JP2975655B2 - コードレスアイロンの温度制御装置 - Google Patents

コードレスアイロンの温度制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ベース面の温度制御を行うコードレスアイ
ロンの温度制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のコードレスアイロンにおいては、アイロン本体
に設けられた温度設定スイッチにより使用温度を一度設
定すれば、本体をスタンド上に載置した時に、ベース面
の温度がこの設定温度になるようなヒータの駆動制御が
行われる。
例えば、第7図は従来のコードレスアイロンの温度制
御の様子を示したものであり、アイロン本体をスタンド
に載置すると、本体のベース部に配設されたヒータへの
通電が開始されて初期加熱が行われ、ベース面の温度が
設定温度(例えば200℃)に達すると、以降、ベース面
温度を設定温度に維持するようなヒータ制御が行われ、
スタンバイ状態となる。
そして、本体をスタンドから離してアイロン掛けを開
始すると、ベース面温度が下降するが、本体を再びスタ
ンド上に載置すると、ヒータによる再加熱が行われ、ベ
ース面が再び設定温度に維持される。
なお、アイロン使用中にベース面温度が給電温度(例
えば150℃)まで下降すると、ブザー等を駆動して使用
者に給電を促す。
また、ベース面温度が設定温度に達すると、使用可能
ランプを点灯して使用者にその旨を知らせる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、通常,小物で薄い布地ばかりをアイロン掛
けする場合、アイロン掛けによるベース面温度の下降は
小さく、使用時間も短いが、この場合には、頻繁にしか
もできるだけ短い待時間で使用できることが望まれ、常
に使用可能温度上限の設定温度で使う必要がない。
一方、大物で厚地の布をアイロン掛けする場合には、
アイロン掛けによるベース面の温度下降は大きいが、で
きるだけ長い時間連続して使用できることが望ましい。
しかし、従来の温度制御では、一度温度設定すると、
アイロン掛けの使用状態やアイロン負荷の大小等に関係
なく、常にベース面をこの設定温度にしか維持しないた
め、小物,薄地等のアイロン掛けのように、少し低い温
度でも頻繁に使いたい場合には、ベース面が設定温度に
なるまで,すなわち使用可能ランプが点灯するまで待た
ねばならないといった不便さが生じ、また、大物,厚地
等のアイロン掛けの場合には、ベース面の著しい温度下
降によりすぐに給電温度にまで低下してしまい、使用可
能時間が短いといった問題を生じる。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に留
意してなされたものであり、その目的とするところは、
使用状態やアイロン負荷に応じて設定温度を自動的に変
更できるコードレスアイロンの温度制御装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本発明のコードレスアイ
ロンの温度制御装置においては、アイロン本体のベース
面の温度を検知する温度センサと、本体がスタンド上に
載置されたことを検知する検知スイッチと、アイロン使
用中におけるベース面の温度下降率に応じて設定温度を
変更する設定変更手段とを備えてもよい。
〔作 用〕
ベース面の温度下降率に応じて設定温度を変更する設
定変更手段を備えたものにおいては、アイロン負荷の大
小に応じて設定温度が変更され、アイロン負荷の大きな
布の場合には設定温度が高く設定される。
〔実施例〕
実施例につき、第1図ないし第6図を参照して説明す
る。
(第1の実施例) まず、第1の実施例を第1図ないし第4図を用いて説
明する。
第2図は、コードレスアイロンの全体構成を示したも
のであり、(1)はベース部(2)にヒータ(3)を埋
設したアイロン本体であり、スタンド(4)上に本体
(1)を載置することにより、図外のコネクタを介して
本体(1)がスタンド(4)に電気的に接続され、本体
(1)への給電が行われる。
(5)は本体(1)の把手部先端に設けられた温度設
定スイッチ、(6)はベース部(2)の温度を検知する
温度センサ、(7)は本体(1)がスタンド(4)上に
載置された時これを検知してオンする使用状態検知スイ
ッチ、(8)は把手部内の制御基板(9)に実装された
マイクロコンピュータ構成の制御部である。
第3図は、コードレスアイロンのブロック構成を示し
たものであり、制御部(8)は、温度センサ(6)及び
両スイッチ(5),(7)からの入力信号に基づき、あ
らかじめプログラムされた制御手順に従って、電力制御
部(10)を介してヒータ(3)の駆動を制御すると共
に、アイロン使用可能を知らせるレディランプ(11)及
びスタンバイランプ(12)さらにはベース面が給電温度
まで低下したことを知らせるブザー(13)をそれぞれ駆
動制御する。
第4図は、制御部(8)の制御手順をフローチャート
で示したものであり、つぎに、制御部(8)による温度
制御動作を、ベース面温度特性を示した第1図を参照し
ながら説明する。
本体(1)をスタンド(4)上に載置し、電源を投入
すると、制御部(8)は、まず、温度設定スイッチ
(5)の設定信号から予めメモリ内に記憶された設定温
度値T1を呼び出し、これを設定温度Tsetに設定し、設定
変更用フラグFをリセットつまり0にした後、電力制御
部(10)を介してヒータ(3)への電力供給を開始す
る。これにより第1図の初期加熱状態となる。
ヒータ(3)の加熱によって温度センサ(6)による
ベース面温度Tが設定温度Tset(T1)に達すると、これ
を判断した制御部(8)は、ヒータ(3)への給電を停
止し、レディランプ(11)を点灯すると共に、フラグF
が0であることによりスタンバイランプ(12)を点灯
し、同時に、スタンバイ時間を計測するスタンバイカウ
ンタt1のカウント動作を開始する。
これにより、スタンバイ状態となり、使用者は両ラン
プ(11),(12)の点灯によりアイロンが使用可能であ
ることを知る。
このスタンバイ状態においては、検知スイッチ(7)
がオンになっているため、制御部(8)は温度センサ
(6)の検知温度Tが設定温度Tsetになるよう、ヒータ
(3)の駆動を制御する。
つぎに、本体(1)をスタンド(4)から離してアイ
ロン掛けを始めると、検知スイッチ(7)がオフになる
ため、レディランプ(11)及びスタンバイランプ(12)
をオフにし、カウンタt1のカウント動作を停止すると共
に、使用時間を計測する使用中カウンタt2のカウント動
作を開始し、再び検知スイッチ(7)がオンになるまで
この状態で待機する。
そして、使用者がアイロン掛けを中断して本体(1)
をスタンド(4)に戻すと、検知スイッチ(7)がオン
となるため、制御部(8)はカウンタt2のカウント動作
を停止すると共に、この時のベース面温度T2を温度セン
サ(6)より読み込み、アイロン使用中の使用時間t2,
ベース面の温度下降値(T1−T2)を用いてアイロン掛け
の使用状態を判断し、つぎの条件に従って設定温度Tset
の変更を行う。
0≦(T1−T2)≦20℃の場合、設定温度Tsetは変更
せず、Tsec=T1のままとする 20℃<(T1−T2)≦40℃でかつ0≦t2≦30secの場
合、設定温度Tset=T1−10℃とする 40℃<(T1−T2)または30sec<t2の場合、設定温
度Tset=T1+10℃とする すなわち、の場合、使用時間t2が短く、しかも温度
下降値(T1−T2)も比較的小さいため、使用状態が小
物,薄地のアイロン掛けであると判断でき、設定温度Ts
etをやや低めに変更する。
また、の場合、使用時間t2が長いため、あるいは温
度下降値(T1−T2)が大きいため、使用状態が大物,厚
地のアイロン掛けであると判断でき、設定温度Tsetをや
や高めに変更する。
なお、の場合は、温度下降値(T1−T2)が非常に小
さく、設定温度Tsetまでの再加熱の時間も短いため、設
定変更しない。
さらに、制御部(8)は、設定温度Tsetを変更した場
合に限りフラグFを1にセットした後、再加熱状態に入
り、ベース面温度が再設定された設定温度Tsetになるよ
う、ヒータ(3)の駆動を制御する。
そして、ベース面温度か設定温度Tsetに達すると、ス
タンバイ状態となり、以降この温度を維持するような制
御状態に入る。
この時、レディランプ(11)の点灯により使用者に使
用可能であることを知らせるが、設定温度Tsetの変更を
行った時には、フラグFが立っているため、スタンバイ
ランプ(12)は消灯したままとなり、この場合、使用者
はベース面温度が温度設定スイッチ(5)で設定した設
定温度値T1より異なっていることを確認し、また、スタ
ンバイランプ(12)も点灯している場合には、ベース面
温度が設定温度値T1であることを確認できる。
この結果、小物,薄地の布をアイロン掛けする時のよ
うに、1回の使用時間が短くしかも温度下降値もそれほ
ど大きくないような場合に、設定温度Tsetを設定値T1
り少し低く設定できるため、再加熱時、ベース面温度が
設定温度Testに達するまでの時間が短くなり、待ち時間
を短縮できる。
また、大物,厚地の布をアイロン掛けする時のよう
に、使用時間が長い場合あるいは温度下降値が大きい場
合には、設定温度Tsetを設定値T1より少し高く設定でき
るため、使用可能時間を延ばすことが可能となる。
ところで、前記再加熱を終了したスタンバイ状態にな
ると、スタンバイカウンタt1のカウント動作が開始さ
れ、スタンバイ状態の時間が計測されるが、このスタン
バイ状態が一定時間ta以上経過すると、先のアイロン掛
けが一段落して次の布地をセットしていると判断でき、
設定温度Tsetが温度設定スイッチ(5)による温度設定
値T1に初期設定される。
(第2の実施例) つぎに、第2の実施例を第5図及び第6図を用いて説
明する。なお、前記と同一記号は同一もしくは相当する
ものを示すものとする。
第6図は、アイロン本体(1)に設けられた制御部
(8)の制御手順をフローチャートで示したものであ
り、また、第5図は、この制御手順に従った温度制御動
作時のベース面温度特性を示したものである。
第1の実施例の場合と異なる点は、アイロン使用時、
規定時間毎に温度センサ(6)からのベース面温度を読
み取ってこの温度変化から温度下降率Tdを常に演算し、
得られた温度下降率Tdをあらかじめ設定された基準下降
率Txと比較して基準下降率Tx以上になった時に、設定温
度Tsetを温度設定スイッチ(5)による温度設定値T1
り少し高い温度設定値T2に変更するようにした点であ
る。
すなわち、アイロン掛けする布の違い,つまりアイロ
ン負荷の違いによってベース面の温度下降率Tdは異な
り、この温度下降率Tdの大きな布ほどベース面が給電温
度に低下するまでの時間が短く、使用可能時間が短くな
るが、温度下降率Tdがある一定以上大きくなった時に、
設定温度Tsetを上げてやることにより、この温度上昇分
ΔT(T3−T1)に相当する使用可能時間のアップを図る
ようにしたものである。
また、この実施例においては、第1の実施例の場合と
同様、スタンバイ状態の時間が一定時間(20sec)以上
継続すると、アイロン掛けが一段落したとして、設定温
度Tsetを初期設定値T1に戻すようにしているが、この時
間TMの計測は加熱時間を含んでいる。
なお、前記実施例では、温度下降率Tdが基準下降率Tx
より大きいか否かによって設定温度Tsetの変更の有無を
選択するようにしたが、複数の異なる基準下降率を定
め、アイロン使用時の温度下降率Tdが基準下降率のどの
範囲にあるかによって設定温度Tsetの変更温度値を変え
るようにしてもよい。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように構成されているため、
つぎに記載する効果を奏する。
請求項に記載の温度制御装置によれば、アイロン使
用中のベース面の温度下降率に応じて設定温度を変更す
る構成としたので、特にアイロン負荷の大きい,すなわ
ちベース面の温度下降率の大きい布のアイロン掛けに際
し、設定温度を高くして使用可能時間を延ばすことが可
能となり、十分満足のいくアイロン掛けが実現するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明によるコードレスアイロン
の温度制御装置の実施例を示し、第1図ないし第4図は
第1の実施例を示し、第1図はベース面温度の特性図、
第2図はコードレスアイロンの一部切断側面図、第3図
は制御回路のブロック図、第4図は動作説明用のフロー
チャート、第5図及び第6図は第2の実施例を示し、第
5図はベース面温度の特性図、第6図は動作説明用フロ
ーチャート、第7図は従来例を示すベース面温度の特性
図である。 (1)……アイロン本体、(2)……ベース部、(3)
……ヒータ、(4)……スタンド、(6)……温度セン
サ、(7)……検知スイッチ、(8)……制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 75/26 D06F 79/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アイロン本体をスタンド上に載置した時
    に、前記本体のベース部に配設されたヒータへの給電を
    制御してベース面を設定温度に維持するコードレスアイ
    ロンの温度制御装置において、 前記ベース面の温度を検知する温度センサと、前記本体
    が前記スタンド上に載置されたことを検知する検知スイ
    ッチと、アイロン使用中における前記ベース面の温度下
    降率に応じて前記設定温度を変更する設定変更手段とを
    備えたことを特徴とするコードレスアイロンの温度制御
    装置。
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