JP2969306B2 - 高強度コンクリート表面の仕上げ方法 - Google Patents

高強度コンクリート表面の仕上げ方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高強度コンクリート
を使用したコンクリート構造物の床面等を能率よく平滑
に仕上げる方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、鉄筋コンクリート高層構造物に使
用されるコンクリートは強度が500Kg/cm2 〜1
300Kg/cm2 のコンクリート(この明細書におい
ては高強度コンクリートという)が使用されるようにな
り、そのためこの高強度コンクリートはその水セメント
比が著しく低く、打設時には十分な流動性があるにもか
かわらず3時間程度経って仕上げをしようとする時に
は、表面が乾燥して流動性を失い硬く変質し、こてまた
は回転こて装置等で均そうとしても強い抵抗を生じるの
で、図2に示すように、こて6でコンクリート表面5c
を強く押えながら仕上げようとすると、こて6の移動し
た後にはこて6による引張破断によって亀裂7が発生す
る。
【0003】また、こてで表面を叩いて内部からの水を
上に浸出させようとすると、叩いた部分だけでなく内部
および周辺部が軟らかくなり変形抵抗は著しく小さくな
るが、コンクリートがこてに粘着するうえ軟らかくなつ
た部分は作業者の重量を支えることができなくなり表面
全体を軟泥状に変えてしまい表面を平滑にする作業を行
うことが困難となる。
【0004】また、表面が硬い場合でも内部はまだ軟ら
かい状態にある。そのため表面が流動性を失う前に表面
仕上げを行おうとすると、仕上げ作業をするために作業
者または回転こて装置等がその表面に乗った場合その重
量を支えることができず仕上げ作業を行うことは不可能
となる。そこで、従来は硬化した表面に作業者等が乗っ
た場合、その内部が作業者等による上載加重を支持でき
るようになった時点で、その乾燥硬化したコンクリート
表面に少量の水を散布した後、金こてによつて平滑に仕
上げるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のように高強力コ
ンクリートの表面仕上げは粘着性が著しく高いため仕上
げ作業が困難であるという欠点があり、その作業を容易
にするため従来のようにコンクリート表面仕上げの前に
少量の水を散布すると、コンクリート中のセメントが洗
われて強度が低下しコンクリートの品質を損ねる恐れが
高い欠点があった。この発明は、前記の欠点を解消し高
強度コンクリートの表面を迅速、容易に精度よくかつ品
質を損ねることなく仕上げることを課題とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めにこの発明は、粗均しされたコンクリート表面を水分
の蒸発を防止するシートで覆い、コンクリートがその表
面上に乗った作業者等を保持できる状態に硬化した後、
その表面に超音波振動体を押圧して表面を流動化させな
がら移動させて平滑にする高強度コンクリート表面の仕
上げ方法および超音波振動体の超音波振動が3μm〜2
5μm、振動数が12KHz〜48KHzである前記方
法に記載の高強度コンクリート表面の仕上げ方法からな
る手段を講じるものである。
【0007】
【実施例】この発明の実施例について図面を参照して説
明する。下記の表に示す調合の高強度コンクリートを混
練し型枠に打設し、木こてでその表面を粗均した後、ビ
ニールシートで表面を覆って水の蒸発を防ぎ、気温22
度Cの室内に静置した。 (註) 混和材としてはシリカフュ ーム〔2酸化けい素
の超微粉(平均粒径0.25μm)〕が使用される。 つぎに、3時間経過後、図1に示すように超音波振動子
1の先端部に超音波振動体2を取付けた超音波振動こて
3を高強度コンクリート4の粗均しした表面5a上に載
置し軽く押し当てながら移動させたところコンクリート
表面5aは表層だけ瞬時に流動化して軟らかくなるが内
部にまで振動が及ばず超音波振動こて3の作業をする作
業者を表面上に乗せて十分作業することができ、きわめ
て平滑な表面5bが得られた。
【0008】
【発明の効果】この発明は、従来のようにコンクリート
の表面に水を散布しなくてもよいので、コンクリートの
品質を低下させることがなく、コンクリートの表面を迅
速、容易に精度よく、かつ品質を損ねることなく仕上げ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例を示すもので、一部切断正
面図である。
【図2】従来例を示す一部切断正面図である。
【符号の説明】
1 超音波振動子 2 超音波振動体 3 超音波振動こて 4 高強度コンクリート 5a 粗均ししたコンクリート表面 5b 平滑なコンクリート表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷藤 文信 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店 東京本店内 (56)参考文献 特開 平3−147975(JP,A) 特許2588155(JP,B2) 特公 平6−13794(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/10 E04G 21/02 104

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗均しされたコンクリート表面を水分の
    蒸発を防止するシートで覆い、コンクリートがその表面
    上に乗った作業者等を保持できる状態に硬化した後、そ
    の表面に超音波振動体を押圧して表面を流動化させなが
    ら移動させて平滑にする高強度コンクリート表面の仕上
    げ方法。
  2. 【請求項2】 超音波振動体の超音波振動が3μm〜2
    5μm、振動数が12KHz〜48KHzである請求項
    1記載の高強度コンクリート表面の仕上げ方法。
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