JP2972274B2 - 白癬ワクチン - Google Patents

白癬ワクチン

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、白癬(ringworw)を引き起こす寄生生物か
らの抗原を含むワクチン、前記ワクチンの製造方法、お
よび前記ワクチンによる人間以外の動物の治療方法に関
する。
(従来の技術) ヒトおよび他の哺乳動物(乳牛から家庭用のネコまで
を含めた多くの種類の家畜)は、総称的に“皮膚糸状菌
(dermatophytes)”と呼ばれる数多くの寄生真菌類
(すなわち、感染すると白癬を引き起こす生物)の1種
またはそれ以上が感染して起こる白癬(皮膚真菌症)に
かかる。皮膚糸状菌には、制限するものではないが、表
1に示した種(species)が含まれる。表1 皮膚糸状菌および宿主 皮膚糸状菌 宿主 エピダーモフィートン・フロクスム(Epidermophyton floccusum) ヒト ミクロスポルム・オウズイニ(Microsporum audouini)ヒト(小児)、イヌ、サ
ル ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis) イヌ、ネコ、 ヒト、ヒツジ、サル、ブタ ミクロスポルム・ジストーツム(Microsporum distortum) サル、イヌ ミクロスポルム・エクイヌム(Microsporum equinum) ウマ ミクロスポルム・ジプセウム(ジプスム)(Microsporum gypseum(gypsum))
ヒト、イヌ、ネコ、ウマ ミクロスポルム・ナヌム(Microsporum nanum) ブタ トリコフィートン・コンセントリクム(Trichophyton concentricum) ヒト トリコフィートン・エクイヌム(Trichophyton equinum) ヒト(小児)、ウマ トリコフィートン・ガリネ(Trichophyton gallinae) 家禽、ヒト トリコフィートン・ジプスム(ジプセウム)(Trichophyton gypsum(gypseu
m)) ヒツジ トリコフィートン・メグニニ(Trichophyton megnini) ヒト、ウシ トリコフィートン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes) マウ
ス、ラット、マスクラット、チンチラ、ウシ、ヒト、ウマ、ヒツジ、イヌ、ネ
コ、ブタ、ヤギ、ウサギ、モルモット トリコフィートン・キンケアヌム(Trichophyton quinckeanum)ヒト、ウマ、ヒ
ツジ トリコフィートン・ルブルム(Trichophyton rubrum) イヌ、ブタ、キツネ、霊
長類、マウス、リス、マスクラットなど トリコフィートン・シェーンレイニ(Trichophyton schoenleini)ヒト、ネコ、
マウス、ラット、ウサギ トリコフィートン・トンスランス(Trichophyton tonsurans) ヒト トリコフィートン・ベルコスム(Trichophyton verrucosum) ウシ、ヒト、ウ
マ、イヌ、ヒツジ トリコフィートン・ベルコスム・アルブム変種(Trichophyton verrucosum var.
album) ウシ トリコフィートン・ベルコスム・ジスコイデス変種(Trichophyton verrucosum
var.discoides) ウシ、ブタ トリコフィートン・ベルコスム・オクラセウム変種(Trichophyton verrucosum
var.ochraceum) ヒツジ トリコフィートン・ビオラセウム(Trichophyton violaceum) ヒト 皮膚糸状菌および皮膚糸状菌学に関する広範なその他
の情報は、CampbellおよびStewartによる“The Medical
Mycology Handbook"(John Wiley & Sons,1980)(以
後“Campbell/Stewart Handbook"と呼ぶ)に見いだすこ
とができ、この文献の教示内容は参照によりここに引用
するものとする。
白癬は通常、どの部位の皮膚にも起こりうる、一連の
急速に広がっていく刺激性の病変として現れる。皮膚糸
状菌は主にケラチン組織(特に、角質層や毛繊維)を攻
撃して、繊維構造の自己分解、毛の破壊および脱毛症を
引き起こす。侵入上皮層からの浸出物、上皮破片および
菌糸はこの病変に特徴的な乾いたかさぶたを生じさせ
る。もしも菌糸体の生長に適する環境条件(例えば、温
かな湿った雰囲気、ややアルカリ性の皮膚pH)が存在す
るならば、病変は進行するだろう。皮膚糸状菌はすべて
厳格な好気性生物であり、これらの真菌類は大部分の病
変の中心部ではかさぶたの下で死滅して周辺部でのみ生
き残っている。このような生長の仕方により、遠心的進
行およびこの病変に特徴的な輪状形態(それ故に“ring
−worm"と名づけられた)が生じる。白癬感染症には通
常、毛包および他の組織の二次的細菌侵入も関係してい
る。
多くの普通の慢性疾患は実際に皮膚糸状菌感染症であ
る。足白癬(みずむしまたは足部白癬)はエピダーモフ
ィートン・フロクスム(Epidermophyton floccusum)、
白癬菌属(Trichophyton)の種々の真菌、希に小胞子菌
属(Microsporum)や他の真菌類が関係している。爪白
癬はトリコフィートン・ルブルム(Trichophyton rubru
m)が原因となる。股部白癬(“いんきん”または鼠径
部白癬)はエピダーモフィートン・フロクスムおよび白
癬菌属の真菌が感染して起こる。体部白癬は白癬菌属お
よび小胞子菌属に含まれる種々の真菌類が原因となり、
滑らかで無毛の皮膚を生じ、表在性鱗屑または深在性肉
芽腫のいずれかをもたらす。渦状癬(落屑性白癬)は熱
帯地方の病気であり、明らかに1種類の真菌トリコフィ
ートン・コンセントリクム(Trichophyton concentricu
m)が原因で起こる。白癬性毛瘡(毛嚢炎または顎ひげ
部白癬)は白癬菌属および小胞子菌属の種々の真菌が原
因となる。頭部白癬(頭皮・毛髪白癬)は大部分が小児
に生じるが、大人もかかることがある。この原因生物
(白癬菌属および小胞子菌属の種々の真菌類)は感染動
物または子供との接触により獲得される。最も一般的に
はミクロスポルム・オウズイニ(Microsporum audouin
i)が関係しているが、ミクロスポルム・カニス(Micro
sporum canis)およびミクロスポルム・ジプスム(ジプ
セウム)(Microsporum gypsum(gypeum))はより深在
性の重症の病変を生じる。トリコフィートン・トンスラ
ンス(Trichophyton tonsurans)も頭皮に広範囲な感染
をもたらすことが知られている。
今日まで、白癬の問題は、効果的なワクチンが開発さ
れていないために、たいていの場合、感染後治療によっ
て対処してきた。白癬の発生における皮膚pHの重要性は
広く知られている。ヒトでは、皮膚pHが約6.5から約4.0
に低下する思春期以後よりも思春期以前に白癬にかかり
やすい。このpHの変化は皮脂への脂肪酸の排出が大きく
影響しており、これらの脂肪酸はしばしば高度に静真菌
的に作用する。この理由のために、いろいろな種類の外
用薬が感染真菌を死滅させてその症状を和らげるべく使
用された。白癬の治療はその多くが種々の薬剤(例.プ
ロピオン酸、ウンデシレン酸)を局所的に適用すること
による皮膚pHの変更に基づいている。白癬の他の療法は
コノファイト(Conofite)やキャプタン(Captan)のよ
うな外用される市販製剤に頼っている。経口投与される
薬剤(例.グリセオフルビン(Griseofulvin)、ケトコ
ナゾール(ketoconazole))も利用できる。
しかしながら、あいにく感染後治療は多くの場合に完
全には防御することができない。いったん治療を中止す
ると、再感染が起こるのが常である。それ故に、これら
の災難をこうむる前に感染を予防するための白癬ワクチ
ンを提供することが望ましいだろう。本発明の目的の1
つは、このようなワクチンを提供することである。
(発明の構成) 本発明によれば、少なくとも1種の皮膚糸状菌に由来
する抗原および適当なキャリアを含有する白癬ワクチン
が開示される。“抗原”には1種の皮膚糸状菌から得ら
れる単一の抗原、および複数の抗原(ただし、ワクチン
被接種者に白癬感染症に対する抵抗を与えるに足る免疫
反応を誘導する抗原を少なくとも1種含む)が含まれ
る。また、抗原は1種より多い皮膚糸状菌類から得られ
るものであってもよい。1種より多い皮膚糸状菌からの
調製物がつくられる場合、その抗原は用いる皮膚糸状菌
の全種に共通する抗原および/またはある種に固有な抗
原を含むことができる。抗原は、それが皮膚糸状菌の構
造、あるいは感染中に皮膚糸状菌により生産される物質
(例えば、感染中にその生物が生産および/または分泌
する毒素)の構造、に存在するエピトープと免疫学的に
同一であるか又はそのエピトープと交差反応するエピト
ープを少なくとも1つもっているという意味で、“皮膚
糸状菌に由来するもの”であり得る。
ワクチンの投与に適するキャリアの当分野でよく知ら
れており、例えば緩衝液、ゲル微粒子、移植可能な固
体、溶剤、他のアジュバントまたは他の手段(その手段
によりワクチンの抗原が患者に導入され、その抗原に対
する免疫反応を誘導するよう十分に利用可能にされる)
が含まれる。本発明の好適な実施態様において、キャリ
アはホルムアルデヒ、水酸化アルミニウムゲルおよび乳
酸添加リンゲル液(または他の等張溶液)の乳糖含有溶
液である。ホルムアルデヒドは皮膚糸状菌を死滅させか
つ不特定真菌類または細菌類の混入を防ぐ物質として役
立つために、好適な実施態様において添加される。他の
この種の物質も抗原調製物および本発明ワクチンを処方
する際に用いられる。
さらに、前記白癬ワクチンの製造方法も開示される。
この方法は、先に述べた皮膚糸状菌抗原を含む抗原調製
物をつくり、その抗原調製物を適当なキャリアと組み合
わせることから成っている。抗原調製物はキャリアに添
加しうる形の抗原を得るために利用できるどのような手
段で調製してもよい。抗原は、この種の調製物での使用
のために、利用可能な手段により、例えば、制限するも
のではないが、皮膚糸状菌またはその一部のホモジナイ
ゼーション、皮膚糸状菌調製物の分画化、組換えDNA技
術による皮膚糸状菌抗原の生産、皮膚糸状菌分泌物の単
離、または白癬病変部から得られた物質の培養により、
単離することができる。本発明の好適な実施態様では、
抗原調製物は適当な皮膚糸状菌培養物のホモジナイゼー
ショからつくられる。好ましくは、培養物中のすべての
皮膚糸状菌は、その培養物をホモジナイズする前に、
(例えば、ホルムアルデヒドまたは皮膚糸状菌を殺す他
の物質の添加により)死滅される。さらに、好適な実施
態様では、ホモジナイズされた培養物はキャリアへの添
加に先立って吸引または過される。最後に、抗原調製
物は、患者にワクチンを投与したとき抗原が免疫反応を
生じかつ/また抵抗を与えるに足る濃度で存在するよう
に、キャリアに添加される。
さらに、本発明ワクチンまたは本発明方法により製造
されたワクチンを用いることにより患者の治療方法が開
示される。治療は白癬感染症に対する免疫を与えるため
に(例えば、予防処置)、または現存する感染症を根絶
するために行われる。前記患者は皮膚糸状菌に感染しや
すいどのような哺乳動物種であってもよい。また、妊娠
している患者の子孫が誕生時に白癬感染症に対して抵抗
を示すように、妊娠患者を前記ワクチンで治療する方法
も開示される。
種々の皮膚糸状菌類のサンプルは商業的供給源(例.D
ifco、Gibco)から入手可能である。また、ミクロスポ
ルム・カニス、ミクロスポルム・シブスムおよびトリコ
フィートン・メンタグロフィテスはそれぞれ受託番号AT
CC20970、ATCC20971およびATCC20972としてブダペスト
条約に従ってATCCに出願人により寄託された。種々の皮
膚糸状菌の単離方法は当分野でよく知られており、Camp
bell/Stewart Handbookに記載されている。
以下の実施例は本発明の好適な実施態様を示すもので
ある。しかしながら、本発明の範囲はこれらの実施例に
制限されず、特許請求の範囲に記載された用語により定
められるものである。
実施例1 サボーラウド・デキストロース・ブロス(Sabourau
d′s Dextrose Broth:SDB)およびサボーラウド・デキ
ストロース(SD)プレートはDifco、GibcoおよびDiMed
(ミネソタ州セントポール)の各社から得られた。SDB
はネオペプトンおよびバクト−デキストロースを1:4の
比率で含むブロスである。SD寒天はネオペプトン、バク
ト−デキストロースおよび寒天を2:8:3の比率で含む。
プレート用のSDBおよびSD寒天はCampbell/Stewart Hand
bookのp.384−85に記載の処方に従って調製することも
できる。
ミクロスポルム・カニス、ミクロスポルム・ジプスム
およびアルテルナリア種(Alternaria sp.)(白癬を引
き起こさない真菌)の別々のサンプルは、それぞれヒト
(ネコから感染)、ウシおよびウシから次のようにして
単離した:目的の真菌を含む白癬病変部を70%アルコー
ル溶液で洗い、自然乾燥させた。次に、病変部の表面を
小刀で掻き取って感染組織の一部を採取した。その後、
掻き取った組織はSDBにまいて培養した。顕著な生育が
観察された後、各培養物からのサンプルをSDプレートに
まいて培養物の純度を調べた。その後、純粋な培養物は
以下で述べるように接種原として使用した。
ミクロウポルム・カニス、ミクロスポルム・ジプスム
およびアルテルナリア種をそれぞれ別個に、SDBを含む1
0mlバイアルに接種した。その後、3つのバイアルは室
温で4日間インキュベートした。培養中各バイアルを1
日1回激しく振盪した。
その後、各バイアルの内容物を90mlのSDBを含む普通
の400ml増殖室(Corningから市販されている)に別々に
加えた。増殖室は最大増殖(すなわち、肉眼で観察して
前日からの増殖が見られない)に達するまで室温で培養
し、培養中1日1回激しく振盪した。最大増殖に達した
とき、各増殖室からのサンプルをSDプレートにまいて培
養物の純度を調べた。ミクロスポルム・カニス、ミクロ
スポルム・ジプスムおよびアルテルナリア種の最大増殖
にはそれぞれ、約4日、7日よび4日かかることが分か
った。
ひとたび培養物が純粋であると判明したら、各増殖室
に乳酸添加リンゲル液で希釈したホルムアルデヒドを、
各室中のホルムアルデヒドの最終濃度が全容量400ml中
0.2%となるように加えた。その後培養物は4日間静置
させた。培養物はSDプレートにまいて、すべての真菌が
死滅したかどうか調べた。
すべての真菌が死滅したら、ミクロスポルム・カニ
ス、ミクロスポルム・ジプスムおよびアルテルナリア種
の培養物は、オルターブレンダー(Oster blender)を
使って、ブレンダーがオーバーヒートして培養物を加熱
しないように注意しながら、低い設定値で2〜5分間別
々にホモジナイズした。その後、ホモジナイズした培養
物は約48時間そのままにしておいた。
次に、ホモジナイズした各培養物はワットマン(What
man)4フィルターを通して吸引した。その後、3種類
すべての生物からの吸引物を合わせ、標準アジュバント
として72mlの水酸化アルミニウム/メチルセルロースゲ
ル(Barreから市販されている)または同等物を加え、
この混合物を乳酸添加リンゲル液で最終容量3600mlとし
て最終ワクチンを得た。
最終ワクチン5mlはいくつかの農場で飼われているウ
シに投与した。農場により、処置したウシの50〜100%
は前にかかっていた白癬感染症が直り、治療後の再感染
に対して抵抗を示した。このワクチンでの治療に屈しな
い感染症は、恐らくこのワクチンに含まれない生物(す
なわち、ミクロスポルム・カニスまたはミクロスポルム
・ジプスム以外の生物)が感染して発生したと思われ
る。
また、最終ワクチン1mlをネコに投与した。処置した
ネコはワクチン投与後18か月まで白癬感染症に対して抵
抗を示した。
実施例2 実施例1に記載の方法を用いて、ミクロスポルム・カ
ニス・ミクロスポルム・ジプスムおよびトリコフィート
ン・メンタグロフィテスからワクチンを製造した。
この最終ワクチン5mlをウシに投与した。本出願の第
一国出願日(1989年4月21日)現在、処置したウシはす
べて7か月間にわたって白癬感染症に対し持続的な抵抗
を示している。
実施例3 ミクロスポルム・カニスのサンプルを実施例1に記載
のように単離した。その後、このサンプルはSDBを含む1
0mlバイアルに接種した。バイアルを培養期間中1日1
回激しく振盪させて、35℃(95゜F)で4日間インキュ
ベートした。
その後、バイアルの内容物を90mlのSDBを含む増殖室
に加えた。増殖室は35℃で最大増殖に達するまで、増殖
期間中1日1回激しく振盪させてインキュベートした。
最大増殖に達したとき(約4日)、増殖室からのサンプ
ルをSDプレートにまいて培養物の純度を調べた。
ひとたび培養物が純粋であると判明したら、増殖室に
乳酸添加リンゲル液で希釈したホルムアルデヒドを、室
中のホルムアルデヒドの最終濃度が全容量400ml中0.2%
となるように加えた。その後培養物は4日間静置させ
た。培養物はSDプレートにまいて、すべての真菌が死滅
したかどうか調べた。
すべての真菌が死滅したら、培養物は、オスターブレ
ンダー(Oster blender)を使って、ブレンダーがオー
バーヒートして培養物を加熱しないように注意しなが
ら、低い設定値で5分間ホモジナイズした。その後、ホ
モジナイズした培養物は約48時間そのままにしておい
た。
次に、ホモジナイズした培養物はワットマン4フィル
ターを通して吸引した。ホルムアルデヒド、水酸化アル
ミニウムゲルおよび乳酸添加リンゲル液を、全容量3000
〜4000ml中のホルムアルデヒドおよび水酸化アルミニウ
ムゲルの最終濃度がそれぞれ0.2%および2%となるよ
うに、ホモジナイズした培養物に加えた。この溶液が最
終ワクチンであった。
この最終ワクチンを年齢に応じた用量でネコに投与し
た。成熟したネコは1mlを、5〜7週目の子ネコは0.25m
lを、そして9週目の子ネコは0.5mlをそれぞれ受け取っ
た。処置したネコの約95%は8か月までの間(本出願の
第一国出願日[1989年4月21日]現在)白癬感染症に対
し抵抗を示した。さらに、妊娠しているネコにこの最終
ワクチンを投与した場合、約4〜5週間にわたってその
子孫に感染症に対する抵抗を与えることが観察された。
妊娠ネコまたはその子孫に関して副作用は何も観察され
なかった。
実施例4 実施例3に記載の方法に従って、ミクロスポルム・カ
ニス、ミクロスポルム・ジプスムおよびトリコフィート
ン・メンタグロフィテスの4つの培養物をホモジナイズ
し、その後吸引した。吸引物同士を合わせ、そして全容
量4000ml中のホルムアルデヒドおよび水酸化アルミニウ
ムゲルの最終濃度がそれぞれ0.2%および2%となるよ
うに、ホルムアルデヒド、水酸化アルミニウムゲルおよ
び乳酸添加リンゲル液を加えた。この溶液が最終ワクチ
ンであった。
5mlをウシに投与した。処置したウシはすべて8か月
までの間(本出願の第一国出願日[1989年4月21日]現
在)白癬感染症に対して抵抗を示した。
前述のことから、当業者には、上記方法が本発明の精
神および範囲を逸脱することなく様々に変更し得ること
が明らかであるだろう。従って、本発明はその精神およ
び本質を逸脱することなく他の特定形態に具体化しう
る。それ故に、ここに記載の具体例はすべての点で例示
と見なされ、限定と見なされるべきでない。本発明の範
囲は前記の記載内容よりもむしろ特許請求の範囲によっ
て示され、特許請求の範囲およびその均等範囲に入るす
べての変更は本発明の範囲に含まれるものとする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 J.Invest.Dermato l.,Vol.32,No.15−19 (1959)p.7−13 J.Polskie Arhivum Weteryrarynje,,Vo l.28,No.3−4(1988)p.5− 16 Archiv fur Experi mentelle Veterinar medizin,Bd.24,H5. (1970)p.1205−1218 Magyar Allatorvos ok Lapja,Evf.19 S12 (1964)p.529−530 J.Invest.Dermato l.,Vol.14(1950)p.291−303 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 39/00 CA(STN) MEDLINE(STN)

Claims (44)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1種の皮膚糸状菌に由来する抗
    原;および適当なキャリアを含有する白癬ワクチン。
  2. 【請求項2】前記皮膚糸状菌は下記皮膚糸状菌類より成
    る群から選ばれる、請求項1記載のワクチン。 エピダーモフィートン・フロクスム (Epidermophyton floccusum) ミクロスポルム・オウズイニ (Microsporum audouini) ミクロスポルム・カニス (Microsporum canis) ミクロスポルム・ジストーツム (Microsporum distortum) ミクロスポルム・エクイヌム (Microsporum equinum) ミクロスポルム・ジプセウム(ジプスム) (Microsporum gypseum(gypsum)) ミクロスポルム・ナヌム (Microsporum nanum) トリコフィートン・コンセントリクム (Trichophyton concentricum) トリコフィートン・エクイヌム (Trichophyton equinum) トリコフィートン・ガリネ (Trichophyton gallinae) トリコフィートン・ジプスム(ジプセウム) (Trichophyton gypsum(gypseum)) トリコフィートン・メグニニ (Trichophyton megnini) トリコフィートン・メンタグロフィテス (Trichophyton mentagrophytes) トリコフィートン・キンケアヌム (Trichophyton quinckeanum) トリコフィートン・ルブルム (Trichophyton rubrum) トリコフィートン・シェーンレイニ (Trichophyton schoenleini) トリコフィートン・トンスランス (Trichophyton tonsurans) トリコフィートン・ベルコスム (Trichophyton verrcosum) トリコフィートン・ベルコスム・アルブム変種 (Trichophyton verrcosum var.album) トリコフィートン・ベルコスム・ジスコイデス変種 (Trichophyton verrucosum var.discoides) トリコフィートン・ベルコスム・オクラセウム変種 (Trichophyton verrucosum var.ochraceum) トリコフィートン・ビオラセウム (Trichophyton violaceum)
  3. 【請求項3】前記皮膚糸状菌はミクロスポルム・カニス
    (Microsporum canis)である、請求項2記載のワクチ
    ン。
  4. 【請求項4】前記抗原は複数の皮膚糸状菌類に由来する
    ものである、請求項1記載のワクチン。
  5. 【請求項5】前記皮膚糸状菌類は下記皮膚糸状菌類より
    成る群から選ばれる、請求項4記載のワクチン。 エピダーモフィートン・フロクスム (Epidermophyton floccusum) ミクロスポルム・オウズイニ (Microsporum audouini) ミクロスポルム・カニス (Microsporum canis) ミクロスポルム・ジストーツム (Microsporum distortum) ミクロスポルム・エクイヌム (Microsporum equinum) ミクロスポルム・ジプセウム(ジプスム) (Microsporum gypseum(gypsum)) ミクロスポルム・ナヌム (Microsporum nanum) トリコフィートン・コンセントリクム (Trichophyton concentricum) トリコフィートン・エクイヌム (Trichophyton equinum) トリコフィートン・ガリネ (Trichophyton gallinae) トリコフィートン・ジプスム(ジプセウム) (Trichophyton gypsum(gypseum)) トリコフィートン・メグニニ (Trichophyton megnini) トリコフィートン・メンタグロフィテス (Trichophyton mentagrophytes) トリコフィートン・キンケアヌム (Trichophyton quinckeanum) トリコフィートン・ルブルム (Trichophyton rubrum) トリコフィートン・シェーンレイニ (Trichophyton schoenleini) トリコフィートン・トンスランス (Trichophyton tonsurans) トリコフィートン・ベルコスム (Trichophyton verrucosum) トリコフィートン・ベルコスム・アルブム変種 (Trichophyton verrucosum var.album) トリコフィートン・ベルコスム・ジスコイデス変種 (Trichophyton verrucosum var.discoides) トリコフィートン・ベルコスム・オクラセウム変種 (Trichophyton verrucosum var.ochraceum) トリコフィートン・ビオラセウム (Trichophyton violaceum)
  6. 【請求項6】前記皮膚糸状菌類はミクロスポルム・カニ
    ス、ミクロスポルム・ジプスム(Microsporum gypsum)
    およびトリコフィートン・メンタグロフィテス(Tricho
    phyton mentagrophytes)である、請求項5記載のワク
    チン。
  7. 【請求項7】前記適当なキャリアは水酸化アルミニウム
    ゲルを含む、請求項1記載のワクチン。
  8. 【請求項8】前記適当なキャリアは等張溶液を含む、請
    求項1記載のワクチン。
  9. 【請求項9】前記適当なキャリアは乳酸添加リンゲル液
    を含む、請求項8記載のワクチン。
  10. 【請求項10】前記ワクチンは皮膚糸状菌類を死滅させ
    かつ不特定真菌類もしくは細菌類の混入を防ぐ作用物質
    をさらに含む、請求項1記載のワクチン。
  11. 【請求項11】前記作用物質はホルムアルデヒドであ
    る、請求項10記載のワクチン。
  12. 【請求項12】少なくとも1種の皮膚糸状菌に由来する
    抗原を含む抗原調製物をつくり;そして 前記抗原調製物を適当なキャリアと組み合わせる ことから成る白癬ワクチンの製造方法。
  13. 【請求項13】前記抗原調製物は前記皮膚糸状菌の培養
    物をホモジナイズすることを含む手順によりつくられ
    る、請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】前記手順は、ホモジナイゼーションの前
    に、皮膚糸状菌類を死滅させかつ不特定真菌類もしくは
    細菌類の混入を防ぐ作用物質を前記培養物に加えること
    をさらに含む、請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】前記作用物質はホルムアルデヒドであ
    る、請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】前記手順は、ホモジナイゼーションの後
    に、前記培養物をフィルターを通して吸引することをさ
    らに含む、請求項13記載の方法。
  17. 【請求項17】前記皮膚糸状菌は下記皮膚糸状菌類より
    成る群から選ばれる、請求項12記載の方法。 エピダーモフィートン・フロクスム (Epidermophyton floccusum) ミクロスポルム・オウズイニ (Microsporum audouini) ミクロスポルム・カニス (Microsporum canis) ミクロスポルム・ジストーツム (Microsporum distortum) ミクロスポルム・エクイヌム (Microsporum equinum) ミクロスポルム・ジプセウム(ジプスム) (Microsporum gypseum(gypsum)) ミクロスポルム・ナヌム (Microsporum nanum) トリコフィートン・コンセントリクム (Trichophyton concentricum) トリコフィートン・エクイヌム (Trichophyton equinum) トリコフィートン・ガリネ (Trichophyton gallinae) トリコフィートン・ジプスム(ジプセウム) (Trichophyton gypsum(gypseum)) トリコフィートン・メグニニ (Trichophyton megnini) トリコフィートン・メンタグロフィテス (Trichophyton mentagrophytes) トリコフィートン・キンケアヌム (Trichophyton quinckeanum) トリコフィートン・ルブルム (Trichophyton rubrum) トリコフィートン・シェーンレイニ (Trichophyton schoenleini) トリコフィートン・トンスランス (Trichophyton tonsurans) トリコフィートン・ベルコスム (Trichophyton verrucosum) トリコフィートン・ベルコスム・アルブム変種 (Trichophyton verrucosum var.album) トリコフィートン・ベルコスム・ジスコイデス変種 (Trichophyton verrucosum var.discoides) トリコフィートン・ベルコスム・オクラセウム変種 (Trichophyton verrucosum var.ochraceum) トリコフィートン・ビオラセウム (Trichophyton violaceum)
  18. 【請求項18】前記皮膚糸状菌はミクロスポルム・カニ
    スである、請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】前記抗原は複数の皮膚糸状菌類に由来す
    るものである、請求項12記載の方法。
  20. 【請求項20】前記皮膚糸状菌類は下記皮膚糸状菌類よ
    り成る群から選ばれる、請求項19記載の方法。 エピダーモフィートン・フロクスム (Epidermophyton floccusum) ミクロスポルム・オウズイニ (Microsporum audouini) ミクロスポルム・カニス (Microsporum canis) ミクロスポルム・ジストーツム (Microsporum distortum) ミクロスポルム・エクイヌム (Microsporum equinum) ミクロスポルム・ジプセウム(ジプスム) (Microsporum gypseum(gypsum)) ミクロスポルム・ナヌム (Microsporum nanum) トリコフィートン・コンセントリクム (Trichophyton concentricum) トリコフィートン・エクイヌム (Trichophyton equinum) トリコフィートン・ガリネ (Trichophyton gallinae) トリコフィートン・ジプスム(ジプセウム) (Trichophyton gypsum(gypseum)) トリコフィートン・メグニニ (Trichophyton megnini) トリコフィートン・メンタグロフィテス (Trichophyton mentagrophytes) トリコフィートン・キンケアヌム (Trichophyton quinckeanum) トリコフィートン・ルブルム (Trichophyton rubrum) トリコフィートン・シェーンレイニ (Trichophyton schoenleini) トリコフィートン・トンスランス (Trichophyton tonsurans) トリコフィートン・ベルコスム (Trichophyton verrucosum) トリコフィートン・ベルコスム・アルブム変種 (Trichophyton verrucosum var.album) トリコフィートン・ベルコスム・ジスコイデス変種 (Trichophyton verrucosum var.discoides) トリコフィートン・ベルコスム・オクラセウム変種 (Trichophyton verrucosum var.ochraceum) トリコフィートン・ビオラセウム (Trichophyton violaceum)
  21. 【請求項21】前記皮膚糸状菌類はミクロスポルム・カ
    ニス、ミクロスポルム・ジプスムおよびトリコフィート
    ン・メンタグロフィテスである、請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】前記適当なキャリアは水酸化アルミニウ
    ムゲルを含む、請求項12記載の方法。
  23. 【請求項23】前記適当なキャリアは等張溶液を含む、
    請求項12記載の方法。
  24. 【請求項24】前記適当なキャリアは乳酸添加リンゲル
    液を含む、請求項23記載の方法。
  25. 【請求項25】少なくとも1種の皮膚糸状菌の培養物を
    用意し; 前記培養物に、皮膚糸状菌を死滅させる作用物質を加
    え; 前記培養物をホモジナイズし; 前記培養物をフィルターを通して吸引し; そして 前記抗原調製物を適当なキャリアと組み合わせる ことから成る白癬ワクチンの製造方法。
  26. 【請求項26】少なくとも1種の皮膚糸状菌から分離し
    た抗原;および適当なキャリアを含有する白癬ワクチン
    を人間以外の動物に投与することから成る、該動物の白
    癬の治療方法。
  27. 【請求項27】前記皮膚糸状菌は下記皮膚糸状菌類より
    成る群から選ばれる、請求項26記載の方法。 エピダーモフィートン・フロクスム (Epidermophyton floccusum) ミクロスポルム・オウズイニ (Microsporum audouini) ミクロスポルム・カニス (Microsporum canis) ミクロスポルム・ジストーツム (Microsporum distortum) ミクロスポルム・エクイヌム (Microsporum equinum) ミクロスポルム・ジプセウム(ジプスム) (Microsporum gypseum(gypsum)) ミクロスポルム・ナヌム (Microsporum nanum) トリコフィートン・コンセントリクム (Trichophyton concentricum) トリコフィートン・エクイヌム (Trichophyton equinum) トリコフィートン・ガリネ (Trichophyton gallinae) トリコフィートン・ジプスム(ジプセウム) (Trichophyton gypsum(gypseum)) トリコフィートン・メグニニ (Trichophyton megnini) トリコフィートン・メンタグロフィテス (Trichophyton mentagrophytes) トリコフィートン・キンケアヌム (Trichophyton quinckeanum) トリコフィートン・ルブルム (Trichophyton rubrum) トリコフィートン・シェーンレイニ (Trichophyton schoenleini) トリコフィートン・トンスランス (Trichophyton tonsurans) トリコフィートン・ベルコスム (Trichophyton verrucosum) トリコフィートン・ベルコスム・アルブム変種 (Trichophyton verrucosum var.album) トリコフィートン・ベルコスム・ジスコイデス変種 (Trichophyton verrucosum var.discoides) トリコフィートン・ベルコスム・オクラセウム変種 (Trichophyton verrucosum var.ochraceum) トリコフィートン・ビオラセウム (Trichophyton violaceum)
  28. 【請求項28】前記皮膚糸状菌はミクロスポルム・カニ
    スである、請求項27記載の方法。
  29. 【請求項29】前記抗原は複数の皮膚糸状菌類から分離
    される、請求項26記載の方法。
  30. 【請求項30】前記皮膚糸状類は下記皮膚糸状菌類より
    成る群から選ばれる、請求項29記載の方法。 エピダーモフィートン・フロクスム (Epidermophyton floccusum) ミクロスポルム・オウズイニ (Microsporum audouini) ミクロスポルム・カニス (Microsporum canis) ミクロスポルム・ジストーツム (Microsporum distortum) ミクロスポルム・エクイヌム (Microsporum equinum) ミクロスポルム・ジプセウム(ジプスム) (Microsporum gypseum(gypsum)) ミクロスポルム・ナヌム (Microsporum nanum) トリコフィートン・コンセントリクム (Trichophyton concentricum) トリコフィートン・エクイヌム (Trichophyton equinum) トリコフィートン・ガリネ (Trichophyton gallinae) トリコフィートン・ジプスム(ジプセウム) (Trichophyton gypsum(gypseum)) トリコフィートン・メグニニ (Trichophyton megnini) トリコフィートン・メンタグロフィテス (Trichophyton mentagrophytes) トリコフィートン・キンケアヌム (Trichophyton quinckeanum) トリコフィートン・ルブルム (Trichophyton rubrum) トリコフィートン・シェーンレイニ (Trichophyton schoenleini) トリコフィートン・トンスランス (Trichophyton tonsurans) トリコフィートン・ベルコスム (Trichophyton verrucosum) トリコフィートン・ベルコスム・アルブム変種 (Trichophyton verrucosum var.album) トリコフィートン・ベルコスム・ジスコイデス変種(Tr
    ichophyton verrucosum var.discoides) トリコフィートン・ベルコスム・オクラセウム変種 (Trichophyton verrucosum var.ochraceum) トリコフィートン・ビオラセウム (Trichophyton violaceum)
  31. 【請求項31】前記皮膚糸状菌類はミクロスポルム・カ
    ニス、ミクロスポルム・ジプスムおよびトリコフィート
    ン・メンタグロフィテスである、請求項30記載の方法。
  32. 【請求項32】前記適当なキャリアは水酸化アルミニウ
    ムゲルを含む、請求項26記載の方法。
  33. 【請求項33】前記適当なキャリアは等張溶液を含む、
    請求項26記載の方法。
  34. 【請求項34】前記適当なキャリアは乳酸添加リンゲル
    液を含む、請求項33記載の方法。
  35. 【請求項35】前記ワクチンは皮膚糸状菌類を死滅させ
    る作用物質をさらに含む、請求項26記載の方法。
  36. 【請求項36】前記動物は妊娠している、請求項26記載
    の方法。
  37. 【請求項37】少なくとも1種の皮膚糸状菌に由来する
    抗原を含む抗原調製物をつくり;そして 前記抗原調製物を適当なキャリアと組み合わせる ことを含む手順により製造された白癬ワクチンを人間以
    外の動物に投与することから成る、該動物の白癬の治療
    方法。
  38. 【請求項38】前記抗原調製物は前記皮膚糸状菌の培養
    物をホモジナイズすることを含む手順によりつくられ
    る、請求項37記載の方法。
  39. 【請求項39】前記手順は皮膚糸状菌類を死滅させかつ
    不特定真菌類もしくは細菌類の混入を防ぐ作用物質を前
    記培養物に加えることをさらに含む、請求項38記載の方
    法。
  40. 【請求項40】前記作用物質はホルムアルデヒドであ
    る、請求項39記載の方法。
  41. 【請求項41】前記手順は、ホモジナイゼーションの後
    に、前記培養物をフィルターを通して吸引することをさ
    らに含む、請求項38記載の方法。
  42. 【請求項42】前記動物は妊娠している、請求項37記載
    の方法。
  43. 【請求項43】少なくとも1種の皮膚糸状菌の培養物を
    用意し; 前記培養物に、皮膚糸状菌を死滅させかつ不特定真菌類
    もしくは細菌類の混入を防ぐ作用物質を加え; 前記培養物をホモジナイズし; 前記培養物をフィルターを通して吸引し; そして 前記抗原調製物を適当なキャリアと組み合わせる ことを含む手順により製造された白癬ワクチンを人間以
    外の動物に投与することから成る、該動物の白癬の治療
    方法。
  44. 【請求項44】前記動物は妊娠している、請求項43記載
    の方法。
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