JP2974439B2 - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム

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JP2974439B2
JP2974439B2 JP3080059A JP8005991A JP2974439B2 JP 2974439 B2 JP2974439 B2 JP 2974439B2 JP 3080059 A JP3080059 A JP 3080059A JP 8005991 A JP8005991 A JP 8005991A JP 2974439 B2 JP2974439 B2 JP 2974439B2
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田中  理
敏治 川崎
大 安部井
崇 神原
司 山内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理システムにお
ける入出力データバッファの効率的利用の技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、情報の入出力を伴う従来の情報
処理システムは、接続可能な入出力装置毎に入出力デー
タバッファを備えている。
【0003】このような入出力データバッファの効率的
な利用の技術としては、たとえば、特開平1−2199
41号公報記載の技術が知られている。
【0004】この技術は、マイクロプロセッサシステム
の主記憶の一部の論理空間を複数の入出力装置の入出力
データバッファで共有することにより、主記憶中でユー
ザエリアとして使える領域を拡大するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平1−2
19941号公報記載の技術によれば、入出力を行って
いないときでも、入出力データバッファは未使用のまま
確保されており、メモリの有効利用という点で十分では
なかった。
【0006】そこで、本発明は、不使用中の入出力デー
タバッファを有効に利用することのできる情報処理シス
テムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
本発明は、入出力装置と、入出力装置との間でデータの
入出力を行う手段を有する中央処理装置と、中央処理装
置と入出力装置との間のデータの入出力に用いられる入
出力データバッファと、中央処理装置が情報の表示に用
いる表示装置とを備えた情報処理装置であって、入出力
データバッファ毎に対応して、当該入出力データバッフ
ァが入出力装置との間のデータの入出力動作の実行中も
しくは不実行中を示す識別子を格納する記憶手段とを備
え、前記中央処理装置は、いずれかの入出力装置との間
で入出力処理を開始する場合に、当該入出力に用いられ
る入出力データバッファに対応する前記記憶手段の識別
子を実行中を示すように設定し、入出力処理を終了した
場合に識別子を不実行中を示すよう設定する設定手段
と、前記識別子を参照し各入出力データバッファに対応
する入出力の実行中もしくは不実行中を識別可能な表示
を前記表示装置に行う表示手段とを有することを特徴と
する第1の情報処理システムを提供する。
【0008】また、本発明は、前記目的達成のために、
入出力装置と、入出力装置との間でデータの入出力を行
う手段を有する中央処理装置と、中央処理装置と入出力
装置との間のデータの入出力に用いられる入出力データ
バッファとを備えた情報処理装置であって、入出力デー
タバッファ毎に対応して、当該入出力データバッファが
入出力装置との間のデータの入出力動作の許可もしくは
不許可を示す識別子を格納する記憶手段とを備え、前記
中央処理装置は、いずれかの入出力装置との間で入出力
処理を開始する場合に、当該入出力に用いられる入出力
データバッファに対応する前記記憶手段の識別子を許可
を示すように設定し、入出力処理を終了した場合に識別
子を不許可を示すよう設定する設定手段と、対応する前
記記憶手段の識別子が不許可を示している入出力データ
バッファをユ−ザエリアとしての使用を許可する許可手
段と、いずれかの入出力装置との間で入出力処理を開始
する場合に、入出力に用いようとする入出力バッファが
前記ユ−ザエリアとして使用されている場合は入出力動
作の実行を禁止する禁止手段を有することを特徴とする
第2の情報処理システムを提供する。
【0009】また、さらに、本発明は、前記目的達成の
ために、入出力装置と、入出力装置との間でデータの入
出力を行う手段を有する中央処理装置と、中央処理装置
と入出力装置との間のデータの入出力に用いられる入出
力データバッファと、中央処理装置が情報の表示に用い
る表示装置とを備えた情報処理装置であって、入出力デ
ータバッファ毎に対応して、当該入出力データバッファ
の使用の制限内容を示す情報を格納する記憶手段とを備
え、前記中央処理装置は、いずれかの入出力装置との間
で入出力処理を開始する場合に、入出力データバッファ
を制限的に用いる場合は、当該入出力に用いられる入出
力データバッファに対応する前記記憶手段に制限の内容
の情報を格納する格納手段と、前記記憶手段に格納され
ている情報を参照し各入出力データバッファの前記使用
の制限内容を識別可能な表示を前記表示装置に行う表示
手段とを有することを特徴とする第3の情報処理システ
ムを提供する。
【0010】また、前記目的達成のために、本発明は、
入出力装置と、入出力装置との間でデータの入出力を行
う手段を有する中央処理装置と、中央処理装置と入出力
装置との間のデータの入出力に用いられる入出力データ
バッファとを備えた情報処理装置であって、入出力デー
タバッファ毎に対応して、当該入出力データバッファが
入出力装置との間のデータの入出力動作の許可もしくは
不許可を示す識別子を格納する記憶手段とを備え、前記
中央処理装置は、いずれかの入出力装置との間で入出力
処理を開始する場合に、入出力データバッファを制限的
に用いる場合は、当該入出力に用いられる入出力データ
バッファに対応する前記記憶手段に制限の内容の情報を
格納する格納手段と、対応する前記記憶手段の情報に応
じて、入出力データバッファの一部のユ−ザエリアとし
ての使用を許可する許可手段と、いずれかの入出力装置
との間で入出力処理を開始する場合に、入出力に用いよ
うとする入出力バッファの一部が前記ユ−ザエリアとし
て使用されている場合は、当該ユ−ザエリアとして使用
されている領域を用いる入出力動作の実行を禁止する禁
止手段を有することを特徴とする第4の情報処理システ
ムをも提供する。
【0011】なお、前記第3、第4の情報処理システム
においては、表示装置へ出力処理を開始する場合に、表
示色を制限することにより表示装置に対応する入出力デ
ータバッファを制限的に用いるようにしてもよい。
【0012】
【作用】本発明に係る第1の情報処理システムによれ
ば、中央処理装置の、設定手段は、いずれかの入出力装
置との間で入出力処理を開始する場合に、当該入出力に
用いられる入出力データバッファに対応する前記記憶手
段の識別子を実行中を示すように設定し、入出力処理を
終了した場合に識別子を不実行中を示すよう設定する。
一方、表示手段は、前記識別子を参照し各入出力デー
タバッファに対応する入出力の実行中もしくは不実行中
を識別可能な表示を前記表示装置に行う。
【0013】これにより、ユ−ザは不使用中の入出力デ
ータバッファを識別でき、このエリアをユ−ザエリアと
して使用することができる。
【0014】また、本発明に係る第2の情報処理システ
ムによれば、前記中央処理装置の、設定手段は、いずれ
かの入出力装置との間で入出力処理を開始する場合に、
当該入出力に用いられる入出力データバッファに対応す
る前記記憶手段の識別子を許可を示すように設定し、入
出力処理を終了した場合に識別子を不許可を示すよう設
定する。許可手段は、この識別を利用し、対応する前記
記憶手段の識別子が不許可を示している入出力データバ
ッファをユ−ザエリアとしての使用を許可する。 これ
により、不使用中の入出力データバッファを識別でき、
このエリアをユ−ザエリアとして使用することができ
る。
【0015】一方、さらに、禁止手段が、いずれかの入
出力装置との間で入出力処理を開始する場合に、入出力
に用いようとする入出力バッファが前記ユ−ザエリアと
して使用されている場合は入出力動作の実行を禁止する
ことにより、入出力バッファのユ−ザエリアとしての利
用と入出力用としての利用との競合を制御することがで
きる。
【0016】また、さらに、本発明に係る第3の情報処
理システムによれば、前記第1、2の情報処理システム
と異なり、格納手段が、入出力処理の開始時に、前記識
別子に代えて、当該入出力データバッファの使用の制限
内容を示す情報を、記憶手段に格納し、表示手段が、こ
れを参照し各入出力データバッファの前記使用の制限内
容を識別可能な表示を前記表示装置に行う。
【0017】これにより、前記第1の情報処理装置と異
なり、いずれかの入出力バッファの一部のみが不使用の
ときでも、ユ−ザはこれを認識でき、ユ−ザエリアとし
て利用することができる。
【0018】また、本発明に係る第4の情報処理システ
ムによれば、許可手段が、対応する前記記憶手段の情報
に応じて、入出力データバッファの一部のユ−ザエリア
としての使用を許可する。
【0019】これにより、前記第2の情報処理装置と異
なり、いずれかの入出力バッファの一部のみが不使用の
ときでも、ユ−ザはこれを認識でき、ユ−ザエリアとし
て利用することができる。
【0020】また、さらに、禁止手段が、いずれかの入
出力装置との間で入出力処理を開始する場合に、入出力
に用いようとする入出力バッファの一部が前記ユ−ザエ
リアとして使用されている場合は、当該ユ−ザエリアと
して使用されている領域を用いる入出力動作の実行を禁
止することにより、入出力バッファのユ−ザエリアとし
ての利用と入出力用としての利用との競合を制御するこ
とができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る情報処理システムの一実
施例を説明する。
【0022】まず、図1に本実施例に係る情報処理シス
テムの構成を示す。
【0023】図示するように、本情報処理システムはC
PU101と、主記憶102と、入出力データバッファ
103と、I/O情報記憶手段104と、I/O制御手
段105と、各種入出力装置とから構成される。本実施
例においては、入出力装置の例としてディスプレイ10
6と、スキャナ107と、プリンタ108と、キーボー
ド109を想定する。
【0024】次に、図2に、前記入出力データバッファ
103の構成を示す。
【0025】図示するように、入出力データバッファ1
03は、入出力装置毎に設ける。本実施例においては、
入出力データバッファ103は、ディスプレイ用データ
バッファ201と、スキャナ用データバッファ202
と、プリンタ用データバッファ203と、キーボード用
データバッファ204とから構成するものとして説明す
る。
【0026】次に、図3に、前記I/O情報記憶手段1
04の構成を示す。
【0027】図示するように、I/O情報記憶手段10
4は、入出力装置毎に設ける。本実施例においては、デ
ィスプレイ情報記憶手段301と、スキャナ情報記憶手
段302と、プリンタ情報記憶手段303と、キーボー
ド情報記憶手段304とから構成する。
【0028】各情報記憶手段は、図4に示すように、入
出力による入出力データバッファの使用状況を示すアク
セス情報と、行おうとする入出力内容についての情報で
あるインタフェ−ス情報を記憶する。
【0029】以下、本実施例に係る情報処理システムの
動作を説明する。
【0030】本実施例においては、入出力に用いられて
いる入出力データバッファに対応する前記I/O情報記
憶手段104のアクセス情報は、その期間ONに設定さ
れる。 ただし、本実施例においては、ディスプレイ表
示を常に行うので、ディスプレイ情報記憶手段のアクセ
ス情報は、常にONに設定されている。
【0031】まず、いずれかの入出力装置との入出力要
求が生じたとき、CPU101は、入出力装置に対応す
る入出力データバッファが後述するようにユ−ザエリア
として使用されているか否かを調べ、使用されている場
合は、入出力動作を拒否し処理を終了する。
【0032】ただし、このエリア内のデータを主記憶内
の他の空き領域に移動するようにすることにより入出力
要求を受付けるようにしてもよい。
【0033】そして、出力動作を行う場合には入出力デ
−タバッファに転送データを格納する。
【0034】次に入出力要求に対応するインタフェ−ス
情報を設定し、入出力データバッファのアクセス情報を
ONにする。
【0035】また、CPU101は、このアクセス情報
に従って入出力装置とのアクセス状況を図5に示すよう
にディスプレイ106に表示し、ユーザに知らせる。図
5はディスプレイとキーボードがアクセス中で、スキャ
ナとプリンタがアクセス中でないときのディスプレイ表
示を示している。図中、アクセス中でない入出力装置の
部分は網掛けの表示になっている。
【0036】この表示により、ユ−ザはアクセス中でな
い入出力装置に対応する入出力データバッファをユ−ザ
エリアとして使用することができる。
【0037】もし、ユ−ザがアクセス中の入出力装置に
対応する入出力データバッファをユ−ザエリアとして使
用しようとした場合はこれを拒絶し、その旨を表示する
ようにする。
【0038】その後、CPU101はI/O制御手段に
入出力動作を要請する。
【0039】入出力動作の要請を受けたI/O制御手段
105は、要請を受けた入出力装置用の入出力データバ
ッファのアクセス情報を得て、これがOFFのときには
入出力動作を行わずに終了コ−ド−1をCPU101に
返し、処理を終了する。
【0040】一方、アクセス情報がONの時にはその入
出力データバッファとそれに対応する入出力装置のイン
タフェース情報を得、これに従い、入出力データバッフ
ァを用と入出力装置との入出力動作行い、動作が終了し
たら終了コ−ド0をCPU101に返して処理を終了す
る。
【0041】終了コ−ドを受けたCPU101は、終了
コ−ドを判別し、入力動作の終了を示す終了コ−ド0の
場合は、入出力データバッファのデータを所定のアドレ
スに転送し、対応するアクセス情報をOFFにする。そ
して、このアクセス情報に従って入出力装置とのアクセ
ス状況をディスプレイ106に表示する。出力動作の終
了を示す終了コ−ド0の場合は、対応するアクセス情報
をOFFにし、このアクセス情報に従って入出力装置と
のアクセス状況をディスプレイ106に表示する。
【0042】一方、受けた終了コ−ドが−1の場合は、
入出力動作が正常に行われなかったのであるから、エラ
−処理として、その理由の解析や再試行等を行うように
する。 以上、このように入出力動作を実現することに
より、ユ−ザエリアが不足した場合等は、各入出力デー
タバッファのアクセス情報がOFFである入出力データ
バッファをユ−ザエリアとして使用することができる。
【0043】ここで、入出力装置がスキャナ、キ−ボ−
ド、プリンタ、ディスプレイである場合のCPU101
の入出力処理手順を図6に、CPU101のアクセス状
況表示処理手順を図7に、I/O制御手段の処理手順を
図8に、それぞれ示す。
【0044】以下、さらに本実施例に係る情報処理装置
の動作を、入出力装置がスキャナ、キ−ボ−ド、プリン
タ、ディスプレイである場合について図6、7、8を用
いて説明する。ただし、説明の重複をさけるため、各入
出力装置の入出力要求発生時、各入出力バッファはユ−
ザエリアとして使用されていないものとして説明する。
【0045】まず、ディスプレイ106への出力動作に
ついて説明する。
【0046】まず、CPU101は、発生した入出力要
求の種別を判別し(図6、600、609、618)、
ディスプレイへの出力要求であった場合には、I/O制
御手段105にディスプレイ出力を要請する(61
9)。そして、I/O制御手段105から終了コードが
返ってきたら、前述したように、そのコ−ド値に応じた
処理を行い動作を終了する。
【0047】一方、I/O制御手段105は、CPU1
01からディスプレイ出力の要請を受けると(図8、8
01)、ディスプレイのアクセス情報をディスプレイ情
報記憶手段301から読みとる(802)。そして、ア
クセス情報を判別する(803)のであるが、前述した
ようにディスプレイ情報記憶手段301のアクセス情報
は常にONになっている。
【0048】そこで、I/O制御手段105は引き続き
ディスプレイのインターフェース情報をディスプレイ情
報記憶手段301から得る(804)。
【0049】そして、このインターフェース情報に基づ
いて、ディスプレイ用データバッファ201のデータを
出力、つまりディスプレイ表示を行う。
【0050】表示終了後、終了コード0を返す。
【0051】ところで、本実施例では、ディスプレイは
常に出力を行っていいるので、ディスプレイについては
アクセス状況表示を固定とする。
【0052】そこで、CPU101は、終了コード0を
受け取ると、ディスプレイ出力動作を終了する。
【0053】次に、スキャナ107からの入力動作につ
いて説明する。
【0054】CPU101は、発生した入出力要求の種
別を判別し(図6、600)、スキャナ107からの入
力要求であった場合は、まずスキャナ情報記憶手段30
2のアクセス情報をONにした(601)後、各入出力
装置のアクセス状況を表示する8(602)。そして、
その後にI/O制御手段105にスキャナ入力を要請す
る(603)。
【0055】この後、I/O制御手段105から終了コ
ードが返ってくるまでの動作は、I/O制御手段105
が行う。スキャナ入力を要請されたI/O制御手段10
5の動作は図8によって先に説明した通りであるので、
説明を省略する。
【0056】スキャナ入力終了後CPU101は、I/
O制御手段105から終了コードを受け取る(60
4)。終了コードが0ならば、スキャナ用データバッフ
ァ202上にI/O制御手段がスキャナから格納したデ
ータを、所定のアドレスに転送する(606)。
【0057】そして、スキャナ情報記憶手段302のア
クセス情報をOFFにした後(607)、再度、各入出
力装置とのアクセス状況を表示して(608)、スキャ
ナ入力動作を終了する。
【0058】次に、キーボード109からの入力動作で
あるが、このときのCPU101やI/O制御手段の処
理手順はスキャナからの入力動作の場合と同様であるの
で、説明を省略する。
【0059】以下、プリンタ108への出力動作につい
て説明する。
【0060】CPU101はまず、CPU101は、発
生した入出力要求の種別を判別し(図6、600、60
9)、プリンタ108への出力要求であった場合は、ま
ず、所定のアドレスのデータをプリンタ用入出力データ
バッファ203に転送する(610)。そして、プリン
タ情報記憶手段303のアクセス情報をONにした(6
11)後、各入出力装置のアクセス状況を表示する(6
12)。
【0061】その後、I/O制御手段105にプリンタ
出力を要請する(613)。
【0062】この後、I/O制御手段105から終了コ
ードが返ってくるまでの動作は、I/O制御手段105
が行う。プリンタ出力を要請されたI/O制御手段10
5の動作は図8によって先に説明した通りであるので、
説明を省略する。
【0063】プリンタ出力終了後CPU101はI/O
制御手段105から終了コードを受け取る(614)。
【0064】そして、プリンタ情報記憶手段303のア
クセス情報をOFFにした(615)後、再度、各入出
力装置とアクセス状況を表示して(616)、プリンタ
出力動作を終了する。
【0065】次に、前記入出力装置とのアクセス状況表
示処理(602、608、612、616)ついて説明
する。
【0066】この処理は、図7に示すように行われる。
【0067】すなわち、まず、CPU101はI/O情
報記憶手段104から各入出力装置のアクセス情報を読
み取り(701)、アクセス状況を示す表示のデータを
ディスプレイ用データバッファ201に作成する(70
2)。
【0068】そして、I/O制御手段105にディスプ
レイ出力を要請する。この後、I/O制御手段105か
ら終了コードが返ってくるまでの動作は、I/O制御手
段105が行う。ディスプレイ表示を要請されたI/O
制御手段105は、ディスプレイ用データバッファ20
1のデータをディスプレイに出力し、先に図5に示した
ような表示を実行させる。この動作の詳細は図8によっ
て先に説明した通りであるであるので、説明を省略す
る。
【0069】ディスプレイ表示終了後CPU101は、
I/O制御手段105から終了コードを受け取り(70
4)、アクセス状況表示処理(602、608、61
2、616)を終了する。
【0070】ここで、図9は、本実施例におけるディス
プレイ用データバッファ201の構成を示す。
【0071】図示するように、本情報処理システムのデ
ィスプレイ用データバッファ201は四つのグラフィッ
クRAMで構成されている。
【0072】そしてディスプレイ106の1ドットに対
して、グラフィックRAM毎に1ビットずつ、計4ビッ
トの組が対応している。そして、各組が対応するドット
の表示色を指定する。
【0073】4つのグラフィックRAMデータの組と表
示色との対応は、ディスプレイ情報記憶手段301にイ
ンターフェース情報として記憶する。このグラフィック
RAMデータの組と表示色との対応の設定を以下パレッ
ト設定と呼ぶ。
【0074】つまりI/O制御手段は、四つのグラフィ
ックRAMのデータを、パレット設定に基づいてディス
プレイ106に出力する。
【0075】ディスプレイの各ドットは、対応する4つ
のグラフィックRAMの各ビット組み合わせによって最
大16色の表示が可能である。
【0076】しかし、情報処理システムにおいては、実
行するアプリケ−ションの種別等によって、16色もの
表示が必要でない場合がある。
【0077】いま、本情報処理システムにおいて、8色
の表示のみを行うとして以下説明する。
【0078】この場合、本実施例においては、表1のよ
うに8色の表示にパレット設定を行う。
【0079】
【表1】
【0080】この場合、表1に示したように、グラフィ
ックRAM・Aの値にかかわらず、残り三つのグラフィ
ックRAMの値の組み合わせで表示色が決まる。いま、
このようにディスプレイ出力に影響しないグラフィック
RAMを以下ダミーRAMと呼ぶ。
【0081】ダミーRAMのデータは、他のグラフィッ
クRAMのデータとともにディスプレイ106の出力デ
ータになるが、出力結果には影響しない。そこで、本情
報処理システムによれば、アクセス情報がONであって
も、ディスプレイ106のデータバッファ201のう
ち、ダミーRAMをユーザエリアとして使用することが
できる。
【0082】なお、前記I/O制御手段105は、これ
をCPUによって実現してもよく、また、I/O情報制
御手段104は、これを主記憶中に設けてもよい。
【0083】また、前記入出力装置とのアクセス状況の
表示によるアクセス状況のユーザへの通知に代えて、I
/O制御手段105が、各入出力装置のアクセス情報が
OFFのときにはその入出力装置をオフライン状態に
し、アクセス情報がONのときにはその入出力装置をオ
ンライン状態にすることによってユーザへの通知を行う
ようにしてもよい。
【0084】以上のように、本実施例によれば、アクセ
ス中でない入出力データバッファをユーザエリアとして
使用することができ、またアクセス中であってもインタ
フェース情報で限られた範囲で入出力データバッファを
その入出力装置の入出力に現れることなくユーザエリア
として使用することができ、メモリの有効利用を実現す
る。
【0085】なお、本実施例においては、各入出力装置
毎に対応して入出力データバッファを設ける場合につい
て説明したが、前記特開平1−219941号公報記載
の技術のように、共有の入出力データバッファを設けた
場合でも、本実施例によれば、不使用時にこの入出力デ
ータバッファを有効に利用することができる。
【0086】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、不使用
時の入出力データバッファを有効に利用することのでき
る情報処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る情報処理システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】入出力データバッファの構成を示すブロック図
である。
【図3】I/O情報記憶手段104の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】I/O情報記憶手段104の詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図5】ディスプレイにおけるアクセス状況の表示を示
す説明図である。
【図6】CPUの入出力処理手順を示すフロ−チャ−ト
である。
【図7】CPUのアクセス状況表示処理手順を示すフロ
−チャ−トである。
【図8】I/O制御手段の入出力処理手順を示すフロ−
チャ−トである。
【図9】ディスプレイ用データバッファの構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
101 CPU 102 主記憶 103 入出力データバッファ 104 I/O情報記憶手段 105 I/O制御手段 106 ディスプレイ 107 スキャナ 108 プリンタ 109 キーボード 201 ディスプレイ用データバッファ 202 スキャナ用データバッファ 203 プリンタ用データバッファ 204 キーボード用データバッファ 301 ディスプレイ情報記憶手段 302 スキャナ情報記憶手段 303 プリンタ情報記憶手段 304 キーボード情報記憶手段 401 グラフィックRAM・A 402 グラフィックRAM・B 403 グラフィックRAM・C 404 グラフィックRAM・D
フロントページの続き (72)発明者 安部井 大 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 マイクロエレク トロニクス機器開発研究所内 (72)発明者 神原 崇 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 AV機器事業部 内 (72)発明者 山内 司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 マイクロエレク トロニクス機器開発研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−69826(JP,A) 特開 平2−304617(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 13/38 310 G06F 3/00 G06F 3/14 320 G06F 11/32

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入出力装置と、入出力装置との間でデータ
    の入出力を行う手段を有する中央処理装置と、中央処理
    装置と入出力装置との間のデータの入出力に用いられる
    入出力データバッファと、中央処理装置が情報の表示に
    用いる表示装置とを備えた情報処理システムであって、
    入出力データバッファ毎に対応して、当該入出力データ
    バッファが入出力装置との間のデータの入出力動作の実
    行中もしくは不実行中を示す識別子を格納する記憶手段
    とを備え、前記中央処理装置は、いずれかの入出力装置
    との間で入出力処理を開始する場合に、当該入出力に用
    いられる入出力データバッファに対応する前記記憶手段
    の識別子を実行中を示すように設定し、入出力処理を終
    了した場合に識別子を不実行中を示すよう設定する設定
    手段と、前記識別子を参照し各入出力データバッファに
    対応する入出力の実行中もしくは不実行中を識別可能な
    表示を前記表示装置に行う表示手段とを有することを特
    徴とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】入出力装置と、入出力装置との間でデータ
    の入出力を行う手段を有する中央処理装置と、中央処理
    装置と入出力装置との間のデータの入出力に用いられる
    入出力データバッファとを備えた情報処理装置であっ
    て、入出力データバッファ毎に対応して、当該入出力デ
    ータバッファが入出力装置との間のデータの入出力動作
    の許可もしくは不許可を示す識別子を格納する記憶手段
    とを備え、前記中央処理装置は、いずれかの入出力装置
    との間で入出力処理を開始する場合に、当該入出力に用
    いられる入出力データバッファに対応する前記記憶手段
    の識別子を許可を示すように設定し、入出力処理を終了
    した場合に識別子を不許可を示すよう設定する設定手段
    と、対応する前記記憶手段の識別子が不許可を示してい
    る入出力データバッファをユ−ザエリアとしての使用を
    許可する許可手段と、いずれかの入出力装置との間で入
    出力処理を開始する場合に、入出力に用いようとする入
    出力バッファが前記ユ−ザエリアとして使用されている
    場合は入出力動作の実行を禁止する禁止手段を有するこ
    とを特徴とする情報処理システム。
  3. 【請求項3】入出力装置と、入出力装置との間でデータ
    の入出力を行う手段を有する中央処理装置と、中央処理
    装置と入出力装置との間のデータの入出力に用いられる
    入出力データバッファと、中央処理装置が情報の表示に
    用いる表示装置とを備えた情報処理装置であって、入出
    力データバッファ毎に対応して、当該入出力データバッ
    ファの使用の制限内容を示す情報を格納する記憶手段と
    を備え、前記中央処理装置は、いずれかの入出力装置と
    の間で入出力処理を開始する場合に、入出力データバッ
    ファを制限的に用いる場合は、当該入出力に用いられる
    入出力データバッファに対応する前記記憶手段に制限の
    内容の情報を格納する格納手段と、前記記憶手段に格納
    されている情報を参照し各入出力データバッファの前記
    使用の制限内容を識別可能な表示を前記表示装置に行う
    表示手段とを有することを特徴とする情報処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】入出力装置と、入出力装置との間でデータ
    の入出力を行う手段を有する中央処理装置と、中央処理
    装置と入出力装置との間のデータの入出力に用いられる
    入出力データバッファとを備えた情報処理装置であっ
    て、入出力データバッファ毎に対応して、当該入出力デ
    ータバッファが入出力装置との間のデータの入出力動作
    の許可もしくは不許可を示す識別子を格納する記憶手段
    とを備え、前記中央処理装置は、いずれかの入出力装置
    との間で入出力処理を開始する場合に、入出力データバ
    ッファを制限的に用いる場合は、当該入出力に用いられ
    る入出力データバッファに対応する前記記憶手段に制限
    の内容の情報を格納する格納手段と、対応する前記記憶
    手段の情報に応じて、入出力データバッファの一部のユ
    −ザエリアとしての使用を許可する許可手段と、いずれ
    かの入出力装置との間で入出力処理を開始する場合に、
    入出力に用いようとする入出力バッファの一部が前記ユ
    −ザエリアとして使用されている場合は、当該ユ−ザエ
    リアとして使用されている領域を用いる入出力動作の実
    行を禁止する禁止手段を有することを特徴とする情報処
    理システム。
  5. 【請求項5】請求項3もしくは4記載の情報処理システ
    ムであって、表示装置へ出力処理を開始する場合に、表
    示色を制限することにより表示装置に対応する入出力デ
    ータバッファを制限的に用いることを特徴とする情報処
    理システム。
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