JPS6321784B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6321784B2 JPS6321784B2 JP12041882A JP12041882A JPS6321784B2 JP S6321784 B2 JPS6321784 B2 JP S6321784B2 JP 12041882 A JP12041882 A JP 12041882A JP 12041882 A JP12041882 A JP 12041882A JP S6321784 B2 JPS6321784 B2 JP S6321784B2
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- Japan
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- mortar
- hard
- fire
- time
- coating layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、湿式耐火被覆材として材料費の安い
セメントモルタルを用いて短時間に能率よく耐火
被覆工事を行なえる施工性、経済性に優れた耐火
被覆層の施工方法を提案するものである。
セメントモルタルを用いて短時間に能率よく耐火
被覆工事を行なえる施工性、経済性に優れた耐火
被覆層の施工方法を提案するものである。
柱梁等の鉄骨の湿式耐火被覆材としてはモルタ
ルが材料費の面で最も有利であるが、一般にモル
タルは硬練りにするほど凝結時間が長くなり、ク
ラツクも生じやすく、かつ、吹付け後流れ落ちる
等、接着性が悪いため、吹付工法には適していな
い。また、左官用モルタル程度の硬練りモルタル
では、ホース内で凝固する等して作業性が乏し
い。このため、従来では、鉄骨にラスを取付け、
硬練りのモルタルをコテ塗りすることによつて耐
火被覆を行なつていたが、この方法は非能率的で
あるばかりでなく、左官工数の確保、モルタルの
揚重など多くの面で問題があるところから、現在
では殆んど用いられていない。
ルが材料費の面で最も有利であるが、一般にモル
タルは硬練りにするほど凝結時間が長くなり、ク
ラツクも生じやすく、かつ、吹付け後流れ落ちる
等、接着性が悪いため、吹付工法には適していな
い。また、左官用モルタル程度の硬練りモルタル
では、ホース内で凝固する等して作業性が乏し
い。このため、従来では、鉄骨にラスを取付け、
硬練りのモルタルをコテ塗りすることによつて耐
火被覆を行なつていたが、この方法は非能率的で
あるばかりでなく、左官工数の確保、モルタルの
揚重など多くの面で問題があるところから、現在
では殆んど用いられていない。
また、現在採用されている吹付工法では、湿式
耐火被覆材として、セメント及び石こうプラスタ
ーにロツクウールを混入した特殊な無機系複合材
料が使用されているので、材料費が嵩み、経済性
の面で難がある。
耐火被覆材として、セメント及び石こうプラスタ
ーにロツクウールを混入した特殊な無機系複合材
料が使用されているので、材料費が嵩み、経済性
の面で難がある。
そこで、本発明は、材料費の安い且つ硬練りの
セメントモルタルを用い乍らも、これを短時間だ
け一時的に高流動化させることによつて、吹付工
法による耐火被覆を可能にしたものであり、早強
セメントを用いた硬練りモルタルに表面活性剤、
例えばアルカリアリルスルホン酸塩高縮合物を主
成分とする高分子アニオン系の表面活性剤を添加
して一定時間だけ高流動化させ、この一定時間内
に高流動化早強セメントモルタルを木造又は鉄骨
のラス下地に吹付け、元の硬練りモルタル状に凝
固し始めた時点でローラ等により一定のモルタル
厚さに仕上げて耐火被覆層を形成することを特徴
としている。
セメントモルタルを用い乍らも、これを短時間だ
け一時的に高流動化させることによつて、吹付工
法による耐火被覆を可能にしたものであり、早強
セメントを用いた硬練りモルタルに表面活性剤、
例えばアルカリアリルスルホン酸塩高縮合物を主
成分とする高分子アニオン系の表面活性剤を添加
して一定時間だけ高流動化させ、この一定時間内
に高流動化早強セメントモルタルを木造又は鉄骨
のラス下地に吹付け、元の硬練りモルタル状に凝
固し始めた時点でローラ等により一定のモルタル
厚さに仕上げて耐火被覆層を形成することを特徴
としている。
この方法によれば、減水性の高い上記の表面活
性剤により、早強セメントを用いた硬練りモルタ
ルを高流動化させるので、ポンプによる圧送、ノ
ズルによる吹付けが可能であることはもとより、
凝結時間が比較的短く、短時間のうちに強度が発
現するのであり、いれでいて、富調合のモルタル
を用いてワーカビイリテイを高めた場合や軟練り
モルタルの場合のような固化に伴う集中亀裂が生
じない。
性剤により、早強セメントを用いた硬練りモルタ
ルを高流動化させるので、ポンプによる圧送、ノ
ズルによる吹付けが可能であることはもとより、
凝結時間が比較的短く、短時間のうちに強度が発
現するのであり、いれでいて、富調合のモルタル
を用いてワーカビイリテイを高めた場合や軟練り
モルタルの場合のような固化に伴う集中亀裂が生
じない。
従つて、木造建築の壁や鉄骨柱等に耐火被覆層
を形成するにあたり、材料費の安いセメントモル
タルを用いて短時間に能率よく耐火被覆工事を行
なえるように至つたのである。
を形成するにあたり、材料費の安いセメントモル
タルを用いて短時間に能率よく耐火被覆工事を行
なえるように至つたのである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
先ず、早強セメントを用いて単位水量が少ない
スランプ10cm以下の硬練りモルタル(通常のモル
タルよりも単位水量のみを減じる場合と単位水量
及び単位セメント量を減じる場合とがあり、前者
は初期強度の増進に、後者は材料及びコストの低
減に効果がある。)を混練し、混練後直ちに表面
活性剤、例えばアルキルアリルスルホン酸塩高縮
合物を主成分とする高分子アニオン系の表面活性
剤であるハイフルード〔商品名:製造元・竹本油
脂(株)〕等を適量添加し、撹拌してある一定時間
(例えば20〜60分)だけ高流動化させる。この高
流動化早強セメントモルタルを前記一定時間内で
ポンプでノズルへと圧送してラス下地(例えば鉄
骨1に溶接したメタルラス2)Aに吹付け、る。
そして、元の硬練りモルタルの軟度まで凝固し始
めた時点でローラにより下から上へと連続的に押
えつけて、一定のモルタル厚さに仕上げ、硬化し
た耐火被覆層3を形成するのである。
スランプ10cm以下の硬練りモルタル(通常のモル
タルよりも単位水量のみを減じる場合と単位水量
及び単位セメント量を減じる場合とがあり、前者
は初期強度の増進に、後者は材料及びコストの低
減に効果がある。)を混練し、混練後直ちに表面
活性剤、例えばアルキルアリルスルホン酸塩高縮
合物を主成分とする高分子アニオン系の表面活性
剤であるハイフルード〔商品名:製造元・竹本油
脂(株)〕等を適量添加し、撹拌してある一定時間
(例えば20〜60分)だけ高流動化させる。この高
流動化早強セメントモルタルを前記一定時間内で
ポンプでノズルへと圧送してラス下地(例えば鉄
骨1に溶接したメタルラス2)Aに吹付け、る。
そして、元の硬練りモルタルの軟度まで凝固し始
めた時点でローラにより下から上へと連続的に押
えつけて、一定のモルタル厚さに仕上げ、硬化し
た耐火被覆層3を形成するのである。
尚、耐火被覆工事を中断あるいは完了する場合
は、残留モルタルがホースや混練機内で凝固する
のを防ぐために別の遅延剤を追加する。これによ
り凝固を遅延させることができるので、ポンプ、
ホース、ノズル等の洗浄(水洗い)は、任意の適
当な時期に行なえるのである。
は、残留モルタルがホースや混練機内で凝固する
のを防ぐために別の遅延剤を追加する。これによ
り凝固を遅延させることができるので、ポンプ、
ホース、ノズル等の洗浄(水洗い)は、任意の適
当な時期に行なえるのである。
第2図は本発明方法を銅製耐震壁の耐火被覆に
適用した実施例を示す。
適用した実施例を示す。
図中、4は鋼製耐震壁であり、鋼製コアとその
両面に溶接されたフラツト鋼板とによつて中空サ
ンドイツチ構造に構成され、フラツト鋼板の表面
にはメタルラス2が溶接されている。メタルラス
2又はフラツト鋼板の表面には、ローラ5の軸長
より短い間隔を隔てて、不燃材料よりなる定規6
を溶接、接着、ビス止め等の手段により予め取り
付けておき、高流動したモルタルの吹付け後、元
の硬練りモルタル状に凝固し始めた時点で、ロー
ラ5を前記定規6に沿わせて下から上へと押し動
かし、定規6により規定される一定のモルタル厚
さの耐火被覆層3を形成するのである。
両面に溶接されたフラツト鋼板とによつて中空サ
ンドイツチ構造に構成され、フラツト鋼板の表面
にはメタルラス2が溶接されている。メタルラス
2又はフラツト鋼板の表面には、ローラ5の軸長
より短い間隔を隔てて、不燃材料よりなる定規6
を溶接、接着、ビス止め等の手段により予め取り
付けておき、高流動したモルタルの吹付け後、元
の硬練りモルタル状に凝固し始めた時点で、ロー
ラ5を前記定規6に沿わせて下から上へと押し動
かし、定規6により規定される一定のモルタル厚
さの耐火被覆層3を形成するのである。
尚、前記硬練りモルタルの配合及び表面活性剤
の添加量は任意に設定できる。例えば、硬練りモ
ルタルの配合を一般的なモルタル配合とした場
合、ハイフルードの標準添加量はセメント重量に
対して0.5〜0.7%である。
の添加量は任意に設定できる。例えば、硬練りモ
ルタルの配合を一般的なモルタル配合とした場
合、ハイフルードの標準添加量はセメント重量に
対して0.5〜0.7%である。
また、木造建築の外壁等についても、本発明は
同様に実施できる。
同様に実施できる。
図面は本発明の実施例を示し、第1図は斜視
図、第2図は別の実施例を示す斜視図である。 A……ラス下地、3……耐火被覆層。
図、第2図は別の実施例を示す斜視図である。 A……ラス下地、3……耐火被覆層。
Claims (1)
- 1 早強セメントを用いた硬練りモルタルに表面
活性剤を添加して、ある一定時間だけ硬練りモル
タルの凝固を阻止し且つ液状化させることによ
り、前記硬練りモルタルを一定時間だけ高い流動
性をもつモルタルに変化させ、この高流動化早強
セメントモルタルを前記一定時間内にラス下地に
吹付け、しかる後、元の硬練りモルタル状に凝固
し始めた時点でローラ等により一定のモルタル厚
さに仕上げて耐火被覆層を形成することを特徴と
する耐火被覆層の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12041882A JPS5910644A (ja) | 1982-07-09 | 1982-07-09 | 耐火被覆層の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12041882A JPS5910644A (ja) | 1982-07-09 | 1982-07-09 | 耐火被覆層の施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5910644A JPS5910644A (ja) | 1984-01-20 |
JPS6321784B2 true JPS6321784B2 (ja) | 1988-05-09 |
Family
ID=14785728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12041882A Granted JPS5910644A (ja) | 1982-07-09 | 1982-07-09 | 耐火被覆層の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5910644A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60126247A (ja) * | 1983-12-12 | 1985-07-05 | New Japan Chem Co Ltd | 脂肪族第3アミンの製造方法 |
JPH0660510B2 (ja) * | 1987-02-06 | 1994-08-10 | 鹿島建設株式会社 | シヨツトモルタルによる建築工法 |
JP7112951B2 (ja) * | 2018-12-14 | 2022-08-04 | 株式会社竹中工務店 | 耐火壁の構築方法 |
-
1982
- 1982-07-09 JP JP12041882A patent/JPS5910644A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5910644A (ja) | 1984-01-20 |
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