ後に回動することで壁材1を凸
部10に当てた状態で壁材1の一端部の表面部を嵌め込
み溝部4の外側片4aに押し当て、次に、隣りの中間ス
タッド2を構成する2つの分割スタッド体8の嵌め込み
溝部4をそれぞれ別々に各壁材1の他端部に嵌め込み、
この2つの分割スタッド体8を背中合わせにしてねじ具
により接合して立設するものである。この場合、中間ス
タッド2が2つの分割スタッド体8により構成してあっ
て、別々に嵌め込み溝部4を各壁材1の他端部にはめ込
むことができるので、簡単且つ確実に壁材1に嵌め込み
溝部4をはめ込むことができるものである。
【0015】上記のようにして、スタッドの両側にそれ
ぞれスタッドを下地として壁材1を取付け、その後、各
スタッドの室内に現れる部分及び壁材1の端部外面を覆
うカバー6を取付けるものである。カバー6は覆い片6
aの背方に先端部に被係止部6bを有する脚部6cを設
けて構成してあり、脚部6cは覆い片6aの両端部より
も内側に引き込んだ位置に突設してある。そして、脚部
6cを各スタッドの開口部11にはめ込んで脚部6cの
先端部の被係止部6bを係止部20に着脱自在に係止す
ることでカバー6を各スタッドに取付け、カバー6の覆
い片6aにより各スタッドの室内に現れる部分及び壁材
1の端部外面を覆うことで、間仕切り壁の構造材である
スタッドが外部に露出しないと共に壁材1の端部が外部
に露出せず、外観を向上させている。
ぞれスタッドを下地として壁材1を取付け、その後、各
スタッドの室内に現れる部分及び壁材1の端部外面を覆
うカバー6を取付けるものである。カバー6は覆い片6
aの背方に先端部に被係止部6bを有する脚部6cを設
けて構成してあり、脚部6cは覆い片6aの両端部より
も内側に引き込んだ位置に突設してある。そして、脚部
6cを各スタッドの開口部11にはめ込んで脚部6cの
先端部の被係止部6bを係止部20に着脱自在に係止す
ることでカバー6を各スタッドに取付け、カバー6の覆
い片6aにより各スタッドの室内に現れる部分及び壁材
1の端部外面を覆うことで、間仕切り壁の構造材である
スタッドが外部に露出しないと共に壁材1の端部が外部
に露出せず、外観を向上させている。
【0016】ところで、建築物の躯体に誤差がある場合
には現場で壁材1を切断することで対応できるものであ
り、この際、あらかじめ各スタッドの立設位置を決定し
ておいても、形成しようとする間仕切り壁の直線状の部
分の端部の端部スタッド3に段部5が設けてあるので、
切断して寸法調整した壁材1の一端部を前述のようにし
て中間スタッド2の嵌め込み溝部4に斜めにしてはめ込
んだ後、壁材1を回動することで、切断して寸法調整し
た壁材1の他端部を確実且つ正確に端部スタッド3の段
部5にはめ込んで位置決めし、この状態で正確に取付け
ることができるものである。
には現場で壁材1を切断することで対応できるものであ
り、この際、あらかじめ各スタッドの立設位置を決定し
ておいても、形成しようとする間仕切り壁の直線状の部
分の端部の端部スタッド3に段部5が設けてあるので、
切断して寸法調整した壁材1の一端部を前述のようにし
て中間スタッド2の嵌め込み溝部4に斜めにしてはめ込
んだ後、壁材1を回動することで、切断して寸法調整し
た壁材1の他端部を確実且つ正確に端部スタッド3の段
部5にはめ込んで位置決めし、この状態で正確に取付け
ることができるものである。
【0017】そして、上記のように切断して寸法調整し
た場合においても、カバー6の覆い片6aにより壁材1
の端部外面を覆うことで切断端部が露出せず外観を向上
させることができるものである。ところで、すでに述べ
たように、2つの分割スタッド体8を背中合わせにした
状態で中間スタッド2を立設する場合、両分割スタッド
体8に設けた配線用凹所9が壁材1と平行な方向にずれ
た状態で且ついずれの配線用凹所9も間仕切り壁の通り
芯に位置するように立設するので、間仕切り壁の通り芯
の天井から導入する電気配線をどちらの分割スタッド体
8内にも通すことができるものである。
た場合においても、カバー6の覆い片6aにより壁材1
の端部外面を覆うことで切断端部が露出せず外観を向上
させることができるものである。ところで、すでに述べ
たように、2つの分割スタッド体8を背中合わせにした
状態で中間スタッド2を立設する場合、両分割スタッド
体8に設けた配線用凹所9が壁材1と平行な方向にずれ
た状態で且ついずれの配線用凹所9も間仕切り壁の通り
芯に位置するように立設するので、間仕切り壁の通り芯
の天井から導入する電気配線をどちらの分割スタッド体
8内にも通すことができるものである。
【0018】ところで、本発明において間仕切り壁のス
タッドとしては中間スタッド2と端部スタッド3とを用
いるのであるが、コーナ部のない間仕切り壁を形成する
場合には中間スタッド2と、端部スタッド3としての躯
体壁側スタッド3aを用いるものであり、コーナ部のあ
る間仕切り壁を形成する場合には中間スタッド2と、端
部スタッド3としてのコーナスタッド3bと躯体壁側ス
タッド3aとを用いるものであり、これらは間仕切り壁
の形態に応じて使用する部材を選択するものである。
タッドとしては中間スタッド2と端部スタッド3とを用
いるのであるが、コーナ部のない間仕切り壁を形成する
場合には中間スタッド2と、端部スタッド3としての躯
体壁側スタッド3aを用いるものであり、コーナ部のあ
る間仕切り壁を形成する場合には中間スタッド2と、端
部スタッド3としてのコーナスタッド3bと躯体壁側ス
タッド3aとを用いるものであり、これらは間仕切り壁
の形態に応じて使用する部材を選択するものである。
【0019】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、スタッドの両側にそれぞれ壁材を配
設して室内の間仕切りをする間仕切り壁装置であって、
スタッドとして間仕切り壁の直線部分の中間に立設され
る中間スタッドと、直線部分の端部に立設される端部ス
タッドとを備え、中間スタッドに水平断面略コ字状をし
た嵌め込み溝部を設け、この水平断面略コ字状をした嵌
め込み溝部の両側片のうち外側片を内側片よりも短く
し、内側片の外側片の先端よりも突出している部分に嵌
め込み溝部にはめ込まれた壁材の端部背面を押圧するた
めの凸部を設け、この嵌め込み溝部に壁材の中間スタッ
ド側の端部をはめ込み、端部スタッドに水平断面L状を
した段部を設けると共にこの段部に壁材の端部スタッド
側の端部を位置させて支持固定し、スタッドの室内に現
れる部分及び壁材の端部外面を覆うカバーを取付けてあ
るので、壁材の端部を嵌め込み溝部や段部において位置
決め保持して間仕切り壁を構成できるものであり、ま
た、間仕切り壁の端部における壁材の建て込みに当たっ
て、中間スタッドに設けた水平断面略コ字状をした嵌め
込み溝部の両側片のうち外側片を内側片よりも短くし、
内側片の外側片の先端よりも突出している部分に嵌め込
み溝部にはめ込まれた壁材の端部背面を押圧するための
凸部を設けてあるので、嵌め込み溝部に壁材の端部を斜
めから挿入して外側片と平行となるように回動すること
で壁材の端部背面を凸部が押圧して固着具を用いること
なく確実に中間スタッドに壁材を保持できて壁材の取付
けの構造が簡略化され、施工性も良くなるものであり、
しかも、中間スタッドの嵌め込み溝部に壁材の一端部を
はめ込んだ状態で壁材の他端部を端部スタッドの段部に
嵌め込むことで建て込むことができ、中間スタッドに嵌
め込み溝部を設けて壁材の支持が簡単且つ確実に行える
ようにしたにもかかわらず、壁材の他端部を端部スタッ
ドの所定の位置にはめ込んで位置決め保持できるもので
あり、しかも、建築物の躯体に誤差がある場合には現場
で壁材を切断することで対応できるものであり、また、
スタッドの室内に現れる部分及び壁材の端部外面を覆う
カバーを取付けることで、壁材の端部及び構造材である
スタッドが外部に露出せず、外観を良くすることがで
き、特に、建築物の躯体の誤差に応じて現場で壁材を切
断した場合でも壁材の切断端部が外部に露出しないよう
にできて、いっそう外観が良くなるものである。
は、上述のように、スタッドの両側にそれぞれ壁材を配
設して室内の間仕切りをする間仕切り壁装置であって、
スタッドとして間仕切り壁の直線部分の中間に立設され
る中間スタッドと、直線部分の端部に立設される端部ス
タッドとを備え、中間スタッドに水平断面略コ字状をし
た嵌め込み溝部を設け、この水平断面略コ字状をした嵌
め込み溝部の両側片のうち外側片を内側片よりも短く
し、内側片の外側片の先端よりも突出している部分に嵌
め込み溝部にはめ込まれた壁材の端部背面を押圧するた
めの凸部を設け、この嵌め込み溝部に壁材の中間スタッ
ド側の端部をはめ込み、端部スタッドに水平断面L状を
した段部を設けると共にこの段部に壁材の端部スタッド
側の端部を位置させて支持固定し、スタッドの室内に現
れる部分及び壁材の端部外面を覆うカバーを取付けてあ
るので、壁材の端部を嵌め込み溝部や段部において位置
決め保持して間仕切り壁を構成できるものであり、ま
た、間仕切り壁の端部における壁材の建て込みに当たっ
て、中間スタッドに設けた水平断面略コ字状をした嵌め
込み溝部の両側片のうち外側片を内側片よりも短くし、
内側片の外側片の先端よりも突出している部分に嵌め込
み溝部にはめ込まれた壁材の端部背面を押圧するための
凸部を設けてあるので、嵌め込み溝部に壁材の端部を斜
めから挿入して外側片と平行となるように回動すること
で壁材の端部背面を凸部が押圧して固着具を用いること
なく確実に中間スタッドに壁材を保持できて壁材の取付
けの構造が簡略化され、施工性も良くなるものであり、
しかも、中間スタッドの嵌め込み溝部に壁材の一端部を
はめ込んだ状態で壁材の他端部を端部スタッドの段部に
嵌め込むことで建て込むことができ、中間スタッドに嵌
め込み溝部を設けて壁材の支持が簡単且つ確実に行える
ようにしたにもかかわらず、壁材の他端部を端部スタッ
ドの所定の位置にはめ込んで位置決め保持できるもので
あり、しかも、建築物の躯体に誤差がある場合には現場
で壁材を切断することで対応できるものであり、また、
スタッドの室内に現れる部分及び壁材の端部外面を覆う
カバーを取付けることで、壁材の端部及び構造材である
スタッドが外部に露出せず、外観を良くすることがで
き、特に、建築物の躯体の誤差に応じて現場で壁材を切
断した場合でも壁材の切断端部が外部に露出しないよう
にできて、いっそう外観が良くなるものである。
【0020】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、端部スタッドが
建物躯体壁に沿って立設される躯体壁側スタッドである
ので、建物躯体壁側においてスタッドを立設して収まり
のよい間仕切りができるものである。また、請求項3記
載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に
加えて、端部スタッドが間仕切り壁のコーナ部分に立設
されるコーナスタッドであるので、間仕切り壁のコーナ
部分においてスタッドを立設して収まりのよい間仕切り
ができるものである。
記請求項1記載の発明の効果に加えて、端部スタッドが
建物躯体壁に沿って立設される躯体壁側スタッドである
ので、建物躯体壁側においてスタッドを立設して収まり
のよい間仕切りができるものである。また、請求項3記
載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に
加えて、端部スタッドが間仕切り壁のコーナ部分に立設
されるコーナスタッドであるので、間仕切り壁のコーナ
部分においてスタッドを立設して収まりのよい間仕切り
ができるものである。
【0021】
【0022】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、中間スタッドが
それぞれ分割される両室の壁材の下地となるように2つ
の分割スタッド体により構成され、各分割スタッド体の
壁材と平行な方向の両端部にそれぞれ嵌め込み溝部を形
成し、両分割スタッド体の背面部に配線用凹所を設ける
と共に両分割スタッド体を背中合わせに接合した状態で
両分割スタッド体に設けた配線用凹所が壁材と平行な方
向にずれた状態で且ついずれの配線用凹所も間仕切り壁
芯に位置するようにしてあるので、別々の分割スタッド
体のそれぞれの室の壁材の端部をはめ込むことで、2つ
の分割スタッド体からなる中間スタッドに簡単に両側の
室の壁材の端部を簡単且つ正確にはめ込むことができる
ものであり、また、各分割スタッド体の壁材と平行な方
向の両端部にそれぞれ嵌め込み溝部を形成し、両分割ス
タッド体の背面部に配線用凹所を設けると共に両分割ス
タッド体を背中合わせに接合した状態で両分割スタッド
体に設けた配線用凹所が壁材と平行な方向にずれた状態
で且ついずれの配線用凹所も間仕切り壁芯に位置するこ
とで、間仕切り壁の通り芯の天井から導入する電気配線
をどちらの分割スタッド体内にも通すことができるもの
である。
記請求項1記載の発明の効果に加えて、中間スタッドが
それぞれ分割される両室の壁材の下地となるように2つ
の分割スタッド体により構成され、各分割スタッド体の
壁材と平行な方向の両端部にそれぞれ嵌め込み溝部を形
成し、両分割スタッド体の背面部に配線用凹所を設ける
と共に両分割スタッド体を背中合わせに接合した状態で
両分割スタッド体に設けた配線用凹所が壁材と平行な方
向にずれた状態で且ついずれの配線用凹所も間仕切り壁
芯に位置するようにしてあるので、別々の分割スタッド
体のそれぞれの室の壁材の端部をはめ込むことで、2つ
の分割スタッド体からなる中間スタッドに簡単に両側の
室の壁材の端部を簡単且つ正確にはめ込むことができる
ものであり、また、各分割スタッド体の壁材と平行な方
向の両端部にそれぞれ嵌め込み溝部を形成し、両分割ス
タッド体の背面部に配線用凹所を設けると共に両分割ス
タッド体を背中合わせに接合した状態で両分割スタッド
体に設けた配線用凹所が壁材と平行な方向にずれた状態
で且ついずれの配線用凹所も間仕切り壁芯に位置するこ
とで、間仕切り壁の通り芯の天井から導入する電気配線
をどちらの分割スタッド体内にも通すことができるもの
である。
【図1】本発明の一実施形態の断面図である。
【図2】同上の他の実施形態の断面図である。
【図3】同上に用いる分割スタッド体の断面図である。
【図4】同上に用いる躯体壁側スタッドの断面図であ
る。
る。
【図5】同上に用いるコーナスタッドの断面図である。
【図6】同上の壁材の取付け順序を示す説明図である。
1 壁材 2 中間スタッド 3 端部スタッド 3a 躯体壁側スタッド 3b コーナスタッド 4 嵌め込み溝部 4a 外側片 4b 内側片 5 段部 6 カバー 7 建物躯体壁 8 分割スタッド体 9 配線用凹所 10 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 2/74 521 E04B 2/74 511
Claims (4)
- 【請求項1】 スタッドの両側にそれぞれ壁材を配設し
て室内の間仕切りをする間仕切り壁装置であって、スタ
ッドとして間仕切り壁の直線部分の中間に立設される中
間スタッドと、直線部分の端部に立設される端部スタッ
ドとを備え、中間スタッドに水平断面略コ字状をした嵌
め込み溝部を設け、この水平断面略コ字状をした嵌め込
み溝部の両側片のうち外側片を内側片よりも短くし、内
側片の外側片の先端よりも突出している部分に嵌め込み
溝部にはめ込まれた壁材の端部背面を押圧するための凸
部を設け、この嵌め込み溝部に壁材の中間スタッド側の
端部をはめ込み、端部スタッドに水平断面L状をした段
部を設けると共にこの段部に壁材の端部スタッド側の端
部を位置させて支持固定し、スタッドの室内に現れる部
分及び壁材の端部外面を覆うカバーを取付けて成ること
を特徴とする間仕切り壁装置。 - 【請求項2】 端部スタッドが建物躯体壁に沿って立設
される躯体壁側スタッドであることを特徴とする請求項
1記載の間仕切り壁装置。 - 【請求項3】 端部スタッドが間仕切り壁のコーナ部分
に立設されるコーナスタッドであることを特徴とする請
求項1記載の間仕切り壁装置。 - 【請求項4】 中間スタッドがそれぞれ分割される両室
の壁材の下地となるように2つの分割スタッド体により
構成され、各分割スタッド体の壁材と平行な方向の両端
部にそれぞれ嵌め込み溝部を形成し、両分割スタッド体
の背面部に配線用凹所を設けると共に両分割スタッド体
を背中合わせに接合した状態で両分割スタッド体に設け
た配線用凹所が壁材と平行な方向にずれた状態で且つい
ずれの配線用凹所も間仕切り壁芯に位置するようにして
成ることを特徴とする請求項1記載の間仕切り壁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10050050A JP2976022B2 (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 間仕切り壁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10050050A JP2976022B2 (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 間仕切り壁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11229536A JPH11229536A (ja) | 1999-08-24 |
JP2976022B2 true JP2976022B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=12848177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10050050A Expired - Lifetime JP2976022B2 (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 間仕切り壁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2976022B2 (ja) |
-
1998
- 1998-02-17 JP JP10050050A patent/JP2976022B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11229536A (ja) | 1999-08-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990803 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |